JP2006042239A - 身障者支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は身障者支援システムに関し、身障者が携帯端末を利用して安全に目的地まで到着することができる身障者支援システムを提供することを目的としている。
【解決手段】 一般の各車両のドア付近に設けられたID情報を無線で送信するRFIDタグ9と、該RFIDタグ9からの情報を受信する身障者が持つ携帯端末5と、該携帯端末5と接続され、該携帯端末5から必要な情報を受信して所定の処理を行ない、その結果を前記携帯端末5に送信する他、全体の介護支援動作の制御を行なう通信センター10と、を含んで構成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は身障者支援システムに関する。具体的には、身体障害者A(視覚障害者、ろうあ者)又は保護対象者B(例えば期間限定の妊婦者、松葉杖や車椅子利用による障害者)が、携帯端末上に個人の詳細情報(例えば行先)を入力しておくことにより、該当車両に乗り込んだ際、駅の乗務員同士に予め通知連絡をしなくても、個人の申請のみで、降車駅において、保護を受けて降車でき、降車駅が混雑していた場合でも、降車駅側の駅員への通知を通して予定乗客に速やかに知らせ、安全に、また双方混乱することなく、乗車/降車できる支援システムに関する。以下、身体障害者Aと保護対象者Bとを合わせて身障者と呼ぶことにする。
近年、携帯電話及び携帯端末の普及に伴い、インターネット経由によるネットワークを活用したサービスが拡充されてきており、メールやwwwの利用者は年々増加している。また、携帯電話自身の機能も、大画面、高解像度、メール送受信、wwwアクセス、バイブレータ、骨伝導による通話、PKI(電子認証用証明書)や指紋認証による高セキュリティ通信等のように、高機能化されてきている。
数多くある機能の中で、特に聴覚障害者にとっては、大画面やメール送受信機能、視覚障害者にとっては骨伝導による通話等が、重要なコミュニケーション手段となりえる。しかしながら、そのコミュニケーション手段を活用した身体障害者向け支援システムについては、遅れているのが現状である。例えば、身体障害者(聴覚障害者、視覚障害者)が、事前に乗り換え案内等のサイトにアクセスし、予定通りの電車に乗り継いで目的地に向かう場合を考える。
従来のこの種のシステムとしては、交通機関の利用客が有する電子乗車券の利用区間情報に基づき、車両内通信装置から利用客が有する携帯端末に対して情報を通知するシステムが知られている(例えば特許文献1参照)。また、補助必要者が予め保持する携帯端末、或いは駅到達時に貸与する携帯端末を利用して、携帯端末を保持する補助必要者の乗車位置や降車駅等の情報をもれなく降車駅の駅員に通知するシステムが知られている(例えば特許文献2参照)。また、交通機関の利用者が乗車駅の改札口を入ってから、下車駅の改札口を出るまでの任意の時間に、ダイヤの乱れ等の運行情報を利用者に通知するシステムが知られている(例えば特許文献3参照)。
特開2002−271251号公報(第4頁、図1) 特開2002−274381号公報(第4頁、第5頁、図1) 特開2004−70489号公報(第5頁、第6頁、図1)
予定通りの電車で移動中、事故やトラブルにより電車の到着時刻が乱れたり、又は線路上で停止した場合、状況説明は車掌による車内アナウンスが一般的である。車内アナウンスによる音声の説明は、聴覚障害者にとっては状況把握が難しく、車内の様子や窓からの風景などから推測するしかない。また、視覚障害者にとっては、音声だけが頼りであるが、車内が騒然となった場合は、車内アナウンスを聞き逃すこともあり、聴覚障害者と同様に状況把握が難しいと考えられる。
更に、平常通りの運行であっても、コンサートや野球・サッカー観戦、受験シーズン等の場合は、普段とは比べものにならない多くの人が駅を利用することになり、身体障害者にとっては戸惑ってしまうことになる。つまり、身体障害者でも所持率の高い携帯電話に対して通知する手段や支援する手段が整備されていない状況である。
他の例として、車椅子利用者が電車を利用する場合を考える。最近では、専用エレベータの設置や駅員の補助により、電車の乗降支援が受けられるケースが増えてきているが、通勤ラッシュ時等は、電車内やホーム上が混雑しているため、車椅子利用者が積極的に電車を利用できない状況である。混雑する時間帯の場合、車椅子利用者が乗っている電車が混雑したホームに到着し、電車から降りる場合、駅員の補助があったとしても、ホーム上の乗客がスペースを空けなければスムーズに降りることができず、事前のアナウンス(どのドア付近の乗客がスペースを空けるか)もないのが現状である。視覚障害者が降車する場合も同様である。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、身障者が携帯端末を利用して安全に目的地まで到着することができる身障者支援システムを提供することを目的としている。
(1)請求項1記載の発明は、一般の各車両のドア付近に設けられたID情報を無線で送信するRFIDタグと、該RFIDタグからの情報を受信する身障者が持つ携帯端末と、該携帯端末と接続され、該携帯端末から必要な情報を受信して所定の処理を行ない、その結果を前記携帯端末に送信する他、全体の動作の制御を行なう通信センターと、を含んで構成されることを特徴とする。
(2)請求項2記載の発明は、身障者が視覚障害者である場合、乗車する前に音声入力した個人の身障条件に従い、乗車している車内において、詳細な車両の運行情報と駅毎の案内を前記携帯端末からガイダンスとして受けるようにしたことを特徴とする。
(3)請求項3記載の発明は、身障者がろうあ者である場合、乗車する前に入力した個人の身障条件に従い、乗車している車内において、前記携帯端末上でメールによる運行情報のガイダンスを受け取ることを特徴とする。
(4)請求項4記載の発明は、前記身障者であって、降車駅に出迎えの人がいる場合、その該当身障者が乗車する前に入力した個人の身障条件により、出迎えの人に予め前記通信センター側から、その該当身障者が確実に乗車したことと、車両の運行状況及び降車ドアを通知することを特徴とする。
(5)請求項5記載の発明は、前記身障者が降車する際、ドアを通過することで、確実に降車駅で降車したことを前記RFIDタグからの情報により検知し、本人及び出迎えの人にも通知することを特徴とする。
(6)また、この発明において、前記身障者が予めの登録で自動選択をした場合、本人が車両のドア付近を通過し、RFIDタグからの情報を携帯端末で受信した時、センター側に自動で送信し、一定時間は前記通信センター側で監視状態におくことを特徴とする。
(7)また、前記身障者が予めの登録で手動設定を行なった際、本人が車両のドア付近を通過し、ドア付近のRFIDタグにより携帯端末で情報を受信した後、前記通信センター側に本人の意志で送信し、本人が通信センター側への送信を怠った場合でも、通信センター側と携帯端末間での運行時刻情報によって、携帯端末保持者への通知を行なうことを特徴とする。
(8)また、車両が故障により発車しない場合に、身障者が車両から降車した際にRFIDタグからの情報を受信した場合に当該情報を解放する機能を有することを特徴とする。
(1)請求項1記載の発明によれば、ドア付近に取り付けたRFIDタグからの情報(ID情報)から、GPSによる位置情報の機能活用により、携帯端末に車両詳細情報が通知されるので、通信センター側に身障者が車両に乗車したことが確実に保証できる。また、降車駅では、通信センター側からの予めの詳細な通知により、乗車駅と降車駅の駅員同士の事前連絡がなくても、降車駅側で到着車両及びドア番号を特定できるので、降車駅においては、たとえ混雑していても、双方の安全性、安心性を保って、予め道を空けて降車/乗車することができる。
(2)請求項2記載の発明によれば、身障者が視覚障害者である場合、実際の車両の運行情報又は運行が遅延した場合、車内アナウンスが列車の走行雑音や周囲の雑音により聞き取れない場合でも、特別待遇により、その詳細情報が身障者用グッズを通して、接続済みのイヤホンからの音声ガイダンスで予め通知されるため、情報不足からの精神的な心配が発生することなく、安心して降車駅又は遅延した場合の対応策を予め判断することができる。
(3)請求項3記載の発明によれば、身障者がろうあ者の場合、実際の車両の運行情報又は特に運行が著しく遅延した場合でも、特別待遇によって、車両の詳細情報が個人宛メールで把握でき、情報不足からの精神的な不安が発生することなく、安心して降車駅又は遅延した場合の対応策を予め判断することができる。
(4)請求項4記載の発明によれば、降車駅で保護者として待ち合わせしている人へ速やかに通信センター側から車両運行状況も含めて、自動で通知されることによって、実際に乗車しているかの確認が携帯端末上で簡単にできる。
(5)請求項5記載の発明によれば、車両から身障者が降りた場合、RFIDタグによって確実に降りたことを通信センター側、鉄道通信システム側、及び出迎えの人にメールで通知することで、確実に降りたことが保証できる。ここで、鉄道通信システムとは、外部ネットワークから鉄道システムを構成する各端末等に情報を配信するための中継機能を有するものである。
(6)また、この発明によれば、携帯端末保持者による保護サービス登録を自動設定すると、その後の配信を全て自動で実施できる。また、通信センター側では、RFIDタグからの情報を受信しても、携帯端末保守者が車両に乗車し、発車時刻までに降車した場合でも、サービスは自動キャンセル動作として扱うことができるように、一定の時間経過をチェックし、正常安定時間と見なすまでサービス開始を実施しないようにすることができる。
(7)また、この発明によれば、携帯端末保持者による保護サービス登録では、自動設定動作以外に目的地を即変更することができるための手動設定機能も持っている。この場合、乗車駅/降車駅の時刻等を入力後、固定サービスを手動で実施し、電車に乗車してRFIDタグ上で受信を検知したまま電車が発車した後、携帯端末保持者による手動アクションを万が一忘れてしまうケースもあるが、この時は通信センター側からの車両発車すみによる警告通知のメッセージ又は音声ガイダンスを受けることが可能である。
(8)また、この発明によれば、携帯端末保持者による事前登録を手動で実施し、一旦車両に乗車したが、誤って乗車したことにより即降車するケース、車両が何らかの故障により発車を見送った場合等において、乗車した人がそのまま降車しても、サービスは自動で完了することができる。
本発明は、インターネット接続機能(メール送受信やWebアクセス)付き携帯端末を持つ身体障害者(視覚障害者、ろうあ者)(以下A)、又は期間限定による保護対象者(妊婦者、松葉杖利用者、車椅子利用者)(以下B)が、事前に本サービス提供会社(通信会社、サービスプロバイダ等)との間で利用するための契約(本人認証を行なうための登録等)をすませておけば、A又はB(以下、AとBとを併せて身障者と呼ぶ)が公共機関(電車、地下鉄、バス等)を利用して目的地に移動する際、目的や行先等を携帯端末に入力することで、乗車する公共機関の乗車位置(車両番号やドア番号、到着予定時刻等)が降車側(降車駅、降車バス停等)に通知されるために、降車の際に係員又は一般人の保護が受けられる。
サービスの利用イメージは以下の通りである。一般の公共機関として、例えば電車に乗り込む場合を想定する。この電車には、各車両の全てのドア付近にRFIDタグが装着されている。また、携帯端末側には、RFIDタグの信号を受信する機能を持つリーダが装備されているものとする。身障者が任意の車両のあるドアから乗車し、RFIDタグが装着されたドアを通過すると、身障者が持つリーダが装備された携帯端末に、RFIDタグからID情報が通知される。
ID情報には、電車名、車両番号、ドア番号が含まれているため、通知された(受信した)時間を携帯端末側で付与し、サービス提供会社に事前に登録した目的や行先情報と共に送信することで、サービス提供者側では、ID情報から乗車駅が分かり、行先から降車駅及び降車車両や到着時刻等が分かる。そして、サービス提供会社から鉄道通信システムを経由して降車駅に対し、身障者が到着する時刻や車両及びドア番号等が通知される。
降車駅の駅員は、上記の情報を受けて、身障者が到着する際に、該当場所付近の乗車予定の乗客に予め通知しておき、誘導することで、降車予定の身障者が安全に降車することができる。そのため、混雑した駅、混雑時間帯であっても、降車予定の身障者と、乗車予定の乗客の双方が安全に乗降できるようになる仕組みを持つ。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を詳細に説明する。図1は本発明の全体のシステム構成例を示す図である。図において、1は車両、3は乗車駅、6は乗車駅のホーム、2は該ホーム6にいる身障者である。5は身障者2が持っている携帯端末である。9は車両1のドア近辺に取り付けられた、ID情報を無線で送信するRFIDタグである。
4は降車駅、7は降車駅4のホーム、8は降車駅4の駅員である。10は身障者2の介護を行なうための通信センター(介護支援システム)である。11は通信センター10に設けられた契約ユーザ情報ファイル、12は時刻表ファイルである。20は通信センター10と連携して動作する、駅の混雑や運行の乱れに関する外部情報を収集する外部情報システムである。外部情報システム20で収集する情報としては、例えば気象情報、イベント情報(コンサート、スポーツ)、受験情報等である。30はシステムで使用されるネットワークである。該ネットワーク30としては、例えばインターネットが用いられる。このように構成されたシステムの動作を説明すれば、以下の通りである。
RFIDタグリーダを装着した携帯端末5で、乗車ドア付近に装着されたRFIDタグ9からID情報(例えば乗車電車ナンバ、車両ナンバ、ドアナンバ)を取得する(S1)。次に、携帯端末5から身障者2が目的地(降車駅)を入力し、取得したID情報及びID取得時間(乗車時間に相当)と一緒に通信センター10へ送信する(S2)。通信センター10は、携帯端末5から送られてきた情報を基に、契約ユーザ情報ファイル11及び時刻表ファイル12を参照して契約者であることを確認し、送信された内容と時刻表から降車駅の到着予定時刻を算出する(S3)。
通信センター10は、外部情報システム20と連携し、ダイヤの乱れや混雑状況による到着予定時刻の遅れ情報も含め、到着予定時刻等を携帯端末5に通知する(S4)。一方、通信センター10は、降車駅4に対して利用者情報(到着予定時刻、乗車した車両ナンバ、ドア番号等)を送信する(S5)。降車駅4では、関連する駅員8に当該情報を知らせて指示する(S6)。駅員8は、当該車両1の到着時刻に合わせて、利用者(身障者)2の支援を実施する(S7)。
本発明によれば、身体障害者(聴覚障害者、視覚障害者)は、目的地を登録し、電車に乗るだけで、降車駅の到着予定時刻や運行状況の通知、イベント(コンサート、野球、サッカー、受験シーズン)による混雑駅の通知、降車駅での駅員の支援が受けられる。また、車椅子利用者、松葉杖利用者、妊婦等も同様に支援を受けることができる。また、混雑する時間帯であっても、降車駅に到着予定時刻及び乗車車両番号やドア番号を通知することで、降車駅のホーム上の乗客に対して事前に注意を促し、支援を得ることができる。
以上、説明したように、本発明によれば、身体障害者、妊婦、一時的な障害者等(身障者)が公共機関を活用して電車に乗り込む際、ハンディをある程度背負った条件である旨を、乗務員又は降車駅側で知りうる手段やシステムが必要であり、車内又は降車駅での簡単な支援につなげることが、人の安全や車両の安全走行にもつながる。ここでは、上記のような身障者が公共機関(ここでは電車を例にとっている)を活用する場合、携帯端末を活用して、安全に目的地に到着できるための精神的ケアを含めた支援システムについて以下に説明する。
図2は本発明の第1の実施の形態例を示す図である。図1と同一のものは、同一の符号を付して示す。図の太い実線はプロセス制御の流れ、太い破線はデータの流れを示している(以下、同じ)。図に示すシステムは、車両1に乗る前に身障者2が予め詳細情報を携帯端末5によって登録しておくものである。図において、1は車両、3は乗車駅、4は降車駅、5は身障者が持つ携帯端末、30は携帯端末5と接続されるネットワークとしてのインターネットである。10は通信センターである。該通信センター10において、14は携帯端末5からの情報を受け付ける通知受付部、13は該通知受付部14と接続される支援情報登録部、15は支援情報登録部13と接続され、身障者が介護支援システムの契約者であるかどうかを認証する認証部である。
16は支援情報登録部13と接続される各支援登録情報を記憶する各支援登録情報ファイル、17は支援情報登録部13と接続される加入者情報ファイル、18は時刻運行情報部である。該時刻運行情報部18は、時刻を固定或いは可変することができる。19は支援情報登録部13と接続され、携帯端末5に完了通知を送信する完了通知部である。25は時刻運行情報部18と接続される鉄道通信システムである。鉄道通信システム25は、ネットワークからの情報を駅構内の各種装置に通知するもので、ここではインターネット30にも接続されている。このように構成されたシステムの動作を説明すれば、以下の通りである。
身障者が車両1に乗り込む前に、事前に携帯端末5から目的、行先、乗車予定時間、配信要求のトリガを自動か手動による設定を入力しておく。この入力情報は、通信センター10の通知受付部14で受け付けられる(S1)。通知受付部14で受け付けた情報は、支援情報登録部13に入力される(S2)。支援情報登録部13は、加入者情報ファイル17を参照し(S3)、また認証部15を参照し(S4)、また各支援登録情報ファイル16を参照し(S5)、携帯端末5の情報が予めサービスを受ける身障者からの情報であるかどうかを判断する。そして、判断の結果、サービスを受ける者として登録されている身障者であった場合には、支援情報登録部13は完了通知部19に必要な情報を通知する(S6)。完了通知部19は、インターネット30を介して携帯端末5と鉄道通信システム25に必要な情報を送信する。
図3は本発明の第2の実施の形態例を示す図である。図1、図2と同一のものは、同一の符号を付して示す。図に示すシステムは、RFIDタグ9で検知した情報を携帯端末5へ送信し、次の駅の通信システムを経由して駅員に通知するようにしたものである。図において、1は車両、3は乗車駅、4は降車駅である。1−1は第1の車両の第1のドア、1−2は第1の車両の第2のドア、1−3は第1の車両の第3のドア、2−1は第2の車両の第1のドア、2−2は第2の車両の第2のドア、2−3は第2の車両の第3のドアである。3は乗車駅、5は乗車駅3から乗る身障者の持つ携帯端末である。該携帯端末5はインターネット30と接続されている。
通信センター10において、14は携帯端末5と接続され、携帯端末5からの情報を受ける通知受付部、15は身障者の認証を行なう認証部、17はサービスへ加入している加入者情報を記憶する加入者情報ファイル、18は鉄道通信システム25と接続される時刻運行情報部である。
通信センター10において、100は支援情報取得・配信サーバである。該支援情報取得・配信サーバ100において、13aは通知受付部14及び加入者情報ファイル17と接続され、支援情報の検知を行なう支援情報検知部、40は支援情報検知部13aと接続され、各支援検知情報が記憶される各支援検知情報ファイル、41は支援情報検知部13aと接続され、支援情報を提供する支援情報提供部、42は支援情報検知部13aと接続され、鉄道通信システム25への通知を行なう鉄道通信システム通知部、43は支援配信通知を行なう支援配信通知部である。このように構成されたシステムの動作を説明すれば、以下の通りである。
身障者2が公共機関の電車のある車両1のドアから乗り込む。その時、ドアに取り付けられているRFIDタグ9からの無線情報は、携帯端末5の受信機能部により受信される。そして、携帯端末5から送信された情報は、インターネット30を介して通信センター10内の通知受付部14で受け付けられる(S1)。そして、支援情報を検知したサービスであれば、支援情報検知部13aが動作する(S2)。ここでは、既に登録された情報に追加で検知した時刻やカードID等を登録する。支援情報検知部13aは、加入者情報ファイル17を参照し(S3)、各支援検知情報ファイル40を参照して(S6)、目的のサービスが得られる身障者であるかどうかを判断する。また、支援情報検知部13aは、時刻運行情報部18から時刻情報を得て(S4)、降車駅での車両1の到着時刻を認識する。時刻運行情報部18は、鉄道通信システム25と接続され、車両の混雑、車両の遅れ等の情報を得る(S5)。
そしてその検知した情報が登録されたことを、鉄道通信システム25、携帯端末5を保持する身障者2に通知するために鉄道通信システム25を起動後(S7)、鉄道通信システム25、身障者2に検知したことを通知する(S8)。
鉄道通信システム25側では、そのシステム監視者からの通報で降車駅の駅員8の業務用携帯端末8a、ポケベル等に知らせ、降車駅に到着する車両のドア番号付近に身障者2が降車する旨をその付近の乗車予定の客に通報することにより、携帯端末保持者(身障者)2が安全に降車できるようになる。また、同時に、支援情報提供部41を起動しておく(S10)。
このように、この実施の形態例によれば、ドア付近に取り付けたRFIDタグ9からの情報(ID情報)から、GPSによる位置情報の機能活用により、携帯端末に車両詳細情報が通知されるので、通信センター側に身障者が車両に乗車したことが確実に保証できる。また、降車駅では、通信センター側からの予めの詳細な通知により、乗車駅と降車駅の駅員同士の事前連絡がなくても、降車駅側で到着車両及びドア番号を特定できるので、降車駅においては、たとえ混雑していても、双方の安全性、安心性を保って、予め道を空けて降車/乗車することができる。
図4は本発明の第3の実施の形態例を示す図である。図3と同一のものは、同一の符号を付して示す。図4に示す実施の形態例は、身体障害者又は保護対象者(身障者)が、電車の中で携帯端末5にガイダンス情報を通知する構成図を示している。図において、14は携帯端末5からの情報を受け付ける通知受付部、17は加入者情報ファイル、18は時刻運行情報部であり、鉄道通信システム25と接続されている。27は各種メディアサイト、45は該各種メディアサイト27と接続されるメディア情報取得部である。
支援情報取得・配信サーバ100において、13aは支援情報検知部、41は支援情報提供部、40は各支援検知情報ファイル、43は支援情報提供部41と接続され、携帯端末5に必要な情報を送信する支援配信通知部である。支援情報提供部41は、メディア情報取得部45及び時刻運行情報部18と接続され、また支援情報検知部13a及び各支援検知情報ファイル40と接続されている。このように構成されたシステムの動作を説明すれば、以下の通りである。
支援情報検知部13aから起動された支援情報提供部41は(S1)、既に取得している検知情報に基づいて(S2)、その車両の固定的な時刻情報のみならず、車両の運行詳細情報を取得する(S3,S4)。また、各駅毎にメディア情報、例えばその日のイベント情報(コンサート・野球・サッカー、大学入試等)も取得する(S5,S6)。そして、それらの取得した情報を編集して、支援配信通知部43に渡す(S7)。
この支援配信通知部43では、携帯端末保持者2にガイダンス情報を通知することができる(S8)。ガイダンス情報は、車内音声とは別に、身障者の条件毎にメール・音声を流す。また、車両運行の固定情報を流すのみならず、変化した車両については、鉄道通信システム25側からの情報を携帯端末5上で変化情報として配信することができ、更にメディア情報も随時配信できる仕組みを持っている。
このように、この実施の形態例によれば、身障者が視覚障害者である場合、実際の車両の運行情報又は運行が遅延した場合、車内アナウンスが列車の走行雑音や周囲の雑音により聞き取れない場合でも、特別待遇により、その詳細情報が身障者用グッズを通して、接続済みのイヤホンからの音声ガイダンスで予め通知されるため、情報不足からの精神的な心配が発生することなく、安心して降車駅又は遅延した場合の対応策を予め判断することができる。
また、身障者がろうあ者の場合、実際の車両の運行情報又は特に運行が著しく遅延した場合でも、特別待遇によって、車両の詳細情報が個人宛メールで把握でき、情報不足からの精神的な不安が発生することなく、安心して降車駅又は遅延した場合の対応策を予め判断することができる。
図5は本発明の第4の実施の形態例を示す図である。図4と同一のものは、同一の符号を付して示す。図5に示すシステムは、車両外で予め身障者に対する保護者の出迎えの人8bの携帯端末8cにガイダンスを配信するものである。このように構成されたシステムの動作を説明すれば、以下の通りである。
支援情報検知部13aから起動された支援情報提供部41は(S1)、既に取得している検知情報に基づいて(S2)、その車両の固定的な時刻情報のみならず、車両の運行詳細情報を取得する(S3,S4)。また、各駅毎にメディア情報、例えばその日のイベント情報(コンサート・野球・サッカー、大学入試等)も取得する(S5,S6)。そして、それらの取得した情報を編集して、支援配信通知部43に渡す(S7)。
この支援配信通知部43では、身障者2を降車駅で待ち受ける待ち人8bにガイダンス情報を通知することができる(S8)。ガイダンス情報は、車内音声とは別に、身障者の条件毎にメール・音声を流す。また、車両運行の固定情報を流すのみならず、変化した車両については、鉄道通信システム25側からの情報を携帯端末上で変化情報として配信することができ、更にメディア情報も随時配信できる仕組みを持っている。
この実施の形態例によれば、降車駅で保護者として待ち合わせしている人へ速やかに通信センター側から車両運行状況も含めて、自動で通知されることによって、実際に乗車しているかの確認が携帯端末上で簡単にできる。
図6は本発明の第5の実施の形態例を示す図である。図2、図5と同一のものは、同一の符号を付して示す。図6に示すシステムは、車両から降車する際に、RFIDタグ9で検知した情報を携帯端末5上で受信し、サービスの完了である旨を通信センター10、鉄道システム25側及び出迎えの人8bに通知するものである。このように構成されたシステムの動作を説明すれば、以下の通りである。
身障者2が降車駅4で無事降車したものとする。図6は、基本的に図3に示すシステムと同様の機能を持っている。携帯端末5でRFIDタグ9からの情報を受けると、該携帯端末5は通知受付部14にその旨を通知する(S1)。通知受付部14は支援情報検知部13aに当該情報を通知する(S2)。支援情報検知部13aで降車検知を受けると、該支援情報通知部13aは、加入者情報ファイル17を参照して、当該サービスに加入している人であるかどうかを確認する(S3)。それと同時に、各支援検知情報ファイル40を参照して処理フラグの解除を設定する(S4)。
そして、支援配信通知部43を起動し(S5)、該支援配信通知部43から携帯端末保持者(身障者)2、鉄道通信システム25及び場合によっては、待ち人8aへの通知を行なう(S6)。
この実施の形態例によれば、車両から身障者が降りた場合、RFIDタグ9によって確実に降りたことを通信センター側、鉄道通信システム側、及び出迎えの人にメールで通知することで、確実に降りたことが保証できる。
図7は本発明の第6の実施の形態例を示す図である。図6と同一のものは、同一の符号を付して示す。図に示すシステムは、車両1に乗る際に、身障者2が予め詳細情報を携帯端末5によって自動登録する際において、通知受付部内でのタイムアウト自動制御機能の動作を示している。図において、通知受付部14は、通知受付部14aとタイムアウト自動制御部14bから構成されている。42は、タイムアウト自動制御部14bと接続される鉄道システム通知部である。このように構成されたシステムの動作を説明すれば、以下の通りである。
身障者2が自動登録としてサービスを受ける場合、乗車駅3で一旦乗車し、RFIDタグ9からの内容を携帯端末5で受けて、通信センター10側に送信はするが(S1)、何らかの理由(例えば電車が故障により発車しない場合、本人が誤って乗車した場合等)により乗車した車両から即降車する場合が考えられる。従って、通知受付部14では通知受付部14aで携帯端末5からの情報を受け付けると(S1)、自動要求の場合ならば、タイムアウト自動制御部14bに制御を渡し(S2)、指定時間内でのサービスは実施せず、携帯端末5を保持する身障者2が安定したと見なされた時間の経過後、正常な検知を受けたサービスを開始する仕組みを持っている。その後の動作は、図3に示す実施の形態例と同様である。
この実施の形態例によれば、携帯端末保持者による保護サービス登録を自動設定すると、その後の配信を全て自動で実施できる。また、通信センター側では、RFIDタグ9からの情報を受信しても、携帯端末保守者が車両に乗車し、発車時刻までに降車した場合でも、サービスは自動キャンセル動作として扱うことができるように、一定の時間経過をチェックし、正常安定時間と見なすまでサービス開始を実施しないようにすることができる。
図8は本発明の第7の実施の形態例を示す図である。図7と同一のものは、同一の符号を付して示す。図に示すシステムは、RFIDタグ9で検知した場合の、タイムアウト処理機能を示す。このように構成されたシステムの動作を説明すれば、以下の通りである。
携帯端末保持者(身障者)2が、手動登録としてサービスを受ける場合、通知受付部14aで要求を受け付けると(S1)、タイムアウト手動制御部14c(図示せず)に制御を渡す。ここでは、乗車駅3で乗車し、手動アクションがなくても、RFIDタグ9による電波時刻検知情報のみ通信センター10側に送信することによって(S2)、そのまま電車が発車してしまい、携帯端末保持者(身障者)2からの正規なアクション操作を忘れてしまい、ガイダンスサービスを受けられないことを防止する機能を持っている。
ルートとしては、S1,S2のルートによって、タイムアウト手動操作部14cを経由し、各チェックを実施後、S3〜S5のルートで処理を行ない、その結果、この配信をS6により警告通知を促す仕組みを持っている。また、乗車駅3で一旦乗車し、RFIDタグ9による電波を検知しても、何らかの理由(電車が故障により発車しないケース、本人が誤って乗車した等)で乗車した電車から即降車をする場合についても、図7の原理同様に、携帯端末5側でキャッチ済みのタグ検知情報を自動解放できる仕組みを持っている。
この実施の形態例によれば、携帯端末保持者による保護サービス登録では、自動設定動作以外に目的地を即変更することができるための手動設定機能も持っている。この場合、乗車駅/降車駅の時刻等を入力後、固定サービスの車を手動で実施し、電車に乗車してRFIDタグ9上で受信を検知したまま電車が発車した後、携帯端末保持者による手動アクションを万が一忘れてしまうケースもあるが、この時は通信センター側からの車両発車すみによる警告通知のメッセージ又は音声ガイダンスを受けることが可能である。
また、この実施の形態例によれば、携帯端末保持者(身障者)2による事前登録を手動で実施し、一旦車両に乗車したが、誤って降車したことにより即降車するケース、車両が何らかの故障により発車を見送った場合等において、乗車した人がそのまま降車しても、サービスは自動で完了することができる。
図9は本発明の身障者登録メール送信時のシーケンスを示す図である。図には、車両と、携帯端末と、通信センターと鉄道通信システムとが記載されている。このうち、通信センターは、通知部と、認証部と、支援情報登録部と、完了通知部と、時刻運行情報と、メディア情報取得部から構成されている。
携帯端末5から登録要求を行なうと、携帯端末5から通知受付部14に対して、身障者の登録通知を行なう(M01)。通知受付部14はこの通知を受けると、認証部15に対して身障者2の認証要求を行なう(M02)。認証部15からは、携帯端末5に対して携帯端末の認証整合処理が行なわれる(M03)。携帯端末5は、認証部15に対して携帯端末の認証整合処理完了を通知する(M04)。
認証部15は携帯端末5に対して携帯端末5の認証正常通知を送出する(M05)。携帯端末5は、認証部15に対して携帯端末5の認証完了通知を送出する(M06)。認証部15は、支援情報登録部に対して登録要求を行なう(M07)。支援情報登録部は、身障者情報蓄積データファイルに対して情報を記憶させ、完了通知部に対して登録要求を行なう(M08)。次に、完了通知部は、携帯端末5に対して身障者登録完了通知を送出する(M09)。
図10は本発明の身障者鉄道システムメール配信時のシーケンスを示す図である。先ず、身障者2は車両1に乗り込み、電波受信要求を行なう(M01)。車両1のドア近辺に設けられたRFIDタグ9から携帯端末5の所定の情報が記憶される。通知受付部14は、携帯端末5の自動発信メールを受け付ける(M02)。通知受付部14は、支援情報検知部13aに対して支援情報検知起動を行なう(M03)。
支援情報検知部13aは、時刻運行情報部18に対して時刻運行情報を通知する(M04)。時刻運行情報部18は、鉄道通信システム25を起動する(M05)。鉄道通信システム25は所定の情報を取得して時刻運行情報部18に通知する(M06)。該時刻運行情報部18は支援情報検知部13aに対して時刻運行情報を送出する(M07)。支援情報検知部13aは、データファイルから身障者登録情報蓄積データを読み出す。
図11は本発明の身障者鉄道通信システムメール配信時のシーケンスを示す図である。このシーケンスは、図10からの続きである。支援情報検知部13aは、鉄道システム通知部に対して鉄道配信システムを通知する(M08)。鉄道システム通知部は、鉄道通信システム25に対して鉄道通信システム通知を送出する(M09)。この情報は、降車駅の駅員8に通知される。また、鉄道システム通知部は、携帯端末5に対して身障者携帯端末側への確認通知を行なう(M10)。また、支援情報検知部13aは支援情報提供部41に対して支援情報を提供する(M11)。
図12は本発明の身障者支援システム配信時のシーケンスを示す図である。この例では、車両1と鉄道通信システム25は、常に通信中であるものとする。支援情報検知部13aは、支援情報提供部41に対して支援情報を提供する(M01)。この支援情報を受けた支援情報提供部41は、時刻運行情報部18に対して時刻運行情報を通知する(M02)。次に、時刻運行情報部18は、鉄道通信システム25に対して起動をかける(M03)。起動した鉄道通信システム25に起動をかけ(M03)、鉄道通信システム25は時刻運行情報部18に対して鉄道通信システム受信情報を送信する(M04)。
この受信信号を受けた時刻運行情報部18は、支援情報提供部41に対して時刻運行情報を通知する(M05)。この時刻運行情報を取得した支援情報提供部41は、メディア情報取得部に対して起動をかける(M06)。起動したメディア情報取得部は、支援情報提供部41に対してメディア情報取得完了通知を出す(M07)。支援情報提供部41は、支援配信通知部43に対して支援配信通知を行なう(M08)。この支援配信通知を受けた支援配信通知部43は、鉄道通信システム25に対して身障者支援ガイダンスを通知し(M09)、一方、携帯端末5に対して身障者支援ガイダンス通知を行なう(M10)。
図13は本発明の出迎え者へのガイダンス配信時のシーケンスを示す図である。この図では、車両側と鉄道通信システム側とは常に通信中であるものとする。支援情報検知部13aから支援情報提供部41に対して支援情報を通知する(M01)。この通知を受けた支援情報提供部41は、時刻運行情報部18に対して時刻運行情報を通知する(M02)。時刻運行情報部18は、鉄道通信システム25は、受信情報を時刻運行情報部18に通知する(M04)。
時刻運行情報部18は、支援情報提供部41に対して時刻運行情報を通知する(M05)。この通知を受けた支援情報提供部41は、メディア情報取得部を起動する(M06)。起動されたメディア情報取得部は、メディア情報を支援情報提供部41に通知する(M07)。該支援情報提供部41は、支援配信通知部43に対して支援配信通知を行なう(M08)。この通知を受けた支援配信通知部43は、鉄道通信システム25に対して出迎え者にガイダンスを通知し(M09)、また携帯端末5に対して出迎え者のガイダンスを通知する(M10)。
図14は本発明の身障者鉄道通信システムメールサービス完了時のシーケンスを示す図である。身障者2が車両1より降りる際、携帯端末5に対して電波発信要求を行なう(M01)。携帯端末5は、通知受付部14に対して携帯端末5の自動発信メール受け付けを行なう(M02)。この受け付けを行なうと、通知受付部14は、支援情報検知部13aを起動する(M03)。支援情報検知部13aは、身障者登録情報等の蓄積データから必要なデータを読み出し、支援配信通知部43に支援配信通知を行なう(M04)。支援配信通知部43は、鉄道通信システム25に対して身障者降車駅鉄道システム支援停止通知を行なう(M05)。また、支援配信通知部43は、身障者2の携帯端末5に対して支援停止確認通知を行なう(M06)。
図15乃至図28は通知受付け処理フローを示す図である。図29は携帯端末強制解放通知処理フローを示す図である。図30、図31は支援情報登録機能処理フローを示す図である。図32は登録完了通知処理フローを示す図である。図33〜図36は支援情報検知機能処理フローを示す図である。図37は通信システム通知機能処理フローを示す図である。図38は支援配信通知機能処理フローを示す図である。図39〜図43は支援情報提供機能処理フローを示す図である。
先ず、携帯端末保持者(身障者)2が、公共機関の電車のある車両1に乗り込む。そして、ドア付近を通過すると、ドア付近に取り付けられたRFIDタグ9からの無線によるID情報が発信され、身障者2の携帯端末5の受信機能で受信される。その後、自動又は手動により通信センター10内の通知受付け処理が起動される。
通知を受けると、サービス実施状態ファイル59から入力電文を読み出し(S1)、要求条件判定処理を行なう(S2)。次に、自動か手動かの判定を行なう(S3)。自動の場合には、以下の処理を実施する(S3)。即ち、検知後の通信センター10側側送信タイマー条件を設定し、入力条件の整合チェックを行ない、自動フラグを設定する。手動であった場合には、以下の処理を実施する(S5)。即ち、検知後の乗車しなかった場合の自動破棄タイマー条件を設定し、入力条件整合チェックを行ない、手動フラグを設定する。次に、登録要求機能起動入力情報設定を行ない(S6)、通信IF制御部を起動する(S7)。通信IF制御処理は、支援情報登録機能を行なうものである(S8)。
ここで、支援情報の検知のサービスの場合、自動設定/手動設定の切り分けによるタイマー設定後の処理が動作するが(S9〜S26まで)、正常にサービスが開始した処理S27から順に説明する。支援情報検知機能起動入力情報を設定の上(S27)、通信IF制御部(S28)により、支援情報検知部13aを起動する(S29)。ここで、S9〜S14までの動作について説明する。
先ず、自動か手動の判定を行なう(S9)。自動の場合には、時刻運行情報を取得して入力情報設定を行なう(S10)。次に、通信IF制御部を起動する(S11)。通信IF制御部の動作は、時刻運行情報を取得する(S12)。次に、時刻運行情報をデータベース69に蓄積する(S13)。そして、要求状態を判定する(S14)。
受付け通知から起動された支援情報検知部13aの処理では、その入力条件を読み出し(S44)、サービスの開始か終了かを判定する(S45)。そして、開始要求ならば、データベース(DB)内の整合チェックを行ない(S46)、送付されたRFIDタグ9からの詳細情報(ID番号等)を一時蓄積エリア60に蓄積する(S48)。更に、携帯端末5の加入者データを加入者番号ファイル61から読み出して(S49)、その加入者に対するガイダンス情報配信のための処理実行フラグ、RFIDタグ9の検知時刻等をデータベース62に蓄積する(S50)。そして、鉄道通信システム通知起動入力情報の設定処理を経由して(S51)、通信IF制御部(S52)により鉄道通信システム通知機能が起動され、ステップS45において、終了要求の場合には整合チェックを行なう(S47)。そして、検知したことを鉄道通信システム側、携帯端末保持者(身障者)2側へ通知配信する(S61)。ここで、通信IF制御部の動作は、鉄道通信システム通知機能である(S53)。
これらの流れにより、降車駅側の鉄道通信システム25から、駅員8に通知がされるので、特定の車両1とドア番号から身障者、又は保護対象者2が降車することが判明し、降車する人々に対応することになる。そして、S54の支援情報提供起動入力情報設定を経由して、通信IF制御部(S55)によって、支援情報提供部41を起動する(S56)。
上記の支援情報検知部13aから起動された支援情報提供部41では、先ずファイル63内の各種カウンタ、フラグ類の初期化を行なう(S63)。そして、鉄道通信システム25に問い合わせて、時刻運行情報の入力情報設定処理(S64)を経由後、通信IF制御部S65により、既存の鉄道通信システムを起動する(S66)。そして、上記処理によって得られた鉄道通信システム側の時刻運行情報(固定時刻情報と現状の可変運行)をファイル64に蓄積する(S67)。次に、各駅毎の特徴に合わせた、各メディアからの情報又は本日の特別情報等を取得させるため、メディア取得起動入力設定処理(S68)を経由して、通信IF制御部S69によりメディア情報取得処理が起動される(S70)。そして、上記により得られたメディア情報をファイル65に蓄積する(S71)。
次に、配信すべきガイダンス情報は、降車駅までの間、一定のサイクルにより、その変化情報と共に調査をし続けるが、その繰り返し回数が初回かを先ず判定する(S72)。そして、2回目以降ならば、先に、時刻情報を取得した内容の運行のデータベース66内の変化情報を蓄積・更新する(S73)。ステップS72において、初回ならば何もせずに次ぎの処理へ移行する。
そして、次に配信情報が蓄積された結果を受けて、支援配信通知機能起動入力設定の処理により(S74)、通信IF制御部(S75)を経由して支援配信通知部43を起動する(S76)。
起動された支援配信通知部43の処理では(S62)、身障者側へメール又は音声により随時配信する。この場合、常に変化情報があれば配信するが、変化情報がなければ配信はスキップする。また、駅毎のガイダンス情報も、視覚障害者ならば音声、聴覚障害者ならばメールと登録条件に分けて送信することができる。この識別は、登録時の要求条件により判断できる仕組みである。
また、携帯端末保持者のサービス登録者が出迎えの人への配信を希望する場合には、出迎えの人にも配信を可能とする仕組みを持っている(S62)。前の処理に戻り、配信が正常になされた後、ファイル67から処理終了フラグの読み出しを行ない(S77)、処理終了かどうかを判定する(S78)。そして、未終了ならば周期カウンタ68からカウンタ値情報を読み出し(S79)、周期タイミングをとる(S81)。そして、一定の時間経過後、S64からの鉄道通信システム側時刻情報の読み出し処理を再度実行して、変化情報を取得することになる。
図22は通知受付け処理フローを示す図である。先ず、時刻運行情報を取得して入力情報を設定する(S83)。次に、通信IF制御部を駆動する(S84)。通信IF制御部の機能は、時刻運行情報を取得することである(S85)。次に、時刻運行情報をデータベース74に蓄積する(S86)。次に、要求状態の判定を行なう(S87)。
身障者2が、無事降車駅で降車した場合については、携帯端末保持者2が降車駅でドア付近を通過すると、上記同様に携帯端末5でRFIDタグ9からの電波を受信し、通知受け付け処理で受け付ける。そして、電文及びサービス実施状態をサービス実施状態ファイル59から読み出し(S1)、条件を判定する(S2)。そして、降車時の終了通知の場合、支援情報検知機能起動入力情報設定(S30)を実施し、通信IF制御部(S31)を経由してサービス停止のために、支援情報検知機能(S32)が起動される。
支援情報検知機能処理では、入力条件を読み出した後(S44)、サービス条件を判定する(S45)。終了要求なら、DB上と入力要件と整合チェックを行ない(S47)、終了要求ならば処理実行フラグを削除する(S57)。そして、支援配信通知機能入力情報判定を経由して(S58)、通信IF制御部(S59)により、支援配信通知機能(S60)を起動する。起動された支援配信通知機能処理(S62)では、携帯端末保持者、鉄道通信システム側へサービス停止完了のメール又は音声を通知又は配信する。ステップS45において、開始要求の場合には、開始要求に対してDB上の内容と合致するかどうか整合性をチェックし、ステップS48以降の処理を行なう。
身障者2が、公共機関の電車に乗り込む前に、事前に持参の携帯端末5から目的、行き先、乗車予定時間、配信要求のトリガを自動設定を入力しておくとする(S2〜S8)。そして、携帯端末保持者2が公共機関の電車のある車両のドアから乗り込み、ドア付近を通過すると、ドア付近に設置されたRFIDタグ9により通過したことを携帯端末5の受信機能部で受信され、その後、自動又は手動により、通信センター内の既存機能の通知受け付け処理が起動される。
通知を受けると、入力電文を読み出し(S1)、要求条件判定処理(S2)で支援情報の検知のサービスの場合、自動設定/手動設定の切り分けによるタイマー設定による処理が動作する。先ず、事前登録の際、自動設定にしてあれば、時刻運行情報を取得情報入力設定(S10)により、通信IF制御部(S11)を経由して、既存機能の時刻運行情報取得(S12)を起動し、最新の時刻運用情報を取得後、これをデータベース69に蓄積する(S13)。次に、本サービスの要求状態により分岐する(S14)。
初回の要求状態ならば、RFIDタグ9からの詳細受信情報をデータベース70上に蓄積する(S15)。また、RFIDタグ9からの受信情報がタイマー設定状態で受信した場合はその旨の状態をデータベース70に設定する(S16)。更に、タイムアウト状態で繰り返し受信した場合は、その旨の状態をデータベース70に設定する(S17)。そして、車両1の運行前か否かを判定する(S18)。若し、車両運行前の状態ならば、正常運行状況にあるかどうか判定する(S19)。車両運行正常ならば、先ほどの状態を判定し(S20)、初回要求ならばタイマーを設定し(S21)、繰り返し処理に入り、一定時間の経過後S10から動作を開始する。また、ステップS19において、列車運行が中断である場合には、時刻蓄積情報データベース71内のイベント状態廃棄処理を行なう(S22)。上記状態が既にタイムアウト状態ならば、支援情報検知処理としてS27へ制御を渡し前述した場合と同様の処理を行なう。
上記S19において、車両の運行が中断されていた場合、イベント要求を破棄し、データベースを初期化してS23の支援情報配信通知処理機能起動入力情報設定を経由して通信IF制御部により(S24)、支援配信通知部43が起動される(S25)。前記S18において、車両運行前の判定で列車運行後であれば状態判定を行ない(S26)、初回要求によるタイマー設定状態中ならば、異常なケースとして処理を終了する。そうでない場合、正常な要求に対する一定時間経過後のタイムアウトとして、車両運行後のサービス処理S30へ制御を渡す。
前記S9において、手動要求であれば、S10〜S14と同様の処理をS83からS87まで実施する。S87の要求状態が、初回信号受信であれば、RFIDタグ9からの受信情報及び初回信号受信である旨の状態をデータベース71に蓄積し(S88)、S93へ制御を渡す。S87の要求状態が、初回信号後のタイマー設定状態で、正規の情報を受信した場合、その旨の状態をデータベース71に蓄積し(S89)、S93へ制御を渡す。
S87の要求状態が、一定時間経過待ちのタイマー設定状態で、要求があれば、更に待ち状態(変化なし)の状態をデータベース71に蓄積し(S90)、S93へ制御を渡す。S87の要求状態が、初回信号受信後のタイマー設定がタイムアウトした場合の要求ならば、その旨の情報をデータベース71に蓄積し(S91)、S93へ制御を渡す。
S87の要求状態が、その他のケースでタイムアウトした場合、データベース71に蓄積し(S92)、S97のイベント状態を廃棄し、支援情報解放要求起動入力設定(S98)を実施後、通信IF制御部(S99)を経由して、S100の支援解放要求を起動し、S33の強制解放機能を実施する。実施用カウンターファイル72のカウンター情報を初期化する(S34)。次に、個人認証機能起動入力情報を設定する(S35)。次に、通信IF制御部を起動する(S36)。その内容は、個人認証機能(S37)である。
ステップS93において、列車運行前かどうかを判定する。この判定で列車運行前であった場合には、列車運行が正常であるか中断であるか判定する(S94)。列車運行が正常であった場合には、現在の状態を判定する(S95)。現在の状態が初回信号要求タイマー設定状態であった場合には、タイマーを設定する(S96)。タイムアウト状態であった場合には、支援情報検知機能処理に入る。ステップS94において、列車運行中断で合った場合には、イベント状態を廃棄し、時刻蓄積情報データベース95に対してフラグ初期化を行なう(S97)。
次に、加入者情報データベース73から加入者情報を読み出し(S38)、各支援情報データベース74に各支援情報の登録を行なう(S39)。次に、登録完了通知の起動を行ない(S40)、通信IF制御部を起動する(S41)。通信IF部の動作は、完了通知処理機能である(S42)。図32は、登録完了通知の処理フローを示す図であり、携帯端末保持者へ登録完了通知メールを配信する(S43)。この通知は、身障者・出向かい者の携帯端末にも行なわれる。
S93の判定処理では、車両運行前ならば、S18からS20と同様に、S93〜S96までの判定及びタイマー設定処理を実施する。このタイマーの設定処理は、前述した処理と同様であるのでその処理は省略する。
S93の車両運行後の処理においては、S101に制御を渡す。ここで、状態判定を行ない(S101)、初回信号要求の場合は異常処理として、イベント処理を終了する。正規タイマー設定状態ならば、支援情報提供機能起動入力情報設定(S30)を実施し、通信IF制御部(S31)を経由して、S32の支援情報提供部41を起動し、身障者、出迎え人向けのサービスを終了する処理を行なう。タイマー設定状態ならば、一定時間経過前としてS83から処理を繰り返す。
初回受信状態において、タイムアウトが発生したならば、支援情報配信通知処理機能起動入力情報設定(S102)を実施後、通信IF制御部S103を経由して、支援配信通知部43(S104)を起動され、S62の処理によって携帯端末5側に、「送信要求依頼」の警告メッセージ又は音声ガイダンスを送信する。
図43は介護支援・送信情報の実施例を示す図である。図において、9は車両1のドア付近に取り付けられたRFIDタグ9である。2は身障者、5は身障者2が保持する携帯端末、30はインターネット、10はインターネット30を介して携帯端末5と接続される通信センター、11は該通信センター10内に設けられた契約ユーザ情報ファイル、12は同じく通信センター10内に設けられた時刻表ファイルである。20は通信センター10と接続される外部情報システム、3は乗車駅、4は降車駅である。
RFIDタグ9から無線送信されるタグIDである(C1)。このタグIDのフォーマットは、001_11_085_05_02である。この内の“001”は会社識別子である。例えば“001”ならJR、“005”なら東急という具合である。次の“11”は路線名識別子である。例えば“11”なら東海道線、“32”なら南武線という具合である。次の“085”は車体種別識別子である。例えば“085”なら湘南ライナー、“322”ならD20という具合である。次の、“05”は車体番号識別子である。例えば“05”ならば5両目、“08”なら8両目である。次の“02”はドア番号識別子である。例えば“01”なら右側1番目、“10”なら左側1番目、“02”ならば右側2番目である。
身障者(ここでは田中氏)2は、携帯端末5からC2〜C6までの情報を登録する。C2は利用者(田中氏)が通信センター10へ送信する際に必要なものである。宛先は通信センター宛で固定である。具体的には、To:system@service.comである。C3は通信センター10側で利用者2を特定する(C7)ために必要なものである。利用者のアドレスが付与される。具体的には、From:tanaka@user.service.comである。C4はRFIDタグ9から取得したID(C1)をそのまま使用する。このIDから、C8〜C12に変換する。具体的には、ID:011_11_085_05_02である。
C5はRFIDタグ9を取得した時間を付与するものである。これをベースに通信センター側で時刻表ファイル12からC13とC14を取得する。具体的には、Time:200403181653である。C6は目的地で例えば横浜である。このC6は利用者2が入力する。これをベースに通信センター10側で時刻表ファイル12からC15とC16を取得する。
次のC7〜C17は通信センター10側で保持する情報である。通信センター10は外部情報システム20と接続され、以下に示すような情報を得る。C7は利用者情報であり、例えば田中氏、C8は会社名であり、例えばJR東日本、C9は路線名であり、例えば東海道線、C10は電車名であり、例えば湘南ライナー、C11は車両番号であり、例えば5両目、C12はドア番号であり、例えば右側2番目、C13は乗車駅であり、例えば東京駅、C14は乗車時刻であり、例えば16:53、C15は降車駅であり、例えば横浜駅、C16は到着予定時刻であり、例えば17:17、C17はダイヤの乱れであり、例えば無しである。
ここで、C7はC3から変換される。C8〜C12はC1から変換される。C13とC14はC5と時刻表ファイル12から取得される。C15とC16はC6と時刻表20から取得される。C17は外部通信システム20と連携して取得される。通信センター10から降車駅4に対して以下の情報(C18とC19、C7〜C16)がインターネット30を介して送信される。
C18は行先を示す情報であり、To yokohama@jr−est.co.jpである。C19はFrom:system@service.comである。C7〜C16は前述した情報である。
図44、図45は本発明で用いられるデータ構造例を示す図である。(a)はサービス実施状態データD1である。(b)は列車運行情報データであり、列車運行固定情報D2−1と、列車運行随時変化情報D2−2から構成される。(c)はカウンタ情報D3である。(d)は処理フラグ情報D4である。(e)は加入者情報D5である。(f)〜(i)は各支援情報である。データ(f)において、D6−1は登録者のタグ番号(例えば、001−11−085−05−02)、D6−2は送信メールアドレス(例えばsystem@service.com)、D6−3は受信メールアドレス(例えばtanaka@user.service.com)、D6−4はサービス登録した時刻情報(例えば2004−0318−1600)、D6−5はタグ検知時刻情報(例えば2004−0318−1653)、D6−6は目的地(横浜)である。
データ(g)において、D6−7は利用者(例えば田中ミサコ)、D6−8は会社名(例えばJR東日本)、D6−9は路線名(例えば東海道線)、D6−10は電車名(例えば湘南ライナー)、D6−11は車両番号(例えば5両目)である。データ(h)において、D6−12はドア番号(例えば右2番目)、D6−13は乗車駅(例えば東京駅)、D6−14は乗車時刻(例えば16:53)、D6−15は降車駅(例えば横浜駅)、D6−16は到着予定時刻(例えば17:17)である。(i)において、D6−17はダイヤ乱れ情報(例えばなし)、D6−18は到着駅側鉄道システムの受信先メールアドレス(例えばyokohama@jr−east.com)、D6−19は通信センター側から鉄道システム側へ送信する元メール(system@service.com)である。
(j)は周期カウンタ情報D7である。(k)は各支援情報D8である。このD8は、自動送信の場合におけるタグ送信状態種別を示す。D8が“0”の時は無効状態、D8が“1”の時は初回データ受信状態、“2”の時はタイマー設定状態、“3”の時はタイムアウト状態、“4”の時は空き、“5”の時は空きである。(l)は各支援情報D9である。このD9は手動送信の場合におけるタグ送信状態種別を示す。D9が“0”の時は無効状態、“1”の時は初回信号受信状態、“2”の時は初回正規なタグ送信要求の受信状態、“3”の時はタイムアウト状態、“4”は初回信号受信後のタイムアウト状態、“5”はその他の受信後、“6”は空き、“7”は空きである。(m)は時刻蓄積情報D10を示す。
(付記1) 一般の各車両のドア付近に設けられたID情報を無線で送信するRFIDタグと、
該RFIDタグからの情報を受信する身障者が持つ携帯端末と、
該携帯端末と接続され、該携帯端末から必要な情報を受信して所定の処理を行ない、その結果を前記携帯端末に送信する他、全体の介護支援動作の制御を行なう通信センターと、
を含んで構成される携帯端末による身障者支援システム。
(付記2) 身障者が視覚障害者である場合、乗車する前に音声入力した個人の身障条件に従い、乗車している車内において、詳細な車両の運行情報と駅毎の案内を前記携帯端末からガイダンスとして受けるようにしたことを特徴とする付記1記載の身障者支援システム。
(付記3) 身障者がろうあ者である場合、乗車する前に入力した個人の身障条件に従い、乗車している車内において、前記携帯端末上でメールによる運行情報のガイダンスを受け取ることを特徴とする付記1記載の身障者支援システム。
(付記4) 前記身障者であって、降車駅に出迎えの人がいる場合、その該当身障者が乗車する前に入力した個人の身障条件により、出迎えの人に予め前記通信センター側から、その該当身障者が確実に乗車したことと、車両の運行状況及び降車ドアを通知することを特徴とする付記2又は3記載の身障者支援システム。
(付記5) 前記身障者が降車する際、ドアを通過することで、確実に降車駅で降車したことを前記RFIDタグからの情報により検知し、本人及び出迎えの人にも通知することを特徴とする付記1乃至4の何れかに記載の身障者支援システム。
(付記6) 前記身障者が予めの登録で自動選択をした場合、本人が車両のドア付近を通過し、RFIDタグからの情報を携帯端末で受信した時、センター側に自動で送信し、一定時間は前記通信センター側で監視状態におくことを特徴とする付記1乃至4の何れかに記載の身障者支援システム。
(付記7) 前記身障者が予めの登録で手動設定を行なった際、本人が車両のドア付近を通過し、ドア付近のRFIDタグにより携帯端末で情報を受信した後、前記通信センター側に本人の意志で送信し、本人が通信センター側への送信を怠った場合でも、通信センター側と携帯端末間での運行時刻情報によって、携帯端末保持者への通知を行なうことを特徴とする付記1乃至4の何れかに記載の身障者支援システム。
(付記8) 車両が故障により発車しない場合に、身障者が車両から降車した際にRFIDタグからの情報を受信した場合に当該情報を解放する機能を有することを特徴とする付記7記載の身障者支援システム。
本発明の全体のシステム構成例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態例を示す図である。 本発明の第4の実施の形態例を示す図である。 本発明の第5の実施の形態例を示す図である。 本発明の第6の実施の形態例を示す図である。 本発明の第7の実施の形態例を示す図である。 本発明の身障者登録メール送信時のシーケンスを示す図である。 本発明の身障者鉄道システムメール配信時のシーケンスを示す図である。 本発明の身障者鉄道通信システムメール配信時のシーケンスを示す図である。 本発明の身障者支援ガイダンス配信時のシーケンスを示す図である。 本発明の出迎え者へのガイダンス配信時のシーケンスを示す図である。 本発明の身障者鉄道システムメールサービス完了時のシーケンスを示す図である。 通知受付け処理フローを示す図である。 通知受付け処理フローを示す図である。 通知受付け処理フローを示す図である。 通知受付け処理フローを示す図である。 通知受付け処理フローを示す図である。 通知受付け処理フローを示す図である。 通知受付け処理フローを示す図である。 通知受付け処理フローを示す図である。 通知受付け処理フローを示す図である。 通知受付け処理フローを示す図である。 通知受付け処理フローを示す図である。 通知受付け処理フローを示す図である。 通知受付け処理フローを示す図である。 通知受付け処理フローを示す図である。 携帯端末強制解放通知処理フローを示す図である。 支援情報登録機能処理フローを示す図である。 支援情報登録機能処理フローを示す図である。 登録完了通知処理フローを示す図である。 支援情報検知機能処理フローを示す図である。 支援情報検知機能処理フローを示す図である。 支援情報検知機能処理フローを示す図である。 支援情報検知機能処理フローを示す図である。 鉄道通信システム通知機能処理フローを示す図である。 支援配信通知機能処理フローを示す図である。 支援情報提供機能処理フローを示す図である。 支援情報提供機能処理フローを示す図である。 支援情報提供機能処理フローを示す図である。 支援情報提供機能処理フローを示す図である。 介護支援・送信情報の実施例を示す図である。 本発明で用いられるデータ構造例を示す図である。 本発明で用いられるデータ構造例を示す図である。
符号の説明
1 車両
2 身障者
3 乗車駅
4 降車駅
5 携帯端末
6 ホーム
7 ホーム
8 駅員
9 RFIDタグ
10 通信センター
11 契約ユーザ情報
12 時刻表
20 外部情報システム

Claims (5)

  1. 一般の各車両のドア付近に設けられたID情報を無線で送信するRFIDタグと、
    該RFIDタグからの情報を受信する身障者が持つ携帯端末と、
    該携帯端末と接続され、該携帯端末から必要な情報を受信して所定の処理を行ない、その結果を前記携帯端末に送信する他、全体の介護支援動作の制御を行なう通信センターと、
    を含んで構成される携帯端末による身障者支援システム。
  2. 身障者が視覚障害者である場合、乗車する前に音声入力した個人の身障条件に従い、乗車している車内において、詳細な車両の運行情報と駅毎の案内を前記携帯端末からガイダンスとして受けるようにしたことを特徴とする請求項1記載の身障者支援システム。
  3. 身障者がろうあ者である場合、乗車する前に入力した個人の身障条件に従い、乗車している車内において、前記携帯端末上でメールによる運行情報のガイダンスを受け取ることを特徴とする請求項1記載の身障者支援システム。
  4. 前記身障者であって、降車駅に出迎えの人がいる場合、その該当身障者が乗車する前に入力した個人の身障条件により、出迎えの人に予め前記通信センター側から、その該当身障者が確実に乗車したことと、車両の運行状況及び降車ドアを通知することを特徴とする請求項2又は3記載の身障者支援システム。
  5. 前記身障者が降車する際、ドアを通過することで、確実に降車駅で降車したことを前記RFIDタグからの情報により検知し、本人及び出迎えの人にも通知することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の身障者支援システム。
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