JP2006047373A - カラーホイール - Google Patents

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Abstract

【課題】 高精度のカラーホイールを低コストで提供する。
【解決手段】 カラーホイール10を構成する複数の扇形カラーフィルタセグメントのうちの1つのセグメント12に、他の扇形カラーフィルタセグメント14〜18の被当接部である凹辺部14a〜18aと直接的に当接する、凸辺部12aが形成されている。よって、扇形カラーフィルタセグメント12〜18のみでカラーホイール10の完成形状を、高精度に構成することが可能となる。また、カラーホイール10の高速回転時の振動や騒音の発生を防ぐための、最終的なずれのアライメント工程を簡略化または不用とすることができ、カラーホイールの製造工数の増大を防ぐことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、時分割型の分光装置のフィルタ素子として好適なカラーホイールに関するものである。
従来、投射型の画像表示装置における色合成の方式は、画素毎の光量を調節して画像を生成するライトバルブ素子を1つ使用し、画素ごとにR(赤色)光、G(緑色)光、B(青色)光に分光する単板式、R光用、G光用、B光用にライトバルブ素子を3つ使用して並列に生成したR画像、G画像、B画像を合成する3板式などの方式が一般的であった。近年、たとえば強誘電性液晶表示素子やデジタルマイクロミラーデバイスなどの高速スイッチング可能なライトバルブ素子が実用化されるにつれて、1つのライトバルブ素子にR光、G光、B光を順次入射させ、そのライトバルブ素子を入射光の切り替えに同期させて駆動してR画像、G画像、B画像を時系列的に生成し、それらを順次スクリーン等に投射する時分割型の単板方式が広く使用されるようになってきている。この場合、画像の色合成はいわゆる残像効果により観察者の視覚系において実行されるものである。この方式によれば、比較的単純な光学系を用いて装置の小型化、軽量化を達成できるため、投射型の画像表示装置を低コストで実現する上で好適な方式である。カラーホイールは、このような画像表示装置において、白色光源から出射する光を、R、G、Bそれぞれの波長帯域の光に順次分光する時分割型分光装置用のフィルタ素子として、好適に使用されるものである。
このようなカラーホイールを備えた時分割型の分光装置の例を図5に示す。図5において、分光装置200はカラーホイール150と、ハブ105と、モータ106とを備えている。カラーホイール150は、たとえば光学ガラスなどの光透過性材料からなる円盤状の基板101上に、たとえばR光のみを透過させるフィルタ領域102、G光のみを透過させるフィルタ領域103、B光のみを透過させるフィルタ領域104が形成され、ハブ105を介してモータ106に固定されている。この分光装置200は、モータ106の回転につれてカラーホイール150が高速回転し、カラーホイール150に入射する白色光Sの入射面に対するフィルタ領域がR透過フィルタ領域102、G透過フィルタ領域103、B透過フィルタ領域104と順次切り替ることによって、入射白色光SをそれぞれR光、G光、B光に順次分光するものである。
ところで、カラーホイールの構造には、当初から一体のディスク上に、各色フィルタが形成された「モノリシックタイプ」と、別々に作成された複数の扇形カラーフィルタセグメントを同心円状に配列して、互いに固定することにより構成された「セグメントタイプ」とが存在している。
後者のセグメントタイプは、図6に例示するように、複数(図6では4つ)の独立した扇形カラーフィルタセグメント112、114、116、118を、支持体120およびカバー122を用いて固定することによって、カラーホイール160を構成したものである。
図6のカラーホイール160は、図7に分解断面図でも示すように、支持体120の小径円筒部120aに対し、各扇形カラーフィルタセグメント112〜118の内周辺112a〜118aを当接させることによって、各扇形カラーフィルタセグメントの、(カラーホイールの)半径方向の位置決めを行い、かつ、支持体120の環状座部120bに対し、各扇形カラーフィルタセグメント112〜118の内周辺寄りの側面を当接させることにより、各扇形カラーフィルタセグメントの厚み方向の位置合わせを行うものである。
さらに、支持体120の中心穴120cに対し、カバー122の小径部122aを嵌合させ、カバー122の環状座部122bと支持体120の環状座部120bとで、各扇形カラーフィルタセグメント112〜118の内周辺寄りの側面を挟持し、さらに、各扇形カラーフィルタセグメント112〜118と支持体120とカバー112とを接着固定することにより、各扇形カラーフィルタセグメント112〜118は一体化される。そして、カバー122の中心穴122cを、図5に示すハブ105に挿通することにより、モータ106に固定される(例えば、特許文献1、2参照。)。
特開2004−101827号公報(〔0010〕、図6) 特開平10−48542号公報(〔請求項1〕、図2)
ところで、モノリシックタイプのカラーホイールは、当初から一体のディスクであることから、形状精度の確保が容易であり、回転時の振動、騒音の発生を抑えることができる点で優れるが、1枚のディスク上に各色フィルタを形成する工程が複雑で、製造コストの低減が困難であるといった欠点を有する。
一方、セグメントタイプは、コスト的にモノリシックタイプよりも有利であるが、各扇形カラーフィルタセグメントに高い位置合わせ精度が要求され、カラーホイールの高速回転時の振動や騒音の発生を防ぐために、最終的にずれのアライメント工程が必要となり、カラーホイールの製造工数を増大させる要因となっていた。また、各扇形カラーフィルタセグメントの高精度の位置決めには、支持体が必要不可欠であり、部品点数を増加させるとともに、各扇形カラーフィルタセグメントと支持体とが、全く異なる製造工程および加工装置を用いて製造されるものであることから、互いに組み合わされる時点での部品精度を確保するために、各々の加工装置に極めて高い加工精度が要求されるものであった。これらの要因が、セグメントタイプのカラーホイールの更なるコスト低減を阻害することとなっていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、高精度のカラーホイールを低コストで提供することにある。
上記課題を解決するための、本発明の請求項1に係るカラーホイールは、複数の扇形カラーフィルタセグメントを同心円状に配列して構成されたカラーホイールであって、前記複数の扇形カラーフィルタセグメントの少なくとも1つに、他の扇形カラーフィルタセグメントと直接的に当接する、凸辺部が形成されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、カラーホイールを構成する複数の扇形カラーフィルタセグメントの少なくとも1つに、他の扇形カラーフィルタセグメントと直接的に当接する、凸辺部が形成されることによって、各扇形カラーフィルタセグメントの位置決めを行うための位置決め基準を有する支持体を、必ずしも利用せずとも、カラーホイールの完成形状を構成することが可能となる。また、カラーホイールの形状を構成するための位置決め基準となる部品が、扇形カラーフィルタセグメントのみとなる結果、カラーホイールに必要な部品を供給するための加工機も、扇形カラーフィルタセグメントの加工機のみとなるので、他の加工機によって供給された部品と扇形カラーフィルタセグメントとを組み合わせる場合と比べ、扇形カラーフィルタセグメント用加工機の精度管理が容易となる。
また、本発明においては、扇形カラーフィルタセグメントに前記凸辺部を形成したことにより、各扇形カラーフィルタセグメント間に要求されるカラーホイールの半径方向および円周方向の位置精度を保証することができる。
すなわち、本発明によれば、扇形カラーフィルタセグメントの凸辺部を他の扇形カラーフィルタセグメントに対し直接的に当接させてカラーホイールを構成することから、各扇形カラーフィルタセグメントの形状自体によって、カラーホイールの形状精度が保証されることとなる。
また、本発明では、前記凸辺部はカラーホイールの中心部を占めると共に、カラーホイールの中心軸が通る位置に貫通穴が形成されていることとしてもよい。このように、貫通穴を形成することにより、カラーホイールと支持体との位置合わせや一体化が容易となる。
また、本発明においては、前記少なくとも1つの扇形カラーフィルタセグメントの凸辺部および該凸辺部が当接する他の扇形カラーフィルタセグメントの被当接部には、相補的な形状を有する凹凸部が形成されていることとしても良い。
本発明は、各扇形カラーフィルタセグメントの凸辺部および該凸辺部と当接する被当接部の形状の多様化を図りつつ、上記作用効果を得るものである。
また、前記凸辺部とこれに当接する被当接部の辺長が十分に得られる場合には、支持体を用いなくても、前記凸辺部とこれに当接する被当接部の辺分での接着固定により、各扇形カラーフィルタセグメントの一体化が可能となり、カラーホイールとして完成した状態で、モノリシックタイプのカラーホイールと同様の構造となることから、セグメントタイプのカラーホイールであるにもかかわらず、モノリシックタイプのカラーホイールと同様の取扱いが可能となる。
