JP2006043505A - 塗布ノズル - Google Patents

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Abstract

【課題】 連続走行する基材に塗料を間欠的に塗布する際、塗料への不純物の混入を抑えた上で、安定した間欠塗布を可能とする塗布ノズルを提供する。
【解決手段】 連続走行する基材(103)に塗料(101)を塗布するためのダイ(10)を備えた塗布ノズル(1)であって、ダイ(10)は、塗料(101)が供給されるマニホールド(11)と、マニホールド(11)に供給された塗料(101)を吐出するスリット(12)と、マニホールド(11)及びスリット(12)のうち少なくともいずれか一方に面して設けられた薄肉部(13)とを備え、塗布ノズル(1)は、薄肉部(13)を覆ってダイ(10)に固定された被覆部材(14)と、薄肉部(13)と被覆部材(14)との間に形成された空間(15)内を減圧して薄肉部(13)を変形させる減圧手段(16)とを更に備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、連続走行する基材に塗料を間欠的に塗布する塗布ノズルに関する。
従来から、連続走行する集電体等の基材に、活物質ペースト等の塗料を間欠的に塗布する間欠塗布装置が知られている。図6は、従来の間欠塗布装置の概略構成図である。図6に示すように、間欠塗布装置100は、塗料101が貯留されたタンク102と、連続走行する基材103上に塗料101を塗布する塗布ノズル104と、タンク102内の塗料101を送液する送液ポンプ105と、送液ポンプ105からの塗料101の流路を、塗布ノズル104側又はタンク102側に切替える三方弁106と、基材103を挟んで塗布ノズル104に対向する形で設置されたバックアップロール107とを備えている。この間欠塗布装置100により間欠塗布を行う場合、塗布時には、三方弁106により、送液ポンプ105と塗布ノズル104とを連通させ、未塗布時には、送液ポンプ105とタンク102とを連通させる。
しかしながら、従来の間欠塗布装置100では、塗布停止時における塗布ノズル104内の塗料101の圧力と、塗布開始時における塗布ノズル104内の塗料101の圧力に大きな差がある場合、塗料101が塗布された基材103上の塗布始端部101aの厚みが薄くなったり、厚くなったりする問題があった。これは、例えば、塗布停止時における塗布ノズル104内の塗料101の圧力が、塗布開始時における塗布ノズル104内の塗料101の圧力より低い場合、塗布停止状態から塗布開始状態に移る際、塗料101を塗布ノズル104から押し出す圧力が低くなり、塗布始端部101aの厚みが薄くなってしまうためと考えられる。
そこで、塗料が塗布された基材上の塗布始端部の厚みを他の塗布部の厚みと同等にするために、塗布ノズルに塗料の圧力を調整するエアシリンダを設けた間欠塗布装置が、特許文献1に提案されている。
図7に、特許文献1に提案された間欠塗布装置の塗布ノズルの拡大断面図を示す。図7に示すように、塗布ノズル110は、塗料111を塗布するためのダイ112を備えている。ダイ112は、その内部に、塗料111が供給されるマニホールド113と、マニホールド113に供給された塗料111を吐出するスリット114とが設けられている。そして、塗布ノズル110は、マニホールド113に供給された塗料111の圧力を調整するエアシリンダ115を更に備えている。このように構成された塗布ノズル110を用いて塗料111を間欠塗布する際、塗布停止時には、エアシリンダ115を上に上げることによって、マニホールド113内の塗料111を吸引する。そして、塗布再開時には、エアシリンダ115を下に下げることによって、吸引された塗料111をマニホールド113内に戻す。このようにして、マニホールド113内の塗料111の圧力を調整することにより、基材上の塗布始端部の厚みを他の塗布部の厚みと同等にすることができる。
特開2000−149929号公報
しかし、前記塗布ノズル110を用いた場合は、エアシリンダ115を上下動させる際、エアシリンダ115が、ダイ112に対し摺動するため、エアシリンダ115やダイ112を構成する金属が削れて金属紛が発生し、この金属紛がマニホールド113内の塗料111に混入するおそれがある。更に、前記金属粉が、エアシリンダ115とダイ112との間隙に出入りし、エアシリンダ115の上下動の速さが不定期に変化することにより、塗料111の圧力の調整が困難となるおそれがある。
本発明は、連続走行する基材に塗料を間欠的に塗布する際、塗料への不純物の混入を抑えた上で、安定した間欠塗布を可能とする塗布ノズルを提供する。
本発明の第1の塗布ノズルは、連続走行する基材に塗料を間欠的に塗布するためのダイを備えた塗布ノズルであって、前記ダイは、前記塗料が供給されるマニホールドと、前記マニホールドに供給された前記塗料を吐出するスリットと、前記マニホールド及び前記スリットのうち少なくともいずれか一方に面して設けられた薄肉部とを備え、前記塗布ノズルは、前記薄肉部を覆って前記ダイに固定された被覆部材と、前記薄肉部と前記被覆部材との間に形成された空間内を減圧して前記薄肉部を変形させる減圧手段とを更に備えていることを特徴とする。
本発明の第2の塗布ノズルは、連続走行する基材に塗料を間欠的に塗布するためのダイを備えた塗布ノズルであって、前記ダイは、前記塗料が供給されるマニホールドと、前記マニホールドに供給された前記塗料を吐出するスリットと、前記マニホールド及び前記スリットのうち少なくともいずれか一方に連通する液路とを備え、前記塗布ノズルは、前記液路に連通し、かつ幅方向及び長さ方向の少なくともいずれか一方に伸縮自在に形成されている流路を更に備えていることを特徴とする。
本発明の塗布ノズルによれば、ダイに対して摺動する部分を設けずに、ダイ内部の塗料の圧力を調整することができるため、塗料への不純物の混入を抑えた上で、安定した間欠塗布を可能とする塗布ノズルを提供することができる。
本発明の第1の塗布ノズルは、連続走行する基材に塗料を間欠的に塗布するためのダイを備えた塗布ノズルであり、例えば、連続走行する集電体に電極材料である活物質ペーストを間欠的に塗布する間欠塗布装置等に好適に使用できる。前記塗料の粘度は、1〜100[Pa・s](せん断速度:1/s)が好ましい。前記ダイは、例えば、ステンレススチール製の複数のブロックで構成されている。また、前記ダイの内部には、前記塗料が供給されるマニホールドとして空間部が設けられ、更に、前記マニホールドに供給された前記塗料を吐出するスリットとして、前記マニホールドに連通する間隙が設けられている。前記マニホールドの容積は、例えば活物質ペーストを塗布する場合、150〜1300cm3が好ましい。また、前記スリットの開口において、前記ダイの幅方向と直交する方向の長さ(以下、「スリット幅」という)は、例えば活物質ペーストを塗布する場合、0.5〜2mmが好ましく、前記マニホールドから前記スリットの開口までの長さ(以下、「スリット長」という)は、例えば活物質ペーストを塗布する場合、20〜80mmが好ましい。なお、「前記ダイの幅」とは、前記スリットから吐出された前記塗料の塗布幅方向と平行な方向の前記ダイの長さをいう。
そして、前記ダイは、前記マニホールド及び前記スリットのうち少なくともいずれか一方に面して設けられた薄肉部を更に備えている。また、本発明の第1の塗布ノズルは、前記薄肉部を覆って前記ダイに固定されたキャップ等の被覆部材と、前記薄肉部と前記被覆部材との間に形成された空間内を減圧して前記薄肉部を変形させる減圧手段とを更に備えている。ここで、前記薄肉部は、例えば前記ダイの構成部材(ブロック等)において、厚みが薄い部分をいう。このように構成された本発明の第1の塗布ノズルでは、前記減圧手段により前記薄肉部を変形させて、前記マニホールドや前記スリット内の前記塗料の圧力を調整することができるので、ダイに対して摺動する部分を設ける必要がなくなる。これにより、前記塗料への不純物の混入を抑えた上で、安定した間欠塗布を可能とする塗布ノズルを提供することができる。
また、前記薄肉部の厚みは、例えばダイの構成部材がステンレススチール製の場合は、0.01〜2.5mmが好ましい。また、前記薄肉部における前記ダイの幅方向に平行な方向の長さは、5〜300mmが好ましい。前記被覆部材の材料は特に限定されないが、例えばステンレススチールが好ましい。また、前記ダイと前記被覆部材との固定方法についても特に限定されないが、シーリング材を介して、ボルト及びナットで固定する方法や、前記ダイ上に前記被覆部材を溶接する方法等が例示できる。また、前記薄肉部と前記被覆部材との間に形成された空間の容積は、例えば、1900〜7×106mm3である。前記減圧手段は特に限定されないが、例えば、前記薄肉部と前記被覆部材との間に形成された前記空間内の空気圧を減圧する減圧手段とすればよい。このような減圧手段として、真空ポンプ等が挙げられる。なお、この場合は、前記空間内の空気圧を、前記マニホールドや前記スリット内の前記塗料の圧力に対し、0.05〜0.01MPa程度減圧することによって、前記薄肉部を容易に変形させることができる。また、別の減圧手段として、前記薄肉部と前記被覆部材との間に形成された空間内に油を充填し、前記油の油圧を減圧する減圧手段としてもよい。
また、本発明の第1の塗布ノズルは、前記薄肉部が、前記ダイの幅方向に複数設けられていてもよい。これにより、前記ダイの幅方向に均一に前記塗料の圧力を調整できるため、前記塗料の塗布幅が広くなった場合にも、塗布始端部及び塗布終端部の塗布幅方向の乱れを抑制することができる。なお、前記構成の場合、前記被覆部材は、複数の前記薄肉部毎に複数設けてもよいし、複数の前記薄肉部を全て覆うようにして一つだけ設けてもよい。
本発明の第2の塗布ノズルは、前述した本発明の第1の塗布ノズルと同様に、連続走行する基材に塗料を間欠的に塗布するためのダイを備えた塗布ノズルであり、例えば、連続走行する集電体に電極材料である活物質ペーストを間欠的に塗布する間欠塗布装置等に好適に使用できる。前記塗料の好適な例、前記塗料の好適な粘度、前記ダイの好適な構成材料等は、前述した本発明の第1の塗布ノズルの場合と同様である。また、前記ダイの内部には、前述した本発明の第1の塗布ノズルと同様に、前記塗料が供給されるマニホールドとして空間部が設けられ、更に、前記マニホールドに供給された前記塗料を吐出するスリットとして、前記マニホールドに連通する間隙が設けられている。前記マニホールドの好適な容積や、前記スリットのサイズ等は、前述した本発明の第1の塗布ノズルと同様である。
そして、前記ダイは、前記マニホールド及び前記スリットのうち少なくともいずれか一方に連通する液路を更に備えている。また、本発明の第2の塗布ノズルは、前記液路に連通し、かつ幅方向及び長さ方向の少なくともいずれか一方に伸縮自在に形成されている流路を更に備えている。ここで、前記液路は、例えば前記ダイの構成部材(ブロック等)間に形成され、前記マニホールド及び前記スリットのうち少なくともいずれか一方に連通し、前記塗料が流れる通路である。また、前記流路は、例えば前記ダイ上に設けられ、前記液路に連通し、かつ前記塗料が流れる通路であって、幅方向及び長さ方向の少なくともいずれか一方に伸縮自在に形成されている通路である。このように構成された本発明の第2の塗布ノズルでは、前記流路を伸縮させて、前記マニホールドや前記スリット内の前記塗料の圧力を調整することができるので、ダイに対して摺動する部分を設ける必要がなくなる。これにより、前記塗料への不純物の混入を抑えた上で、安定した間欠塗布を可能とする塗布ノズルを提供することができる。
また、前記液路の長さ及び幅は、例えば、それぞれ40〜100mm、及び10〜30mmである。また、前記流路の構成材料は、特に限定されないが、例えば、ステンレススチール等が好適に使用できる。前記流路の容積は、例えば、縮小した状態において3140〜71000mm3であり、伸長した状態において3150〜72000mm3である。前記ダイと前記流路との固定方法については特に限定されないが、シーリング材を介して、ボルト及びナットで固定する方法や、前記ダイ上に前記流路を溶接する方法等が例示できる。また、前記流路の具体例としては、例えば、蛇腹状に形成された流路が挙げられる。
また、本発明の第2の塗布ノズルは、前記流路が、前記ダイの幅方向に複数設けられていてもよい。これにより、前記ダイの幅方向に均一に前記塗料の圧力を調整できるため、前記塗料の塗布幅が広くなった場合にも、塗布始端部及び塗布終端部の塗布幅方向の乱れを抑制することができる。なお、前記構成の場合、前記液路は、複数の前記流路毎に複数設けてもよいし、一つだけ設けて複数の前記流路と連通させてもよい。以下、本発明の実施形態を詳細に説明する。
[第1実施形態]
まず、本発明の第1実施形態について図面を参照して説明する。参照する図1は、第1実施形態に係る塗布ノズルにおいて、ダイの幅方向と直交する方向に沿って切断した断面図で、Aは塗布時を示し、Bは未塗布時を示す。また、図2は、第1実施形態に係る塗布ノズルにおいて、ダイの幅方向に沿って切断した断面図である。なお、第1実施形態に係る塗布ノズルは、前述した本発明の第1の塗布ノズルの一実施形態である。また、第1実施形態に係る塗布ノズルは、例えば背景技術で説明した間欠塗布装置100(図6参照)に適用される塗布ノズルである。以下、図6と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明は省略する。
図1Aに示すように、本発明の第1実施形態に係る塗布ノズル1は、連続走行する基材103上に塗料101を塗布するためのダイ10を備えている。ダイ10の内部には、塗料101が供給されるマニホールド11と、マニホールド11に連通し、マニホールド11に供給された塗料101を吐出するスリット12とが設けられている。また、ダイ10は、マニホールド11に面して設けられた薄肉部13を更に備えている。また、塗布ノズル1は、薄肉部13を覆ってダイ10に固定されたキャップ14と、薄肉部13とキャップ14との間に形成された空間15内の空気圧を減圧して薄肉部13を変形させる減圧手段16とを更に備えている。
このように構成された塗布ノズル1では、例えば、図1Aに示す塗布時においては、空間15内を常圧に保ち、図1Bに示す未塗布時においては、減圧手段16により空間15内を減圧し、薄肉部13を変形させて、マニホールド11内の塗料101の圧力を調整することができる。これにより、塗料101の圧力を調整する際に、ダイ10に対して摺動する部分を設ける必要がなくなるため、塗料101への不純物の混入を抑えた上で、安定した間欠塗布を可能とする塗布ノズルを提供することができる。
また、図2に示すように、薄肉部13及びキャップ14は、それぞれダイ10の幅方向に3つずつ設けられている。これにより、ダイ10の幅方向に均一に塗料101の圧力を調整できるため、塗料101の塗布幅が広くなった場合にも、塗布始端部及び塗布終端部の塗布幅方向の乱れを抑制することができる。
以上、本発明の第1実施形態に係る塗布ノズル1について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されない。例えば、前記実施形態では、マニホールド11に面して薄肉部13を設けたが、スリット12に面して薄肉部13を設けてもよい。また、薄肉部13の形状は前記実施形態に限定されず、例えば隅部が円弧状に形成されたものや、全体が楕円状に形成されたものでもよい。また、前記実施形態では、薄肉部13及びキャップ14を、それぞれダイ10の幅方向に3つずつ設けたが、薄肉部13やキャップ14の個数は限定されず、塗料101の塗布幅に応じて適宜設定すればよい。例えば、1つの例として、スリット12のスリット幅を1mmとし、図2に示すように、ダイ10の幅方向に薄肉部13及びキャップ14を均等に3つずつ設けた場合に、粘度50[Pa・s](せん断速度:1/s)の塗料101を1200mmの塗布幅で塗布すると、塗布始端部及び塗布終端部の塗布幅方向の直線性が0.7mm/mとなった。ここで、「直線性」とは、塗布始端部又は塗布終端部において、塗布幅方向の両端を直線で結び、前記直線から最も離れた塗布末端部との間の距離を測定し、前記距離を前記直線の長さで除した数値をいう。なお、同じ塗料101を1200mmの塗布幅で塗布する際、薄肉部13及びキャップ14をダイ10の幅方向の中央部に1つずつ設けた場合は、塗布始端部及び塗布終端部の塗布幅方向の直線性が2mm/mとなった。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について図面を参照して説明する。参照する図3は、第2実施形態に係る塗布ノズルにおいて、ダイの幅方向と直交する方向に沿って切断した断面図で、Aは塗布時を示し、Bは未塗布時を示す。また、図4は、第2実施形態に係る塗布ノズルにおいて、ダイの幅方向に沿って切断した断面図である。なお、第2実施形態に係る塗布ノズルは、前述した本発明の第2の塗布ノズルの一実施形態である。また、第2実施形態に係る塗布ノズルは、例えば背景技術で説明した間欠塗布装置100(図6参照)に適用される塗布ノズルである。以下、図6と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明は省略する。
図3Aに示すように、本発明の第2実施形態に係る塗布ノズル2は、連続走行する基材103上に塗料101を塗布するためのダイ20を備えている。ダイ20の内部には、塗料101が供給されるマニホールド21と、マニホールド21に連通し、マニホールド21に供給された塗料101を吐出するスリット22とが設けられている。また、ダイ20は、マニホールド21に連通する液路23を更に備えている。また、塗布ノズル2は、液路23に連通し、かつ蛇腹状に形成された流路24を更に備えている。
このように構成された塗布ノズル2では、例えば、図3Aに示す塗布時においては、流路24を縮小させ、図3Bに示す未塗布時においては、流路24を伸張させて、マニホールド21内の塗料101の圧力を調整することができる。これにより、塗料101の圧力を調整する際に、ダイ20に対して摺動する部分を設ける必要がなくなるため、塗料101への不純物の混入を抑えた上で、安定した間欠塗布を可能とする塗布ノズルを提供することができる。
また、図4に示すように、液路23及び流路24は、それぞれダイ20の幅方向に3つずつ設けられている。これにより、ダイ20の幅方向に均一に塗料101の圧力を調整できるため、塗料101の塗布幅が広くなった場合にも、塗布始端部及び塗布終端部の塗布幅方向の乱れを抑制することができる。
以上、本発明の第2実施形態に係る塗布ノズル2について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されない。例えば、前記実施形態では、マニホールド21に面して液路23を設けたが、スリット22に面して液路23を設けてもよい。また、前記実施形態では、液路23及び流路24を、それぞれダイ20の幅方向に3つずつ設けたが、液路23及び流路24の個数は限定されず、塗料101の塗布幅に応じて適宜設定すればよい。
以下、実施例を用いて本発明を説明する。なお、本発明は、以下の実施例に限定されない。
本発明の実施例として、前述した第1実施形態の塗布ノズル1(図1及び図2参照)を用意した。ダイ10の構成材料には、ステンレススチールを用いた。また、スリット12のスリット幅及びスリット長は、それぞれ1mm及び40mmとした。また、薄肉部13におけるダイ10の幅方向に直交する方向の長さL1(図1A参照)、及び薄肉部13におけるダイ10の幅方向に平行な方向の長さL2(図2参照)は、それぞれ50mm及び40mmとし、薄肉部13の厚みT(図1A参照)は、0.5mmとした。なお、減圧手段16としては、真空ポンプを用いた。
本実施例の塗布ノズルを用いて、集電体(基材103)上に、粘度50[Pa・s](せん断速度:1/s)の活物質ペースト(塗料101)を間欠塗布した。この際、集電体の搬送速度は10m/分とし、塗布部と未塗布部との間隔は15mmとした。また、未塗布時において、空間15内を減圧手段16により(塗料101の圧力−0.05)MPaに減圧して薄肉部13を変形させた。図5Aは、本実施例の塗布ノズルを用いて2000回間欠塗布動作をさせた後(即ち、塗布部を2000箇所設けた後)に、更に間欠塗布させた際におけるダイ内部の活物質ペーストの圧力変動を示す。また、比較として、図5Bに、従来のエアシリンダを設けた塗布ノズル(図7参照)について、同じく2000回間欠塗布動作をさせた後に、更に間欠塗布させた際におけるダイ内部の活物質ペーストの圧力変動を示す。
図5Aに示すように、実施例の塗布ノズルを用いた場合は、2000回間欠塗布動作をさせた後でも、安定した圧力波形を示したことから、間欠塗布動作が安定していることがわかった。一方、図5Bに示すように、エアシリンダを設けた塗布ノズルでは、圧力波形から間欠塗布動作が不安定になっていることがわかった。また、前記実施例及び比較例について、同じく2000回間欠塗布動作をさせた後、更に間欠塗布させた際、塗布始端部とその他の塗布部との厚みの差を測定したところ、実施例では前記差を10μm以下に抑えることができたが、比較例では前記差が最大で40μmとなった。
また、前記実施例及び比較例の塗布ノズルにより作製した電極を用いて、それぞれ100000個の電池を製造したところ、塗布始端部の厚みムラに起因する不良品が、実施例の場合は3個に抑えることができたが、比較例の場合は203個となり不良率が増加した。
本発明の塗布ノズルは、例えば連続走行する集電体に活物質ペーストを間欠塗布する間欠塗布装置等に好適に使用することができる。
本発明の第1実施形態に係る塗布ノズルにおいて、ダイの幅方向と直交する方向に沿って切断した断面図で、Aは塗布時を示し、Bは未塗布時を示す。 本発明の第1実施形態に係る塗布ノズルにおいて、ダイの幅方向に沿って切断した断面図である。 本発明の第2実施形態に係る塗布ノズルにおいて、ダイの幅方向と直交する方向に沿って切断した断面図で、Aは塗布時を示し、Bは未塗布時を示す。 本発明の第2実施形態に係る塗布ノズルにおいて、ダイの幅方向に沿って切断した断面図である。 Aは、本発明の実施例の塗布ノズルについて、2000回間欠塗布動作をさせた後に、更に間欠塗布させた際におけるダイ内部の活物質ペーストの圧力変動を示し、Bは、比較例の塗布ノズルについて、2000回間欠塗布動作をさせた後に、更に間欠塗布させた際におけるダイ内部の活物質ペーストの圧力変動を示す。 従来の間欠塗布装置の概略構成図である。 従来の塗布ノズルの拡大断面図である。
符号の説明
1,2 塗布ノズル
10,20 ダイ
11,21 マニホールド
12,22 スリット
13 薄肉部
14 キャップ(被覆部材)
15 空間
16 減圧手段
23 液路
24 流路
101 塗料
103 基材

Claims (6)

  1. 連続走行する基材に塗料を間欠的に塗布するためのダイを備えた塗布ノズルであって、
    前記ダイは、前記塗料が供給されるマニホールドと、前記マニホールドに供給された前記塗料を吐出するスリットと、前記マニホールド及び前記スリットのうち少なくともいずれか一方に面して設けられた薄肉部とを備え、
    前記塗布ノズルは、前記薄肉部を覆って前記ダイに固定された被覆部材と、前記薄肉部と前記被覆部材との間に形成された空間内を減圧して前記薄肉部を変形させる減圧手段とを更に備えていることを特徴とする塗布ノズル。
  2. 前記減圧手段は、前記薄肉部と前記被覆部材との間に形成された前記空間内の空気圧を減圧する減圧手段である請求項1に記載の塗布ノズル。
  3. 前記薄肉部は、前記ダイの幅方向に複数設けられている請求項1に記載の塗布ノズル。
  4. 連続走行する基材に塗料を間欠的に塗布するためのダイを備えた塗布ノズルであって、
    前記ダイは、前記塗料が供給されるマニホールドと、前記マニホールドに供給された前記塗料を吐出するスリットと、前記マニホールド及び前記スリットのうち少なくともいずれか一方に連通する液路とを備え、
    前記塗布ノズルは、前記液路に連通し、かつ幅方向及び長さ方向の少なくともいずれか一方に伸縮自在に形成されている流路を更に備えていることを特徴とする塗布ノズル。
  5. 前記流路は、蛇腹状に形成されている請求項4に記載の塗布ノズル。
  6. 前記流路は、前記ダイの幅方向に複数設けられている請求項4に記載の塗布ノズル。

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