JP2006040360A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 部品数を増やすことなしに再生信号の分解能を改善することができ、かつ、光ピックアップ装置を組立てるに際し、回折格子の位置調整を省略することができる光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】 本発明の光ピックアップ装置は、半導体レーザ1と回折格子3と対物レンズ5とプッシュプル信号検出部10とを備えている。回折格子3は、半導体レーザ1から出射された光を0次回折光、及び、一対の±1次回折光とする。回折格子3は、光軸近傍から周辺部に向かうに従い、0次回折光の強度の低下率が小さくなる一方、一対の±1次回折光それぞれの強度が小さくなるように設定されている。このため、0次回折光は、強度分布がフラットに整形され、一対の±1次回折光は、光軸近傍の光束のほうが外縁部の光束に対して、より光強度が大きくなる。それゆえ、再生信号の分解能を改善することができ、かつ、組立てに際し、回折格子の位置調整を省略することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ピックアップ装置に関するものであり、より詳しくは、再生専用型光ディスクの再生を行う光記録再生装置、または、書き換え可能型の光ディスクの記録再生を行う光記録再生装置において用いられる光ピックアップ装置に関するものである。
光ピックアップ装置において、半導体レーザ光源から出射した光は、一般的にガウス型分布である。このため、光ピックアップ装置において、対物レンズに入射する光の光束の強度分布もまた、ガウス型分布となり、対物レンズ中心部に入射する光の強度に対して外側に向かうに従い、光の強度が低下してしまう。このため、光ディスク上に微小なスポットが絞り込まれず、時間軸方向における再生信号の分解能が低下してしまう。また、隣接トラックに記録された信号がクロストーク成分として再生信号にもれ込んでしまうため、再生信号のS/N比が劣化してしまうという問題が生じる。
このような問題を改善する光ピックアップ装置としては、例えば、特許文献1に開示されているものが挙げられる。特許文献1に開示されている光ピックアップ装置では、半導体レーザモジュールの窓部に、ランド部とグルーブ部とからなる回折格子が設けられている。この回折格子は、入射した光を0次回折光、及び、±1次回折光の3ビームに分割している。そして、この光ピックアップ装置では、3ビームのうち、0次回折光を対物レンズに入射し光ディスク上に光スポットを形成する光束(記録再生用ビーム)としている。そして、特許文献1の光ピックアップ装置では、回折格子の中心部で0次回折光の強度が弱く、外縁部で0次回折光の強度が強くなるように、回折格子の格子溝幅、格子周期、格子溝深さが設定されている。このように、対物レンズに入射する0次回折光の光強度分布をフラットな状態に近づくように整形することで、光ディスク上の光スポット径をより小さくして再生信号の分解能の改善やクロストークの大幅な低減を図っている。
特開2001‐134972号公報(平成13年 5月18日公開)
しかしながら、特許文献1に開示されている光ピックアップ装置には、回折格子から出射する3ビームの位置調整が困難であるという問題が生じる。
特許文献1に開示されている光ピックアップ装置において、回折格子は、光ディスクを反射したレーザ光を多分割光検出器に導く役割と、対物レンズに入射する0次回折光の光強度分布を補正する役割としか果たしていない。
また、光ピックアップ装置の組み立て段階において、記録再生用ビーム以外の回折光、すなわち±1次回折光を、光ディスク上の所定のトラックに照射するように、回折格子を正確に位置調整しなければならない。このため、従来の光ピックアップ装置を組立てるに際し、組み立て時間が非常に長くかかるという問題が生じる。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、光学系を構成する部品数を増やすことなしに再生信号の分解能を改善することができ、かつ、光ピックアップ装置を組立てるに際し、回折格子の位置調整を省略することができる光ピックアップ装置を提供することにある。
本発明の光ピックアップ装置は、上記の課題を解決するために、光源と、当該光源から出射された光を0次回折光、及び、一対の±1次回折光とする回折光学素子と、光ディスクに対して、上記0次回折光、及び、一対の±1次回折光それぞれのスポットを集光する集光手段とを備えた光ピックアップ装置であって、さらに、上記0次回折光、及び、一対の±1次回折光それぞれのスポットからのプッシュプル信号を検出するプッシュプル信号検出手段を備え、上記回折光学素子は、光軸近傍から周辺部に向かうに従い、0次回折光の強度の低下率が小さくなる一方、一対の±1次回折光それぞれの強度が小さくなるように設定されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、光源から出射した光は、回折光学素子により、0次回折光、及び、一対の±1次回折光に分離される。そして、これらの0次回折光、及び、一対の±1次回折光は、それぞれ集光手段により、光ディスクにスポットが集光される。
上記回折光学素子は、光軸近傍から周辺部に向かうに従い、0次回折光の強度の低下率が小さくなるように設定されている。このため、0次回折光は、光強度分布が均一となり、よりフラットに整形されて、集光手段に入射する。このため、光ディスクにて形成されるスポットが小さくなる。それゆえ、光ディスクにおけるトラック間のクロストークが低減され、かつ、光利用効率を低減させることなく高密度なデータ記録再生が可能な光ピックアップ装置を提供することができる。
また、上記回折光学素子は、光軸近傍から周辺部に向かうに従い、一対の±1次回折光それぞれの強度が小さくなるように設定されている。一対の±1次回折光は、光軸近傍の光束のほうが外縁部の光束に対して、より光強度が大きくなって、集光手段に入射する。このため、一対の±1次回折光において、集光手段周辺部に入射する光が存在しなくなる。それゆえ、一対の±1次回折光に対する、実質的な集光手段の開口数(NA)が小さくなり、光ディスク上±1次回折光それぞれのスポットが大きくなる。このため、一対の±1次回折光の信号振幅が顕著に減少する。そして、本発明の光ピックアップ装置においては、プッシュプル信号検出手段が、上記0次回折光のスポットからだけではなく、一対の±1次回折光それぞれのスポットについても、当該スポットからのプッシュプル信号を検出する。これにより、集光手段がシフトしてもトラッキング誤差信号にオフセットが発生しない光ピックアップ装置を提供できるとともに、回折光学素子の位置調整が不要になり、光ピックアップ装置の組立て調整を大幅に簡略化することが可能になる。
したがって、上記の構成によれば、光学系を構成する部品数を増やすことなしに再生信号の分解能を改善することができ、かつ、光ピックアップ装置を組立てるに際し、回折格子の位置調整を省略することができる光ピックアップ装置を提供することができる。
また、本発明の光ピックアップ装置では、上記プッシュプル信号検出手段は、上記光ディスクから反射される0次回折光、及び、一対の±1次回折光それぞれを受光する反射光受光手段を備えるとともに、さらに、上記光ピックアップ装置には、上記反射光受光手段からの出力信号に基づいてトラッキング誤差信号を生成するトラッキング誤差信号生成手段が設けられていることが好ましい。
上記の構成によれば、反射光受光手段は、上記光ディスクから反射される0次回折光、及び、一対の±1次回折光それぞれを受光する。そして、反射光受光手段における、上記0次回折光、及び、一対の±1次回折光それぞれの受光位置のずれを示す信号が出力される。そして、トラッキング誤差信号生成手段は、上記反射光受光手段からの出力信号に基づいてトラッキング誤差信号を生成する。
これにより、上記の構成によれば、集光手段のシフトによりトラッキング誤差信号にオフセットが発生しない光ピックアップ装置を提供できるとともに、回折光学素子の位置調整が不要になり、光ピックアップ装置の組立て調整を大幅に簡略化することが可能になる。
また、本発明の光ピックアップ装置では、上記プッシュプル信号検出手段は、上記光ディスクから反射される0次回折光、及び、一対の±1次回折光それぞれを受光する反射光受光手段を備えるとともに、さらに、上記光ピックアップ装置には、上記反射光受光手段からの出力信号に基づいて、上記集光手段のラジアル方向における位置を検出するためのラジアル位置検出信号を生成するラジアル位置検出信号生成手段が設けられていることが好ましい。
上記の構成によれば、反射光受光手段は、上記光ディスクから反射される0次回折光、及び、一対の±1次回折光それぞれを受光する。そして、反射光受光手段における、上記0次回折光、及び、一対の±1次回折光それぞれの受光位置のずれを示す信号が出力される。そして、ラジアル位置検出信号生成手段は、上記反射光受光手段からの出力信号に基づいて、上記集光手段のラジアル方向における位置を検出するためのラジアル位置検出信号を生成する。
上記の構成によれば、例えば、光ピックアップ装置全体を光ディスクラジアル方向に移動させる場合、集光手段が揺れることを防止するために、ラジアル位置検出信号生成手段は、上記反射光受光手段からの出力信号に基づいて、上記集光手段のラジアル方向における位置を検出するためのラジアル位置検出信号を生成する。そして、ラジアル位置検出信号生成手段は、上記ラジアル位置検出信号を制御信号として、集光手段を制御する。
これにより、上記の構成によれば、光ピックアップ装置全体を光ディスクラジアル方向に移動させる場合であっても、集光手段のラジアル方向での位置を制御することができ、良好な光ディスクの記録・再生を実現することができる。
また、本発明の光ピックアップ装置では、上記回折光学素子は、格子溝を有し、かつ、光軸近傍から格子溝方向に向かうに従い、0次回折光の回折効率の強度が小さくなる一方、一対の±1次回折光それぞれの強度が小さくなるように設定されていることが好ましい。
上記の構成によれば、上記回折光学素子は、光軸近傍から格子溝方向に向かうに従い、0次回折光の回折効率の強度が小さくなるように設定されている。このため、0次回折光は、格子溝方向において光強度分布が均一となり、よりフラットに整形されて、集光手段に入射する。このため、光ディスクにて形成されるスポットは、格子溝方向において小さくなる。それゆえ、光ディスクにおけるトラック間のクロストークが低減され、高密度なデータ記録再生が可能な光ピックアップ装置を提供することができる。
また、本発明の光ピックアップ装置では、上記回折光学素子は、格子溝を有し、かつ、光軸近傍から格子溝方向と垂直の方向に向かうに従い、0次回折光の強度の低下率が小さくなる一方、一対の±1次回折光それぞれの強度が小さくなるように設定されていることが好ましい。
上記の構成によれば、上記回折光学素子は、光軸近傍から格子溝方向と垂直の方向に向かうに従い、0次回折光の回折効率の強度が小さくなるように設定されている。このため、0次回折光は、格子溝方向と垂直の方向において光強度分布が均一となり、よりフラットに整形されて、集光手段に入射する。このため、光ディスクにて形成されるスポットは、格子溝方向と垂直の方向において小さくなる。それゆえ、光ディスクにおけるトラック間のクロストークが低減され、かつ、光利用効率を低減させることなく高密度なデータ記録再生が可能な光ピックアップ装置を提供することができる。
また、本発明の光ピックアップ装置では、上記回折光学素子は、格子溝を有し、かつ、光軸近傍から格子溝方向と平行方向及び垂直方向に向かうに従い、0次回折光の強度の低下率が小さくなる一方、一対の±1次回折光それぞれの強度が小さくなるように設定されていることが好ましい。
上記の構成によれば、上記回折光学素子は、光軸近傍から光軸近傍から格子溝方向と平行方向及び垂直方向に向かうに従い、0次回折光の回折効率の強度が小さくなるように設定されている。このため、0次回折光は、光軸近傍から格子溝方向と平行方向及び垂直方向において光強度分布が均一となり、よりフラットに整形されて、集光手段に入射する。このため、光ディスクにて形成されるスポットは、光軸近傍から格子溝方向と平行方向及び垂直方向において小さくなる。それゆえ、光ディスクにおけるトラック間のクロストークが低減され、かつ、光利用効率を低減させることなく高密度なデータ記録再生が可能な光ピックアップ装置を提供することができる。
また、本発明の光ピックアップ装置では、上記回折光学素子は、上記回折光学素子は、格子山と格子溝とを有する格子面を有し、上記格子山及び格子溝が、上記回折光学素子の中心部領域では、格子溝の幅に対する格子山の幅の割合が1に近づく一方、上記回折光学素子の周辺部領域では、格子溝の幅に対する格子山の幅の割合が0に近づくように形成されていることが好ましい。
