JP2006047067A - 人体検出装置及び人体検出方法 - Google Patents

人体検出装置及び人体検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】近赤外線により撮像した画像を用いて人の検出を行う。
【解決手段】互いに波長が異なる複数の近赤外光源551,552と、被写体像を結像する撮像レンズ56と、被写体画像を形成する撮像素子57と、可視光線の透過を遮断する赤外線透過フィルタ58と、この撮像素子により形成された被写体画像を記憶するとともに、近赤外線の波長と人の皮膚の分光反射率とが対応付けられた分光反射率情報を記憶する記憶手段62と、各波長の近赤外線毎に撮像した各被写体画像中の所定画素における画素値の大小関係を抽出する特性抽出手段6と、この特性抽出手段により抽出された画素値の大小関係と、分光反射率情報とを比較して、画素が皮膚を撮像したものであるか否かを判定し、皮膚であると判定された画素が集中して所定の面積を占める領域を皮膚領域と判断する判断手段6と、を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、人体検出装置及び人体検出方法に関する。
従来から、高度なセキュリティが要求される場所等には、監視カメラが設けられており、この監視カメラを通してその場所における人の有無や人の行動を遠隔地から常時監視できるようになっている。しかし、人が偽装したような場合には、その人の特定が困難であり、監視カメラでは十分とはいえない。そこで、人が偽装した場合であっても、その偽装を見破る方法が開示されている。具体的には、近赤外線を人の頭部に照射し、近赤外線スペクトルの上方帯域の少なくとも一部で、人の頭部の少なくとも一つの部分で近赤外線の反射を検出することで、頭部に被せられた偽装のための人工材料の存在を検出し、偽装を見破ることができるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
この近赤外線は、人の特定を行うものとして、他にも、人の前腕の裏の皮膚に近赤外線を照射し、反射して皮膚を通って出る光を捕捉し、近赤外線分光法を用いて捕捉した光のスペクトルを分析することにより、個人を特定して人の認証を行うものがある(例えば、特許文献2参照。)。
他には、人の皮膚等の計測対象領域に近赤外線を照射し、反射した近赤外線を捕捉して、近赤外線分光法により人の生体機能を示す生体活動を計測するものもある(例えば、特許文献3参照。)。
特表2003−536303号公報 特表2003−511176号公報 特開2003−339677号公報
しかし、上記特許文献における近赤外線を利用した装置は、暗い場所での撮像を目的としており、撮像された画像は単一波長の白黒画像であったため、撮像画像から人の存在を検出することができなかった。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、近赤外線により撮像した画像を用いて人の検出を行うことができる人体検出装置及び人体検出方法を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、撮像画像中に人が撮像されているか否かを検出する人体検出装置において、互いに波長が異なる複数の近赤外光源と、この近赤外光源から発せられた光が被写体に当たって反射した反射光を収束して被写体像を結像する撮像レンズと、近赤外線領域に受光感度を有し、前記撮像レンズにより結像された被写体像に基づいて被写体画像を形成する撮像素子と、可視光線の透過を遮断する赤外線透過フィルタと、この撮像素子により形成された被写体画像を記憶するとともに、近赤外線の波長と人の皮膚の分光反射率とが対応付けられた分光反射率情報を記憶する記憶手段と、各波長の近赤外線毎に撮像した各被写体画像中の所定画素における画素値の大小関係を抽出する特性抽出手段と、この特性抽出手段により抽出された前記画素値の大小関係と、前記分光反射率情報とを比較して、前記画素が皮膚を撮像したものであるか否かを判定し、皮膚であると判定された画素が集中して所定の面積を占める領域を皮膚領域と判断する判断手段と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、それぞれの近赤外線光源毎に被写体を照射すると、被写体に当たって反射した反射光は、撮像レンズにより収束されて被写体像が結像される。近赤外光源に受光感度を有する撮像素子は、撮像レンズにより結像された被写体像に基づいて被写体画像を形成し、被写体画像は記憶手段に記憶される。
ここで、被写体画像に皮膚が撮像されているか否かを検出する際には、特性抽出手段により、各波長の近赤外線毎に撮像した各被写体画像中の所定画素における画素値の大小関係を抽出する。そして、判断手段により、特性抽出手段により抽出された画素値の大小関係と、分光反射率情報とを比較して、画素が皮膚を撮像したものであるか否かを判定し、皮膚であると判定された画素が集中して所定の面積を占める領域を皮膚領域と判断する。また、被写体画像に皮膚が撮像されているか否かを検出するにあたり、赤外線透過フィルタは、可視光線の透過を遮断するため、撮像素子は近赤外線のみを受光する。
これにより、被写体画像における所定画素の画素値の大小関係から皮膚が撮像されているか否かを検出することができるので、簡単な方法で被写体画像中において皮膚が撮像されているか否かの判断をすることができる。また、赤外線透過フィルタにより、検出に不要な波長の光成分を遮断することができるので、被写体画像において皮膚が撮像されているか否かの検出精度を高めることができる。
また、近赤外線を用いるので、暗い場所でも皮膚を検出することができ、従来の近赤外線による撮像の欠点を補うことができる。
請求項2に記載の発明は、撮像画像中に人が撮像されているか否かを検出する人体検出装置において、互いに波長が異なる複数の近赤外光源と、この近赤外光源から発せられた光が被写体に当たって反射した反射光を収束して被写体像を結像する撮像レンズと、近赤外線領域に受光感度を有し、前記撮像レンズにより結像された被写体像に基づいて被写体画像を形成する撮像素子と、この撮像素子により形成された被写体画像を記憶するとともに、近赤外線の波長と人の皮膚の分光反射率とが対応付けられた分光反射率情報を記憶する記憶手段と、各波長の近赤外線毎に撮像した各被写体画像中の所定画素における画素値の大小関係を抽出する特性抽出手段と、この特性抽出手段により抽出された前記画素値の大小関係と、前記分光反射率情報とを比較して、前記画素が皮膚を撮像したものであるか否かを判定し、皮膚であると判定された画素が集中して所定の面積を占める領域を皮膚領域と判断する判断手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、それぞれの近赤外線光源毎に被写体を照射すると、被写体に当たって反射した反射光は、撮像レンズにより収束されて被写体像が結像される。近赤外光源に受光感度を有する撮像素子は、撮像レンズにより結像された被写体像に基づいて被写体画像を形成し、被写体画像は記憶手段に記憶される。
