JP2006039856A - 認証装置及び認証方法 - Google Patents

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幸治 田島
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直樹 松本
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康久 中村
Koichi Nishikawa
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Abstract

【課題】 携帯電話機などの移動機の正当性を確認することによって利用者を認証するための新たな仕組みを提供する。
【解決手段】 このシステムは、商業施設に併設された駐車場に適用される。サーバ装置8は、利用者1a,1b(移動機4a,4b)の正当性を確認する認証装置として機能する。サーバ装置8は、DSRC通信を利用した第1の通信経路と、移動通信網を含む第2の通信経路という別々の通信経路を介してそれぞれ別個に移動機4aの電話番号を取得する。仮に不正な第3者が移動機4aの電話番号を偽って不正行為を行おうとしたとしても、これら電話番号の双方を偽って不正を行うのは困難である。よって、利用者(移動機)の正当性をより確実に確認することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば電子商取引等の各種サービスを提供する際に利用者を認証するための技術に関する。
クレジットカードやプリペイドカード等の紙幣以外の決済手段を用いて商品やサービスの対価を支払うための技術が従来から提唱されている。このような紙幣以外の決済手段を用いた商取引では、その利用者が信頼するに足るかどうかを確認することが非常に重要である。例えば特許文献1には、クレジットカードで駐車料金を支払う際に、その利用者によって携帯される携帯電話機を用いることによって利用者の正当性を判断する、という技術が記載されている。
最近では、携帯電話機は“1人1台”と言われるほど普及が進んでいるから、携帯電話機を用いた認証技術は世の中に浸透しやすいという側面がある。従って、このような携帯電話機を用いた様々な認証の手法を提案していくことは非常に有意義である。
特開2002−183641号公報
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、携帯電話機などの移動機の正当性を確認することによって利用者を認証するための新たな仕組みを提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明は、移動機と第1の通信経路を介して通信を行う第1の通信手段と、前記移動機と第2の通信経路を介して通信を行う第2の通信手段と、前記移動機に割り当てられた移動機識別情報を前記第1の通信手段によって取得する第1の取得手段と、前記第2の通信経路を介して自装置を呼び出すための呼出情報を記憶する呼出情報記憶手段と、前記呼出情報記憶手段によって記憶されている呼出情報を前記第1の通信手段によって前記移動機に通知する通知手段と、前記移動機から前記第2の通信経路を介して自装置が呼び出された場合に、当該移動機に割り当てられた移動機識別情報を前記第2の通信手段によって取得する第2の取得手段と、前記第1の取得手段によって取得された移動機識別情報と、前記第2の取得手段によって取得された移動機識別情報とが一致するか否かによって前記移動機の正当性を判断する第1の認証手段とを備える認証装置を提供する。
この認証装置によれば、第1の取得手段が第1の通信経路を介して移動機識別情報を取得する一方、通知手段がその移動機に対して認証装置の呼出情報を通知する、さらに、第2の取得手段が、通知した呼出情報に基づいて認証装置を呼び出してきた移動機の移動機識別情報を第2の通信経路を介して取得する。そして、第1の取得手段が取得した移動機識別情報と、第2の取得手段が取得した移動機識別情報とが一致するか否かによって移動機の正当性を判断する。このように、認証装置は、第1の通信経路と第2の通信経路という別々の通信経路を介してそれぞれ別個に2つの移動機識別情報を取得する。仮に不正な第3者が移動機の移動機識別情報を偽って不正行為を行おうとしたとしても、これら移動機識別情報の双方を偽るのは比較的困難である。よって、移動機の正当性をより確実に確認できることになる。また、認証装置は、移動機に対して認証装置の呼出情報を通知するので、移動機は認証装置の呼出番号を予め記憶するなどの必要がない。
本発明の好ましい態様においては、前記第2の取得手段によって前記移動機に割り当てられた移動機識別情報を取得することができない場合には、当該移動機を宛先とした電子メールを前記第2の通信手段によって送信するメール送信手段と、前記電子メールに対して前記移動機から送信されてくる返信メールを前記第2の通信手段によって受信するメール受信手段と、前記第1の取得手段によって取得された移動機識別情報と、前記メール受信手段が受信した電子メールに付加されている移動機識別情報とが一致するか否かによって、前記移動機の正当性を判断する第2の認証手段とを備えるようにしてもよい。
第2の通信経路が無線通信経路を含むような場合、通知手段が移動機に呼出情報を通知したとしても、その移動機が直ちに認証装置を呼び出すことができるとは限らない。そのような場合、上記態様によれば、認証装置が移動機に電子メールを送信し、そのメールの返信メールに付加されている移動機識別情報を用いて移動機の正当性を確認することができる。
