JP2006037578A - 昇降式ドアガラスの全閉位置規制装置 - Google Patents

昇降式ドアガラスの全閉位置規制装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ドアガラス全閉時の底突き衝突音の発生を防止しながらドアグラスラン自体の口開き現象を確実に防止できるようにした昇降式ドアガラスの全閉位置規制装置を提供する。
【解決手段】ドアグラスラン3の下端に感圧センサ8を設ける一方、ドアガラス4には突起13を設ける。ドアグラスラン3に対してドアガラス4が底突き状態となって、ドアガラス4が全閉位置もしくは閉め切り位置に達した時点で、突起13との当接により感圧センサ8を作動させて全閉完了信号を出力する。この全閉完了信号をもってパワーウインドレギュレータのモータ12を停止させ、ドアガラス4とドアグラスラン3との衝突音の発生を防止する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動車における昇降式ドアガラスの全閉位置規制装置に関し、特にパワーウインドレギュレータにて昇降駆動されるドアガラスを上昇動作をもって全閉位置まで上昇させた上でその全閉位置に精度良く停止させるための昇降式ドアガラスの全閉位置規制装置に関するものである。
この種の装置として、例えば特許文献1に記載のように、自動車の昇降式ドアガラスの全閉時におけるいわゆる閉め切り圧力を検知し、その圧力の増加をもって直ちにパワーウインドレギュレータのモータを停止させるようにしたものが提案されている。
より具体的には、上記特許文献1に記載のものでは、図7に示すように、ドアシール材としてのドアグラスラン50を内包しつつドアサッシュの一部を形成しているグラスランチャンネル51の内底部とドアグラスラン50の外底部との間に感圧センサ52を介在させて、ドアガラス53の全閉時にドアガラス53がドアグラスラン50の内底部に圧接していわゆる底突き状態となるとそれを感圧センサ52が検知し、その検知信号の出力をもって、昇降制御装置54にて制御されるパワーウインドレギュレータのモータ55を直ちに停止させつつ、ドアガラス53をその全閉位置に保持させるようになっている。
特開平9−132028号公報(図4)
このような従来の技術では、ドアガラス53を案内しつつ車室内外をシールすることになる断面略コ字状のドアグラスラン50がその外側の同じく断面略コ字状のグラスランチャンネル51に嵌合保持されていて、実質的にドアグラスラン50の底壁部が剛性の高いグラスランチャンネル51にてバックアップされているため、ドアガラス53の全閉時には直ちに感圧センサ52が感知し得るだけの圧力上昇が認められ、所期の目的を達成することが可能である。
その一方、例えば図8に示すようにドアサッシュ部が二枚のパネル56,57のみにより構成されていて、ドアグラスラン58の底壁部が実質的にグラスランチャンネルによってバックアップされていない場合には、特許文献1に記載の構造を採用することができない。そのため、図8のような構造の場合には、ドアガラス53の全閉時にそのドアガラス53がドアグラスラン58に対していわゆる底突き状態となって、パワーウインドレギュレータのモータの電流値が設定値を超えたことを条件に初めてモータを停止させる方式を採用せざるを得ず、したがって、ドアガラス53が底突き状態となった時に衝突音が発生するとともに、底付き状態になってから実際にモータが停止するまでに時間遅れがあるために、ドアグラスラン58全体が内側の引っ張られることで特にアウタリップ59が同図の仮想線のようにいわゆる口開きすることとなって好ましくない。
本発明はこのような課題に着目してなされたものであり、とりわけドアガラス全閉時の底突き衝突音の発生を防止しながらドアグラスラン自体の口開き現象を確実に防止できるようにした昇降式ドアガラスの全閉位置規制装置を提供しようとするものである。
請求項1に記載の発明は、パワーウインドレギュレータにより昇降駆動される自動車用ドアガラスを上昇動作をもって全閉位置まで上昇させてその全閉位置に停止させる全閉位置規制装置であることを前提としている。
その上で、ドアサッシュ部に装着されてドアガラス閉時にドアガラスの周縁部を受容しつつこれと圧接することになるドアシール材のうちドアサッシュ部の上辺部に沿う部分の下端であって且つドアガラスの昇降軌跡に近接した位置に、ドアガラスが全閉位置まで上昇したときに直ちにパワーウインドレギュレータのモータを停止させるべく全閉完了信号を出力する感圧センサを設ける一方、ドアガラスの側面には、ドアガラス自体が全閉位置まで上昇したときに上記感圧センサに当接して、全閉完了信号を出力するのに必要な加圧力を感圧センサに付与する操作部を設けたことを特徴とする。
ここに言うドアシール材とは、先に述べたようなドアサッシュ部の一部を形成することになるグラスランチャンネルを併用しているか否かに関わらず、主として断面が略チャンネル形状をなすドアグラスランを想定している。
この場合、先に述べたような異物挟み込み防止機能を具備させる上では、請求項2に記載のように、上記感圧センサとして、加圧力の入力方向に応じ全閉完了信号および異物挟み込み信号のうちのいずれかの信号を選択的に出力可能なものを採用する一方、ドアガラス上端と感圧センサとの間での異物を挟み込みをもって加圧力が作用したきには直ちにパワーウインドレギュレータのモータを逆転駆動させるべく異物挟み込み信号を、操作部の当接をもって加圧力が作用したときには全閉完了信号をそれぞれ出力するようになっていることが望ましい。
より望ましくは、請求項3に記載のように、上記感圧センサは、ドアガラス上端と感圧センサとの間での異物を挟み込みをもって上下方向から加圧力が作用したきには異物挟み込み信号を、操作部の当接をもって横方向から加圧力が作用したときには全閉完了信号をそれぞれ出力するようになっているものとする。
より具体的には、請求項4に記載のように、上記ドアガラスの側面に設けられる操作部は、感圧センサへの当接をもってその感圧センサに横方向から加圧力を付与すべく、その当接面を傾斜面とする。
さらに、請求項5に記載のように、上記感圧センサは、共通端子と異物挟み込み検知用の端子とを上下方向で対向配置してあるとともに、上記共通端子と全閉位置検知用の端子とを横方向で対向配置してあるものとする。
したがって、少なくとも請求項1に記載の発明では、図示外のスイッチ操作に基づきパワーウインドレギュレータのモータを作動させて、ドアガラスの上昇動作をもって閉止操作を行った場合、ドアガラスの上端がドアシール材に圧接して全閉状態(閉め切り状態)となるのと同時に、ドアガラス側の操作部材が感圧センサに当接し、感圧センサは直ちに全閉完了信号を出力する。この全閉完了信号を受けてパワーウインドレギュレータのモータが停止し、ドアガラスはその全閉位置(閉め切り位置)に保持される。
この場合、従来のようにドアシール材に対して実際にドアガラスがいわゆる底突き状態となった状態をもって全閉状態とするのではのではのでなく、上記のようにドアガラスが底突き状態となったならばドアガラス側の操作部がドアシール材の下端の感圧センサに当接して全閉完了信号を発するように予めそれらの感圧センサと操作部の相対位置関係を設定しておくことにより、従来のように底突き状態をもって衝突音が発生することもなく、またドアシール材が過剰な引張力を受けていわゆる口開き現象を生ずることもなくなる。
また、請求項2〜5に記載の発明のように、ドアガラス上端と感圧センサとの間での異物を挟み込みをもって加圧力が作用したきには直ちにパワーウインドレギュレータのモータを逆転駆動させるべく感圧センサが異物挟み込み信号を、操作部の当接をもって加圧力が作用したときには同じく感圧センサが全閉完了信号をそれぞれ出力するようになっていると、万が一異物を挟み込んだときには、ドアガラス閉止動作の途中から直ちに反転動作、すなわちパワーウインドレギュレータのモータを逆転駆動させてドアガラスを逆に全開状態とすることが可能となる。
請求項1に記載の発明によれば、ドアガラスがドアシール材に対しいわゆる底突き状態となって実質的に全閉状態もしくは閉め切り状態となった際の衝突音の発生を未然に防止することができるから、乗員に違和感を与えることがなくなるばかりでなく、ドアシール材のいわゆる口開き現象の発生も未然に防止することができ、見栄えの向上とドアシール材自体のシール性の向上が図れる。
また請求項2〜5に記載の発明によれば、感圧センサが異物挟み込み信号と全閉完了信号を選択的に出力可能であることから、併せて異物挟み込み防止機能を発揮させることができ、安全性が一段と向上する。
図1〜3は本発明のより具体的な第1の実施の形態を示す図であり、特に図1は自動車の要部側面図を、図2は図1のa−a線に沿うドアガラス全閉時の拡大断面図、すなわちドアサッシュ部の上辺部の断面図であって且つ図8と同様にいわゆるチャンネルレスタイプのドアサッシュ部の断面図を示している。
図1および図2,3に示すように、フロント側のドア1において、アウタパネル2aとインナパネル2bとをもって形成されるドアサッシュ部2にはドアシール材として断面略チャンネル状をなすドアグラスラン3が嵌合保持されていて、このドアグラスラン3によってドアガラス4が昇降可能に案内支持されているとともに、全閉状態ではそのドアグラスラン3によって車室内外がシールされることになる。そして、断面略チャンネル状をなすドアグラスラン3は例えば公知のようにソリッドゴムにて形成されているとともに、ドアサッシュ部2を形成しているアウタパネル2aとインナパネル2bとに嵌合保持されていて、ドアガラス4は、ドア1の本体部に内蔵された図示外のパワーウインドレギュレータによって昇降駆動される。
ドアグラスラン3自体は、断面チャンネル状のグラスラン本体部5の開口縁にその内方に向かって一対の斜状のシールリップ6a,6bが突出形成されているとともに、同じくグラスラン本体部5の開口縁からその外方に向かってアウタリップ7aとインナリップ7bが突出形成されている。そして、ドアガラス4の全閉時たるドアガラス閉め切り状態では、図2に示すようにグラスラン本体部5がドアガラス4の周縁部を受容する一方で、ドアガラス4に一対のシールリップ6a,6bが弾接もしくは圧接しながらドアガラス4の上端がグラスラン本体部5の底壁部5aに弾接もしくは圧接していわゆる底突き状態をもってその状態を維持することになる。
また、ドアサッシュ部2の上辺部におけるドアグラスラン3の下端、より詳しくはドアグラスラン3の開口縁であって且つインナリップ7bの根元部には、ドアガラス4の昇降軌跡に近接するようにして部分的に感圧センサ8が配置されている。この感圧センサ8は、図2のほか図3にも示すように、グラスラン本体部5と一体に成形もしくは接着固定されたソリッドゴム製の断面半円状のケーシング9内に、例えば導電性ゴム等からなる上下一対の端子10a,10bを所定距離隔てて対向配置したものであり、各端子10a,10bはパワーウインドレギュレータのモータ12の制御を司っている昇降制御装置11に図示外のハーネスを介して接続されている。なお、後述するように、感圧センサ8が潰れ変形したときには端子10a,10b同士が導通し、感圧センサ8は所定の信号を出力することになる。
他方、ドアガラス4の車室内側の上端部には、上記感圧センサ8と当接可能な位置に操作部として例えば樹脂製の突起13が接着等にて固定配置されている。この突起13の位置的条件としては、図2に示すように、ドアガラス4の上端がドアグラスラン3に対していわゆる底突き状態となって実質的にドアガラス4が全閉状態もしくは閉め切り状態となった時点で丁度その突起13が感圧センサ8に当接して、その感圧センサ8を潰し変形させなが内部の端子10a,10b同士を接触させることができるような位置に設定されている。
なお、上記の突起13は、見栄え等を考慮して形状が小さな駒状のものとすることが望ましく、したがって形状の小さな突起13をもって所期の目的を達成するためには、ドアガラス4の昇降方向において突起13と対応する位置にだけ局部的に感圧センサ8が配置されていれば良いことになる。また、ドアガラス4に上記突起13を付帯させた場合には、それと併せてドア1そのもののドアウエスト開口部に逃がし凹部等を形成することにより、例えばドアガラス4の全開時に突起13がドア1もしくは内装材と干渉するのを容易に回避することができる。
以上のような構造は、図1に示すリア側のドア14についても基本的に同様となっている。
このような構造において、ドアガラス4が全閉状態もしくは閉め切り状態にない限りは、図3に示すように突起13が感圧センサ8に当接することもなければ感圧センサ8が潰れ変形することもなく、それらの突起13や感圧センサ8は何ら機能しない。
その一方、ドアガラス4の全開もしくは半開状態等から全閉状態もしくは閉め切り状態とするべく、図示しないスイッチ操作にてモータ12を作動させてドアガラス4を上昇動作させた場合には、ドアガラス4は所定の昇降軌跡に沿って上昇して、最終的には図2に示すように、ドアガラス4の上端がグラスラン本体部5の底壁部5aに圧接もしくは弾接していわゆる底突き状態となった時点で全閉状態もしくは閉め切り状態となる。
ドアガラス4が底突き状態となるのと同時に、同図に示すようにドアガラス4側の突起13が感圧センサ8に当接してこれを潰れ変形させる。感圧センサ8が潰れ変形すると、上下一対の端子10a,10b同士が接触して導通し、これをもってドアガラス4の全閉完了信号が出力される。この全閉完了信号は同図の昇降制御装置11に取り込まれて、直ちにモータ12を停止させる。その結果、ドアガラス4は同図の全閉状態もしくは閉め切り状態を維持することになる。
このように本実施の形態によれば、ドアガラス4がドアグラスラン3に対して底突き状態となるのと同時に、突起13の当接によって感圧センサ8が作動して全閉完了信号を出力し、もって直ちにモータ12の作動を停止させることから、従来のようにドアガラス4が底突き状態となる瞬間に衝突音が発生することがなくなるとともに、底突き状態となった以降はドアグラスラン3が過剰に引っ張られることもないので、ドアグラスラン3におけるアウタリップ7a及びインナリップ7bの無用な口開きを未然に防止することが可能となる。
図4の(A),(B)は本発明の第2の実施の形態を示し、図2,3と共通する部分には同一符号を付してある。
この第2の実施の形態では、感圧センサ18を形成している上下一対の端子14a,14bの配置として、端子14a,14b同士を車幅方向でわずかにオフセットさせていわゆる斜め方向で所定距離隔てて対向配置する一方、操作部として機能する突起23の当接面たる上面を傾斜面23aとしたものである。
この第2の実施の形態では、突起23の当接をもって感圧センサ18が主として横方向に潰れ変形し、それに併せて感圧センサ8の端子14a,14b同士が横方向から接触,導通することでドアガラス4の全閉完了信号が出力されることになる。
したがって、この第2の実施の形態においても先の第1の実施の形態と同様の効果が得られることになる。
図5,6は本発明の第3の実施の形態を示し、感圧センサ28を形成している端子の個数および配列が先の第1,第2の実施の形態のものと異なっていて、相互に接触,導通する端子の組み合わせを変えることにより、ドアガラス4の全閉位置規制以外にいわゆる異物挟み込み防止機能を具備させたものである。ただし、この第3の実施の形態においても、先の第1,第2の実施の形態と共通する部分には同一符号を付してある。
この第3の実施の形態では、図5に示すように、感圧センサ28のケーシング9内に合計三つの端子15a〜15cを配置し、端子15bを共通端子(コモン端子)としてこの共通端子15bと異物挟み込み検知用の端子15cとをケーシング9内の上下方向で所定距離隔てて対向配置する一方、上記共通端子15bと全閉位置検知用の端子15aとをケーシング9内の斜め方向で所定距離隔てて対向配置し、感圧センサ28が潰れ変形しないいわゆる自由状態では、合計三つの端子15a〜15cが互いに接触することがないようにそれぞれの端子15a〜15cの位置を設定してある。
ここで、この実施の形態では、先に述べたように異物挟み込み防止機能を具備させる点を考慮して、ドアガラス4の昇降方向において突起23と対向する位置にのみ感圧センサを28設けるのではなく、図1に示すドアサッシュ部2の上辺部のほぼ全長にわたり感圧センサ28を配置してある。
また、ドアガラス4の上端部内側面に固定配置される操作部としての突起23について、当接面として機能する上面を傾斜面23aとしてある点は先の第2の実施の形態と同様である。
したがって、この第3の実施の形態によれば、ドアガラス4が全閉状態となるときの感圧センサ28の挙動は先の第2の実施の形態のものと全く同様であって、図6の(B)に示すように、突起23の当接をもって感圧センサ28が主として横方向に潰れ変形し、それに併せて感圧センサ28の共通端子15bと全閉位置検知用の端子15aとが横方向から接触,導通することでドアガラス4の全閉完了信号が出力されることになる。これにより、先の第1,第2の実施の形態と全く同様に、ドアグラスラン3へのドアガラス4の底突きに伴う衝突音の発生とアウタリップ7a及びインナリップ7bの口開きを未然に防止できることになる。
他方、図6の(A)に示すように、全閉位置もしくは閉め切り位置に向かって上昇動作中のドアガラス4とドアサッシュ部2の上辺部との間に異物30を挟み込んだ場合には、同図(B)の場合と異なりその異物30をもって感圧センサ28が潰れ変形する故に、感圧センサ28は主として上下方向に潰れ変形し、それに併せて感圧センサ28の共通端子15bと異物挟み込み検知用の端子15cとが上下方向から接触,導通することで異物挟み込み信号を出力することになる。この異物挟み込み信号は、上記の全閉完了信号と同様に図2に示す昇降制御装置11に取り込まれて、昇降制御装置11では異物挟み込みがあったものと判断して、直ちにドアガラス4を反転動作させる。すなわち、昇降制御装置11に異物挟み込み信号が入力されると、直ちにモータ12を逆転駆動させて、ドアガラス4を全開位置まで下降させる。これにより、先の異物挟み込みの初期状態が直ちに解消されて、安全性が確保される。
このように第3の実施の形態によれば、感圧センサ28が一つでありながらもドアガラス4の全閉位置規制機能に加えて異物挟み込み防止機能を具備しているので、必要とするセンサ数を減らしながら高機能化を達成できるとともに、安全性の向上にも大きく貢献することができる。
なお、以上の各実施の形態では、インナリップ7bの根元部相当部に感圧センサ8を配置した場合について例示しているが、感圧センサ8をアウタリップ7aの根元部相当部に配置しても同様の効果が得られることは言うまでもない。
自動車の側面説明図。 本発明のより具体的な第1の実施の形態を示す図で、図1のa−a線に沿うドアガラス全閉時の拡大断面図。 図2の状態となる前の感圧センサと突起との相互関係を示す要部拡大断面図。 本発明の第2の実施の形態を示す図で、(A)は感圧センサに突起が当接する前の状態を示す要部拡大断面図、(B)は感圧センサに突起が当接した時の状態を示す要部拡大断面図。 本発明の第3の実施の形態を示す図で、感圧センサに突起が当接する前の状態を示す要部拡大断面図。 図5に示す感圧センサの作動説明図で、(A)は異物挟み込み時の断面説明図、(B)はドアガラス全閉時の断面説明図。 従来のドアガラス全閉位置規制装置の一例を示す構成説明図。 チャンネルレスタイプのドアグラスランランの一例を示す断面説明図。
符号の説明
2…ドアサッシュ部
3…ドアグラスラン(ドアシール材)
4…ドアガラス
8…感圧センサ
10a,10b…端子
11…昇降制御装置
12…モータ
13…突起(操作部)
14a,14b…端子
15a…全閉位置検知用の端子
15b…共通端子
15c…異物挟み込み検知用の端子
18…感圧センサ
23…突起(操作部)
23a…傾斜面(当接面)
28…感圧センサ

Claims (5)

  1. パワーウインドレギュレータにより昇降駆動される自動車用ドアガラスを上昇動作をもって全閉位置まで上昇させてその全閉位置に停止させる装置であって、
    ドアサッシュ部に装着されてドアガラス閉時にドアガラスの周縁部を受容しつつこれと圧接することになるドアシール材のうちドアサッシュ部の上辺部に沿う部分の下端であって且つドアガラスの昇降軌跡に近接した位置に、ドアガラスが全閉位置まで上昇したときに直ちにパワーウインドレギュレータのモータを停止させるべく全閉完了信号を出力する感圧センサを設ける一方、
    ドアガラスの側面には、ドアガラス自体が全閉位置まで上昇したときに上記感圧センサに当接して、全閉完了信号を出力するのに必要な加圧力を感圧センサに付与する操作部を設けたことを特徴とする昇降式ドアガラスの全閉位置規制装置。
  2. 上記感圧センサは、加圧力の入力方向に応じ全閉完了信号および異物挟み込み信号のうちのいずれかの信号を選択的に出力可能となっていて、
    ドアガラス上端と感圧センサとの間での異物を挟み込みをもって加圧力が作用したきには直ちにパワーウインドレギュレータのモータを逆転駆動させるべく異物挟み込み信号を、操作部の当接をもって加圧力が作用したときには全閉完了信号をそれぞれ出力するようになっていることを特徴とする請求項1に記載の昇降式ドアガラスの全閉位置規制装置。
  3. 上記感圧センサは、ドアガラス上端と感圧センサとの間での異物を挟み込みをもって上下方向から加圧力が作用したきには異物挟み込み信号を、操作部の当接をもって横方向から加圧力が作用したときには全閉完了信号をそれぞれ出力するようになっていることを特徴とする請求項2に記載の昇降式ドアガラスの全閉位置規制装置。
  4. 上記ドアガラスの側面に設けられる操作部は、感圧センサへの当接をもってその感圧センサに横方向から加圧力を付与すべく、その当接面を傾斜面としてあることを特徴とする請求項3に記載の昇降式ドアガラスの全閉位置規制装置。
  5. 上記感圧センサは、共通端子と異物挟み込み検知用の端子とを上下方向で対向配置してあるとともに、上記共通端子と全閉位置検知用の端子とを横方向で対向配置してあることを特徴とする請求項4に記載の昇降式ドアガラスの全閉位置規制装置。
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