JP2006044510A - ミラー及び角度検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】角度検出機能を有するミラーのコストを低減する。
【解決手段】鏡面の向きを変更可能なミラー18であって、鏡面と平行な軸に対して鏡面を回転運動させることにより、鏡面の向きを変更するアクチュエータ16と、鏡面と同じ方向を向くように、鏡面とともに向きを変更するプレートピボット10と、プレートピボット10に向かって付勢されることにより、プレートピボット10が回転運動をした場合に、回転量に応じて、鏡面とほぼ垂直な移動方向に移動するスライドブロック20と、スライドブロック20の移動量に応じて、スライドブロック20と同じ方向に移動する磁石26と、磁石26からの磁気を検出することにより、磁石の移動量に応じた信号を出力する磁気検出素子とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ミラー及び角度検出装置に関する。
従来、ミラーアセンブリのプレートピボット(ピボットテーブル)に磁石を固定し、角度変更用アセンブリ側に磁気検出装置を設けたミラー角度検出装置が知られている(特許文献1)。この磁気検出装置は、鏡面の傾きによる磁界の変化を検出するものである。
実開平3−112441号公報
しかし、プレートピボットに固定した磁石により、鏡面の角度変位の全範囲において角度を検出するためには、磁石の大きさを、プレートピボットの動きに合わせて大きくする必要がある。また、鏡面の傾きによる磁界の変化を適切に検出するためには、例えば図5に示すように、プレートピボットの回転中心、磁石、及び磁気検出素子のニュートラルを同一線上に設ける必要がある。そのため、従来、レイアウトに制約が生じ、スペースを効率よく使えない場合があった。また、例えば、自動車用のアウターミラーにおいては、ミラーボデー内のスペースが限られているため、スペースの有効利用が強く望まれている。
また、鏡面を傾けるためのアクチュエータが角度検出装置付きの専用品となり、汎用性がなかった。更には、基板からのハーネス等の特別な配策によって磁気検出素子を磁石に近接させる場合、作業性が悪く、コストが高くなる場合があった。
そこで、本発明は、上記の課題を解決できるミラー及び角度検出装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、以下の構成を有する。
(構成1)鏡面の向きを変更可能なミラーであって、鏡面と平行な軸に対して前記鏡面を回転運動させることにより、前記鏡面の向きを変更するアクチュエータと、鏡面と同じ方向を向くように、鏡面とともに向きを変更する連動部材と、連動部材に向かって付勢されることにより、連動部材が回転運動をした場合に、回転量に応じて、鏡面とほぼ垂直な移動方向に移動するスライドブロックと、スライドブロックの移動量に応じて、スライドブロックと同じ方向に移動する移動部材と、移動部材の移動量を検出する移動量検出部とを備える。
このように構成すれば、鏡面の角度を適切に検出することができる。また、スライドブロック、ガイドケース、及び移動部材等を、ミラーの垂直方向又は水平方向の直線上の任意の位置に配置することができる。ミラーの垂直方向とは、鏡面を傾けるための垂直方向の軸である。また、ミラーの水平方向とは、鏡面を傾けるための水平方向の軸である。また、配置の自由度が高まるため、ミラー内において、アクチュエータの空いたスペースを利用でき、スペース効率がよくなる。また、角度検出機能を有するアクチュエータのユニットを小型化できる。更には、角度検出機能を、汎用のアクチュエータに容易に付加できる。
尚、鏡面とほぼ垂直な移動方向とは、例えば、鏡面を傾けない場合に、鏡面と垂直となる方向である。また、ミラーは、例えば自動車用のアウターミラーである。
連動部材は、例えばミラーホルダやハウジング等の、ミラーの動きに従って受動的に動く部材であってもよく、例えばプレートピボットのように自身が能動的に動くことにより、鏡面を駆動する部材であってもよい。また、連動部材は、鏡面の一部であってもよい。スライドブロック、移動部材、及び移動量検出部は、鏡面、ミラーホルダ、プレートピボット、ハウジング等のミラーの構成部品のいずれかに合わせて配置されてよい。また、スライドブロック、移動部材、及び移動量検出部は、アクチュエータの内部に配置されてもよく、外部に配置されてもよい。