ここで、被写体画像に皮膚が撮像されているか否かを検出する際には、特性抽出手段により、各波長の近赤外線毎に撮像した各被写体画像中の所定画素における画素値の大小関係を抽出する。そして、判断手段により、特性抽出手段により抽出された画素値の大小関係と、分光反射率情報とを比較して、画素が皮膚を撮像したものであるか否かを判定し、皮膚であると判定された画素が集中して所定の面積を占める領域を皮膚領域と判断する。
これにより、被写体画像における所定画素の画素値の大小関係から皮膚が撮像されているか否かを検出することができるので、簡単な方法で被写体画像中において皮膚が撮像されているか否かの判断をすることができる。また、近赤外線を用いるので、暗い場所でも皮膚を検出することができ、従来の近赤外線による撮像の欠点を補うことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の人体検出装置において、前記近赤外光源により被写体を照射して撮像した第1の被写体画像の画像データから前記近赤外光源により被写体を照射せずに撮像した第2の被写体画像の画像データを減じて被写体画像中の画像データの可視光成分による影響を除去する可視光成分除去手段を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、可視光成分除去手段により、近赤外光源により被写体を照射して撮像した第1の被写体画像の画像データから近赤外光源により被写体を照射せずに撮像した第2の被写体画像の画像データを減じることにより、被写体画像の画像データは、近赤外光源の照射による影響だけが反映されていることになる。
これにより、被写体の撮像時に可視光成分を除去するためのフィルタ等を設けなくても、可視光成分を除去した被写体画像を得ることができるので、部品の削減、また部品の削減に伴うコストの低減を図ることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の人体検出装置において、可視光線の透過を遮断する赤外線透過フィルタを備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、被写体画像における人の有無の検出に不要な波長の光成分を遮断することができるので、被写体画像における人の有無の検出精度を高めることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4のいずれか一項に記載の人体検出装置において、前記判断手段により皮膚領域であると判断された領域の座標を算出する座標算出手段を備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、座標算出手段を備えることにより、判断手段により判断された皮膚領域が存在する座標を算出することができる。
これにより、皮膚領域が存在する位置を知ることができるので、結果的に人がいる場所を特定することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の人体検出装置を用いた人体検出方法において、近赤外光源毎に被写体を照射する照射工程と、この照射工程により、被写体に当たって反射した反射光を収束して被写体像を結像し、この被写体像に基づいて被写体画像を形成する撮像画像形成工程と、この撮像画像形成工程により形成された被写体画像を記憶する記憶工程と、各波長の近赤外線毎に撮像した各被写体画像中の所定画素における画素値の大小関係を抽出する特性抽出工程と、この特性抽出工程により抽出された前記画素値の大小関係と、前記分光反射率情報とを比較して、前記画素が皮膚を撮像したものであるか否かを判定し、皮膚であると判定された画素が集中して所定の面積を占める領域を皮膚領域と判断する判断工程と、を備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、照射工程により、それぞれの近赤外線光源毎に被写体を照射する。そして、被写体に当たって反射した反射光は、撮像画像形成工程により、撮像レンズにより収束されて被写体像が結像され、撮像素子は、撮像レンズにより結像された被写体像に基づいて被写体画像を形成する。そして、記憶工程により、撮像画像形成工程により形成された被写体画像を記憶する。
ここで、被写体画像に皮膚が撮像されているか否かを検出する際には、特性抽出工程により、各波長の近赤外線毎に撮像した各被写体画像中の所定画素における画素値の大小関係を抽出する。そして、判断工程により、特性抽出工程により抽出された画素値の大小関係と、分光反射率情報とを比較して、画素が皮膚を撮像したものであるか否かを判定し、皮膚であると判定された画素が集中して所定の面積を占める領域を皮膚領域と判断する。
これにより、被写体画像における所定画素の画素値の大小関係から皮膚が撮像されているか否かを検出することができるので、簡単な方法で被写体画像中において皮膚が撮像されているか否かの判断をすることができる。また、近赤外線を用いるので、暗い場所でも皮膚を検出することができ、従来の近赤外線による撮像の欠点を補うことができる。
請求項1に記載の発明によれば、被写体画像における所定画素の画素値の大小関係から皮膚が撮像されているか否かを検出することができるので、簡単な方法で被写体画像中において皮膚が撮像されているか否かの判断をすることができる。また、赤外線透過フィルタにより、検出に不要な波長の光成分を遮断することができるので、被写体画像において皮膚が撮像されているか否かの検出精度を高めることができる。また、近赤外線を用いるので、暗い場所でも皮膚を検出することができ、従来の近赤外線による撮像の欠点を補うことができる。
請求項2に記載の発明によれば、被写体画像における所定画素の画素値の大小関係から皮膚が撮像されているか否かを検出することができるので、簡単な方法で被写体画像中において皮膚が撮像されているか否かの判断をすることができる。また、近赤外線を用いるので、暗い場所でも皮膚を検出することができ、従来の近赤外線による撮像の欠点を補うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、被写体の撮像時に可視光成分を除去するためのフィルタ等を設けなくても、可視光成分を除去した被写体画像を得ることができるので、部品の削減、また部品の削減に伴うコストの低減を図ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、被写体画像における人の有無の検出に不要な波長の光成分を遮断することができるので、被写体画像における人の有無の検出精度を高めることができる。