また、前記移動機に割り当てられた移動機識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、前記第1の取得手段によって取得された移動機識別情報と、前記識別情報記憶手段によって記憶されている移動機識別情報とが一致するか否を判断する判断手段とを備え、前記判断手段によって双方の前記移動機識別情報が一致しないと判断された場合には、前記通知手段は、前記呼出情報を前記移動機に通知しないようにしてもよい。
予め登録された移動機にのみサービスを提供するような場合には、その移動機の移動機識別情報を識別情報記憶手段が記憶しておく。そして、第1の取得手段によって取得された移動機識別情報と、識別情報記憶手段によって記憶されている移動機識別情報とが一致しない場合には、移動機に対してはサービスを提供する必要はないから、呼出情報を移動機に通知せずに処理を打ちきればよい。
望ましくは、前記第1の通信経路は、前記移動機と近距離の無線通信を行うための無線通信経路を含み、前記第2の通信経路は、前記移動機及び自装置に対して呼接続サービスを提供する電話網を含み、前記移動機識別情報は前記移動機の電話番号であり、前記呼出情報は自装置の電話番号である。
また、本発明は、車両に搭載された車載機と通信を行う第1の通信手段と、前記車載機を含まないネットワークを介して前記移動機と通信を行う第2の通信手段と、前記ネットワークを介して自装置を呼び出すための呼出情報を記憶する呼出情報記憶手段と、前記移動機に割り当てられた移動機識別情報と、前記車載機に割り当てられた車載機識別情報とを、前記第1の通信手段によって前記車載機から取得する第1の取得手段と、前記呼出情報記憶手段によって記憶されている呼出情報を前記第1の通信手段によって前記車載機に通知する通知手段と、前記移動機から前記ネットワークを介して自装置が呼び出された場合に、当該移動機に割り当てられた移動機識別情報と前記車載機の車載機識別情報とを前記第2の通信手段によって取得する第2の取得手段と、前記第1の取得手段によって取得された移動機識別情報及び車載機識別情報と、前記第2の取得手段によって取得された移動機識別情報及び車載機識別情報とが一致するか否かによって前記移動機の正当性を判断する認証手段とを備える認証装置を提供する。
また、本発明は、認証装置が、第2の通信経路を介して自装置を呼び出すための呼出情報を、第1の通信経路を介して前記移動機に通知する通知ステップと、前記認証装置が、移動機に割り当てられた移動機識別情報を前記第1の通信経路を介して取得する第1の取得ステップと、前記認証装置が、前記移動機から前記第2の通信経路を介して自装置が呼び出された場合に、当該移動機に割り当てられた移動機識別情報を前記第2の通信経路を介して取得する第2の取得ステップと、前記認証装置が、前記第1の取得ステップにおいて取得された移動機識別情報と、前記第2の取得ステップにおいて取得された移動機識別情報とが一致するか否かによって、前記移動機の正当性を判断する認証ステップとを備える認証方法を提供する。
また、本発明は、認証装置が、車載機を含まないネットワークを介して自装置を呼び出すための呼出情報を前記車載機に通知する通知ステップと、前記認証装置が、移動機に割り当てられた移動機識別情報と、車載機に割り当てられた車載機識別情報とを前記車載機から取得する第1の取得ステップと、前記認証装置が、前記移動機から前記ネットワークを介して自装置が呼び出された場合に、当該移動機に割り当てられた移動機識別情報と前記車載機の車載機識別情報とを前記ネットワークを介して取得する第2の取得ステップと、前記第1の取得ステップにおいて取得された移動機識別情報及び車載機識別情報と、前記第2の取得手段によって取得された移動機識別情報及び車載機識別情報とが一致するか否かによって前記移動機の正当性を判断する認証ステップとを備える認証方法を提供する。
次に、図面を参照しながら、この発明を実施するための最良の形態について説明する。なお、図面において、共通する部分には同一の符号が付されている。
図1は、実施形態に係るシステムを、商業施設に併設された駐車場に適用した場合の構成を示す図である。図1に示すように、このシステムは、車両2に搭載された車載機3と、複数の利用者1a,1bがそれぞれ携帯可能な複数の移動機4a,4bと、これらの移動機4a,4bに呼接続サービスを提供するための移動通信網5と、駐車場入口に備えられた路側装置6と、駐車場出口に備えられた路側装置7と、路側装置6,7と無線或いは有線によって通信接続されたサーバ装置8と、商業施設内の店舗A及び店舗Bにそれぞれ設置された店舗端末9a,9bと、サーバ装置8及び店舗端末9a,9bを接続するためのネットワーク10とを備えている。サーバ装置8は、利用者1a,1b(移動機4a,4b)の正当性を確認する認証装置として機能する。このサーバ装置8は、上述したネットワーク10のほか、移動通信網5にも接続されている。移動機4aを携帯する利用者1aは車両2の運転者であり、移動機4bを携帯する利用者1bはその同乗者である。また、図1においては図面が繁雑になるのを避けるために、移動機、路側装置、店舗端末をそれぞれ2つずつしか図示していないが、これらは実際にはもっと多く存在する。