(構成2)連動部材は、鏡面と平行な軸に対して回転運動をすることにより、鏡面を傾けるプレートピボットである。このように構成すれば、連動部材として新たな部材を追加することなく、鏡面の角度を適切に検出することができる。尚、スライドブロックは、例えば、プレートピボット裏面に向かって付勢される。プレートピボット裏面とは、ミラーの裏側を向く面である。
(構成3)移動部材とスライドブロックとの間に設けられ、スライドブロックを連動部材に向かって付勢する第1の付勢手段と、移動部材を第1の付勢手段に向かって付勢する第2の付勢手段とを更に備え、スライドブロックが移動方向に移動した場合、移動部材は、スライドブロックの移動量よりも小さな移動量だけ、スライドブロックと同じ方向に移動する。
このように構成すれば、第1及び第2の付勢手段のバランスにより、鏡面の動きを、移動部材の任意の移動量に変換することができる。また、移動部材の動きを小さくすることにより、移動部材の小型化し、コストを低減できる。また、第1及び第2の付勢手段のバランスにより、移動部材のニュートラル位置を自在に設定することができる。付勢手段は、例えば巻きバネである。付勢手段は、例えば板バネ等の他の弾性部材であってもよい。
(構成4)移動部材は磁石であり、移動量検出部は、磁石からの磁気を検出することにより、磁石の移動量に応じた信号を出力する磁気検出素子である。このように構成すれば、移動部材である磁石の移動量を適切に検出できる。
(構成5)スライドブロック及び磁石を挟んで連動部材と対向する回路基板を更に備え、磁気検出素子は、回路基板に実装されている。
磁石のニュートラル位置を自在に設定することができるため、例えばリードタイプの磁気検出素子を回路基板に実装すれば、ハーネス等の特別な配策を用いることなく、磁石からの磁気を検出できる。そのため、作業性が向上し、ミラーのコストを低減できる。
(構成6)鏡面が回転運動できる最大範囲に応じてスライドブロックが移動する移動距離よりも、鏡面とほぼ垂直な方向における磁石の長さは小さい。このように構成すれば、小さな磁石を用いることにより、ミラーのコストを低減できる。
(構成7)磁気検出素子は、第1及び第2の電圧出力端子の間にホール電圧を出力するホール素子であり、ミラーは、温度の上昇に応じて抵抗値が減少又は増大する第1及び第2の温度補償用素子であって、第1及び第2の電圧出力端子にそれぞれ接続された第1及び第2の温度補償用素子と、第1及び第2の温度補償用素子を介してホール素子から受け取るホール電圧を増幅するオペアンプとを更に備える。
このように構成すれば、鏡面の回転量を、電気信号に適切に変換できる。また、温度補償用素子により、磁石や磁気検出素子の温度特性を補償することができる。そのため、角度検出の温度依存性を抑え、高性能化することができる。温度補償用素子は、例えばサーミスタ又は感温抵抗等である。
(構成8)鏡面の角度を検出する角度検出装置であって、鏡面と同じ方向を向くように、鏡面とともに向きを変更する連動部材に向かって付勢されることにより、連動部材が回転運動をした場合に、回転量に応じて、鏡面とほぼ垂直な移動方向に移動するスライドブロックと、スライドブロックの移動量に応じて、スライドブロックと同じ方向に移動する移動部材と、移動部材の移動量を検出する移動量検出部とを備える。このように構成すれば、構成1と同様の効果を得ることができる。
本発明によれば、角度検出機能を有するミラーのコストを低減できる。
以下、本発明に係る実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るミラー18の構成を示す。図1において、鏡面の角度検出に必要な要部以外の部分は省略した。ミラー18は、図示した構成の他に、例えばミラボデーや、鏡面等を更に備える。
本実施形態において、ミラー18は、自動車用のアウターミラーであり、アクチュエータ16及び角度検出装置14を備える。アクチュエータ16は、ハウジングフロント12及びプレートピボット10を備える。
ハウジングフロント12は、プレートピボット10を保持する筐体である。プレートピボット10は、連動部材の一例であり、ミラー18の鏡面と平行な軸に対して回転運動をすることにより、鏡面を傾ける。そのため、プレートピボット10は、鏡面と同じ方向を向くように、鏡面とともに向きを変更する。また、アクチュエータ16は、プレートピボット10によって鏡面を回転運動させることにより、鏡面の向きを変更する。
