JP2006031341A - 画像形成装置、画像形成方法、およびその方法をコンピュータで実行させるプログラム。 - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法、およびその方法をコンピュータで実行させるプログラム。 Download PDF

Info

Publication number
JP2006031341A
JP2006031341A JP2004208464A JP2004208464A JP2006031341A JP 2006031341 A JP2006031341 A JP 2006031341A JP 2004208464 A JP2004208464 A JP 2004208464A JP 2004208464 A JP2004208464 A JP 2004208464A JP 2006031341 A JP2006031341 A JP 2006031341A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
item
input
information
image forming
statistical information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004208464A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4680544B2 (ja
Inventor
Yoshinaga Kato
喜永 加藤
Junichi Takami
淳一 鷹見
Akira Ro
彬 呂
Yoshibumi Sakuramata
義文 櫻又
Tetsuya Sakayori
哲也 酒寄
Iwao Saeki
巌 佐伯
Tetsuya Muroi
哲也 室井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2004208464A priority Critical patent/JP4680544B2/ja
Publication of JP2006031341A publication Critical patent/JP2006031341A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4680544B2 publication Critical patent/JP4680544B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】画像形成装置における印刷物に対する仕上り形式の設定において、統計情報等を用いて、入力した項目の次に入力される可能性の高い項目をメニューで表示する画像形成装置を得ること。
【解決手段】操作パネルから入力された印刷物に対する仕上り形式を規定する項目に基づいて、後続項目データベース2000から次に入力される可能性の高い項目を選択し、または、統計情報データベース4000から項目ごとの尤度を算出することにより次に入力される可能性の高い項目を選択することよって、絞込メニューの表示および項目の入力を可能とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、印刷物の仕上り形式の設定を支援する画像形成装置、画像形成方法、およびその方法をコンピュータで実行させるプログラムに関するものであり、特に操作パネルからの印刷物の仕上り形式の設定を支援する画像形成装置、画像形成方法、およびその方法をコンピュータで実行させるプログラムに関する。
従来、画像形成装置は、スキャナ部で画像情報を読み取り、操作パネルから原稿サイズ、倍率、ステープルなどの仕上り形式を設定することにより、設定された仕上り形式に基づいて、画像データを加工しプリンタ部で用紙上にプリントアウトしステープルなどの仕上げ処理をするものが一般的に知られている。
このような画像形成装置において、多種類の仕上り形式が設定できる場合には操作パネルでの設定操作も複雑になり、画像形成装置を使い慣れない操作者は、多種類の機能を十分に使いこなすことが困難である。このような問題を解決するために、通常の画像形成のための設定を行う第1のモードと、それよりも省エネルギーで省資源による画像形成のための設定を行う第2のモードとを切り換え設定可能とし、指定した資源量で画像形成可能な設定候補を複数表示させ、表示された候補の中から設定候補を選択して画像形成することにより、省エネルギー/省資源モードの機能がわかり易く表示され、設定動作も簡単に行える画像形成装置が開示されている(特許文献1参照)。
特開2002−182529号公報
しかしながら、上記特許文献1では、通常の画像形成のための設定モードと、省エネルギーで省資源の画像形成のための設定モードとを切り換え設定可能とし、指定した資源量で画像形成可能な設定候補を複数表示して、その中から設定候補を選択して画像形成するようにしたもので、予め決められた設定モード機能をわかり易く表示するにすぎず、多種類の機能を十分に使いこなした上で、設定動作を簡単に行えるようにならないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、入力された項目の次に設定される可能性の高い項目をメニューに表示することにより、仕上り形式の設定を容易に行うことができ、操作性の高い画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、原稿から読み込まれた画像情報を、画面表示を行う表示部および操作入力を行う入力部を有する操作パネルから入力された前記画像情報の出力形式を規定する項目情報に基づいて出力する画像形成装置において、前記操作パネルに前記項目情報を表示する項目表示手段と、前記項目表示手段で表示した前記項目情報の入力を受付ける項目入力手段と、次に表示する前記項目情報を、前記項目入力手段で入力された前記項目情報に連続して入力される可能性が高い順に所定の数だけ選択する項目絞込手段と、を備え、前記項目表示手段は、さらに前記項目絞込手段で選択された前記項目情報を表示し、前記項目入力手段は、さらに前記項目表示手段で表示された前記項目情報から、前記項目情報を入力させることを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記項目情報と、前記項目情報に連続して入力される可能性のある前記項目情報とを対応付けて記録する後続項目情報を記憶する後続項目記憶手段と、をさらに備え、前記項目絞込手段は、さらに前記後続項目記憶手段に記憶されている前記後続項目情報を検索し、前記項目入力手段で入力された前記項目情報に連続して入力される可能性がある前記項目情報を選択することを特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記項目情報と、過去に入力された情報から算出された、前記項目情報の入力の確率である生起確率情報と、または、前記項目情報と、過去に入力された情報から算出された、前記項目情報に連続して入力される他の前記項目情報の入力の確率である連鎖確率情報とを対応付けて記録する統計情報を記憶する統計情報記憶手段、をさらに備え、前記項目絞込手段は、さらに前記統計情報記憶手段で記憶された前記統計情報に基づいて生起の尤度、または、生起順序の尤度を算出することにより、次に表示する前記項目情報を、前記項目入力手段で入力された前記項目情報に連続して入力される尤度が高い順に所定の数だけ選択することを特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、請求項3に記載の画像形成装置において、前記項目情報と、前記項目情報が入力された入力回数とを対応付けて記録する回数情報を記憶する項目入力回数記憶手段と、前記項目入力回数記憶手段で記憶された前記項目情報と前記入力回数に基づいて、前記項目情報ごとの前記生起確率情報、または、複数の前記項目情報に対する前記連鎖確率情報を算出する統計情報算出手段と、前記統計情報算出手段で算出した前記項目情報ごとの前記生起確率情報、または、複数の前記項目情報に対する前記連鎖確率情報を前記統計情報記憶手段の統計情報に登録する総計情報登録手段と、をさらに備えることを特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、請求項4に記載の画像形成装置において、画像形成装置を利用する利用者を識別する利用者識別手段、をさらに備え、前記統計情報記憶手段は、さらに前記利用者ごとに前記統計情報を記憶し、前記項目絞込手段は、さらに前記利用者識別手段で識別した前記利用者に対応する前記統計情報に基づいて生起の尤度、または、生起順序の尤度を算出することにより、次に表示する前記項目情報を、前記項目入力手段で入力された前記項目情報に連続して入力される尤度が高い順に所定の数だけ選択すること、を特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、請求項5に記載の画像形成装置において、前記利用者ごとに記憶した前記統計情報の選択を受付ける統計情報選択手段をさらに備え、前記項目絞込手段は、さらに前記統計情報選択手段で選択された前記統計情報に基づいて生起の尤度、または、生起順序の尤度を算出することにより、次に表示する前記項目情報を、前記項目入力手段で入力された前記項目情報に連続して入力される尤度が高い順に所定の数だけ選択すること、を特徴とする。
また、請求項7にかかる発明は、請求項2〜6に記載の画像形成装置において、前記画像情報から、前記原稿の特性を表す原稿特性値を抽出する画像解析手段と、をさらに備え、前記項目選択手段は、さらに画像解析手段で抽出された前記原稿特性値に対応する、前記後続項目情報または前記統計情報を検索し、次に表示する前記項目情報を、前記項目入力手段で入力された前記項目情報に連続して入力される可能性が高い順に所定の数だけ選択すること、を特徴とする。
