JP2006046234A - ロータリ式ベーンポンプ - Google Patents

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Yasuhisa Yamazaki
靖久 山崎
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Abstract

【課題】 吐出圧力を可変制御することのできるロータリ式ベーンポンプを提供する。
【解決手段】 外周面に軸方向に沿って複数本のベーン案内溝が形成され、ベーン案内溝にベーンが進退自在に挿嵌されたロータと、ロータが回転自在に収容されたシリンダ室24を有し、シリンダ室24の内壁面25Cに吸気口33および排気口34,35が設けられたシリンダ21とを備え、ロータの回転によりベーンがベーン案内溝内を進退し、吸気口33から吸気した空気を圧縮して排気口34または35から排出するロータリ式ベーンポンプであって、排気口34,35の位置をロータの回転方向に沿ってそれぞれずらせ、さらに、排気口34,35のうち一方を開に、他方を閉にするとともに、開にした排気口を介してシリンダ室24を外部に連通させる開閉手段を設けた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、流体を圧縮して吐出するロータリ式ベーンポンプに関する。
一般にロータリ式ベーンポンプは、図6のように、シリンダ1と、シリンダ1の両端開口部を覆うカバー2,3とを備えている。シリンダ1には、図7に示すように、両端に開口部4A,4Bを有する円筒部4が設けられ、開口部4A,4Bがカバー2,3でそれぞれ覆われて、円筒部4の内部にシリンダ室5が形成されている。
シリンダ室5の内部には、図8に示すように、ロータ6が回転自在に収容されている。ロータ6は、その回転中心O1が円筒部4の中心O2に対してΔaだけ偏芯しており、ロータ6の外周面と円筒部4の内周面との間には三日月状の空間7が形成される(例えば、特許文献1参照)。
ロータ6には、スラスト方向に沿って複数(図8では4つ)のベーン案内溝8が形成されており、これらベーン案内溝8には平板状のベーン9が進退自在に挿嵌されている。ロータ6の中心には回転軸10が設けられ、この回転軸10は図6に示すモータ11の出力軸11Aに連結されている。そして、モータ11が回転するとロータ6は回転駆動される。またロータ6が回転すると、ベーン9は遠心力でベーン案内溝8から飛び出し(進出し)、三日月状の空間7を複数のセグメント空間7Aに分割する。
また、シリンダ1の円筒部4には、図7に示すように、内壁面4Cに吸気口12と排気口13とが設けられている。ロータ6の回転に伴って、ベーン9はその先端が内壁4C上を摺動し、図8に網掛けで示す(a)吸気→(b)吸気終了→(c)排気開始→(d)排気終了の各工程を実行して、吸気口12から吸入した空気をセグメント空間7A内で圧縮した後、排気口13から排出する。
実公昭62−28717号公報
ところで、ロータリ式ベーンポンプは、ロータの回転数に拘わらず、一定の圧力で流体を吐出するというのが基本原理である。例えば、ロータの回転数を上げると、流体の吐出流量は多くなるが、吐出圧力に変化は無く、ロータの回転数を下げると、流体の吐出流量は少なくなるが、この場合も吐出圧力に変化はない。そのため、従来のロータリ式ベーンポンプには、吐出圧力を可変制御できないという問題がある。
本発明の課題は、吐出圧力を可変制御することのできるロータリ式ベーンポンプを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、圧縮された流体が排出される排出口を複数設けるとともに、各排出口の位置をロータの回転方向にそれぞれずらせ、さらに複数の排出口のうち少なくとも1つを開にし、他の排出口を閉とする開閉手段を設けたことを特徴としている。
すなわち、本発明は、外周面に軸方向に沿って複数本のベーン案内溝が形成され、該ベーン案内溝にベーンが進退自在に挿嵌されたロータと、前記ロータが回転自在に収容されたシリンダ室を有し、該シリンダ室の内壁面に吸入口および排出口が設けられたシリンダとを備え、前記ロータの回転により前記ベーンが前記ベーン案内溝内を進退し、前記吸入口から吸入した流体を圧縮して前記排出口から排出するロータリ式ベーンポンプであって、前記排出口を複数設けるとともに、前記複数の排出口の位置を前記ロータの回転方向に沿ってそれぞれずらせ、さらに、前記複数の排出口のうち、少なくとも1つを開にし、他の排出口を閉にするとともに、前記開にした排出口を介して前記シリンダ室を外部に連通させる開閉手段を設けたことを特徴としている。
上記構成によれば、例えば、ロータの回転方向に沿って上流側の排出口が開で、下流側の排出口が閉である場合は、前後がベーンで囲まれたセグメント空間の容積つまり圧縮室の容積を小さくする前に、排出口から流体排出が開始されるので、圧縮流体は低圧である。これに対し、ロータの回転方向に沿って下流側の排出口が開で、上流側の排出口が閉である場合は、前後のベーンで囲まれたセグメント空間の容積つまり圧縮室の容積を非常に小さくすることができ、排出口からは高圧の圧縮流体が排出される。
