JP2006040347A - 近接場光出射素子および光ヘッド - Google Patents

近接場光出射素子および光ヘッド Download PDF

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Abstract

【課題】 製造が容易で、高い光利用効率で高強度の近接場光を出射することができる近接場光出射素子および光ヘッドを提供するを提供する。
【解決手段】 半導体レーザ3から出射したレーザ光4aは、コリメータレンズ5によって平行光4bに整形され、透明媒体6の第1面6aに入射し、第3面6cの表面に形成された反射膜6dで反射し、浮上スライダ2の下面2aに設けられた金属フィルム10の開口10dに集光する。この開口10dに集光したレーザ光によって金属フィルム10の第1および第2の表面10a,10bに表面プラズモンが励起され、その表面プラズモンが端面10cで反射して開口10dに収束し、開口10d付近においてレーザ光とプラズモンとの相互作用により開口10dから出射される近接場光4eが大幅に増強する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、金属体に設けられ、使用するレーザ光の波長以下のサイズの開口を通じて出射する近接場光の増強を図った近接場光出射素子および光ヘッドに関する。
従来の光ディスク装置や光リソグラフィ装置においては、それぞれ記録密度やパターン幅は使用する光スポットの径で限定されるが、これらの装置では、遠視野集光を用いているため、光スポットの径のサイズは、用いるレーザ光の回折効果で抑えられ、得られる最小スポット径はレーザ光の波長程度であり、それ以下のスポット径を得ることはできない。
近年、この限界を超える微小光スポットを得る手段として、金属フィルムに形成された微小開口から染み出す近接場光が注目されている。この近接場光の場合、そのサイズは開口のサイズによって決まるため、開口のサイズを微細化することにより、それに応じて微小な近接場光を形成することができる。
しかし、単純な開口の場合、染み出す近接場光の強度は、開口と波長の比の4乗に比例して減少することが知られている(例えば、非特許文献1参照。)。
この限界を打ち破り、近接場光の増強を図る手段として、金属フィルムにレーザ光を照射することによって励起された表面プラズモンを利用する方法が考えられている。すなわち、照射レーザ光と表面プラズモンとを共鳴的に相互作用させることにより、開口周辺部の光の電界強度が増強され、それによって開口から染み出す近接場光の強度も増強される。この照射レーザ光と表面プラズモンを効率良く相互作用させる手段として、開口周囲の金属フィルムに同心円状に周期的な凹凸を設ける構造が提案されている(特許文献1参照。)。
図11は、その特許文献1に記載された近接場光出射素子を示す。この近接場光出射素子は、図11(a)に示すように、透明媒体6に矩形状の金属フィルム10を形成したものである。金属フィルム10は、透明媒体6に接する平坦な第1の表面10aと、この第1の表面10aに対向する第2の表面10bと、第1および第2の表面10a,10bを貫通するように形成された開口10dと、開口10d周囲の第2の表面10bに周期的に形成された複数のリング状の凹部10eとを備えている。
ここで、凹部10eについて詳細に説明する。凹部10eの周期Pは、金属フィルム10が被着された透明媒体6の屈折率nと周期Pとの積が、金属フィルム10を通じて伝播するレーザ光の最大波長λより若干小さくなるように形成している。また、凹部10eの幅は、周期Pよりも小さく形成している。実際の凹凸パターンの幅は0.1〜0.6μm、周期は0.4〜2μmとしており、最適な場合、開口10dから出射される近接場光4eの強度は、周期パターンのない場合の数倍から百倍に増強されたとのことである。また、周期が多いほど増強率が高いこと、凹凸の断面形状は矩形に近い方が増強率が高くなることなどを報告している(非特許文献2参照)。