また、請求項8にかかる発明は、原稿から読み込まれた画像情報を、画面表示を行う表示部および操作入力を行う入力部を有する操作パネルから入力された前記画像情報の出力形式を規定する項目情報に基づいて出力する画像形成方法において、前記操作パネルに前記項目情報を表示する項目表示ステップと、前記項目表示ステップで表示した前記項目情報の入力を受付ける項目入力ステップと、次に表示する前記項目情報を、前記項目入力ステップで入力された前記項目情報に連続して入力される可能性が高い順に所定の数だけ選択する項目絞込ステップと、を備え、前記項目表示ステップは、さらに前記項目絞込ステップで選択された前記項目情報を表示し、前記項目入力ステップは、さらに前記項目表示ステップで表示された前記項目情報から、前記項目情報を入力させることを特徴とする。
また、請求項9にかかる発明は、請求項8に記載された画像形成方法をコンピュータに実施させることを特徴とする画像形成プログラムであることを特徴とする。
請求項1にかかる発明によれば、項目表示手段によって、操作パネルに項目情報を表示し、項目入力手段によって、項目表示手段で表示した項目情報の入力を受付け、項目絞込手段によって、次に表示する項目情報を、項目入力手段で入力された項目情報に連続して入力される可能性が高い順に所定の数だけ選択し、項目表示手段は、さらに項目絞込手段で選択された項目情報を表示し、項目入力手段は、さらに項目表示手段で表示された項目情報から、項目情報を入力させることによって、入力した項目に続いて入力する可能性が高い項目に絞り込んだメニューが表示され、操作者は絞込メニューの項目から所望の項目を選択することができ、全項目の中から選択する必要がなくなるため、操作性が向上するという効果を奏する。
また、請求項2にかかる発明によれば、後続項目記憶手段によって、項目情報と、項目情報に連続して入力される可能性のある項目情報とを対応付けて記録し、項目絞込手段は、さらに後続項目記憶手段に記憶されている後続項目情報を検索し、項目入力手段で入力された項目情報に連続して入力される可能性がある項目情報を選択することによって、入力した項目に続いて入力する可能性が高い項目に絞り込んだメニューが表示され、操作者は絞込メニューの項目から所望の項目を選択することができ、全項目の中から選択する必要がなくなるため、操作性が向上するという効果を奏する。
また、請求項3にかかる発明によれば、統計情報記憶手段によって、項目情報と、過去に入力された情報から算出された、前記項目情報の入力の確率である生起確率情報と、または、項目情報と、過去に入力された情報から算出された、前記項目情報に連続して入力される他の前記項目情報の入力の確率である連鎖確率情報とを対応付けて記録する統計情報を記憶し、項目絞込手段は、さらに統計情報記憶手段で記憶された統計情報に基づいて生起の尤度、または、生起順序の尤度を算出することにより、次に表示する項目情報を、項目入力手段で入力された項目情報に連続して入力される尤度が高い順に所定の数だけ選択することによって、入力された項目に基づいて算出された統計情報により、入力した項目に続いて入力する可能性が高い項目に絞り込んだメニューが表示され、操作者は統計情報に基づいた項目から所望の項目を選択することができ、全項目の中から選択する必要がなくなるため、操作性が向上するという効果を奏する。
また、請求項4にかかる発明によれば、項目入力回数記憶手段によって、項目情報と、項目情報が入力された入力回数とを対応付けて記録する回数情報を記憶し、統計情報算出手段によって、項目入力回数記憶手段で記憶された項目情報と入力回数に基づいて、項目情報ごとの生起確率情報、または、複数の項目情報に対する連鎖確率情報を算出し、総計情報登録手段によって、統計情報算出手段で算出した項目情報ごとの生起確率情報、または、複数の項目情報に対する連鎖確率情報を統計情報記憶手段の統計情報に登録することによって、今まで入力した項目と入力回数から算出した統計情報に基づいて、入力した項目に続いて入力する可能性が高い項目に絞り込んだメニューが表示され、操作者は画像形成装置が設置され、操作されている部門の項目の選択傾向に合った項目から所望の項目を選択ができ、全項目の中から選択する必要がなくなるため、操作性が向上するという効果を奏する。
また、請求項5にかかる発明によれば、利用者識別手段によって、画像形成装置を利用する利用者を識別し、統計情報記憶手段は、さらに利用者ごとに統計情報を記憶し、項目絞込手段は、さらに利用者識別手段で識別した利用者に対応する統計情報に基づいて生起の尤度、または、生起順序の尤度を算出することにより、次に表示する項目情報を、項目入力手段で入力された項目情報に連続して入力される尤度が高い順に所定の数だけ選択することによって、画像形成装置を操作する利用者ごとの統計情報に基づいて、入力した項目に続いて入力する可能性が高い項目に絞り込んだメニューが表示され、利用者は利用者ごとの操作傾向に合った項目から所望の項目を選択ができ、全項目の中から選択する必要がなくなるため、操作性が向上するという効果を奏する。
また、請求項6にかかる発明によれば、統計情報選択手段によって、利用者ごとに記憶した前記統計情報の選択を受付け、項目絞込手段は、さらに統計情報選択手段で選択された統計情報に基づいて生起の尤度、または、生起順序の尤度を算出することにより、次に表示する項目情報を、項目入力手段で入力された項目情報に連続して入力される尤度が高い順に所定の数だけ選択することによって、画像形成装置の操作の熟練者の統計情報に基づいて、入力した項目に続いて入力する可能性が高い項目に絞り込んだメニューが表示され、操作者は熟練者の操作手順に従って項目を入力することができるため、操作性が向上するという効果を奏する。
また、請求項7にかかる発明によれば、画像解析手段によって、画像情報から、原稿の特性を表す原稿特性値を抽出し、項目選択手段によって、さらに画像解析手段で抽出された原稿特性値に対応する、後続項目情報または統計情報を検索し、次に表示する項目情報を、項目入力手段で入力された項目情報に連続して入力される可能性が高い順に所定の数だけ選択することによって、原稿ごとの原稿特性値と統計情報等に基づいて、原稿の原稿特性値に対応する項目に続いて入力する可能性が高い項目に絞り込んだメニューが表示され、操作者は原稿特性値に合った項目から所望の項目を選択でき、全項目の中から選択する必要がなくなるため、操作性が向上するという効果を奏する。
また、請求項8にかかる発明によれば、項目表示ステップによって、操作パネルに項目情報を表示し、項目入力ステップによって、項目表示ステップで表示した項目情報の入力を受付け、項目絞込ステップによって、次に表示する項目情報を、項目入力ステップで入力された項目情報に連続して入力される可能性が高い順に所定の数だけ選択し、項目表示ステップは、さらに項目絞込ステップで選択された項目情報を表示し、項目入力ステップは、さらに項目表示ステップで表示された項目情報から、項目情報を入力させることによって、入力した項目に続いて入力する可能性が高い項目に絞り込んだメニューが表示され、操作者は絞込メニューの項目から所望の項目を選択することができ、全項目の中から選択する必要がなくなるため、操作性が向上するという効果を奏する。
また、請求項9にかかる発明によれば、請求項8に記載された画像形成方法をコンピュータに実施させることを特徴とする画像形成プログラムであることにより、入力した項目に続いて入力する可能性が高い項目に絞り込んだメニューが表示され、操作者は絞込メニューの項目から所望の項目を選択することができ、全項目から選択する必要がなくなるため、操作性が向上するという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像形成装置の最良な実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
まず、第1の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。第1の実施の形態のスキャナ機能、複写機能などを備えた複合機は、入力された項目の次に設定される可能性の高い項目をメニューに表示するものである。図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる複合機の構成を示すブロック図である。本実施の形態の複合機100は、本発明にかかる画像形成装置を構成し、操作パネル101と、操作パネル制御部102と、システム制御部(CPU、ROM、RAM)103と、スキャナ104と、ADF(オート・ドキュメント・フィーダ)1041と、スキャナコントローラ105と、原稿読取部106と、画像記憶部107と、画像処理部108と、印刷部109と、プリンタエンジンコントローラ110と、プリンタエンジン111と、仕上げ処理部1111と、項目データベース1000と、後続項目データベース2000から構成されている。
操作パネル101は、さらに表示部1011と入力部1012から構成されており、例えば400×640ドットの液晶ディスプレイによる表示部1011と16×16エリア分割のタッチパネルによる入力部1012とから構成され、液晶ディスプレイとタッチパネルの機能を使用して、ユーザと対話しながら各項目の設定を受け付けたり、必要な各種ステータス・メッセージを表示したりするユニットである。
表示部1011は、後述の操作パネル制御部102が生成した全体メニューおよび絞込メニューを表示するものである。ここで、全体メニューとは、複合機において設定可能な項目を、階層化などをして総て表示するものであり、絞込メニューとは、全体メニューまたは絞込メニューから入力された項目の次に入力される可能性が高い項目を表示したメニューである。入力部1012は、項目の入力を受け付けるものである。
操作パネル制御部102は、操作パネル101を制御するものであり、さらに制御部1021と、項目絞込部1022から構成されている。制御部1021は、複合機が画像データを加工するために必要となる情報、すなわち、設定項目を入力するための全体メニューまたは絞込メニューのデータを生成し、操作パネル101の表示部1011に送出する。また、入力部1012で入力された項目を受け付ける。項目絞込部1022は、後述の後続項目データベース200から、入力された項目に続いて入力される可能性の高い項目を検索するものである。ここで、項目とは、印刷される印刷物の仕上り形式に関する項目をいい、複合機は、この項目によって画像データの加工やステープル、パンチなどの仕上げ処理を行うものである。
