JP2006043040A - 蒸気発生装置のタンク構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】
簡易な構成によりタンク内の湯水の水位を確実に検出し得ると共に、湯水への塵埃進入を防止して天井部分に設置してもタンク内の湯水を清浄に維持し得る蒸気発生装置のタンク構造を提供する。
【解決手段】
加熱手段を備えると共に湯水が放散されることにより蒸気を発生させ得る熱交換器と、給水手段からタンクに供給された湯水を循環ポンプで汲み上げて熱交換器に放散して再びタンクに回収する湯循環手段と、をケース内に配置して浴室の天井部分に設置される蒸気発生装置のタンク構造であって、湯循環手段のタンクは、上面開口部が蓋体で覆われると共に、湯水の上限水位が上限水位検出手段で検出され下限水位が予め求めた湯循環手段による湯水の循環時の蒸発量に基づいて検出される。
【選択図】 図5
簡易な構成によりタンク内の湯水の水位を確実に検出し得ると共に、湯水への塵埃進入を防止して天井部分に設置してもタンク内の湯水を清浄に維持し得る蒸気発生装置のタンク構造を提供する。
【解決手段】
加熱手段を備えると共に湯水が放散されることにより蒸気を発生させ得る熱交換器と、給水手段からタンクに供給された湯水を循環ポンプで汲み上げて熱交換器に放散して再びタンクに回収する湯循環手段と、をケース内に配置して浴室の天井部分に設置される蒸気発生装置のタンク構造であって、湯循環手段のタンクは、上面開口部が蓋体で覆われると共に、湯水の上限水位が上限水位検出手段で検出され下限水位が予め求めた湯循環手段による湯水の循環時の蒸発量に基づいて検出される。
【選択図】 図5
Description
本発明は、例えばシステムバスルーム等の浴室の天井部分に設置されて浴室内に蒸気を発生させる蒸気発生装置のタンク構造に関する。
従来、浴室に設置される蒸気発生装置としては、例えば特許文献1に開示されている。この蒸気発生装置は、温水が循環供給される連結部材で連結された多数のフィンを有する熱交換器を、縦長の本体ケース内に縦方向に斜めの状態で配置し、この熱交換器のフィンに湯噴出管から所定温度の湯水を放散させることにより蒸気を発生させ、この蒸気を送風ファンの送風により吹出口から浴室の洗い場上に吹き出すと共に、湯噴出管から放散された湯水をタンクに回収し、これを循環ポンプにより汲み上げて循環使用するようにしたものである。
特開2003−235930号公報
しかしながら、この蒸気発生装置においては、蒸気発生のために循環使用されるタンク内の湯水の水位が、タンクに配置した上限と下限の水位を検出する水位センサで検出されるようになっているため、構造が複雑化してコスト高になり易い。また、装置自体を洗い場の略密閉されたカウンター内部に設置することを前提としているため、タンクからの湯水の溢れやタンク内への塵埃等の進入に対して格別の対策を必要としておらず、このような装置を浴室の天井部分に設置することは現実的に困難である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、簡易な構成によりタンク内の湯水の水位を確実に検出し得ると共に、タンク内への塵埃等の進入を抑制して天井部分に設置してもタンク内の湯水を清浄に維持し得る蒸気発生装置のタンク構造を提供することにある。また、他の目的は、前記目的に加え、タンクを天井部分に設置してもその湯水の漏れ等を確実に防止し得る蒸気発生装置のタンク構造を提供することにある。
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、加熱手段を備えると共に湯水が放散されることにより蒸気を発生させ得る熱交換器と、給水手段からタンクに供給された湯水を循環ポンプで汲み上げて前記熱交換器に放散して再びタンクに回収する湯循環手段とを備え、前記熱交換器と湯循環手段がケース内に配置されて浴室の天井部分に設置される蒸気発生装置のタンク構造であって、前記湯循環手段のタンクは、湯水の上限水位が上限水位検出手段で検出されて前記給水手段が制御されると共に、湯水の下限水位が予め求めた湯循環手段による湯水の循環時の蒸発量に基づいて検出されることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、加熱手段を有して温風を発生させ得る第2の熱交換器を備え、該第2の熱交換器と前記熱交換器は、多数枚のフィンが加熱手段としての温水供給管で連結されることにより構成されると共に、前記第2の熱交換器が略水平状態で前記熱交換器が傾斜状態でケース内に配置されていることを特徴とする。
そして、前記タンクは、請求項3に記載の発明のように、上方に前記熱交換器が配置される浅底部と前記循環ポンプや上限水位検出手段が配置される深底部とを有し、これら各底部の上面開口部に熱交換器から落下した湯水以外の水や塵埃等の進入を抑制し得る蓋体が配置されていることが好ましい。この場合、前記深底部の蓋体には、請求項4に記載の発明のように、前記上限水位検出手段及び循環ポンプと前記タンク内の湯水の水温を検出する水温検出手段が一体的に配置されていることが好ましい。また、前記タンクは、請求項5に記載の発明のように、最初に湯水が溢れ出す個所が窓際となるように浴室の天井部分に設置されることが好ましい。
また、請求項6に記載の発明のように、前記タンクの外側に、該タンクから溢れた湯水を回収して排水し得るドレンパンが配置されていることが好ましく、この場合、前記タンク及び又はドレンパンは、請求項7に記載の発明のように、その底壁内面に複数の溝を所定形態で組み合わせることにより排水性を向上させた凹凸溝が設けられていることが好ましい。さらに、前記タンク及びドレンパンは、請求項8に記載の発明のように、少なくともその底壁が略透明に形成されて浴室内から前記タンク内及びドレンパン内の状態が視認され得る如く構成されていることが好ましい。
本発明の請求項1に記載の発明によれば、湯循環手段のタンク内の湯水の上限水位がフロートスイッチ等の上限水位検出手段で検出されて、タンクに水を供給する給水手段の電磁弁等の開閉が制御されると共に、湯水の下限水位が予め求めた湯循環手段による湯水の循環時の蒸発量に基づいて検出されるため、タンクに配置される水位検出用センサが1個で良く、浴室の天井部分に設置される蒸気発生装置の検出手段の構成を簡略化して、装置を安価に形成することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、加熱手段を有して温風を発生させ得る第2の熱交換器を備え、この第2の熱交換器が略水平状態で蒸気発生用の熱交換器が傾斜状態でケース内に配置されているため、例えば第2の熱交換器で熱交換された温風を蒸気発生に使用できる等、蒸気と温風の発生を効率的に行うことができると共に、装置の外形形状を傾斜状態の熱交換器の高さ寸法に対応した薄型に形成できて、装置を浴室の天井部分に好適に設置することができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明の効果に加え、タンクが浅底部と深底部とで形成され、これら各底部の上面開口部に蓋体が配置されているため、この蓋体によりタンク内への塵埃や放散された湯水以外の水等の進入が抑制されて、タンク内の湯水を清浄に維持することができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、請求項1ないし3に記載の発明の効果に加え、深底部上方の蓋体に、上限水位検出手段及び循環ポンプと水温検出手段が一体的に配置されているため、深底部内の湯水を循環ポンプにより確実に汲み上げて排水できると共に、各部材の蓋体への配置によりその取付作業やメンテナンス作業の作業性を向上させることができる。
また、請求項5に記載の発明によれば、請求項1ないし4に記載の発明の効果に加え、タンクが、最初に湯水が溢れ出す個所が窓際となるように天井部分に設置されるため、万一タンクから湯水が漏れた場合であっても、湯水が壁を伝う等して流れるため、下方に落下して入浴者にかかること等を防止できて、快適な入浴が可能となる。
また、請求項6に記載の発明によれば、請求項1ないし5に記載の発明の効果に加え、タンクの外側に該タンクから溢れた湯水を回収して排水し得るドレンパンが配置されているため、タンクから溢れた湯水をドレンパンで回収できて、天井部分からの湯水の漏れを確実に防止することができる。
また、請求項7に記載の発明によれば、請求項6に記載の発明の効果に加え、タンクやドレンパンの底壁内面に複数の溝を所定形態で組み合わせた凹凸溝が設けられているため、この凹凸溝でタンク内の残水やタンクから溢れた湯水を良好に排水することができて、タンク内の清潔性を維持できたり、天井部分からの湯水の漏れを一層確実に防止することができる。
さらに、請求項8に記載の発明によれば、請求項6または7に記載の発明の効果に加え、タンク及びドレンパンの少なくともその底壁が略透明に形成されているため、タンク内部やドレンパン自体の汚れ具合等を目視で確認できて、装置のメンテナンス作業等を簡単に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図7は、本発明に係わるタンク構造を適用した蒸気発生装置の一実施形態を示し、図1がその概略構成図、図2がその斜視図、図3が浴室への設置状態を示す概略斜視図、図4が具体的構造の概念図、図5がそのタンクの斜視図、図6がその断面図、図7が設置状態の説明図である。
図1〜図7は、本発明に係わるタンク構造を適用した蒸気発生装置の一実施形態を示し、図1がその概略構成図、図2がその斜視図、図3が浴室への設置状態を示す概略斜視図、図4が具体的構造の概念図、図5がそのタンクの斜視図、図6がその断面図、図7が設置状態の説明図である。
図1に示すように、蒸気発生装置1は、多数枚のフィン4aが加熱手段としての温水供給管5aで連結された第1の熱交換器(熱交換器)3aと、同様に多数枚のフィン4bが加熱手段としての温水供給管5bで連結された第2の熱交換器3bと、水や湯(湯水という)を循環させて湯噴出管6から第1の熱交換器3aのフィン4a上に放散(吐出や噴出、噴射、吹付け、噴霧等も含む)させる湯循環手段7と、吸引口8と吹出口9との間に後述する所定の通風経路R1を形成する送風ファン10と、後述する換気通路R2を形成する換気ファン11等を備えている。
前記湯循環手段7は、第1の熱交換器3aの下方に配置され該熱交換器3aのフィン4aに沿って流下した湯水を回収するバッファタンク12と、このバッファタンク12内に回収した湯水を汲み上げる循環ポンプ13と、第1の熱交換器3aのフィン4a上部に所定の間隔を有して配置され循環ポンプ13で汲み上げられた湯水をフィン4a上に放散させる前記湯噴出管6等を有している。
この湯循環手段7のバッファタンク(タンク)12は、第1の熱交換器3aの下方に位置する浅底部12aと、この浅底部12aに連続して設けられた深底部12bとを有し、この浅底部12aと深底部12bの上面開口部12c(図6参照)には蓋体14が着脱可能に配置されている。この蓋体14には、浅底部側に例えばスリット状の回収孔14aが形成されると共に、深底部側にバッファタンク12内の湯水の上限水位を検出する1個のフロートスイッチ15と、前記循環ポンプ13及びバッファタンク12内の湯水の温度を検出する水温センサ16等が組み付け配置されている。
また、バッファタンク12には、その上面開口部12cに給水配管18が接続され、その底壁の排水口に排水配管19が接続されると共に、側壁上部と排水配管19との間にはオーバーフロー管21が接続されている。そして、このバッファタンク12の外側には、該バッファタンク12の底壁と側壁を取り囲むようにドレンパン22が配置され、このドレンパン22の底壁の排水口には、先端部が排水配管19に接続されたドレンパン配管23の基端部が接続されている。
なお、前記給水配管18と排水配管19の所定位置には給水電磁弁24と排水電磁弁26が接続され、前記第1の熱交換器3aと第2の熱交換器3bの温水供給管5a、5bには、給湯配管20の往き配管20aと戻り配管20bが接続され、往き配管20aには給湯電磁弁25が接続されている。また、給湯配管20の本体ケース2の外側端部には、循環機能付きの灯油ボイラーやガス給湯器等の給湯機27が接続され、給水配管18の外側端部には水道もしくは給湯機27内の水道配管等が接続されている。
また、前記吸気口8内には、吸気される浴室内の空気温度を検出する吸気温センサ28が配置され、前記第1の熱交換器3aの例えば支持板45(図4参照)や温水供給管5a外面には、当該熱交換器3aの温度を検出する温度センサ29が配置されている。さらに、前記吹出口9には、ルーバーモータ30aの回転で例えば2枚の羽根30b(図2参照)を回動させて吹出口9を開放させるルーバー30が開閉可能に配設されている。
前記送風ファン10は、例えばクロスフローファン、シロッコファン、ターボファン等によって形成され、その送風ファンモータ10aが本体ケース2内に配置された制御基板31の制御信号により回転し、また、前記換気ファン11は、例えばシロッコファンで形成され、その換気ファンモータ11aが前記制御基板31の制御信号により回転するようになっている。
そして、これらの各部材が横方向に薄型の本体ケース2内に配置されることで、図2に示すように、蒸気発生装置1自体が扁平薄型形状に形成されている。この時、本体ケース2は、その下面開口部にグリル板33が着脱可能に装着され、このグリル板33には、前記吸気口8と吹出口9が設けられると共に表示器34等が配設されている。また、図1に示すように、本体ケース2内には、各種ケーブル53が接続された前記制御基板31と受信・表示基板32が配置されると共に、前述した各配管18〜20の一部や各電磁弁24〜26が配置されている。さらに、本体ケース2内の前記表示器34が接続された受信・表示基板32には防水赤外線の無線リモコン36が接続され、前記制御基板31には必要に応じて有線リモコン35が接続されている。
この蒸気発生装置1は、例えば図3に示すようにして浴室38に設置される。すなわち、その外形形状が扁平薄型形状の本体ケース2を、浴室38の天井を形成するバスタブ39上方の天井パネル40に、例えば図2の二点鎖線で示すように、浴室38上方の建築躯体42に複数本の吊りボルト43により吊り下げ設置し、本体ケース2のグリル板33の吸気口8と吹出口9を浴室38内に開口させる。
そして、この蒸気発生装置1の給水配管18および給湯配管20の行き配管20aと戻り配管20bを、例えば図示しないサヤ管に納めて天井パネル40の上面(天井裏)に配置すると共に、排水配管19を天井パネル40の上面から浴室38の壁パネル41の外面を通してバスタブエプロン44内の防水パン上に配置する。この時、給水配管18は、天井パネル40の上面に位置する蒸気発生装置1側の端部を水平線に対して所定角度α傾斜させることにより、給水配管18外面に付着する結露水が蒸気発生装置1内に導かれるように設定される。
また、壁パネル35の外面に位置する排水配管24を垂直線に対して角度β傾斜させて配置することにより、排水配管24の排水口を防水パンの所定位置に位置させると共に、排水の流速が調整(減速)できるよう設定されている。なお、蒸気発生装置1から引き出される電源用やリモコン用あるいはいわゆるインテリジェント通信用等の前記各種ケーブル53は、天井パネル40の上面側に配線され、また、換気ファン11の換気ダクト11bも天井パネル34の上面側に配置されている。
図4〜図6は、前記蒸気発生装置1の具体的構造の概念図及びそのタンク構造を示している。以下、図1と同一部位には同一符号を付して説明する。先ず、蒸気発生装置1は、図4に示すように、前記第2の熱交換器3bが、内部に内外の隔壁2a、2bを有する本体ケース2の隔壁2a内で例えばグリル板33側下部に水平状態で配置され、この第2の熱交換器3bの左端側上方に第1の熱交換器3aが垂直方向に対して所定角度γ傾斜した状態で配置されている。また、第1の熱交換器3aの下方には、前記バッファタンク12とドレンパン22が配置されると共に、第1の熱交換器3aの下方左側方には、前記送風ファン10が配置されている。
そして、送風ファン10下方のグリル板33には前記ルーバー30を有する吹出口9が設けられ、第2の熱交換器3b下方のグリル板30には前記吸気口8が設けられている。これにより、送風ファン10が回転した際に、本体ケース2内に図の二点鎖線で示すように、吸気口8→第2の熱交換器3b→第1の熱交換器3a→送風ファン10→吹出口9に連通する通風経路R1が形成されている。また、通風経路R1が形成される本体ケース2内には、吸気口8と換気ファン11の換気ダクト11bとを連通する換気通路R2も形成されている。なお、グリル板33の吸気口8や吹出口9の内側には、必要に応じて図示しないフィルター等が着脱可能に配設される。
また、傾斜状態で配置された第1の熱交換器3aの上方には、所定の間隔を有して湯噴出管6が配置されると共に、両熱交換器3a、3bの温水供給管5a、5bの両端部が、図1に示すように、前記給湯配管20の往き配管20aと戻り配管20bにそれぞれ接続されることにより、2つの温水供給管5a、5bが並列接続されている。そして、傾斜状態で配置された第1の熱交換器3aが主に蒸気発生用として使用され、水平状態で配置された第2の熱交換器3bが主に温風発生用として使用されるようになっている。
なお、本体ケース2内に配置される第1の熱交換器3aと第2の熱交換器3bは、左右の一対の支持板45と、この支持板45間に所定ピッチで並設された多数枚の薄板からなるフィン4a、4bと、このフィン4a、4bと左右の支持板45間に横方向の蛇行状に配置されてフィン4a、4bや支持板45を連結する加熱手段としての温水供給管5a、5b等を有して、その基本構造が略同一に形成されるが、他の適宜構造の熱交換器3a、3bの使用や両熱交換器3a、3bの形態を異ならせること等も勿論可能である。
そして、この蒸気発生装置1は、前記制御基板31の制御により「乾燥」「ミスト暖房」「ドライ暖房」「換気」の4つの運転モードで運転可能であり、各運転モード時において、循環ポンプ13、送風ファンモータ10a、ルーバーモータ30a及び換気ファンモータ11aが所定の動作(作動もしくは停止)をするように設定されている。
また、このように構成された蒸気発生装置1の前記バッファタンク12及びドレンパン22は、図5及び図6に示すように構成されている。すなわち、バッファタンク12は、略箱状に形成されて、長手方向の一端側に略透明な浅底部12aが設けられ他端側に略透明な深底部12bが設けられると共に、両底部12a、12b上部の上面開口部12cには蓋体14が着脱可能に配置されている。
この蓋体14は、例えば浅底部側と深底部側に二分割され、浅底部側の上面は、幅方向略中間位置が低くなるような傾斜面14bで形成されると共に、その最深位置に長手方向に沿ったスリット状の回収孔14aが形成されている。なお、この回収孔14aの外面(もしくは内面)には、塵埃等のバッファタンク内への進入を阻止するフィルター46が着脱可能に配設されている。
また、蓋体14の深底部側には、循環ポンプ13の吐出管13a、給水配管18、フロートスイッチ15及び水温センサ16が組み付け配置されている。すなわち、循環ポンプ13は、吸引口13cが設けられたポンプケース13bがバッファタンク12の深底部12の底壁側に位置し、このポンプケース13bの吐出口に接続された吐出管13aが上方に延設されて蓋体14の深底部側の取付部材47に貫通状態で取り付けられている。この時、ポンプケース13bの吸引口13cは、横方向に指向して深底部12bの側壁と比較的狭い間隙を有して配置されることで、後述するように湯水吸引時の異音発生が抑制されるようになっている。
また、蓋体14の深底部側には、給水配管18やフロートスイッチ15が取付部材48、49に貫通状態で取り付けられると共に、水温センサ16のリード線16a(もしくは水温センサ16自体)が取付部材50に貫通状態で取り付けられている。これにより、循環ポンプ13、給水配管18、フロートスイッチ15及び水温センサ16の4つの部材が、蓋体14の深底部側に集中的に一体組み付け配置され、例えばバッファタンク12の組立作業等が容易に行えるようになっている。そして、このバッファタンク12の底壁には、排水配管19の基端部が接続されている。
また、バッタファタンク12の下部外周には、箱状に形成されたドレンパン22がバッファタンク12を下部側から覆うように配置されている。このドレンパン22は、例えばその少なくとも底壁22a(もしくは全面)が透明なアクリル樹脂、ガラス等により下方からバッファタンク12が視認できるように形成され、この底壁22a内面には横溝51aと縦溝51bを組み合わせることにより排水性を高めた凹凸溝51が形成されている。そして、この底壁22aに設けられた排水口には、ドレンパン配管23の基端部が接続され、このドレンパン配管23の先端部は、前記排水配管19の排水電磁弁26より下流側に接続されている。
なお、この例においては、第1の熱交換器3aのフィン4a下方に位置するバッファタンク12の蓋体14の浅底部側に、傾斜面14bを設けてその最深部に回収孔14aを形成して、フィン4aに沿って流下した湯水を回収孔14aで回収するように構成したが、例えばフィン4aの下部外側と回収孔14aとを図示しない排水ダクトで接続して、バッファタンク12内への塵埃や落下する湯水以外の水等の進入を確実に抑制して、バッファタンク12内の湯水を一層清浄に維持するように構成することもできる。
このようなバッファタンク12が本体ケース2内に配置された蒸気発生装置1は、図7に示すように、そのバッファタンク12やドレンパン22が浴室38の天井パネル40上で、側壁上端の切り欠き等によって形成した湯水が最初に溢れ出す個所が壁パネル41a際となるようにして設置される。これにより、万一バッファタンク12やドレンパン22から湯水が溢れた場合であっても壁パネル41aを伝う等して、入浴者への落下が防止されるようになっている。なお、このバッファタンク12(蒸気発生装置1)の設置位置は、溢れた湯水が壁パネルを伝って流れることができる限り、壁パネル41a以外の壁パネル際に設置することができる。
次に、このように構成された蒸気発生装置1の動作を、運転モードが湯循環手段7を作動させて行う「ミスト暖房」運転を例にして説明する。先ず、蒸気発生装置1の例えば無線リモコン36の図示しないミスト暖房運転スイッチがオン操作されると、給水配管18の給水電磁弁24が開となりバッファタンク12内に水が供給される。そして、所定の上限水位がフロートスイッチ15で検出された時点で給水電磁弁24が閉とされ、これにより、所定量の水がバッファタンク12の浅底部12aや深底部12b内に供給され、この水が循環ポンプ13の作動で湯循環手段7を循環する。
また、湯循環手段7内を水が循環した状態で、給湯配管20の行き配管20aと戻り配管20bを介して、第1の熱交換器3aと第2の熱交換器3bの温水供給管5a、5bに給湯機27から所定温度(例えば80℃以上)の温水がそれぞれ循環供給される。この温水の循環供給で各熱交換器3a、3bのフィン4a、4bが所定温度までそれぞれ加温されると共に、送風ファンモータ10aの回転により、吸気口8から本体ケース2内に吸い込まれた空気が第2の熱交換器3bで加温されて温風となり、この温風が通風経路R1を流れて第1の熱交換器3aのフィン4a間に供給される。
そして、バッファタンク12内に供給された水が第1の熱交換器3aで加温されて所定温度の湯となり、この湯が湯噴出管6から第1の熱交換器3aのフィン4a上に放散されると、第2の熱交換器3bから通風経路R1を介して第1の熱交換器3aのフィン4a間に供給されている空気との間に圧力差が生じて放散される湯の一部が蒸気となり、この蒸気が通風経路R1を流れて吹出口9から浴室38内に吹き出されることになる。
この時、本体ケース2内に2つの熱交換器3a、3bが配置されると共に、両熱交換器3a、3bを結ぶ通風経路R1が第2の熱交換器3bから第1の熱交換器3aに流れる状態に設定されていることから、第1の熱交換器3aに第2の熱交換器3bで熱交換された高温の温風が供給されて第1の熱交換器3aのフィン4a等が加熱されて、第1の熱交換器3aにおける蒸気の発生が促進される。その結果、第1の熱交換器3aにおける放散された湯とフィン4aとの接触時間を従来より例えば短くできて、第1の熱交換器3a自体を小型に形成してその高さ寸法を低くしても十分な量の蒸気を発生できることになる。
また、第1の熱交器3aのフィン4a上に放散されて該フィン4aに沿って流下した湯水は、バッファタンク12の蓋体14の傾斜した浅底部側の傾斜面14bを流れて、その最深位置の回収孔14aからバッファタンク12の浅底部12a内及び深底部12b内に収容(回収)される。この時、回収孔14aが傾斜面14bの最深位置にスリット状に形成されていることから、流下した湯水が回収孔14aからバッファタンク12内にスムーズに回収されると共に、回収孔14aに設けたフィルター46により湯水が濾過されて塵埃や虫等の異物のバッファタンク12内への進入が阻止されることになる。
また、バッファタンク12内の湯水は、循環ポンプ13の作動で汲み上げられて湯噴出管6に供給されるが、循環ポンプ13がバッファタンク12の深底部12bに配置され、ポンプケース13bの吸引口13cが横方向に指向して深底部12bの壁面との間に比較的狭い間隙を有して配置されていることから、壁面が渦抑制部材として作用し、循環ポンプ13が作動した際の吸引口13cに吸引される湯水の渦が抑制されて、渦による異音の発生が抑えられることになる。
また同時に、湯水が常時収容される深底部12bに循環ポンプ13が配置されていることから、循環ポンプ13の空運転が防止されて深底部12b内に回収されている湯水が確実に汲み上げられる、すなわち湯循環手段7内における湯水の循環動作がスムーズに行えることになる。さらに、バッファタンク12内の水位は、その上限水位が前述したように蓋体14に設けたフロートスイッチ15で検出されて給水電磁弁25の開閉が制御されると共に、バッファンタンク12内の湯水の下限水位が、予め求めた湯循環手段7の蒸発量に応じた時間によって制御されるようになっており、水位検出機構の簡略化が図られている。
そして、所定時間のミスト暖房運転が行われたり前記ミスト暖房運転スイッチがオフされると、制御基板31の制御信号により停止処理が行われる。この停止処理は、先ず給湯機27の運転を停止し、バッファタンク12内の湯水の温度を水温センサ16で検出して、その検出温度が制御基板31のマイコンに予め記憶してある排水基準温度以下となった場合に、排水電磁弁26を開きバッファタンク12内の湯水を排水配管19を介して浴室38内の防水パン上に排水する。
また、湯循環手段7の作動中や給水動作中あるいは排水動作中に、何らかの異常でバッファタンク12内の湯水の水位が上昇し、これをフロートスイッチ15で検出できなかった場合、あるいは地震等によりバッファタンク12自体の振動で内部の湯水が溢れた場合は、この溢れた湯水がドレンパン22内に収容される。そして、このドレンパン22内に収容された湯水は、その底壁22aに設けられた凹凸溝51により排水口方向にスムーズに流れてドレンパン配管23から排水配管19を介して防水パン上に排水される。これにより、万一バッファタンク12から湯水が溢れるような異常事態が生じた場合でも、湯水の天井パネル40から浴室38内への落下が抑制されると共に、蒸気発生装置1の設置位置を前述した位置に設定することで、溢れた湯水の入浴者の頭上等への直接的な落下が防止できることになる。
このように、上記実施形態の蒸気発生装置1にあっては、湯循環手段7のバッファタンク12内の湯水の上限水位がフロートスイッチ15で検出されて、バッファタンク12に水を供給する給水配管18の給水電磁弁24の開閉が制御されると共に、湯水の下限水位が湯循環手段7による循環時の蒸発量に基づいて検出されるため、バッファタンク12に配置される水位検出用のセンサがフロートスイッチ15の1個で良く、浴室38の天井パネル40上に設置されるバッファンク12の水位検出機構の構成を簡略化できて、蒸気発生装置1を安価に形成することができる。
また、バッファタンク12が浅底部12aと深底部12bとで形成され、この両底部12a、12bの上面開口部12cに蓋体14が配置されているため、蓋体14によりバッファタンク12内への塵埃等の進入を抑えることができて、バッファタンク12内の湯水を清浄に維持することができる。特に、第1の熱交換器3aのフィン4a下部と蓋体14の回収孔14aとを排水ダクト等で接続するようにすれば、バッファタンク12内への塵埃や放散された湯水以外の水の進入等を確実に防止できて、湯水をより清浄に維持することが可能となる。
さらに、バッファタンク12の深底部12b上方の蓋体14に、循環ポンプ13、給水配管18、フロートスイッチ15及び水温センサ16の各部材が一体的に組み付け配置されているため、各部材の組付作業やメンテナンス作業を容易に行うことができる。また、バッファタンク12やドレンパン22の少なくともその底壁が透明に形成されているため、ドレンパン22の下方からバッファタンク12やドレンパン22の汚れ具合等を目視で確認することができて、天井パネル40に設置される蒸気発生装置1のメンテナンス作業を、例えばグリル板33を取り外すことで浴室38内から簡単に行うことができる。
また、バッファタンク12の外側に該タンク12から溢れた湯水を回収して排水し得るドレンパン22が配置されているため、バッファタンク12から万一湯水が溢れてもこれをドレンパン22で回収することができると共に、ドレンパン22の底壁22a内面に凹凸溝51が設けられているため、この凹凸溝51でバッファタンク12から溢れた湯水の排水性を向上させて底壁22aの排水口から良好に排水することができる。更に、バッファタンク12の浅底部12aや深底部12bに凹凸溝を設けても良く、この場合には、バッファタンク12内の残水を良好に排水することができ、バッファタンク12をより清潔な状態に維持することが可能となる。これにより、バッファタンク12内の湯水の循環をスムーズに行ってその漏れ等を防止することができ、浴室38の天井パネル40上への設置に伴う不具合発生等を確実に防止することができる。
また、バッファタンク12が、最初に湯水が溢れ出す個所が壁パネル際となるように、蒸気発生装置1が天井パネル40上に設置されるため、バッファタンク12から漏れた湯水が壁パネルを伝う等して、入浴者の頭部等にかかることを防止できて、快適で安全な入浴が可能となる。なお、このような湯水が最初に溢れ出す個所を特定した場合には、入浴者が視認できる個所にその旨を明記しておくことが望ましい。
また、バッファタンク12の深底部12bに循環ポンプ13の吸引口が配置されているため、深底部12bの湯水を循環ポンプ13で確実に汲み上げることができて、例えばバッファタンク12内の湯水の全量を良好に循環させて、湯循環手段7内における湯水の滞留を防止することができる。また、循環ポンプ13の吸引口13cがバッファタンク12の深底部12bの壁面に所定の間隙で対向配置されているため、循環ポンプ13作動時の湯水の渦巻き発生を抑制して渦巻きによる異音発生を抑えることができて、蒸気発生装置1を浴室38の天井パネル40上に一層好適に設置することが可能となる。
またさらに、本体ケース2内に湯噴出管6を備えた蒸気発生用の第1の熱交換器3aと湯噴出管6を備えない温風発生用の第2の熱交換器3bを別体で配置し、送風ファン10による通風経路R1が第2の熱交換器3bで熱交換された温風を第1の熱交換器3aに供給するように設定しているため、第1の熱交換器3aによる蒸気発生時に、第2の熱交換器3bで熱交換された温風を第1の熱交換器3aのフィン4a間に供給して第1の熱交換器3aを加熱することができる。
その結果、第1の熱交換器3aにおいて、温水供給管5a自体への給湯機27からの温水の循環供給と第2の熱交換器3bからの温風とでフィン4aを効率的に加熱することができて、フィン4a間を流れる湯水を従来では得られない短時間で蒸気発生に適した高温の湯水とすることができ、第1の熱交換器3aによる蒸気発生を促進させることができたり、両熱交換器3a、3bの使用により温風を短時間に発生させることができる等、蒸気発生装置1における蒸気や温風の発生効率を十分に高めることが可能となる。
また同時に、蒸気発生用と温風発生用の両熱交換器3a、3bが、その効率を向上させた状態で扁平薄型の本体ケース2内に配置されているため、放散された湯水が流下する傾斜状態の第1の熱交換器3aの高さ寸法を小さくして、蒸気発生装置1の外形形状を小型に形成でき、例えばシステムバスルーム等の浴室38の天井パネル40上に大きなスペースを必要とすることなく蒸気発生装置1を簡単かつコンパクトに設置することができる。
また、前記蒸気発生装置1においては、次のような付随的な作用効果を奏することができる。すなわち、第1の熱交換器3aの下方にフィン4aに沿って流下した湯水を回収するバッファタンク12が設けられ、このバッファタンク12内の湯水が循環ポンプ13により第1の熱交換器3aの湯噴出管6に再び供給、すなわち湯水が湯循環手段7で循環使用されるため、蒸気発生に使用した湯水を再利用することができて、水の有効利用を図ることができ、省エネ効果に優れた蒸気発生装置1を提供することが可能となる。
また、本体ケース2内に第1の熱交換器3aと第2の熱交換器3bが配置されると共に、送風ファン10、循環ポンプ13、換気ファン11及び各種電磁弁24〜26が配置されて、これらが制御基板31からの制御信号で所定に動作して4つの運転モードに設定できるため、1台の蒸気発生装置1で、例えば乾いた温風での衣類乾燥(乾燥運転時)、湿った温風での浴室暖房(ミスト暖房運転時)、乾いた温風での浴室暖房(ドライ暖房運転時)、及び浴室内換気(換気運転時)を行うことができて、蒸気発生装置1の使い勝手等を向上させることができる。
なお、上記実施形態においては、本体ケース2内に一つの通風経路R1を設けた場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば本体ケース2内に第1の熱交換器3aを傾斜状態で第2の熱交換器3bを水平状態で配置し、第2の熱交換器3bの右側方に送風ファン10を配置すると共に、グリル板33の送風ファン10下方に吹出口9を設け、グリル板33の第1の熱交換器3aと第2の熱交換器3bの下部に一対の吸気口8を設けて2つの通風経路を設ける構成としても良い。
また、上記実施形態においては、本体ケース2内に第1の熱交換器3aと第2の熱交換器3bを1台ずつ配置したが、例えば各熱交換器3a、3bを複数台配置する構成としても良い。さらに、上記実施形態においては、蒸気発生装置1を天井パネル40上に設置したが、例えば天井パネル40と壁パネル41のコーナ部分(このコーナ部分と天井パネル40を天井部分という)に設置しても良い。
またさらに、上記実施形態においては、換気ファン11を本体ケース2内に一体的に配置したが、別体で配置しても良いし、本体ケース2の形状、バッファタンク12の全体形状やドレンパン22の形状、グリル板33の吸気口8や吹出口9の位置や大きさ等の形状、各種センサ等の配置位置、各熱交換器3a、3b自体の形態等も一例であって、本発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜の構成を採用することができる。
本発明は、システムバスルーム等の浴室に限らず、例えばサウナルームやシャワールーム等の蒸気発生装置にも適用できる。
1・・・蒸気発生装置、2・・・本体ケース、3a・・・第1の熱交換器、3b・・・第2の熱交換器、4a、4b・・・フィン、5a、5b・・・温水供給管、6・・・湯噴出管、7・・・湯循環手段、8・・・吸気口、9・・・吹出口、10・・・送風ファン、11・・・換気ファン、12・・・バッファタンク、12a・・・浅底部、12b・・・深底部、12c・・・上面開口部、13・・・循環ポンプ、13a・・・吐出管、13b・・・ポンプケース、13c:吸引口、15・・・フロートスイッチ、16・・・水温センサ、18・・・給水配管、19・・・排水配管、20・・・給湯配管、22・・・ドレンパン、22a・・・底壁、23・・・ドレンパン配管、24・・・給水電磁弁、25・・・給湯電磁弁、26・・・排水電磁弁、31・・・制御基板、38・・・浴室、39・・・バスタブ、40・・・天井パネル、41、41a・・・壁パネル、46・・・フィルター、51・・・凹凸溝。
Claims (8)
- 加熱手段を備えると共に湯水が放散されることにより蒸気を発生させ得る熱交換器と、給水手段からタンクに供給された湯水を循環ポンプで汲み上げて前記熱交換器に放散して再びタンクに回収する湯循環手段とを備え、前記熱交換器と湯循環手段がケース内に配置されて浴室の天井部分に設置される蒸気発生装置のタンク構造であって、
前記湯循環手段のタンクは、湯水の上限水位が上限水位検出手段で検出されて前記給水手段が制御されると共に、湯水の下限水位が予め求めた湯循環手段による湯水の循環時の蒸発量に基づいて検出されることを特徴とする蒸気発生装置のタンク構造。 - 加熱手段を有して温風を発生させ得る第2の熱交換器を備え、該第2の熱交換器と前記熱交換器は、多数枚のフィンが加熱手段としての温水供給管で連結されることにより構成されると共に、前記第2の熱交換器が略水平状態で前記熱交換器が傾斜状態でケース内に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の蒸気発生装置のタンク構造。
- 前記タンクは、上方に前記熱交換器が配置される浅底部と前記循環ポンプや上限水位検出手段が配置される深底部とを有し、これら各底部の上面開口部に熱交換器から落下した湯水以外の水や塵埃等の進入を抑制し得る蓋体が配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の蒸気発生装置のタンク構造。
- 前記深底部の蓋体には、前記上限水位検出手段及び循環ポンプと前記タンク内の湯水の水温を検出する水温検出手段が一体的に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の蒸気発生装置のタンク構造。
- 前記タンクは、最初に湯水が溢れ出す個所が壁際となるように浴室の天井部分に設置されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の蒸気発生装置のタンク構造。
- 前記タンクの外側に、該タンクから溢れた湯水を回収して排水し得るドレンパンが配置されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の蒸気発生装置のタンク構造。
- 前記タンク及び又はドレンパンは、その底壁内面に複数の溝を所定形態で組み合わせることにより排水性を向上させた凹凸溝が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の蒸気発生装置のタンク構造。
- 前記タンク及びドレンパンは、少なくともその底壁が略透明に形成されて浴室内から前記タンク内及びドレンパン内の状態が視認され得る如く構成されていることを特徴とする請求項6または7に記載の蒸気発生装置のタンク構造。
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