JP2006045785A - 掘削バケット - Google Patents

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Abstract

【課題】底部が上板と底板とによって分割形成されるものにあって、上板と底板との接続部分に補強部材を要することなく所望の強度を確保できる。
【解決手段】アームに連結される一対のブラケット3が固定される上板2と、この上板2に溶接される底板20とによって底部が形成されると共に、底板20を所定の重ね代Rを設けて上板2に溶接した構成にしてある。また、底板20を上板2の外側に溶接すると共に、底板20が、ブラケット3のそれぞれの端部が収容される逃げ部20aを有し、この逃げ部20aにおける溶接も含めて上板2と底板20とを固定する溶接部21を形成してある。
【選択図】図2

Description

本発明は、油圧ショベル等の建設機械に備えられ、土砂の掘削作業などに活用される掘削バケットに関する。
この種の従来技術として、特許文献1に示されるものがある。この従来技術は、底部を形成する底板と、この底板の両側部を形成する側板と、底部の前端部に設けられるカッティングエッジと、側板のエッジに取り付けられるサイドカッタと、カッティングエッジに溶接されるアダプタと、このアダプタに装着される掘削爪とを備えている。上述の底板は1枚板から成り、この底板の上部にアームに連結されるブラケットが備えられている。
特許文献1に記載される掘削バケットの底部は1枚板から成っているが、例えば大型の油圧ショベルなどにあっては、この底部のうちの上述のブラケットが溶接される大きな負荷がかかる部分を板厚の厚い上板で構成し、他の部分を上板に比べて板厚の薄い底板で形成したものが従来知られている。すなわち底部を、上板と底板とによって分割形成し、これらの上板と底板とを溶接によって一体化させた掘削バケットが知られている。
以下、このように底部が分割形成される掘削バケットについて、図4〜7に基づいて説明する。図4は上板と底板との接続部分に補強部材を備えた従来の掘削バケットを示す図で、(a)図は外側方向から見た正面図、(b)図は(a)図のB断面図、図5は図4に示した従来技術の斜視図で、(a)図は内側方向から見た斜視図、(b)図は外側方向から見た斜視図、図6は図4の(b)図の要部拡大図、図7は図4の(a)図の要部拡大図である。
これらの図、例えば図4の(a)(b)図、及び図5の(a)図に示すように、この従来技術は、底部が底板1と上板2とによって分割形成され、これらの底板1と上板2とを溶接によって一体化してある。上板2には、アームに連結される一対のブラケット3が溶接されると共に、補強部材である三角リブ4が溶接されている。底板1及び上板2から成る底部の両側部には側板5が溶接されている。これらの側板5の前端部には、エッジ6がそれぞれ形成され、これらのエッジ6にサイドカッタ7がそれぞれ取り付けられている。底板1の前端部にはカッティングエッジ8が取り付けられ、このカッティングエッジ8に複数のアダプタ9が溶接されている。これらのアダプタ9のそれぞれには、掘削爪10が装着されている。
また図5の(b)図に示すように、側板5には耐摩耗部材であるパッチ補強板11が取り付けられ、底板1には、その外側部分に耐摩耗部材であるウエアプレート12が溶接されている。また特に、図4の(a)図、図5の(b)図、及び図7に示すように、底部を形成する底板1と上板2との接続部分、すなわち付き合わせ部分には、この付き合わせ部分を補強する補強部材13が、一対のブラケット3に対応して一対溶接されている。
特開2001−323519公報
上述のように底部を底板1と上板2によって分割形成した従来技術では以下のような問題がある。
すなわち、上板2と底板1との接続部分に一対の補強部材13を備えていることから、部材数が多くなる。また図7に示すように、補強部材13の全周に溶接部14を形成しなければならないこと、及び底板1と上板2との突き合わせ部分に溶接のための開先を加工しなければならないことから、溶接工数が多くなりやすい。これらにより従来技術では製作費が高くなる問題がある。
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、底部が上板と底板とによって分割形成されるものにあって、上板と底板との接続部分に補強部材を要することなく所望の強度を確保できる掘削バケットを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、アームに連結されるブラケットが溶接される上板と、この上板と溶接される底板とによって底部が形成される掘削バケットにおいて、上記底板を所定の重ね代を設けて上記上板に溶接したことを特徴としている。
このように構成した本発明は、底板を所定の重ね代を設けて上板に溶接したことから、強度的に弱くなる突き合わせ部をなくすことができ、重ね代の寸法に応じた上板と底板との接続部分の所望の強度を確保できる。したがって、上板と底板との接続部分に特別な補強部材を要することがなく、全体の部材数を少なくすることができる。これに伴って、補強部材に係る溶接工数を削減できる。さらに、上板と底板との溶接に際し、これらの上板と底板とを突き合わせて配置することがないので、これらの上板と底板の端部に開先を加工することを要しない。
また本発明は、上記発明において、上記底板を上記上板の外側に溶接すると共に、上記底板に上記ブラケットの端部が収容される逃げ部を形成したことを特徴としている。
このように構成した本発明は、ブラケットの上面と底板の上面との接続形態を、底板の逃げ部に設けた溶接部分を介して、滑らかな連続曲面に形成することができる。これによってブラケットの端部における応力集中を緩和させることができる。
本発明は、底部が上板と底板とによって分割形成されるものにあって、補強部材を要することなく、上板と底板との接続部分の所望の強度を確保でき、従来よりも部材数を少なくすることができる。また、補強部材に係る溶接作業を削減でき、上板と底板とを突き合わせることなく配置してあるので、上板と底板とに開先を加工せずに溶接することができる。これらにより、従来に比べて製作費を安くすることができる。
以下,本発明に係る掘削バケットを実施するための最良の形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明に係る掘削バケットの一実施形態を示す図で、(a)図は外側方向から見た正面図、(b)図は(a)図のA断面図、図2は図1の(b)図の要部拡大図、図3は図1の(a)図の要部拡大図である。
これらの図1〜3において、前述した図4〜7に示した部材と同等の部材は同じ符号で示してある。これらの図1〜3に示す本実施形態は、例えば油圧ショベルに備えられるものであり、前述と説明が重複するが、本実施形態も底部を上板2と底板20とによって分割形成してある。上板2には、油圧ショベルのフロント作業機に含まれるアームに連結される一対のブラケット3を溶接してあると共に、三角リブ4を溶接してある。上板2及び底板20から成る底部の両側部に側板5を溶接してある。側板5の前端部にはエッジ6が形成され、これらのエッジ6にサイドカッタ7をそれぞれ取り付けてある。底板20の前端部にはカッティングエッジ8を取り付けてあり、このカッティングエッジ8に複数のアダプタ9を溶接してある。これらのアダプタ9のそれぞれに掘削爪10を装着させてある。また、底板1の外側部分には耐摩耗部材であるウエアプレート12を溶接してある。
本実施形態は、特に図2に示すように、底板20を所定の重ね代Rを設けて上板3に溶接した構成にしてある。所定の重ね代Rの寸法は、本実施形態が備えられる油圧ショベルの機種、及び作業時にブラケット3に作用する負荷荷重を考慮して設定される。また、底板20に一対のブラケット3のそれぞれの端部が収容される逃げ部20aを形成してある。底板20と上板2とブラケット3の端部とは、図3に示すように、溶接部21によって一体に形成してある。
このように構成した本実施形態によれば、底板20を所定の重ね代を設けて上板に溶接したことから、強度的に弱くなる突き合わせ部をなくすことができ、重ね代Rの寸法に応じた上板2と底板20との接続部分の所望の強度、すなわち本実施形態によって実施される土砂の掘削作業等の作業に支障を生じない所望の強度を確保できる。したがって、上板2と底板20との接続部分、すなわち、ブラケット3の端部部分に特別な補強部材を要することがなく、全体の部材数を少なくすることができる。これに伴って、図3の溶接部21に示すように溶接ラインが単純化され、この溶接作業が簡単になる。さらに、上板2と底板20との溶接に際し、これらの上板2と底板20とを突き合わせることがないので、これらの上板2と底板20の端部に開先を加工することなく溶接部21を形成することができる。これらにより製作費を安くすることができる。
また図3に示すように、ブラケット3のそれぞれの上面と、底板20の上面との接続形態を、底板20の逃げ部20aに設けた溶接部分を介して滑らかな連続曲面とすることができる。これによってブラケット3のそれぞれの端部における応力集中を緩和させることができる。したがって、ブラケット3に作用する負荷荷重に対して堅固で安定した構造を実現させることができ、高い信頼性を確保できる。
本発明に係る掘削バケットの一実施形態を示す図で、(a)図は外側方向から見た正面図、(b)図は(a)図のA断面図である。 図1の(b)図の要部拡大図である。 図1の(a)図の要部拡大図である。 上板と底板との接続部分に補強部材を備えた従来の掘削バケットを示す図で、(a)図は外側方向から見た正面図、(b)図は(a)図のB断面図である。 図4に示した従来技術の斜視図で、(a)図は内側方向から見た斜視図、(b)図は外側方向から見た斜視図である。 図4の(b)図の要部拡大図である。 図4の(a)図の要部拡大図である。
符号の説明
2 上板
3 ブラケット
20 底板
20a 逃げ部
R 重ね代
21 溶接部

Claims (2)

  1. アームに連結されるブラケットが溶接される上板と、この上板と溶接される底板とによって底部が形成される掘削バケットにおいて、
    上記底板を所定の重ね代を設けて上記上板に溶接したことを特徴とする掘削バケット。
  2. 上記請求項1記載の発明において、
    上記底板を上記上板の外側に溶接すると共に、上記底板に上記ブラケットの端部が収容される逃げ部を形成したことを特徴とする掘削バケット。
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