JP2006041141A - コネクタ固定パッド付き配線基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】 接片の端部導電面がボディの背面に露出している構成の安価な幅狭コネクタや幅広コネクタに共用することのできるコネクタ固定パッド付き配線基板を安価に提供する。
【解決手段】 接片3…の端部導電面33を含む導電部列34がボディ2の背面で露出している面実装型コネクタ1を搭載することに用いる。板面に、電極面列52と、固定パッド列56とが備わっている。固定パッド列56の中間に位置している中間固定パッド55bが、面実装された幅広コネクタ1Bの導電部列34に含まれる端部導電面33,33に重ならない形のパッド要素57,57に分割されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コネクタ固定パッド付き配線基板、特に、面実装型コネクタに備わっている左右の金属面が半田付けによって固定される固定パッドを備えていて、しかも、極数の異なる2種類又はそれより多い種類のコネクタを選択して搭載可能なコネクタ固定パッド付き配線基板に関する。
この種のコネクタ固定パッド付き配線基板5に搭載されたコネクタ1の基本構造を図3に示してあり、同図(A)は面実装状態の部分正面図、同図(B)は(A)のIIIB−IIIB線に沿う概略断面図である。
このコネクタ1は、中空箱形の合成樹脂成形体でなる電気絶縁性のボディ2の内部に、複数の接片3…が横方向に等間隔で並んで位置決めされて収容されていて、ボディ2の開放された挿口21からたとえばフレキシブル配線基板100の端部を差し込むと、そのフレキシブル配線基板100の回路が個々の接片3と電気的接続するようになっている。また、個々の接片3に一体成形されて等間隔を隔てて横方向に並んでいる複数の半田付け端子31…を含む端子列32がボディ2の前側に突出していると共に、等間隔を隔てて横方向に並んでいる個々の接片3の基端側の複数の端部導電面33…を含む導電部列(図に現れていない)がボディ2の背面(上記挿口21を形成している端面の反対側に位置する端面)22で外部に露出している。このコネクタ1において、横に並んだ複数の半田付け端子31…は、配線基板5の板面に横方向に等間隔を隔てて並んでいる複数の電極面51…に各別に重ね合わされて半田付けされることにより配線基板5に面実装される。
また、図3(A)のように、上記ボディ2の左右両側に突出部23,23が備わり、それらの突出部23,23に金属でなる固定用部材24,24が固着されていて、その固定用部材24,24の下面を形成している金属面25,25が、配線基板5の板面に形成されている左右の固定パッド55,55に各別に半田付け接合されるようになっていて、これらの金属面25,25と固定パッド55,55との接合によって、当該コネクタ1が配線基板5に固定されると共に、フレキシブル配線基板100の重さや振動などによっても半田付け端子31と電極面51とが剥離しない程度の接合強度が確保されている。
図3で説明した構造を有するコネクタ1にあっては、極数などに応じて左右の金属面25の相互間隔を異ならせたものが存在する。図4(A)は狭い相互間隔Aを隔てた金属面25を左右に有するコネクタ(幅狭コネクタという)1Aの概略底面図、同図(B)は広い相互間隔Bを隔てた金属面25を左右に有するコネクタ(幅広コネクタという)1Bの概略底面図である。同図(A)(B)に示した2種類のコネクタ1A,1Bにおいて、ボディ2に収容されている複数の接片(図に現れていない)のそれぞれの端部導電面33…を含む導電部列34がそのボディ2の背面22で露出し、複数の半田付け端子31…を含む端子列32がボディ2の側面から前側に突出し、導電部列34を挟む左右両側に位置する半田付け可能な一対の金属面25,25がボディ2に備わっているという構造は共通している。
ところで、幅狭コネクタと幅広コネクタとの2種類のコネクタのうちの1つを、1枚の配線基板の板面の1箇所に定めたコネクタ搭載スペースに選択的に搭載することができるようにすることによって、1枚の配線基板をそれら2種類のコネクタに共用することが行なわれており、その場合に使用可能なコネクタは、従来、ボディの背面に接片の端部導電面が露出していないものに限られていて、図3や図4で説明したような端部導電面33がボディ2の背面に露出している構造のコネクタに対して1枚の配線基板を共用することはできなかった。この点を図5(A)(B)を参照して以下に説明する。