請求項5に記載の発明によれば、皮膚領域が存在する位置を知ることができるので、結果的に人がいる場所を特定することができる。
請求項6に記載の発明によれば、被写体画像における所定画素の画素値の大小関係から皮膚が撮像されているか否かを検出することができるので、簡単な方法で被写体画像中において皮膚が撮像されているか否かの判断をすることができる。また、近赤外線を用いるので、暗い場所でも皮膚を検出することができ、従来の近赤外線による撮像の欠点を補うことができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る人体検出装置及び人体検出方法の最良の形態について詳細に説明する。なお、実施形態では、自走式掃除機に設けられた人体検出装置を例に挙げて説明する。
〔実施形態1〕
<自走式掃除機の構成>
自走式掃除機100(以下、掃除機100という。)は、室内等にて所定の走行パターンに基づいて自律走行して掃除を行うものであり、図1〜図5に示すように、略円筒状に形成され、上面が閉じられた筐体1と、この筐体1の内部に設けられ、掃除機100を所望する方向に移動させる走行部2と、移動中に走行面である掃除面上の塵埃等を掃除する掃除部3と、ユーザにより指示操作がなされる操作部4と、周囲にいる人を検出する人体検出装置5と、これら各部の動作制御を行う制御部6と、を備えている。
(筐体)
筐体1は、走行部2や制御部6等を外部の衝撃や塵埃から保護するものであり、走行部2や制御部6等の上方及び側方に被せられるように設けられている。
(走行部)
走行部2は、掃除機100の底部略中央の走行方向に向かって左右両側の端部に配設された二つの駆動輪21L、21Rと、これら駆動輪21L、21Rの各々を独立して回転駆動させる左輪駆動部(第一駆動部)22及び右輪駆動部(第二駆動部)23と、掃除機100の走行に伴って従動回転する所定数(図2中、5つ図示)の従動輪24と、前進方向側に存する壁や家具等の進行方向障害物までの距離を測定する近接センサ25,…、掃除機100の左右方向Y側に存する横壁等の障害物(後進方向障害物)までの距離を測定する横壁用近接センサ26,26と、気流を検知してその流速を検出する第一フローセンサ27及び第二フローセンサ28と、走行面に存する凹凸等の段差を検出する段差検出用センサ29と、を備えている。
左駆動輪21Lは、例えば、左右方向Yの軸心周りに回転自在に配設されている。また、左駆動輪21Lには、その回転駆動に基づいて回転信号を出力するロータリーエンコーダ211Lが配設されている。
左輪駆動部22は、例えば、左駆動輪21L、21Rを回転駆動させる駆動源としての左輪駆動モータ221と、当該左輪駆動モータ221の駆動力を左駆動輪21Lに伝達するためのギヤ等の駆動力伝達部(図示略)とを備えており、当該左輪駆動部22は、左駆動輪21Lと一体となって左輪側駆動ユニット2Lを構成している。
また、左輪側駆動ユニット2Lは、掃除機100の走行面側に付勢バネ222によって付勢された状態で、筐体1に取付固定されたユニット支持部(図示略)に支持されており、より具体的には、左輪側駆動ユニット2L及びユニット支持部の各々の異なる2点どうしに回動自在に取り付けられた第一リンク及び第二リンク(ともに図示略)を介してユニット支持部に接続されている。
右駆動輪21Rには、左駆動輪21Lと同様に、例えば、左右方向Yの軸心周りに回転自在に配設されている。また、右駆動輪21Rには、その回転駆動に基づいて回転信号を出力するロータリーエンコーダ211Rが配設されている。
右輪駆動部23は、左輪駆動部22と同様に構成され、例えば、右駆動輪21Rを回転駆動させるための駆動源としての右輪駆動モータ231と、右輪駆動モータ231の駆動力を右駆動輪21Rに伝達するためのギヤ等の駆動力伝達部(図示略)とを備えており、右輪駆動部23は、右駆動輪21Rと一体となって右輪側駆動ユニット2Rを構成している。
また、右輪側駆動ユニット2Rは、左輪側駆動ユニット2Lと同様に、掃除機100の走行面側に付勢バネ232によって付勢された状態で、筐体1に取付固定されたユニット支持部(図示略)に支持されており、より具体的には、右輪側駆動ユニット2R及びユニット支持部の各々の異なる2点どうしに回動自在に取り付けられた第一リンク及び第二リンク(ともに図示略)を介してユニット支持部に接続されている。
従動輪24は、例えば、駆動輪21L、21Rの回転駆動に従った走行安定性を高める上で、掃除機100の駆動輪21L、21Rを中心として前後の重量バランス等を考慮して所定位置に所定数配設されている。
近接センサ25は、例えば、赤外線センサや超音波センサ等から構成されており、筐体1の前側に設けられた複数の開口を介して各近接センサ25の先端部を露出させるようにして複数配設されている。
また、近接センサ25は、制御部6の制御下にて、前進方向側の掃除機100の周囲に存する壁や家具等の進行方向障害物の検出並びに進行方向障害物までの距離の測定を行うための進行障害物検出用信号を制御部6に対して出力するようになっている。すなわち、近接センサ25は、掃除機100の走行中に近接センサ25から出力された進行障害物検出用信号に基づいて、掃除機100が所定のプログラムを実行することに従って掃除機100の進行方向に存する進行方向障害物を検出するようになっている。
横壁用近接センサ26は、例えば、近接センサ25と同様に、赤外線センサや超音波センサ等から構成されており、筐体1の左右の駆動輪21L、21Rの各々よりも端部側に設けられた二つの開口を介して各横壁用近接センサ26の先端部を露出させるようにして各々配設されている。
また、横壁用近接センサ26は、制御部6の制御下にて、前進方向に略直交する方向側に存する壁や家具等の障害物、より具体的には、後述する後進駆動制御における掃除機100の後進方向に存する後進方向障害物の検出並びに当該後進方向障害物までの距離の測定を行うための後進障害物検出用信号を制御部6に対して出力するようになっている。すなわち、横壁用近接センサ26は、駆動停止制御の後に、横壁用近接センサ26から出力された後進障害物検出用信号に基づいて、制御部6が所定のプログラムを実行することに従って掃除機100の進行方向に存する後進方向障害物を検出するようになっている。
