JP2006046366A - ローラ用軸受 - Google Patents

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Abstract

【課題】 潤滑油を回転軸と軸受との間の全域に供給できるようにする。
【解決手段】 ローラ用軸受20は、排出ローラ1の回転軸2を受けるためのものであり、排出部10のハウジング11に設けられている。ローラ用軸受20は、貫通孔21と油溝22とを備えている。貫通孔21には、回転軸2が挿通される。油溝22は、潤滑油を収容可能になっている。この油溝22は、貫通孔21の表面において、回転軸2方向に両縁部Aから少なくとも中央部にまで延びている。ここでは、油溝22は、貫通孔21の表面において、回転軸2方向に両縁部Aから中央位置Bにまで延びている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ローラ用軸受、特に、画像形成装置本体に設けられローラの回転軸を受けるためのローラ用軸受に関する。
従来のローラ用軸受は、ローラの回転軸を受けるためのものであり、画像形成装置本体に設けられている。ローラ用軸受には、回転軸が挿通される貫通孔が形成されている。ローラ用軸受は、貫通孔に潤滑油が塗布された後に、回転軸に挿通される。
たとえば、ローラが駆動ローラと駆動ローラと対をなす従動ローラである場合、駆動ローラおよび従動ローラの回転軸は、それぞれが画像形成装置本体に設けられた駆動ローラ用軸受および従動ローラ用軸受に回転自在に装着される。このような駆動ローラと従動ローラとの間には、所定の張力がかけられた搬送ベルトが掛け渡されている。このため、駆動ローラの回転軸と従動ローラの回転軸とが搬送ベルトの張力によって各ローラ用軸受に押しつけられた状態で回転することになり、駆動ローラおよび従動ローラの各回転軸と各ローラ用軸受との間の潤滑油が不足しやすくなる。
また、たとえば、ローラが紙などの転写材を排出トレーに排出するための排出ローラである場合、排出ローラの回転軸は、画像形成装置本体に設けられた排出ローラ用軸受に回転自在に装着される。排出ローラは、排出ローラに接触するように画像形成装置本体に回転自在に装着された補助ローラによって押圧されている。これにより、転写材は、排出ローラと補助ローラとの間で挟持され、排出トレーへと排出される。このとき、排出ローラの回転軸は補助ローラの押圧力によって排出ローラ用軸受に押しつけられた状態で回転することになり、排出ローラと排出ローラ用軸受との間の潤滑油が不足しやすくなる。
これらの問題は、ローラの内周面すなわち貫通孔の表面に、特許文献1に示されたような、軸方向に両縁部から中央部手前まで直線的に延びる油溝を形成することで、解決することができるものと考えられる(特許文献1参照)。
特開平10−226124
従来のローラ用軸受では、貫通孔の表面において回転軸方向に両縁部から中央部手前まで直線的に延びる油溝を形成することにより、ローラの回転軸とローラ用軸受との間の潤滑油が不足しないようにすることができるものと考えられる。この方法では、油溝が形成された貫通孔表面の両端部から中央部手前までの間においては、ローラの回転軸とローラ用軸受との間に潤滑油を供給することができる。しかしながら、貫通孔表面の回転軸方向中央部においては、ローラの回転軸とローラ用軸受との間に潤滑油を十分に供給できなくなるおそれがある。すると、ローラの回転軸がローラ用軸受において円滑に回転しにくくなったり、状況によっては、ローラの回転軸とローラ用軸受との間から異常音が発生したり、ローラの回転軸とローラ用軸受との間で焼き付きが生じたりするおそれがある。
本発明の課題は、潤滑油を回転軸と軸受との間の全域に供給できるようにすることにある。
請求項1に係るローラ用軸受は、ローラの回転軸を受けるためのものであり、画像形成装置本体に設けられている。ローラ用軸受は、貫通孔と油溝とを備えている。貫通孔には、回転軸が挿通される。油溝は、潤滑油を収容可能になっている。この油溝は、貫通孔の表面において、回転軸方向に両縁部から少なくとも中央部にまで延びている。
このローラ用軸受では、軸受の貫通孔に回転軸が挿通される。軸受の貫通孔の表面の油溝には潤滑油が収容されており、ローラの回転軸が回転したときに、潤滑油が回転軸と軸受との間に供給される。