システム制御部103は、各構成部と接続されていて、複合機100全体の制御を行うものである。このシステム制御部103は、不図示のCPU、ROM、RAMなどから構成されており、CPUがROMに格納された基本プログラムに基づいて、RAMのワーク領域を利用しながら各種の処理を行っている。
スキャナ104は、所定の位置に載置された原稿を光学的に読み取るものである。スキャナ104は、ADF1041を搭載している。ADF1041は、複数ページの原稿をセットすると、読取位置に1枚ずつ順に繰り出しながら連続して自動的に読み込みを行うことができる。また、このADF1041は、用紙の片面に印刷された片面原稿だけでなく、両面に印刷された両面原稿を反転させて自動的に読み込むことが可能である。
スキャナコントローラ105は、スキャナ104とADF1041の動作を制御するものである。原稿読取部106は、スキャナ104によって読み取られた原稿120のイメージをディジタル画像データに変換するものである。画像記憶部107は、原稿読取部106で読み取った画像データや外部から入力された画像データ等を一時的に保存しておくバッファメモリである。
画像処理部108は、スキャナから送られ画像記憶部107に一時的に保存された多値データをγ補正やMTF補正等を行った後、スライス処理やディザ処理のような階調処理を行って2値(または多値)化処理や、ユーザが設定した機能に対応した各種の画像処理(拡大/縮小、濃度/色の調整など)やレイアウト加工処理(両面印刷/片面印刷、集約印刷、余白サイズの調整など)を行うものである。
印刷部109は、制御データを生成し、画像処理部108で処理された画像データと制御データを、プリンタエンジンコントローラ110に送信するものである。
プリンタエンジンコントローラ110は、印刷部109から受け取った画像データと制御データからプリンタエンジン111に対する印刷要求を送信し、プリンタエンジン111と、仕上げ処理部1111を制御するものである。
プリンタエンジン111は、プリンタエンジンコントローラ110の印刷要求に従い、印刷物をプリントアウトするものである。なお、プリンタエンジン111は、印刷物130に対する仕上げ処理を行う仕上げ処理部1111を搭載している。仕上げ処理部1111は、印刷物130を部数やページ単位で仕分けを行うソート処理、複数枚の印刷媒体を揃えてステープルで綴じるステープル処理、あるいは、複数枚の印刷媒体をバインダーやファイルに綴じるためのパンチ穴を空けるパンチ穴処理を行うものである。
項目データベース1000は、操作パネル101の表示部1011で表示する項目を規定する。図2は、項目データベースのデータ構成の一例を示す説明図である。項目データベース1000は、項目番号と設定項目名とを関連付けて記憶している。例えば、“薄い原稿”、“原稿両面”、“コピー片面”などが登録されている。
後続項目データベース2000は、入力された項目に続けて入力される可能性の高い項目を規定する。図3は、後続項目データベースのデータ構成の一例を示す説明図である。後続項目データベース2000は、項目番号と後続項目番号とを関連付けて記憶している。例えば、項目番号1の“薄い原稿”が入力された場合に、次に入力される可能性の高い設定項目として、項目番号2の“原稿両面”と項目番号4の“コピー両面”が登録されている。また、項目番号2の“原稿両面”が入力された場合には、次に入力される可能性の高い設定項目として、項目番号3の“コピー片面”、項目番号4の“コピー両面”、項目番号9の“分割”が登録されている。
図4は、項目の選択状態の一例を示す説明図である。これは、項目が既に選択されているか否かをメモリ上にテーブルに記憶しておき、絞込メニューの項目とするか否かを判断する場合に参照するものである。
次に、以上のように構成されている複合機による画像形成処理について、説明する。図5は、制御部、表示部、入力部、項目絞込部、画像処理部、印刷部が行う画像形成処理手順を示すフローチャートである。
まず、操作パネル制御部102の制御部1021は、項目データベース1000から項目を検索し、操作パネル101の表示部1011で表示する全体メニューデータを生成する(ステップS5001)。次に、表示部1012は、制御部1021で生成した全体メニューを表示する(ステップS5002)。
入力部1012は、スタートボタンが押下されることにより、スタートボタンのイベントが通知されたか否かを判断する(ステップS5003)。スタートボタンのイベントが通知されない場合には(ステップS5003:No)、制御部1021は、表示部1021が表示している全体メニューからの項目の入力を受付ける(ステップS5004)。
項目絞込部1022は、入力された項目の次に入力される可能性の高い、絞込メニューの項目を選択する(ステップS5005)。詳細は、後述の図6のフローチャートにより詳説する。制御部1021は、項目絞込部1022で選択された項目により、絞込メニューデータを生成する(ステップS5006)。表示部1011は、制御部1021で生成した絞込メニューを表示する(ステップS5007)。
図7−1は、全体メニューと絞込メニューを表示した操作パネル画面の一例を示す説明図である。操作パネル101の表示画面を分割して、全体メニュー701と絞込メニュー702を表示するものである。これにより、絞込メニュー702の項目を選択できるとともに、絞込メニュー702に表示されていない項目についても、全体メニュー701から選択することができる。
また、図7−2は、全体メニューと絞込メニューを表示した操作パネル画面の一例を示す説明図である。操作パネル101の表示画面に全体メニュー711を表示し、その画面上に絞込メニュー712をポップアップで表示するものである。この場合も、絞込メニュー712に表示されていない項目を入力したい場合には、キャンセル7124を押下することにより、全体メニュー711が総て表示され、全体メニュー711の項目を選択することができる。
図5のフローチャートに戻り、入力部1012は、スタートボタンが押下されることにより、スタートボタンのイベントが通知されたか否かを判断する(ステップS5008)。スタートボタンのイベントが通知されない場合には(ステップS5008:No)、制御部1021は、全体メニューまたは絞込メニューの設定項目の入力を受付ける(ステップS5009)。さらに、ステップS5005に進み、絞込メニューの項目を選択する。
スタートボタンのイベントが通知された場合には(ステップS5003:Yes、ステップS5008:Yes)、画像処理部108が、画像記憶部108に一時保管していた画像データに対して、入力された項目に対応する画像処理を行う(ステップS5010)。印刷部109は、画像処理部108で処理された画像データを制御データとともに、プリンタエンジンコントローラに送信し、画像データをプリンタエンジン111からプリントアウトする。また、仕上げ処理部1111は、プリントアウトした印刷物130に対して、仕上げ処理を行う(ステップS5011)。
次に、図5のステップS5005の処理、すなわち項目絞込部1022の処理について、フローチャートを用いて説明する。図6は、項目絞込部が行う項目絞込処理手順を示すフローチャートである。
まず、操作パネル101の入力部1012から入力された項目についてメモリ上のテーブル(図4参照)の選択状態をONにする(ステップS6001)。例えば、項目“週刊誌”が入力された場合には、項目“週刊誌”の項目番号である“5”(図2参照)の選択状態を“ON”とする(図4参照)。
後続項目データベース2000を検索し、入力された項目に対応する後続項目と項目数nを取得する(ステップS6002)。例えば、項目“週刊誌”の項目番号“5”に対応する後続番号は“2、7、8”であり、項目数は“3”となる(図3参照)。
カウンタiに1を設定する(ステップS6003)。i番目の後続項目の選択状態を確認する(ステップS6004)。i=1の場合は、1番目の後続項目である項目番号“2”の選択状態を確認する(図4参照)。
i番目の後続項目の選択状態がOFFか否かを判断する(ステップS6005)。項目番号“2”の選択状態は、OFFである(図4参照)。i番目の後続項目の選択状態がOFFの場合には(ステップS6005:Yes)、i番目の後続項目を絞込メニューの項目として、メモリ上にスタックしておく(ステップS6006)。i番目の後続項目の選択状態がOFFではない場合には(ステップS6005:No)、既に入力されている項目であるので、絞込メニューの項目としてスタックはしない。
カウンタiに1を加算する(ステップS6007)。カウンタiと後続項目の項目数nとを比較し、iがnより大か否かを判断する(ステップS6008)。iがn以下の場合は、ステップS6004からS6007までの処理を繰り返し、iがnより大の場合は、終了する。これにより、スタックされている項目が絞込メニューの項目となる。
このように、複合機の設定項目について、入力された項目の次に入力される可能性が高い項目を選択し、絞込メニューとして表示することにより、多種類の仕上り形式が設定できる複合機において、操作者は総ての項目の中から項目を入力するのではなく、予め絞り込まれた項目の中から入力することが可能となり、項目の設定を容易に行うことができ、高い操作性を得ることができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。第2の実施の形態の複合機は、統計情報を用いて、入力された項目の次に設定される可能性の高い項目をメニューとして表示するものである。図8は、本発明の第2の実施の形態にかかる複合機の構成を示すブロック図である。本実施の形態の複合機800は、本発明にかかる画像形成装置を構成し、操作パネル101と、操作パネル制御部802と、システム制御部103と、スキャナ104と、ADF1041と、スキャナコントローラ105と、原稿読取部106と、画像記憶部107と、画像処理部108と、印刷部109と、プリンタエンジンコントローラ110と、プリンタエンジン111と、仕上げ処理部1111と、項目データベース1000と、入力回数データベース3000、統計情報データベース4000とから構成されている。
