JP2006043522A - 配管内清浄方法及びシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】有機性汚泥を焼成して多数の粒体(1)を生成する工程と、生成された粒体(1)を清浄化するべき配管(2)に供給する工程と、供給された粒体(1)を清浄化するべき配管(2)に流過させる工程、とを有する。
【選択図】図1
Description
しかし、超高圧洗浄では、配管の脱着に時間と労力を費やしてしまい、施工現場の周辺を汚してしまうという問題を有するのに加えて、曲管部等の作業では実施が不可能である。砂やブラストでは、配管内壁に損傷を与えてしまう恐れがある。
一方、薬品洗浄では、コストが非常に高く、また、強酸性水を使用するため、排水時にpHを中性に整えるために、更なる経費と時間が必要になってしまうという問題がある。
下水道処理場で生成される有機性汚泥を有効利用したいが、有機性汚泥の有効利用法はコンポストや建設用資材として一部利用さているが、より多くの利用法を求めている。
ここで、前記粒体(1)を生成する工程は、例えば、下水処理場で大量に生じる有機性汚泥を脱水する工程と、脱水された有機性汚泥を1mm〜3mm程度の粒体として造粒する工程と、造粒された有機性汚泥を400℃〜1300℃で焼成する工程とを有しているのが好ましい。
或いは、前記粒体(1)は焼成された有機性汚泥で構成されており、粒体(1)を清浄化するべき配管(2)に供給する工程では、前記粒体(1)と共に、被覆用材料(ライニング用材料、コーティング用材料等1C)を清浄化するべき配管(2)に供給するのが好ましい。
また、下水道処理場等から排出される有機性汚泥を焼成した粒体(1、1A)を使用するので、当該有機性汚泥が配管内の清掃という用途で有効利用出来る。
また、本発明で用いられる「有機性汚泥を焼成して生成された粒体(1、1A)」は、その比重が砂等に比較して小さい。砂を用いて配管内壁の異物を除去する場合は、砂が配管の底部に堆積してしまう恐れがあるが、前記粒体(1、1A)は配管中に堆積するほど比重が大きくないので、砂の場合のような「堆積」の問題は生じないのである。
先ず、図1を参照して第1実施形態を説明する。
当該清浄用粒体の生成手段100は、例えば、下水処理場の汚泥槽21から回収した汚泥の水分を除去するための脱水機22と、脱水された有機汚泥を(粒状化)粒体化する造粒機23と、粒体となった有機汚泥を加熱して乾燥させる加熱炉24と、乾燥した当該粒体を袋詰めにするホッパ25とによって概略構成されている。
脱水された有機汚泥は、投入機E1によって造粒機23に投入され、所定の大きさに造粒される。
所定の大きさに造流された有機汚泥は、投入機E2によって加熱炉24に投入され、高温300〜1300度で加熱され焼成される。
焼成された当該粒体1は図示しない冷却エリアで所定の温度以下に冷ました後、一旦ホッパ25に貯留され、必要に応じ袋詰めされる。
すなわち、焼成された粒体1は、ポリオレフィン樹脂ワニス1a、変性エポキシ樹脂ワニス1b、炭化水素系1c、シリコンオイル1d、アルファセラミック1e、添加剤1f、安定剤1gによって構成されている。
当該システムJ2は、当該焼成粒体1を貯蔵する貯蔵手段11と、清浄するべき配管(被清浄配管、例えば下水管)2と、前記貯蔵手段11と被清浄配管2とを接続する第1の接続管12と、真空タンク3と、集塵機(集塵サイクロン)4と真空ポンプ5とによって構成されている。
そして、集塵サイクロン4は、比重が小さく、容積も小さい異物(固体)M2を、気体から分離する気固分離手段として設けられている。
また、真空ポンプ5は、非常に精密な機械なので、異物が浸入すると破損する恐れがある。そのため、確実な気固分離が為されるように、真空タンク3と集塵サイクロン4とが介装されている。
吸引された粒体1は管内壁面に付着しているスカム等の異物に衝突して、これらの異物を剥ぎ取る。
すなわち、集塵サイクロン4は、気体から比重が小さく、容積も小さい異物(固体)M2を分離する気固分離手段として設けられている。
スカム(異物)M2を連行した粒体(有機性汚泥を造粒して焼成した粒体)1は、スカム(異物)M2と共に真空タンク3から回収され、廃棄される。
そのため、集塵サイクロンのみを設ければよい。
その様な趣旨で構成されているので、図5で示す第3実施形態である。
図5の第3実施形態の配管内清浄システムJ3は、貯蔵手段11と、清浄するべき配管(被清浄配管、例えば下水管)2と、前記貯蔵手段11と被清浄配管2とを接続する第1の接続管12と、集塵機(集塵サイクロン)4と送風ブロワ6とによって構成されている。
図5の第3実施形態は、図2〜図4の第2実施形態に対して、真空タンク3を排除し、真空ポンプ5に変えて送風ブロワ6を装備した実施形態で、その他の構成及び作用効果は第2実施形態と同様である。
図1、図2〜図4、図5の各実施形態は、下水管等の配管を清掃するためのものであるが、図6の第4実施形態は、家庭内のいわゆる「水回り」から下水管に至るまでの領域、及び/又は下水管、を清掃することが可能である。
次に、集中排水管20の他端20aを栓(プラグ)で閉鎖し、真空ポンプ5或いは図示しない送風ブロワにより焼成粒体1を吸引する。
尚、送風ブロワの場合は、真空タンク3を省略することも可能である。
それと共に、有機性汚泥を焼成した外殻1Bは脆いので、配管2の内壁2iに衝突すると直ちに破壊し、外殻1Bの内側に充填されたライニング用材料1Cが配管内壁2iに付着する。
図10において、当該システムJ6は、焼成粒体1を供給する系統8と、ライニング用材料1Cを供給する系統9の2系統と、その2系統8、9の供給を制御する制御手段(コントロールユニット)50を有している。
尚、被清浄配管2以降は、図2、図5、図6の各実施形態の何れかと同様に構成されている。
コントロールユニット50は、当該選択及び、被覆用材料1Cを供給するタイミング(開閉弁V1、V2の開閉タイミング)を制御する様に構成されている。尚、図10における符号Lは、コントロールユニット50と開閉弁V1、V2を結ぶ制御信号ラインを示す。
1B・・・外殻部
1C・・・コーティング用材料
1J、2J、3J、4J、6J、・・・配管内清浄システム
2・・・配管/被清浄管
2i・・・配管内壁
3・・・真空タンク
4・・・集塵機
5・・・真空ポンプ
6・・・送風ブロワ
7・・・被覆用材料供給手段
8、8A・・・粒体供給系統
9、9A・・・被覆用材量供給系統
11・・・貯蔵手段
12・・・第1の接続管
13・・・第2の接続管
14・・・高圧吸引車
15・・・真空タンク
16・・・真空ポンプ
20・・・排水管
100・・・清浄用粒体の生成手段
Claims (4)
- 有機性汚泥を焼成して多数の無機化粒体を生成する工程と、生成された粒体を清浄化するべき配管に供給する工程と、供給された粒体を清浄化するべき配管に流過させる工程、とを有することを特徴とする配管内清浄方法。
- 前記粒体を清浄化するべき配管に供給する工程では、清浄化するべき配管に、当該配管の内壁を被覆する被覆用材料を供給する請求項1の配管内清浄方法。
- 有機性汚泥を焼成した多数の粒体を清浄化するべき配管に供給する手段と、供給された粒体を清浄化するべき配管内に流過させる手段、とを有することを特徴とする配管内清浄システム。
- 前記清浄化するべき配管に、当該配管の内壁を被覆する被覆用材料を供給する手段を有する請求項3の配管内清浄システム。
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