JP2009156589A - 磁石付き磁気センサを使用した磁性体の移動方向検出装置 - Google Patents

磁石付き磁気センサを使用した磁性体の移動方向検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】設計自由度を高め、コストダウンを図り、耐久性及び動作精度を向上させる。
【解決手段】被検出体(3)となる凹凸状磁性移動体、若しくは間隔を設けて磁性体を配置した移動体に対向した位置に、移動体の移動方向に沿ってバイアス磁界を付加する磁石(1)を備えた2個以上の磁気センサ(2)を配置した。
【選択図】図2

Description

本発明は、磁石と磁気センサを一体化させた磁石付き磁気センサを用いた磁性体の移動方向検出装置に関する。
従来のこの種の検出装置としては、回転体に取り付けられ外周部に複数極着磁された磁石と、この磁石の外周面と対向するように配設された平板状をなす磁性材製の取付板と、この取付板の板面に取り付けられ前記磁石の磁気検出により互いに位相の異なる信号を出力する複数個の磁気センサとを具備してなるものが知られている(特許文献1参照)。この装置では、小型化を図ることができ、コストダウンを図り、しかも磁気センサを平板状の取付板に配設しても磁束を磁気センサに直交状態に通すことができ従来と同等の検出特性を得ることができる、という優れた効果を奏するものである。
他の従来例としては、固定部と回転体とを有し、固定部と回転体の一方に所定のパターンの電極が設けられ、他方に前記電極に対向するA相、B相およびC相の接触子が設けられ、前記回転体が回転するときに、それぞれの接触子と前記電極の接触と非接触に応じて、A相―C相間およびB相―C相間が導通と非導通とにスイッチングされ、且つ前記回転体を回転させたときに所定のクリック角度毎に回転体を安定状態とするクリック機構が設けられているものが知られている(特許文献2参照)。そして、A相―C相間とB相―C相間は、いずれも導通と非導通の一方が第1の状態で、他方が第2の状態であり、A相―C相間が第1の状態でB相―C相間が第2の状態で回転体が前記クリック機構で安定させられているときを基準位相とし、前記基準位相を起点として、回転体が一方向へ1クリック角度だけ回転して安定状態となったときに、A相―C相間が第2の状態で、B相―C相間が第1の状態に設定され、前記基準位相を起点として、回転体が他方向へ1クリック角度だけ回転して安定状態となったときに、A相―C相間とB相―C相間が共に第1の状態に設定されるようになっているものである。
さらに別の従来例としては、バイアス磁界を発生する磁石と、この磁石のバイアス磁界中に、被検出対象である凹凸状磁性回転体に対向しその回転方向に並べて配置され、上記被検出対象の回転に応じるバイアス磁界の状態変化により抵抗変化を生じる磁気抵抗素子組で構成された第1ブリッジ回路および第2ブリッジ回路と、第1ブリッジ回路の中点電圧の増減方向を検出し倫理値を出力する第1コンパレータと、第1ブリッジ回路の中点電圧と2種類の所定の電圧レベルと大小を比較し倫理値を出力する第2コンパレータおよび第3コンパレータと、第2ブリッジ回路の中点電圧の増減方向を検出し倫理値を出力する第4コンパレータと、第2ブリッジ回路の中点電圧と所定の電圧レベルとの大小を比較し倫理値を出力する第5コンパレータとを備え、第1コンパレータ〜第5コンパレータの出力の組合せにより上記被検出対象の回転方向を識別するようにした回転状態検出装置も知られている(特許文献3参照)。
特開平6−58767号公報(2頁、図1) 特開2006−17694号公報(7頁、図2) 特開2007−71709号公報(3、4頁、図2)
特許文献1に開示されたものでは、回転体に複数極着磁しなければならないので、コストが嵩むという不都合があった。また、特許文献2に開示されたものでは、金属接点を有し、接触子と導通部とが接触することにより磨耗が生じ、寿命が短いという欠点があった。さらに、特許文献3に開示されたものでは、磁気抵抗効果素子で構成されたブリッジ回路(文献3中図7参照)と、さらにコンパレータを5個使用し磁性体から構成される凹凸状磁性回転体を回転させ、前記凹凸状磁性回転体の対向位置に磁気抵抗効果素子組として構成されたセンサを配置して回転状態を検知している。しかし、凹凸状磁性回転体が高分解能になった場合、4個の磁気抵抗効果素子の内少なくとも、a、b2箇所の距離の変更が必要になるため磁気抵抗効果素子組の内部回路を変更しなければならず(文献3の図8と図9参照)、変更にコストや時間がかかってしまうという欠点があった。
そこで、本発明は、設計自由度が大きく、生産コストも低減でき、耐久性及び動作精度が向上した磁性体の移動方向検出装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明は、被検出体となる凹凸状磁性移動体、若しくは間隔を設けて磁性体を配置した移動体に対向した位置に移動体の移動方向に沿ってバイアス磁界を付加する磁石を備えた2個以上の磁気センサを配置したものである。そして、磁石付き磁気センサの磁気感応素子としては、磁気抵抗効果素子を使用したものである。
本発明によれば、被検出体となる凹凸状磁性移動体、若しくは間隔を設けて磁気体を配置した移動体に対向した位置に、移動体の移動方向に沿ってバイアス磁界を付加する磁石を備えた2個以上の磁気センサを配置したので、移動体の生産コストを削減し、精度良く作れるとともに、特許文献1のような磨耗がなくなり長寿命化が実現できる。
以下に、本発明の好適な実施形態について図面を参照にして説明する。
図1及び図2に示す実施形態において、バイアス磁界を発生させる磁石1とそのバイアス磁界中に磁気センサ2を取り付け一組とし、被検出体3となる磁性体と前記磁石1付き磁気センサ2との距離に応じる磁束の変化により、被検出体3の接近を検出している。本事例において磁石付き磁気センサ2は、磁気抵抗効果素子からなるセンサでありプリント基板4に半田付けされた状態を示している。
前記被検出体3の凸面が磁石付き磁気センサ2の近傍に存在する時とそうでない時の磁束の変化を図1と図2は示している。通常、図1のように磁石1から発せられる磁界が磁気センサ2に印加された状態であり、この状態を前記被検出体3の凸面が離れた状態と判断する。凸面が接近している時は、図2のように磁束が凸面に集中し磁気センサ2近傍の磁束密度が低くなる。これにより、凸面が近接していると判断する。例えば、このような磁気センサ2に磁気抵抗効果素子を使用する場合、図3のような内部回路が好ましい。図3の回路では磁気抵抗素子20でブリッジ回路を構成し、その中点電圧をコンパレータ5で比較し、表1のように凸面接近時は「ON」を出力し、凹面接近時は「OFF」を出力する。これにより、例えば、鉄のような磁性体を移動体(被検出体)3に用いることが可能になり、磁石1と動かす機構が削減でき、コストや生産性を向上させている。また、非接触で検知するため、磨耗による劣化は起こり得なくなり、長寿命化が期待できる。
Figure 2009156589
図4は磁気センサ2の位置関係を示している。この2個の磁石付き磁気センサ2A、2Bの回転軸を中心とした位置関係は
θ=(1/4+n)×α(n:2つの磁気センサが重ならないような整数、α:1周期の角度)・・・(1)式
という関係式が成り立っている。しかし、回転体が高速度回転した場合などに磁石付き磁気センサ2が残留磁化の影響を受けてしまう可能性があることから、この中で最も離れた位置関係、つまり、
θ=(180°±1/4α)(α:1周期の角度)・・・(2)式
に配置するとなお良い。この関係式により出力波形の位相を図5のように1/4周期ずらしている。
図5では「S」を基準として、回転体が「R」方向に回転すると先に磁石付き磁気センサ2AがONになり、続いて磁石付き磁気センサ2BがONになる。「L」方向に回転すると先に磁石付き磁気センサ2BがONになり、続いて磁石付き磁気センサ2AがONになる。これらにより回転体(被検出体)1の回転方向を識別できる。また、例えば、被検出体1として、図6のように凹凸状磁性回転体を用いても良いし、図7のように前記移動体(被検出体)1が非磁性体1Aに間隔を設けて磁性体1Bを配置した回転体を用いても良い。以上のように2個の磁石付き磁気センサ2A、2Bを用いることで、分解能を変更しようとした時でも磁石付き磁気センサ2の配置を変更するだけでよく、容易に対応できる。このような使い方として、空調装置の温度調節ダイアルや風量調節のスイッチなどが挙げられる。
図8は磁石付き磁気センサ2をリジットプリント基板(RPC)4A(4)に実装したもので、磁石付き磁気センサ2の位置変更は基板4Aの回路パターンを変更するだけで対応できるようになっている。また、図9では、磁石付き磁気センサ2をフレキシブルプリント基板(FPC)4B(4)に実装したものを示している。前記FPC4Bは構造に余裕を持たせており、これにより分解能や機構変更の際、FPC4Bの回路パターンを変えることなく位置の移動だけで対応できるようになっている。
図10のように、歯車状の磁性回転体(被検出体)1もしくは回転軸10に対して垂直方向に間隔を空けて磁性体を配置する場合、その対向に2個の磁石付き磁気センサ2A、2Bを前述(1)式、(2)式の位置関係で配置することにより、回転方向を検出することが可能になる。また、FPC4Bを採用することで磁石付き磁気センサ2の配置や位置の変更も容易になる。このような使い方としては、例えばマウスのホイール部やリモコンのジョグダイアルなどが挙げられる。
図11に示す実施形態は、被検出体1として直線状の凹凸状磁性移動体や間隔を設けて磁性体を配置した移動体の場合、それに平行して2個に磁石付き磁気センサ2A、2Bの距離Lを関係式
L=(1/4+n)×l(n:自然数、l:1周期の距離)・・・(3)式
の位置関係で配置することにより、移動方向、移動距離を検出することが可能になる。このような使い方としては、例えばスライドドアやスライドシートの位置検出などが挙げられる。
本発明の実施形態の被検出体の凹面と磁石とが遠ざかった位置での正面図。 被検出体の凸面と磁石とが近づいた状態での正面図。 磁気センサの回路図。 2個の磁気センサの位置関係を示す平面図。 出力波形図。 被検出体の一例を示す斜視図。 被検出体の他の例を示す斜視図。 リジットプリント基板に磁気センサを実装した斜視図。 FPCに磁気センサを実装した斜視図。 他の実施形態を示す斜視図。 さらに別の実施形態を示す正面図。
符号の説明
1 磁石
2 磁気センサ
3 被検出体

Claims (6)

  1. 被検出体となる凹凸状磁性移動体、若しくは間隔を設けて磁性体を配置した移動体に対向した位置に、移動体の移動方向に沿ってバイアス磁界を付加する磁石を備えた2個以上の磁気センサを配置したことを特徴とする磁石付き磁気センサを使用した磁性体の移動方向検出装置。
  2. 前記磁石付き磁気センサの磁気感応素子として磁気抵抗効果素子を使用したことを特徴とする請求項1に記載の磁石付き磁気センサを使用した磁性体の移動方向検出装置。
  3. 前記被検出体が回転体の場合、2個の磁石付き磁気センサの回転軸を中心とした位置関係θをθ=(1/4+n)×α(n:2つの磁気センサが重ならないような整数、α:1周期の角度)とした位置関係にあることを特徴とする請求項1又は2に記載の磁石付き磁気センサを使用した磁性体の移動方向検出装置。
  4. 前記被検出体が直線状の場合、それに平行して2個の磁石付き磁気センサの距離Lを
    L=(1/4÷n)×l(n:自然数、l:1周期の距離)とした位置関係としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の磁石付き磁気センサを使用した磁性体の移動方向検出装置。
  5. 前記磁気センサをプリント基板に実装する請求項1ないし4のいずれか1項に記載の磁石付き磁気センサを使用した磁性体の移動方向検出装置。
  6. 前記プリント基板は、フレキシブルプリント基板であることを特徴とする請求項5に記載の磁石付き磁気センサを使用した磁性体の移動方向検出装置。
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