上記の構成によれば、回折光学素子を通過する0次回折光は、光軸近傍の光束のほうが外縁部の光束に対してより光強度の低下率が大きくなる。すなわち、0次回折光は、光軸近傍では光強度が弱く、外縁部では光強度が強い光束になる。この結果、0次回折光は、光強度分布が、よりフラットに近づいて、集光手段に入射する。このため、光ディスク上により微小なスポットを絞り込むことが可能になり、光ディスクにおけるトラック間のクロストークが低減され、かつ、光利用効率を低減させることなく高密度なデータ記録再生が可能な光ピックアップ装置を提供することができる。
また、上記の構成によれば、回折光学素子を通過する一対の±1次回折光は、光軸近傍の光束のほうが外縁部の光束に対して、より光強度が大きくなって、集光手段に入射する。このため、一対の±1次回折光において、集光手段周辺部に入射する光が存在しなくなる。この結果、トラッキング誤差信号検出手段が、上記0次回折光、及び、一対の±1次回折光それぞれのスポットと光ディスクのトラック方向とのズレを検出するに際し、集光手段のシフトによりトラッキング誤差信号にオフセットが発生しない光ピックアップ装置を提供できるとともに、回折光学素子の位置調整が不要になり、光ピックアップ装置の組立て調整を大幅に簡略化することが可能になる。
本発明の光ピックアップ装置は、以上のように、さらに、上記0次回折光、及び、一対の±1次回折光それぞれのスポットと光ディスクのトラック方向とのズレを検出するトラッキング誤差信号検出手段を備え、上記回折光学素子は、光軸近傍から周辺部に向かうに従い、0次回折光の強度の低下率が小さくなる一方、一対の±1次回折光それぞれの強度が小さくなるように設定されていることを特徴としている。
それゆえ、回折光学素子を通過する0次回折光は、強度分布がよりフラットに整形されるので、光学系を構成する部品数を増やすことなしに再生信号の分解能を改善することができる。また、回折光学素子を通過する一対の±1次回折光は、光軸近傍の光束のほうが外縁部の光束に対して、より光強度が大きくなるので、回折光学素子の位置調整が不要になり、光ピックアップ装置を組立てるに際し、回折格子の位置調整を省略することができる。
〔実施の形態1〕
本発明の実施の一形態について図1〜図5に基づいて説明すれば、以下の通りである。
図1は、本発明の光ピックアップ装置100の概略構成を示す断面図である。光ピックアップ装置100は、図1に示すように、半導体レーザ(光源)1、コリメータレンズ2、回折格子(回折光学素子)3、ビームスプリッタ4、対物レンズ(集光手段)5、プッシュプル信号検出部(プッシュプル信号検出手段)10を備えている。
コリメータレンズ2は、半導体レーザ1から出射された光ビーム33をほぼ平行光に変換する。また、回折格子3は、入射する光ビームを0次回折光、及び、±1次回折光という3つの回折光に分割し、対物レンズ5へ導くものである。回折格子3の具体的な構成については、後述する。
ビームスプリッタ4は、半導体レーザ1側から入射した光ビームを通過させる一方、光ディスク6にて反射した反射光ビームを反射させて反射光受光器8へ導くものである。
プッシュプル信号検出部10は、集光レンズ7、シリンドリカルレンズ9、及び、反射光受光器(反射光受光手段)8を備えている。また、集光レンズ7は、入射光を集光するものである。また、シリンドリカルレンズ9は、入射光の1つの方向のみを集光するものである。また、反射光受光器8は、光ディスク6から反射される0次回折光、及び、一対の±1次回折光それぞれを受光するものである。
半導体レーザ1から出射した光ビーム33は、コリメータレンズ2に入射し、平行光に変換され、回折格子3に導かれる。そして、回折格子3に入射した光ビームは、0次回折光であるメインビーム30、+1次回折光であるサブビーム31、及び、−1次回折光であるサブビーム32に分離され、ビームスプリッタ4を通過する。ビームスプリッタ4を通過した光ビーム(メインビーム30、サブビーム31、及び、サブビーム32)は、対物レンズ5により、光ディスク(光ディスク)6上のトラック61に集光される。光ディスク6上のトラック61にて集光した光ビームは、メインビーム30、サブビーム31、及び、サブビーム32という3つの光ビームに分離された状態で、反射されて反射光ビームになる。
光ディスク6にて反射した反射光ビームは、対物レンズ5を通過し、ビームスプリッタ4にて反射されて、集光レンズ7とシリンドリカルレンズ9とを通過する。そして、メインビーム30、サブビーム31、及び、サブビーム32という3つの光ビームに分離された状態で、トラッキング誤差信号検出部10に導かれる。
そして、光ディスク6にて反射した反射光ビームは、集光レンズ7及びシリンドリカルレンズ9を通過し、反射光受光器8へ導かれる。
反射光受光器8は、光ディスク6にて反射した反射光ビームを受光するものであり、光検出器8A、光検出器8B、及び、光検出器8Cを備えている。光検出器8A、光検出器8B、及び、光検出器8C(以下、光検出器8A・8B・8Cと記す)は、それぞれトラック方向に相当する分割線を有する2分割光検出器であり、メインビーム30、サブビーム31、及び、サブビーム32を受光する。そして、反射光受光器8では、光検出器8A・8B・8Cそれぞれからの差信号、すなわちプッシュプル信号PP30、プッシュプル信号PP31、及び、プッシュプル信号PP32が得られる。
上記回折格子3は、光軸近傍から周辺部に向かうに従い、0次回折光の強度の低下率が小さくなる一方、±1次回折光それぞれの強度が小さくなるように設定されているというものである。以下、回折格子3の作用について、図2を参照して、以下に説明する。図2は、光ピックアップ装置100における回折格子3の通過する光ビームの回折状態を説明するための説明図である。なお、図4では、半導体レーザ1から出射した光ビームを、−1次回折光:0次回折光:+1次回折光=1:10:1の光量比で分離する回折格子3について説明するが、回折格子3が分離する回折光の光量比は、これに限定されるものではない。また、ここでは、光ディスク6の半径方向に相当する方向(以下、ラジアル方向とする)をx方向、ラジアル方向に直交する方向、すなわち光ディスク6におけるトラックの長さ方向(以下、トラック方向とする)をy方向としている。
図2に示すように、回折格子3が、−1次回折光:0次回折光:+1次回折光=1:10:1の光量比で分離する場合、回折格子3の回折効率は、−1次回折光:0次回折光:+1次回折光=8%:80%:8%となる。また、回折格子3の回折効率のうち、残りの4%は、±2次以上の回折光の回折効率となる。