ここで、操作パネル101と、システム制御部103と、スキャナ104と、ADF1041と、スキャナコントローラ105と、原稿読取部106と、画像記憶部107と、画像処理部108と、印刷部109と、プリンタエンジンコントローラ110と、プリンタエンジン111と、仕上げ処理部1111と、項目データベース1000の構成、機能は、第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
操作パネル制御部802は、さらに制御部8021と、統計情報算出部8022と、項目絞込部8023とから構成される。制御部8021は、第1の実施の形態と同様であるが、さらに入力された項目について、後述の入力回数データベース3000入力回数のカウントアップを行うものである。統計情報算出部8022は、入力回数データベース3000に記憶している項目ごとの入力回数により、項目絞込部8023で検索する後述の統計情報データベース4000の統計情報を算出するものである。項目絞込部8023は、統計情報データベース4000から統計情報を検索し、尤度を算出することによって入力された項目の次に入力される可能性の高い項目を選択するものである。
入力回数データベース3000は、項目ごとの入力回数を記憶するものである。図9−1は、入力回数データベースのデータ構成の一例を示す説明図である。入力回数データベース3000(図9−1)は、項目番号と入力回数とを対応付けて記憶している。図9−2は、入力回数データベースのデータ構成の一例を示す説明図である。入力回数データベース3000(図9−2)は、先に入力された項目番号9aと次に入力された項目番号9bと入力回数とを対応付けて記憶している。例えば、先に設定項目“1”の入力し(9c)、次に設定項目“2”を入力した場合(9d)の回数は、29(9e)と記憶されている。
統計情報データベース4000は、項目ごとの生起確率、連鎖確率、尤度を記憶するものである。図10−1は、統計情報データベースの生起確率のデータ構成の一例を示す説明図である。統計情報データベース4000の生起確率データベースは、項目番号と生起確率を対応付けて記憶している。ここで、生起確率とは、ある情報集合の中で、あるデータが発生すると予測される確率をいう。
図10−2は、統計情報データベースの連鎖確率のデータ構成の一例を示す説明図である。統計情報データベース4000の2重連鎖確率データベースは、先に入力された項目番号と、次に入力された項目番号と、2重連鎖確率とを対応付けて記憶している。ここで、2重連鎖確率とは、ある情報集合の中で、あるデータが発生し、次に他のデータが発生すると予想される確率をいう。図10−2において、−は初期状態、または終了状態を表し、例えば、P(1|−)は最初に項目番号1の項目が選択される確率を表し、P(−|1)は、最後に項目番号1の項目が選択される確率を表す。また、P(k|j)は、項目番号jの項目が選択された後で項目番号kの項目が選択された場合の条件付確率を表す。なお、P(1|1)、P(2|2)等の確率は、入力を受付けるときにエラー処理をする場合には0となる。
図10−3は、統計情報データベースの尤度のデータ構成の一例を示す説明図である。統計情報データベース4000の尤度データベースは、項目番号と尤度を対応付けて記憶している。ここで、尤度とは、ある仮説(モデル)のもとで観察されたデータが生じる確率をいう。
次に、以上のように構成されている複合機による画像形成処理について、説明する。図11は、制御部、表示部、入力部、統計情報算出部、項目絞込部、画像処理部、印刷部が行う画像形成処理手順を示すフローチャートである。本実施の形態にかかる画像形成処理の手順は、図5に示すフローチャートとほぼ同様であるので、異なる部分のみ説明する。ステップS11001〜ステップS11004、ステップS11008〜ステップS11013は、図5での説明を参照し、ここでの説明を省略する。
操作パネル制御部802の制御部8021は、入力回数データベース3000を検索し、入力された項目の入力回数に1を加算して、登録する(ステップS11005)。統計情報算出部8023は、統計情報を算出する(ステップS11006)。詳細は、図12のフローチャートを用いて後述する。項目絞込部8022は、統計情報算出部8023で算出した統計情報を用いて、絞込メニューの項目を選択する(ステップS11007)。詳細は、図13のフローチャートを用いて後述する。
上述の統計情報算出部8023の統計情報算出処理について、フローチャートを用いて説明する。図12は、統計情報算出部が統計情報の算出手順を示すフローチャートである。
まず、入力回数データベース3000を検索し、項目ごとの入力回数を取得する(ステップS12001)。項目ごとの生起確率または2重連鎖確率を計算する(ステップS12002)。
ここで、項目ごとの生起確率および連鎖確率の計算について説明する。項目ごとの生起確率は、数1式で求められる。
Figure 2006031341
ここで、J(j)は操作者が項目jを入力した回数であり、Tは全項目に関する入力回数の総数である。
また、2重連鎖確率は、数2式で求められる。
Figure 2006031341
ここで、J(j|k)は操作者がk、jの順に入力した回数である。数2式は、2重連鎖確率の例であるが、他のM重連鎖確率の場合も、入力回数データベースにM回入力回数を記憶し、同様に計算することにより求められる。
ここで、求めた生起確率、2重連鎖確率を統計情報データベース4000に登録する(ステップS12003)。なお、統計情報算出部8023については、一定の入力回数について統計情報を算出した後は、その統計情報を利用することにより統計情報算出部の処理を省略することも可能である。
上述の項目絞込部8022の項目絞込処理について、フローチャートを用いて説明する。図13は、項目絞込部がメニュー項目の選択手順を示すフローチャートである。
まず、操作パネル101の入力部1012から入力された設置項目のメモリ上のテーブル(図4参照)の選択状態をONにする(ステップS13001)。統計情報データベース4000を検索し、尤度と生起確率または2重連鎖確率を取得する(ステップS13002)。全項目についての尤度を計算する(ステップS13003)。尤度の計算については後述する。
計算した全項目についての尤度を統計情報データベース4000に登録する(ステップS13004)。これは、次回の項目絞込処理の尤度の計算に用いるためである。計算した尤度の値の大きい順に全項目をソートする(ステップS13005)。選択状態がOFFで尤度が上位N番目までの項目を選択する(ステップS13006)。
ここで、操作者がある項目を入力した後に入力する確率の高い項目を選択するのに、尤度を計算するが、その計算に生起確率や連鎖確率を用いるのは、以下の理由からである。
操作者により入力された項目の傾向を収集し、統計情報として使用することにより、項目の入力後に入力される確率の高い項目を選択することが可能となる。数3式で表される項目列が発生する確率は、数4式で求められる。
Figure 2006031341
Figure 2006031341
しかし、数4式を計算するためには右辺のP(wi | w1, …, wi-1)を推定する必要があるが、項目列の組合せが非常に多くなり、これらの確率値を正確に推定することができない。そこで、推定精度を高めるため、一般には“音声・音情報のディジタル信号処理、昭晃堂、1997”に述べられているように、生起確率、連鎖確率を用いて、P(W)を近似する。
ここで、生起確率を用いた場合には、数5式に近似できる。
Figure 2006031341
また、2重連鎖確率、3重連鎖確率を用いた場合には、数6式、数7式に近似できる。
Figure 2006031341
Figure 2006031341
数3式で表される項目列が発生する確率は、上述の通り数5式、数6式、数7式で近似することができるが、数3式で表される項目列の途中において、入力された項目の次に項目が入力される確率は、尤度L(t+1)を用いて求めることができる。
尤度L(t+1)は、生起確率を用いた場合には数8式で求めることができる。
Figure 2006031341
ここで、L(t)はt回目に項目を入力した時までの生起尤度であり、統計情報データベース4000に記憶している。L(t+1)は、t+1回目、すなわち後続して項目jが入力される場合の尤度を表す。なお、P(j)は項目jが生起する確率であり、Sは全項目数である。
尤度L(t+1)は、2重連鎖確率を用いた場合には数9式で求めることができる。
Figure 2006031341
ここで、L(t)はt回目に項目を入力した時までの生起順序の尤度であり、統計情報データベース4000に記憶している。L(t+1)は、t+1回目、すなわち後続して項目kが入力される場合の尤度を表す。なお、P(k|j)は項目jが選択された後で項目kが選択された場合の条件付確率であり、Sは全項目数である。
上述のように、全項目についての尤度を計算し尤度の高い順に項目を選択し、絞込メニューの項目を表示することができる。