移動機4a,4bは、例えばPDC(Personal Digital Cellular)方式、GSM(Global System for Mobile Communications )方式或いはIMT−2000(International Mobile Telecommnucation-2000)方式の携帯電話機や、PHS(Personal Handyphone System:登録商標)方式の簡易携帯電話機である。これらの移動機4a,4bを収容する移動通信網5は、発呼元の電話機の電話番号を発呼先の電話機に通知する機能(いわゆる発信者番号通知機能)を備えている。従って、例えば移動機4aがある電話番号をダイヤルして発呼した場合には、その発呼先に対して移動機4aの電話番号が通知されることになる。車載機3は、例えばDSRC(Dedicated Short Range Communication)方式に従って狭域データ通信を行うETC(Electronic Toll Collection System)端末である。また、路側装置6,7もDSRC方式に従って狭域データ通信を行う機能を備えており、車載機3と路側装置6,7との間ではDSRC方式に従った比較的近距離の双方向のデータ通信(以下、DSRC通信という)が行われる。さらに、車載機3は、移動機4a,4bとの間で例えばブルートゥース(登録商標)によって定められた手順に従って双方向の狭域データ通信(以下、ブルートゥース通信という)をも行うようになっている。
ここで、図2は車載機3及び移動機4aの構成を示すブロック図である。図2に示すように、車載機3は、CPU(Central Processing Unit)31と、メモリ32のほか、路側装置6,7とDSRC通信を行うDSRC通信回路33と、移動機4aとブルートゥース通信を行うBT通信回路34と、ETCカード(図示略)が挿入されるカードI/F35とを備えている。メモリ32には、車載機3の識別子であるWCN(Wireless Call Number)や、CPU31が実行する制御プログラムが記憶されている。一方、移動機4aは、CPU41aと、メモリ42aと、表示部43aと、操作部44aと、通話部45aと、車載機3や他の移動機(例えば移動機4b)とブルートゥース通信を行うBT通信回路46aと、移動通信網5を介して広域通信を行う広域通信回路47aと、CCDカメラ等のコード読み取り部48aとを備えている。メモリ42aは、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)或いはEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)等によって構成されている。このメモリ42aには、移動機4aの電話番号や、移動機4aに割り当てられたメールアドレスや、CPU41aが実行する制御プログラムが記憶されている。なお、移動機4bの構成も移動機4aと同様である。
次に、図3は、サーバ装置8の構成を示すブロック図である。
このサーバ装置8は、2種類の通信経路を介して移動機4aと通信を行う。第1の通信経路は、移動機4a→車載機3→路側装置6,7→サーバ装置8という通信経路であり、第2の通信経路は、移動機4a→移動通信網5→サーバ装置8という通信経路である。図3に示すように、サーバ装置8は、制御部81と、第1の通信部82aと、第2の通信部82bと、記憶部83とを備えている。制御部81は、CPUなどの演算装置と、ROMやRAMなどの各種メモリとを備えている。第1の通信部82aは、上述した第1の通信経路を介して移動機4aと通信を行う手段であり、路側装置6,7に接続するためのインタフェースや通信制御回路を備えている。第2の通信部82bは、上述した第2の通信経路を介して移動機4aと通信を行う手段であり、移動通信網5に接続するためのインタフェースや通信制御回路とを備えている。さらに、図示は省略しているが、サーバ装置8は、ネットワーク10に接続するための通信部をも備えている。
記憶部83は、例えばハードディスク等の大容量の不揮発性記憶手段である。この記憶部83には、サーバ装置8に割り当てられた電話番号やメールアドレスのほか、制御部81が後述する処理を実行するための手順が記述された制御プログラム831が記憶されている。さらに、記憶部83には、利用者データベース832と、利用状況データベース833と、課金データベース834とが記憶されている。利用者データベース832は、駐車場の利用者に関する情報を含むデータベースである。利用状況データベース833は、駐車場の利用状況を表す情報を含むデータベースである。そして、課金データベース834は、駐車料金の課金に関する情報を含むデータベースである。なお、以下の説明及び図面においては、「データベース」を「DB」と略称する。
ここで、図4(a)〜図4(c)はそれぞれ、利用者DB832と、利用状況DB833と、課金DB834の内容の一例を表す図である。まず、利用者DB832では、図4(a)に示すように、各々の利用者1a,1b・・・を識別するための「利用者ID」と、利用者1a,1b・・・が携帯する移動機4a,4b・・・の「電話番号」と、その移動機4a,4b・・・に割り当てられた「メールアドレス」と、その利用者1a,1b・・・に対して課金された駐車料金を決済するための「クレジットカード番号」とが対応付けられている。図4(a)に示す例では、例えば利用者ID「user001」の利用者(利用者1aとする)が携帯する移動機4aの電話番号は「090-5555-1111」であり、その移動機4aに割り当てられたメールアドレスは「taro@aaa.co.jp」であり、駐車料金を決済するためのクレジットカード番号は「1111-2222-3333-4444」である場合が示されている。