ここでは、油溝が、貫通孔の表面において、回転軸方向に両縁部から少なくとも中央部にまで延びている。このため、潤滑油を、貫通孔表面の両端部から中央部手前までの間だけでなく、貫通孔表面の中央部にも供給することができる。これにより、ローラの回転時に、潤滑油を回転軸と軸受との間の全域に供給することができ、回転軸を軸受において円滑に回転させることができる。また、回転軸がローラ用軸受の貫通孔表面に押しつけられた状態で回転するようなことがあっても、回転軸を軸受において円滑に回転させることができ、回転軸と軸受との間からの異常音の発生や回転軸と軸受との間の焼き付きを防止することができる。さらに、油溝が貫通孔表面の両縁部から少なくとも中央部にまで延びるように油溝を貫通孔の表面に形成したことで、回転軸を軸受から取り外すことなく、潤滑油を貫通孔表面の両端部の油溝の縁部から油溝に供給することができる。
請求項2に係るローラ用軸受では、請求項1に記載のローラ用軸受において、両縁部から延びる油溝の先端部側が回転軸の回転方向に向けて延びている。この場合、両縁部から延びる油溝の先端部側が回転軸の回転方向に向けて延びているので、回転軸が軸受において回転するときに、潤滑油を回転軸と軸受との間の全域に供給することができる。
請求項3に係るローラ用軸受では、請求項1又は2に記載のローラ用軸受において、油溝が、貫通孔の表面において、一縁部から他縁部に向けて所定の曲率を有するように形成されている。この場合、油溝が貫通孔の表面において一縁部から他縁部に向けて所定の曲率を有するように形成されているので、回転軸が回転する方向に油溝を適切に曲げて形成するようにしておけば、潤滑油を回転軸と軸受との間の全域に効果的に供給することができる。
請求項4に係るローラ用軸受では、請求項1又は2に記載のローラ用軸受において、油溝が、貫通孔の表面において、一縁部から他縁部に向けて所定の角度で傾けて形成されている。この場合、油溝が貫通孔の表面において一縁部から他縁部に向けて所定の角度で傾けて形成されているので、回転軸が回転する方向に油溝を適切に傾けて形成するようにしておけば、潤滑油を回転軸と軸受との間の全域に効果的に供給することができる。
請求項5に係るローラ用軸受では、請求項1から4のいずれかに記載のローラ用軸受において、油溝が、貫通孔の表面において、回転軸の外周方向に所定の間隔を隔てて複数形成されている。この場合、油溝が貫通孔の表面において回転軸の外周方向に所定の間隔を隔てて複数形成されているので、潤滑油を、回転軸と軸受との間において、回転軸の外周方向全域に均等に供給することができる。
請求項6に係るローラ用軸受では、請求項1から5のいずれかに記載のローラ用軸受において、両縁部から延びる油溝が、貫通孔の表面において、互いに交わらないように形成されている。この場合、両縁部から延びる油溝が、互いに交わらないように貫通孔の表面に形成されているので、貫通孔が上下方向や上下斜め方向に向くようなことがあっても、上方に位置する油溝に潤滑油を収容した状態を維持することができる。
請求項7に係るローラ用軸受では、請求項6に記載のローラ用軸受において、両縁部から延びる油溝が、貫通孔の表面の回転軸方向の中央位置を越えるように形成されている。この場合、両縁部から延びる油溝が、貫通孔の表面の回転軸方向の中央位置を越えるように形成されているので、潤滑油を回転軸と軸受との間の全域に確実に供給することができる。
請求項8に係るローラ用軸受では、請求項1から7のいずれかに記載のローラ用軸受において、油溝が矩形凹状に形成されている。この場合、油溝が矩形凹状に形成されているので、油溝を貫通孔の表面に容易に加工成形することができる。
本発明によれば、油溝が、貫通孔の表面において、回転軸方向に両縁部から少なくとも中央部にまで延びている。このため、潤滑油を、貫通孔表面の両端部から中央部手前までの間だけでなく、貫通孔表面の中央部にも供給することができる。これにより、ローラの回転時に、潤滑油を回転軸と軸受との間の全域に供給することができ、回転軸を軸受において円滑に回転させることができる。また、回転軸がローラ用軸受の貫通孔表面に押しつけられた状態で回転するようなことがあっても、回転軸を軸受において円滑に回転させることができ、回転軸と軸受との間からの異常音の発生や回転軸と軸受との間の焼き付きを防止することができる。さらに、油溝が貫通孔表面の両縁部から少なくとも中央部にまで延びるように油溝を貫通孔の表面に形成したことで、回転軸を軸受から取り外すことなく、潤滑油を貫通孔表面の両端部の油溝の縁部から油溝に供給することができる。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の一実施形態であるプリンタの排出部10の外観斜視図を示している。
排出部10は、紙等の転写材を排出トレー(図示しない)に送り出すために、プリンタ本体(図示しない)の排出トレー近傍に設けられている。この排出部10は、主に、ハウジング11と排出ローラ1とローラ用軸受20と補助ローラ30とを有している。
排出ローラ1は、後述するローラ用軸受20を介して、ハウジング11に装着されている。排出ローラ1は、回転軸2と回転軸2に回転不能に装着されたローラ本体3とを有している。
排出部10のハウジング11には、排出ローラ1の回転軸2を受けるためのローラ用軸受20が設けられている。ここでは、ローラ用軸受20が、ハウジング11に嵌め込み装着されている。このローラ用軸受20には排出ローラ1の回転軸2の両端部それぞれが挿通されており、回転軸2はローラ用軸受20に対して回転自在になっている。
ローラ用軸受20は、図2から図4に示すように、円筒状に形成されており、貫通孔21と油溝22とを備えている。
貫通孔21は、ローラ用軸受20を軸方向に貫通した孔の部分のことである。貫通孔21は円形状に形成されており、この貫通孔21に回転軸2が挿通されている。ローラ用軸受20の内周面すなわち貫通孔21の表面には、潤滑油を収容可能な油溝22が形成されている。
油溝22は、貫通孔21の表面において、回転軸方向に両縁部Aから少なくとも中央部にまで延びている。ここでは、油溝22は、たとえば、矩形凹状に形成されており、貫通孔21の表面において、両縁部Aから回転軸方向の中央位置Bにまで延びている。
油溝22は、貫通孔21の表面において、回転軸2の外周方向に所定の間隔を隔てて複数形成されている。ここでは、貫通孔21表面の両端部側すなわち貫通孔21表面の中央位置Bの両側に形成された油溝22は、各両端部において、回転軸2の外周方向に所定の間隔を隔てて4箇所に形成されている。
貫通孔21の表面に設けられた複数の油溝22は、それぞれの先端部側が回転軸2の回転方向(図2の矢印方向)に向けて延びている。また、貫通孔21の表面に設けられた複数の油溝22は、それぞれが、貫通孔21の表面において、一縁部から他縁部に向けて所定の曲率を有するように形成されている。ここでは、8本の油溝22それぞれが、縁部Aから中央位置Bに向けて、所定の曲率を有するように形成されている。なお、この曲率は、油溝22が延びる方向に一定となるように設定されている。
貫通孔21表面の両縁部Aから延びる油溝22は、貫通孔21の表面において互いに交わらないように形成されている。ここでは、貫通孔21表面の両縁部Aから回転軸方向の中央位置Bにまで延びた8本の油溝22の先端部は、貫通孔21表面の中央位置Bにおいて、回転軸2の外周方向に所定の間隔を隔てて配置されている。
補助ローラ30は、排出ローラ1に接触するように画像形成装置本体に回転自在に装着されている。ここでは、補助ローラ30の外周面が、排出ローラ1のローラ本体3の外周面に接触しており、ローラ本体3を下方に押圧している。これにより、転写材は、排出ローラ1のローラ本体3と補助ローラ30との間で挟持され、排出トレーへと排出される。このとき、排出ローラ1の回転軸2は、ローラ用軸受20の貫通孔21表面に押しつけられた状態で回転する。
このローラ用軸受20では、ローラ用軸受20の貫通孔21に回転軸2が挿通されている。ローラ用軸受20の貫通孔21表面の油溝22には潤滑油が収容されており、排出ローラ1の回転軸2が回転したときに、潤滑油が回転軸2とローラ用軸受20との間に供給される。
本実施形態では、油溝22が、貫通孔21の表面において、回転軸方向に両縁部Aから中央位置Bにまで延びている。このため、潤滑油を、貫通孔21表面の両端部Aから中央部手前までの間だけでなく、貫通孔21表面の中央部にも供給することができる。これにより、排出ローラ1の回転時に、潤滑油を回転軸2とローラ用軸受20との間の全域に供給することができ、回転軸2をローラ用軸受20において円滑に回転させることができる。また、回転軸2がローラ用軸受20の貫通孔21表面に押しつけられた状態で回転するようなことがあっても、回転軸2をローラ用軸受20において円滑に回転させることができ、回転軸2とローラ用軸受20との間からの異常音の発生や回転軸2とローラ用軸受20との間の焼き付きを防止することができる。さらに、油溝22が貫通孔21表面の両縁部Aから中央位置Bにまで延びるように油溝22を貫通孔21の表面に形成したことで、回転軸2をローラ用軸受20から取り外すことなく、潤滑油を貫通孔21表面の両端部Aの油溝22の縁部から油溝22に供給することができる。