H.A.Bethe,:Theory of Diffraction by Small Holes、Physical Review、 第2シリーズ,巻66、頁163−182(1944) 特開2004−70288号公報 2004、春期応用物理学会関係連合講演会予稿集3、29p−D−10、p−1139
しかしながら、従来の近接場光出射素子によると、周期パターンを形成するためには、予め透明媒体に凹凸パターンを形成しておかねばならず、プロセスが複雑になる。特に、近接場光の形成に有効であるソリッドイマージョンレンズやソリッドイマージョンミラーの集光面に凹凸パターンを形成する場合、レンズやミラーが曲面を有していることから、フォトリソグラフィ用の据付が難しくなり、簡易なプロセスが求められる。
また、凹凸によるプラズモンの反射率が低いので、十分な反射を得るには、複数の凹凸が必要であり、従って、複数の凹凸周期にまたがってレーザ光を照射せねばならないため、光スポットの直径は、せいぜい1μm程度までしか絞ることができない。この場合、大半の光は金属フィルム10で反射・吸収されるため、光利用効率、すなわち、照射レーザ光の強度に対する出射近接場光の強度は低く、開口10dの直径が0.1μmの場合でも、せいぜい2%程度である。
一方、特に光ディスク装置の場合、光利用効率が重要となる。例えば、DVDなどに用いられている相変化媒体の場合、記録パワー密度は1MW/cm2程度必要であり、0.1μm径の開口の場合、約0.1mW必要となる。従って、光利用効率が2%の場合、照射レーザ光のパワーは約50mW必要となる。
光ディスクにおいては、将来1Tb/(inch)2の記録密度が必要になるとされているが、その場合、近接場光の径を30nm程度まで小さくしなければならず、さらに効率が下がるため、より大きな光強度の照射光が必要となる。このレーザ光が、記録に使用されず、金属フィルムでの吸収や光ヘッド内での散逸として消費されるため、金属フィルムや光ヘッドを加熱し、熱ひずみや剥がれなどの色々な障害を生じる。また、フォトリソグラフィに本方式を利用する場合も同様の問題が生じる。
従って、本発明の目的は、製造が容易で、高い光利用効率で高強度の近接場光を出射することができる近接場光出射素子および光ヘッドを提供することにある。
第1の本発明は、上記目的を達成するため、レーザ光が入射する入射面、および前記入射面に入射した前記レーザ光が集光する集光面を有する透明媒体と、前記透明媒体の前記集光面上に設けられ、前記集光面に接する第1の表面、および前記第1の表面に対向する第2の表面、および前記レーザ光が集光する位置に前記第1および第2の表面を貫通するように形成され、前記レーザ光に基づく近接場光を出射する開口を有する金属体とを備え、前記金属体は、前記第1および第2の表面間を接続するように前記開口の中心から所定の距離に設けられ、前記開口に集光する前記レーザ光によって前記第1および第2の表面に励起された表面プラズモンを前記開口に向けて反射するプラズモン反射面を有することを特徴とする近接場光出射素子を提供する。
第2の本発明は、上記目的を達成するため、レーザ光が入射する入射面、および前記入射面に入射した前記レーザ光が集光する集光面を有する透明媒体と、前記透明媒体の前記集光面上に設けられ、前記集光面に接する第1の表面、および前記第1の表面に対向する第2の表面、および前記レーザ光が集光する位置に前記第1および第2の表面を貫通するように形成され、前記レーザ光に基づく近接場光を出射する開口を有する金属体とを備え、前記金属体は、前記第1および第2の表面間を接続するように前記開口の中心から所定の距離に設けられ、前記開口に集光する前記レーザ光によって前記第1および第2の表面に励起された表面プラズモンを前記開口に向けて反射するプラズモン反射面を有することを特徴とする光ヘッドを提供する。
上記第1および第2の発明によれば、金属体の開口に集光するレーザ光によって金属体の第1および第2の表面に表面プラズモンが励起され、その表面プラズモンが周辺に伝播し、プラズモン反射面で全反射して開口に収束し、開口に集光するレーザ光との相互作用によって開口から出射される近接場光が増強される。
上記金属体は、金属フィルム、金属板から形成してもよい。また、プラズモン反射面は、金属フィルムの外形を構成する端面でもよい。この場合、金属体の開口の中心から端面までの距離は、金属体に励起される表面プラズモンの共鳴波長程度であることが好ましい。金属フィルムの外形形状は、円形、矩形、楕円形でもよい。また、開口は、円形でも矩形状でもよく、スリット状に形成されていてもよい。
また、プラズモン反射面は、開口を中心に形成された円形、矩形等のスリットの内側の壁面でもよい。この場合、開口の中心からスリットの内側の壁面までの距離は、金属体に励起される表面プラズモンの共鳴波長程度であることが好ましい。
また、プラズモン反射面は、開口を中心に形成された複数の円形、矩形等のスリットの内側の壁面でもよい。この場合、開口の中心から最内部のスリットの内側の壁面までの距離は、金属体に励起される表面プラズモンの共鳴波長程度であることが好ましい。複数のスリットのピッチは、励起された表面プラズモンの波長程度とするのが好ましい。
以上説明したように、本発明の近接場光出射素子および光ヘッドによれば、金属体の表面に励起された表面プラズモンをプラズモン反射面で開口に向けて反射することにより、開口に集光するレーザ光と表面プラズモンとの相互作用によって開口から出射される近接場光を大幅に増強することができる。また、開口にレーザ光が集光して形成される光スポットの径は、開口を含む程度の大きさで足りるため、光利用効率を高めることができる。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る光ヘッドの主要部を示し、(a)は、その正面断面図、(b)は、その要部断面図、(c)は、その要部底面図である。
この光ヘッド1は、記録層101が形成された光ディスク100上を浮上走行する浮上スライダ2を有し、この浮上スライダ2上に、レーザ光4aを出射する半導体レーザ3と、半導体レーザ3から出射されたレーザ光4aを平行光4bに整形するコリメータレンズ5と、コリメータレンズ5からの平行光4bを浮上スライダ2の集光面としての下面2aに集光して光スポット4dを形成する透明媒体6とを搭載し、浮上スライダ2の下面2aに、近接場光4eを出射する矩形状の開口10dを有する金属フィルム10を着膜し、半導体レーザ3、コリメータレンズ5および透明媒体6をヘッドケース8に収納し、このヘッドケース8をサスペンション9によって支持するように構成されている。半導体レーザ3およびコリメータレンズ5は、溶融石英板からなる保持部7A,7Bによって浮上スライダ2に保持されている。
透明媒体6は、平行光4bが入射する入射面としての第1面6aと、回転放物面の一部を用いて形成され、第1面6aに入射したレーザ光を表面の反射膜6dによって反射する反射面としての第3面6cと、浮上スライダ2に当接する第2面6bとを有する。また、透明媒体6の材料としては、屈折率が1より大きく、透光性を有する材料、例えば、ガラスBK7(屈折率1.5),重フリントガラス(屈折率1.91),硫化カドミウムCdS(屈折率2.5),閃亜鉛鉱ZnS(屈折率2.37)等を用いることができる。なお、第3面6cは、回転楕円面の一部を用いて形成してもよい。また、反射面をホログラムや回折格子によって形成してもよい。
浮上スライダ2は、透明媒体6と屈折率が等しく、透光性を有する材料から形成され、下面2aに形成される光スポット4d周辺部以外の部分に負圧が生じるように凹部2bを形成している。この凹部2bによる負圧とサスペンション9のばね力との作用によって金属フィルム10と光ディスク100との間隔が、浮上量として一定に保たれる。勿論、透明媒体6と浮上スライダ2とは、一体化して形成してもよい。
半導体レーザ3は、例えば、波長650nmのInGaP系の端面発光型半導体レーザ
を用いることができる。半導体レーザ3から出射するレーザ光の偏光方向40は、矩形状の開口10dの長手方向に垂直な方向にしている。これにより、金属フィルム10の表面において表面プラズモンがレーザ光と共鳴的にカップルして励起され、かつ、その表面プラズモンが金属フィルム10の端面10cに伝播するとともに、その端面10cにおいて反射されて開口10dに向けて収束する。この収束するプラズモンにより、開口10dから出射される近接場光4eが大幅に増強される。
なお、レーザ光の偏光は、円偏光としてもよい。これにより、開口10dの長手方向だけではなく、それに垂直な方向の偏光成分もプラズモンの共鳴励起に関与する。相変化光ディスク装置などの光学系では、入射光と反射光を分離するために、途中にλ/4板を挿入する必要があり、光ディスク面には円偏光を照射することになるが、この場合、この光学系がそのまま使えるのでこの点からも好都合である。
(金属フィルムの構成)
金属フィルム10は、例えば、金(Au),銀(Ag),アルミ二ウム(Al)等の低抵抗の金属材料等から形成され、図1(b)に示すように、浮上スライダ2の下面2aに被着された第1の表面10aと、これに対向する位置に形成された第2の表面10bと、第1および第2の表面10a,10bを貫通する矩形状(例えば0.05×0.1μm)の開口10dと、開口10dから所定の距離にプラズモン反射面としての端面10cを有する。また、金属フィルム10は、レーザ光を遮蔽するに十分な厚さ(例えば、約50nm)を有し、開口10dの中心から端面10cまでの距離(半径)は、表面プラズモンの共鳴波長程度かそれ以下(例えば、0.5μm)としている。
(金属フィルムの作製)
金属フィルム10の作製は、着膜する対象(浮上スライダ2の下面2a)に金属膜を蒸着した後、その金属膜をフォトリソグラフィによってエッチングすることにより得ることができる。また、着膜する対象に金属膜を蒸着した後、その上にレジストパターンを形成し、そのレジスト膜を用いて周囲の金属膜をリフトオフすることにより金属フィルムを形成することも可能である。これらの作製法によれば、一度のフォトリソグラフィ工程により金属フィルム10を作製できるため、極めて効率的である。
(光ヘッドの動作)
次に、光ヘッドの動作を説明する。半導体レーザ3から出射したレーザ光4aは、コリメータレンズ5によって平行光4bに整形され、透明媒体6の第1面6aに入射する。透明媒体6の第1面6aに入射した平行光4bは、透明媒体6の第3面6cの表面に形成された反射膜6dで反射し、浮上スライダ2の下面2aに設けられた金属フィルム10の開口10dに集光する。この開口10dに集光したレーザ光によって金属フィルム10の第1および第2の表面10a,10bに表面プラズモンが励起され、その表面プラズモンが外周部に伝播し、端面10cで反射した大半が開口10dに向かい、それが開口10dに収束されるため、開口10d付近においてレーザ光とプラズモンとの相互作用により開口10dから出射される近接場光4eが大幅に増強する。第1の実施の形態では、従来の金属フィルムに形成された凹凸パターンと異なり、金属フィルム10の端面10cにおいて金属が完全に途切れるため、伝播したプラズモンの大半が反射されるので、従来例と比べて大幅に増強効果が高められる。
図2は、第1の実施の形態に係る金属フィルム10の第1および第2の表面10a,10bでのプラズモン励起による開口10dから出射される近接場光4eの電場強度の波長依存性をFDTD(Finite−Difference Time−Domain)法で計算した結果を示す。この図から分かるように、実線で示す本実施の形態は、波長500nmから900nmに渡ってかなりブロードな共鳴効果があり、電場強度が金属膜の境界がなく無限に広がっている場合(破線)に比べて10倍以上の増強効果が得られている。このように単一の金属膜境界による反射でも従来例と同程度の増強効果が得られることが判明した。また、共鳴励起の波長依存性はブロードであるので、レーザ波長が変動しても、出力があまり変動しない。また、金属フィルム10の半径は0.3〜1μmの程度で変えてもこの増強効果を得ることができる。
(第1の実施の形態の効果)
この第1の実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(イ)金属フィルム10の第1および第2の表面10a,10bに励起された表面プラズモンを端面10cで反射するので、開口10dに集光するレーザ光4cとの相互作用によって開口10dから出射される近接場光4eを大幅に増強することができ、光利用効率を高くすることができる。
(ロ)従来例の周期的凹凸構造と異なり、金属膜周辺部でのプラズモンは殆ど反射されるため、単一の金属フィルム10でも十分な増強効果が得られ、構造および作製プロセスを大幅に簡素化することができた。
(ハ)共鳴プラズモン励起の波長依存性がブロードでなので、レーザ波長の変動による出力変化が少なく、また、フィルムサイズも使用レーザ波長に対して高精度に調節する必要がなく、歩留まりの高い作製プロセスが可能となる。
(ニ)単に円形ないし矩形状に金属フィルムを整形するのみでよく、通常のフォトリソグラフィを用いて簡易に形成でき、作製コストを下げることができる。
また、本光ヘッドでは、浮上スライダ2を用いてディスク面との間隔を微小間隔(20nm程度)に保って記録・再生を行うことを可能としているが、これに限らず、ディスクからの反射光の強度を用いる型の光ヘッドにおいても、本金属フィルムを用いて本実施の形態と同様の効果が得られることは言うまでもない。
図3は、第1の実施の形態に係る金属フィルム10の外形形状の変形例を示す。金属フィルム10の外形形状は、図3に示すように、一辺の長さが図1に示す金属フィルム10の半径の2倍の長さの矩形状としても、上記と同様の増強効果は得られ、また、外形形状を楕円形としても、上記と同様の増強効果は得られる。
図4(a)〜(f)は、第1の実施の形態に係る金属フィルム10の開口の変形例を示す。金属フィルム10の開口10dの形状は、図4(a)〜(f)に示す形状にしても上記と同様の増強効果を有する。すなわち、開口10dの形状を(a)に示す円形、(b)に示す三角形としても上記と同様の増強効果を有する。また、(c)に示す円形の開口10dの中心に同軸状に微小金属部11を配置した同軸型、(d)に示すように中心部に凸部12を有する凹字型としてもよい。これにより出射する近接場光4eをさらに増強することが可能となる。また、(e)に示すスリット状としても上記と同様の増強効果を有する。また、開口10dの形状を(f)に示すように、十字状としてもよい。これにより、十字のクロス部での近接場光4eをさらに増強することが可能となる。なお、図4(c)に示す微小金属部11は、同図に示すように円形の他、矩形状等の他の形状でもよい。
[第2の実施の形態]
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る光ヘッドの主要部を示し、(a)は正面断面図、(b)は要部断面図、(c)は金属フィルムを示す要部底面図である。この第2の実施の形態は、第1の実施の形態において、回転放物面を用いた透明媒体6の代わりに、折り返しミラー21、集光レンズ22およびソリッドイマージョンレンズからなる透明媒体6を用いたものであり、他は第1の実施の形態と同様に構成されている。
この透明媒体6は、例えば、Nd系重フリントガラスNdFD13(屈折率=1.91)からなり、金属フィルム10の開口10dの中心から半径rの略半球状の第1面6aを有する。
金属フィルム10は、第1の実施の形態と同様に、浮上スライダ2の下面2aに設けられており、例えば、金(Au)から形成され、レーザ光を遮蔽するに十分な厚さ(例えば、約50nm)を有し、外形が半径0.3μmの円形状を有する。この金属フィルム10の中心部には、第1の実施の形態と同様に、0.05×0.1μmの矩形状の開口10dを有する。
(第2の実施の形態の効果)
この第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様に、偏光方向40が矩形の開口10dの長手方向に垂直な方向のレーザ光4dを開口10dに照射すると、金属フィルム10の第1および第2の表面10a,10bに表面プラズモンが励起され、その表面プラズモンが金属フィルム10の周辺の端面10cで反射されて、開口10dに向けて収束するので、この収束するプラズモンにより、開口10dから出射される近接場光4eが大幅に増強することができる。
また、透明媒体6として半球面形のソリッドイマージョンレンズを使用することにより、開口10dに照射されるレーザ光のスポット径は0.2μm以下に集光することが可能となる。これにより、開口10dに照射されるレーザ光の強度が増加するので、第1の実施の形態と比べて、開口10dから出射される近接場光4eの強度をさらに増すことが可能となり、光利用効率を上げることができる。
なお、透明媒体として、ソリッドイマージョンレンズの他に、裁底球状の超半球型ソリッドイマージョンレンズを用いてもよい。これにより、集光の開口数をさらに上げることができ、より小さな光スポット4dが得られるため、光利用効率をさらに上げることができる。
[第3の実施の形態]
図6は、本発明の第3の実施の形態に係る光ヘッドの主要部を示し、(a)は要部断面図、(b)は金属フィルムを示す要部底面図である。この第3の実施の形態は、第1または第2の実施の形態において、金属フィルム10の外形形状を矩形状とし、開口10dの他にスリット13を形成したものであり、他は第1または第2の実施の形態と同様に構成されている。
この金属フィルム10は、矩形状の外形形状を有し、レーザ光が集光する位置に矩形状の開口10dを有し、この開口10dを中心とする円形のスリット13を有する。開口10dの中心からスリット13の内側の壁面までの距離は、金属フィルム10の表面10a,10bで発生した表面プレズモンの共鳴波長程度にしている。
この第3の実施の形態によれば、偏光方向40が矩形の開口10dの長手方向に垂直な方向のレーザ光4dを開口10dに照射すると、金属フィルム10の第1および第2の表面10a,10bに表面プラズモンが励起され、その表面プラズモンがスリット13の内側の壁面で反射され、開口10dに向けて収束するので、この収束するプラズモンにより開口10dから出射される近接場光4eを大幅に増強することができる。
図7は、第3の実施の形態に係る金属フィルム10の変形例を示す。金属フィルム10のスリット13の形状は、図7に示すように、矩形状であってもよい。このような金属フィルム10を用いても、上記した近接場光4eの増強効果を得ることができる。
[第4の実施の形態]
図8は、本発明の第4の実施の形態に係る光ヘッドの主要部を示し、(a)は要部断面図、(b)は金属フィルムを示す要部底面図である。この第4の実施の形態は、第2の実施の形態において、金属フィルム10に開口10dの他にスリット13を形成したものであり、他は第2の実施の形態と同様に構成されている。この構成によれば、第3の実施の形態と同様に、励起された表面プラズモンがスリット13の内側の壁面で反射され、開口10dに収束するので、開口10dから出射される近接場光4eを大幅に増強することができる。
図9(a)〜(f)は、第4の実施の形態に係る金属フィルム10の開口の変形例を示す。金属フィルム10の開口10dの形状は、図9(a)〜(f)に示す形状にしても上記と同様の増強効果を有する。すなわち、開口10dの形状を(a)に示す円形、(b)に示す三角形としても上記と同様の増強効果を有する。また、(c)に示す円形の開口10dの中心に同軸状に微小金属部11を配置した同軸型、(d)に示すように中心部に凸部12を有する凹字型としてもよい。これにより出射する近接場光4eをさらに増強することが可能となる。また、(e)に示すスリット状としても上記と同様の増強効果を有する。また、開口10dの形状を(f)に示すように、十字状としてもよい。これにより、十字のクロス部での近接場光4eをさらに増強することが可能となる。なお、図9(c)に示す微小金属部11は、同図に示すように円形の他、矩形状等の他の形状でもよい。
[第5の実施の形態]
図10は、本発明の第5の実施の形態に係る光ヘッドの主要部を示し、(a)は要部断面図、(b)は金属フィルムを示す要部底面図である。この第5の実施の形態は、第2の実施の形態において、金属フィルム10に開口10dの他に2つのスリット13を形成したものであり、他は第2の実施の形態と同様に構成されている。
この金属フィルム10は、矩形状の外形形状を有し、レーザ光が集光する位置に矩形状の開口10dを有し、この開口10dを中心に円形の複数のスリット13を有する。開口10dの中心から最内部のスリット13の内側の壁面までの距離は、金属フィルム10の表面10a,10bで発生した表面プラズモンの共鳴波長程度にしている。
この第5の実施の形態によれば、励起された表面プラズモンが複数のスリット13の壁面で反射され、それらが開口10dに収束するので、開口10dから出射される近接場光4eを大幅に増強することができる。また、光スポット4dは、最外部のスリット13Bを含む大きさとしてもよい。
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されず、その要旨を変更しない範囲内で種々な変形が可能であり、各実施の形態間の構成要素の組合せは任意に行うことができる。
透明媒体6は、上記ガラスの他に、誘電体結晶、半導体等から形成してもよい。また、透明媒体6と浮上スライダ2とを一体化して形成してもよい。
また、本発明の近接場光出射素子は、上記光ヘッドの他に、近接場顕微鏡やフォトリソグラフィに適用することができる。
第2〜第5の実施の形態において、集光レンズ22として、凸レンズを用いたが、フレネルレンズ、ホログラムレンズ、屈折率分布型レンズ等を用いてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る光ヘッドの主要部を示し、(a)は、その正面断面図、(b)は、その要部断面図、(c)は、その要部底面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るプラズモン共鳴励起による近接場光の波長依存性を示すシミュレーション結果である。 本発明の第1の実施の形態に係る金属フィルムの外形形状の変形例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る金属フィルムの開口の変形例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る光ヘッドの主要部を示し、(a)は正面断面図、(b)は要部断面図、(c)は金属フィルムを示す要部底面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る光ヘッドの主要部を示し、(a)は要部断面図、(b)は金属フィルムを示す要部底面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る金属フィルムの変形例を示す図である。 本発明の第4の実施の形態に係る光ヘッドの主要部を示し、(a)は要部断面図、(b)は金属フィルムを示す要部底面図である。 (a)〜(f)は、本発明の第4の実施の形態に係る金属フィルムの変形例を示す図である。 本発明の第5の実施の形態に係る光ヘッドの主要部を示し、(a)は要部断面図、(b)は金属フィルムを示す要部底面図である。 従来のプラズモン共鳴励起パターンを示す図である。
符号の説明
1 光ヘッド
2 浮上スライダ
2a 下面
2b 凹部
3 半導体レーザ
4a レーザ光
4b 平行光
4c 収束光
4d 光スポット
4e 近接場光
5 コリメータレンズ
6 透明媒体
6a 第1面
6b 第2面
6c 第3面
6d 反射膜
7A,7B 保持部
8 ヘッドケース
9 サスペンション
10 金属フィルム
10a 第1の表面
10b 第2の表面
10c 端面
10d 開口
10e 凹部
11 微小金属部
12 凸部
13 スリット
21 折り返しミラー
22 集光レンズ
40 偏光方向
100 光ディスク
101 記録層

Claims (19)

  1. レーザ光が入射する入射面、および前記入射面に入射した前記レーザ光が集光する集光面を有する透明媒体と、
    前記透明媒体の前記集光面上に設けられ、前記集光面に接する第1の表面、および前記第1の表面に対向する第2の表面、および前記レーザ光が集光する位置に前記第1および第2の表面を貫通するように形成され、前記レーザ光に基づく近接場光を出射する開口を有する金属体とを備え、
    前記金属体は、前記第1および第2の表面間を接続するように前記開口の中心から所定の距離に設けられ、前記開口に集光する前記レーザ光によって前記第1および第2の表面に励起された表面プラズモンを前記開口に向けて反射するプラズモン反射面を有することを特徴とする近接場光出射素子。
  2. 前記金属体の前記開口の中心から前記プラズモン反射面までの距離は、前記金属体に励起される前記表面プラズモンの共鳴波長程度であることを特徴とする請求項1に記載の近接場光出射素子。
  3. 前記金属体の前記開口の中心から前記プラズモン反射面までの距離は、前記金属体に集光する前記レーザ光の光スポットの半径程度又はそれ以上であることを特徴とする請求項1に記載の近接場光出射素子。
  4. 前記金属体の前記開口は、前記レーザ光の波長以下のサイズを有することを特徴とする請求項1に記載の近接場光出射素子。
  5. 前記金属体の前記開口は、前記第1および第2の表面の一方の外縁から他方の外縁に渡ってスリット状に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の近接場光出射素子。
  6. 前記金属体は、円形状の外形を有し、その外形を構成する端面を前記プラズモン反射面とすることを特徴とする請求項1に記載の近接場光出射素子。
  7. 前記金属体は、矩形状の外形を有し、その外形を構成する端面を前記プラズモン反射面とすることを特徴とする請求項1に記載の近接場光出射素子。
  8. 前記金属体は、前記開口を中心としてほぼ円状又は矩形状に形成され、前記第1および第2の表面を貫通するスリットを有し、前記スリットの内側の壁面を前記プラズモン反射面とすることを特徴とする請求項1に記載の近接場光出射素子。
  9. 前記開口の中心から前記スリットの前記壁面までの距離は、前記金属体に励起される前記表面プラズモンの共鳴波長程度であることを特徴とする請求項8に記載の近接場光出射素子。
  10. 前記金属体は、前記開口を中心としてほぼ同心円状又は矩形状に形成され、前記第1および第2の表面を貫通する複数のスリットを有し、前記複数のスリットの内側の壁面をそれぞれ前記プラズモン反射面とすることを特徴とする請求項1に記載の近接場光出射素子。
  11. 前記開口の中心から前記複数のスリットのうち最内部の前記スリットの内側の壁面までの距離は、前記金属体に励起される前記表面プラズモンの共鳴波長程度であることを特徴とする請求項10に記載の近接場光出射素子。
  12. 前記透明媒体は、集光光学系によって集光された前記レーザ光が入射する球状の前記入射面を有することを特徴とする請求項1に記載の近接場光出射素子。
  13. 前記透明媒体は、前記入射面に入射した前記レーザ光を反射して前記集光面に集光する反射面を有することを特徴とする請求項1に記載の近接場光出射素子。
  14. 前記反射面は、回転楕円面又は回転放物面の一部を用いて形成されたことを特徴とする請求項13に記載の近接場光出射素子。
  15. 前記金属体は、前記開口の中心に微小金属体を有し、前記開口と前記微小金属体により同軸型開口形状を構成することを特徴とする請求項1に記載の近接場光出射素子。
  16. 前記金属体は、前記開口の縁から前記開口内に突出する凸部を有することを特徴とする請求項1に記載の近接場光出射素子。
  17. 前記金属体の前記開口は、矩形状を有し、
    前記透明媒体の前記集光面に集光する前記レーザ光の偏光方向は、前記開口の長手方向に垂直な方向であることを特徴とする請求項1に記載の近接場光出射素子。
  18. 前記金属体の厚さは、前記レーザ光の波長より小さい厚さであって、前記レーザ光を遮光するのに十分な厚さを有することを特徴とする請求項1に記載の近接場光出射素子。
  19. レーザ光が入射する入射面、および前記入射面に入射した前記レーザ光が集光する集光面を有する透明媒体と、
    前記透明媒体の前記集光面上に設けられ、前記集光面に接する第1の表面、および前記第1の表面に対向する第2の表面、および前記レーザ光が集光する位置に前記第1および第2の表面を貫通するように形成され、前記レーザ光に基づく近接場光を出射する開口を有する金属体とを備え、
    前記金属体は、前記第1および第2の表面間を接続するように前記開口の中心から所定の距離に設けられ、前記開口に集光する前記レーザ光によって前記第1および第2の表面に励起された表面プラズモンを前記開口に向けて反射するプラズモン反射面を有することを特徴とする光ヘッド。
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