次に、利用状況DB833には、図4(b)に示すように、「利用者ID」と、車載機3の「WCN」と、車両2の「入庫時刻」と、「認証フラグ」とが対応付けられている。ここで、「認証フラグ」とは、駐車場を利用する利用者(移動機)の正当性の確認がなされているか否かを示すフラグ情報であり、その確認がなされている場合はオン(「1」)設定され、その確認がなされていない場合にはオフ(「0」)設定される。本実施形態では、車両2が入庫しようとした時点ではごく簡単な認証が行われるだけで入庫が許可されるようになっており、この入庫の時点では、認証フラグはオフ設定されている。そして、その入庫後に、より精度の高い認証が行われ、正当な利用者であることが確認されると認証フラグはオン設定されることになる。出庫までにこの認証フラグがオン設定されていないと、出口側の路側装置7のゲートは開かないようになっており、車両2は出庫することができない。図4(b)に示す例では、例えば利用者ID「user001」の利用者1aが乗車している車両2の車載機3のWCNは「wcn0002」であり、入庫時刻は「10:31」であり、認証フラグはオン(「1」)設定されている場合が示されている。
次に、課金DB834には、図4(c)に示すように、「利用者ID」と、車載機3の「WCN」と、車両2の「入庫時刻」及び「出庫時刻」と、「駐車時間」と、「正規の駐車料金」と、商業施設における利用者の「利用金額」と、「割引後の駐車料金」とが対応付けられている。図4(c)に示す例では、例えば利用者ID「user001」の利用者1aが乗車している車両2の車載機3のWCNは「wcn0002」であり、入庫時刻は「10:31」であり、出庫時刻は「15:36」であり、これらの時刻差である駐車時間は「5:05」であり、この駐車時間に応じた正規の駐車料金は「2500円」であり、利用金額は「5000円」であり、割引後の駐車料金は「500円」であることが示されている。なお、この駐車場では、駐車時間が1時間を超えるたびに駐車料金500円が加算され、商業施設における利用金額が1500円以上で駐車料金1000円(駐車時間1時間分)が無料となり、利用金額3000円以上で駐車料金2000円(駐車時間2時間分)が無料となる、という料金体系を採用しているものとする。
次に、図5〜図7を参照しながら、実施形態の動作について説明する。本実施形態では、利用者1a,1bがそれぞれ商業施設内の店舗を利用すると、そのたびに、店舗端末9a,9bには、利用金額、利用時刻及び各店舗に割り当てられた識別情報(店舗ID)を表す2次元コードが表示されるようになっている。この2次元コードで表された情報は、利用者1a,1bに課金される駐車料金の割引額を算出するための情報であり、以下では、「割引情報」と呼ぶ。以下では、
(1)運転者及び同乗者が車両に乗車するとき、
(2)車両が駐車場に入庫するとき、
(3)運転者及び同乗者の移動機が店舗端末から2次元コード(割引情報)を取得し、これらを1つの移動機に収集するとき、
(4)車両が駐車場から出庫するとき、
という4つの利用シーンに分けて動作説明を行う。
(1)乗車
図5において、運転者(利用者1a)が車両2の運転席に乗り込み、イグニッションをオンにすると、車両2のバッテリーから車載機3に電力が供給される。車載機3は、電力が供給されると、まずBT通信回路34からポーリング信号S1を送信する。移動機4aのBT通信回路46aがこのポーリング信号S1を受信すると、移動機4aのCPU41aは、これに応答する応答信号S2をBT通信回路46aから送信させる。次いで、車載機3と移動機4aとは、予め定められた通信手順に従ってネゴシエーションを行い、ピコネットと呼ばれる通信リンクS3を確立する。以後、車載機3と移動機4aとの間では双方向のブルートゥース通信が可能となる。
(2)入庫
駐車場入口に備えられた路側装置6からは定期的にDSRCのポーリング信号S11が送信されている。車両2が入口から駐車場に入場しようとすると、車載機3のDSRC通信回路33は上記ポーリング信号S11を受信する。これに応じて、車載機3のCPU31は応答信号S12をDSRC通信回路33から送信させる。路側装置6は、この応答信号S12を受信すると、これをサーバ装置8に転送する。サーバ装置8は、通信部82aによって応答信号S12を受信すると、移動機の電話番号を要求する要求信号S13を通信部82aから路側装置6に送信する。この要求信号S13はサーバ装置8の電話番号も含んでおり、路側装置6を経由して車載機3に送信される。
車載機3のDSRC通信回路33が上記要求信号S13を受信すると、CPU31は、要求信号S13に含まれていたサーバ装置8の電話番号をメモリ32に記憶した後、移動機4aに対して電話番号を要求する要求信号S14をBT通信回路34から送信させる。移動機4aのBT通信回路46aがこの要求信号S14を受信すると、CPU41aはメモリ42aから自機の電話番号(ここでは「090-5555-1111」)を読み出し、この電話番号を含む応答信号S15をBT通信回路46aから車載機3に送信する。車載機3のBT通信回路34がこの応答信号S15を受信すると、CPU31はこの応答信号S15から電話番号「090-5555-1111」を抽出する。次いで、CPU31は、メモリ32からWCN「wcn0002」を読み出し、このWCNと移動機4aの上記電話番号とを含む応答信号S16をDSRC通信回路33から路側装置6に送信する。路側装置6は、この応答信号S16を受信すると、これをサーバ装置8に転送する。これによって、サーバ装置8は、移動機4aの電話番号と車載機3のWCNとを取得する。