また、回転軸2が回転する方向に油溝22を曲げて形成しているので、潤滑油を回転軸と軸受との間の全域に効果的に供給することができる。さらに、油溝22が貫通孔21の表面で回転軸2の外周方向に所定の間隔を隔てて複数形成されているので、潤滑油を、回転軸2とローラ用軸受20との間において、回転軸2の外周方向全域に均等に供給することができる。続いて、両縁部Aから延びる複数の油溝22それぞれが、互いに交わらないように貫通孔21の表面に形成されているので、貫通孔21が上下方向や上下斜め方向に向くようなことがあっても、上方に位置する油溝22に潤滑油を収容した状態を維持することができる。最後に、油溝22が矩形凹状に形成されているので、油溝22を貫通孔21の表面に容易に加工成形することができる。
〔第2実施形態〕
本第2実施形態における排出部10は、ローラ用軸受の部分を除いて、第1実施形態と同様の構成であるため、ここではローラ用軸受についての説明のみを行うものとする。なお、本実施形態のローラ用軸受を説明するにあたり、図1から図3の図面も参照することとする。
ローラ用軸受120は、図2,図3および図5に示すように、円筒状に形成されており、貫通孔121と油溝122とを備えている。
貫通孔121は、ローラ用軸受120を軸方向に貫通した孔の部分のことである。貫通孔121は円形状に形成されており、この貫通孔121に回転軸2が挿通されている。ローラ用軸受120の内周面すなわち貫通孔121の表面には、潤滑油を収容可能な油溝122が形成されている。
油溝122は、貫通孔121の表面において、回転軸方向に両縁部A'から少なくとも中央部にまで延びている。ここでは、油溝122は、たとえば、矩形凹状に形成されており、貫通孔121の表面において、両縁部A'から回転軸方向の中央位置B'にまで延びている。
油溝122は、貫通孔121の表面において、回転軸2の外周方向に所定の間隔を隔てて複数形成されている。ここでは、貫通孔121表面の両端部側すなわち貫通孔121表面の中央位置B'の両側に形成された油溝122は、各両端部側において、回転軸2の外周方向に所定の間隔を隔てて4箇所に形成されている。
貫通孔121の表面に設けられた複数の油溝122は、それぞれの先端部側が回転軸2の回転方向(図2の矢印方向参照)に向けて延びている。また、貫通孔121の表面に設けられた複数の油溝122は、それぞれが、貫通孔121の表面において、一縁部から他縁部に向けて所定の角度αで傾けて形成されている。ここでは、8本の油溝122それぞれが、縁部A'から中央位置B'に向けて、約20度に傾けて形成されている。なお、ここに示した角度αというのは、縁部A'側の油溝122を通る回転軸2の中心軸に平行な軸X1と油溝122の長手方向軸X2とがなす角度のことである。
貫通孔121表面の両縁部A'から延びる油溝122は、貫通孔121の表面において互いに交わらないように形成されている。ここでは、貫通孔121表面の両縁部A'から回転軸方向の中央位置B'にまで延びた8本の油溝122の先端部は、貫通孔121表面の中央位置B'において、回転軸2の外周方向に所定の間隔を隔てて配置されている。
このローラ用軸受120では、ローラ用軸受120の貫通孔121に回転軸2が挿通されている。ローラ用軸受120の貫通孔121の表面の油溝122には潤滑油が収容されており、排出ローラ1の回転軸2が回転したときに、潤滑油が回転軸2とローラ用軸受120との間に供給される。
本実施形態では、油溝122が、貫通孔121の表面において、回転軸方向に両縁部A'から中央位置B'にまで延びている。このため、潤滑油を、貫通孔121表面の両端部A’から中央部手前までの間だけでなく、貫通孔121表面の中央部にも供給することができる。これにより、潤滑油を回転軸2とローラ用軸受120との間の全域に供給することができ、回転軸2をローラ用軸受120において円滑に回転させることができる。また、回転軸2がローラ用軸受120の貫通孔121表面に押しつけられた状態で回転するようなことがあっても、回転軸2をローラ用軸受120において円滑に回転させることができ、回転軸2とローラ用軸受120との間からの異常音の発生や回転軸2とローラ用軸受120との間の焼き付きを防止することができる。さらに、油溝122が貫通孔121表面の両縁部A’から中央位置B’にまで延びるように油溝122を貫通孔121の表面に形成したことで、回転軸2をローラ用軸受120から取り外すことなく、潤滑油を貫通孔121表面の両端部A’の油溝122の縁部から油溝122に供給することができる。
また、油溝122を所定の角度αだけ傾けた状態で形成しているので、潤滑油を回転軸2とローラ用軸受120との間の全域に効果的に供給することができる。さらに、油溝122が貫通孔121の表面で回転軸2の外周方向に所定の間隔を隔てて複数形成されているので、潤滑油を、回転軸2とローラ用軸受120との間において、回転軸2の外周方向全域に均等に供給することができる。続いて、両縁部A'から延びる複数の油溝122それぞれが、互いに交わらないように貫通孔121の表面に形成されているので、貫通孔121が上下方向や上下斜め方向に向くようなことがあっても、上方に位置する油溝122に潤滑油を収容した状態を維持することができる。最後に、油溝122が矩形凹状に形成されているので、油溝122を貫通孔121の表面に容易に加工成形することができる。
〔他の実施形態〕
(a)前記実施形態では、画像形成装置がプリンタである場合の例を示したが、本発明は複写機やファクシミリ等の画像形成装置に対しても適用することができる。
(b)前記実施形態では、曲率が、油溝22の延びる方向に一定に設定される場合の例を示したが、曲率は、前記実施形態に限定されず、油溝に部分的に設定するようにしても良い。たとえば、油溝の一部は直線的に形成するようにして、油溝の他部は曲率を有するように形成されるようにしても良い。
(c)前記実施形態では、油溝22が貫通孔21の表面において両縁部Aから少なくとも中央部にまで延びる場合の例を示したが、油溝が延びる先端部の位置は、前記実施形態に限定されず、少なくとも中央部にまで延びていれば、どの位置であっても良い。たとえば、油溝20,120の先端部が中央位置B,B'を越えた状態で互いに交わらないように油溝を形成しても良いし、油溝20,120の先端部が中央位置B,B'の手前に位置するように油溝を形成しても良い。なお、油溝20,120の先端部が中央位置B,B'の手前に位置するように油溝を形成した場合は、油溝20,120の先端部が中央部の範囲内におさまるように、油溝20,120を形成するものとする。
本発明の第1実施形態によるプリンタのローラ用軸受を有する排出部の外観斜視図。 前記ローラ用軸受の外観斜視図。 前記ローラ用軸受を一端側から見た図。 前記ローラ用軸受の断面図(IV−IV断面)。 本発明の第2実施形態によるローラ用軸受の断面図(IV−IV断面)。
符号の説明
1 排出ローラ
2 回転軸
3 ローラ本体
20 ローラ用軸受
21 貫通孔
22 油溝
α 所定の角度

Claims (8)

  1. 画像形成装置本体に設けられ、ローラの回転軸を受けるためのローラ用軸受であって、
    前記回転軸が挿通される貫通孔と、
    前記貫通孔の表面において前記回転軸方向に両縁部から少なくとも中央部にまで延び潤滑油を収容可能な油溝と、
    を備えるローラ用軸受。
  2. 前記両縁部から延びる前記油溝は、先端部側が前記回転軸の回転方向に向けて延びている、
    請求項1に記載のローラ用軸受。
  3. 前記油溝は、前記貫通孔の表面において一縁部から他縁部に向けて所定の曲率を有するように形成されている、
    請求項1又は2に記載のローラ用軸受。
  4. 前記油溝は、前記貫通孔の表面において一縁部から他縁部に向けて所定の角度で傾けて形成されている、
    請求項1又は2に記載のローラ用軸受。
  5. 前記油溝は、前記貫通孔の表面において前記回転軸の外周方向に所定の間隔を隔てて複数形成されている、
    請求項1から4のいずれかに記載のローラ用軸受。
  6. 前記両縁部から延びる前記油溝は、前記貫通孔の表面において互いに交わらないように形成されている、
    請求項1から5のいずれかに記載のローラ用軸受。
  7. 前記両縁部から延びる前記油溝は、前記貫通孔の表面の前記回転軸方向の中央位置を越えるように形成されている、
    請求項6に記載のローラ用軸受。
  8. 前記油溝は、矩形凹状に形成されている、
    請求項1から7のいずれかに記載のローラ用軸受。
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