本発明によれば、流体排出開始直前における圧縮比が排出口毎に異なったものとなり、排出口毎に異なった吐出圧力を得ることができる。これにより、吐出圧力の可変制御が可能となる。
以下、本発明の実施例を図1〜図5を用いて説明する。
図1は本発明に係るロータリ式ベーンポンプおよびモータの斜視図、図2はロータリ式ベーンポンプの一部であるシリンダの斜視図、図3はロータリ式ベーンポンプの分解斜視図、図4は図1のA−A線に沿った断面図、図5は図1のB−B線に沿った断面図である。
図1に示すように、ロータリ式ベーンポンプ20は、シリンダ21と、シリンダ21の両端に設けられたカバー22,23とを備えている。シリンダ21は、図2に示すように、内部にシリンダ室24を有する円筒部25と、円筒部25の上方に設けられたブロック部26とを備え、円筒部25とブロック部26は一体的に形成されている。円筒部25の両端には開口部25A,25Bが形成され、これら開口部25A,25Bにはカバー22,23が装着される。そして、円筒部25の両端にカバー22,23が装着されることにより、円筒部25の内部にシリンダ室24が形成されている。
シリンダ室24の内部には、図3に示すようなロータ27が回転自在に収納される。ロータ27は円柱状に形成され、その外周面には軸方向に沿って複数本(図3では4本)のベーン案内溝28が形成されている。ベーン案内溝28には平板状のベーン29が進退自在に挿嵌される。ロータ27の中心には回転軸30(図4または図5参照)が設けられ、この回転軸30は図1に示すモータ31の出力軸31Aに連結される。そして、ロータ27はモータ31によって回転駆動される。
ここで、ロータ27について、図4(a)を用いて詳細に説明する。各ベーン案内溝28は、ロータ27の外周面から回転軸30の外側に向かって接線方向に形成されている。さらに、ロータ27は、その回転中心O1がシリンダ21の円筒部25の中心O2に対してΔaだけ偏芯しており、ロータ27の外周面と円筒部25との間には三日月状の空間32が形成されている。
また、シリンダ21の円筒部25には、図2に示すように、内壁面25Cに吸入口としての吸気口33と排出口としての排気口34,35がそれぞれ設けられている。吸気口33は略矩形状に、排気口34は円筒部25の周方向に沿った長孔形状に、排気口35は略円形にそれぞれ形成されている。そして、吸気口33はブロック部26に上下方向に形成された空気通路26Aを介して、排気口34,35はブロック部26に上下方向に形成された空気通路26B,26Cを介してそれぞれ外部に繋がっている。
本実施例では、排気口34,35は、円筒部25の軸方向に互いにずらせて、つまり、排気口34は開口部25Aに近い側に、排気口35が開口部25Bに近い側にそれぞれ形成されている。
また、排気口34,35は、ロータ27の回転方向に沿って互いにずれて配置されている。すなわち、排気口34は、図4(a)に示すように、円筒部25の周方向に延びた長孔形状に形成され、その中央部分はロータ27の回転方向に沿って下流側に位置している。これに対し、排気口35は、図5(a)に示すように、円筒部25の周方向に延びた形状ではなく、略円形に形成され、その中央部分がロータ27の回転方向に沿って上流側に位置している。
さらに、図4(a)に示すように、排気口34の上側縁部は空気通路26Bの下端部に位置し、下側縁部は空気通路26Bの下端部から距離L1だけ離れた所に位置している。また、図5(a)に示すように、排気口35の上側縁部は空気通路26Cの下端部に位置し、下側縁部は空気通路26Cの下端部から距離L2(L2<L1)だけ離れた所に位置している。なお、空気通路26Bの下端部と空気通路26Cの下端部は同じ高さ位置に設定されている。
また、排気通路26B,26Cには、開放端側(図2においてブロック部26の上面付近)に雌ネジが形成されており、該雌ネジに開閉手段としてのボルト等を螺合させて締め付けることにより、排気通路26B,26Cを閉じることができるようになっている。
次に、本実施例の作用について説明する。
先ず、モータ31が回転するとロータ27が矢印D方向に回転駆動され、このロータ27の回転により、ベーン29が遠心力によってベーン案内溝28から飛び出し(進出し)、三日月状の空間32を複数のセグメント空間32A(図4および図5参照)に分割するとともに、ベーン29の先端が円筒部25の内壁面25Cに当接する。
また、ロータ27の回転に伴って、ベーン29の先端は円筒部25の内壁面25C上を摺動する。これにより、図4および図5のように(a)吸気→(b)吸気終了→(c)排気開始→(d)排気終了の各工程が実行され、吸気口33から吸い込まれた空気は、セグメント空間32A内で圧縮され、排気口34または35から排出される。
本実施例では、ロータリ式ベーンポンプ20を使用する際に、排気通路26B,26Cのどちらかの開放端にボルトを螺合させ締め付けておく。例えば、ロータリ式ベーンポンプ20を低圧用ポンプとして使用するときは、排気通路26C側にボルトを螺合させて締め付けておき、高圧用ポンプとして使用するときは、排気通路26B側にボルトを螺合させて締め付けておく。
そして、低圧用ポンプとして使用するときは、図4においては、同図(b)の吸気終了直後から圧縮が開始され、同図(c)の排気開始直前に圧縮が終了する。この場合、図から分かるように、セグメント空間32Aを形成するベーン29のうち前側のベーンが排気口34の下側縁部を通過すると、圧縮が終了してしまい、セグメント空間32Aの容積はあまり小さくならない。その結果、排気口34から排出される圧縮空気は比較的低圧となる。
これに対し、高圧用ポンプとして使用するときは、図5においては、同図(b)の吸気終了直後から圧縮が開始され、同図(c)の排気開始直前に圧縮が終了するが、図から分かるように、セグメント空間32Aを形成するベーン29のうち前側のベーンが排気口35の下側縁部を通過する直前まで圧縮工程が維持されるので、高い圧縮比を実現できる。すなわち、ロータ27の外周面と円筒部25の内壁面25Cとの間の三日月状の空間32は端部へ行くほど幅が狭くなり、またセグメント空間32A両端にあるベーン29の間隔は一定であるから、前側のベーンが排気口35の下側縁部を通過する直前には、セグメント空間32Aの容積は非常に小さくなっており、高い圧縮比が得られる。その結果、排気口35からは高圧の圧縮空気を排出させることができる。
なお、排気口は2つではなく、3つ以上設けることもできる。この場合も、各排気口の位置をロータ27の回転方向に沿ってそれぞれずらすようにする。
また、上記実施例では、空気を圧縮するロータリ式ベーンポンプを例として説明してきたが、本発明はオイル等の液体用のベーンポンプにも適用できる。
さらに、上記実施例では、ロータ27の回転中心がシリンダ21の円筒部25の中心から偏芯したタイプのベーンポンプを例に説明してきたが、本発明は、ロータの回転中心とシリンダの中心とが一致する同心タイプのベーンポンプにも適用できる。
本発明に係るロータリ式ベーンポンプおよびモータの斜視図である。 図1に示したロータリ式ベーンポンプの一部であるシリンダの斜視図である。 ロータリ式ベーンポンプの分解斜視図である。 図1のA−A線に沿った断面で、(a)は吸気時の様子を、(b)は吸気終了時の様子を、(c)は排気開始時の様子を、(d)は排気終了時の様子をそれぞれ示す図である。 図1のB−B線に沿った断面で、(a)は吸気時の様子を、(b)は吸気終了時の様子を、(c)は排気開始時の様子を、(d)は排気終了時の様子をそれぞれ示す図である。 従来技術によるロータリ式ベーンポンプおよびモータの斜視図である。 図6に示したロータリ式ベーンポンプの一部であるシリンダの斜視図である。 図6のC−C線に沿った断面で、(a)は吸気時の様子を、(b)は吸気終了時の様子を、(c)は排気開始時の様子を、(d)は排気終了時の様子をそれぞれ示す図である。
符号の説明
20 ロータリ式ベーンポンプ
21 シリンダ
22,23 カバー
24 シリンダ室
25 円筒部
25C 内壁面
26 ブロック部
27 ロータ
28 ベーン案内溝
29 ベーン
31 モータ
32A セグメント空間
33 吸気口
34,35 排気口

Claims (1)

  1. 外周面に軸方向に沿って複数本のベーン案内溝が形成され、該ベーン案内溝にベーンが進退自在に挿嵌されたロータと、
    前記ロータが回転自在に収容されたシリンダ室を有し、該シリンダ室の内壁面に吸入口および排出口が設けられたシリンダとを備え、
    前記ロータの回転により前記ベーンが前記ベーン案内溝内を進退し、前記吸入口から吸入した流体を圧縮して前記排出口から排出するロータリ式ベーンポンプであって、
    前記排出口を複数設けるとともに、前記複数の排出口の位置を前記ロータの回転方向に沿ってそれぞれずらせ、
    さらに、前記複数の排出口のうち、少なくとも1つを開にし、他の排出口を閉にするとともに、前記開にした排出口を介して前記シリンダ室を外部に連通させる開閉手段を設けたことを特徴とするロータリ式ベーンポンプ。
JP2004230396A 2004-08-06 2004-08-06 ロータリ式ベーンポンプ Pending JP2006046234A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022211760A1 (en) * 2021-03-30 2022-10-06 Vatandas Hasim Turbulence-free pump and motor

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