さらには、前記相補的な形状を有する凹凸部は、カラーホイールの半径方向に対するアンダーカット部が形成されていることとすれば、カラーホイールが高速回転する際に、各扇形カラーフィルタセグメントに作用する遠心力に抗して、各各扇形カラーフィルタセグメントの抜け止めを確実にすることができる。
本発明はこのように構成したので、高精度のカラーホイールを低コストで提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。ここで、従来技術と同一部分若しくは相当する部分については、同一符号で示し、詳しい説明を省略する。
本発明の実施の形態に係るカラーホイール10は、図1(a)に平面図を、図1(b)に断面図を示すように、複数の扇形カラーフィルタセグメント12、14、16、18(以下、単に「セグメント」ともいう。)を同心円状に配列して互いに固定することにより構成された、セグメントタイプのカラーホイールである。そして、1つの扇形カラーフィルタセグメント12には、セグメント14〜18に形成された凹辺部14a、16a、18aと直接的に当接する、凸辺部12aが形成されている。
さらに具体的には、セグメント12の凸辺部12aは、セグメント12と一体に形成されており、なおかつ、各扇形カラーフィルタセグメント14〜18と共にカラーホイール10を構成した状態で、カラーホイール10の中心部を占めると共に、カラーホイール10の中心軸が通る位置に貫通穴20が形成されている。
そして、セグメント12の凸辺部12aと、セグメント14の凹辺部14aとが当接することで、セグメント12、14間における、カラーホイール10の半径方向の位置決めがなされる。また、セグメント12の直線状側辺部12bと、セグメント14の直線状側辺部14cとが当接することで、セグメント12、14間における、カラーホイール10の円周方向の位置決めがなされる。
同様にして、セグメント12の凸辺部12aと、セグメント18の凹辺部18aとが当接することで、セグメント12、18間における、カラーホイール10の半径方向の位置決めがなされる。また、セグメント12の直線状側辺部12cと、セグメント18の直線状側辺部18bとが当接することで、セグメント12、18間における、カラーホイール10の円周方向の位置決めがなされる。
さらには、セグメント12の凸辺部12aと、セグメント16の凹辺部16aとが当接することで、セグメント12、16間における、カラーホイール10の半径方向の位置決めがなされる。また、セグメント16の直線状側辺部16cとセグメント14の直線状側辺部14b、および、セグメント16の直線状側辺部16bとセグメント18の直線状側辺部18cとが当接することで、セグメント14、16、18間における、カラーホイール10の円周方向の位置決めがなされる。このように、凸辺部12aが形成された扇形カラーフィルタセグメント12は、各扇形カラーフィルタセグメント12〜18間に要求されるカラーホイール10の半径方向および円周方向の位置精度を保証する形状を有するものである。
なお、カラーホイール10の製造手順は、カラーホイールを構成する扇状カラーフィルタセグメントの各々12〜18を、スクライバー等の曲線加工機を用いて、ガラス基板から切出し、各ガラス基板に蒸着等の真空製膜技術を用いてダイクロイックフィルタを成形した後、扇形カラーフィルタセグメント12の凸辺部12aと、その他の扇形カラーフィルタセグメント14〜18の凹辺部14a〜14cとを直接的に当接させ、かつ、支持体22を用いる場合には、支持体22の平滑面に各扇形カラーフィルタセグメント12〜18を接着するものである。このとき、セグメント12の凸辺部12aに形成された貫通穴20は、支持体22の突起24に嵌合させるが、支持体22は、あくまでも各扇形カラーフィルタセグメント12〜18を結合する機能を有するのみであり、支持体22がカラーホイール10を構成する各扇形カラーフィルタセグメント12〜18同士の位置決めに寄与するものではない。
なお、各扇形カラーフィルタセグメント12〜18を作製する工程は前述の工程に限定されるものではなく、例えば、加工を施していない平板状のガラス基板全面にダイクロイックフィルタを成形した後に、スクライバー等の曲面加工機を用いて所定形状に切り出す工程とした場合であっても、カラーホイール10の形状精度が保証されることとなる。
上記構成をなす、本発明の実施の形態によれば、次のような作用効果を得ることができる。まず、本発明の実施の形態によれば、カラーホイール10を構成する複数の扇形カラーフィルタセグメントのうちの1つのセグメント12に、他の扇形カラーフィルタセグメント14〜18の被当接部である凹辺部14a〜18aと直接的に当接する、凸辺部12aが形成されることによって、扇形カラーフィルタセグメント12〜18のみでカラーホイール10の完成形状を、高精度に構成することが可能となる。したがって、カラーホイール10の高速回転時の振動や騒音の発生を防ぐための、最終的なずれのアライメント工程を簡略化または不用とすることができ、カラーホイールの製造工数の増大を防ぐことができる。
また、カラーホイール10の形状を構成するための位置決め基準となる部品が、扇形カラーフィルタセグメント12〜18のみとなる結果、カラーホイール10に必要な部品を供給するための加工機も、扇形カラーフィルタセグメントの加工機のみとなり、他の加工機によって供給された部品(例えば、図6、図7の支持体120)と、扇形カラーフィルタセグメントとを組み合わせる場合と比べ、扇形カラーフィルタセグメント用加工機の精度管理が容易となるという効果も得られる。
また、前述のごとく、凸辺部12aが形成されたセグメント12は、各扇形カラーフィルタセグメント12〜18間に要求される、カラーホイール10の半径方向および円周方向の位置精度を保証し得る形状を有することから、セグメント12の凸辺部12aとセグメント14〜18の凹辺部14a〜18aとを直接的に当接させてカラーホイール10を構成する際に、各扇形カラーフィルタセグメント12〜18の形状自体によって、カラーホイール10の形状精度が保証されることとなる。
しかも、セグメント12の凸辺部12aは、カラーホイール10の中心部を占めると共に、カラーホイール10の中心軸が通る位置に貫通穴20が形成されていることから、中心部に円柱状の凸部が形成された支持体との位置合わせや一体化が容易となる。
さて、図2〜図4には、本発明の実施の形態に係るカラーホイールの応用例を示している。まず、図2に示すカラーホイール30は、3つの扇形カラーフィルタセグメント32、34、36で構成されるものであり、セグメント32に形成された凸辺部32を、セグメント34、36の凹辺部34a、36aに直接的に当接させて、カラーホイール30を構成したものである。
この例からも明らかなように、本発明の実施の形態は、カラーホイールを構成する扇形カラーフィルタセグメントの数に制限を受けるものではない。また、各扇形カラーフィルタセグメントの面積が異なるような場合であっても、適用可能であり、各セグメントの波長帯域に関しても、白色帯(全透過)を含めて任意に選択することができる。その他、図1の例と同様の作用効果については、詳しい説明を省略する。
次に、図3に示すカラーホイール40は、図1に例示したカラーホイール10と同様に、4つの扇形カラーフィルタセグメント42、44、46、48によって構成され、1つのセグメント42には、セグメント44〜48に形成された凹辺部44a、46a、48aと直接的に当接する、凸辺部42aが形成されている。さらに、図1に例示したカラーホイール10との相違点として、凸辺部42aおよび凹辺部44a〜48aには、さらに、相補的な形状を有する凹凸部42d、44d、46d、48dが形成されている。
この例からも明らかなように、凸辺部42aおよび凹辺部44a〜48aは、単純な曲線形状のみならず、直線形状や、直線形状および曲線形状を複雑に組み合わせた形状とすることも可能である。また、扇形カラーフィルタセグメントの凸辺部と当接する他の扇形カラーフィルタセグメントの被当接部が、必ずしも凹辺部である必要もなく、各扇形カラーフィルタセグメントの凸辺部および凹辺部の形状の多様化を図りつつ、上記作用効果を得るものである。しかも、図3の例では、相補的な形状を有する凹凸部42d、44d、46d、48dは、カラーホイール40の半径方向に対するアンダーカット部が形成される形状を有していることから、カラーホイール40が高速回転する際に、各扇形カラーフィルタセグメント42〜48に作用する遠心力に抗して、各セグメントの抜け止めを確実にすることができるといった効果を奏するものである。
また、本発明に係るカラーホイールの場合には、接着剤を用いた各セグメントの一体化を、支持体22(図1)と接合する方法により行うとともに、前記凸辺部とこれに当接する被当接部の辺分においてセグメント同士を接合することによって、互いの接着をより強固に補強するものである。この場合には、前記凸辺部とこれに当接する各セグメントの被当接部の辺長を長くするほど接着面積が広くなり、接着の信頼性が向上することになることから、本実施態様の場合にはその点でも有利である。しかも、本実施態様のごとく、凸辺部42aと、これに当接する被当接部である凹辺部44a〜48aとにおけるセグメント42〜48同士の接合のみで、十分な接着強度が得られる場合には、従来のセグメントタイプのカラーホイールにおいて、セグメント同士の位置決めに必要不可欠であった支持体を不用とし、カラーホイール10として完成した状態で、モノリシックタイプのカラーホイールと同様の構造(支持体を持たない構造)とすることも可能となり、モノリシックタイプのカラーホイールと同様の手段により、カラーホイールモータと結合することができる。
すなわち、カラーホイール10は、セグメントタイプのカラーホイールであるにもかかわらず、モノリシックタイプのカラーホイールと同様の取扱いが可能となり、部品の共通化が図られる結果、カラーホイール10を用いた分光装置全体としてのコストダウンにも貢献することが可能となる。
その他、図1の例と同様の作用効果については、詳しい説明を省略する。
さらに、図4に示すカラーホイール50は、図1に例示したカラーホイール10と同様に、4つの扇形カラーフィルタセグメント52、54、56、58によって構成されている。しかしながら、1つのセグメント52には、セグメント54、58に形成された凹辺部54a、58aと直接的に当接する、凸辺部52aが形成されているのみならず、凸辺部52aにさらに凹辺部52eを形成し、セグメント56には、セグメント52の凹辺部52eと直接的に当接する、凸辺部56aを形成したものである。すなわち、図4に示すカラーホイール50は、2つのセグメント52、56に凸辺部52a、56aを形成したものである。なお、図4の例では、貫通穴20は、セグメント56の凸辺部56aに形成されている。その他、図1の例と同様の作用効果については、詳しい説明を省略する。
さらに、図示は省略するが、カラーホイールを構成する各扇形カラーフィルタセグメントの接着強度が十分に保証されるものであれば、各セグメントの凸辺部および凹辺部の全部を密着させる必要もない。
以上のごとく、本発明の実施の形態では、カラーホイールを構成する各扇形カラーフィルタセグメントの凸辺部および凹辺部の形状を自由に設定して、高精度のカラーホイールを低コストで提供することを可能としたものである。
本発明の実施の形態に係るカラーホイールを示す図であり、(a)は平面図、(b)は断面図である。 図1に示すカラーホイールの応用例を示す平面図である。 図1に示すカラーホイールの別の応用例を示す平面図である。 図1に示すカラーホイールのさらに別の応用例を示す平面図である。 カラーホイールを使用した従来の分光装置を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 従来のセグメントタイプのカラーホイールを示す平面図である。 図6に示すカラーホイールの分解断面図である。
符号の説明
10:カラーホイール、 12、14、16、18:扇形カラーフィルタセグメント、12a:凸辺部、 14a、16a、18a:凹辺部、 14b、14c、16b、16c、18b、18c:直線状側辺部、 20:貫通穴、22:支持体

Claims (5)

  1. 複数の扇形カラーフィルタセグメントを同心円状に配列して構成されたカラーホイールであって、
    前記複数の扇形カラーフィルタセグメントの少なくとも1つに、他の扇形カラーフィルタセグメントと直接的に当接する、凸辺部が形成されていることを特徴とするカラーホイール。
  2. 前記凸辺部が形成された扇形カラーフィルタセグメントは、各扇形カラーフィルタセグメント間に要求されるカラーホイールの半径方向および円周方向の位置精度を保証し得る形状を有することを特徴とする請求項1記載のカラーホイール。
  3. 前記凸辺部はカラーホイールの中心部を占めると共に、カラーホイールの中心軸が通る位置に貫通穴が形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のカラーホイール。
  4. 前記少なくとも1つの扇形カラーフィルタセグメントの凸辺部および該凸辺部が当接する他の扇形カラーフィルタセグメントの被当接部には、相補的な形状を有する凹凸部が形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載のカラーホイール。
  5. 前記相補的な形状を有する凹凸部は、カラーホイールの半径方向に対するアンダーカット部が形成されていることを特徴とする請求項4記載のカラーホイール。
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