サーバ装置8の制御部81は、通信部82aが受信した応答信号S16に含まれる電話番号「090-5555-1111」をキーにして利用者DB832を検索し、一致する電話番号が含まれているか否かを判断する。図5中の矢印S17はこの検索動作を表している。前述した図4(a)に示すように、電話番号「090-5555-1111」は利用者DB832に含まれているので、制御部81は、車両2を駐車しようとしている利用者は予め登録されている利用者であると判断する。ここで、もし応答信号S16に含まれる電話番号が利用者DB832に含まれていないことがわかると、制御部81は、車両2を駐車しようとしている利用者は予め登録されている利用者でないと判断し、その旨を路側装置6に表示或いはアナウンスさせ、以後の処理を行わない。
そして、制御部81は、利用状況DB833に新たなレコードを追加し、追加したレコードに、応答信号S16に含まれていたWCN「wcn0002」と、電話番号「090-5555-1111」に対応する利用者ID「user001」とを書き込む。さらに、制御部81は、「入庫時刻」として現在時刻(ここでは「10:31」とする)を書き込み、「認証フラグ」をオフ(「0」)設定する。図5中の矢印S18はこの書き込み動作を表している。そして制御部81は、ゲートを開くことを指示する指示信号S19を通信部82aによって路側装置6に送信する。この指示信号S19を受信した路側装置6はゲートを開き、これによって車両2は駐車場に入ることができるようになる。
さて、車載機3のCPU31は応答信号S16を送信した後、サーバ装置8を発呼することを要求する発呼動作要求信号S20をBT通信回路34から移動機4aに送信する。この発呼動作要求信号S20には、メモリ32に記憶されていたサーバ装置8の電話番号が含まれている。移動機4aのBT通信回路46aがこの発呼動作要求信号S20を受信すると、CPU41aはこの発呼要求信号S20に含まれていた電話番号を用いてサーバ装置8を発呼する。図5中の矢印S21は移動機4aから発せられ移動通信網5を経由してサーバ装置8に至る発呼信号を表している。この発呼の際には、移動通信網5の発信者番号通知機能によって、移動通信網5の交換局からサーバ装置8に対して移動機4aの電話番号「090-5555-1111」が通知される。サーバ装置8の制御部81は、通知された電話番号と既に利用状況DBに記憶している電話番号とを照合し、両者が一致すれば、利用者(移動機)は正当であると判断して利用状況DB833の認証フラグをオフ設定からオン設定に切り替える。ここでは、両者は「090-5555-1111」で一致するはずであるから、利用状況DB833の認証フラグは図4(a)に示すようにオン設定されることになる。図5中の矢印S22は、この照合及びフラグ切替動作を表している。
ここで、もし、通知された電話番号が利用状況DBに記憶している電話番号と一致しない場合には、制御部81は、車両2を駐車しようとしている利用者は不正行為を行おうとしている可能性が高いと判断して、その旨を駐車場の係員に通知する等の処理を行う。
ただし、駐車場が地下にあるとか無線回線が輻輳しているなどのように、移動機4a、4bの無線通信環境が良くない場合には、移動機4aがサーバ装置8を発呼したとしても、通信回線が接続されない場合がある。この場合には、サーバ装置8は移動通信網5経由で移動機4aの電話番号を取得することができない。このような場合には、サーバ装置8は移動機4aに電子メールを送信しておき、そのメールの返信メールを受け取り、その返信メールに付加されている電話番号を用いて移動機の正当性を確認する。
図6は、サーバ装置8が上記のように電子メールで移動機4aの電話番号を取得する場合のシーケンスを示す図であり、図5と共通する信号には同一の符号が付されている。
図6において、移動機4aが発呼要求信号S20に含まれていた電話番号を用いてサーバ装置8を発呼するところまでは同じ動作である。しかし、無線通信環境が良くないために移動機4aからの発呼信号21は移動通信網5に到達せず、サーバ装置8が応答信号S16を受け取ってから相当時間が経過しても、サーバ装置8と移動機4aとの間の通信回線は接続されない。この場合、サーバ装置8の制御部81は、移動機4aの電話番号「090-5555-1111」に対応するメールアドレス「taro@aaa.co.jp」を利用者DB832から取得し、これを宛先とした電子メールを作成する。この電子メールには、「このメールをそのまま返信してください。この返信メールによってあなたの電話番号がシステムに通知されます。」というメッセージが記述されている。制御部81は通信部82bによってこの電子メールS23を移動機4aに送信する。
移動機4aは移動通信網5を介して電子メールS23を受信した後、利用者1aによる開封操作に従ってこの電子メールを表示部43aに表示する。利用者1aは電子メールに記述された内容を参照し、“返信”を指示する操作を行う。この操作に応じて、移動機4aはサーバ装置8のメールアドレスを宛先とした返信メールS24を送信する。この返信メールS24が移動通信網5を経由してサーバ装置8に転送される過程で、移動通信網5によってメールデータのヘッダ部分に移動機4aの電話番号「090-5555-1111」が付加される。サーバ装置8の制御部81は、通信部82bが受信した返信メールS24に付加されていた電話番号と、既に利用状況DBに記憶している電話番号とを照合し、両者が一致すれば、利用者(移動機)は正当であると判断して利用状況DB833の認証フラグをオフ設定からオン設定に切り替える。ここでは、両者は「090-5555-1111」で一致するはずであるから、利用状況DB833の認証フラグは図4(a)に示すようにオン設定されることになる。図6中の矢印S22は、この照合動作を表している。