同図(A)(B)に説明的に例示したように、配線基板5の板面には、幅広コネクタ1Bの半田付け端子31…の数と同数の電極面51…が横方向に並んだ電極面列52と、その電極面列52の後側で横方向に並んだ3つの固定パッド55…でなる固定パッド列56とが備わっていて、固定パッド列56の一端に位置する1つの固定パッド55が、幅狭コネクタ1Aの片側の金属面25との半田付け接合用と幅広コネクタ1Bの片側の金属面25との半田付け接合用とに共用される共用パッド55aとして形成されている。したがって、幅狭コネクタ1Aを搭載するときには、同図(A)のように、その片側の金属面25が共用パッド55aに重ね合わされて半田付け接合されるのに対し、他側の金属面25が中間の固定パッド(中間固定パッド)55bに重ね合わされて半田付け接合される。また、幅狭コネクタ1Aの端子列32を形成している個々の半田付け端子31…は、共用パッド55aと中間固定パッド55bとの間に配列されている電極面51…に各別に重なり合って半田付けされる。これに対し、幅広コネクタBを搭載するときには、同図(B)のように、その片側の金属面25が共用パッド55aに重ね合わされて半田付け接合されるのに対し、他側の金属面25が固定パッド列56の他端に位置する1つの固定パッド55cに重ね合わされて半田付け接合される。また、幅広コネクタ1Bの端子列32を形成している個々の半田付け端子31…は、共用パッド55aと他端の固定パッド55cとの間に配列されている電極面51…に各別に重なり合って半田付けされる。このため、同図(B)に示したように、幅広コネクタ1Bを搭載したときに、中間固定パッド55bに、2つ又はそれより多い数の端部導電面33が重なり状に接触してそれらの端部導電面33を備えた接片3(図3(B)参照)同士が短絡(ショート)してしまうおそれがあり、そのために、端部導電面33がボディ2の背面に露出している構造のコネクタに対して1枚の配線基板5を共用することはできなかった。
一方、コネクタのインシュレータの外壁面に形成した金属製被膜を、プリント基板の固定パッドに半田付けするようにした技術は従来より知られていた(たとえば特許文献1参照)。
実開平6−84680号公報
上述したように、1枚の配線基板を共用してその配線基板に搭載可能な幅広コネクタや幅狭コネクタは、ボディの背面に接片の端部導電面が露出していないものに限られている。しかしながら、そのようなコネクタは、接片の端部導電面を被覆する絶縁層をボディに具備させることが必要であることなどのために高価である。それに対し、図3で説明したコネクタ1と同様の基本構成を備えた図4の幅狭コネクタ1Aや幅広コネクタ1Bは、接片3の端部導電面33を被覆する絶縁層をボディに具備させる必要がないために安価に入手することが可能である。
そこで、本発明は、接片の端部導電面がボディの背面に露出している構成の安価な幅狭コネクタや幅広コネクタに共用することのできるコネクタ固定パッド付き配線基板を安価に提供することを目的とする。
本発明に係るコネクタ固定パッド付き配線基板は、電気絶縁性ボディに収容されている複数の接片のそれぞれの端部導電面を含む導電部列がそのボディの背面で露出し、それぞれの上記接片に電気的接続された複数の半田付け端子を含む端子列が上記ボディから前側に突出し、上記導電部列を挟む左右両側に位置する半田付け可能な一対の金属面が上記ボディに備わっている面実装型コネクタを搭載することに用いられる。また、板面に、上記コネクタの端子列を形成している個々の半田付け端子が個別に半田付けられる複数の電極面でなる電極面列と、上記コネクタの金属面が個別に半田付けされる3つ以上の固定パッドでなる固定パッド列とが備わっていると共に、上記電極面列を形成している個々の電極面と上記固定パッド列を形成している個々の固定パッドとが、一対の上記金属面の相互間隔に広狭がある異種の上記コネクタに応じて使い分けられるようになっていて、上記固定パッド列の一端に位置する1つの固定パッドが、異種の上記コネクタの片側の金属面との半田付け接合に共用される共用パッドとして形成されている。
そして、上記固定パッド列の一端側に位置する共用パッドとしての1つの固定パッドと上記固定パッド列の他端に位置する1つの固定パッドとを除く他の固定パッドが、面実装された上記コネクタの導電部列に含まれる2つ以上の上記端部導電面に重ならない形の複数のパッド要素に分割されている。
この構成のように、固定パッド列に含まれる上記他の固定パッドが、面実装されたコネクタの導電部列に含まれる2つ以上の端部導電面に重ならない形の複数のパッド要素に分割されていると、2つ又はそれより多い数の端部導電面が1つのパッド要素に重なり合ってそれらの端部導電面を備える接片同士が短絡するという事態が起こり得なくなる。したがって、左右の金属面の相互間隔が異なっていてボディの背面に端部導電面が露出している構造の安価な幅狭コネクタや幅広コネクタに共用することのできるコネクタ固定パッド付き配線基板を提供することが可能である。しかも、上記他の固定パッドを複数のパッド要素に分割しただけの構成であるので、そのようなコネクタ固定パッド付き配線基板を安価に提供することが可能になる。
本発明では、異種の上記コネクタに、一対の上記金属面の相互間隔が狭い幅狭コネクタと、一対の上記金属面の相互間隔が広い幅広コネクタとが含まれ、上記固定パッド列を形成している固定パッドの数が3つであって、上記他の固定パッドが、上記電極面列に含まれて相隣接している2つの同一幅を有する電極面の形成領域の後側に隣接して配備され、かつ、それらの2つの電極面の相互間隔と同一の間隔を隔てて配備されたパッド要素に2分割されている、という構成を採用することが可能である。この構成であると、図3又は図4(B)で説明したように平坦な板片状の接片3の端縁によって前後方向でまっすぐな端部導電面33が形成されている構成の幅広コネクタ1Bを搭載する場合に、相隣接する2つの端部導電面33が2分割された2つのパッド要素に各別に重なり合うために、それらの端部導電面33を備えた接片3同士が短絡するという事態が起こらない。また、同図(A)の幅狭コネクタ1Aを搭載する場合には、片側の金属面が共用パッドに半田付け接合された幅狭コネクタの他側の金属面が、2つのパッド要素に2分割された他の固定パッドに跨がってそれらのパッド要素に半田付け接合されるので、他側の金属面と上記他の固定パッド(2分割された固定パッド)との接合強度も十分な大きさに確保される。
本発明では、上記他の固定パッドが、上記電極面列に含まれて相隣接している2つの同一幅を有する電極面の形成領域の幅と同一の幅を有している、という構成を採用することが可能であり、これによれば、図4(B)の幅広コネクタ1Bを搭載する場合に、上記他の固定パッド(2分割された固定パッド)に重なり合う2つの端部導電面33を挟む両側に位置する端部導電面が、その固定パッドに接触して接片が短絡するという事態が起こらない。
本発明では、上記他の固定パッドと上記共用パッドとしての1つの固定パッドとの間に、面実装された上記コネクタの導電部列に含まれる上記端部導電面が個別に重なり合ってそれらの端部導電面を半田付け可能な補助パッドが形成されている、という構成を採用することが可能である。これによれば、補助パッドに端部導電面を半田付けしておくことによって、その補助パッドと端部導電面との接合強度が、金属面と固定パッドとの接合強度に付加される。そのため、幅狭コネクタの他側の金属面が2つのパッド要素に2分割された上記他の固定パッドに接合されるために、その固定パッドに対する金属面の接合強度が幾分かは低下するとしても、そのような接合強度の低下が補助パッドと端部導電面との接合力によって補足されて全体として十分に大きな接合強度が得られるようになる。
本発明に係るコネクタ固定パッド付き配線基板は、電気絶縁性ボディに等間隔に並んで収容されている複数の接片のそれぞれの端部導電面を含む導電部列がそのボディの背面で露出し、それぞれの上記接片に一体成形されて等間隔に並んだ複数の半田付け端子を含む端子列が上記ボディの側面から前側に突出し、上記導電部列を挟む左右両側に位置する半田付け可能な一対の金属面が上記ボディに備わっている面実装型コネクタを搭載することに用いられ、かつ、板面に、上記コネクタの端子列を形成している個々の半田付け端子が個別に半田付けられる複数の電極面でなる電極面列と、上記コネクタの金属面が個別に半田付けされる3つの固定パッドでなる固定パッド列とが備わっていると共に、上記電極面列を形成している個々の電極面と上記固定パッド列を形成している3つの固定パッドとが、一対の上記金属面の相互間隔に広狭がある2種の上記コネクタに応じて使い分けられるようになっていて、上記固定パッド列の一端に位置する1つの固定パッドが、2種の上記コネクタの片側の金属面との半田付け接合に共用される共用パッドとして形成されているコネクタ固定パッド付き配線基板であって、上記固定パッド列の一端側に位置する共用パッドとしての1つの固定パッドと上記固定パッド列の他端に位置する1つの固定パッドとの間に配備されている残りの固定パッドが、上記電極面列に含まれて相隣接している2つの同一幅を有する電極面の形成領域の後側に隣接して配備され、かつ、それらの2つの電極面の相互間隔と同一の間隔を隔てて配備されたパッド要素に2分割されていると共に、上記残り固定パッドが、上記電極面列に含まれて相隣接している2つの同一幅を有する電極面の形成領域の幅と同一の幅を有し、上記残りの固定パッドと上記共用パッドとしての1つの固定パッドとの間に、面実装された上記コネクタの導電部列に含まれる上記端部導電面が個別に重なり合ってそれらの端部導電面を半田付け可能な補助パッドが形成されていて、補助パッドの形状及び大きさが上記パッド要素の形状及び大きさと同一である、という構成を採用することができる。
これによれば、幅狭コネクタと幅広コネクタとの2種類のコネクタを、当該配線基板のコネクタ搭載スペースに選択的に搭載することが何ら不都合なく可能になる。そのため、1枚の配線基板をそれら2種類のコネクタに共用することが可能になるだけでなく、2種類のコネクタとして安価なコネクタを採用することができるという利点がある。
上記した各発明の作用は、後述する実施形態を参照してさらに詳細に説明することとする。
以上のように、本発明によれば、接片の端部導電面がボディの背面に露出している構成の安価な幅狭コネクタや幅広コネクタに共用することのできるコネクタ固定パッド付き配線基板を安価に提供することが可能になる。また、幅狭コネクタと幅広コネクタとの2種類のコネクタに限定されず、左右の金属面の相互間隔が互いに異なる2種類より多い種類のコネクタに共用することのできるコネクタ固定パッド付き配線基板を安価に提供することも可能になる。したがって、DVDドライブなどの電気電子機器の配線基板を、異種の機器に対して共通化した上で、その配線基板に異種の安価なコネクタを使い分けて搭載することができるようになって電子電気機器を安価に提供することが可能になる。
図1(A)は本発明の実施形態に係る配線基板5に幅狭コネクタ1Aを搭載した場合の説明図、同(B)は本発明の実施形態に係る配線基板5に幅広コネクタ1Bを搭載した場合の説明図である。また、図2は他の実施形態に係る配線基板5に幅狭コネクタ1Aを搭載した場合の説明図である。
図1(A)(B)に示した配線基板5において、図5(A)(B)に示した配線基板5と異なる点は、中間固定パッド(他の固定パッド)55bの構成だけであり、その他の点は同様であるので、同一又は相応する部分に同一符号を付して説明の重複を避けることにする。
この実施形態の配線基板5において、中間固定パッド55bは、電極面列52に含まれて所定の位置で相隣接している2つの同一幅a,aを有する電極面31,31の形成領域の後側に隣接して配備されていて、それらの2つの電極面31,31の相互間隔bと同一の間隔b’を隔てて配備された2つのパッド要素57,57に2分割されている。さらに、2つのパッド要素57,57が、それら2つの電極面31,31の個々の幅a,aと同一の幅a’,a’を有し、それら2つの電極面31の形成領域の幅Wと同一の幅W’を有している。
この配線基板5に幅狭コネクタ1Aを搭載するときには、図1(A)のように、その片側の金属面25が共用パッド55aに重ね合わされて半田付け接合されるのに対し、他側の金属面25が中間固定パッド55bに重ね合わされて半田付け接合される。また、幅狭コネクタ1Aの端子列32を形成している個々の半田付け端子31は、共用パッド55aと中間固定パッド55bとの間に配列されている所定数の電極面51…に個別に重なり合って半田付けされる。この場合、片側の金属面25が共用パッド55aに半田付け接合された幅狭コネクタ1Aの他側の金属面25が、2つのパッド要素57,57に2分割された中間固定パッド55bに跨がってそれらのパッド要素57,57に半田付け接合されるので、他側の金属面25と中間固定パッド55bとの接合強度は十分な大きさに確保されるようになり、フレキシブル配線基板や振動などによって半田付け端子31…と電極面51…との接合箇所が剥離するといったような不都合は起こらない。
これに対し、幅広コネクタ1Bを搭載するときには、図1(B)のように、片側の金属面25が共用パッド55aに重ね合わされて半田付け接合されるのに対し、他側の金属面25が固定パッド列56の他端に位置する1つの固定パッド55cに重ね合わされて半田付け接合される。また、幅広コネクタ1Bの端子列32を形成している個々の半田付け端子31…は、共用パッド55aと他端の固定パッド55cとの間に配列されている電極面51…に重なり合って半田付けされる。そして、中間固定パッド55bを形成している2つのパッド要素57,57には、相隣接する2つの端部導電面33,33が各別に重なり合うので、パッド要素57,57に端部導電面33,33が接触しているとしても、それらの端部導電面33,33を備えた接片3(図3(B)参照)同士が短絡するという事態は起こり得ない。
この実施形態のように、2つのパッド要素57,57に分割されている中間固定パッド55bに幅狭コネクタ1Aの金属面25を半田付け接合した場合、図5(A)で説明したような分割されていない中間固定パッド55bに金属面25を半田付け接合したものに比べると、接合面積がわずかに減少してそれだけ接合強度が低下することになるけれども、その接合強度の低下は無視できるほどに小さいので配線基板5によるコネクタ保持力が不足してしまうという事態は起こらない。しかし、その接合強度の低下分を補うことは、接合信頼性を高めるために有益である。
図2はこの点を勘案した実施形態を示している。この実施形態では、中間固定パッド55bと共用パッド55aとの間に、面実装された幅狭コネクタ1Aの導電部列34に含まれる端部導電面33…が個別に重なり合ってそれらの端部導電面33…が半田付けされた補助パッド58…が形成されている。補助パッド58の形状及び大きさは上記パッド要素57の形状及び大きさと同一である。
これによれば、補助パッド58…と端部導電面33…との半田付けによる接合強度が、金属面25,25と固定パッド55,55との接合強度に付加される。そのため、幅狭コネクタ1Aの他側の金属面25が2つのパッド要素57,57に2分割された中間固定パッド55bに接合されてその中間固定パッド55bに対する金属面25の接合強度が幾分かは低下しているとしても、そのような接合強度の低下が補助パッド58…と端部導電面33…との接合力により補足されて全体として十分に大きな接合強度が得られて接合信頼性が高まる。なお、一部の補助パッド58とそれに重なり合う端部導電面33だけを半田付け接合した場合でも同様に接合信頼性が高まる。
図1又は図2で説明した配線基板5は、幅狭コネクタ1Aと幅広コネクタ1Bの2種類のコネクタに共用することが可能であるけれども、固定パッドを追加することによって2種類より多い種類の異種のコネクタにも共用することができるようになる。
また、固定パッド列に含まれる共用パッドと他端の固定パッドとの間に配備されている他の固定パッドを分割して得られるパッド要素の形状は、図1や図2に示したような矩形に限定されない。すなわち、面実装されたコネクタの導電部列に含まれる2つ以上の上記端部導電面に重ならない形であれば、どのような形であってもよい。
(A)は本発明の実施形態に係る配線基板に幅狭コネクタを搭載した場合の説明図、(B)は同配線基板に幅広コネクタを搭載した場合の説明図である。 他の実施形態に係る配線基板に幅狭コネクタを搭載した場合の説明図である。 (A)は面実装されたコネクタの部分正面図、(B)は(A)のIIIB−IIIB線に沿う概略断面図である。 (A)は幅狭コネクタの概略底面図、(B)は幅広コネクタの概略底面図である。 端部導電面が露出している幅狭コネクタを配線基板に搭載した場合の説明図、(B)は端部導電面が露出している幅広コネクタを配線基板に搭載した場合の説明図である。
符号の説明
1 コネクタ
2 ボディ
3 接片
5 配線基板
22 ボディの背面
25 金属面
31 半田付け端子
32 端子列
33 端部導電面
34 導電部列
51 電極面
52 電極面列
55 固定パッド
55a 共用パッド
55b 中間固定パッド
55c 固定パッド列の他端に位置する1つの固定パッド
56 固定パッド列
57 パッド要素
58 補助パッド
a 電極面の幅
a’ パッド要素の幅
b 電極面の相互間隔
b’ パッド要素の相互間隔
W 電極面の形成領域の幅
W’ 中間固定パッドの幅

Claims (5)

  1. 電気絶縁性ボディに等間隔に並んで収容されている複数の接片のそれぞれの端部導電面を含む導電部列がそのボディの背面で露出し、それぞれの上記接片に一体成形されて等間隔に並んだ複数の半田付け端子を含む端子列が上記ボディの前側に突出し、上記導電部列を挟む左右両側に位置する半田付け可能な一対の金属面が上記ボディに備わっている面実装型コネクタを搭載することに用いられ、かつ、板面に、上記コネクタの端子列を形成している個々の半田付け端子が個別に半田付けられる複数の電極面でなる電極面列と、上記コネクタの金属面が個別に半田付けされる3つの固定パッドでなる固定パッド列とが備わっていると共に、上記電極面列を形成している個々の電極面と上記固定パッド列を形成している3つの固定パッドとが、一対の上記金属面の相互間隔に広狭がある2種の上記コネクタに応じて使い分けられるようになっていて、上記固定パッド列の一端に位置する1つの固定パッドが、2種の上記コネクタの片側の金属面との半田付け接合に共用される共用パッドとして形成されているコネクタ固定パッド付き配線基板であって、
    上記固定パッド列の一端側に位置する共用パッドとしての1つの固定パッドと上記固定パッド列の他端に位置する1つの固定パッドとの間に配備されている残りの固定パッドが、上記電極面列に含まれて相隣接している2つの同一幅を有する電極面の形成領域の後側に隣接して配備され、かつ、それらの2つの電極面の相互間隔と同一の間隔を隔てて配備されたパッド要素に2分割されていると共に、上記残りの固定パッドが、上記電極面列に含まれて相隣接している2つの同一幅を有する電極面の形成領域の幅と同一の幅を有し、
    上記残りの固定パッドと上記共用パッドとしての1つの固定パッドとの間に、面実装された上記コネクタの導電部列に含まれる上記端部導電面が個別に重なり合ってそれらの端部導電面を半田付け可能な補助パッドが形成されていて、補助パッドの形状及び大きさが上記パッド要素の形状及び大きさと同一であることを特徴とするコネクタ固定パッド付き配線基板。
  2. 電気絶縁性ボディに収容されている複数の接片のそれぞれの端部導電面を含む導電部列がそのボディの背面で露出し、それぞれの上記接片に電気的接続された複数の半田付け端子を含む端子列が上記ボディの前側に突出し、上記導電部列を挟む左右両側に位置する半田付け可能な一対の金属面が上記ボディに備わっている面実装型コネクタを搭載することに用いられ、かつ、板面に、上記コネクタの端子列を形成している個々の半田付け端子が個別に半田付けられる複数の電極面でなる電極面列と、上記コネクタの金属面が個別に半田付けされる3つ以上の固定パッドでなる固定パッド列とが備わっていると共に、上記電極面列を形成している個々の電極面と上記固定パッド列を形成している個々の固定パッドとが、一対の上記金属面の相互間隔に広狭がある異種の上記コネクタに応じて使い分けられるようになっていて、上記固定パッド列の一端に位置する1つの固定パッドが、異種の上記コネクタの片側の金属面との半田付け接合に共用される共用パッドとして形成されているコネクタ固定パッド付き配線基板であって、
    上記固定パッド列の一端側に位置する共用パッドとしての1つの固定パッドと上記固定パッド列の他端に位置する1つの固定パッドとを除く他の固定パッドが、面実装された上記コネクタの導電部列に含まれる2つ以上の上記端部導電面に重ならない形の複数のパッド要素に分割されていることを特徴とするコネクタ固定パッド付き配線基板。
  3. 異種の上記コネクタに、一対の上記金属面の相互間隔が狭い幅狭コネクタと、一対の上記金属面の相互間隔が広い幅広コネクタとが含まれ、上記固定パッド列を形成している固定パッドの数が3つであって、上記他の固定パッドが、上記電極面列に含まれて相隣接している2つの同一幅を有する電極面の形成領域の後側に隣接して配備され、かつ、それらの2つの電極面の相互間隔と同一の間隔を隔てて配備されたパッド要素に2分割されている請求項2に記載したコネクタ固定パッド付き配線基板。
  4. 上記他の固定パッドが、上記電極面列に含まれて相隣接している2つの同一幅を有する電極面の形成領域の幅と同一の幅を有している請求項3に記載したコネクタ固定パッド付き配線基板。
  5. 上記他の固定パッドと上記共用パッドとしての1つの固定パッドとの間に、面実装された上記コネクタの導電部列に含まれる上記端部導電面が個別に重なり合ってそれらの端部導電面を半田付け可能な補助パッドが形成されている請求項3又は請求項4に記載したコネクタ固定パッド付き配線基板。
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