半導体レーザ1から出射した光ビーム33のx方向における強度分布は、図2に示すように、光強度分布20のガウス型強度分布である。そして、この光ビーム33が、回折格子3を通過すると、0次回折光であるメインビーム30と、一対の±1次回折光であるサブビーム31・32に分離する。そして、回折格子3から出射したメインビーム30のx方向における強度分布は、強度分布21のようになる。メインビーム30の強度分布21は、光軸近傍部分でカットされた、均一な強度分布となっている。そして、この強度分布21において、光軸近傍部分でカットされた光量は、半導体レーザ1から出射した光ビーム33の全光量の20%に相当する。このように、メインビーム30は、回折格子3により、強度分布が均一でかつよりフラットに近づいた0次回折光に変換される。
一方、半導体レーザ1から出射した光ビーム33の全光量のうち、16%は、サブビーム31・32に変換される。すなわち、サブビーム31・32の光量は、それぞれ半導体レーザ1から出射した光ビーム33の全光量の8%に相当する。そして、図2に示すように、サブビーム31・32のx方向における強度分布は、強度分布22・23のようになり、光軸近傍からx方向に向かって次第に小さくなるような分布になる。
このように、回折格子3は、メインビーム30、及び、サブビーム31・32の強度分布を改善するという作用を有する。すなわち、メインビーム30に対しては、x方向における強度分布が均一でかつよりフラットに近ける一方、サブビーム31・32に対しては、x方向における強度分布が光軸近傍からx方向に向かって小さくするという作用を有する。言い換えれば、回折格子3は、メインビーム30、サブビーム31・32のRim強度を改善する作用を有する。より具体的には、回折格子3は、メインビーム30のx方向におけるRim強度を高くする一方、サブビーム31・32のx方向におけるRim強度を低くする作用を有する。なお、「Rim強度」とは、対物レンズ5の中心部を通過する光束の光強度に対する、対物レンズ5の外縁部を通過する光束の光強度の比のことをいう。
また、回折格子3は、メインビーム30、及び、サブビーム31・32のx方向における強度分布を改善するような構成であるが、これに限定されず、y方向における強度分布を改善するような構成であってもよい。
以下、上記回折格子3の具体的な構成について、図3及び図4を参照して、説明する。図3は、光ピックアップ装置100における回折格子3の構成を示す断面図である。また、図4(a)〜(c)は、光ピックアップ装置100における回折格子3の具体的な構成を示した平面図であり、図4(a)は、回折格子の格子面の構成を示し、図4(b)は、回折格子の格子面の別の構成を示し、図4(c)は、回折格子の格子面のさらに別の構成を示している。
図3に示すように、回折格子3は、対物レンズ5が設けられている側(対物レンズ側)の面に、幅aを有する格子山aと幅bを有する格子溝bとからなる矩形状の格子面が形成されている。また、回折格子3では、格子山aと格子溝bとにおける幅の割合(以下、a/bと記す)が、中心部領域11と周辺部領域12・13とで異なっている。なお、ここでは、中心部領域11とは、回折格子3の格子面において、半導体レーザ1から出射する光ビーム33の光軸近傍の光束が通過する領域のことをいう。また、周辺部領域12・13とは、回折格子3の格子面において、半導体レーザ1から出射する光ビーム33の外縁部近傍の光束が通過する領域のことをいう。
図3に示すように、回折格子3の格子山a及び格子溝bは、中心部領域11では、a/bが1に近づける一方、周辺部領域12・13では、a/bが0に近づけるように形成されている。すなわち、回折格子3の格子山a及び格子溝bは、中心部領域11から周辺部領域12・13へ向かうに従い、a/bが1に近づくように形成されている。
これにより、回折格子3を通過する0次回折光、すなわちメインビーム30は、光軸近傍の光束のほうが外縁部の光束に対してより光強度の低下率が大きくなる。すなわち、メインビーム30は、光軸近傍では光強度が弱く、外縁部では光強度が強い光束になる。この結果、メインビーム30は、光強度分布が、例えば上記の強度分布20から強度分布21のように、よりフラットに近づいて、対物レンズ5に入射する。このため、光ディスク6上により微小なスポットを絞り込むことが可能になる。それゆえ、光ディスク6からの再生信号の分解能を改善することが可能になる。
一方、回折格子3を通過する一対の±1次回折光、すなわちサブビーム31及びサブビーム32は、光軸近傍の光束のほうが外縁部の光束に対して、より光強度が大きくなる。すなわち、サブビーム31及びサブビーム32は、上記の強度分布22・23のように、光軸近傍から外縁部へ向かって、回折効率が低くなるような光強度分布になる。サブビーム31及びサブビーム32は、外縁部の光量がなくガウス分布が光軸に沿って急勾配な楕円光となって、対物レンズ5に入射する。このため、サブビーム31及びサブビーム32において、対物レンズ5周辺部に入射する光が存在しなくなる。それゆえ、サブビーム31及びサブビーム32に対する、実質的な対物レンズ5の開口数(NA)が小さくなり、光ディスク6上に絞られるサブビーム31及びサブビーム32それぞれのスポットが大きくなる。この結果、反射光受光器8にて受光され、差信号として出力されるサブビーム31・32のプッシュプル信号PP31・PP32の振幅が顕著に減少する。そして、光ピックアップ装置100において、メインビーム30、及び、サブビーム31・32の3ビームの位置調整が不要になる。上記サブビーム31・32のプッシュプル信号PP31・PP32の出力及びトラッキング誤差信号の生成方法については、後述する。
次に、光ピックアップ装置100における回折格子3の格子面の形状について、図4を参照して、説明する。
回折格子3の格子面には、図4(a)に示すように、幅aを有する格子山aと幅bを有する格子溝bとからなる格子面が形成されている。また、回折格子3の格子面では、格子溝bは、格子溝方向bで形成されている。そして、格子溝方向bに対して垂直な方向b’において、回折格子3の格子山a及び格子溝bは、中心部領域11では、a/bが1に近づける一方、周辺部領域12・13では、a/bが0に近づけるように形成されている。すなわち、回折格子3の格子山a及び格子溝bは、中心部領域11から周辺部領域12・13へ向かうに従い、a/bが1に近づくように形成されている。この場合、a/bを変化させた方向、すなわち、格子溝方向bに対して垂直な方向b’において、メインビーム30は、光強度分布がよりフラットに近づいて、対物レンズ5に入射する。このため、格子溝方向bに対して垂直な方向b’において、光ディスク6上により微小なスポットを絞り込むことが可能になる。
一方、回折格子3を通過する一対の±1次回折光、すなわちサブビーム31及びサブビーム32は、格子溝方向bに対して垂直な方向b’において、外縁部の光量がなくガウス分布が光軸に沿って急勾配な楕円光となって、対物レンズ5に入射する。このため、格子溝方向bに対して垂直な方向b’において、サブビーム31及びサブビーム32が対物レンズ5周辺部に入射する光が存在しなくなる。それゆえ、格子溝方向bに対して垂直な方向b’において、サブビーム31及びサブビーム32に対する、実質的な対物レンズ5の開口数(NA)が小さくなる。そして、光ディスク6上に絞られるサブビーム31及びサブビーム32それぞれのスポットが大きくなる。
このように、回折格子3の格子面は、格子溝方向bに対して垂直な方向b’において、メインビーム30及びサブビーム31・32の強度分布が改善されるように形成されている。回折格子3の格子面は、中心部領域11から格子溝方向bに対して垂直な方向b’に向かって、格子山aと格子溝bとの割合を、1から0に近づけることで製造することができる。このため、格子面の作製が容易になるという効果を奏する。
また、回折格子の格子面は、格子溝方向と平行な方向において、メインビーム30、及び、サブビーム31・32の強度分布が改善されるように形成されていてもよい。具体的には、図4(b)に示すような、回折格子23の格子面が挙げられる。
回折格子23の格子面には、図4(b)に示すように、幅23aを有する格子山23aと幅23bを有する格子溝23bとからなる格子面が形成されている。また、回折格子23の格子面では、格子溝23bは、格子溝方向23bで形成されている。図4(b)に示すように、格子山23aは、中心部領域211から周辺部領域212・213へ向かって、幅23aが除々に小さくなりながら伸長した形状になっている。すなわち、格子溝方向23bにおいて、回折格子3の格子山a及び格子溝bは、中心部領域211では、23a/23bが1に近づける一方、周辺部領域212・213では、23a/23bが0に近づけるように形成されている。言い換えれば、回折格子23の格子山23a及び格子溝23bは、中心部領域211から周辺部領域212・213へ向かうに従い、23a/23bが1に近づくように形成されている。この場合、23a/23bを変化させた方向、すなわち、格子溝方向23bにおいて、メインビーム30は、強度分布がよりフラットに近づいて、対物レンズ5に入射する。このため、格子溝方向23bにおいて、光ディスク6上により微小なスポットを絞り込むことが可能になる。
一方、回折格子23を通過する一対の±1次回折光、すなわちサブビーム31及びサブビーム32は、格子溝方向23bにおいて、外縁部の光量がなくガウス分布が光軸に沿って急勾配な楕円光となって、対物レンズ5に入射する。このため、格子溝方向23bにおいて、サブビーム31及びサブビーム32が対物レンズ5周辺部に入射する光が存在しなくなる。それゆえ、格子溝方向23bにおいて、サブビーム31及びサブビーム32に対する、実質的な対物レンズ5の開口数(NA)が小さくなる。そして、光ディスク6上に絞られるサブビーム31及びサブビーム32それぞれのスポットが大きくなる。
さらに、回折格子の格子面の形状として、図4(a)及び図4(b)の回折格子の回折面を組み合わせた、例えば図4(c)に示すような、回折面の形状が挙げられる。図4(c)に示すように、回折格子43の格子面には、幅43aを有する格子山43aと幅43bを有する格子溝43bとからなる格子面が形成されている。また、回折格子43の格子面では、格子溝43bは、格子溝方向43bで形成されている。
図4(c)に示すように、格子山43aは、格子溝方向43b、及び、格子溝方向43bdと垂直な方向43b’の両方向において、回折格子43の格子山43a及び格子溝43bは、中心部領域411では、43a/43bが1に近づける一方、周辺部領域412・413では、43a/43bが0に近づけるように形成されている。言い換えれば、回折格子43の格子山43a及び格子溝43bは、中心部領域411から周辺部領域412・413へ向かうに従い、43a/43bが1に近づくように形成されている。この場合、メインビーム30は、格子溝方向43bと垂直な方向43b’の両方向において、強度分布がよりフラットに近づいて、対物レンズ5に入射する。このため、格子溝方向43bと垂直な方向43b’の両方向において、光ディスク6上に微小なスポットを絞り込むことが可能になる。さらに、この場合、メインビーム30は、格子溝方向43bと垂直な方向43b’という2方向において絞り込まれているので、光ディスク6上に最も小さな径のスポットを形成することが可能になる。このため、光ディスク6からの再生信号の分解能をより良好に改善することができる。
なお、光ピックアップ装置100では、回折格子の格子溝方向を、光ディスク6のラジアル方向と一致するように設けてもよいし、光ディスク6のトラック方向と一致するように設けてもよく、光ディスク6の用途に応じて、適宜設定することができる。
回折格子の格子溝方向を、光ディスク6のラジアル方向と一致するように設けている場合、図4(a)に示す回折格子3の回折面の形状では、メインビーム30は、光ディスク6のトラック方向において、光ディスク6上により微小なスポットを絞り込むことが可能になる。一方、図4(b)に示す回折格子23の回折面の形状では、光ディスク6のラジアル方向において、光ディスク6上により微小なスポットを絞り込むことが可能になる。
また、回折格子の格子溝方向を、光ディスク6のトラック方向と一致するように設けている場合、図4(a)に示す回折格子3の回折面の形状では、メインビーム30は、光ディスク6のラジアル方向において、光ディスク6上により微小なスポットを絞り込むことが可能になる。一方、図4(b)に示す回折格子23の回折面の形状では、光ディスク6のトラック方向において、光ディスク6上により微小なスポットを絞り込むことが可能になる。
また、光ピックアップ装置100において、回折格子3は、メインビーム30、及び、サブビーム31・32が対物レンズ5の有効径以下の領域に入射するように、配置されていることが好ましく、対物レンズ5の有効径の半分以下の領域に入射するように配置されていることがさらに好ましい。すなわち、光ピックアップ装置100では、回折格子3の格子面がある部分を、対物レンズ5の有効径以下の領域とすることが好ましく、対物レンズ5の有効径の半分以下とすることがさらに好ましい。
こうすることで、後述するが、サブビーム31・32のプッシュプル信号PP31・32の振幅を限りなく0にすることが可能になる。そして、メインビーム30、及び、サブビーム31・32の3ビームのスポットの位置を調整するために、回折格子3の回転調整などの調整をする必要が無くなり、光ピックアップ装置の組立て調整を大幅に簡略化することができる。
次に、光ピックアップ装置100において、トラッキング誤差信号TESが検出される原理及びその回路について、図5を参照にして、説明する。図5は、光ピックアップ装置100において、トラッキング誤差信号TESを検出する回路を示す回路図である。
図5に示すように、半導体レーザー1から出射した光ビームは、回折格子3により、メインビーム30、及び、サブビーム31・32に分割され、光ディスク6上に3つのスポットとして集束される。ここでは、光ディスク6上のメインビーム30のスポットをメインスポットS1とし、サブビーム31・32のスポットをサブスポットS1・S2とする。光ディスク6上に形成されたメインスポットS1、及び、サブスポットS2・S3は、反射光受光器8の光検出器8A・8B・8Cにて、メインスポットS1’、及び、サブスポットS2’・S3’として受光される。
光検出器8A・8B・8Cは、それぞれ、受光部D1・D2、受光部D3・D4、及び、受光部D5・D6に分割されており、それぞれの受光部は光ディスク6のトラック方向の分割線で分割されている。受光部D1・D2、受光部D3・D4、及び、受光部D5・D6にて検出された信号を、それぞれ、D1s、D2s、D3s、D4s、D5s、及び、D6sとすると、トラッキング誤差信号TESは、以下の演算で計算される。
TES=(D1s−D2s)−β〔(D3s−D4s)+(D5s−D6s)〕……(1)
(βは定数)
上記(1)式においてβは、メインスポットS1とサブスポットS2・S3の強度比をあわすため設定されたものである。
図5に示すように、TES検出回路80は、演算回路8A・8B・8C、演算回路82、定数生成回路83、及び、演算回路84を備えている。演算回路8Aは、加算入力端子が受光部D1に接続され、減算入力端子が受光部D2と接続されている。また、演算回路8Bは、加算入力端子が受光部D3に接続され、減算入力端子が受光部D4と接続されている。また、演算回路8Cは、加算入力端子が受光部D5に接続され、減算入力端子が受光部D6と接続されている。
そして、演算回路82は、2つの加算入力端子を備え、それぞれの加算入力端子が演算回路8B、演算回路8Cと接続している。そして、定数生成回路83は、演算回路82と接続している。
さらに、演算回路84は、加算入力端子が演算回路8A1と接続しており、減算入力端子が定数生成回路83と接続している。
受光部C1・D2の検出信号(D1及びD2)は、演算回路8Aにて、その差分により生成された(D1−D2)のプッシュプル信号PP30として、演算回路83に供給される。また、受光部D3・D4、受光部D5・D6、及び、受光部D5・D6の検出信号(D3s、D4s、D5s、及び、D6s)は、それぞれ演算回路8B・8Cにて、その差分により生成した(D3s−D4s)のプッシュプル信号PP30、及び、(D5s−D6s)のプッシュプル信号PP32として、演算回路82に供給される。
そして、プッシュプル信号PP31及びPP32は、演算回路82、及び、定数生成回路83にて演算され、演算回路84に供給される。そして、TES検出回路80では、演算回路84にて演算されて、トラッキング誤差信号TESが生成される。
次に、光ピックアップ装置100において、反射光受光器8にて受光され、差信号として出力されるメインビーム30及びサブビーム31・32のプッシュプル信号PP30・PP31・PP32について、図6〜8を参照にして、以下に説明する。図6は、光ディスク6に光ビームを照射した場合における、光ディスク6上での光ビームの回折パターンを示す概略図である。図7は、反射光受光器8の受光部D1〜D6にて受光される反射光ビームのスポットS1’、S2’、及び、S3’を示す平面図である。図8は、光ピックアップ装置100において、対物レンズ5がシフトしたときにおける、プッシュプル信号PP30・PP31・PP32の振幅の変化を示すグラフである。
図6に示すように、光ディスク6のグルーブ部(溝部)にスポットが照射された場合、光ディスク6上では、回折光310、回折光311、及び、回折光312となって、反射される。このため、反射光受光器8は、光ディスク6からの反射光ビームを、回折光310、回折光311、及び、回折光312が重なり合った光ビームとして受光する。また、反射光受光器8の受光部では、上記回折光310、回折光311、及び、回折光312が重なり合った光ビームの受光スポットとして、ボールパターンのスポットが形成される。以下に、反射光受光器8の受光部D1〜D6にて受光される反射光ビームのスポットS1’、S2’、及び、S3’について説明する。
図7に示すように、反射光受光器8の受光部D1・D2にて受光されるスポット、すなわちメインビーム30の受光スポットS1’は、ボールパターンのスポットである。
一方、サブビーム31・32は、上述のように、外縁部の光量がなくガウス分布が光軸に沿って急勾配な楕円光となって、対物レンズ5に入射する。それゆえ、サブビーム31及びサブビーム32に対する、実質的な対物レンズ5の開口数(NA)が小さくなり、光ディスク6上に絞られるサブビーム31及びサブビーム32それぞれのスポットが大きくなる。その結果、反射光受光器8の受光部D3・D4及び受光部D4・D5にて受光されるスポットS2’及びS3’は、ボールパターンが存在する領域に光が存在しないスポットとなる。
このため、図8に示すように、スポットS2’及びS3’から検出されるプッシュプル信号PP31・PP32は、スポットS1’から検出されるプッシュプル信号PP30に比べて、振幅が数分の1に減少する。
また、図8に示すように、光ピックアップ装置100において、対物レンズ5のシフトや光ディスク6の傾きが生じた場合、プッシュプル信号PP30・PP31・PP32は、それぞれの光量に応じて、Δp及びΔp’だけ同じ側‘(同相)に移動し、トラッキング誤差信号にオフセットが発生する。このとき、下記(2)式に基づいて演算を行うことで、上記オフセットをキャンセルしたトラッキング誤差信号PP3を検出することができる。
PP30=PP30−k(PP31+PP32)……(2)
(kは定数)
なお、光ピックアップ装置100では、定数kは、回折格子3を回折したメインビーム30(0次回折光)とサブビーム31・32(一対の±1次回折光)との光強度の違いを補正するための定数である。定数kは、上記メインビーム30とサブビーム31とサブビーム32との光強度比がa:b:bである場合、
k=a/(2b)……(3)
として算出される。
光ピックアップ装置100では、上記のように、プッシュプル信号PP31・PP32の振幅が小さいために、プッシュプル信号PP31及びPP32の2つの信号を用いて、オフセットをキャンセルしたトラッキング誤差信号PP3を検出する必要がない。すなわち、プッシュプル信号PP31またはPP32の何れかの信号を用いて、下記式(4)または(5)の演算により、オフセットをキャンセルしたトラッキング誤差信号PP3を計算する。
PP3=PP30−2k(PP31)……(4)
PP3=PP30−2k(PP32)……(5)
従来の光ピックアップ装置では、サブビームのトラッキングずれによるボールパターンの変動信号とメインビームのボールパターンの変動信号との位相を揃えるために、回折格子の格子面の正確な回転調整が必要であった。しかしながら、光ピックアップ装置100では、サブビーム31・32からの信号(プッシュプル信号PP31・32)には、トラッキングずれによるボールパターンの変動成分がなく、対物レンズ5のシフトによるビーム移動信号のみが発生する。また、光ピックアップ装置100では、サブビーム31・32のプッシュプル信号PP31・32は、光ディスク6の溝深さに関係なく、振幅がほとんどない。
このため、光ピックアップ装置100では、メインビーム30、及び、サブビーム31・32の3ビームのスポットの位置を調整するために、回折格子3の回転調整などの調整をする必要が無くなり、光ピックアップ装置の組立て調整を大幅に簡略化することができる。
なお、光ピックアップ装置100において対象となる光ディスク6としては、光を使って再生または記録を行う光ディスクであれば、特に限定されるものではない。例えば、光ディスク6としては、再生専用のピットディスク、記録再消去生可能な相変化ディスク、光磁気ディスク、あるいは、記録再生可能な追記型ディスク等が挙げられる。
また、光ピックアップ装置100に、偏芯、面ぶれ等が大きい大量生産されたピット(再生専用)ディスクを適用した場合、サーボをかけると対物レンズが大きくシフトすることが多い。しかしながら、光ピックアップ装置100では、そのような場合でもトラッキングオフセットが発生せず、信号を安定的に再生できる。
〔実施の形態2〕
本発明の実施の他の形態について図9に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本実施の形態では、主に、上記実施の形態1との相違点について説明するものとし、上記実施の形態1で用いた構成要素と同一の機能を有する構成要素には同一の番号を付し、その説明を省略する。また、上記実施の形態1で述べた各種の特徴点については、本実施の形態についても組み合わせて適用し得るものとする。図9は、本実施形態に係る光ピックアップ装置101(光ピックアップ装置)の概略構成を示す模式図である。
上記実施の形態1に係る光ピックアップ装置100は、プッシュプル信号PP31・PP32をトラッキング誤差信号生成に利用したものであったが、本実施形態に係る光ピックアップ装置101は、上述のサブビーム31・32のプッシュプル信号PP31・PP32を、対物レンズ5のラジアル方向の位置検出信号生成に利用したものである。
図9に示すように、光ピックアップ装置101は、半導体レーザ(光源)1、コリメータレンズ2、回折格子(回折光学素子)3、ビームスプリッタ4、対物レンズ(集光手段)5、プッシュプル信号検出部(プッシュプル信号検出手段)10、ラジアル位置検出信号生成部25、及び、アクチュエータ26を備えている。
ラジアル位置検出信号生成部25は、反射光受光器8にて受光した信号の差信号であるプッシュプル信号PP31・PP32に基づいて、対物レンズ5のラジアル方向での位置を検出するための信号を生成する。そして、対物レンズ5の移動手段として、アクチュエータ26が設けられている。
半導体レーザ1から出射した光ビーム33は、コリメータレンズ2に入射し、平行光に変換され、回折格子3に導かれる。そして、回折格子3に入射した光ビームは、0次回折光であるメインビーム30、+1次回折光であるサブビーム31、及び、−1次回折光であるサブビーム32に分離され、ビームスプリッタ4を通過する。ビームスプリッタ4を通過した光ビーム(メインビーム30、サブビーム31、及び、サブビーム32)は、対物レンズ5により、光ディスク(光ディスク)6上のトラック61に集光される。光ディスク6上のトラック61にて集光した光ビームは、メインビーム30、サブビーム31、及び、サブビーム32という3つの光ビームに分離された状態で、反射されて反射光ビームになる。
光ディスク6にて反射した反射光ビームは、対物レンズ5を通過し、ビームスプリッタ4にて反射されて、集光レンズ7とシリンドリカルレンズ9とを通過する。そして、メインビーム30、サブビーム31、及び、サブビーム32という3つの光ビームに分離された状態で、トラッキング誤差信号検出部10に導かれる。
そして、光ディスク6にて反射した反射光ビームは、集光レンズ7及びシリンドリカルレンズ9を通過し、反射光受光器8へ導かれる。
反射光受光器8は、光ディスク6にて反射した反射光ビームを受光するものであり、光検出器8A、光検出器8B、及び、光検出器8Cを備えている。光検出器8A、光検出器8B、及び、光検出器8C(以下、光検出器8A・8B・8Cと記す)は、それぞれトラック方向に相当する分割線を有する2分割光検出器であり、メインビーム30、サブビーム31、及び、サブビーム32を受光する。そして、反射光受光器8では、光検出器8A・8B・8Cそれぞれからの差信号、すなわちプッシュプル信号PP30、プッシュプル信号PP31、及び、プッシュプル信号PP32が得られる。
例えば、光ピックアップ装置101がシーク動作を行う場合、光ピックアップ装置101では、フォーカスサーボのみをかけて、光ピックアップ装置101全体を光ディスク6の半径方向に移動させる動作が行われる。このとき、対物レンズ5が揺れることを防止するために、ラジアル位置検出信号生成部25は、プッシュプル信号PP31・32に基づいて、対物レンズ5のラジアル方向での位置検出信号(ラジアル位置検出信号)を生成する。そして、ラジアル位置検出信号生成部25は、ラジアル位置検出信号を制御信号として、アクチュエータ26に入力する。こうすることで、光ピックアップ装置101では、シーク動作中に、対物レンズ5が揺れないように制御することが可能になる。
光ピックアップ装置101では、下記(6)式に基づいて演算を行うことで、対物レンズ5のラジアル位置検出信号を検出することができる。
ラジアル位置検出信号=(PP31+PP32)……(6)
また、本発明の光ピックアップ装置は、光ビームを回折格子にて3ビームに分割し対物レンズにより光ディスクに集光し、それぞれの反射光を2分割検出器で受光し、トラッキング誤差信号を生成する光ピックアップであって、上記回折格子はその±1次回折効率が入射する光ビームの中心部分から格子溝方向に向かって小さくなる特性を有するものであるともいえる。
また、本発明の光ピックアップ装置は、光ビームを回折格子にて3ビームに分割し対物レンズにより光ディスクに集光し、それぞれの反射光を2分割検出器で受光し、トラッキング誤差信号を生成する光ピックアップであって、上記回折格子はその±1次回折効率が入射する光ビームの中心部分から格子溝の垂直方向に向かって小さくなるものであるともいえる。
また、本発明の光ピックアップ装置は、光ビームを回折格子にて3ビームに分割し対物レンズにより光ディスクに集光し、それぞれの反射光を2分割検出器で受光し、トラッキング誤差信号を生成する光ピックアップであって、上記回折格子はその±1次回折効率が入射する光ビームの中心部分から格子溝の平行方向と垂直方向に向かって小さくなる特性を有するものであるともいえる。
本発明の光ピックアップ装置は、以上のように、光学系を構成する部品数を増やすことなしに再生信号の分解能を改善することができ、かつ、光ピックアップ装置を組立てるに際し、回折格子の位置調整を省略することができる。それゆえ、本発明は、再生専用のピットディスク、記録再消去生可能な相変化ディスク、光磁気ディスク、あるいは、記録再生可能な追記型ディスク等を記録再生するための光記録再生装置に適用することができる。
本発明の実施の一形態に係る光ピックアップ装置の概略構成を示す断面図である。 上記光ピックアップ装置における回折格子の通過する光ビームの回折状態を説明するための説明図である。 上記光ピックアップ装置における回折格子の構成を示す断面図である。 上記光ピックアップ装置における回折格子の具体的な構成を示した平面図であり、(a)は、回折格子の格子面の構成を示し、(b)は、回折格子の格子面の別の構成を示し、(c)は、回折格子の格子面のさらに別の構成を示している。 上記光ピックアップ装置において、トラッキング誤差信号TESを検出する回路を示す回路図である。 光ディスクに光ビームを照射した場合における、光ディスク上での光ビームの回折パターンを示す概略図である。 上記光ピックアップ装置において、反射光受光器の受光部にて受光される反射光ビームのスポットを示す平面図である。 上記光ピックアップ装置100において、対物レンズがシフトしたときにおける、プッシュプル信号の振幅の変化を示すグラフである。 本発明の実施の他の形態に係る光ピックアップ装置の概略構成を示す断面図である。
符号の説明
1 半導体レーザ(光源)
3,23,43 回折格子(回折光学素子)
5 対物レンズ(集光手段)
6 光ディスク
8 反射光受光器(反射光受光手段)
10 プッシュプル信号検出部(プッシュプル信号検出手段)
25 ラジアル位置検出信号生成部(ラジアル位置検出信号生成手段)
30 メインビーム(0次回折光)
31,32 サブビーム(一対の±1次回折光)
a,23a,43a 格子山
b,23b,43b 格子溝
,23b,43b 格子溝方向

Claims (7)

  1. 光源と、当該光源から出射された光を0次回折光、及び、一対の±1次回折光とする回折光学素子と、光ディスクに対して、上記0次回折光、及び、一対の±1次回折光それぞれのスポットを集光する集光手段とを備えた光ピックアップ装置であって、
    さらに、上記0次回折光、及び、一対の±1次回折光それぞれのスポットからのプッシュプル信号を検出するプッシュプル信号検出手段を備え、
    上記回折光学素子は、光軸近傍から周辺部に向かうに従い、0次回折光の強度の低下率が小さくなる一方、一対の±1次回折光それぞれの強度が小さくなるように設定されていることを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 上記プッシュプル信号検出手段は、上記光ディスクから反射される0次回折光、及び、一対の±1次回折光それぞれを受光する反射光受光手段を備えるとともに、
    さらに、上記光ピックアップ装置には、上記反射光受光手段からの出力信号に基づいてトラッキング誤差信号を生成するトラッキング誤差信号生成手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  3. 上記プッシュプル信号検出手段は、上記光ディスクから反射される0次回折光、及び、一対の±1次回折光それぞれを受光する反射光受光手段を備えるとともに、
    さらに、上記光ピックアップ装置には、上記反射光受光手段からの出力信号に基づいて、上記集光手段のラジアル方向における位置を検出するためのラジアル位置検出信号を生成するラジアル位置検出信号生成手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  4. 上記回折光学素子は、格子溝を有し、かつ、光軸近傍から格子溝方向に向かうに従い、0次回折光の強度の低下率が小さくなる一方、一対の±1次回折光それぞれの強度が小さくなるように設定されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の光ピックアップ装置。
  5. 上記回折光学素子は、格子溝を有し、かつ、光軸近傍から格子溝方向と垂直の方向に向かうに従い、0次回折光の強度の低下率が小さくなる一方、一対の±1次回折光それぞれの強度が小さくなるように設定されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の光ピックアップ装置。
  6. 上記回折光学素子は、格子溝を有し、かつ、光軸近傍から格子溝方向と平行方向及び垂直方向に向かうに従い、0次回折光の強度の低下率が小さくなる一方、一対の±1次回折光それぞれの強度が小さくなるように設定されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の光ピックアップ装置。
  7. 上記回折光学素子は、格子山と格子溝とを有する格子面を有し、
    上記格子山及び格子溝が、上記回折光学素子の中心部領域では、格子溝の幅に対する格子山の幅の割合が1に近づく一方、上記回折光学素子の周辺部領域では、格子溝の幅に対する格子山の幅の割合が0に近づくように形成されていることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の光ピックアップ装置。
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