このように、複合機の設定項目について、統計情報を用いて入力された項目の次に入力される可能性が高い項目をメニューとして表示することにより、多種類の仕上り形式が設定できる複合機において、操作者は総ての項目の中から項目を入力するのではなく、予め絞り込まれたメニューの中から項目を入力することが可能となり、項目の設定を容易に行うことができ、高い操作性を得ることができる。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。第3の実施の形態の複合機は、利用者ごとに記憶している統計情報を用いて、入力された項目の次に設定される可能性の高い項目をメニューに表示するものである。図14は、本発明の第3の実施の形態にかかる複合機の構成を示すブロック図である。本実施の形態の複合機1400は、本発明にかかる画像形成装置を構成し、操作パネル101と、操作パネル制御部1402と、利用者識別部1403と、IDカードリーダ1404と、システム制御部103と、スキャナ104と、ADF1041と、スキャナコントローラ105と、原稿読取部106と、画像記憶部107と、画像処理部108と、印刷部109と、プリンタエンジンコントローラ110と、プリンタエンジン111と、仕上げ処理部1111と、項目データベース1000と、入力回数データベース3000と、統計情報データベース4000と、利用者データベース5000とから構成されている。
ここで、操作パネル101と、システム制御部103と、スキャナ104と、ADF1041と、スキャナコントローラ105と、原稿読取部106と、画像記憶部107と、画像処理部108と、印刷部109と、プリンタエンジンコントローラ110と、プリンタエンジン111と、仕上げ処理部1111と、項目データベース1000の構成、機能は、第2の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
操作パネル制御部1402は、さらに制御部8021と、統計情報算出部14021と、項目絞込部14022から構成される。制御部8021は、第2の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。統計情報算出部14021は、後述の利用者識別部1403で識別された利用者に対応する入力回数データベース3000から、項目ごとの入力回数を検索し、生起確率または2重連鎖確率などを計算するものである。項目絞込部14022は、利用者識別部1403で識別された利用者に対応する統計情報データベース4000から統計情報を検索し、入力された項目の次に入力される可能性の高い項目を選択するものである。
利用者識別部1403は、利用者データベース5000を検索し、IDカードリーダ1404から読み込んだ利用者IDが登録されているか否かを判断するものである。
IDカードリーダ1404は、利用者が所持するIDカードを読み込み、利用者IDを取得するものである。なお、利用者IDを取得する部分については、よく知られた方法を用いてよく、例えば、ログインネームとパスワードを入力することにより、利用者IDを取得してもよいし、指紋認証による方法などにより、利用者IDを取得してもよい。
入力回数データベース3000a〜nは、第2の実施の形態の入力回数データベース3000と同様であるが、利用者ごとに入力回数データベースが存在する点が異なる。また、統計情報データベース4000a〜nは、第2の実施の形態の統計情報データベース4000と同様であるが、利用者ごとに統計情報データベースが存在する点が異なる。
利用者データベース5000は、複合機の利用者を規定するものである。図15は、利用者データベースのデータ構成の一例を示す説明図である。利用者データベース5000は、利用者IDと、入力回数データベース名と、統計情報データベース名とを関連付けて記憶している。
次に、以上のように構成されている複合機による画像形成処理について、説明する。図16−1、図16−2は、利用者識別部、制御部、表示部、入力部、統計情報算出部、項目絞込部、画像処理部、印刷部が行う画像形成処理手順を示すフローチャートである。本実施の形態にかかる画像形成処理の手順は、図11に示すフローチャートとほぼ同様であるので、異なる部分のみ説明する。ステップS16004〜ステップS16008、ステップS16011〜ステップS16016は、図11での説明を参照し、ここでの説明を省略する。
利用者識別部1403は、IDカードリーダ1404から読み込まれた利用者IDを元に、利用者データベース5000を検索する(ステップS16001)。利用者識別部1403は、利用者データベース5000に利用者IDが登録されているか否かを判断する(ステップS16002)。利用者データベース5000に利用者IDが登録されていない場合には(ステップS16002:No)、IDカードリーダ1404が利用者データベース5000に登録されている利用者IDを読み込むまで待機する。
利用者データベース5000に利用者IDが登録されている場合には(ステップS16002:Yes)、利用者識別部1403は、利用者データベース5000から利用者IDに対応する入力回数DB名および統計情報DB名を取得する(ステップS16003)。
ステップS16004〜S16008は、図11のステップS11001〜S11005の説明を参照する。統計情報算出部14021は、利用者ごとの統計情報を算出する(ステップS16009)。詳細は図17のフローチャートを用いて後述する。項目絞込部14022は、統計情報算出部14021で算出した統計情報を用いて、絞込メニューの項目を選択する(ステップS16010)。詳細は図18のフローチャートを用いて後述する。ステップS16004〜S16008は、図11のステップS11008〜S11013の説明を参照する。
上述の統計情報算出部14021の統計情報算出処理について説明する。図17は、統計情報算出部が行う統計情報算出処理手順を示すフローチャートである。
利用者データベース5000から取得した利用者IDに対応する入力回数データベース3000を検索し、項目ごとのこれまでの入力回数を取得する(ステップS17001)。項目ごとに生起確率を計算する(ステップS17002)。利用者データベース5000から取得した利用者IDに対応する統計情報データベース4000の生起確率を登録する(ステップS17003)。なお、上述の通り、生起確率に換えて、2重連鎖確率や3重連鎖確率等のM重連鎖確率を計算し、M重連鎖確率を用いて後述の絞込メニューの項目を選択してもよい。
上述の項目絞込部14022の項目絞込処理について説明する。図18は、項目絞込部が行う項目絞込処理手順を示すフローチャートである。本実施の形態にかかる項目絞込処理の手順は、図13に示すフローチャートとほぼ同様であるので、異なる部分のみ説明する。ステップS18001、ステップS18003〜ステップS18006は、図13での説明を参照し、ここでの説明を省略する。
利用者IDに対応する統計情報データベース4000を検索し、尤度と生起確率を取得する(ステップS18002)。以下、図13の説明を参照する。
このように、複合機の設定項目について、利用者ごとの統計情報を用いて、入力された項目の次に入力される可能性が高い項目をメニューとして表示することにより、多種類の仕上り形式が設定できる複合機において、操作者は総ての項目の中から項目を入力するのではなく、各利用者の項目選択の傾向を反映して、予め絞り込まれたメニューの中から項目を入力することが可能となり、項目の設定を容易に行うことができ、高い操作性を得ることができる。
(第4の実施の形態)
第4の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。第4の実施の形態の複合機は、選択された統計情報を用いて、入力された設定項目の次に設定される可能性の高い設定項目をメニューに表示するものである。図19は、本発明の第4の実施の形態にかかる複合機の構成を示すブロック図である。本実施の形態の複合機1900は、本発明にかかる画像形成装置を構成し、操作パネル101と、操作パネル制御部1902と、システム制御部103と、スキャナ104と、ADF1041と、スキャナコントローラ105と、原稿読取部106と、画像記憶部107と、画像処理部108と、印刷部109と、プリンタエンジンコントローラ110と、プリンタエンジン111と、仕上げ処理部1111と、項目データベース1000と、入力回数データベース3000と、統計情報データベース4000と、利用者データベース5000とから構成されている。
ここで、操作パネル101と、システム制御部103と、スキャナ104と、ADF1041と、スキャナコントローラ105と、原稿読取部106と、画像記憶部107と、画像処理部108と、印刷部109と、プリンタエンジンコントローラ110と、プリンタエンジン111と、仕上げ処理部1111と、項目データベース1000と、利用者データベース5000の構成、機能は、第3の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
操作パネル制御部1902は、さらに制御部19021と、統計情報算出部14021と、項目絞込部14022と、統計情報選択部19022とから構成される。制御部19021は、さらに利用者データベース5000を検索し、統計情報選択メニューを生成する。統計情報算出部14021と、項目絞込部14022は、第3の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
統計情報選択部19022は、既に登録されている統計情報のうちのどの統計情報を使用するかの選択を受け付けるものである。例えば、複合機の使用に慣れた者(熟練者)の利用者IDを選択することにより、熟練者の統計情報を利用することができる。
次に、以上のように構成されている複合機による画像形成処理について、説明する。図20−1、図20−2は、制御部、表示部、統計情報選択部、入力部、統計情報算出部、項目絞込部、画像処理部、印刷部が行う画像形成処理手順を示すフローチャートである。本実施の形態にかかる画像形成処理の手順は、図16に示すフローチャートとほぼ同様であるので、異なる部分のみ説明する。ステップS20004〜ステップS20016は、図16での説明を参照し、ここでの説明を省略する。
制御部19021は、利用者データベース5000を検索し、統計情報選択メニューを生成する(ステップS20001)。表示部1011は、制御部19021が生成した統計情報選択メニューを表示する(ステップS20002)。図21は、統計情報選択メニューを表示した操作パネル画面の一例を示す説明図である。選択項目として、利用者IDを表示しているが、利用者名などでもよく、表示した利用者名を利用者IDと対応付けておけば選択した利用者の統計情報を利用することが可能である。統計情報選択部19022は、統計情報選択メニューの統計情報の選択を受付ける(ステップS20003)。以下は、図16の説明を参照する。
このように、複合機の設定項目について、熟練者の統計情報を用いて、入力された項目の次に入力される可能性が高い項目をメニューとして表示することにより、多種類の仕上り形式が設定できる複合機において、操作者は総ての項目の中から項目を入力するのではなく、熟練者が選択するような、予め絞り込まれたメニューの中から項目を入力することが可能となり、項目の設定を容易に行うことができ、高い操作性を得ることができる。
(第5の実施の形態)
第5の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。第5の実施の形態の複合機は、読み込んだ原稿の画像データから抽出された原稿特性値を用いて、次に設定される可能性の高い項目をメニューに表示するものである。図22は、本発明の第5の実施の形態にかかる複合機の構成を示すブロック図である。本実施の形態の複合機2200は、本発明にかかる画像形成装置を構成し、操作パネル101と、操作パネル制御部102と、画像解析部2201と、システム制御部103と、スキャナ104と、ADF1041と、スキャナコントローラ105と、原稿読取部106と、画像記憶部107と、画像処理部108と、印刷部109と、プリンタエンジンコントローラ110と、プリンタエンジン111と、仕上げ処理部1111と、項目データベース1000と、後続項目データベース2000とから構成されている。
ここで、操作パネル101と、操作パネル制御部102と、システム制御部103と、スキャナ104と、ADF1041と、スキャナコントローラ105と、原稿読取部106と、画像記憶部107と、画像処理部108と、印刷部109と、プリンタエンジンコントローラ110と、プリンタエンジン111と、仕上げ処理部1111と、項目データベース1000と、後続項目データベース2000の構成、機能は、第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
画像解析部2201は、画像記憶部107内に記憶された画像データに対して光学式文字認識を行うOCR(オプティカル・キャラクタ・レコグニッション)処理を実施し、原稿画像の特徴を表す様々な原稿特性値を算出するものである。この原稿特性値とは、例えば使用色(原稿で使用している色情報)、原稿方向(原稿の上下左右の位置関係情報)、原稿サイズ、画像種類(文字、写真、イラストあるいはそれらの混合か)、原稿濃度、画素密度(原稿全体における有画素部分の面積比率)、上下左右の余白寸法、使用文字サイズ、レイアウト情報(段組み原稿か否かなど)などを数値化したものである。なお、これらの値のうち、定量的な値に関しては、平均値や最大値、最小値といった統計的な値もあわせて算出するようにする。
次に、以上のように構成されている複合機による画像形成処理について、説明する。図23は、原稿読取部、画像記憶部、画像解析部、制御部、表示部、入力部、項目絞込部、画像処理部、印刷部が行う画像形成処理手順を示すフローチャートである。本実施の形態にかかる画像形成処理の手順は、図5に示すフローチャートとほぼ同様であるので、異なる部分のみ説明する。ステップS23004〜ステップS23010は、図5での説明を参照し、ここでの説明を省略する。
まず、原稿読取部106は、スキャナ104から読込んだ原稿の画像データを読み取る(ステップS23001)。画像記憶部107は、原稿読取部106が読み取った画像データを一時保管する(ステップS23002)。画像解析部2201は、画像データから原稿特性値を抽出し、原稿特性値に対応する項目を選択する(ステップS23003)。例えば、画像解析部2201で原稿が鉛筆書きのように薄く記述されているという原稿特性値が得られた場合には、設定項目は“薄い原稿”が選択され、それに伴って第1の実施の形態と同様に、項目絞込部1022で絞込メニューの項目が選択されることとなる。以降は図5の説明と同様である。
このように、複合機の設定項目について、読み込んだ原稿の原稿特性値を用いることにより、次に入力される可能性が高い項目をメニューとして表示することができ、多種類の仕上り形式が設定できる複合機において、操作者は総ての設定項目の中から項目を入力するのではなく、予め絞り込まれたメニューの中から項目を入力することが可能となり、項目の設定を容易に行うことができ、高い操作性を得ることができる。
なお、第1〜第5の実施の形態の複合機で実行される画像形成プログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。
第1〜第5の実施の形態の複合機で実行される画像形成プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、第1〜第5の実施の形態の複合機で実行される画像形成プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、第1〜第5の実施形態の複合機で実行される画像形成プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
第1〜第5の実施の形態の複合機で実行される画像形成プログラムは、上述した各部(操作パネル制御部、統計情報算出部、項目絞込部、画像処理部、印刷部、利用者識別部、統計情報選択部、原稿読取部、画像解析部など)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMから画像形成プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、操作パネル制御部、統計情報算出部、項目絞込部、画像処理部、印刷部、利用者識別部、統計情報選択部、原稿読取部、画像解析部などが主記憶装置上に生成されるようになっている。
また、第1〜第5の実施の形態は、これまで説明してきた複合機に換えて、プリンタ、複写機などに適応してもよい。
以上のように、本発明にかかる画像形成装置は、画像形成装置が印刷物の仕上り形式に関して多種類の機能を有する場合において、統計情報等を用いて、入力する項目を絞り込んだメニューを表示して入力させることができる、印刷物の仕上り形式の設定の支援に利用することに適している。
第1の実施の形態にかかる複合機の構成を示すブロック図である。 項目データベースのデータ構成の一例を示す説明図である。 後続項目データベースのデータ構成の一例を示す説明図である。 項目の選択状態の一例を示す説明図である。 制御部、表示部、入力部、項目絞込部、画像処理部、印刷部が行う画像形成処理手順を示すフローチャートである。 項目絞込部が行う項目絞込処理手順を示すフローチャートである。 全体メニューと絞込メニューを表示した操作パネル画面の一例を示す説明図である。 全体メニューと絞込メニューを表示した操作パネル画面の一例を示す説明図である。 第2の実施の形態にかかる複合機の構成を示すブロック図である。 入力回数データベースのデータ構成の一例を示す説明図である。 入力回数データベースのデータ構成の一例を示す説明図である。 統計情報データベースの生起確率のデータ構成の一例を示す説明図である。 統計情報データベースの連鎖確率のデータ構成の一例を示す説明図である。 統計情報データベースの尤度のデータ構成の一例を示す説明図である。 制御部、表示部、入力部、統計情報算出部、項目絞込部、画像処理部、印刷部が行う画像形成処理手順を示すフローチャートである。 統計情報算出部が統計情報の算出手順を示すフローチャートである。 項目絞込部がメニュー項目の選択手順を示すフローチャートである。 第3の実施の形態にかかる複合機の構成を示すブロック図である。 利用者データベースのデータ構成の一例を示す説明図である。 利用者識別部、制御部、表示部、入力部、統計情報算出部、項目絞込部、画像処理部、印刷部が行う画像形成処理手順を示すフローチャートである。 利用者識別部、制御部、表示部、入力部、項目絞込部、画像処理部、印刷部が行う画像形成処理手順を示すフローチャートである。 統計情報算出部が行う統計情報算出処理手順を示すフローチャートである。 項目絞込部が行う項目絞込処理手順を示すフローチャートである。 第4の実施の形態にかかる複合機の構成を示すブロック図である。 制御部、表示部、統計情報選択部、入力部、統計情報算出部、項目絞込部、画像処理部、印刷部が行う画像形成処理手順を示すフローチャートである。 制御部、表示部、統計情報選択部、入力部、統計情報算出部、項目絞込部、画像処理部、印刷部が行う画像形成処理手順を示すフローチャートである。 統計情報選択メニューを表示した操作パネル画面の一例を示す説明図である。 第5の実施の形態にかかる複合機の構成を示すブロック図である。 原稿読取部、画像記憶部、画像解析部、制御部、表示部、入力部、項目絞込部、画像処理部、印刷部が行う画像形成処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
100 800 1400 1900 2200 複合機
101 操作パネル
1011 表示部
1012 入力部
102 802 1402 1902 操作パネル制御部
1021 8021 19021 制御部
8022 14021 統計情報算出部
19022 統計情報選択部
1022 8023 14022 項目絞込部
103 システム制御部
104 スキャナ
1041 ADF
105 スキャナコントローラ
106 原稿読取部
107 画像記憶部
108 画像処理部
109 印刷部
110 プリンタエンジンコントローラ
111 プリンタエンジン
1111 仕上げ処理部
1403 利用者識別部
1404 IDカードリーダ
2201 画像解析部
120 原稿
130 印刷物
1000 項目データベース
2000 後続項目データベース
3000 入力回数データベース
4000 統計情報データベース
5000 利用者データベース

Claims (9)

  1. 原稿から読み込まれた画像情報を、画面表示を行う表示部および操作入力を行う入力部を有する操作パネルから入力された前記画像情報の出力形式を規定する項目情報に基づいて出力する画像形成装置において、
    前記操作パネルに前記項目情報を表示する項目表示手段と、
    前記項目表示手段で表示した前記項目情報の入力を受付ける項目入力手段と、
    次に表示する前記項目情報を、前記項目入力手段で入力された前記項目情報に連続して入力される可能性が高い順に所定の数だけ選択する項目絞込手段と、
    を備え、
    前記項目表示手段は、さらに前記項目絞込手段で選択された前記項目情報を表示し、
    前記項目入力手段は、さらに前記項目表示手段で表示された前記項目情報から、前記項目情報を入力させること、
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記項目情報と、前記項目情報に連続して入力される可能性のある前記項目情報とを対応付けて記録する後続項目情報を記憶する後続項目記憶手段と、
    をさらに備え、
    前記項目絞込手段は、さらに前記後続項目記憶手段に記憶されている前記後続項目情報を検索し、前記項目入力手段で入力された前記項目情報に連続して入力される可能性がある前記項目情報を選択すること、
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記項目情報と、過去に入力された情報から算出された、前記項目情報の入力の確率である生起確率情報と、または、前記項目情報と、過去に入力された情報から算出された、前記項目情報に連続して入力される他の前記項目情報の入力の確率である連鎖確率情報とを対応付けて記録する統計情報を記憶する統計情報記憶手段、
    をさらに備え、
    前記項目絞込手段は、さらに前記統計情報記憶手段で記憶された前記統計情報に基づいて生起の尤度、または、生起順序の尤度を算出することにより、次に表示する前記項目情報を、前記項目入力手段で入力された前記項目情報に連続して入力される尤度が高い順に所定の数だけ選択すること、
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記項目情報と、前記項目情報が入力された入力回数とを対応付けて記録する回数情報を記憶する項目入力回数記憶手段と、
    前記項目入力回数記憶手段で記憶された前記項目情報と前記入力回数に基づいて、前記項目情報ごとの前記生起確率情報、または、複数の前記項目情報に対する前記連鎖確率情報を算出する統計情報算出手段と、
    前記統計情報算出手段で算出した前記項目情報ごとの前記生起確率情報、または、複数の前記項目情報に対する前記連鎖確率情報を前記統計情報記憶手段の統計情報に登録する総計情報登録手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 画像形成装置を利用する利用者を識別する利用者識別手段、
    をさらに備え、
    前記統計情報記憶手段は、さらに前記利用者ごとに前記統計情報を記憶し、
    前記項目絞込手段は、さらに前記利用者識別手段で識別した前記利用者に対応する前記統計情報に基づいて生起の尤度、または、生起順序の尤度を算出することにより、次に表示する前記項目情報を、前記項目入力手段で入力された前記項目情報に連続して入力される尤度が高い順に所定の数だけ選択すること、
    を特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記利用者ごとに記憶した前記統計情報の選択を受付ける統計情報選択手段
    をさらに備え、
    前記項目絞込手段は、さらに前記統計情報選択手段で選択された前記統計情報に基づいて生起の尤度、または、生起順序の尤度を算出することにより、次に表示する前記項目情報を、前記項目入力手段で入力された前記項目情報に連続して入力される尤度が高い順に所定の数だけ選択すること、
    を特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像情報から、前記原稿の特性を表す原稿特性値を抽出する画像解析手段と、
    をさらに備え、
    前記項目選択手段は、さらに画像解析手段で抽出された前記原稿特性値に対応する、前記後続項目情報を検索すること、または、前記統計情報に基づいて生起の尤度、または、生起順序の尤度を算出することにより、次に表示する前記項目情報を、前記項目入力手段で入力された前記項目情報に連続して入力される可能性が高い順に所定の数だけ選択すること、
    を特徴とする請求項2〜6にいずれか一つに記載の画像形成装置。
  8. 原稿から読み込まれた画像情報を、画面表示を行う表示部および操作入力を行う入力部を有する操作パネルから入力された前記画像情報の出力形式を規定する項目情報に基づいて出力する画像形成方法において、
    前記操作パネルに前記項目情報を表示する項目表示ステップと、
    前記項目表示ステップで表示した前記項目情報の入力を受付ける項目入力ステップと、
    次に表示する前記項目情報を、前記項目入力ステップで入力された前記項目情報に連続して入力される可能性が高い順に所定の数だけ選択する項目絞込ステップと、
    を備え、
    前記項目表示ステップは、さらに前記項目絞込ステップで選択された前記項目情報を表示し、
    前記項目入力ステップは、さらに前記項目表示ステップで表示された前記項目情報から、前記項目情報を入力させること
    を特徴とする画像形成方法。
  9. 請求項8に記載された画像形成方法をコンピュータに実施させることを特徴とする画像形成プログラム。
JP2004208464A 2004-07-15 2004-07-15 画像形成装置、画像形成方法、およびその方法をコンピュータで実行させるプログラム。 Expired - Fee Related JP4680544B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004208464A JP4680544B2 (ja) 2004-07-15 2004-07-15 画像形成装置、画像形成方法、およびその方法をコンピュータで実行させるプログラム。

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004208464A JP4680544B2 (ja) 2004-07-15 2004-07-15 画像形成装置、画像形成方法、およびその方法をコンピュータで実行させるプログラム。

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006031341A true JP2006031341A (ja) 2006-02-02
JP4680544B2 JP4680544B2 (ja) 2011-05-11

Family

ID=35897614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004208464A Expired - Fee Related JP4680544B2 (ja) 2004-07-15 2004-07-15 画像形成装置、画像形成方法、およびその方法をコンピュータで実行させるプログラム。

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4680544B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008283549A (ja) * 2007-05-11 2008-11-20 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JPWO2021029047A1 (ja) * 2019-08-14 2021-02-18

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07182128A (ja) * 1993-12-24 1995-07-21 Mitsubishi Electric Corp ユーザインタフェース方式
JPH11342660A (ja) * 1998-06-01 1999-12-14 Ricoh Co Ltd プリンタ装置
JP2003145879A (ja) * 2001-11-08 2003-05-21 Konica Corp 画像形成装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07182128A (ja) * 1993-12-24 1995-07-21 Mitsubishi Electric Corp ユーザインタフェース方式
JPH11342660A (ja) * 1998-06-01 1999-12-14 Ricoh Co Ltd プリンタ装置
JP2003145879A (ja) * 2001-11-08 2003-05-21 Konica Corp 画像形成装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008283549A (ja) * 2007-05-11 2008-11-20 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JPWO2021029047A1 (ja) * 2019-08-14 2021-02-18
WO2021029047A1 (ja) * 2019-08-14 2021-02-18 日本電気株式会社 情報処理装置、情報処理方法及び記録媒体
JP7045646B2 (ja) 2019-08-14 2022-04-01 日本電気株式会社 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
US11816195B2 (en) 2019-08-14 2023-11-14 Nec Corporation Information processing apparatus, information processing method, and storage medium

Also Published As

Publication number Publication date
JP4680544B2 (ja) 2011-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8159506B2 (en) User interface device and image displaying method
US7890879B2 (en) Display controller, image processing apparatus, and display control method
JP4405831B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法、プログラム
JP4817851B2 (ja) 画像形成装置、画像形成システム、画像形成方法、その方法をコンピュータに実行させるプログラム
US8634100B2 (en) Image forming apparatus for detecting index data of document data, and control method and program product for the same
US8548276B2 (en) Image search apparatus, image scanning apparatus, image search system, database creation method, and database creation program
US20060050297A1 (en) Data control device, method for controlling the same, image output device, and computer program product
JP2006259045A (ja) 画像形成装置及び方法
JP2007013799A (ja) 書類画像データ入力システム、書類画像データ入力方法、およびコンピュータプログラム
US20030076531A1 (en) Output terminal management server and output terminal function setting method
US8208766B2 (en) Method of selecting image, program and storage medium for the method, and image processing apparatus using the method
JP2020151957A (ja) 画像形成装置、情報処理方法およびプログラム
JP4768274B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法、その方法をコンピュータに実行させるためのプログラム
JP4680544B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法、およびその方法をコンピュータで実行させるプログラム。
JP2008299735A (ja) 画像形成システム及び画像形成システム用プログラム並びに画像形成システム用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US7768663B2 (en) System and method for printing books by book identification
US7148984B2 (en) Image forming apparatus in use with a network
JP4765593B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成処理プログラム並びに画像形成処理方法
JP4520262B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法、その方法をコンピュータに実行させるプログラム、画像処理装置、および画像処理システム
US20170061264A1 (en) Image forming apparatus
JP2010072850A (ja) 画像処理装置
US11375071B2 (en) Speech setting system, non-transitory computer-readable recording medium having speech setting assistance program stored thereon, and speech setting assistance device
US7312903B2 (en) Scan job size
JP4458016B2 (ja) データ入出力装置、データ入出力方法、およびデータ入出力プログラム
JP3980530B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070619

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091027

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100720

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110201

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110203

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140210

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees