JP2006041869A - 多重伝送方法、多重伝送装置、そのプログラム及び記録媒体 - Google Patents

多重伝送方法、多重伝送装置、そのプログラム及び記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2006041869A
JP2006041869A JP2004218293A JP2004218293A JP2006041869A JP 2006041869 A JP2006041869 A JP 2006041869A JP 2004218293 A JP2004218293 A JP 2004218293A JP 2004218293 A JP2004218293 A JP 2004218293A JP 2006041869 A JP2006041869 A JP 2006041869A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control information
information
unit
media
encoding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004218293A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Haga
顕一 芳賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2004218293A priority Critical patent/JP2006041869A/ja
Priority to US11/189,039 priority patent/US20060034332A1/en
Publication of JP2006041869A publication Critical patent/JP2006041869A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/20Servers specifically adapted for the distribution of content, e.g. VOD servers; Operations thereof
    • H04N21/23Processing of content or additional data; Elementary server operations; Server middleware
    • H04N21/236Assembling of a multiplex stream, e.g. transport stream, by combining a video stream with other content or additional data, e.g. inserting a URL [Uniform Resource Locator] into a video stream, multiplexing software data into a video stream; Remultiplexing of multiplex streams; Insertion of stuffing bits into the multiplex stream, e.g. to obtain a constant bit-rate; Assembling of a packetised elementary stream
    • H04N21/23614Multiplexing of additional data and video streams
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J3/00Time-division multiplex systems
    • H04J3/16Time-division multiplex systems in which the time allocation to individual channels within a transmission cycle is variable, e.g. to accommodate varying complexity of signals, to vary number of channels transmitted
    • H04J3/1682Allocation of channels according to the instantaneous demands of the users, e.g. concentrated multiplexers, statistical multiplexers
    • H04J3/1688Allocation of channels according to the instantaneous demands of the users, e.g. concentrated multiplexers, statistical multiplexers the demands of the users being taken into account after redundancy removal, e.g. by predictive coding, by variable sampling
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/43Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
    • H04N21/434Disassembling of a multiplex stream, e.g. demultiplexing audio and video streams, extraction of additional data from a video stream; Remultiplexing of multiplex streams; Extraction or processing of SI; Disassembling of packetised elementary stream
    • H04N21/4348Demultiplexing of additional data and video streams

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Television Systems (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)

Abstract

【課題】制御情報を送信するための伝送帯域を優先的に確保しながら、それによる他のメディア情報の伝送品質が低下することを最小限に抑制することができる多重伝送方法、多重伝送装置、そのプログラム及び記録媒体を提供する。
【解決手段】制御情報を、その応答待ちタイマの満了値と分割サイズが逆相関となるように分割する制御情報分割部13と、制御情報の分割サイズを除いた範囲内でメディア情報が最大の転送効率となる符号化方式を選択する符号化方式選択部14とを備えることで、緊急度の高い制御情報の送信時は分割サイズを大きくして伝送遅延を抑制する一方、緊急度の低い制御情報の送信時は分割サイズを小さくして伝送遅延を許容し、その分だけメディア情報の品質を向上させることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、音声・画像等複数のメディア情報及び制御情報を多重化して伝送するテレビ電話システム及びテレビ電話装置に好適な多重伝送方法、多重伝送装置、そのプログラム及び記録媒体に関する。
W−CDMA方式携帯電話などで提供されるテレビ電話サービスでは、サービスを実現するための仕様として非特許文献1に記載の勧告を適用している。上記勧告に準拠したテレビ電話装置では、複数の装置間で制御情報を交換するための仕様として非特許文献2に記載の勧告を、音声・画像などのメディア情報及び制御情報を多重伝送するための仕様として非特許文献3に記載の勧告を適用している。
非特許文献2に記載の勧告で規定されている制御情報には、端末能力情報(TerminalCapabilitySet)、論理チャネル開設要求(OpenLogicalChannel)等のように対局からの応答を要するものがある。これらの制御情報の送信側は、送信と同時に対局からの応答を監視するためのタイマを起動し、それが満了するまでに応答を受信しなければならないので、タイマ満了による異常処理を回避するため、音声・画像などのメディア情報よりも優先的に伝送帯域を確保して多重伝送することで伝送遅延を軽減する必要がある。
ここで、特定のメディア情報を、他のメディア情報より優先的に伝送帯域を確保して多重伝送する方法及び装置に関して、従来では特許文献1に記載されているような発明がなされている。その発明では、伝送周期あたりに送信される多重化フレームの全情報量と、伝送周期あたりに送信される優先度が高いメディアの情報量との差分を求め、優先度が低いメディアは情報量が上記差分の範囲内となるように多重伝送している。
また、特許文献2には、外乱などで伝送路全体の帯域が変動した場合の多重伝送方法に関する発明が記載されており、全メディアの情報量の合計が伝送路全体の帯域に収まるように各メディア情報の符号化方式を切り替え、変更後の符号化方式を示す制御情報をメディア情報と一緒に多重化して伝送している。ここで、制御情報を帯域変動の要因と見なして他のメディア情報に特許文献2に記載の発明を適用すれば、制御情報のための帯域を優先的に確保して多重伝送することができる。
特開2003‐250133号公報 特開平11‐313048号公報 ITU‐T RecommendationH.324 ITU‐T RecommendationH.245 ITU‐T RecommendationH.223
しかしながら、制御情報の伝送帯域を優先的に確保するために上記特許文献に記載の方法を適用しようとすると、下記のような問題点が発生することが予想される。
特許文献1では、優先度の高いメディア情報として伝送周期が規定されたもの(音声)を扱っているため、伝送周期が規定されていない制御情報の伝送帯域を優先的に確保するために特許文献1に記載の方法をそのまま適用しようとすると、図9に示すように、送信すべき制御情報が存在しないときに多重化フレーム内に無駄な空き領域が生じ、伝送帯域が効率的に活用されないことが予想される。
すなわち、図9(a)に示す制御情報を優先的に伝送するために、図9(b)に示す多重化フレーム1,2,3に高優先情報用領域を確保すると、多重化フレーム2,3の網掛け部分に示すように、送信すべき制御情報が存在しないときに伝送帯域に無駄な空き領域が生じてしまう。
一方、特許文献2に記載の発明を適用すれば、上記のような多重化フレーム内の無駄な空き領域が生じなくなることが期待できるが、送信すべき制御情報が生じる度にメディア情報の伝送帯域が変動するので変更後の符号化方式を示す制御情報が追加で多重化されることとなり、その分だけ音質・画質などメディア情報の伝送帯域が圧迫されることとなる。
特に図10に示すように、変更後の符号化方式を示す制御情報が複数の多重化フレームにまたがって送信される場合、受信側では上記制御情報に基づいて復号化方式を切り替えるので、一緒に多重化されたメディア情報は、上記複数の多重化フレーム全てを受信する所要時間分だけ滞留し品質が低下することとなる。
すなわち、図10(b)に示す切り替え後の符号化方式を表す制御情報2が、図10(a)に示す制御情報1と一緒に多重化される場合は、図10(c)に示すように、後続する3つの多重化フレームに制御情報2が追加で多重化される。このため、多重化フレームにそのための領域を確保しなければならず、メディア情報の帯域が圧迫される。また、切り替え後の符号化方式が対局に伝わるのに3伝送周期かかるため、3伝送周期分のメディア情報が滞留し品質が低下する。
本発明は、上記従来の事情に鑑みてなされたものであって、制御情報を送信するための伝送帯域を優先的に確保しながら、それによる他のメディア情報の伝送品質が低下することを最小限に抑制することができる多重伝送方法、多重伝送装置、そのプログラム及び記録媒体を提供することを目的としている。
本発明の多重伝送方法は、メディア情報及び制御情報を多重化して伝送するテレビ電話の多重伝送方法であって、前記制御情報を、応答待ちタイマの満了値に基づいて分割するステップと、多重化フレーム内に、前記制御情報の分割サイズ分の領域を優先的に確保するステップと、前記多重化フレームから前記制御情報の分割サイズ分の領域を差引いた範囲内で、前記メディア情報が最も高い転送効率で送信される符号化方式を選択するステップとを有することを特徴とする。
本発明の多重伝送方法によれば、制御情報を応答待ちタイマの満了値に基づいて分割し、多重化フレーム内に制御情報の分割サイズ分の領域を優先的に確保するので、制御情報を送信するための伝送帯域を優先的に確保しながら、それによる他のメディア情報の伝送品質が低下することを最小限に抑制することができる。
また、本発明の多重伝送方法は、前記制御情報の応答待ちタイマの満了値が小さいときは、前記制御情報の分割サイズを大きくして、前記メディア情報が高圧縮率・低伝送レートとなる前記符号化方式を選択し、前記制御情報の応答待ちタイマの満了値が大きいときは、前記制御情報の分割サイズを小さくして、前記メディア情報が低圧縮率・高伝送レートとなる前記符号化方式を選択することを特徴とする。
本発明の多重伝送方法によれば、応答待ちタイマの満了値が小さい制御情報は早急な応答を要すると見なし、制御情報の分割サイズを大きくするので、制御情報の伝送遅延を低減することができる。一方、応答待ちタイマの満了値が大きい制御情報はそれほど早急な応答を要さないと見なし、制御情報の分割サイズを小さくするので、その分だけメディア情報の伝送帯域を広く確保することができ、音声・画像の品質への影響を最小限に抑えることができる。
また、本発明の多重伝送方法は、送信する制御情報が対局から受信した制御情報に対する応答である場合は、送信する前記制御情報の分割サイズを大きくし、送信する前記制御情報が対局からの応答を必要としない情報である場合は、送信する前記制御情報の分割サイズを小さくすることを特徴とする。
本発明の多重伝送方法によれば、送信する制御情報が対局から受信した制御情報に対する応答である場合は、制御情報の分割サイズを大きくするので、制御情報の伝送遅延を低減することができる。一方、送信する制御情報が対局からの応答を必要としない情報である場合は、制御情報の分割サイズを小さくするので、その分だけメディア情報の伝送帯域を広く確保することができ、音声・画像の品質への影響を最小限に抑えることができる。
また、本発明の多重伝送方法は、送信側において、前記メディア情報の符号化部が使用し得る前記符号化方式の全種類を前記制御情報内に設定し、発着信中に対局に通知するステップと、受信側において、受信した前記多重化フレームにおける前記メディア情報の比率が、前回受信した前記多重化フレームにおける前記メディア情報の比率と異なる場合に、前記メディア情報の逆多重化及び復号化を保留するステップと、今回得られた前記メディア情報の比率をもとに、発着信中に対局から通知された前記符号化方式に対応する復号化方式を選択するステップと、前記復号化方式により前記メディア情報の逆多重化及び復号化を再開するステップとを有することを特徴とする。
本発明の多重伝送方法によれば、受信した多重化フレームにおけるメディア情報の比率が、前回受信した多重化フレームにおけるメディア情報の比率と異なる場合に、今回得られたメディア情報の比率をもとに、発着信中に対局から通知された符号化方式に対応する復号化方式を選択するので、制御情報の伝送遅延を低減するとともに、メディア情報の伝送品質が低下することを最小限に抑制することができる。
また、本発明の多重伝送装置は、メディア情報及び制御情報を多重化して伝送するテレビ電話の多重伝送装置であって、前記メディア情報及び前記制御情報を符号化する符号化部と、前記制御情報及び応答待ちタイマの満了値を生成する制御情報作成部と、前記制御情報作成部から前記制御情報及び前記応答待ちタイマの満了値が供給され、前記制御情報を前記応答待ちタイマの満了値に基づいて分割する制御情報分割部と、前記制御情報分割部から前記制御情報の分割サイズが供給され、多重化フレームから前記制御情報の分割サイズ分の領域を差引いた範囲内で、前記メディア情報が最も高い転送効率で送信される符号化方式を選択して前記符号化部に通知する符号化方式選択部と、前記符号化方式選択部が選択した前記符号化方式によって符号化された前記メディア情報及び分割された前記制御情報を多重化して通信網に送信する多重化部とを備えることを特徴とする。
本発明の多重伝送装置によれば、制御情報を応答待ちタイマの満了値に基づいて分割し、多重化フレーム内に制御情報の分割サイズ分の領域を優先的に確保するので、制御情報を送信するための伝送帯域を優先的に確保しながら、それによる他のメディア情報の伝送品質が低下することを最小限に抑制することができる。
また、本発明の多重伝送装置において、前記制御情報分割部は、前記制御情報の応答待ちタイマの満了値が小さいときは、前記制御情報の分割サイズを大きくし、前記制御情報の応答待ちタイマの満了値が大きいときは、前記制御情報の分割サイズを小さくし、前記符号化方式選択部は、前記制御情報分割部から供給された前記制御情報の分割サイズが、前回供給された前記制御情報の分割サイズよりも大きいときは、前記メディア情報が高圧縮率・低伝送レートとなる前記符号化方法を選択し、前記制御情報分割部から供給された前記制御情報の分割サイズが前回入力された前記制御情報の分割サイズよりも小さいときは、前記メディア情報が低圧縮率・高伝送レートとなる前記符号化方法を選択することを特徴とする。
本発明の多重伝送装置によれば、応答待ちタイマの満了値が小さい制御情報は早急な応答を要すると見なし、制御情報の分割サイズを大きくするので、制御情報の伝送遅延を低減することができる。一方、応答待ちタイマの満了値が大きい制御情報はそれほど早急な応答を要さないと見なし、制御情報の分割サイズを小さくするので、その分だけメディア情報の伝送帯域を広く確保することができ、音声・画像の品質への影響を最小限に抑えることができる。
また、本発明の多重伝送装置において、前記制御情報作成部は、前記制御情報分割部に供給する制御情報が対局から受信した制御情報に対する応答である場合は、送信する前記制御情報が大きいサイズで分割されるように前記応答待ちタイマの満了値を小さくし、前記制御情報分割部に供給する前記制御情報が対局からの応答を必要としない情報である場合は、前記制御情報が小さいサイズで分割されるように前記応答待ちタイマの満了値を大きくすることを特徴とする。
本発明の多重伝送装置によれば、送信する制御情報が対局から受信した制御情報に対する応答である場合は、制御情報の分割サイズを大きくするので、制御情報の伝送遅延を低減することができる。一方、送信する制御情報が対局からの応答を必要としない情報である場合は、制御情報の分割サイズを小さくするので、その分だけメディア情報の伝送帯域を広く確保することができ、音声・画像の品質への影響を最小限に抑えることができる。
また、本発明の多重伝送装置において、前記符号化方式選択部は、発着信中に、前記符号化部が使用し得る前記符号化方式の全種類を前記制御情報作成部に通知し、前記制御情報作成部は、前記符号化方式の全種類を前記制御情報内に設定して前記制御情報分割部に供給することを特徴とする。
本発明の多重伝送装置によれば、符号化部が使用し得る符号化方式の全種類を制御情報内に設定するので、受信側では、受信した制御情報から符号化部が使用した符号化方式とそれに対応する復号化方式を認識することができる。
また、本発明の多重伝送装置は、前記通信網を介して対局から前記多重化フレームを受信して逆多重化する逆多重化部と、前記逆多重化部から供給される分割されている前記制御情報を、1つの制御情報に結合する制御情報結合部と、前記制御情報結合部で結合された前記制御情報を解析し、発着信中に、前記制御情報に設定された前記符号化方式及びそれに対応する復号化方式の種類を検出する制御情報解析部と、前記逆多重化部から供給された前記多重化フレームのヘッダ情報から前記メディア情報の比率を求め、求めた比率が前回求めた比率と異なる場合は、今回求めた比率をもとに、前記メディア情報に適用する復号化方式を、前記制御情報解析部が解析した前記復号化方式の中から選択するとともに、前記逆多重化部に対して前記メディア情報の逆多重化を保留させ、前記復号化部で実行される復号化方式を、選択した前記復号化方式に切り替えさせた上で、前記逆多重化部に前記メディア情報の逆多重化を再開させる復号化方式選択部と、前記メディア情報及び前記制御情報を復号化する復号化部とを備えることを特徴とする。
本発明の多重伝送装置によれば、受信した多重化フレームにおけるメディア情報の比率が、前回受信した多重化フレームにおけるメディア情報の比率と異なる場合に、今回得られたメディア情報の比率をもとに、発着信中に対局から通知された符号化方式に対応する復号化方式を選択するので、制御情報の伝送遅延を低減するとともに、メディア情報の伝送品質が低下することを最小限に抑制することができる。
本発明によれば、早急な応答を要する制御情報の送信時は、分割数を少なくして伝送遅延を低減し、かつ制御情報の大きさが伝送遅延に与える影響を低減することができる。
一方、早急な応答が不要な制御情報の送信時、もしくは送信すべき制御情報がないときは、多重化フレーム内で制御情報が占める割合が低いので、符号化方式の切り替えによりその分だけ伝送品質を向上させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態に係る多重伝送装置について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る多重伝送装置の概略構成を示す。本実施形態に係る多重伝送装置は、各種メディア情報及び制御情報を符号化・多重化して通信網30を介し対局に送信する送信側装置10と、通信網30を介し対局からの各種メディア情報及び制御情報を逆多重化・復号化する受信側装置20とを備えている。
送信側装置10は、マイク・カメラ等から入力された音声・画像・その他のメディア情報を指定された符号化方式に基づいて符号化する符号化部11と、制御情報を作成して出力する制御情報作成部12と、制御情報を分割する制御情報分割部13と、多重化フレーム長及び制御情報の分割長をもとに音声・画像・その他のメディア情報の最適な符号化方法を選択する符号化方式選択部14と、符号化された音声・画像・その他のメディア情報及び分割された制御情報を多重化して通信網30を介し対局に送信する多重化部15とを備えている。
ここで、制御情報分割部13は、非特許文献1のAnnex C.8.1(Control Channel Segmentationand Reassembly Layer)に準拠するものとする。
一方、受信側装置20は、通信網30を介し対局から受信した各種メディア情報及び制御情報を逆多重化する逆多重化部21と、逆多重化された制御情報を1つの完全な制御情報に結合する制御情報結合部22と、逆多重化された各種メディア情報を復号化するために適切な方法を選択する復号化方式選択部23と、結合された制御情報の内容を解析しその内容に応じた処理を行う制御情報解析部24と、指定された復号化方法に基づいて各種メディア情報を復号化しスピーカー・LCD等に出力する復号化部25とを備えている。
上記のような構成の多重伝送装置による各種メディア情報及び制御情報の多重伝送方法を、具体例を挙げながら説明する。図2は送信側装置10の処理の流れを示し、図3は受信側装置20の処理の流れを示す。ここでの具体例では、簡単のため、取扱うメディア情報は音声・画像の2種類のみとする。
〔発着信時における送信側装置の処理の流れ〕
まず、発着信時に、符号化方式選択部14は、同時に使用し得る音声・画像の符号化方式とそれぞれの伝送レートの組合せ全てを制御情報作成部12に通知する(図2のステップST1)。制御情報作成部12は、符号化方式選択部14から通知された音声・画像の符号化方式とそれぞれの伝送レートの組合せを端末能力情報交換用の制御情報(非特許文献2で規定されているTerminalCapabilitySetに相当)内に設定し(図2のステップST2)、制御情報分割部13及び多重化部15を介して対局に送信する(制御情報分割部13及び多重化部15の具体的な処理内容については後述する)。
〔発着信時における受信側装置の処理の流れ〕
一方、対局側の制御情報受信部24は、逆多重化部21及び制御情報結合部22を介して端末能力情報交換用の制御情報を受信したら(逆多重化部21及び制御情報結合部22の具体的な処理内容については後述する)、制御情報内に設定されている音声・画像の符号化方式とそれぞれの伝送レートの組合せ全てを復号化方式選択部23に通知する(図3のステップST5)。復号化方式選択部23は、制御情報受信部24から通知された組合せを全て、終話時まで記憶しておく。
〔符号化方式と伝送レートの組合せ〕
ここで、音声・画像の符号化方式と伝送レートの組合せの一例を図4に示す。図4に示す音声符号化方式A、Bは、例えば3G−AMR、G.723.1などがこれらに相当する。また、画像符号化方式C、Dは、例えばMPEG−4やH.263などがこれらに相当する。
通話中の各メディア情報と制御情報の多重伝送は、発着信時に上記の手順で自局・対局の間で交換した音声・画像の符号化方式とそれぞれの伝送レートの組合せをもとに、下記手順で行われる。
〔通話中における送信側装置の処理の流れ〕
通話中における送信側装置10の処理の流れを以下に説明する。制御情報作成部12は、制御情報を作成(図2のステップST2)し終えると、当該制御情報をその応答待ちタイマの満了値と一緒に制御情報分割部13に対し出力する(図2のステップST3及びステップST4)。非特許文献2にて規定されている制御情報を例に挙げると、TerminalCapabilitySetを送信するときはT101の満了値を、OpenLogicalChannelを送信するときはT103の満了値をそれぞれ当該制御情報と一緒に制御情報分割部13に対し出力する。
〔送信する制御情報が応答である場合〕
応答待ちタイマが規定されていない制御情報については以下のように扱う。送信する制御情報が直前に受信した制御情報に対する応答そのものである場合(非特許文献2にて規定されている制御情報を例に挙げると、TerminalCapabilitySetAckやOpenLogicalChannelAckなどがこれに相当する)、制御情報分割部13に出力するタイマの値は取り得る最小値とする。
例えば、本発明に係る多重伝送装置が、応答待ちタイマが8ビット幅で表現されて最小値が1となるように実装されている場合には、制御情報分割部13にはタイマの値として0x01が出力される。そうすることで、後述するように当該制御情報は伝送遅延が最小となるように分割される。
〔送信する制御情報が応答を必要としない場合〕
送信する制御情報が対局からの応答を必要としない通知や命令として使用される場合(非特許文献2にて規定されている制御情報を例に挙げると、H223SkewIndicationやEndSessionCommandなどがこれに相当する)、制御情報分割部13に出力するタイマの値は取り得る最大値とする。
例えば、本発明に係る多重伝送装置が、応答待ちタイマが8ビット幅で表現されて最大値が65535となるように実装されている場合には、制御情報分割部13にはタイマの値として0xFFが出力される。そうすることで、後述するように当該制御情報は伝送遅延が最大(その分音声・画像の品質への影響が最小限に抑えられる)となるように分割される。
〔制御情報の分割サイズを決定〕
制御情報分割部13は、制御情報作成部12から制御情報及びその応答待ちタイマの満了値を入力されると、応答待ちタイマの満了値をもとに制御情報の分割サイズを決定(図2のステップST5)してから制御情報を分割する。分割した制御情報は、多重化フレームの送信周期と同じ周期で1つずつ多重化部15に出力される(図2のステップST12)。
〔タイマの満了値と分割サイズの関係〕
図5に示すように、制御情報はタイマの満了値が小さければ小さいほど分割サイズが大きく(図5(a))、タイマの満了値が大きければ大きいほど分割サイズが小さくなるように分割される(図5(b))。即ち、制御情報分割部13は、応答待ちタイマの満了値が小さい制御情報は早急な応答を要する(もしくは上述のように、受信した制御情報に対する応答そのものである)と見なし、伝送遅延が低減されるように分割する。
一方、応答待ちタイマの満了値が大きい制御情報はそれほど早急な応答を要さない(もしくは上述のように、対局からの応答を必要としない通知や命令である)と見なし、伝送遅延が許容されるように分割する。
〔発着信中の制御情報の分割〕
尚、発着信中はメディア情報の送受信が行われないので、多重化フレームの全体を、制御情報を送信するための領域として利用することができる。従って制御情報分割部13は、発着信時の制御情報のサイズが多重化フレームのサイズを超える場合、多重化フレームと等しいサイズとするように分割する。従って、上述の端末能力情報は、(多重化フレームのサイズより大きい場合は)多重化フレームのサイズと等しくなるように分割される。
また、制御情報分割部13は、分割した制御情報のうち先頭の1個を多重化部15に出力する前に分割サイズを符号化方式選択部14に出力する。さらに、制御情報分割部13は、分割した制御情報を全て多重化部15に出力し終えると(図2のステップST13)、分割サイズ=0を符号化方式選択部14に出力する(図2のステップST14)。
〔符号化方式及び伝送レートの組合せを選択〕
符号化方式選択部14は、制御情報の分割サイズを制御情報分割部13から入力されると(図2のステップST6)、多重化フレームのサイズから制御情報の分割サイズを差引いた範囲内で音声・画像を最大の転送効率で伝送できるような符号化方式及び伝送レートの組合せを、発着信時に対局に通知した組合せの中から選択(図2のステップST7及びステップ15)し、符号化部11に対し選択した符号化方式に切り替えるように指示する(図2のステップST8及びステップ16)。
符号化部11はそのとき、現在使用中の符号化方式によるメディア情報の符号化を中断(図2のステップST9及びステップ17)し、符号化方式選択部14から指示された通りの符号化方式に切り替えて(図2のステップST10及びステップ18)からメディア情報の符号化を再開する(図2のステップST11及びステップ19)。
なお、上記の符号化方式の切り替え処理(図2のST8からST11までの各ステップ及びST16からST19までの各ステップ)は、符号化部11が現在使用中のものと異なる符号化方式を符号化方式選択部14が選択した場合に限り実施される。また、制御情報の分割サイズの出力から符号化方式の切り替えに至るまでの一連の処理(図2のST6からST11までの各ステップ及びST14からST19までの各ステップ)は、通話中(即ち、符号化・多重化及び対局に送信できるメディア情報が存在するとき)に限り実施される。
多重化部15は、制御情報分割部13から入力された制御情報と、符号化部11から入力された各メディア情報とを多重化し、ヘッダ情報を付加して(ヘッダ情報には、後述の多重化テーブルの識別番号が設定される)から通信網30を介して対局に送信する。
〔符号化方式の切り替え及び多重化処理の具体例〕
上記の一連の符号化方式の切り替え及び多重化の処理手順を、具体例を挙げながら説明する。図6は、送信される多重化フレームの構造を示す。ここでは、図6(b)に示すように、1伝送周期が10ミリ秒で、1伝送周期あたりに送信される多重化フレームのサイズが80バイトの環境で、発着信時に図4に示した符号化方式及び伝送レートの組合せを対局に通知した場合を考える。
上記のような環境で送信すべき制御情報が存在しないときは、80バイト長の多重化フレーム全体を音声・画像の送信に使用することができる(図6(b)のf1)。図4に示されている中で、10ミリ秒あたり80バイト長の範囲内で情報量が最大となるのはNo.1の符号化方式及び伝送レートの組合せとなるので、送信すべき制御情報が存在しないとき、音声は符号化方式A(16kbps)で、画像は符号化方式C(48kbps)で符号化されている。
ここで、図6(a)に示すように、制御情報作成部12が60バイト長の制御情報を作成し、制御情報分割部13が上記制御情報を20バイト長で分割(即ち、60÷20=3分割)した場合を考える(図6(b)のf2,f3,f4)。制御情報分割部13は、3分割された制御情報の最初の1個目を多重化部15に出力する前に、分割サイズ=20バイトを符号化方式選択部14に出力する。
符号化方式選択部14はそのとき、多重化フレーム中で音声・画像の送信に使用可能な領域は80−20=60バイト長と見なし、その範囲内で音声・画像の情報量が最大となるような符号化方式及び伝送レートの組合せを選択する。
図4に示されている中では、10ミリ秒あたり60バイト長の範囲内で情報量が最大となるのはNo.2の符号化方式及び伝送レートの組合せとなるので、このとき符号化方式選択部14は音声の符号化方式としてA(16kbps)、画像の符号化方式としてD(32kbps)を選択し、符号化部11に対し上記の符号化方式に切り替えるよう指示する。
また、制御情報分割部13は、3分割された制御情報の最後の3個目を多重化部15に出力し終えると、分割サイズ=0バイトを符号化方式選択部14に出力するので、符号化方式選択部14はそのとき、送信すべき制御情報が存在しないときの音声符号化方式A(16kbps)及び画像符号化方式C(48kbps)を選択し、符号化部11に切り替えを指示する。そうすることで、制御情報の送信完了後は、80バイト長の多重化フレーム全体が音声・画像の送信に使用することができるようになる(図6(b)のf5)。
なお、後述するように、受信側装置20では受信した多重化フレームを逆多重化し、かつ逆多重化したメディア情報を復号化するために、当該多重化フレームに付加されたヘッダ情報を利用しているので、特許文献2に記載の方法のように、音声・画像の符号化方式もしくは伝送レートが変動したときに変更後の符号化方式を示す制御情報を追加で多重化する必要がない。
〔通話中における受信側装置の処理の流れ〕
通話中における受信側装置20の処理の流れを以下に説明する。逆多重化部21は、通信網30を介して多重化フレームを対局から受信すると(図3のステップST1)、当該多重化フレームに付加されたヘッダ情報をもとに、当該多重化フレームに含まれる音声・画像・制御情報の情報量の比率を求める(図3のステップST2)。
非特許文献3に記載の勧告に準拠のテレビ電話装置では、多重化フレームに含まれる音声・画像・制御情報の比率を表す多重化テーブルと呼ばれる情報に対応付けられた識別番号を、送信側装置が音声・画像・制御情報を多重化する際に、ヘッダ情報に設定して付加する。上記の多重化テーブル及び識別番号に関する情報は、非特許文献2に記載の勧告で規定されているMultiplexEntrySendと呼ばれる制御情報によって対局との間で交換される。
〔分割されている制御情報を結合〕
逆多重化部21は次に、当該多重化フレームを逆多重化してメディア情報を復号化部25に出力する。その際、当該多重化フレームに制御情報が含まれていた場合、分割された状態の当該制御情報を制御情報結合部22に出力する(図3のステップST3)。制御情報結合部22は、逆多重化部21から入力された、分割された状態の当該制御情報を保持し、1つの完全な制御情報に結合して制御情報解析部24に出力する(図3のステップST4)。
非特許文献1のAnnex C.8.1に準拠したテレビ電話装置では、分割された状態の制御情報にはLast Segment Fieldと呼ばれる1バイト長の領域が付加されており、全てのビットが1に設定されていれば当該制御情報を構成する最後の要素と見なされるので、制御情報結合部22は、上記Last Segment Fieldの全てのビットが1に設定されていることを検出したのを契機に、制御情報を構成する全ての要素が揃ったと見なし、分割された状態の制御情報を逆多重化部21から入力された順番に結合して制御情報解析部24に出力すればよい。
〔復号化方式の切り替え処理〕
また、図3のステップST2にて、今回受信した多重化フレームに含まれる各メディア情報量が、前回受信した多重化フレームに含まれていた各メディア情報量と異なると判明した場合は、対局の送信側装置でこれらメディア情報の符号化方式の切り替えが発生したと見なしてメディア情報の復号化部25への出力を保留して(図3のステップST6)、以下のような復号化方式切り替え処理を行う。
逆多重化部21は、制御情報以外の各メディア情報の情報量を復号化方式選択部23に出力する(図3のステップST7)。復号化方式選択部23は、逆多重化部21から各メディア情報の情報量を入力されるのを契機に、各メディア情報を復号化するのに適切な復号化方式を選択する(図3のステップST8)。
次に、復号化部25に対し、現在使用中の復号化方式から選択した復号化方式に切り替えるように指示する(図3のステップST9)。復号化部25は、復号化方式選択部23に指示された通りの復号化方式に切り替えが完了すると(図3のステップST10)、切り替え完了の通知を復号化方式選択部23に対し出力する(図3のステップST11)。
復号化方式選択部23は、全メディア情報の復号化部から切り替え完了の通知を入力されたのを契機に、逆多重化したメディア情報を正しく復号化する準備が完了したと見なし、メディア情報の復号化部25への出力を再開するよう、逆多重化部21に対し指示する(図3のステップST12)。
〔復号化方式の選択及び切り替えの具体例〕
例として、多重化フレームの伝送周期が10ミリ秒で、かつ発着信時に図4のような符号化方式及び伝送レートの組合せが対局から通知されている場合に復号化方式の選択及び切り替えが具体的にどのように行われるか説明する。
逆多重化部21が前回対局から受信した多重化フレームには音声が20バイト・画像が60バイトの比率で含まれていて、今回対局から受信した多重化フレームには制御情報が20バイト・音声が20バイト・画像が40バイトの比率で含まれていた場合、メディア情報量が変動したと判断し、復号化方式選択部23はこれらメディア情報を復号化するのに適した復号化方式を選択する。
10ミリ秒の間に伝送される音声が20バイト、画像が40バイトとなるのは、対局の送信側装置で図4のNo.2の符号化方式及び伝送レートの組合せが選択されたときなので、復号化方式選択部23は音声を復号化するための方式としてA(16kbps)、画像を復号化するための方式としてD(32kbps)を選択し、復号化部25に対し切り替えを指示する。
受信側装置20は、上記のような方法で受信した多重化フレームを逆多重化・メディア情報を復号化するため、特許文献2に記載の方法のように、変更後の符号化方式を示す制御情報を送信側装置10にて追加で多重化しなくても逆多重化・復号化を正しく行うことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態に係るプログラムについて図面を参照しながら詳細に説明する。図7は本実施形態に係るプログラムの送信側の処理を表すフローチャート、図8は本実施形態に係るプログラムの受信側の処理を表すフローチャートである。
〔送信側処理のフローチャート〕
送信側の処理を、図7を参照しながら説明する。本実施形態に係るプログラムの送信側は、何らかの契機で対局に制御情報を送信する必要が生じると、適切な制御情報を作成する(図7のステップST1)。ここで、特に発着信時において、通話中に使用し得るメディア情報の符号化方式及び伝送レートの組合せを対局に未だ報知していない状態であれば、これらメディア情報の符号化方式及び伝送レートの組合せを全て、端末能力情報を示す制御情報(非特許文献2で規定されているTerminalCapabilitySetに相当)内に設定する。
〔応答待ちタイマの満了値を変数Tに格納〕
次に、作成した制御情報の種別に応じて(図7のステップST2)、以下のように応答待ちタイマの満了値を変数Tに格納する。作成した制御情報が対局からの応答を要するものであれば、制御情報の種別毎に対応付けられたタイマ(非特許文献2にて規定されている制御情報を例に挙げると、TerminalCapabilitySetを作成したときはT101、OpenLogicalChannelを作成したときはT103)の満了値を変数Tに格納する(図7のステップST3)。
〔作成した制御情報が応答である場合〕
作成した制御情報が、受信した制御情報に対する応答そのもの(非特許文献2にて規定されている制御情報を例に挙げると、TerminalCapabilitySetAckやOpenLogicalChannelAckなど)である場合は、変数Tが取り得る最小の値Tminを格納する(図7のステップST4)。そうすることで、後述するように当該制御情報は伝送遅延が最小となるように分割される。
〔作成した制御情報が応答を必要としない場合〕
作成した制御情報が、対局からの応答を必要としない通知や命令(非特許文献2にて規定されている制御情報を例に挙げると、H223SkewIndicationやEndSessionCommandなどがこれに相当する)として使用される場合は、変数Tが取り得る最大の値Tmaxを格納する(図7のステップST5)。そうすることで、後述するように当該制御情報は伝送遅延が最大(その分だけ、音声・画像の品質への影響が最小限に抑えられる)となるように分割される。
〔通話中の制御情報の分割サイズを決定〕
次に、発着信中か通話中かによって、制御情報の分割サイズSsegを下記のように求める(図7のステップST6)。通話中の場合、変数Tに格納されたタイマ満了値と逆相関の関係となるような、制御情報の分割サイズSsegを求める(図7のステップST7)。ここでG(T)は変数Tと逆相関の値を出力する処理を表す。
〔応答待ちタイマの満了値と分割サイズの関係〕
図5に示すように、制御情報はタイマの満了値が小さければ小さいほど分割サイズが大きく、タイマの満了値が大きければ大きいほど分割サイズが小さくなるように分割される。即ち、制御情報分割部13は、応答待ちタイマの満了値が小さい制御情報は早急な応答を要する(もしくは上述のように、受信した制御情報に対する応答そのものである)と見なし、伝送遅延が低減されるように分割する。
一方、応答待ちタイマの満了値が大きい制御情報はそれほど早急な応答を要さない(もしくは上述のように、対局からの応答を必要としない通知や命令である)と見なし、伝送遅延が許容されるように分割する。
〔発着信中の分割サイズは多重化フレームと等しくする〕
発着信中の場合は、メディア情報の送受信が行われないので、多重化フレームの全体が制御情報を送信するための領域として利用することができる。従って制御情報の分割サイズSsegは、多重化フレームと等しいサイズSmuxとする(図7のステップST8)。作成された制御情報は、上記で求めた分割サイズに従って、Ssegバイト長に分割される。ここで、分割数は変数Nに格納する(図7のステップST9)。
〔メディア情報の符号化方式の切り替え〕
制御情報を多重化すると多重化フレーム内でメディア情報の領域が縮小されるので、制御情報を分割後、メディア情報の符号化方式の切り替えを下記のように行う。尚、メディア情報が対局との間で送受信されるのは通話中のみであるので、通話中か発着信中かの状態によって処理を分岐し(図7のステップST11)、符号化方式の切り替えは通話中のときに限り行うこととする。ここで、制御情報の分割サイズSsegが多重化フレームのサイズSmuxと異なる場合に通話中と見なす。
通話中の場合、多重化フレームのサイズSmuxから制御情報の分割サイズSsegを差引き、多重化フレーム内でメディア情報を送信するために使用可能な領域のサイズSmedを求める(図7のステップST14)。次にSmedの範囲内で音声・画像を最大の転送効率で伝送できるような符号化方式及び伝送レートの組合せを、発着信時に対局に通知した組合せの中から選択し(図7のステップST15)、現在使用中の符号化方式による各メディア情報の符号化を中断する(図7のステップST16)。符号化を中断したら、選択した符号化方式及び伝送レートに切り替えて(図7のステップST17)符号化を再開する(図7のステップST18)。
メディア情報の符号化方式切り替えが完了すると、N個に分割された制御情報を、多重化フレームの伝送周期毎に1つずつメディア情報と多重化して送信する(図7のステップST20からステップST22)。ここでnは分割された制御情報の送信カウンタで、分割された制御情報を1つ多重化する毎に1ずつ加算され(図7のステップST22)、上記の符号化方式切り替え(図7のステップST11からステップST18)前に0に初期化される(図7のステップST10)。
N個に分割された制御情報を全て多重化し終えると(図7のステップST20でNoに分岐。即ち、カウンタnの値がNに達する)、多重化フレーム内でメディア情報の領域が拡大するので、上記の(図7のステップST11からステップST18までの)符号化方式切り替え処理が再度行われる。
通話中の場合(図7のステップST11でYesに分岐)、カウンタnの値はNに達している(図7のステップST12でNoに分岐。即ち、制御情報送信完了)ので、制御情報の分割サイズSsegを0とし(図7のステップST13)、更新された分割サイズSsegの値をもとに符号化方式及び伝送レートの切り替えが再度行われ、その結果、メディア情報の伝送品質が制御情報の送信前と同等に戻る。
〔符号化方式の選択と切り替えの具体例〕
例えば、多重化フレームの伝送周期が10ミリ秒で、1伝送周期あたりに送信される多重化フレームのサイズが80バイトの環境で、発着信時に図4のような符号化方式及び伝送レートの組合せを対局に通知していて、60バイト長の制御情報を作成し20バイト長で分割(即ち、60÷20=3分割)した場合、本発明に係る多重伝送装置の送信側装置の例で説明したのと同様、音声の符号化方式としてA(16kbps)、画像の符号化方式としてD(32kbps)を選択し切り替えることとなる。
3分割された制御情報を全て多重化・送信し終えた後も、本発明に係る多重伝送装置の送信側装置の例で説明したのと同様、音声の符号化方式としてA(16kbps)、画像の符号化方式としてC(48kbps)を選択し切り替えることとなる。上記例のように送信された多重化フレームの構造も同様に、図6に示す通りとなる。
なお、後述するように、本実施形態に係るプログラムの受信側では、受信した多重化フレームを逆多重化し、かつ逆多重化したメディア情報を復号化するために、当該多重化フレームに付加されたヘッダ情報を利用しているので、特許文献2に記載の方法のように、音声・画像の符号化方式もしくは伝送レートが変動したときに変更後の符号化方式を示す制御情報を追加で多重化する必要がない。
〔受信側処理のフローチャート〕
受信側の処理を、図8を参照しながら説明する。本実施形態に係るプログラムの受信側は、通信網を介して対局から多重化フレームを受信すると、ヘッダ情報から各メディアの情報量を算出し配列Smed[1],・・・Smed[N]に格納する(図8のステップST1)。ここで、Smed[n]はメディア情報nの情報量を格納するための配列要素を表す。
〔LSFの全ビットが1の場合、全制御情報を結合〕
当該多重化フレームに制御情報が含まれていた場合(図8のステップST2でYesに分岐)、下記に示すような制御情報の受信処理に移行する。当該制御情報に付加されている、非特許文献1のAnnex C.8.1に記載のLast Segment Fieldの全ビットが1に設定されていた場合(図8のステップST3でYesに分岐)、1つの完全な制御情報を構成する全ての要素が揃ったと見なし、保持していた分割された状態の制御情報を全て結合(図8のステップST4)して制御情報の内容に応じた処理を行う(図8のステップST6からステップST8)。
特に発着信中の状態で、かつ制御情報が対局の端末能力情報を表す場合(図8のステップST6でYesに分岐)は、当該情報に設定された符号化方式・伝送レートの組合せを全て終話時まで保持しておく(図8のステップST7)。後述するように、逆多重化した各メディア情報の復号化方式選択及び切り替えのときは、これらの符号化方式・伝送レートの組合せを参照する。
〔LSFの全ビットが1でない場合、分割されている制御情報を保持〕
逆多重化した当該制御情報に付加されている、非特許文献1のAnnex C.8.1に記載のLast Segment Fieldの全ビットが1に設定されていない場合(図8のステップST3でNoに分岐)は、1つの完全な制御情報を構成する全ての要素が未だ揃っていないと見なし、Last Segment Fieldの全ビットが1の制御情報を受信するまで当該制御情報を保持しておく(図8のステップST5)。
〔発着信中か通話中かを判断〕
上記のような制御情報の受信処理(図8のステップST3からステップST8)が終了、もしくは受信した多重化フレームに制御情報が含まれていなかった場合(図8のステップST2でNoに分岐)は、発着信中か通話中か状態に応じて処理を分岐し、発着信中であれば(多重化フレームにメディア情報が含まれていなければ発着信中と見なす。図8のステップST9でYesに分岐)そのまま処理を終了する。通話中であれば(多重化フレームにメディア情報が含まれていれば通話中と見なす。図8のステップST9でNoに分岐)下記に示すような復号化方式の選択・切り替え処理に移行する。
〔復号化方式の選択・切り替え処理〕
受信側は各メディア情報を逆多重化すると、現在使用中の復号化方式でそのまま当該メディア情報を正しく復号化できるか調べるために、前回受信した情報量と今回受信した情報量をメディア情報1から順番に比較する(図8のステップST10からステップ13)。ここで、Smed’[n]は前回受信したメディア情報nの情報量を格納するための配列要素を表す。
〔メディア情報が前回受信したものと同じ場合〕
全てのメディア情報について、今回受信した情報量と前回受信した情報量を比較した結果が同じであった場合(図8のステップST11でYesに分岐)、対局の送信側ではメディア情報の符号化方式切り替えが発生していない(即ち、受信側でも復号化方式を切り替える必要がない)と判断しそのまま処理を終了、メディア情報の復号化はそのまま継続する。
〔メディア情報が前回受信したものと異なる場合〕
比較の結果、今回受信した情報量と前回受信した情報量が異なるメディア情報があれば(図8のステップST12でYesに分岐)、対局の送信側でメディア情報の符号化方式切り替えが発生した(即ち、受信側でも復号化方式を切り替える必要がある)と判断し復号化を保留させ(図8のステップST14)、今回逆多重化した各メディア情報の情報量Smed[1],・・・Smed[N]をもとに適切な復号化方式及び伝送レートの組合せを、発着信中に対局から通知された復号化方式及び伝送レートの組合せの中から選択する(図8のステップST15)。次に復号化方式及び伝送レートを選択したものに切り替え(図8のステップST16)、切り替えが完了したら復号化を再開させ(図8のステップST17)処理を終了する。
〔復号化方式の選択及び切り替えの具体例〕
例として、多重化フレームの伝送周期が10ミリ秒で、かつ発着信時に図4のような符号化方式及び伝送レートの組合せが対局から通知されている場合に復号化方式の選択及び切り替えが具体的にどのように行われるか説明する。
前回対局から受信した多重化フレームには音声が20バイト・画像が60バイトの比率で含まれていて、今回対局から受信した多重化フレームには制御情報が20バイト・音声が20バイト・画像が40バイトの比率で含まれていた場合、本発明に係る多重伝送装置の受信側装置の例で説明したのと同様、復号化方式選択部23は音声を復号化するための方式としてA(16kbps)、画像を復号化するための方式としてD(32kbps)を選択し、切り替えを行う。
本実施形態に係るプログラムの受信側は、上記のような方法で受信した多重化フレームを逆多重化・メディア情報を復号化するため、特許文献2に記載の方法のように、変更後の符号化方式を示す制御情報を送信側にて追加で多重化しなくても逆多重化・復号化を正しく行うことができる。
本発明の多重伝送方法、多重伝送装置、そのソフトウェア及び記録媒体は、制御情報の緊急度に応じてその伝送遅延を調整できる制御情報分割部、及び制御情報を除く範囲内で伝送帯域を最大限に有効活用する符号化方式選択部を有し、テレビ電話において、例えば通話中のメディア情報の追加・削除や画質の調整などによって制御情報が頻繁に発生するような状況においても音質・画質などメディア情報の品質をできるだけ高く維持するために有用である。また、本発明に係るテレビ電話における多重伝送方法及び装置は、テレビ電話と同様の勧告に準拠したテレビ会議システム等の用途にも応用できる。
本発明の実施形態を説明するための多重伝送装置の概略構成を示すブロック図 本発明の実施形態を説明するための多重伝送装置における送信側装置の処理の流れを表すシーケンス図 本発明の実施形態を説明するための多重伝送装置における受信側装置の処理の流れを表すシーケンス図 本発明の実施形態を説明するための多重伝送装置において、同時に使用し得る音声・画像の符号化方式と伝送レートの組合せの一例を示す図 本発明の実施形態を説明するための多重伝送装置において、応答待ちタイマと制御情報の分割サイズの関係を示す図 本発明の実施形態を説明するための多重伝送装置において、生成される多重化フレームの構造の一例を示す図 本発明を実施するための最良の形態に係るプログラムにおける送信側の処理を表すフローチャート 本発明を実施するための最良の形態に係るプログラムにおける受信側の処理を表すフローチャート 制御情報を優先的に多重化・送信するために、特許文献1に記載の方法を適用しようとした場合に想定される問題点を説明するための図 制御情報を優先的に多重化・送信するために、特許文献2に記載の方法を適用しようとした場合に想定される問題点を説明するための図
符号の説明
10 送信側装置
11 符号化部
12 制御情報作成部
13 制御情報分割部
14 符号化方式選択部
15 多重化部
20 受信側装置
21 逆多重化部
22 制御情報結合部
23 復号化方式選択部
24 制御情報解析部
25 復号化部
30 通信網

Claims (11)

  1. メディア情報及び制御情報を多重化して伝送するテレビ電話の多重伝送方法であって、
    前記制御情報を応答待ちタイマの満了値に基づいて分割するステップと、
    多重化フレーム内に前記制御情報の分割サイズ分の領域を優先的に確保するステップと、
    前記多重化フレームから前記制御情報の分割サイズ分の領域を差引いた範囲内で前記メディア情報を最も高い転送効率で送信できる符号化方式を選択するステップと、
    を有する多重伝送方法。
  2. 前記制御情報の応答待ちタイマの満了値が小さいときは、前記制御情報の分割サイズを大きくして、前記メディア情報が高圧縮率・低伝送レートとなる符号化方式を選択し、
    前記制御情報の応答待ちタイマの満了値が大きいときは、前記制御情報の分割サイズを小さくして、前記メディア情報が低圧縮率・高伝送レートとなる符号化方式を選択する請求項1記載の多重伝送方法。
  3. 送信する制御情報が対局から受信した制御情報に対する応答である場合は、送信する前記制御情報の分割サイズを大きくし、
    送信する前記制御情報が対局からの応答を必要としない情報である場合は、送信する前記制御情報の分割サイズを小さくする請求項2記載の多重伝送方法。
  4. 送信側において、前記メディア情報の符号化部が使用し得る符号化方式の全種類を前記制御情報内に設定して発着信中に対局に通知するステップと、
    受信側において、受信した多重化フレームにおける前記メディア情報の比率が、前回受信した多重化フレームにおける前記メディア情報の比率と異なる場合に、前記メディア情報の逆多重化及び復号化を保留するステップと、
    今回得られた前記メディア情報の比率をもとに、発着信中に対局から通知された符号化方式に対応する復号化方式を選択するステップと、
    前記復号化方式により前記メディア情報の逆多重化及び復号化を再開するステップと、を有する請求項1記載の多重伝送方法。
  5. メディア情報及び制御情報を多重化して伝送するテレビ電話の多重伝送装置であって、
    前記メディア情報及び前記制御情報を符号化する符号化部と、
    前記制御情報及び応答待ちタイマの満了値を生成する制御情報作成部と、
    前記制御情報作成部から前記制御情報及び前記応答待ちタイマの満了値が供給され、前記制御情報を前記応答待ちタイマの満了値に基づいて分割する制御情報分割部と、
    前記制御情報分割部から前記制御情報の分割サイズが供給され、多重化フレームから前記制御情報の分割サイズ分の領域を差引いた範囲内で、前記メディア情報を最も高い転送効率で送信できる符号化方式を選択して前記符号化部に通知する符号化方式選択部と、
    前記符号化方式選択部が選択した符号化方式によって符号化された前記メディア情報及び分割された前記制御情報を多重化して通信網に送信する多重化部と、
    を備える多重伝送装置。
  6. 前記制御情報分割部は、前記制御情報の応答待ちタイマの満了値が小さいときは、前記制御情報の分割サイズを大きくし、前記制御情報の応答待ちタイマの満了値が大きいときは、前記制御情報の分割サイズを小さくし、
    前記符号化方式選択部は、前記制御情報分割部から供給された前記制御情報の分割サイズが、前回供給された前記制御情報の分割サイズよりも大きいときは、前記メディア情報が高圧縮率・低伝送レートとなる符号化方法を選択し、
    前記制御情報分割部から供給された前記制御情報の分割サイズが前回入力された前記制御情報の分割サイズよりも小さいときは、前記メディア情報が低圧縮率・高伝送レートとなる符号化方法を選択する、
    請求項5記載の多重伝送装置。
  7. 前記制御情報作成部は、前記制御情報分割部に供給する制御情報が対局から受信した制御情報に対する応答である場合は、送信する制御情報が大きいサイズで分割されるように前記応答待ちタイマの満了値を小さくし、
    前記制御情報分割部に供給する前記制御情報が対局からの応答を必要としない情報である場合は、前記制御情報が小さいサイズで分割されるように前記応答待ちタイマの満了値を大きくする請求項6記載の多重伝送装置。
  8. 前記符号化方式選択部は、発着信中に、前記符号化部が使用し得る符号化方式の全種類を前記制御情報作成部に通知し、
    前記制御情報作成部は、前記符号化方式の全種類を前記制御情報内に設定して前記制御情報分割部に供給する請求項5記載の多重伝送装置。
  9. 通信網を介して対局から前記多重化フレームを受信して逆多重化する逆多重化部と、
    前記逆多重化部から供給される分割されている前記制御情報を1つの制御情報に結合する制御情報結合部と、
    前記制御情報結合部で結合された前記制御情報を解析し、発着信中に、前記制御情報に設定された符号化方式及びそれに対応する復号化方式の種類を検出する制御情報解析部と、
    前記逆多重化部から供給された多重化フレームのヘッダ情報から前記メディア情報の比率を求め、求めた比率が前回求めた比率と異なる場合は、今回求めた比率をもとに、前記メディア情報に適用する復号化方式を、前記制御情報解析部が解析した前記復号化方式の中から選択するとともに、前記逆多重化部に対して前記メディア情報の逆多重化を保留させ、前記復号化部で実行される復号化方式を、選択した前記復号化方式に切り替えさせた上で、前記逆多重化部に前記メディア情報の逆多重化を再開させる復号化方式選択部と、
    前記メディア情報及び前記制御情報を復号化する復号化部と、
    を備える請求項8記載の多重伝送装置。
  10. コンピュータに、請求項1ないし4のいずれか1項記載の各ステップを実行させるための多重伝送プログラム。
  11. 請求項10記載の多重伝送プログラムを格納するための記録媒体。
JP2004218293A 2004-07-27 2004-07-27 多重伝送方法、多重伝送装置、そのプログラム及び記録媒体 Pending JP2006041869A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004218293A JP2006041869A (ja) 2004-07-27 2004-07-27 多重伝送方法、多重伝送装置、そのプログラム及び記録媒体
US11/189,039 US20060034332A1 (en) 2004-07-27 2005-07-26 Multiplexed transmission system, multiplexed transmission apparatus, its program and recording medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004218293A JP2006041869A (ja) 2004-07-27 2004-07-27 多重伝送方法、多重伝送装置、そのプログラム及び記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006041869A true JP2006041869A (ja) 2006-02-09

Family

ID=35799911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004218293A Pending JP2006041869A (ja) 2004-07-27 2004-07-27 多重伝送方法、多重伝送装置、そのプログラム及び記録媒体

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20060034332A1 (ja)
JP (1) JP2006041869A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010208955A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Makoto Yuasa 疾患治療薬

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100512309C (zh) * 2006-02-27 2009-07-08 华为技术有限公司 一种开销的传输方法
US8700410B2 (en) * 2009-06-18 2014-04-15 Texas Instruments Incorporated Method and system for lossless value-location encoding
EP2629472A4 (en) * 2010-10-12 2017-10-18 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Transmission circuit, reception circuit, transmission method, reception method, communication system and communication method therefor
CN104519304B (zh) * 2013-09-29 2018-07-20 中兴通讯股份有限公司 端点信息交互处理方法、装置及远程呈现端点

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100297875B1 (ko) * 1999-03-08 2001-09-26 윤종용 가변 속도 보코더를 사용하는 코드 분할 다중 접속 시스템의 음질 향상을 위한 방법
JP4105341B2 (ja) * 1999-08-13 2008-06-25 富士通株式会社 フラグメントサイズ変更方法及びルータ装置
KR100636110B1 (ko) * 1999-10-29 2006-10-18 삼성전자주식회사 엠펙-4 송수신용 시그널링을 지원하는 단말기
FR2834152B1 (fr) * 2001-12-26 2004-04-30 Nortel Networks Ltd Procede de traitement de symboles numeriques dans un systeme de communication et emetteur et recepteur pour la mise en oeuvre du procede
US7139279B2 (en) * 2002-12-12 2006-11-21 Dilithium Networks Pty Ltd. Methods and system for fast session establishment between equipment using H.324 and related telecommunications protocols

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010208955A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Makoto Yuasa 疾患治療薬

Also Published As

Publication number Publication date
US20060034332A1 (en) 2006-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4863379B2 (ja) 圧縮ビデオの高速チャンネル変更を可能にする符号化方法および装置
JP4160278B2 (ja) 媒体ストリームのスケーラブル符号化方法、スケーラブルエンコーダおよびマルチメディア端末
FI106998B (fi) Bittinopeuden ohjaus multimedialaitteessa
JP5166021B2 (ja) Dslシステム用の高速チャネル変化を可能にする方法及びシステム
RU2322770C2 (ru) Способ и устройство для указания параметров квантователя в системе видеокодирования
CA2565977C (en) Delivery of information over a communication channel
EP1821544A2 (en) Encoding apparatus, decoding apparatus, encoding method, decoding method, program of encoding method, program of decoding method, recording medium in which program of encoding method is recorded, and recording medium in which program of decoding method is recorded
JPWO2007105618A1 (ja) バッファ制御方法、中継装置、通信システム
KR20000076641A (ko) 이종 통신망에서의 디지탈 압축된 영상 데이터의 제어 및적합한 전송을 위한 방법 및 장치
JP2002374559A (ja) 移動通信システムのシグナリング通信方法
US7522665B2 (en) Mobile terminal with camera
MXPA06002689A (es) Aparato multiplexor, metodo de multiplexacion, programa y medio de grabacion.
JP2006041869A (ja) 多重伝送方法、多重伝送装置、そのプログラム及び記録媒体
JP2011530907A (ja) チャネル切替のためのメディアストリームの分離
US20070189384A1 (en) Method and apparatus for reproduction of image frame in image receiving system
JP3913726B2 (ja) 多地点テレビ会議制御装置及び多地点テレビ会議システム
JP2002290973A (ja) マルチメディア通信装置
JP2002152181A (ja) マルチメディアデータ通信方法およびマルチメディアデータ通信装置
JP3554999B2 (ja) 多地点テレビ会議システム
JP2004080625A (ja) パケット型音声通信端末
JP3730332B2 (ja) マルチメディア多重化通信システム
JPH11177436A (ja) データ通信装置
JPH0832544A (ja) 画像符号化および復号化装置
US20040081209A1 (en) Communication service unit and multimedia communication method
JP2001333401A (ja) テレビ会議端末装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060327