角度検出装置14は、それぞれ複数のスライドブロック20、スプリング22、ガイドケース24、磁石26、スプリング28、及びカバースプリング30と、PCボード32と、カバー34と、複数のスクリュータッピング36とを有する。角度検出装置14は、スライドブロック20、スプリング22、ガイドケース24、磁石26、スプリング28、及びカバースプリング30を、鏡面の垂直方向の傾き、及び水平方向の傾きのそれぞれを検出するために、それぞれ一組づつ有する。
スライドブロック20は、スプリング22により、ハウジングフロント12を介してプレートピボット10の裏面に向かって付勢されている。そして、プレートピボット10が回転運動をした場合に、スライドブロック20は、プレートピボット10の回転量に応じて、鏡面とほぼ垂直な移動方向に移動する。スライドブロック20は、例えばハウジングフロント12に設けられた穴を介して、プレートピボット10に押し当てられてよい。
スプリング22は、第1の付勢手段の一例であり、磁石26とスライドブロック20との間に設けられ、スライドブロック20をプレートピボット10に向かって付勢する。ガイドケース24は、磁石26を収容するケースであり、磁石26を、スプリング22とスプリング28との間に保持する。磁石26は、移動部材の一例であり、ここでは、永久磁石を適用している。スプリング28は、第2の付勢手段の一例であり、ガイドケース24を付勢することにより、磁石26をスプリング22に向かって付勢する。カバースプリング30は、スプリング28における磁石26から遠い端部を支持する。
このように構成すれば、スプリング22及びスプリング28のバランスにより、鏡面の動きを、磁石26の任意の移動量に変換することができる。また、この構成により、鏡面とほぼ垂直な移動方向にスライドブロック20が移動した場合、磁石26は、スライドブロック20の移動量に応じて、スライドブロック20の移動量よりも小さな移動量だけ、スライドブロック20と同じ方向に移動する。尚、角度検出装置14は、第1及び第2の付勢手段として、板バネ等の他の弾性部材を有してもよい。
PCボード32は、角度検出回路等の周辺回路を搭載する回路基板であり、スライドブロック20、スプリング22、ガイドケース24、磁石26、スプリング28、及びカバースプリング30を挟んでプレートピボット10と対向するように設けられる。カバー34は、ハウジングフロント12との間にスライドブロック20、スプリング22、ガイドケース24、磁石26、スプリング28、カバースプリング30、及びPCボード32を収容するカバーである。スクリュータッピング36は、カバー34を、ハウジングフロント12に固定する。
このように構成すれば、鏡面の角度を適切に検出することができる。また、角度検出装置14を、ミラー18の垂直方向又は水平方向の直線上の任意の位置に配置することができる。また、配置の自由度が高まるため、ミラー18内において、アクチュエータ16の空いたスペースを利用でき、スペース効率がよい。また、角度検出装置14及びアクチュエータ16からなるアクチュエータのユニットを小型化できる。また、角度検出装置14はアクチュエータ16に対して後付けで付加できる構成であり、アクチュエータ16として、汎用のアクチュエータを使用することができる。そのため、本実施形態によればミラー18のコストを低減できる。
図2は、ミラー18の動作の一例を示す図である。図2(a)は、角度検出装置14の動作を説明する図である。本実施形態において、PCボード32は、磁気検出素子202及びオペアンプ204を含む角度検出回路200を有している。磁気検出素子202は、移動量検出部の一例である。磁気検出素子202は、リードタイプのホール素子又はホールセンサであり、PCボード32に実装されている。
また、ここでは、一例として、プレートピボット10は、±14°の範囲で回転運動を行い、ミラー18の鏡面を駆動するようになっている。そして、±14°の範囲の回転運動に応じて、スライドブロック20は、±6mmの範囲の直線運動を行うようになっている。このように、スライドブロック20は、回転運動を、直線運動に変換する。
また、スプリング28は、スプリング22と異なるバネ定数を有している。そのため、スライドブロック20が移動した場合、スプリング22とスプリング28とに挟まれた磁石26は、スライドブロック20と異なる移動量だけ、スライドブロック20と同じ方向に移動する。本実施形態においては、一例として、スプリング22とスプリング28との加重のバランスにより、スライドブロック20が±6mmの範囲の直線運動を行うのに応じて、磁石26は、±2mmの範囲の直線運動を行う。このように、本実施形態によれば、磁石26の移動量を小さくすることができるため、スライドブロック20の最大移動距離と比べて小さな磁石26を用いることができる。スライドブロック20の最大移動距離とは、鏡面が回転運動できる最大範囲に応じてスライドブロック20が移動する移動距離である。このように構成すれば、小さな磁石26を用いることにより、ミラー18のコストを低減できる。また、ミラー18の省スペース化を行うことができる。
また、スプリング22とスプリング28とのバランスを変更することにより、磁気検出素子202のニュートラル位置に合わせて、磁石26のニュートラル位置を自在に設定することができる。そのため、例えばハーネスやフレキシブル基板等を使って磁気検出素子を磁石26の近傍に配置する必要がない。そのため、本実施形態によれば、磁気検出素子202の取り付けの作業性が向上し、ミラー18のコストを低減できる。
図2(b)は、プレートピボット10の動作を説明する図である。本実施形態において、プレートピボット10は、垂直方向回転軸及び水平方向回転軸のそれぞれを軸にして回転運動を行う。
そのため、角度検出装置14において、複数のスライドブロック20のそれぞれは、垂直方向回転軸及び水平方向回転軸上のいずれかの点に配置される。また、それぞれのスライドブロック20に対応する磁石26及び磁気検出素子202等は、対応するスライドブロック20の位置に配置される。
この場合、スライドブロック20を、直方向回転軸又は水平方向回転軸上であればどの位置に配置しても問題ないので、角度検出装置14を、アクチュエータ16の空いたスペースに配置することができる。そのため、本実施形態によれば、ミラー18のスペースを有効に利用することができる。
図3は、磁石の大きさと磁気検出素子の動作との関係を説明する図である。磁石を、図3(a)に示すように、磁気検出素子のニュートラル位置を中心に上位置及び下位置にスライドして動かした場合、ホール素子を備えて構成される本発明に含まれる磁気検出素子は、例えば図3(b)に示すような磁束密度を検出する。
そのため、例えば、長さ6mmの磁石を磁気検出素子に対してスライドさせた場合、±3mm以上スライドさせると、出力の方向が反転してしまう。そのため、スライドの移動量に対してリニアな特性がほしい場合、スライド量≒永久磁石の長さとする必要がある。
ここで、本実施形態においては、ここでは、スプリング22とスプリング28とのバランスにより、スプリング22で±6mmの動作範囲を、磁石26で±2mmの動作範囲に小さく変換している。そのため、検出しようとする移動量が小さくなり、小さな磁石26を使用することができる。
図4は、角度検出回路200の回路構成の一例を示す。本実施形態において、角度検出回路200は、磁気検出素子202、複数の温度補正用素子206、及びオペアンプ204を有する。
磁気検出素子202は、ホール素子であり、ボルテージフォロアIC1−1、及びトランジスタQ1等により構成される定電流回路から供給される電流に基づき、検出した磁気に応じたホール電圧を出力する。磁気検出素子202は、ホール電圧を、抵抗R6を介して温度補正用素子206(R8)に接続された第1の電圧出力端子と、抵抗R7を介して温度補正用素子206(R9)に接続された第2の電圧出力端子との間に差動出力する。
複数の温度補正用素子206は、温度の上昇に応じて抵抗値が減少するサーミスタ又は感温抵抗であり、磁気検出素子202の第1及び第2の電圧出力端子にそれぞれ接続されることにより、磁石26や磁気検出素子202の温度特性を補償する。また、オペアンプ204は、複数の温度補正用素子206を介して磁気検出素子202から受け取るホール電圧を増幅する。尚、角度検出回路の回路構成によっては、温度補正用素子206として、温度の上昇に応じて抵抗値が増大するものを用いてもよい。
このように構成すれば、磁気検出素子202の差動出力が数十mVと非常に小さい場合であっても、鏡面の回転量を、電気信号に適切に変換できる。また、磁石26や磁気検出素子202の温度による変位がシステムの精度に影響するのを防ぎ、温度依存性を抑えることができる。そのため、本実施形態によれば、高い性能の角度検出装置14を有するミラー18を、低いコストで提供することができる。
以上、本発明を実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
本発明は、例えば自動車用のアウターミラーに好適に利用できる。
本発明の一実施形態に係るミラー18の構成を示す図である。 ミラー18の動作の一例を示す図である。 図2(a)は、角度検出装置14の動作を説明する図である。 図2(b)は、プレートピボット10の動作を説明する図である。 磁石の大きさと磁気検出素子の動作との関係を説明する図である 角度検出回路200の回路構成の一例を示す。 プレートピボットに固定した磁石により、鏡面の角度を検出する構成を示す図である。
符号の説明
10・・・連動部材(プレートピボット)、12・・・ハウジングフロント、14・・・角度検出装置、16・・・アクチュエータ、18・・・ミラー、20・・・スライドブロック、22・・・スプリング、24・・・ガイドケース、26・・・移動部材(磁石)、28・・・スプリング、30・・・カバースプリング、32・・・PCボード、34・・・カバー、36・・・スクリュータッピング、200・・・角度検出回路、202・・・移動量検出部(磁気検出素子)、204・・・オペアンプ、206・・・温度補正用素子

Claims (8)

  1. 鏡面の向きを変更可能なミラーであって、
    前記鏡面と平行な軸に対して前記鏡面を回転運動させることにより、前記鏡面の向きを変更するアクチュエータと、
    前記鏡面と同じ方向を向くように、前記鏡面とともに向きを変更する連動部材と、
    前記連動部材に向かって付勢されることにより、前記連動部材が回転運動をした場合に、回転量に応じて、前記鏡面とほぼ垂直な移動方向に移動するスライドブロックと、
    前記スライドブロックの移動量に応じて、前記スライドブロックと同じ方向に移動する移動部材と、
    前記移動部材の移動量を検出する移動量検出部と
    を備えることを特徴とするミラー。
  2. 前記連動部材は、前記鏡面と平行な軸に対して回転運動をすることにより、前記鏡面を傾けるプレートピボットであることを特徴とする請求項1に記載のミラー。
  3. 前記移動部材と前記スライドブロックとの間に設けられ、前記スライドブロックを前記連動部材に向かって付勢する第1の付勢手段と、
    前記移動部材を前記第1の付勢手段に向かって付勢する第2の付勢手段と
    を更に備え、
    前記スライドブロックが前記移動方向に移動した場合、前記移動部材は、前記スライドブロックの移動量よりも小さな移動量だけ、前記スライドブロックと同じ方向に移動することを特徴とする請求項1又は2に記載のミラー。
  4. 前記移動部材は磁石であり、
    前記移動量検出部は、前記磁石からの磁気を検出することにより、前記磁石の移動量に応じた信号を出力する磁気検出素子であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のミラー。
  5. 前記スライドブロック及び前記磁石を挟んで前記連動部材と対向する回路基板を更に備え、
    前記磁気検出素子は、前記回路基板に実装されていることを特徴とする請求項4に記載のミラー。
  6. 前記鏡面が前記回転運動できる最大範囲に応じて前記スライドブロックが移動する移動距離よりも、前記鏡面とほぼ垂直な方向における前記磁石の長さは小さいことを特徴とする請求項4又は5に記載のミラー。
  7. 前記磁気検出素子は、第1及び第2の電圧出力端子の間にホール電圧を出力するホール素子であり、
    前記ミラーは、
    温度の上昇に応じて抵抗値が減少又は増大する第1及び第2の温度補償用素子であって、前記第1及び第2の電圧出力端子にそれぞれ接続された第1及び第2の温度補償用素子と、
    前記第1及び第2の温度補償用素子を介して前記ホール素子から受け取る前記ホール電圧を増幅するオペアンプと
    を更に備えることを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載のミラー。
  8. 鏡面の角度を検出する角度検出装置であって、
    前記鏡面と同じ方向を向くように、前記鏡面とともに向きを変更する連動部材に向かって付勢されることにより、前記連動部材が前記回転運動をした場合に、回転量に応じて、前記鏡面とほぼ垂直な移動方向に移動するスライドブロックと、
    前記スライドブロックの移動量に応じて、前記スライドブロックと同じ方向に移動する移動部材と、
    前記移動部材の移動量を検出する移動量検出部と
    を備えることを特徴とする角度検出装置。
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