(3)割引情報の取得・収集
次に図7において、運転者(利用者1a)が商業施設の店舗Aで商品を購入したと仮定する。このとき、店舗Aの従業員による所定の操作に応じて、店舗端末9aには、利用時刻(現在時刻)、利用金額(購入金額)及び店舗Aに割り当てられた店舗IDといった割引情報を表した2次元コードが表示される。そこで、利用者1aは自身の移動機4aを操作し、コード読み取り部48aによって上記2次元コードを読み取らせて割引情報を取得する。具体的には、移動機4aは、コード読み取り部48aによって2次元コードを光学的に読み取り、読み取った2次元コードの内容をメモリ42aに記憶された制御プログラムに従って解析し、解析した内容(利用時刻、利用金額及び店舗ID)を割引情報としてメモリ42aに記憶する。図7中の矢印S31はこの読み取り(取得)動作を表している。なお、店舗端末9aは、後述する利用確認処理のために、上記の利用時刻及び利用金額を利用ログとして記憶しておく。
次に、同乗者(利用者1b)が店舗Bで商品を購入したと仮定する。この場合も、上記と同様に、移動機4bは、店舗端末9bに表示された2次元コードを読み取り(矢印S32)、読み取った2次元コードの内容を解析し、解析した内容を自機のメモリに記憶する。次いで、移動機4aは、移動機4bが取得した割引情報を収集する(矢印S33)。具体的には、利用者1aと利用者1bはそれぞれショッピングを済ませると、お互いに移動機4aと移動機4bとを近接させてブルートゥース通信を行うための所定の操作を行う。この操作に応じて、移動機4aと移動機4bとは予め定められた通信手順で通信コネクションを確立する。この通信コネクションが確立すると、移動機4aのCPU41aは、割引情報を要求する要求信号をBT通信回路46aから移動機4bに送信する。これに応じて、移動機4bのCPUは自機のメモリに記憶されている割引情報を含む応答信号をBT通信回路から移動機4aへ送信する。移動機4aは受信した応答信号S63から割引情報を抽出し、メモリ42aに記憶する。
(4)出庫
次に、図7において、運転者(利用者1a)が車両の運転席に乗り込み、イグニッションをオンにすると、上述した乗車時と同じように、車載機3と移動機4aとは予め定められた通信手順に従ってネゴシエーションを行って通信リンクを確立する(図示は省略)。そして、車両2が出口から出庫しようとすると、車載機3は、駐車場出口に備えられた路側装置7から定期的に送信されているポーリング信号S41を受信し、これに応答する応答信号S42を送信する。路側装置7は、この応答信号S42を受信すると、これをサーバ装置8に転送する。サーバ装置8は、応答信号S42を受信すると、移動機の電話番号を要求する要求信号S43を路側装置7に送信する。この要求信号S43は路側装置7を経由して車載機3によって受信される。
車載機3は、要求信号S43を受信すると、移動機4aに対して電話番号を要求する要求信号S44を送信する。移動機4aはこの要求信号S44を受信すると、メモリ42aから自機の電話番号「090-5555-1111」を読み出し、この電話番号を含む応答信号S45を車載機3に送信する。次いで、車載機3は移動機4aに対して割引情報を要求する要求信号S46を送信する。移動機4aはこの要求信号S46を受信すると、メモリ42aから全ての割引情報を読み出し、これらの割引情報を含む応答信号S47を車載機3に送信する。即ち、移動機4a自身が店舗端末9aから取得した割引情報と、移動機4aが移動機4bから収集した割引情報とが車載機3に供給されることになる。車載機3は、応答信号S45に含まれていた電話番号「090-5555-1111」と、応答信号S47に含まれていた割引情報と、メモリ32に記憶されているWCN「wcn0002」とを含む応答信号S48を路側装置7に送信する。路側装置7は、この信号S48を受信すると、これをネットワーク10経由でサーバ装置8に転送する。
サーバ装置8の制御部81は、応答信号S48を受信すると、まず、その応答信号S48に含まれている全ての割引情報を参照することによって、商業施設において2回の利用が行われたことを確認する。そして、制御部81は、1回目の利用がなされた店舗Aの店舗IDに基づき、移動機の利用者による利用があったか否かを問い合わせるための問い合わせ信号S49をネットワーク10経由で店舗端末9aに送信する。この問い合わせ信号S49には、割引情報によって示される利用時刻や利用金額が含まれている。店舗端末9aは、受信した問い合わせ信号S49に含まれていた利用時刻及び利用金額と、自端末が利用ログとして記憶している内容とを照合する。ここでは、両者は一致しているはずであるから、店舗端末9aは利用内容を確認したことを示す確認信号S50をネットワーク10経由でサーバ装置8に送信する。
次に、上記と同様に、制御部81は2回目の利用がなされた店舗Bの店舗IDに基づき、移動機の利用者による利用があったか否かを問い合わせるための問い合わせ信号S51を店舗端末9bに送信する。店舗端末9bは、上記と同様にして、受信した問い合わせ信号S51に含まれていた利用時刻及び利用金額と、自端末が利用ログとして記憶している内容とを照合する。ここでは、両者は一致しているはずであるから、店舗端末9bは、利用内容を確認したことを示す確認信号S52をサーバ装置8に送信する。サーバ装置8の制御部81は、確認信号S50及び確認信号S52を受信することによって全ての割引情報の信頼性を確認すると、ゲートを開くことを指示する指示信号S53を路側装置7に送信する。この指示信号S53を受信した路側装置7はゲートを開き、これによって車両2は駐車場から出ることができる。
この後、サーバ装置8の制御部81は、割引情報に基づいて車両の駐車料金を算出し、算出した駐車料金を課金するための処理を行う。具体的には、まず制御部81は、入庫時刻と出庫時刻(現在時刻)との時刻差である駐車時間から正規の駐車料金を算出する。次いで、制御部81は、割引情報に含まれる利用金額に基づいて割引額を決定し、これを正規の駐車料金から差し引いて駐車料金を算出する。これらの情報は制御部81によって課金DB834に書き込まれる。図7中の矢印S54はこの書き込み動作を表している。このような課金DB834の内容に基づいて、クレジット会社は車両2毎に予め定められた銀行口座から駐車料金を引き落とすことになる。次に、制御部81は、移動機4aの電話番号「090-5555-1111」に対応するメールアドレス「taro@aaa.co.jp」を利用者DB832から取得し、これを宛先として上記課金内容を表す内容の電子メールを作成する。そして、制御部81は移動通信網5を介してこの電子メールS55を移動機4aに送信する。移動機4aは電子メールS55を受信した後、利用者1aによる開封操作に従ってこの電子メールを表示部43aに表示する。これによって利用者1aは課金の内容を確認することができる。
上述したように、本実施形態によれば、サーバ装置8は、車載機3や路側装置6を含む第1の通信経路と、移動通信網を含む第2の通信経路という別々の通信経路を介してそれぞれ別個に2つの電話番号を取得する。仮に不正な第3者が移動機の電話番号を偽って不正行為を行おうとしたとしても、これら電話番号の双方を偽って不正を行うのは困難である。よって、利用者(移動機)の正当性をより確実に確認できることになる。また、サーバ装置8は車両が入庫しようとする度に移動機4aに対して自装置の電話番号を通知するので、移動機4aはサーバ装置8の電話番号を予め記憶するなどの必要がない。
本発明は、上述した実施形態に限定されず、例えば次のような変更が可能である。
車載機3と路側装置6,7との間の通信は、DSRC通信に限らず、例えば光ビーコン、電波ビーコン、ブルートゥース、IrDA(Infrared Data Association)等を用いた通信であってもよい。また、移動機4a,4bと車載機3との間の通信も、ブルートゥース通信に限らず、IrDA等を用いた通信であってもよいし、PDCケーブルやUSBケーブルなどを用いた有線による通信であってもよい。また、移動機4a、4bを車載機3もしくは車両2に直接はめ込むようにして通信を行うようにしてもよい。また、車載機3は、車両2に搭載されて路側装置6,7と通信を行うことが可能な装置であればよく、例えばカーナビゲーション装置などであってもよい。また、移動機4a,4bは、実施形態で示した携帯電話機や簡易携帯電話機に限らず、移動通信網を介してデータ通信を行う通信装置を内蔵したPDA(Personal Digital Assistants)やモバイルパーソナルコンピュータであってもよい。
また、本実施形態では駐車場に適用した例で説明したため、車載機3や路側装置6,7等の駐車場に特有の装置を用いていたが、これらは必ずしも必要ではない。例えば、実施形態で述べた移動機→車載機→路側装置→サーバ装置という通信経路(第1の通信経路)は、移動機4aとサーバ装置8との間に車載機3や路側装置6に代わる通信中継装置を備えたような通信経路であってもよいし、この種の通信中継装置を一切介さずに移動機4aとサーバ装置8とが直接通信を行うような通信経路であってもよい。
また、実施形態で述べた移動機→移動通信網→サーバ装置という通信経路(第2の通信経路)においては、電話網として機能する移動通信網5に代えて、無線LAN等のネットワークを用いてもよい。
上述した移動機4a,4b、車載機3、サーバ装置8が動作するためのコンピュータプログラムは、CPUによって読み取り可能な磁気記録媒体、光記録媒体あるいはROMなどの記録媒体に記録して提供することができる。また、インターネットのようなネットワーク経由でダウンロードさせることももちろん可能である。
本発明の実施形態に係るシステムの構成を示す図である。 同システムにおける移動機と車載機の構成を示すブロック図である。 同システムにおけるサーバ装置の構成を示す図である。 同システムにおけるサーバ装置が記憶している情報の一例を示す図である。 同システムにおけるサーバ装置が記憶している情報の一例を示す図である。 同システムにおけるサーバ装置が記憶している情報の一例を示す図である。 同システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 同システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 同システムの動作の一例を示すシーケンス図である。
符号の説明
2・・・車両、3・・・車載機、4a,4b・・・移動機、5・・・移動通信網、6,7・・・路側装置、8・・・サーバ装置、9a,9b・・・店舗端末、10・・・ネットワーク。

Claims (7)

  1. 移動機と第1の通信経路を介して通信を行う第1の通信手段と、
    前記移動機と第2の通信経路を介して通信を行う第2の通信手段と、
    前記移動機に割り当てられた移動機識別情報を前記第1の通信手段によって取得する第1の取得手段と、
    前記第2の通信経路を介して自装置を呼び出すための呼出情報を記憶する呼出情報記憶手段と、
    前記呼出情報記憶手段によって記憶されている呼出情報を前記第1の通信手段によって前記移動機に通知する通知手段と、
    前記移動機から前記第2の通信経路を介して自装置が呼び出された場合に、当該移動機に割り当てられた移動機識別情報を前記第2の通信手段によって取得する第2の取得手段と、
    前記第1の取得手段によって取得された移動機識別情報と、前記第2の取得手段によって取得された移動機識別情報とが一致するか否かによって前記移動機の正当性を判断する第1の認証手段と
    を備える認証装置。
  2. 前記第2の取得手段によって前記移動機に割り当てられた移動機識別情報を取得することができない場合には、当該移動機を宛先とした電子メールを前記第2の通信手段によって送信するメール送信手段と、
    前記電子メールに対して前記移動機から送信されてくる返信メールを前記第2の通信手段によって受信するメール受信手段と、
    前記第1の取得手段によって取得された移動機識別情報と、前記メール受信手段が受信した電子メールに付加されている移動機識別情報とが一致するか否かによって、前記移動機の正当性を判断する第2の認証手段と
    を備える請求項1記載の認証装置。
  3. 前記移動機に割り当てられた移動機識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、
    前記第1の取得手段によって取得された移動機識別情報と、前記識別情報記憶手段によって記憶されている移動機識別情報とが一致するか否を判断する判断手段とを備え、
    前記判断手段によって双方の前記移動機識別情報が一致しないと判断された場合には、前記通知手段は前記呼出情報を前記移動機に通知しない請求項1記載の認証装置。
  4. 前記第1の通信経路は、前記移動機と近距離の無線通信を行うための無線通信経路を含み、
    前記第2の通信経路は、前記移動機及び自装置に対して呼接続サービスを提供する電話網を含み、
    前記移動機識別情報は前記移動機の電話番号であり、前記呼出情報は自装置の電話番号である請求項1記載の認証装置。
  5. 車両に搭載された車載機と通信を行う第1の通信手段と、
    前記車載機を含まないネットワークを介して前記移動機と通信を行う第2の通信手段と、
    前記ネットワークを介して自装置を呼び出すための呼出情報を記憶する呼出情報記憶手段と、
    前記移動機に割り当てられた移動機識別情報と、前記車載機に割り当てられた車載機識別情報とを、前記第1の通信手段によって前記車載機から取得する第1の取得手段と、
    前記呼出情報記憶手段によって記憶されている呼出情報を前記第1の通信手段によって前記車載機に通知する通知手段と、
    前記移動機から前記ネットワークを介して自装置が呼び出された場合に、当該移動機に割り当てられた移動機識別情報と前記車載機の車載機識別情報とを前記第2の通信手段によって取得する第2の取得手段と、
    前記第1の取得手段によって取得された移動機識別情報及び車載機識別情報と、前記第2の取得手段によって取得された移動機識別情報及び車載機識別情報とが一致するか否かによって前記移動機の正当性を判断する認証手段と
    を備える認証装置。
  6. 認証装置が、第2の通信経路を介して自装置を呼び出すための呼出情報を、第1の通信経路を介して前記移動機に通知する通知ステップと、
    前記認証装置が、移動機に割り当てられた移動機識別情報を前記第1の通信経路を介して取得する第1の取得ステップと、
    前記認証装置が、前記移動機から前記第2の通信経路を介して自装置が呼び出された場合に、当該移動機に割り当てられた移動機識別情報を前記第2の通信経路を介して取得する第2の取得ステップと、
    前記認証装置が、前記第1の取得ステップにおいて取得された移動機識別情報と、前記第2の取得ステップにおいて取得された移動機識別情報とが一致するか否かによって、前記移動機の正当性を判断する認証ステップと
    を備える認証方法。
  7. 認証装置が、車載機を含まないネットワークを介して自装置を呼び出すための呼出情報を前記車載機に通知する通知ステップと、
    前記認証装置が、移動機に割り当てられた移動機識別情報と、車載機に割り当てられた車載機識別情報とを前記車載機から取得する第1の取得ステップと、
    前記認証装置が、前記移動機から前記ネットワークを介して自装置が呼び出された場合に、当該移動機に割り当てられた移動機識別情報と前記車載機の車載機識別情報とを前記ネットワークを介して取得する第2の取得ステップと、
    前記第1の取得ステップにおいて取得された移動機識別情報及び車載機識別情報と、前記第2の取得手段によって取得された移動機識別情報及び車載機識別情報とが一致するか否かによって前記移動機の正当性を判断する認証ステップと
    を備える認証方法。
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