第一フローセンサ27及び第二フローセンサ28は、掃除機100の上面の略中央部に設けられている。具体的には、第一フローセンサ27は、掃除機100の所定の走行パターンに従った進行方向に流れる気流を検知可能となるように、また、第二フローセンサ28は、進行方向に直交する方向に流れる気流を検知可能となるように、各々の検知部を筐体1から露出させて所定の向きに配設されている。
そして、掃除機100の走行(移動)中に、第一フローセンサ27は、進行方向に流れる気流の流速に係る第一流速信号を制御部6に対して出力し、第二フローセンサ28は、進行方向に直交する方向に流れる気流の流速に係る第二流速信号を制御部6に対して出力するようになっている。より具体的には、第一フローセンサ27及び第二フローセンサ28は、例えばマクロセンサ等の温度検出部を備えており、当該温度検出部にて走行中に生じる気流により低下した温度を検出した後、検出された温度の低下度合と所定の関係を有する、進行方向及び進行方向に直交する方向に流れる各々の気流の流速、即ち、掃除機100の移動速度を演算して第一流速信号及び第二流速信号として制御部6に対して出力する。
ここで、第一フローセンサ27から出力された第一流速信号及び第二フローセンサ28から出力された第二流速信号のうちの少なくとも何れか一方が制御部6に入力されると、制御部6は、第一流速信号及び第二流速信号のうちの少なくとも何れか一方に基づいて、所定の演算プログラムの実行に従って、掃除機100の移動方向を検出するようになっている。なお、制御部6は、検出された移動方向に基づいて、所定の制御プログラムの実行により、掃除機100を所定の走行パターンに従って移動させるように左輪駆動モータ221及び右輪駆動モータ231の駆動を制御するようになっている。
段差検出用センサ29は、例えば、近接センサ25及び横壁用近接センサ26と同様に、赤外線センサや超音波センサ等から構成されており、底部の前側の端部並びに左右の駆動輪21L、21Rの前側に各段差検出用センサ29の先端部を走行面側に向けて配設されている。また、段差検出用センサ29は、走行面に存する段差の検出を行うための段差検出用信号を制御部6に対して出力するようになっている。
(掃除部)
掃除部3は、掃除面(走行面)上の塵埃を掻き上げる掃除用ブラシ31と、掃除面上の塵埃を吸込口32を介して集塵するために駆動する吸込用ファン33と、吸込口32と連通部34を介して連通されるとともに吸込口32を介して吸い込まれた塵埃が集塵される集塵部35と、掃除用ブラシ31よりも外側の掃除面を掃除するためのサイド掃除用ブラシ36とを備えている。
掃除用ブラシ31は、制御部6の制御下にてブラシ駆動モータ311が回転駆動されることにより、左右方向Yの軸心周りに回転自在とされている。また、掃除用ブラシ31よ
りも後側に吸込口32が設けられている。
吸込口32は、掃除用ブラシ31の長手方向における略中央部に設けられ、連通部34を介して集塵部35の後側の端部に接続されている。
吸込用ファン33は、塵埃を濾過するためのフィルタ37を介して集塵部35の前側の端部と連通されており、制御部6の制御下にてファン駆動モータ331が回転駆動されることに基づいて回転可能となっている。
サイド掃除用ブラシ36は、左右の各駆動輪21L、21Rの前側にて、当該ブラシの一部を筐体1よりも外側にはみ出させるようにして配設されている。即ち、サイド掃除用ブラシ36は、制御部6の制御下にてサイドブラシ駆動モータ361が回転駆動されることに基づいて、筐体1の縁部分に設けられた上下方向Zの軸心周りに回転可能になっている。従って、サイド掃除用ブラシ36の一部、例えば略半分が筐体1よりも外側に位置することとなって、掃除用ブラシ31よりも外側の掃除面に存する塵埃等を掃除可能となっている。
(操作部)
操作部4は、例えば、掃除機100の各種機能の実行等を指示するための複数の操作キー(図示略)を有しており、ユーザにより操作された操作キーに対応する所定の操作信号を制御部6に対して出力する。
(人体検出装置)
人体検出装置5は、掃除機100がおかれている部屋の様子を撮像し、その撮像画像中に皮膚が撮像されているか否かを検出するものである。人体検出装置5は、図1〜図4に示すように、互いに波長が異なる近赤外線を発光する近赤外光源55を有する照明装置51と、被写体を撮像する撮像装置52と、を備えている。
照明装置51は、図1〜図4に示すように、制御部6に接続された駆動回路53と、駆動回路53に接続された基板54と、この基板54に一体的に保持され、互いに波長の異なる複数種類の近赤外光源55と、を備えている。
近赤外線光源55は、例えば、発光ダイオードから構成されており、発光波長が900nm
よりも短波長である第1発光ダイオード551と、中心発光波長が900nm〜1000nmである
第2発光ダイオード552の二種類が設けられており、各発光ダイオードはそれぞれ複数設けられている。
図6に示すように、各発光ダイオード551,552は、基板54上の横方向に第1発光ダイオード551、第2発光ダイオード552の順に繰り返すように並設され、撮像装置52が設けられる領域を除き、この並びを縦方向に繰り返すように並設されている。
駆動回路53は、制御部6からの制御信号により、第1発光ダイオード551を発光させるために電流を供給する第1駆動回路531と、制御部6からの制御信号により、第2発光ダイオード552を発光させるために電流を供給する第2駆動回路532と、を備えている。すなわち、発光ダイオードの種類毎に駆動回路が設けられており、同じ波長で発光する発光ダイオードは制御部6からの制御信号により同時に点灯するように構成されている。
撮像装置52は、図4に示すように、近赤外光源55から発せられた光が被写体に当たって反射した反射光を収束して被写体像を結像する撮像レンズ56と、近赤外線領域に受光感度を有し、撮像レンズ56により結像された被写体像に基づいて被写体画像を形成する撮像素子57と、を備えている。
撮像レンズ56は、撮像素子57の受光面に結像することができるように配置されており、凸レンズや凹レンズ単体、あるいはこれらの組み合わせにより構成されている。
撮像素子57は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal
Oxide Semiconductor)等から構成され、制御部6の制御に従って撮像レンズ56の前方の撮像対象範囲を撮像する。より詳細には、撮像レンズ56から入力される結像画像をCMOS等により電気信号に変換し、A/D変換回路等でデジタル信号としての画像データを生成して、この画像データを制御部6に出力する。
また、人体検出装置5には、赤外線透過フィルタ58が設けられている。この赤外線透過フィルタ58は、可視光線と呼ばれる波長の光を遮断し、近赤外線のみを透過させるフィルタである。これは、室内における蛍光灯の光を除去し、人の検出精度を高めるためである。
(制御部)
制御部6は、各種の演算処理等を行う処理部61と、この処理部61のワークエリア等として使用されるとともに、処理部61が各部を制御するのに必要なシステムプログラム等が記憶された記憶手段としての記憶部62と、を備えている。
処理部61は、CPU等により構成され、記憶部62内に格納されたプログラムを読み出して展開し、当該プログラムに基づいて各部への指示やデータの送受信に関する制御を行う。
記憶部62は、図5に示すように、RAMやROMにより構成され、処理部61のワークエリアとして機能するための作業エリア621と、処理部61に実行させるプログラムが格納されたプログラムエリア622と、撮像素子62により形成された被写体画像や分光反射率情報を記憶するデータエリア623と、が形成されている。ここで、分光反射率情報とは、図7に示すように、近赤外線の波長と人の皮膚の分光反射率とを対応付けたものである。
具体的に、プログラムエリア622には、掃除機100の走行中に所定の走行停止位置に停止するように左輪駆動部22及び右輪駆動部23の駆動を停止させる駆動停止制御に係る機能を実現させる駆動停止制御プログラム622aが格納されている。ここで、処理部61が駆動停止制御プログラム622aを実行することにより、制御部6は、駆動停止制御手段として機能する。具体的には、進行方向障害物に接触しない位置、より好ましくは、進行方向障害物からわずかに離間させた位置に掃除機100を停止させるように、左輪駆動部22及び右輪駆動部23の駆動を停止させる駆動停止制御を実行する。
また、プログラムエリア622には、駆動停止制御の後に、進行方向障害物から離間させる方向、すなわち、後進方向に移動するように左輪駆動部22及び右輪駆動部23を駆動させる離間駆動制御に係る機能を実現させる離間制御プログラム622bが格納されている。ここで、処理部61が離間制御プログラム622bを実行することにより、制御部6は、離間制御手段として機能する。具体的には、進行方向障害物から離間させる距離は、掃除機100の走行停止位置、すなわち、掃除機100の前端から進行方向障害物までの距離並びに第一旋回駆動制御に係る旋回半径とに基づいて、制御部6によって算出される。
また、プログラムエリア622には、離間駆動制御の後に、掃除機100の前進方向に向かって左右二つの駆動輪21L、21Rのうちの何れか一方の駆動輪を中心として90度旋回するように、左輪駆動部22及び右輪駆動部23のうちの何れか一方の駆動部を駆動させる第一旋回駆動制御に係る機能を実現させる第一旋回制御プログラム622cが格納されている。ここで、処理部61が第一旋回制御プログラム622cを実行することにより、制御部6は、第一旋回制御手段として機能する。
また、プログラムエリア622には、第一旋回駆動制御の後に、所定の距離後進するように、左輪駆動部22及び右輪駆動部23を駆動させる後進駆動制御に係る機能を実現させる後進制御プログラム622dが格納されている。ここで、処理部61が後進制御プログラム622dを実行することにより、制御部6は、後進制御手段として機能する。具体的には、後進駆動制御における後進方向に掃除機100から所定の距離(例えば、筐体後
部長さ(後述する)と同等の距離)以内に後進方向障害物が存在しない場合、すなわち、後進方向障害物が検出されない場合には、処理部61による後進制御プログラム622dの実行に従って、データエリア623からブラシ長情報623b(後述する)を読み出してブラシ長情報623bに基づいて、ブラシ長さの分後進するように後進駆動制御を実行するようになっている。また、後進駆動制御における掃除機100の後進方向に後進方向障害物が存在する場合、すなわち、後進方向障害物が検出された場合には、処理部61による後進制御プログラム622dの実行に従って、データエリア623から筐体後部長情報623c(後述する)を読み出して筐体後部長情報623cに基づいて、筐体後部長さの分だけ後進するように後進駆動制御を実行するようになっている。
また、プログラムエリア622には、後進駆動制御の後に、第一旋回駆動制御に係る旋回方向と同方向に90度旋回するように、左輪駆動部22及び右輪駆動部23のうちの何れか一方の駆動部を駆動させる第二旋回駆動制御に係る機能を実現させる第二旋回制御プログラム622eが格納されている。ここで、処理部61が第二旋回制御プログラム622eを実行することにより、制御部6は、第二旋回制御手段として機能する。
また、プログラムエリア622には、左右の駆動輪21L、21Rのうち、少なくとも第一旋回駆動制御及び第二旋回駆動制御において回転駆動される駆動輪21L、21Rに配設されたロータリーエンコーダ211L、211Rから出力された回転信号に基づいて、掃除機100の旋回角度を検出する旋回角度検出処理に係る機能を実現させる旋回角度検出プログラム622fが格納されている。ここで、処理部61が旋回角度検出プログラム622fを実行することにより、制御部6は、旋回角度検出手段として機能する。
また、プログラムエリア622には、記憶部62に記憶された被写体画像に皮膚が撮像されているか否かを検出する皮膚検出プログラム622gが格納されている。ここで、処理部61が皮膚検出プログラム622gを実行することにより、制御部6は、皮膚検出手段として機能する。この皮膚検出プログラム622gは、少なくとも特性抽出プログラム622i、判断プログラム622j、座標算出プログラム622kのプログラムを含んで構成されている。
特性抽出プログラム622iは、データエリア623に記憶された、各波長の近赤外線毎(二種類)に撮像された被写体画像中の被写体画像の画素値の大小関係を抽出する機能を実現させる。ここで、処理部61が特性抽出プログラム622iを実行することにより、制御部6は、特性抽出手段として機能する。画素値の大小関係とは、例えば、画素値の差や波長の変化量に対する画素値の変化量(傾き)などがあげられる。
判断プログラム622jは、処理部61が特性抽出プログラム622iを実行することによって抽出された画素値の大小関係と、記憶部62のデータエリア623に記憶された分光反射率情報とを比較して、所定位置の画素が皮膚を撮像したものであるか否かを判断する機能を実現させる。具体的には、被写体画像の画素値の大小関係と分光反射率情報を比較して、両者が近似していると認められる許容範囲内であれば、その画素を皮膚相当領域の候補とし、この候補画素がある程度の領域を占める場合に、その領域を皮膚が撮像された領域であると判断する。ここで、処理部61が判断プログラム622jを実行することにより、制御部6は、判断手段として機能する。
座標算出プログラム622kは、被写体画像中において、皮膚が撮像されていると認識された皮膚領域の座標を算出する機能を実現させる。ここで、処理部61が座標算出プログラム622kを実行することにより、制御部6は、座標算出手段として機能する。これにより、皮膚領域が撮像されていることから人が存在していることを認識することができ、その皮膚領域の座標を算出することにより、人が存在している位置を検出することができる。ここで、処理部61が座標算出プログラム622kを実行することにより、制御部6は、座標算出手段として機能する。
データエリア623には、走行パターン記憶手段として、予め設定された掃除機100
の所定の走行パターンに係る走行パターン情報623aが格納されている。ここで、走行パターンとしては、二つの駆動輪21L、21Rをほぼ等しい速度で回転駆動させることにより、所定方向に向かって直進走行し、その走行中において、近接センサ25からの出力信号に基づいて進行方向障害物を検出し、この場合に、走行を停止して、Uターン、すなわち、180度旋回した後、所定方向と反対側の方向に向かって直進走行することを順次繰り返すものが挙げられる。
なお、走行パターンは、ユーザによる操作部4の所定の操作に基づいて設定されても良いし、製造・出荷の段階で、予めデフォルトとして設定されたものであっても良い。
また、データエリア623には、ブラシ長情報記憶手段として、掃除用ブラシ31の走行方向に直交する左右方向Yのブラシ長さに係るブラシ長情報623bが記憶されている。なお、掃除用ブラシ31は、掃除機100の左右方向Yに亘って配設された部材であり、当該ブラシ長さは、具体的には、平面視略円形状の掃除機100の前後方向Xにおける一車体の長さにほぼ相当するものである。
また、データエリア623には、後部長情報記憶手段として、筐体1の左右二つの駆動輪21L、21Rよりも後進方向側の前後方向X(走行方向)に沿った筐体後部長さに係る筐体後部長情報623cが格納されている。なお、左右の駆動輪21L、21Rは、平面視略円形状の掃除機100の略中央に配設されていることから、当該筐体後部長さは、具体的には、掃除機100の前後方向Xの1/2車体の長さにほぼ相当するものである。
また、データエリア623には、撮像装置52によって撮像された画像に関する被写体画像情報623dが格納されている。
また、データエリア623には、人の皮膚の分光反射率に関する分光反射率情報623eが格納されている。
<人体の検出処理>
ここで、人体検出装置5による人体の検出処理について説明する。
図8に示すように、処理部61が第1駆動回路531に第1発光ダイオード551を発光させる旨の発光制御信号を送信すると(ステップS21)、第1駆動回路531は、第1発光ダイオード551に電流を供給することにより、第1発光ダイオード551は発光し、被写体を照射する(照射工程)。
第1発光ダイオード551により発光された近赤外線は、被写体に当たり、その一部が反射する。反射光及び可視光は、赤外線透過フィルタ58を通すことにより、近赤外線のみが透過され、可視光は透過を遮断される。赤外線透過フィルタ58を透過した近赤外線は、撮像レンズ56により収束され、撮像素子57に到達して、被写体画像が形成される(ステップS22)(撮像画像形成工程)。そして、処理部61は、被写体画像を記憶部62のデータエリア623に記憶させる(ステップS23)(記憶工程)。
次いで、処理部61は、第1駆動回路531に第1発光ダイオード551を消灯させるとともに、第2発光ダイオード552を発光させる旨の発光制御信号を送信すると(ステップS24)、第1駆動回路531は、第1発光ダイオード551への電流の供給をやめるとともに、第2駆動回路532は、第2発光ダイオード552に電流を供給することにより、第2発光ダイオード552は発光し、被写体を照射する(照射工程)。
第2発光ダイオード552により発光された近赤外線は、被写体に当たり、その一部が反射する。反射光及び可視光は、赤外線透過フィルタ58を通すことにより、近赤外線のみが透過され、可視光は透過を遮断される。赤外線透過フィルタ58を透過した近赤外線は、撮像レンズ56により収束され、撮像素子57に到達して、被写体画像が形成される(ステップS25)(撮像画像形成工程)。そして、処理部61は、被写体画像を記憶部62のデータエリア623に記憶させる(ステップS26)(記憶工程)。
次いで、処理部61は、第2駆動回路532に第2発光ダイオード552を消灯させる旨の発光制御信号を送信すると(ステップS27)、第2駆動回路532は、第2発光ダ
イオード552への電流の供給をやめることにより、第2発光ダイオード552を消灯させ、これをもって本処理を終了させる。
次いで、処理部61は、図9に示すように、処理部61は、特性抽出プログラム622iを実行することにより、データエリア623に記憶された、各波長の近赤外線毎に撮像された被写体画像の同一位置における画素値の大小関係を抽出する(ステップS32)(特性抽出工程)。次いで、処理部61は、判断プログラム622jを実行することにより、データエリア623に記憶された分光反射率情報を読み出し、処理部61が特性抽出プログラム622iを実行することによって抽出された画素値の大小関係と、記憶部62のデータエリア623に記憶された分光反射率情報とを比較する(ステップS33)。そして、被写体画像の画素値の大小関係と分光反射率情報を比較して、両者が近似していると認められる許容範囲内であるか否かを判断する(ステップS34)。ここで、処理部61が、両者が近似していると認められる許容範囲内であると判断した場合(ステップS34:YES)、処理部61は、その画素を皮膚相当領域の候補とし、この候補画素が所定の領域を占める場合に、その領域を皮膚が撮像された領域であると認定する(ステップS35)。
次いで、処理部61は、被写体画像における皮膚が撮像されたと認識された領域の座標を算出し(ステップS36)、算出された皮膚領域の座標から人のいる位置を特定する(ステップS37)。そして、処理部61は、ユーザ或いは管理者に、皮膚が撮像されている旨及びその皮膚を有する人がいる場所を、通信部を介して通知し(ステップS38)、これをもって本処理を終了させる。
一方、処理部61が、両者が近似していると認められる許容範囲外であると判断した場合(ステップS34:NO)、処理部61は本処理を終了させる。
<実施形態1における作用効果>
以上のように、本発明に係る人体検出装置5及び人体検出装置5を用いた人体検出方法によれば、それぞれの発光ダイオード551,552毎に被写体を照射すると、被写体に当たって反射した反射光は、赤外線透過フィルタ58によって可視光がカットされ、近赤外線のみが撮像レンズ56により収束されて被写体像が結像される。近赤外線領域に受光感度を有する撮像素子57は、撮像レンズ56により結像された被写体像に基づいて被写体画像を形成し、被写体画像は記憶部62のデータエリア623に記憶される。
ここで、被写体画像から皮膚が撮像されているか否かを検出する際には、処理部61が皮膚検出プログラム622gに含まれる特性抽出プログラム622iを実行することにより、各波長の発光ダイオード551,552毎に撮像した各被写体画像中の同一位置における画素値の大小関係を抽出する。そして、処理部61が皮膚検出プログラム622gに含まれる判断プログラム622jを実行することにより、特性抽出プログラム622iの実行により抽出された被写体画像中の画素値の大小関係と、記憶部62のデータエリア623に記憶された分光反射率情報とを比較して、両者が近似していると認められる許容範囲内であるか否かを判断する。ここで、処理部61が、両者が近似していると認められる許容範囲内であると判断した場合、処理部61は、その画素を皮膚相当領域の候補とし、この候補画素が所定の領域を占める場合に、その領域を皮膚が撮像された領域であると認定する。さらに、処理部61は、被写体画像における皮膚が撮像された領域の座標を算出し、算出された座標から人のいる位置を特定する。
これにより、被写体画像中の画素値から皮膚の撮像の有無を検出することができる。また、皮膚と判断された領域の座標を求めることにより、人が存在する位置を検出することができる。また、赤外線透過フィルタ58により、検出に不要な波長の光成分を遮断することができるので、被写体画像における人の有無の検出精度を高めることができる。また、近赤外線を用いるので、暗い場所でも皮膚を検出することができ、従来の近赤外線による撮像の欠点を補うことができる。
また、人体検出装置5に設けられた照明装置51によれば、波長が異なる二種類の発光ダイオード551,552をそれぞれ複数設け、波長の種類毎に駆動回路531,532を設けたので、制御部6が各駆動回路531,532を制御することにより、波長毎に個別に発光させることができる。これにより、波長が異なるそれぞれの発光ダイオード551,552から複数の近赤外線に基づいて画像が形成されるため、マルチスペクトル画像を得ることができる。従って、波長が異なるそれぞれの発光ダイオード551,552から複数の近赤外線に基づいて画像が形成されるため、近赤外線で形成された画像の情報量を増やすことができ、可視光線でのカラー撮影のように、被写体の反射スペクトルに基づく認識処理を行うことができる。
また、各発光ダイオード551,552が異なる波長で発光するのではなく、異なった波長で発光する発光ダイオード551,552を複数設けたので、各発光ダイオード551,552は電源のON/OFFだけで制御すればよく、発光時の波長を変化させる制御を必要としない。従って、従来よりも簡易な構成、かつ、低コストで各発光ダイオード551,552を複数の波長で発光させることができる。
〔実施形態2〕
次に、本発明に係る人体検出装置及び人体検出方法の実施形態2について説明する。実施形態2が実施形態1と異なる箇所は、被写体画像の画像データの可視光成分による影響を除去する機能を設けたところであるため、この点について説明し、その他の箇所の構成については同一符号を付して説明を省略する。
(プログラムエリア)
図11に示すように、実施形態2におけるプログラムエリア622aには、各発光ダイオード551,552により被写体を照射して撮像した第1の被写体画像の画像データから各発光ダイオード551,552により被写体を照射せずに撮像した第2の被写体画像の画像データを減じて被写体画像中の画像データの可視光成分による影響を除去する機能を実現させる可視光成分除去プログラム622mが格納されている。ここで、処理部61が可視光成分除去プログラム622mを実行することにより、制御部6aは、可視光成分除去手段として機能する。
(データエリア)
また、実施形態2におけるデータエリア623aには、各発光ダイオード551,552により被写体を照射して撮像した第1の被写体画像に関する被写体画像情報(画像データ)と、各発光ダイオード551,552により被写体を照射せずに撮像した第2の被写体画像に関する被写体画像情報(画像データ)が記憶される。
以上のように、制御部6が可視光成分除去プログラム622mを実行することで、可視光成分を除いた被写体画像を取得することができるので、実施形態1のように赤外線透過フィルタ58を設ける必要はない。また、可視光成分除去プログラム622mと赤外線透過フィルタ58の機能のうちの一方だけ備えるものに限らず、可視光成分除去プログラム622mの機能と赤外線透過フィルタ58を兼ね備えるように構成してもよい。これは、撮像素子57が飽和するほど可視光が強い場合に有効である。また、このような構成とすることにより、可視光成分を二段階にわたって除去することができるため、より正確な被写体画像を取得することができる。
<被写体画像の取得処理>
ここで、可視光成分除去プログラム622mによる被写体画像の取得処理について説明する。
図12に示すように、処理部61が可視光成分除去プログラム622mを実行することにより、第1の被写体画像及び第2の被写体画像をデータエリア623aから読み出し、その画像データを作業エリア621aに展開する(ステップS71)。
次いで、処理部61は、第1の被写体画像の画像データから第2の被写体画像の画像データを減じる演算を行う(ステップS72)。
次いで、処理部61は、演算により算出された画像データを可視光成分を除去した被写体画像としてデータエリア623aに記憶させ(ステップS73)、これをもって本処理を終了させる。
また、被写体画像の形成後は、実施形態1と同様の処理により、皮膚の検出を行う。
<実施形態2における作用効果>
以上のように、実施形態2の人体検出装置5によれば、実施形態1で奏する作用効果に加えて、処理部61が可視光成分除去プログラム622mを実行することにより、各発光ダイオード551,552により被写体を照射して撮像した第1の被写体画像の画像データから各発光ダイオード551,552により被写体を照射せずに撮像した第2の被写体画像の画像データを減じることにより、被写体画像の画像データは、可視光成分の影響のない、各発光ダイオード551,552の照射による影響だけが反映されていることになる。
これにより、被写体の撮像時に可視光成分を除去するためのフィルタ等を設けなくても、可視光成分を除去した被写体画像を得ることができるので、部品の削減、また部品の削減に伴うコストの低減を図ることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、人体検出装置は、掃除機に設けなくてもよく、単体で使用することも可能である。具体的には、図13に示すように、人体検出装置5を建物の出入口等に設けられる監視カメラ200に取り付けてもよい。すなわち、照明装置51,51aを監視カメラに設け、撮像装置52による被写体の撮像を監視カメラ200の撮像機能で代用するとよい。これにより、建物の出入口等における人の有無の検出を監視カメラ自身が行うことができる。従って、警備員が監視カメラに人が映っているか否かを映像を介して常に監視する必要がなくなる。よって、警備員の負担を減らすことができる。
また、複数種類の発光ダイオードは、どの順番で発光させてもよい。また、発光ダイオードは二種類に限らず、三種類であってもよく、複数種類であればその数を問わない。例えば、発光ダイオードの種類を増やすほど処理速度は遅くなるが、皮膚の検出精度は向上する。よって、発光ダイオードの種類は、本装置が用いられる場所や状況に合わせて変化させるとよい。また、基板に対する発光ダイオードは、均一に分散されていれば、その並べ方は問わない。すなわち、照明装置51,51a全体の感度が均一になるように並設すればよい。
また、赤外線透過フィルタ58は、撮像装置52内に設けてもよい。
また、記憶部を外部から人体検出装置に着脱自在な記憶媒体としてもよい。その他、本発明は、発明の要旨を逸脱しない範囲内で自由に変更、改良が可能である。
本発明に係る人体検出装置を備えた自走式掃除機の側面図である。 本発明に係る人体検出装置を備えた自走式掃除機の平面図である。 本発明に係る人体検出装置を備えた自走式掃除機の正面図である。 本発明の実施形態1における人体検出装置を備えた自走式掃除機の構成ブロック図である。 本発明の実施形態1における人体検出装置を備えた自走式掃除機における記憶部の構成ブロック図である。 本発明の実施形態1における基板への発光ダイオードの配列を説明する正面図である。 分光反射率情報を示すグラフである。 本発明の実施形態1における被写体画像形成までの処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態1における人体検出を行う際の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態2における人体検出装置を備えた自走式掃除機の構成ブロック図である。 本発明の実施形態2における人体検出装置を備えた自走式掃除機における記憶部の構成ブロック図である。 本発明の実施形態2における被写体画像の取得処理の流れを示すフローチャートである。 本発明に係る照明装置を他の用途に用いた変形例である。
符号の説明
5 人体検出装置
54 基板
551 第1発光ダイオード(第1発光素子)
552 第2発光ダイオード(第2発光素子)
56 撮像レンズ
57 撮像素子
58 赤外線透過フィルタ
6 制御部(特性抽出手段、判断手段、座標算出手段、可視光成分除去手段)
62 記憶部

Claims (6)

  1. 撮像画像中に人が撮像されているか否かを検出する人体検出装置において、
    互いに波長が異なる複数の近赤外光源と、
    この近赤外光源から発せられた光が被写体に当たって反射した反射光を収束して被写体像を結像する撮像レンズと、
    近赤外線領域に受光感度を有し、前記撮像レンズにより結像された被写体像に基づいて被写体画像を形成する撮像素子と、
    可視光線の透過を遮断する赤外線透過フィルタと、
    この撮像素子により形成された被写体画像を記憶するとともに、近赤外線の波長と人の皮膚の分光反射率とが対応付けられた分光反射率情報を記憶する記憶手段と、
    各波長の近赤外線毎に撮像した各被写体画像中の所定画素における画素値の大小関係を抽出する特性抽出手段と、
    この特性抽出手段により抽出された前記画素値の大小関係と、前記分光反射率情報とを比較して、前記画素が皮膚を撮像したものであるか否かを判定し、皮膚であると判定された画素が集中して所定の面積を占める領域を皮膚領域と判断する判断手段と、
    を備えることを特徴とする人体検出装置。
  2. 撮像画像中に人が撮像されているか否かを検出する人体検出装置において、
    互いに波長が異なる複数の近赤外光源と、
    この近赤外光源から発せられた光が被写体に当たって反射した反射光を収束して被写体像を結像する撮像レンズと、
    近赤外線領域に受光感度を有し、前記撮像レンズにより結像された被写体像に基づいて被写体画像を形成する撮像素子と、
    この撮像素子により形成された被写体画像を記憶するとともに、近赤外線の波長と人の皮膚の分光反射率とが対応付けられた分光反射率情報を記憶する記憶手段と、
    各波長の近赤外線毎に撮像した各被写体画像中の所定画素における画素値の大小関係を抽出する特性抽出手段と、
    この特性抽出手段により抽出された前記画素値の大小関係と、前記分光反射率情報とを比較して、前記画素が皮膚を撮像したものであるか否かを判定し、皮膚であると判定された画素が集中して所定の面積を占める領域を皮膚領域と判断する判断手段と、
    を備えることを特徴とする人体検出装置。
  3. 前記近赤外光源により被写体を照射して撮像した第1の被写体画像の画像データから前記近赤外光源により被写体を照射せずに撮像した第2の被写体画像の画像データを減じて被写体画像中の画像データの可視光成分による影響を除去する可視光成分除去手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の人体検出装置。
  4. 可視光線の透過を遮断する赤外線透過フィルタを備えることを特徴とする請求項2又は3に記載の人体検出装置。
  5. 前記判断手段により皮膚領域であると判断された領域の座標を算出する座標算出手段を備えることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の人体検出装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の人体検出装置を用いた人体検出方法において、
    近赤外光源毎に被写体を照射する照射工程と、
    この照射工程により、被写体に当たって反射した反射光を収束して被写体像を結像し、この被写体像に基づいて被写体画像を形成する撮像画像形成工程と、
    この撮像画像形成工程により形成された被写体画像を記憶する記憶工程と、
    各波長の近赤外線毎に撮像した各被写体画像中の所定画素における画素値の大小関係を
    抽出する特性抽出工程と、
    この特性抽出工程により抽出された前記画素値の大小関係と、前記分光反射率情報とを比較して、前記画素が皮膚を撮像したものであるか否かを判定し、皮膚であると判定された画素が集中して所定の面積を占める領域を皮膚領域と判断する判断工程と、
    を備えることを特徴とする人体検出方法。
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