JP2007322222A - 液面検出装置 - Google Patents

液面検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007322222A
JP2007322222A JP2006151970A JP2006151970A JP2007322222A JP 2007322222 A JP2007322222 A JP 2007322222A JP 2006151970 A JP2006151970 A JP 2006151970A JP 2006151970 A JP2006151970 A JP 2006151970A JP 2007322222 A JP2007322222 A JP 2007322222A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
body frame
main body
support shaft
liquid level
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006151970A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007322222A5 (ja
JP4831478B2 (ja
Inventor
Tomoyuki Tanaka
智幸 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Seiki Co Ltd filed Critical Nippon Seiki Co Ltd
Priority to JP2006151970A priority Critical patent/JP4831478B2/ja
Publication of JP2007322222A publication Critical patent/JP2007322222A/ja
Publication of JP2007322222A5 publication Critical patent/JP2007322222A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4831478B2 publication Critical patent/JP4831478B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Level Indicators Using A Float (AREA)

Abstract

【課題】 非接触式の液面検出装置の小型化を実現しつつ、外部磁界の影響を極力抑えることを目的とする。
【解決手段】 非接触式の液面検出装置において、ホルダー5を軸支する本体フレーム4の一側面側に設けられた支軸部4Aには、径小な第1の支軸部4a1と、この第1の支軸部4a1と同軸上にして径大な第2の支軸部4a2とを設けるとともに、前記支軸部4Aの一部に前記本体フレーム4の他側面側から凹みからなる中空状の空間部4Bを形成し、この空間部4B内に検出素子9を配設するとともに、回路基板10を前記本体フレーム4の他側面側に沿って配設し、かつ前記回路基板10とマグネット8とを取り巻くように磁気シールド部材13を前記本体フレーム4の他側面側から本体フレーム4側に固定保持してなることを特徴とする液面検出装置。
【選択図】 図4

Description

本発明は、貯蔵タンクに貯留した各種液体の液量を検出する液面検出装置に関するもので、特に非接触式の液面検出装置の改良構造に関するものである。
従来、たとえば車両などの乗り物の燃料タンク内の液面(液量)を検出する液面検出装置としては、燃料の残量に応じて上下に追従作動するフロートにフロートアームを取り付け、このフロートアームの動きに連動する摺動接点で抵抗体に接続された固定接点上を摺動することで、フロートの位置(燃料の液面)を電気抵抗値に変換して検出するものが知られている。
ところで、前述した液面検出装置は、摺動接点と固定接点の電気的な接触を伴うため、燃料が導電性の液体である場合には、使用することができなかった。
そこで、この接触方式の液面検出装置に代わる液面検出装置の方式として、フロートの動きに追従するマグネットの回動に伴い磁気の変化を検出する検出素子として磁気抵抗素子などの磁気センサを用いた非接触式の液面検出装置が提案されている。(たとえば、特許文献1を参照。)
特開平8−94413号公報
特許文献1などによる液面検出装置においては、フロートの動きに追従するマグネットの回動に伴い、そのマグネット側の厚み方向に所定の間隔を配して磁気の変化を検出する検出素子(磁気センサ)が液面検出装置の本体フレーム側に設置されているため、液面検出装置のユニットとして全体の厚みがあるために嵩張ってしまうという問題があり、このような事態は、図示はしないが車両などの燃料タンク内に装備される液面検出装置や燃料ポンプなどを収容する上において、液面検出装置の小型化は重要な課題である。
また燃料タンクには、非接触式の液面検出装置の外部側に設置されている前記燃料ポンプあるいは他の電気部品などが接近して配設されていると、燃料ポンプのモータや電機部品による磁気の影響により、液面検出装置に設けられているマグネットと検出素子(磁気センサ)との間における磁界に乱れが発生し、これにより検出素子の出力に変化が生じてしまうため、結果として出力誤差として現れてしまうことがある。
そこで、本発明は上述した問題点に着目してなされたものであり、従来タイプに比べて非接触式の液面検出装置の小型化を実現しつつ、外部磁界の影響を極力抑えることを目的とするものである。
本発明では、請求項1に記載のように、合成樹脂製材料からなる本体フレームと、この本体フレームの一側面側に設けられた支軸部と、この支軸部に回動可能に支持されるホルダーと、このホルダーに取り付けられ、液面の変位に追従作動するフロートを備えたフロートアームと、前記ホルダーに配設され、前記フロートの作動に伴い回動するリング状のマグネットと、このマグネットの回動に伴い磁気の変化を検出する検出素子と、この検出素子から引き回し形成された回路基板と、この回路基板から外部側へと電気的に引き出し形成可能に設けられた通電用端子とを備えた液面検出装置であって、前記ホルダーを軸支する前記本体フレームに設けられた前記支軸部には、径小な第1の支軸部と、この第1の支軸部と同軸上にして径大な第2の支軸部とを設けるとともに、前記支軸部の一部に前記本体フレームの他側面側から凹みからなる中空状の空間部を形成し、この空間部内に前記検出素子を配設するとともに、前記回路基板を前記本体フレームの他側面側に沿って配設し、かつ前記回路基板と前記マグネットとを取り巻くように磁気シールド部材を前記本体フレームの他側面側から本体フレーム側に固定保持してなることを特徴とする液面検出装置である。
また、請求項1に記載の液面検出装置において、請求項2では、前記磁気シールド部材をカップ状に形成するとともに、この磁気シールド部材によって前記回路基板と前記マグネットの底部と外周面とを覆ってなることを特徴とする液面検出装置である。
また、請求項1または請求項2に記載の液面検出装置において、請求項3では、前記磁気シールド部材と前記本体フレーム側との間にOリングを配設してなることを特徴とする液面検出装置である。
また、請求項1に記載の液面検出装置において、請求項4では、前記ホルダーには、前記本体フレームに設けられた前記径小な第1の支軸部の外周面に支持される第1のラジアル受け部と、前記本体フレームに設けられた前記径大小な第2の支軸部の外周面に支持される第2のラジアル受け部と、前記第1の支軸部の先端部に突き当て配設されてホルダーのスラスト方向への移動が規制されるスラスト受け部とを設けてなることを特徴とする液面検出装置である。
また、請求項1または請求項4に記載の液面検出装置において、請求項5では、前記本体フレーム側には、前記ホルダーを保持するカバーを配設してなることを特徴とする液面検出装置である。
また、請求項1または請求項4に記載の液面検出装置において、請求項6では、前記本体フレームの第1の支軸部の先端には、前記ホルダーを抜け止め保持する係止部材を設けてなることを特徴とする液面検出装置である。
本発明による液面検出装置においては、合成樹脂製材料からなる本体フレームと、この本体フレームの一側面側に設けられた支軸部と、この支軸部に回動可能に支持されるホルダーと、このホルダーに取り付けられ、液面の変位に追従作動するフロートを備えたフロートアームと、前記ホルダーに配設され、前記フロートの作動に伴い回動するリング状のマグネットと、このマグネットの回動に伴い磁気の変化を検出する検出素子と、この検出素子から引き回し形成された回路基板と、この回路基板から外部側へと電気的に引き出し形成可能に設けられた通電用端子とを備えた液面検出装置であって、前記ホルダーを軸支する前記本体フレームに設けられた前記支軸部には、径小な第1の支軸部と、この第1の支軸部と同軸上にして径大な第2の支軸部とを設けるとともに、前記支軸部の一部に前記本体フレームの他側面側から凹みからなる中空状の空間部を形成し、この空間部内に前記検出素子を配設するとともに、前記回路基板を前記本体フレームの他側面側に沿って配設し、かつ前記回路基板と前記マグネットとを取り巻くように磁気シールド部材を前記本体フレームの他側面側から本体フレーム側に固定保持してなることにより、支軸部に回動可能に支持されるホルダーを径小な第1の支軸部と径大な第2の支軸部とによってそれぞれ支持することで接触領域(接触面積)を軽減することで摺接摩擦を低減することができ円滑な回転駆動を可能とすることができるとともに、軸支箇所におけるがたつきをも抑制することができる。また、合成樹脂製材料からなる本体フレームを基準として、その本体フレームの一側面側にフロート、フロートアームおよびそれを支持するホルダーを回動可能にセットすることができるとともに、本体フレームの他側面側に検出素子や回路基板を含む電気的な引き廻し構成部品を簡単にセットすることができるため、組み付け作業を良好に行うことができる。また、支軸部の一部に本体フレームの他側面側から凹みからなる中空状の空間部を形成し、この空間部内に検出素子を配設することによって軸受部材の機能に加えて検出素子の収納部を兼用することができるため、小型化が可能となる。また、マグネットを取り巻くように磁気シールド部材を配置してなることにより、非接触式であるマグネットと検出素子からなるの液面検出装置において、その液面検出装置の外部側からの磁気の影響を磁気シールド部材によって遮断することができ、マグネットと検出素子(磁気センサ)との間における磁界に悪影響を与えることがないため、検出素子の検出出力に影響を与えることがなくなるから、高信頼性および高精度の検出出力を得ることができるものであり、これにより初期の目的を達成することができる。
本発明の請求項1に記載による液面検出装置は、合成樹脂製材料からなる本体フレームと、この本体フレームの一側面側に設けられた支軸部と、この支軸部に回動可能に支持されるホルダーと、このホルダーに取り付けられ、液面の変位に追従作動するフロートを備えたフロートアームと、前記ホルダーに配設され、前記フロートの作動に伴い回動するリング状のマグネットと、このマグネットの回動に伴い磁気の変化を検出する検出素子と、この検出素子から引き回し形成された回路基板と、この回路基板から外部側へと電気的に引き出し形成可能に設けられた通電用端子とを備えた液面検出装置であって、前記ホルダーを軸支する前記本体フレームに設けられた前記支軸部には、径小な第1の支軸部と、この第1の支軸部と同軸上にして径大な第2の支軸部とを設けるとともに、前記支軸部の一部に前記本体フレームの他側面側から凹みからなる中空状の空間部を形成し、この空間部内に前記検出素子を配設するとともに、前記回路基板を前記本体フレームの他側面側に沿って配設し、かつ前記回路基板と前記マグネットとを取り巻くように磁気シールド部材を前記本体フレームの他側面側から本体フレーム側に固定保持してなるものである。このように構成することにより、合成樹脂製材料からなる本体フレームを基準として、その本体フレームの一側面側にフロート、フロートアームおよびそれを支持するホルダーを回動可能にセットすることができるとともに、本体フレームの他側面側に検出素子や回路基板を含む電気的な引き廻し構成部品を簡単にセットすることができるため、組み付け作業を良好に行うことができる。また、支軸部の一部に本体フレームの他側面側から凹みからなる中空状の空間部を形成し、この空間部内に検出素子を配設することによって軸受部材の機能に加えて検出素子の収納部を兼用することができるため、小型化が可能となる。また、支軸部に回動可能に支持されるホルダーを径小な第1の支軸部と径大な第2の支軸部とによってそれぞれ支持することで接触領域(接触面積)を軽減することで摺接摩擦を低減することができ円滑な回転駆動を可能とすることができるとともに、軸支箇所におけるがたつきをも抑制することができる。また、液面検出装置の外部側からの磁気の影響を磁気シールド部材によって遮断することができ、マグネットと検出素子(磁気センサ)との間における磁界に悪影響を与えることがないため、検出素子の検出出力に影響を与えることがなくなるから、高信頼性および高精度の検出出力を得ることができるという効果もある。
また請求項2に記載の発明によれば、前記磁気シールド部材をカップ状に形成するとともに、この磁気シールド部材によって前記回路基板と前記マグネットの底部と外周面とを覆ってなることにより、液面検出装置の外部側からの磁気の影響を磁気シールド部材によって遮断することができ、マグネットと検出素子との間における磁界に悪影響を与えることがないため、高信頼性および高精度の検出出力を得ることができる。
また請求項3に記載の発明によれば、前記磁気シールド部材と前記本体フレーム側との間にOリングを配設してなることにより、内部電装部品を保護することができる。
また請求項4に記載の発明によれば、前記ホルダーには、前記本体フレームに設けられた前記径小な第1の支軸部の外周面に支持される第1のラジアル受け部と、前記本体フレームに設けられた前記径大小な第2の支軸部の外周面に支持される第2のラジアル受け部と、前記第1の支軸部の先端部に突き当て配設されてホルダーのスラスト方向への移動が規制されるスラスト受け部とを設けてなることにより、支軸部に回動可能に支持されるホルダーを径小な第1の支軸部と径大な第2の支軸部とによってそれぞれ支持することで接触領域(接触面積)を軽減することでラジアル方向の摺接摩擦を低減することができ円滑な回転駆動を可能とすることができるとともに、軸支箇所におけるがたつきをも抑制することができる。加えて、第1の支軸部の先端部に突き当て配設されてホルダーのスラスト方向への移動が規制されるスラスト受け部とを設けてなることにより、ホルダーのスラスト方向への隙間寸法を良好に設定することができるため本体フレーム側とホルダーとの接触による摩擦を軽減することができるという効果がある。
また請求項5に記載の発明によれば、前記本体フレーム側には、前記ホルダーを保持するカバーを配設してなることにより、ホルダーによってスラスト方向のクリアランス(移動幅)をカバーによって保つことができ、安定した状態にてホルダーを支持することができる。
また請求項6に記載の発明によれば、前記本体フレームの第1の支軸部の先端には、前記ホルダーを抜け止め保持する係止部材を設けてなることにより、安定した状態にてホルダーを支持することができる。
以下、図1から図5を用いて本発明の第1実施例を説明する。本発明の液面検出装置1は、タンク2内に収容されている液体3の液量である液面3A位置を検出するものである。液面検出装置1は、タンク2側に取り付けられる液面検出用本体1Aと、この液面検出用本体1Aに組み付けられる合成樹脂製からなる液面計ユニットの本体フレーム4と、この本体フレーム4側に回動可能に支持される合成樹脂材料からなるホルダー5と、このホルダー5に取り付けられ、液面3Aの変位に追従作動するフロート6を備えたフロートアーム7と、前記ホルダー5に配設され、フロート6の作動に伴いホルダー5とともに回動するマグネット8と、このマグネット8の回動に伴い磁気の変化を検出し出力する、たとえばホール素子からなる磁気感応素子を用いた検出素子9と、この検出素子9を保持するとともに、検出素子9と電気的に接続する回路基板10と、この回路基板10から前記検出素子9によって検出した信号を液面検出装置1の外部に出力するための通電用端子11を介して接続するように構成している。
また、本体フレーム4の一側面側には、ホルダー5を回動可能に支持する支軸部4Aが設けられている。この実施例では、その支軸部4Aには、径小な第1の支軸部4a1と、この第1の支軸部4a1と同軸上にして径大な第2の支軸部4a2とが設けられている。また、前記支軸部4Aの一部には本体フレーム4の他側面側から凹みとなる中空状の空間部4Bが形成され、この空間部4B内にホール素子からなる磁気感応素子(検出素子)9が配設されている。また、支軸部4Aの外周部にはホルダー5に支持されて2極着磁された環状のマグネット8が対峙して配置されている。なお、環状(リング状)のマグネット8はホルダー5の成形と同時にインサート成形などの手段によって一体的にかつ同軸的に形成されている。また、検出素子9は本実施例にのみ限定されるものではなくマグネット8の回動を磁気的に検出する手段であればよいものであり、たとえばMR素子などの検出素子を用いてもよい。
前記回路基板10はガラスエポキシ樹脂などからなる硬質の基板からなり、検出素子9から伸びるリードを半田によって固定するとともに、回路基板10上には図示しない電子部品が実装されている。また、回路基板10から外部へと引き出し配設する検出素子9によって検出した信号を液面検出装置1の外部に出力するための通電用端子11は本体フレーム4側にモールド成形されており、通電用端子11の端部と回路基板10とが半田付けによって固定されている。これら検出素子9や回路基板10あるいは通電用端子11の一部を保護する目的で充填材12によって覆うことにより、本体フレーム4の他側面側に形成された中空状の空間部4Bおよび収納凹部4Cによる収容空間部内に塵埃や液体3が侵入しないように水密状態を保つように構成している。
また充填剤12によるシール性に加えて、リング状のマグネット8の底部と外周面を覆うように磁気シールド部材13が設けられている。この磁気シールド部材13としては、たとえば鉄ニッケル製の材料からなり、前記マグネット8の底部と外周面側とを覆うようにカップ状に形成されており、磁気シールド部材13の内面側と本体フレーム4側との間にOリング14を配設してなることにより、内部電装部品を保護することができるようにしている。
またフロート6は本実施例において、ステンレスなどの腐食しにくい金属材料から形成されており、液面3Aの変動に伴い移動するものである。なお、フロート6の材質は前記材料に限定されるものではなく、合成樹脂などで形成しても良い。
フロートアーム7は非磁性体である金属で形成されており、一端にフロート6を保持し、他端がホルダー5に設けられたアーム差込支持部5Aに挿入支持されるとともに、その手前側にてフロートアーム7の軸部を支持するホルダー5に設けられたアーム係止部5Bによって保持されている。
またホルダー5の中央部には、本体フレーム4に設けられた前記径小な第1の支軸部4a1の外周面に支持される第1のラジアル受け部5Cと、前記本体フレーム4に設けられた前記径大小な第2の支軸部4a2の外周面に支持される第2のラジアル受け部5Dと、前記第1の支軸部4a1の先端部にてホルダー5のスラスト方向への突き当て移動を規制するスラスト受け部5Eとが設けられている。
また本体フレーム4の支軸部4Aに回動可能に支持される合成樹脂材料からなるホルダー5の上方には、フレームカバー15が配設され、このフレームカバー15によってホルダー5の上端部側が抜け止め状態にて保持されている。この際、上記フレームカバー15によってホルダー5の上部を軸支する軸受部として併設するようにしてもよいものであり、また、図示はしないが、フレームカバー15の代わりに本体フレーム4の第1の支軸部4a1の先端(上端部)に、前記ホルダー5を抜け止め保持する係止部材を一体に設けるように形成しても良い。
次に本実施例の液面検出装置1の液面3A(液量)の検出について説明する。
タンク2内の液面3の変位に伴いフロート6が上下動し、フロート6の移動によってフロートアーム7とともに本体フレーム4の支軸部4Aに設けられた径小な第1の支軸部4a1の外周面に支持されるホルダー5の第1のラジアル受け部5Cと、本体フレーム4に設けられた前記径大小な第2の支軸部4a2の外周面に支持されるホルダー5の第2のラジアル受け部5Dと、第1の支軸部4a1の先端部にてホルダー5のスラスト方向への突き当て移動を規制するスラスト受け部5Eとによってラジアル方向とスラスト方向とがそれぞれ良好に支持さてたホルダー5が回動する。このホルダー5の回動によりマグネット8も回動し、マグネット8の回動により、検出素子9に対向するマグネット8の磁束密度が変化し、この磁束密度の変化を検出素子9が検出し、回路基板10から通電用端子11を介して出力され、この出力信号に基づいて図示しない外部の機器(指示計器)に液面レベルを示す電気信号が出力され、タンク2内の液量が検出される。
このように、本発明の液面検出装置1にあっては、合成樹脂製からなる液面計ユニットの本体フレーム4に設けられた支軸部4Aの一部に検出素子9を配設するとともに、支軸部4Aの外周部に環状(リング状)からなるマグネット8を対峙して配置してなることにより、ホルダー5を回動可能に支持する支持部材の機能に加えて検出素子9の収納部(実施例においては中空状の空間部4B)を兼用することができ、これにより小型化が可能となるとともに、ホルダー5に設けたマグネット8と同一平面上にて検出素子9を設置することができるため、本体フレーム4の厚み寸法を抑えることができ、薄型でしかも小型の液面検出装置1を提供することができる。
また支軸部4Aの外周部に配置されるマグネット8をリング状に形成してなることにより、ホルダー5を介して筒状からなる支軸部4Aと同心円状にマグネット8を配設することができるため、リング状のマグネット8の回動に伴い磁気の変化を検出する検出素子9によって安定した指示特性を実現することができるものであり、ホルダー5を合成樹脂材料により形成するとともに、このホルダー5の成形時にマグネット8を一体的に成形したり、あるいはホルダー5に対して圧入して保持してなることにより、可動部側となるホルダー5とマグネット8を含む部材を一体的に簡単に形成することができるため、小型で精度の高い可動部側の部品を提供することができる。
また回路基板10と磁気シールド部材13をカップ状に形成するとともに、磁気シールド部材13によってリング状のマグネット8の底部と外周面を覆ってなることにより、液面検出装置1の外部側からの磁気の影響を磁気シールド部材13によって遮断することができ、マグネット8と検出素子9との間における磁界に悪影響を与えることがないため、高信頼性および高精度の検出出力を得ることができる。またマグネット8の底面と外周面とを磁気シールド部材13によって取り巻くように覆うとともに、磁気シールド部材13の内面側と前記本体フレーム4側との間にOリング14を配設してなることにより、内部電装部品を保護することが可能となる。
合成樹脂製材料からなる本体フレーム4を基準として、その本体フレーム4の一側面側にフロート6、フロートアーム7およびそれを支持するホルダー5を回動可能にセットすることができるとともに、本体フレーム4の他側面側に検出素子9や回路基板10を含む電気的な引き廻し構成部品を簡単にセットすることができるため、組み付け作業を良好に行うことができる。また、支軸部4Aに回動可能に支持されるホルダー5を径小な第1の支軸部4a1と径大な第2の支軸部4a2とによってそれぞれ支持することで接触領域(接触面積)を軽減することで摺接摩擦を低減することができ円滑な回転駆動を可能とすることができるとともに、軸支箇所におけるがたつきをも抑制することができる。
本体フレーム4側には、前記ホルダー5を保持するフレームカバー15を配設してなることにより、スラスト方向のクリアランス(移動幅)をフレームカバー15によって保つことができ、安定した状態にてホルダー5を回動可能に支持することができる。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものでなく本発明の要旨の範囲において種々の変形実施が可能である。たとえば、前述した実施例では 回路基板10とリング状のマグネット8の底部と外周面および通電用端子11の一部とをOリング14を介して磁気シールド部材13を覆うように構成していたが、使用条件においてはOリングを14を取り除いて磁気シールド部材13のみによって覆うように構成しても良いものであり、また実施例においては、タンク2側に取り付けられる液面検出用本体1Aと、この液面検出用本体1Aに組み付けられる合成樹脂製からなる液面計ユニットの本体フレーム4側とを別部品によって形成していたが、更なる小型軽量をねらいとして、液面検出用本体部分と液面計ユニットの本体フレーム側とを一体形成するようにしても良いものである。また環状のマグネット8はホルダー5の成形と同時にインサート成形などの手段によって一体的にかつ同軸的に形成していたが、ホルダー5に対してマグネット8を圧入により固定保持するようにしても良いものである。
また、前述した実施例においては、液面検出用本体部分に液面計ユニットのみを取り付け固定するタイプを例にして説明したが、液面計ユニットの本体フレームに加えて燃料ポンプユニットを液面検出用本体部分に取り付け固定タイプなどにおいても適用することができるものである。
本発明の液面検出装置の第1実施例を示す全体概要正面図である。 図2は、図1の液面計ユニット部分を断面で表した側面図である。 図3は、図1の液面計ユニット部分の正面図である。 図4は、図3の液面計ユニット部分のA−A線箇所を示した断面図である。 図5は、図4の液面計ユニット部分の分解断面図である。
符号の説明
1 液面検出装置
1A 液面検出用本体
2 タンク
3 液体
3A 液面
4 本体フレーム
4A 支軸部
4a1 第1の支軸部
4a2 第2の支軸部
4B 空間部
4C 収納凹部
5 ホルダー
5A アーム差込支持部
5B アーム係止部
5C 第1のラジアル受け部
5D 第2のラジアル受け部
5E スラスト受け部
6 フロート
7 フロートアーム
8 マグネット
9 検出素子
10 回路基板
11 通電用端子
12 充填剤
13 磁気シールド部材
14 Oリング
15 フレームカバー

Claims (6)

  1. 合成樹脂製材料からなる本体フレームと、この本体フレームの一側面側に設けられた支軸部と、この支軸部に回動可能に支持されるホルダーと、このホルダーに取り付けられ、液面の変位に追従作動するフロートを備えたフロートアームと、前記ホルダーに配設され、前記フロートの作動に伴い回動するリング状のマグネットと、このマグネットの回動に伴い磁気の変化を検出する検出素子と、この検出素子から引き回し形成された回路基板と、この回路基板から外部側へと電気的に引き出し形成可能に設けられた通電用端子とを備えた液面検出装置であって、前記ホルダーを軸支する前記本体フレームに設けられた前記支軸部には、径小な第1の支軸部と、この第1の支軸部と同軸上にして径大な第2の支軸部とを設けるとともに、前記支軸部の一部に前記本体フレームの他側面側から凹みからなる中空状の空間部を形成し、この空間部内に前記検出素子を配設するとともに、前記回路基板を前記本体フレームの他側面側に沿って配設し、かつ前記回路基板と前記マグネットとを取り巻くように磁気シールド部材を前記本体フレームの他側面側から本体フレーム側に固定保持してなることを特徴とする液面検出装置。
  2. 前記磁気シールド部材をカップ状に形成するとともに、この磁気シールド部材によって前記回路基板と前記マグネットの底部と外周面とを覆ってなることを特徴とする請求項1に記載の液面検出装置。
  3. 前記磁気シールド部材と本体フレーム側との間にOリングを配設してなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液面検出装置。
  4. 前記ホルダーには、前記本体フレームに設けられた前記径小な第1の支軸部の外周面に支持される第1のラジアル受け部と、前記本体フレームに設けられた前記径大小な第2の支軸部の外周面に支持される第2のラジアル受け部と、前記第1の支軸部の先端部に突き当て配設されてホルダーのスラスト方向への移動が規制されるスラスト受け部とを設けてなることを特徴とする請求項1に記載の液面検出装置。
  5. 前記本体フレーム側には、前記ホルダーを保持するカバーを配設してなることを特徴とする請求項1または請求項4に記載の液面検出装置。
  6. 前記本体フレームの第1の支軸部の先端には、前記ホルダーを抜け止め保持する係止部材を設けてなることを特徴とする請求項1または請求項4に記載の液面検出装置。
JP2006151970A 2006-05-31 2006-05-31 液面検出装置 Expired - Fee Related JP4831478B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006151970A JP4831478B2 (ja) 2006-05-31 2006-05-31 液面検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006151970A JP4831478B2 (ja) 2006-05-31 2006-05-31 液面検出装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007322222A true JP2007322222A (ja) 2007-12-13
JP2007322222A5 JP2007322222A5 (ja) 2009-04-30
JP4831478B2 JP4831478B2 (ja) 2011-12-07

Family

ID=38855181

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006151970A Expired - Fee Related JP4831478B2 (ja) 2006-05-31 2006-05-31 液面検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4831478B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009128195A (ja) * 2007-11-23 2009-06-11 Nippon Seiki Co Ltd 液面検出装置
JP2010139409A (ja) * 2008-12-12 2010-06-24 Yazaki Corp 液面レベルセンサ
JP2010169560A (ja) * 2009-01-23 2010-08-05 Yazaki Corp 液面レベルセンサ
WO2010110028A1 (ja) 2009-03-27 2010-09-30 日本精機株式会社 液面検出装置
JP2011064491A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Denso Corp 液面検出装置、及び、その製造方法
JP2012189609A (ja) * 2012-05-31 2012-10-04 Nippon Seiki Co Ltd 液面検出装置
CN105008874A (zh) * 2013-02-27 2015-10-28 矢崎总业株式会社 液位传感器
US11231312B2 (en) 2018-12-25 2022-01-25 Yazaki Corporation Liquid level detection device

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55110366A (en) * 1979-02-19 1980-08-25 Toshiba Corp Data collector
JP2004333283A (ja) * 2003-05-07 2004-11-25 Denso Corp 液面レベルセンサ
JP2006153679A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Nippon Seiki Co Ltd 液面検出装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55110366A (en) * 1979-02-19 1980-08-25 Toshiba Corp Data collector
JP2004333283A (ja) * 2003-05-07 2004-11-25 Denso Corp 液面レベルセンサ
JP2006153679A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Nippon Seiki Co Ltd 液面検出装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009128195A (ja) * 2007-11-23 2009-06-11 Nippon Seiki Co Ltd 液面検出装置
JP2010139409A (ja) * 2008-12-12 2010-06-24 Yazaki Corp 液面レベルセンサ
JP2010169560A (ja) * 2009-01-23 2010-08-05 Yazaki Corp 液面レベルセンサ
WO2010110028A1 (ja) 2009-03-27 2010-09-30 日本精機株式会社 液面検出装置
KR20110137342A (ko) 2009-03-27 2011-12-22 닛폰 세이키 가부시키가이샤 액면검출장치
JP2011064491A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Denso Corp 液面検出装置、及び、その製造方法
JP2012189609A (ja) * 2012-05-31 2012-10-04 Nippon Seiki Co Ltd 液面検出装置
CN105008874A (zh) * 2013-02-27 2015-10-28 矢崎总业株式会社 液位传感器
US11231312B2 (en) 2018-12-25 2022-01-25 Yazaki Corporation Liquid level detection device

Also Published As

Publication number Publication date
JP4831478B2 (ja) 2011-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4831478B2 (ja) 液面検出装置
JP5231365B2 (ja) 回転角度検出センサ
JP5152679B2 (ja) 液面検出装置
US20150000398A1 (en) Liquid surface detecting apparatus
JP5966607B2 (ja) 液面検出装置
JP5403356B2 (ja) 液面検出装置
JP5120546B2 (ja) 液面検出装置
JP3975966B2 (ja) 液面レベルセンサ
US8896299B2 (en) Position detector device capable of reducing the effect of external magnetic fields on precision in detection
JP4720159B2 (ja) 液面検出装置
EP2508840A1 (en) Position detecting device
JP4867531B2 (ja) 液面検出装置
JP2009236797A (ja) 液面検出装置
JP2006153615A (ja) 液面検出装置
JP3714242B2 (ja) 液面検出装置
JP2012189609A (ja) 液面検出装置
JP5621517B2 (ja) 液面検出装置
JP2008039613A (ja) 液面検出装置
JP2003194580A (ja) 回転角度センサ
JP2016011843A (ja) 位置検出装置
WO2011070885A1 (ja) 液面検出装置
JP2008145131A (ja) 液面検出装置
JP6559549B2 (ja) 液面検出装置
JP2011133279A (ja) 液面検出装置
JP2002202181A (ja) 液面検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090313

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090313

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110826

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110908

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140930

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees