JPH11177436A - データ通信装置 - Google Patents

データ通信装置

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JPH11177436A
JPH11177436A JP36284297A JP36284297A JPH11177436A JP H11177436 A JPH11177436 A JP H11177436A JP 36284297 A JP36284297 A JP 36284297A JP 36284297 A JP36284297 A JP 36284297A JP H11177436 A JPH11177436 A JP H11177436A
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JP
Japan
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media
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JP36284297A
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English (en)
Inventor
Akifumi Arayashiki
明文 荒屋敷
Shinichi Hirata
晋一 平田
Kazuko Miyauchi
和子 宮内
Masakazu Oyamada
応一 小山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Television Systems (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ通信装置が複数種類のメディアデータ
を多重化して送信する場合等に、メディアデータを圧縮
符号化する手段を選択して切り替えることにより、効率
的なデータ通信を実現する。 【解決手段】 送信装置1の符号化部11では画像、音
声、手書文字画像の各メディアに対してそれぞれ複数種
類の符号化手段を備えており、符号化制御手段15が通
信制御部13で検出された通信状況及びメディアの種
類、或いはユーザの指示に応じて符号化手段を選択し
て、当該手段により符号化部11にメディアデータの符
号化を行わせる。符号化されたメディアデータは多重化
手段12で多重化されて符号化制御データと共に送信手
段13、14により通信路18を介して受信装置2へ送
信される。受信装置2では、受信手段21、22が多重
化データ等を受信して、分離部23が多重化データを分
離した後、復号化手段24が分離された各メディアデー
タをその符号化方式に対応した復号化方式で復号化す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数種類のメディ
アデータを多重化して送信するデータ通信装置に関し、
特に、メディアデータを圧縮符号化する手段を複数種類
の符号化手段の中から通信状況及びメディアの種類に応
じて、或いはユーザの指示に応じて選択するデータ通信
装置に関する。また、本発明は、複数のデータを多重化
して送信するデータ通信装置に関し、特に、データを圧
縮符号化する手段を複数種類の符号化手段の中から通信
状況に応じて選択するデータ通信装置に関する。また、
本発明は、データを圧縮符号化して送信するデータ通信
装置に関し、特に、データを符号化する手段を複数種類
の符号化手段の中から通信状況に応じて選択するデータ
通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば移動体通信装置やテレビ電話装置
では、音声や画像や文字等といった複数種類のメディア
データを多重化して通信することが行われている。図6
には、複数種類のメディアデータを多重化して通信する
データ通信装置の一例として、画像データと音声データ
とを多重化して通信する装置の構成例を示してある。同
図に示した送信側の装置では、符号化部71に備えられ
た画像符号化部71aがデジタル変換された入力画像デ
ータを圧縮符号化するとともに、符号化部71に備えら
れた音声符号化部71bがデジタル変換された入力音声
データを圧縮符号化し、多重化部72が符号化された画
像データ及び符号化された音声データを多重化して多重
化データを生成する。
【0003】そして、上記した送信側の装置では、通信
制御部73に備えられた誤り訂正符号化器74が生成さ
れた多重化データに誤り訂正符号化処理を施し、変調器
75が誤り訂正符号化された多重化データを通信路76
に適した信号に変調して、変調した信号を通信路76へ
送信出力する。なお、通信制御部73では、データフロ
ー制御や誤り検出処理等も行われる。
【0004】同図に示した受信側の装置では、復調器7
7が通信路76から受信入力された信号を多重化データ
に復調し、通信制御部78に備えられた誤り訂正復号化
器79が復調された多重化データに誤り訂正復号化処理
を施し、分離部80が誤り訂正復号化された多重化デー
タを符号化された画像データと符号化された音声データ
とに分離する。そして、上記した受信側の装置では、復
号化部81に備えられた画像復号化部81aが分離され
た符号化画像データを復号化するとともに、復号化部8
1に備えられた音声復号化部81bが分離された符号化
音声データを復号化し、これにより、復号化された音声
データと画像データとを例えば再生出力する。
【0005】図7には、上記した多重化通信における画
像データと音声データとの伝送レートの一例を示してあ
り、同図では、横軸に時間を示すとともに縦軸に伝送レ
ートを示してある。また、同図には、例えば音声データ
と画像データとの伝送レートが時間によらず一定である
場合を示してある。
【0006】以上に示したように、複数種類のメディア
データの通信を行う場合等には、送信側において送信対
象となるデータを情報源符号化等して圧縮する一方、受
信側において受信した符号化データを当該圧縮の方式に
対応して伸長復号化することが行われており、これによ
り、送信側から受信側へ実際に送信するデータ量を減少
させることが行われている。例えば音声データを圧縮符
号化する方式としては、ITU−T勧告のG.711、
G.721、G.723.1、G.728、G.729
等といった方式が知られている。
【0007】また、例えば、静止画像データを圧縮符号
化する方式としてはJPEG方式等が一般的に知られて
おり、また、動画像データを圧縮符号化する方式として
はISO標準のMPEG1、MPEG2等といった方式
や、ITU−T勧告のH.261、H.262、H.2
63等といった方式が知られている。
【0008】上記した静止画像データや動画像データの
圧縮符号化方式では、概略的には同様な処理の手順で画
像データの符号化が行われる。すなわち、具体的には、
これらの圧縮符号化方式では、画像データに離散コサイ
ン変換(DCT:Discrete Cosine Transform)を施し
て、当該変換により得られたDCT係数についての有効
係数の数を量子化器を用いて削減し、量子化されたDC
T係数をエントロピー符号化器によりエントロピー符号
化することにより、圧縮符号化された画像データを得る
ことが行われる。なお、エントロピー符号化器として
は、例えばハフマン符号化器が用いられる。
【0009】また、上記のような圧縮符号化方式により
符号化された画像データを伸長復号化する方式では、概
略的には上記の圧縮符号化処理とは逆の処理順序で符号
化画像データの復号化が行われる。すなわち、具体的に
は、符号化画像データをエントロピー復号化した後、エ
ントロピー復号化されたデータを逆量子化し、逆量子化
により得られたデータに逆離散コサイン変換を施すこと
により、伸長復号化された画像データを得ることが行わ
れる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなデータ通信装置では、例えば動画像データに対し
てはMPEG1圧縮符号化方式を用いることが固定され
ているとともに音声データに対してはG.711圧縮符
号化方式を用いることが固定されているといったよう
に、各種類毎のメディアデータを圧縮符号化する方式が
それぞれ1種類の方式のみに固定されていたため、通信
路の状況やメディアの種類等に応じてメディアデータを
圧縮符号化する手段を選択して切り替えることができ
ず、このため、通信状況の変動等に起因して効率的なデ
ータ通信を行うことができない場合が生じてしまうとい
った不具合があった。
【0011】また、例えば、上記のようなデータ通信装
置においてメディアデータに対して複数種類の圧縮符号
化手段が備えられていたとしても、単にユーザがデータ
通信開始前に当該メディアデータに対して予め1種類の
圧縮符号化手段を選択する程度のことしか行うことがで
きず、データ通信中に変動する通信路の状況やユーザの
要求等に応じてメディアデータの圧縮符号化手段を動的
に選択して切り替えるといったことを行うことはできな
かった。
【0012】また、上記したような複数種類のメディア
データを通信するマルチメディア通信の場合に限られ
ず、例えば複数のデータを多重化して送信するデータ通
信装置や、データを圧縮符号化して送信するデータ通信
装置においても、通信路の状況等に応じてデータを圧縮
符号化する手段を選択して切り替えることができなかっ
たため、通信状況の変動に起因して効率的なデータ通信
を行うことができない場合が生じていた。
【0013】以上のようなことから、上記した種々のデ
ータ通信装置では、少なくとも1つのデータを圧縮符号
化して送信するに際して、通信路の状況等に応じて当該
データを圧縮符号化する手段を例えば動的に選択して切
り替えることにより、通信状況が変動等した場合であっ
ても効率のよいデータ通信を実現したいといった要求が
あった。また、このような要求は、例えば通信品質の低
い通信路を用いたデータ通信においては特に強く、こう
した低品質の通信路を用いた場合であっても快適なデー
タ通信を行うことを実現したいといった要求が特に強か
った。
【0014】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、複数種類のメディアデータを
多重化して送信するに際して、通信状況及びメディアの
種類に応じてメディアデータを圧縮符号化する手段を例
えば通信中に動的に選択することにより、複数種類のメ
ディアデータの通信を効率よく行うことを実現するデー
タ通信装置を提供することを目的とする。また、本発明
は、複数種類のメディアデータを多重化して送信するに
際して、ユーザの指示に応じてメディアデータを圧縮符
号化する手段を例えば通信中に動的に選択することによ
り、複数種類のメディアデータの通信を効率よく行うこ
とを実現するデータ通信装置を提供することを目的とす
る。
【0015】また、本発明は、複数のデータを多重化し
て送信するに際して、通信状況に応じてデータを圧縮符
号化する手段を例えば通信中に動的に選択することによ
り、複数のデータの通信を効率よく行うことを実現する
データ通信装置を提供することを目的とする。また、本
発明は、データを圧縮符号化して送信するに際して、通
信状況に応じてデータを圧縮符号化する手段を例えば通
信中に動的に選択することにより、データの通信を効率
よく行うことを実現するデータ通信装置を提供すること
を目的とする。
【0016】また、本発明は、以上に示したデータ通信
装置のいずれかにおいて、更に、符号化されて送信され
たデータを受信して復号化する受信装置を備えたデータ
通信装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るデータ通信装置では、複数種類のメデ
ィアデータを多重化して送信するに際して、次のように
してメディアデータを圧縮符号化する手段の選択を行
う。すなわち、少なくとも1種類のメディアデータに対
してメディアデータを圧縮符号化する符号化手段を複数
種類備えるとともに、符号化制御手段が前記複数種類の
符号化手段の中から通信状況及びメディアの種類に応じ
て選択した符号化手段により前記メディアデータを符号
化し、多重化手段が複数種類のメディアデータを多重化
して、送信手段が多重化した複数種類のメディアデータ
を送信する。
【0018】従って、例えばデータ通信中における通信
路の品質等といった通信状況の変動や、即時性が要求さ
れる音声データについては素早く送信を行う必要がある
等といったメディアの種類毎の特性等に応じて、複数種
類の圧縮符号化手段の中からメディアデータを符号化す
るのに適した手段を例えば通信中に動的に選択して切り
替えることができ、これにより、複数種類のメディアデ
ータの通信を効率よく行うことを実現することができ
る。
【0019】なお、メディアデータを圧縮符号化する符
号化手段の選択を行う基礎となる通信状況やメディアの
種類の具体的な態様としては、上記した具体例に限定さ
れず、どのような通信状況やメディアの種類に基づいて
符号化手段の選択が行われてもよい。また、複数種類の
メディアデータとしては、どのようなメディアのデータ
が用いられてもよく、例えば音声データ、静止画像デー
タ、動画像データ、文字データ等といった種々なデータ
を用いることができる。
【0020】また、本発明に係るデータ通信装置では、
複数種類のメディアデータを多重化して送信するに際し
て、次のようにしてメディアデータを圧縮符号化する手
段の選択を行う。すなわち、少なくとも1種類のメディ
アデータに対してメディアデータを圧縮符号化する符号
化手段を複数種類備えるとともに、符号化制御手段が前
記複数種類の符号化手段の中からユーザの指示に応じて
選択した符号化手段により前記メディアデータを符号化
し、多重化手段が複数種類のメディアデータを多重化し
て、送信手段が多重化した複数種類のメディアデータを
送信する。
【0021】従って、例えば特定のメディアデータを他
の種類のメディアデータより優先的に送信したい等とい
ったユーザの指示に応じて、こうしたユーザの指示に従
うように、複数種類の圧縮符号化手段の中からメディア
データを符号化するのに適した手段を例えば通信中に動
的に選択して切り替えることができ、これにより、複数
種類のメディアデータの通信を効率よく行うことを実現
することができる。
【0022】なお、メディアデータを圧縮符号化する符
号化手段の選択を行う基礎となるユーザの指示の具体的
な態様としては、上記した具体例に限定されず、どのよ
うなユーザの指示に基づいて符号化手段の選択が行われ
てもよい。また、複数種類のメディアデータとしては、
どのようなメディアのデータが用いられてもよく、例え
ば音声データ、静止画像データ、動画像データ、文字デ
ータ等といった種々なデータを用いることができる。
【0023】また、本発明に係るデータ通信装置では、
複数のデータを多重化して送信するに際して、次のよう
にしてデータを圧縮符号化する手段の選択を行う。すな
わち、データを圧縮符号化する符号化手段を複数種類備
えるとともに、符号化制御手段が前記複数種類の符号化
手段の中から通信状況に応じて選択した符号化手段によ
りデータを符号化し、多重化手段が複数のデータを多重
化して、送信手段が多重化したデータを送信する。
【0024】従って、例えばデータ通信中における通信
路の品質等といった通信状況の変動に応じて、複数種類
の圧縮符号化手段の中からデータを符号化するのに適し
た手段を例えば通信中に動的に選択して切り替えること
ができ、これにより、複数のデータの通信を効率よく行
うことを実現することができる。なお、データを圧縮符
号化する符号化手段の選択を行う基礎となる通信状況の
具体的な態様としては、上記した具体例に限定されず、
どのような通信状況に基づいて符号化手段の選択が行わ
れてもよい。
【0025】また、本発明に係るデータ通信装置では、
データを圧縮符号化して送信するに際して、次のように
してデータを圧縮符号化する手段の選択を行う。すなわ
ち、データを圧縮符号化する符号化手段を複数種類備え
るとともに、符号化制御手段が前記複数種類の符号化手
段の中から通信状況に応じて選択した符号化手段により
データを符号化し、送信手段が符号化したデータを送信
する。
【0026】従って、例えばデータ通信中における通信
路の品質等といった通信状況の変動に応じて、複数種類
の圧縮符号化手段の中からデータを符号化するのに適し
た手段を例えば通信中に動的に選択して切り替えること
ができ、これにより、当該データの通信を効率よく行う
ことを実現することができる。なお、データを圧縮符号
化する符号化手段の選択を行う基礎となる通信状況の具
体的な態様としては、上記した具体例に限定されず、ど
のような通信状況に基づいて符号化手段の選択が行われ
てもよい。
【0027】ここで、以上に示した各々のデータ通信装
置に備えられた符号化制御手段では、必ずしも符号化対
象となるデータに対して1種類の符号化手段のみを選択
して符号化を行う必要はなく、例えば通信状況等に応じ
て2種類以上の符号化手段を選択して、選択した2種類
以上の符号化手段を組み合わせてデータの符号化を行う
といった場合があってもよい。
【0028】また、以上に示した各々のデータ通信装置
において、複数種類の符号化手段の中からデータを圧縮
符号化する符号化手段を選択して切り替える時期として
は特に限定はなく、例えば上記したようにデータ通信中
における通信状況の変動等に応じて動的に符号化手段を
切り替えることもでき、また、例えばデータ通信開始時
に通信状況等を検出して、検出した通信状況等に応じて
符号化手段を切り替えるといった構成を用いることもで
きる。
【0029】また、本発明に係るデータ通信装置では、
以上に示したデータ通信装置のいずれかにおいて、更
に、前記送信されたデータを受信する装置を備え、当該
受信装置では、受信手段が符号化されたデータを受信
し、復号化手段が受信した符号化データをその符号化方
式に対応した復号化方式で復号化するようにした。従っ
て、上記した送信手段からデータを送信する送信装置と
上記した受信装置との間で符号化手段を選択してデータ
通信を行うことができ、このようにして、送信装置では
データを圧縮符号化して送信する一方、受信装置では当
該データを受信して伸長復号化することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明に係る一実施例を図面を参
照して説明する。図1には、本発明に係るデータ通信装
置の一例を示してあり、このデータ通信装置には、複数
種類のメディアデータを送信する送信装置1と、これら
のメディアデータを受信する受信装置2と、メディアデ
ータを伝送する通信路18とが備えられており、送信装
置1と受信装置2とは上記した通信路18を介して接続
されている。
【0031】本例では、画像データと音声データと手書
文字画像データ(手書きデータ)とを多重化して送信装
置1から受信装置2へ通信路18を介して送信する場合
について説明する。なお、手書文字画像データとは、ユ
ーザが入力用のペン等で入力用画面に書いた文字等のデ
ータである。また、本例では、通信装置1や受信装置2
には、それぞれの装置1、2における処理を統括制御す
るプロセッサやメモリ等が備えられており、通信装置1
や受信装置2では、プロセッサが制御プログラムを実行
することにより各種の処理が制御される構成であるとす
る。
【0032】送信装置1には、メディアデータを圧縮符
号化する符号化部11と、メディアデータを多重化する
多重化部12と、メディアデータの通信を制御する通信
制御部13と、メディアデータを変調する変調器14と
が備えられている。図2には、送信装置1に備えられた
符号化部11、多重化部12、通信制御部13、変調器
14、符号化制御部15の概念的な構成例を示してあ
り、以下では、同図と上記図1とを用いて送信装置1の
構成を説明する。符号化部11は、画像データを圧縮符
号化する画像符号化部11aと、音声データを圧縮符号
化する音声符号化部11bと、手書文字画像データを圧
縮符号化するデータ符号化部11cとを有している。
【0033】画像符号化部11aは、画像データを圧縮
符号化する符号化手段を複数種類備えており、また、符
号化対象となるデジタル画像データを例えばVRAM3
1から入力する機能と、符号化された画像データを多重
化部12へ出力する機能を備えている。なお、上記した
VRAM31には、例えば外部から送信対象となる画像
データがビデオ信号として入力されて格納される。
【0034】本例では、画像符号化部11aにおいて画
像データを圧縮符号化する複数種類の符号化手段が複数
種類の符号化器P1、符号化器P2、符号化器P3、・
・・から構成されている。これら複数種類の符号化手段
としては、それぞれ特徴が異なった複数種類の手段が備
えられており、例えば画像データを高圧縮率で符号化し
た場合にエラーの影響が小さい等といった効果を発揮す
る手段や、画像データを低圧縮率で符号化した場合にエ
ラーの影響が小さい等といった効果を発揮する手段等と
いった種々な符号化手段が備えられている。
【0035】音声符号化部11bは、音声データを圧縮
符号化する符号化手段を複数種類備えており、また、例
えばA/D変換器32によりデジタル化された音声デー
タを符号化対象として入力する機能と、符号化された音
声データを多重化部12へ出力する機能を備えている。
なお、上記したA/D変換器32には、例えば外部から
送信対象となるアナログ音声データが入力される。
【0036】本例では、音声符号化部11bにおいて音
声データを圧縮符号化する複数種類の符号化手段が複数
種類の符号化器S1、符号化器S2、符号化器S3、・
・・から構成されている。これら複数種類の符号化手段
としては、それぞれ特徴が異なった複数種類の手段が備
えられており、例えば音声データを高圧縮率で符号化し
た場合にエラーの影響が小さい等といった効果を発揮す
る手段や、音声データを低圧縮率で符号化した場合にエ
ラーの影響が小さい等といった効果を発揮する手段等と
いった種々な符号化手段が備えられている。
【0037】データ符号化部11cは、手書文字画像デ
ータを圧縮符号化する符号化手段を複数種類備えてお
り、また、符号化対象となるデジタル手書文字画像デー
タを例えばVRAM33から入力する機能と、符号化さ
れた手書文字画像データを多重化部12へ出力する機能
を備えている。なお、上記したVRAM33には、例え
ば外部から送信対象となるデジタル手書文字画像データ
が入力される。
【0038】本例では、手書文字画像データを圧縮符号
化する複数種類の符号化手段が複数種類の符号化器H
1、符号化器H2、符号化器H3、・・・から構成され
ている。これら複数種類の符号化手段としては、それぞ
れ特徴が異なった複数種類の手段が備えられており、例
えば手書文字画像データを高圧縮率で符号化した場合に
エラーの影響が小さい等といった効果を発揮する手段
や、手書文字画像データを低圧縮率で符号化した場合に
エラーの影響が小さい等といった効果を発揮する手段等
といった種々な符号化手段が備えられている。
【0039】上記した各メディアの符号化部11a、1
1b、11cを有した符号化部11では、後述する符号
化制御部15から入力された指示信号に従って、画像符
号化部11aに備えられた複数種類の符号化器P1、P
2、P3、・・・の中から選択された符号化器により画
像データの符号化処理を行わせ、また、音声符号化部1
1bに備えられた複数種類の符号化器S1、S2、S
3、・・・の中から選択された符号化器により音声デー
タの符号化処理を行わせ、また、データ符号化部11c
に備えられた複数種類の符号化器H1、H2、H3、・
・・の中から選択された符号化器により手書文字画像デ
ータの符号化処理を行わせる機能を備えている。
【0040】また、符号化部11は、符号化された画像
データ(符号化画像データ)や符号化された音声データ
(符号化音声データ)や符号化された手書文字画像デー
タ(符号化手書文字画像データ)を多重化部12へ出力
するに際して、これらの各メディアデータを符号化した
符号化手段(符号化器)の種類や符号化のパラメータ等
のデータを包含した符号化制御データ(制御データ)を
当該多重化部12へ出力する機能を備えている。
【0041】多重化部12は、メディアデータの多重化
処理を行う多重化器16と、多重化処理の制御を行う多
重化制御器17とを有している。多重化器16は、符号
化部11に備えられた各メディアの符号化部11a、1
1b、11cから符号化データを入力して、入力した符
号化画像データと符号化音声データと符号化手書文字画
像データとを多重化して多重化データを生成する機能を
備えており、また、生成した多重化データを多重化制御
部17へ出力する機能を備えている。本例では、多重化
器16が符号化部11から入力した複数種類のメディア
データを多重化することにより、複数種類のメディアデ
ータを多重化する多重化手段が構成される。
【0042】多重化制御器17は、多重化部12におけ
る多重化処理を制御等する機能を備えており、また、多
重化器16から入力した多重化データと符号化器11か
ら入力した符号化制御データとを例えば多重化して通信
制御部13へ出力する機能を備えている。
【0043】通信制御部13は、誤り訂正符号化処理や
データフロー制御等を行う機能を備えており、多重化制
御器17から入力した多重化データや符号化制御データ
に誤り訂正符号化処理等を施して変調器14へ出力する
機能を備えている。また、本例では、通信制御部13に
は、例えば通信路18の品質等といった通信状況を検出
する手段が備えられており、検出した通信状況を符号化
制御部15に通知する機能を備えている。なお、通信制
御部13には、例えば誤り検出処理等を行う機能が備え
られていてもよい。また、通信路18の品質等といった
通信状況を検出する手段としては必ずしも通信制御部1
3に備えられていなくともよく、要は、符号化制御部1
5が通信状況を把握することができる構成であればよ
い。また、通信状況を検出する仕方としても特に限定は
なく、どのような検出の仕方が用いられてもよい。
【0044】変調器14は、通信制御部13から入力し
た多重化データや符号化制御データを通信路18に適し
た信号に変調して当該通信路18へ送信出力する機能を
備えている。本例では、通信制御部13の制御に従って
変調器14が多重化データを変調して通信路18へ送信
出力することにより、多重化した複数種類のメディアデ
ータを送信する送信手段が構成される。
【0045】符号化制御部15は、通信制御部13から
通知された通信状況及び、画像と音声と手書文字画像と
いった各メディアの種類に応じて、符号化部11で行わ
れる符号化処理を制御する機能を備えている。具体的に
は、符号化制御部15では、画像符号化部11aに備え
られた複数種類の符号化器P1、P2、P3、・・・の
中から通信状況や画像データの特性等に応じて適した符
号化器を選択し、選択した符号化器により画像データを
符号化することを指定した指示信号を符号化部11へ出
力する。
【0046】また、符号化制御部15では、音声符号化
部11bに備えられた複数種類の符号化器S1、S2、
S3、・・・の中から通信状況や音声データの特性等に
応じて適した符号化器を選択し、選択した符号化器によ
り音声データを符号化することを指定した指示信号を符
号化部11へ出力する。また、符号化制御部15では、
データ符号化部11cに備えられた複数種類の符号化器
H1、H2、H3、・・・の中から通信状況や手書文字
画像データの特性等に応じて適した符号化器を選択し、
選択した符号化器により手書文字画像データを符号化す
ることを指定した指示信号を符号化部11へ出力する。
【0047】なお、各メディアデータに対しての符号化
器の選択としては、必ずしも複数種類の符号化器の中か
ら1種類の符号化器のみが選択されなくてもよく、例え
ば通信状況等に応じて2種類以上の符号化器が選択され
て、選択された2種類以上の符号化器が組み合わされて
メディアデータの符号化が行われる場合があるといった
構成が用いられてもよい。
【0048】また、上記した指示信号としては、必ずし
も画像データについての指示信号と音声データについて
の指示信号と手書文字画像データについての指示信号と
が別個の信号として符号化制御部15から符号化部11
へ出力される構成が用いられなくともよく、例えば、2
種類や3種類のメディアデータについての指示が1つの
指示信号中にまとめて包含されて符号化制御部15から
符号化部11へ出力されるといった指示信号の構成が用
いられてもよい。
【0049】また、符号化制御部15が通信状況やメデ
ィアの種類に応じて各メディアデータを圧縮符号化する
手段を選択する仕方については、例えば予め当該符号化
制御部15に選択の仕方の設定が記憶されている。通信
状況についての具体的な設定例としては、例えばメディ
アデータの通信速度が低下した場合には当該メディアデ
ータの圧縮率をより高める符号化手段を選択する一方、
メディアデータの通信速度が高まった場合には当該メデ
ィアデータの圧縮率を抑制する符号化手段を選択すると
いった設定や、また、例えばメディアデータの通信路1
8での通信品質がよい場合には当該メディアデータの低
圧縮率時に効果を発揮する符号化手段を選択する一方、
メディアデータの通信路18での誤り率(エラー発生
率)が高い場合には当該メディアデータの高圧縮率時に
効果を発揮する符号化手段を選択する等といった設定が
行われる。
【0050】また、メディアの種類としても、例えば動
画像データについては当該データを構成する数枚のフレ
ーム中に多少のエラーが発生しても動画像全体としての
見やすさへの影響が少ない一方、静止画像データについ
ては発生したエラーが顕著に目立ってしまうといったこ
とや、また、例えばテレビ会議装置等では音声データに
ついては画像データと比較して多少のエラーがあっても
即時性を保障する必要があるといったことや、また、例
えばテレビ会議においてユーザが文字を書きながら話を
する場合等には音声データと手書文字画像データとの即
時性や同時性を確保したい等といったことがあり、例え
ばこうしたメディア毎の特性の違い等に基づいて各メデ
ィアデータの符号化手段を選択する仕方が設定される。
【0051】なお、メディアデータの符号化手段を通信
状況及びメディアの種類に応じて選択する仕方としては
必ずしも以上に示した通りでなくともよく、また、以上
に示した具体例に限られず、例えばメディアデータを圧
縮符号化するのに要する処理時間や、実現することが可
能な圧縮率や、符号化されたメディアデータについての
エラーに対する強さ等といった種々な事柄に基づいて、
システムの使用状況により種々な選択の仕方が設定され
てよい。
【0052】本例では、上記したように符号化制御部1
5が符号化部11を制御して、通信状況及びメディアの
種類に応じて選択した符号化手段によりメディアデータ
の符号化処理を行うことにより、複数種類の符号化手段
の中から通信状況及びメディアの種類に応じて選択した
符号化手段によりメディアデータを符号化する符号化制
御手段が構成される。
【0053】また、上記した符号化制御部15は、図外
のキーボードやマウス等から入力されたユーザの指示を
受け付ける手段を備えており、このようにして受け付け
たユーザの指示に応じて、符号化部11で行われる符号
化処理を制御する機能を備えている。ユーザの指示に応
じて符号化制御部15が符号化部11を制御する構成と
しては、上記した通信状況等に応じて符号化部11を制
御する場合と同様である。
【0054】具体的には、符号化制御部15では、各メ
ディア毎の符号化部11a、11b、11cについて各
符号化部11a、11b、11cに備えられた複数種類
の符号化器の中からユーザの指示に応じて適した符号化
器をそれぞれ選択して、選択した符号化器により各メデ
ィアのデータを符号化することを指定した指示信号を符
号化部11へ出力する。なお、符号化器の選択として
は、上記した通信状況等に応じて選択が行われる場合と
同様に、必ずしも1種類の符号化器のみが選択されなく
ともよく、例えば2種類以上の符号化器が選択されて組
み合わされる場合があるといった構成が用いられてもよ
い。
【0055】また、符号化制御部15がユーザの指示に
応じて各メディアデータを圧縮符号化する手段を選択す
る仕方についても、上記した通信状況等に応じて符号化
手段を選択する場合と同様に、例えば予め当該符号化制
御部15に選択の仕方の設定が記憶されている。具体的
な設定例としては、例えばユーザが特定のメディアデー
タの通信速度を高めるように指示した場合には当該特定
のメディアデータの圧縮率をより高める符号化手段を選
択する一方、ユーザが特定のメディアデータの通信速度
を抑えるように指示した場合には当該メディアデータの
圧縮率を抑制する符号化手段を選択するといった設定
や、また、例えばユーザが特定のメディアデータに対し
て他の種類のメディアデータより広い帯域を確保して当
該特定のメディアデータの通信を優先させるように指示
した場合には当該他の種類のメディアデータの圧縮率を
高める符号化手段を選択して当該他の種類のメディアデ
ータの実質的な通信速度を維持する等といった設定が行
われる。
【0056】なお、各メディアデータの符号化手段をユ
ーザの指示に応じて選択する仕方としては必ずしも以上
に示した通りでなくともよく、また、以上に示した具体
例に限られず、ユーザの要求やシステムの使用状況等に
基づいて、種々な選択の仕方が設定されてよい。本例で
は、上記したように符号化制御部15が符号化部11を
制御して、ユーザの指示に応じて選択した符号化手段に
よりメディアデータの符号化処理を行うことにより、複
数種類の符号化手段の中からユーザの指示に応じて選択
した符号化手段によりメディアデータを符号化する符号
化制御手段が構成される。
【0057】以上のような構成により、上記した送信装
置1では、複数種類のメディアデータを多重化して通信
路18へ送信するに際して、画像や音声や手書文字画像
といった各メディアのデータに対して備えられた複数種
類の圧縮符号化手段の中から通信状況及びメディアの種
類に応じて各メディアデータを符号化するのに適した手
段を例えば通信中に動的に選択して切り替えることがで
き、これにより、複数種類のメディアデータの通信を効
率よく行うことを実現することができる。
【0058】また、上記した送信装置1では、複数種類
のメディアデータを多重化して通信路18へ送信するに
際して、画像や音声や手書文字画像といった各メディア
のデータに対して備えられた複数種類の圧縮符号化手段
の中からユーザの指示に応じて各メディアデータを符号
化するのに適した手段を例えば通信中に動的に選択して
切り替えることができ、これにより、複数種類のメディ
アデータの通信を効率よく行うことを実現することがで
きる。
【0059】受信装置2には、メディアデータを復調す
る復調器21と、メディアデータの通信を制御する通信
制御部22と、多重化データを分離する分離部23と、
メディアデータを伸長復号化する復号化部24とが備え
られている。図3には、受信装置2に備えられた復調器
21、通信制御部22、分離部23、復号化部24の概
念的な構成例を示してあり、以下では、同図と上記図1
とを用いて受信装置2の構成を説明する。復調器21
は、通信路18を介して上記した送信装置1から送信さ
れた信号を受信し、受信した信号を多重化データや符号
化制御データに復調して当該多重化データや当該符号化
制御データを通信制御部22へ出力する機能を備えてい
る。
【0060】通信制御部22は、誤り訂正復号化処理や
データフロー制御等を行う機能を備えており、復調器2
1から入力した多重化データや符号化制御データに誤り
訂正復号化処理等を施して分離部23へ出力する機能を
備えている。なお、通信制御部22には、例えば送信装
置1と対応して誤り検出処理等を行う機能が備えられて
いてもよい。本例では、通信制御部22の制御に従って
復調器21が送信装置1から送信された多重化データを
受信することにより、符号化されたデータを受信する受
信手段が構成される。
【0061】分離部23は、多重化データの分離処理の
制御等を行う分離制御器25と、多重化データの分離処
理を行う分離器26とを有している。分離制御器25
は、分離部23における分離処理を制御等する機能を備
えており、また、例えば通信制御部22から入力した多
重化データと符号化制御データとを分離して、当該多重
化データを分離器26へ出力するとともに、当該符号化
制御データを復号化部24へ出力する機能を備えてい
る。
【0062】分離器26は、分離制御器25から入力し
た多重化データを符号化画像データと符号化音声データ
と符号化手書文字画像データとに分離する機能を備えて
おり、また、分離した各メディア毎の符号化データを復
号化部24に備えられた各メディアに対応した復号化部
24a、24b、24cへ出力する機能を備えている。
【0063】復号化部24は、符号化画像データを伸長
復号化する画像復号化部24aと、符号化音声データを
伸長復号化する音声復号化部24bと、符号化手書文字
画像データを伸長復号化するデータ復号化部24cとを
有している。画像復号化部24aは、例えば送信装置1
と対応して符号化画像データを伸長復号化する復号化手
段を複数種類備えており、また、復号化対象となる符号
化画像データを分離器26から入力する機能と、復号化
されたデジタル画像データを例えばVRAM41へ出力
する機能を備えている。なお、VRAM41に格納され
た画像データは例えばビデオ信号として出力されて再生
される。本例では、符号化画像データを伸長復号化する
複数種類の復号化手段が複数種類の復号化器Q1、復号
化器Q2、復号化器Q3、・・・から構成されている。
【0064】音声復号化部24bは、例えば送信装置1
と対応して符号化音声データを伸長復号化する復号化手
段を複数種類備えており、また、復号化対象となる符号
化音声データを分離器26から入力する機能と、復号化
されたデジタル音声データを例えばD/A変換器42へ
出力する機能を備えている。なお、D/A変換器42で
は、デジタル音声データをアナログ音声データに変換し
て出力することが行われる。本例では、符号化音声デー
タを伸長復号化する複数種類の復号化手段が複数種類の
復号化器T1、復号化器T2、復号化器T3、・・・か
ら構成されている。
【0065】データ復号化部24cは、例えば送信装置
1と対応して符号化手書文字画像データを伸長復号化す
る復号化手段を複数種類備えており、また、復号化対象
となる符号化手書文字画像データを分離器26から入力
する機能と、復号化されたデジタル手書文字画像データ
を例えばVRAM43へ出力する機能を備えている。な
お、VRAM43に格納された手書文字画像データは、
例えばデジタル手書文字画像データとして出力されて再
生される。本例では、符号化手書文字画像データを伸長
復号化する複数種類の復号化手段が複数種類の復号化器
J1、復号化器J2、復号化器J3、・・・から構成さ
れている。
【0066】上記した復号化部24は、分離器26から
各メディア毎の符号化データを入力するとともに分離制
御器25から入力した符号化制御データの内容に基づい
て、分離器26から各メディア毎の符号化部24a、2
4b、24cへ入力された符号化画像データ、符号化音
声データ、符号化手書文字画像データがいずれの符号化
手段により符号化されたデータであるのかを判定する機
能を有しており、また、各メディアデータに対して備え
られた復号化部24a、24b、24cを制御して、各
メディアデータ毎に判定した符号化手段(符号化方式)
に対応した復号化方式で各メディアデータを復号化させ
る機能を有している。この機能により、受信装置2で
は、送信装置1から受信した各メディア毎の符号化デー
タをその符号化方式に対応した復号化方式で復号化する
ことができる。
【0067】本例では、上記のようにして復号化部24
が各メディア毎の復号化部24a、24b、24cを制
御して、各メディア毎の符号化データを復号化すること
により、受信した符号化データをその符号化方式に対応
した復号化方式で復号化する復号化手段が構成される。
【0068】以上の構成により、受信装置2では、送信
装置1から通信路18へ送信された多重化データ及び符
号化制御データを当該通信路18を介して受信し、受信
した多重化データを符号化画像データ、符号化音声デー
タ、符号化手書文字画像データに分離して、分離した各
メディアの符号化データを復号化することができる。こ
のように、送信装置1と受信装置2とを備えた本例のデ
ータ通信装置では、通信状況及びメディアの種類に応じ
て、或いは、ユーザの指示に応じて、メディアデータを
圧縮符号化するのに適した符号化手段を例えば通信中に
動的に選択して切り替えることができ、これにより、例
えば通信品質の低い通信路が用いられた場合であって
も、複数種類のメディアデータの通信を効率よく行うこ
とを実現することができる。
【0069】具体的には、例えば移動体通信のように通
信品質が安定しない通信路が用いられた場合には、図4
に示すように、メディアデータの通信速度(伝送レー
ト)が時間の経過に対して変動してしまうことがある
が、本例のデータ通信装置では、こうした通信状況の変
動やメディアの種類に応じてメディアデータを符号化す
る手段を選択して切り替えることにより、複数種類のメ
ディアデータを効率よく通信することができる。同図で
は、横軸に時間を表すとともに縦軸に伝送レートを表し
ており、時間の経過に従って、通常の伝送レートである
通常モード51、通常より全体的に伝送レートが小さな
低帯域モード52、通常より全体的に伝送レートが大き
な広帯域モード53、前記した通常モード54の順に通
信状況が変動した場合の例を示してある。
【0070】上記したデータ通信装置では、一例とし
て、低帯域モード52では通常モード51の場合に比べ
て各メディアデータの圧縮率を高める符号化手段を選択
することや、また、特に即時性が要求されるメディアデ
ータについて圧縮率を高める符号化手段を選択すること
ができる。また、上記したデータ通信装置では、一例と
して、広帯域モード53では通常モード51の場合に比
べてメディアデータの圧縮率を抑える符号化手段を選択
すること等ができる。このように、上記したデータ通信
装置では、通信状況やメディアの種類に応じて適した符
号化手段を選択して切り替えることにより、複数種類の
メディアデータを効率よく通信することができる。
【0071】また、具体的に、例えばデータ通信中にユ
ーザが各メディアデータの優先度を変更する指示を行っ
た場合には、図5に示すように、各メディアデータの通
信速度の比(通信比率)が時間の経過に対して変動して
しまうことがあるが、本例のデータ通信装置では、こう
したユーザの指示に応じてメディアデータを符号化する
手段を選択して切り替えることにより、複数種類のメデ
ィアデータを効率よく通信することができる。
【0072】同図では、横軸に時間を表すとともに縦軸
に伝送レートを表しており、時間の経過に従って、通常
の通信比率である通常モード61、通常より音声データ
の通信比率が大きな音声優先モード62、通常より画像
データの通信比率が大きな画像優先モード63、通常よ
り手書文字画像データの通信比率が大きな手書文字画像
優先モード64、前記した通常モード65の順にモード
が変更された場合の例を示してある。なお、各メディア
の優先モードとは、当該メディアのデータ通信に多くの
通信帯域を割り振り、当該メディアデータの通信を他の
種類のメディアデータより優先させるモードである。
【0073】上記したデータ通信装置では、一例とし
て、音声優先モード62では通常モード61の場合に比
べて音声データの圧縮率を高める符号化手段を選択して
音声データを通信する速度を更に実質的に向上させるこ
とや、また、画像データや手書文字画像データの圧縮率
を高める符号化手段を選択して画像データや手書文字画
像データを通信する速度を実質的に通常モード61の場
合と同程度の速度に維持することを行うことができる。
【0074】また、画像優先モード63や手書文字画像
優先モード64においても、一例として、上記した音声
優先モード62の場合と同様に、画像データや手書文字
画像データの通信速度を更に実質的に向上させること
や、他の種類のメディアデータの通信速度を実質的に通
常モード61の場合と同程度の速度に維持することがで
きる。このように、上記したデータ通信装置では、ユー
ザの指示に応じて適した符号化手段を選択して切り替え
ることにより、複数種類のメディアデータを効率よく通
信することができる。
【0075】ここで、上記実施例に示したデータ通信装
置では、通信対象となる画像データ、音声データ、手書
文字画像データのすべてに対して複数種類の符号化手段
を備え、各メディアデータ毎に複数種類の符号化手段の
中から通信状況等に応じて符号化手段を選択するといっ
た構成を示したが、例えば通信対象となる複数種類のメ
ディアデータのすべてに対してではなく、1種類や2種
類等といった一部の種類のメディアデータに対してのみ
複数種類の符号化手段を備えて符号化手段の選択処理を
行うといった構成が用いられてもよい。この場合、符号
化手段の選択処理が行われないメディアデータに対して
は、例えば1種類や2種類以上の符号化手段が備えられ
ていてもよく、また、符号化手段が備えられていなくて
もよい。また、符号化手段の選択処理が行われるメディ
アデータに対して備えられる符号化手段の種類の数とし
ては2種類以上であれば任意であってよく、備えられる
各符号化手段としてもどのような手段が用いられてもよ
い。
【0076】また、上記実施例に示したデータ通信装置
では、通信状況及びメディアの種類に応じて符号化手段
を選択する機能手段と、ユーザの指示に応じて符号化手
段を選択する機能手段との両方を備えた場合を示した
が、これらの機能手段のいずれかのみがデータ通信装置
に備えられた構成が用いられてもよい。また、上記実施
例で示したデータ通信装置に備えられた送信装置と受信
装置との間を接続する通信路としては、どのような通信
路が用いられてもよく、通信路としては、例えば有線で
あっても無線であってもよい。
【0077】また、上記実施例に示したデータ通信装置
では、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウェ
ア資源において、プロセッサが制御プログラムを実行す
ることにより、上記した送信装置1における符号化手段
の選択処理等や受信装置2における復号化手段の判定処
理等を制御する構成としたが、本発明では、これらの処
理を実行するための各機能手段を独立したハードウェア
回路として構成してもよい。また、本発明は上記の制御
プログラムを格納したフロッピーディスクやCD−RO
M等のコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体とし
て把握することもでき、当該制御プログラムを記憶媒体
からコンピュータに入力してプロセッサに実行させるこ
とにより、本発明に係る処理を遂行させることができ
る。
【0078】また、上記実施例では、メディアデータを
送信する送信装置1とメディアデータを受信する受信装
置2とからデータ通信装置を構成した場合を示したが、
本発明では、例えば送信装置1のみからデータ通信装置
が構成されていてもよい。また、本発明のデータ通信装
置により通信されるメディアデータとしては、上記した
画像データや音声データや手書文字画像データに限られ
ず、どのような種類のメディアデータが通信対象のデー
タとして用いられてもよい。
【0079】ここで、上記実施例では、複数種類のメデ
ィアデータを多重化して送信するデータ通信装置につい
て説明したが、例えば複数のデータを多重化して送信す
るデータ通信装置においても、データを圧縮符号化する
符号化手段を複数種類備えておくことにより、これら複
数種類の符号化手段の中から通信状況に応じてデータを
圧縮符号化する符号化手段を例えばデータ通信中に動的
に選択して切り替えることができる。
【0080】この場合における具体的な装置構成の一例
を上記した図1及び同図に示した各装置や各処理部等と
同一の符号を用いて説明すると、例えば複数の画像デー
タを通信する場合には、上記図1に示したデータ通信装
置の送信装置1では、符号化部11に少なくとも画像符
号化部11aが備えられていればよく、また、受信装置
2の復号化部24には少なくとも画像復号化部24aが
備えられていればよい。この場合、画像符号化部11a
に備えられた複数種類の符号化器P1、P2、P3、・
・・からデータを圧縮符号化する複数種類の符号化手段
が構成される。なお、送信対象となる複数のデータの内
の2つ以上のデータが圧縮符号化される構成では、例え
ば当該2つ以上のデータのそれぞれに対して画像符号化
部11aや画像復号化部24aが備えられていてもよ
い。
【0081】送信装置1では、符号化制御部15が、通
信制御部13により検出された通信状況に応じて画像デ
ータを圧縮符号化する手段の選択を行い、符号化部11
を制御して選択した符号化手段により画像データの符号
化処理を行わせる。この場合、このようにして符号化制
御部15が符号化手段の選択処理等を行うことにより、
複数種類の符号化手段の中から通信状況に応じて選択し
た符号化手段によりデータを符号化する符号化制御手段
が構成される。
【0082】また、送信装置1では、多重化器16が多
重化制御器17の制御により送信対象となる複数の画像
データを多重化し、変調器14が通信制御部13の制御
により多重化した画像データや符号化に関する符号化制
御データを通信路18へ送信する。ここで、多重化器1
6が上記のようにして多重化処理を行うことにより、複
数のデータを多重化する多重化手段が構成され、また、
変調器14が上記のようにして送信処理を行うことによ
り、多重化したデータを送信する送信手段が構成され
る。
【0083】受信装置2では、復調器21が通信制御部
22の制御により通信路18から多重化データや符号化
制御データを受信し、分離部23が分離制御器25の制
御により当該多重化データを複数の画像データに分離す
る。ここで、復調器21が上記のようにして受信処理を
行うことにより、送信装置1から送信された符号化デー
タを受信する受信手段が構成される。
【0084】また、受信装置2では、復号化部24が分
離制御器25から入力した符号化制御データに基づい
て、分離器26から入力される符号化画像データを圧縮
符号化した符号化手段を判定し、画像復号化部24aを
制御して当該符号化画像データを判定した符号化手段
(符号化方式)に対応した復号化方式で復号化する。こ
こで、このようにして画像復号化部24aが画像データ
の復号化処理を行うことにより、受信した符号化データ
をその符号化方式に対応した復号化方式で復号化する復
号化手段が構成される。
【0085】以上のような構成から成るデータ通信装置
では、複数のデータを多重化して送信装置1から受信装
置2へ通信するに際して、例えば通信中におけるデータ
の通信帯域の変動や、また、例えば一定の通信帯域内で
の各データに割り当てられた通信比率の変動等といった
通信状況に応じてデータを圧縮符号化するのに適した符
号化手段を1種類、或いは2種類以上を組み合わせて選
択して切り替えることができ、これにより、複数のデー
タの通信を効率よく行うことを実現することができる。
なお、以上に示したデータ通信装置の構成の説明では、
上記実施例の場合と同様の構成については説明を省略し
た。
【0086】また、以上に示したデータ通信装置ばかり
でなく、例えばデータを圧縮符号化して送信するデータ
通信装置においても、データを圧縮符号化する符号化手
段を複数種類備えておくことにより、これら複数種類の
符号化手段の中から通信状況に応じてデータを圧縮符号
化する符号化手段を例えばデータ通信中に動的に選択し
て切り替えることができる。
【0087】この場合における具体的な装置構成の一例
を上記した図1及び同図に示した各装置や各処理部等と
同一の符号を用いて説明すると、例えば画像データを圧
縮符号化して通信する場合には、上記図1に示したデー
タ通信装置の送信装置1では、符号化部11に少なくと
も画像符号化部11aが備えられていればよく、また、
受信装置2の復号化部24には少なくとも画像復号化部
24aが備えられていればよい。この場合、画像符号化
部11aに備えられた複数種類の符号化器P1、P2、
P3、・・・からデータを圧縮符号化する複数種類の符
号化手段が構成される。
【0088】送信装置1では、符号化制御部15が、通
信制御部13により検出された通信状況に応じて画像デ
ータを圧縮符号化する手段の選択を行い、符号化部11
を制御して選択した符号化手段により画像データの符号
化処理を行わせる。この場合、このようにして符号化制
御部15が符号化手段の選択処理等を行うことにより、
複数種類の符号化手段の中から通信状況に応じて選択し
た符号化手段によりデータを符号化する符号化制御手段
が構成される。
【0089】また、例えばデータ通信装置により単数の
データが通信される場合には、送信装置1にデータを多
重化する機能手段が備えられていなくてもよく、送信装
置1では、変調器14が通信制御部13の制御により符
号化された画像データや符号化に関する符号化制御デー
タを通信路18へ送信する。ここで、このようにして変
調器14が送信処理を行うことにより、符号化したデー
タを送信する送信手段が構成される。
【0090】受信装置2では、復調器21が通信制御部
22の制御により通信路18から符号化画像データや符
号化制御データを受信する。ここで、このようにして復
調器21が受信処理を行うことにより、送信装置1から
送信された符号化データを受信する受信手段が構成され
る。また、上記したように例えばデータ通信装置により
単数のデータが通信される場合には、受信装置2に多重
化データを分離する機能手段が備えられていなくてもよ
く、受信装置2では、上記のようにして受信した符号化
画像データや符号化制御データを例えばそのまま復号化
部24へ入力する。
【0091】復号化部24では、入力した符号化制御デ
ータに基づいて、入力される符号化画像データを圧縮符
号化した符号化手段を判定し、画像復号化部24aを制
御して当該符号化画像データを判定した符号化手段(符
号化方式)に対応した復号化方式で復号化する。ここ
で、このようにして画像復号化部24aが画像データの
復号化処理を行うことにより、受信した符号化データを
その符号化方式に対応した復号化方式で復号化する復号
化手段が構成される。
【0092】以上のような構成から成るデータ通信装置
では、データを圧縮符号化して送信装置1から受信装置
2へ通信するに際して、例えばデータ通信に確保される
帯域の変動等といった通信状況に応じてデータを圧縮符
号化するのに適した符号化手段を1種類、或いは2種類
以上を組み合わせて選択して切り替えることができ、こ
れにより、当該データの通信を効率よく行うことを実現
することができる。なお、以上に示したデータ通信装置
の構成の説明では、複数種類のメディアデータの通信を
行った上記実施例の場合と同様の構成については説明を
省略した。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るデー
タ通信装置によると、複数種類のメディアデータを多重
化して送信するに際して、少なくとも1種類のメディア
データに対してメディアデータを圧縮符号化する符号化
手段を複数種類備えて、これら複数種類の符号化手段の
中から通信状況及びメディアの種類に応じて選択した符
号化手段により前記メディアデータを符号化するように
したため、例えば通信中における通信状況の変動やメデ
ィアの種類毎の特性に応じてメディアデータを符号化す
るのに適した手段を動的に選択して切り替えることがで
き、これにより、複数種類のメディアデータの通信を効
率よく行うことを実現することができる。
【0094】また、本発明に係るデータ通信装置による
と、複数種類のメディアデータを多重化して送信するに
際して、少なくとも1種類のメディアデータに対してメ
ディアデータを圧縮符号化する符号化手段を複数種類備
えて、これら複数種類の符号化手段の中からユーザの指
示に応じて選択した符号化手段により前記メディアデー
タを符号化するようにしたため、例えば通信中に変動す
るユーザの指示に応じてメディアデータを符号化するの
に適した手段を動的に選択して切り替えることができ、
これにより、複数種類のメディアデータの通信を効率よ
く行うことを実現することができる。
【0095】また、本発明に係るデータ通信装置による
と、複数のデータを多重化して送信するに際して、デー
タを圧縮符号化する符号化手段を複数種類備えて、これ
ら複数種類の符号化手段の中から通信状況に応じて選択
した符号化手段によりデータを符号化するようにしたた
め、例えば通信中に変動する通信状況に応じてデータを
符号化するのに適した手段を動的に選択して切り替える
ことができ、これにより、複数のデータの通信を効率よ
く行うことを実現することができる。
【0096】また、本発明に係るデータ通信装置による
と、データを圧縮符号化して送信するに際して、データ
を圧縮符号化する符号化手段を複数種類備えて、これら
複数種類の符号化手段の中から通信状況に応じて選択し
た符号化手段によりデータを符号化するようにしたた
め、例えば通信中に変動する通信状況に応じてデータを
符号化するのに適した手段を動的に選択して切り替える
ことができ、これにより、当該データの通信を効率よく
行うことを実現することができる。
【0097】また、本発明に係るデータ通信装置による
と、以上に示したデータ通信装置のいずれかにおいて、
更に、前記送信されたデータを受信する装置を備え、当
該受信装置では符号化されたデータを受信して当該符号
化データをその符号化方式に対応した復号化方式で復号
化するようにしたため、データを送信する側の装置であ
る送信装置と上記した受信装置との間で通信状況等に応
じて符号化手段を選択してデータ通信を行うことがで
き、これにより、効率のよいデータ通信を実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るデータ通信装置の構成
例である。
【図2】送信装置の構成を説明するための図である。
【図3】受信装置の構成を説明するための図である。
【図4】通信状況及びメディアの種類に応じて符号化手
段を選択する処理の一例を説明するための図である。
【図5】ユーザの指示に応じて符号化手段を選択する処
理の一例を説明するための図である。
【図6】従来例に係るデータ通信装置の構成を説明する
ための図である。
【図7】メディアデータの伝送レートの一例である。
【符号の説明】
1・・送信装置、 2・・受信装置、 11・・符号化
部、11a・・画像符号化部、 11b・・音声符号化
部、11c・・データ符号化部、 P1、P2、P3・
・符号化器、S1、S2、S3・・符号化器、 H1、
H2、H3・・符号化器、12・・多重化部、 13・
・通信制御部、 14・・変調器、15・・符号化制御
部、 16・・多重化器、 17・・多重化制御器、1
8・・通信路、 21・・復調器、 22・・通信制御
部、23・・分離部、 24・・復号化部、 24a・
・画像復号化部、24b・・音声復号化部、 24c・
・データ復号化部、Q1、Q2、Q3・・復号化器、
T1、T2、T3・・復号化器、J1、J2、J3・・
復号化器、 25・・分離制御器、 26・・分離器、
31、33、41、43・・VRAM、 32・・A/
D変換器、42・・D/A変換器、 51、54・・通
常モード、52・・低帯域モード、 53・・広帯域モ
ード、61、65・・通常モード、 62・・音声優先
モード、63・・画像優先モード、 64・・手書文字
画像優先モード、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小山田 応一 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類のメディアデータを多重化して
    送信するデータ通信装置において、少なくとも1種類の
    メディアデータに対してメディアデータを圧縮符号化す
    る符号化手段を複数種類備えるとともに、 前記複数種類の符号化手段の中から通信状況及びメディ
    アの種類に応じて選択した符号化手段により前記メディ
    アデータを符号化する符号化制御手段と、 複数種類のメディアデータを多重化する多重化手段と、 多重化した複数種類のメディアデータを送信する送信手
    段と、 を備えたことを特徴とするデータ通信装置。
  2. 【請求項2】 複数種類のメディアデータを多重化して
    送信するデータ通信装置において、 少なくとも1種類のメディアデータに対してメディアデ
    ータを圧縮符号化する符号化手段を複数種類備えるとと
    もに、 前記複数種類の符号化手段の中からユーザの指示に応じ
    て選択した符号化手段により前記メディアデータを符号
    化する符号化制御手段と、 複数種類のメディアデータを多重化する多重化手段と、 多重化した複数種類のメディアデータを送信する送信手
    段と、 を備えたことを特徴とするデータ通信装置。
  3. 【請求項3】 複数のデータを多重化して送信するデー
    タ通信装置において、データを圧縮符号化する符号化手
    段を複数種類備えるとともに、 前記複数種類の符号化手段の中から通信状況に応じて選
    択した符号化手段によりデータを符号化する符号化制御
    手段と、 複数のデータを多重化する多重化手段と、 多重化したデータを送信する送信手段と、 を備えたことを特徴とするデータ通信装置。
  4. 【請求項4】 データを圧縮符号化して送信するデータ
    通信装置において、 データを圧縮符号化する符号化手段を複数種類備えると
    ともに、 前記複数種類の符号化手段の中から通信状況に応じて選
    択した符号化手段によりデータを符号化する符号化制御
    手段と、 符号化したデータを送信する送信手段と、 を備えたことを特徴とするデータ通信装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に
    記載のデータ通信装置において、 更に、前記送信されたデータを受信する装置を備え、 当該受信装置は、符号化されたデータを受信する受信手
    段と、受信した符号化データをその符号化方式に対応し
    た復号化方式で復号化する復号化手段と、を有している
    ことを特徴とするデータ通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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