JP2006030567A - ディスプレイ昇降装置 - Google Patents

ディスプレイ昇降装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006030567A
JP2006030567A JP2004208952A JP2004208952A JP2006030567A JP 2006030567 A JP2006030567 A JP 2006030567A JP 2004208952 A JP2004208952 A JP 2004208952A JP 2004208952 A JP2004208952 A JP 2004208952A JP 2006030567 A JP2006030567 A JP 2006030567A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
column
support column
roller
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004208952A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Furukawa
力 古川
Koji Itabashi
幸治 板橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
WAKUTO SYSTEM PRODUCTS KK
Takachiho Koheki KK
Original Assignee
WAKUTO SYSTEM PRODUCTS KK
Takachiho Koheki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by WAKUTO SYSTEM PRODUCTS KK, Takachiho Koheki KK filed Critical WAKUTO SYSTEM PRODUCTS KK
Priority to JP2004208952A priority Critical patent/JP2006030567A/ja
Publication of JP2006030567A publication Critical patent/JP2006030567A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

【課題】 小型で使い勝手の良いディスプレイ昇降装置を提供すること。
【解決手段】 垂直に固定された第1支柱121と、第1支柱121を取り囲む形状であって、第1支柱に沿って昇降可能な第2支柱122と、第2支柱122を取り囲む形状であり、第2支柱に沿って昇降可能であって、ディスプレイを載置可能な載置部127と、を有し、第2支柱122を第1支柱121に対して昇降させ、載置部127を第2支柱122に対して昇降させることによって、載置部127に載置したディスプレイ200を昇降させる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ディスプレイを昇降する昇降装置に関するものである。
従来から、ディスプレイを支持しつつ昇降する装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2002−254992号公報
しかしながら、従来のディスプレイ昇降装置は、小型化を図るという発想は乏しく、ディスプレイが下方に位置しても、装置の大きさが変わらなかった。そのため、ディスプレイを見ている人間と、その向かい側にいる人間とが、ディスプレイ越しに話をする場合など、ディスプレイ自体を下方に移動させても昇降装置が邪魔になる場合があった。
本発明は上記従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、小型で使い勝手の良いディスプレイ昇降装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るディスプレイ昇降装置は、
垂直に固定された第1支柱と、
前記第1支柱を取り囲む形状であって、前記第1支柱に沿って昇降可能な第2支柱と、
前記第2支柱を取り囲む形状であり、前記第2支柱に沿って昇降可能であって、ディスプレイを載置可能な載置部と、
を有し、
前記第2支柱を前記第1支柱に対して昇降させ、前記載置部を前記第2支柱に対して昇降させることによって、前記載置部に載置したディスプレイを昇降させることを特徴とする。
このような構成により、ディスプレイを上昇、下降させてもディスプレイよりも上方に支柱が大きく残ることを防止できる。したがって、昇降装置が、ディスプレイを見ている人と、その向かい側の人と障壁となることはない。
前記載置部は、内部に定荷重ばねを備え、該定荷重ばねの弾性力を用いて、前記第2支柱を前記第1支柱に対して上方に付勢し、前記載置部を前記第2支柱に対して上方に付勢することを特徴とする。
前記定荷重ばねにその一端を接続されたワイヤが、前記載置部に設けられた第1ローラに巻回された後、前記第2支柱の上端に設けられた第2ローラに巻回され、更に前記第2支柱の下端に設けられた第3ローラに巻回され、前記第1支柱の上端部にその他端を固定されることを特徴とする。
前記第1ローラの回転を制止するストッパと、
前記ストッパによる前記第1ローラの回転の制止を解除する解除部と、
を更に有することを特徴とする。
前記ストッパの制止力を一定値以下に制限する制限部材を更に有することを特徴とする。
前記第1支柱の下端と前記第2支柱の上端とを結び、前記第2支柱を下方に付勢する弾性部材を更に有することを特徴とする。
前記載置部は、前記ディスプレイの傾きを変更するためのチルト機構を含むことを特徴とする。
本発明によれば、小型で使い勝手の良いディスプレイ昇降装置を提供することができる。
以下に、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素の相対配置、数値等は、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
本発明の実施の形態として、平面型の液晶タッチパネルを昇降する昇降装置100の構成について図1〜図10を用いて説明する。
図1は、昇降装置100に液晶タッチパネルディスプレイ200を設置した昇降型ディスプレイシステム1の外観図である。
この昇降型ディスプレイシステム1は、学校や講演会場などで特に効果を発揮するシステムである。学校や講演会場で講師が話をする場合、常に講師が生徒(聴衆)に向いていることが望ましい。しかし、黒板に文字を書いたりプロジェクタで映し出された画像を直接指示したりしながら講義を行なう場合には、どうしても生徒(聴衆)に背を向けることになる。
そこで、講師の手元にタッチパネルディスプレイを設置し、そのタッチパネルディスプレイに表示された画像に対して電子ペンなどで指示をしながら講義を行ない、同時に、その様子を生徒の手元にある端末や、プロジェクタなどで表示すれば、講師は常に生徒(聴衆)の方を向きながら講義を行なうことができる。しかしながら、従来は、講師の身長や好みに合わせて高さを調整でき、かつ、講師と生徒(聴衆)との対面感覚を損なわないディスプレイ昇降装置は存在していなかった。そこで、本実施形態における昇降装置100は、ディスプレイを昇降可能であって、かつ、ディスプレイを下方に移動させ、講師の視点が低い状態であっても、講師の視界を妨げないことを特徴とするものである。
図2に示すように、講師2は、昇降装置100を調節して、自分の身長に合った高さにディスプレイ200をセッティングし、ディスプレイ200を電子ペン210で操作しながら、対面にいる生徒(聴衆)5に説明を行なうことができる。ディスプレイ200は、汎用のPC3に接続されており、PC3は、各生徒(聴衆)5に与えられたPC4にネットワーク接続されている。そのため、ディスプレイ200に表示された画像は、リアルタイムでPC4に表示され、生徒(聴衆)5はその画面を見ながら講師2の話を聞くことができる。
なお、このシステム1の利用方法はこれに限定されるものではなく、PC3に接続された大型ディスプレイやプロジェクタによって、講師2の背後にディスプレイ200に表示された画像と同じ画像を拡大表示する構成としても良い。なお、ディスプレイ200の内部にCPUやROMやRAMやHDDなどのコンピュータ機能が組み込まれていてもよい。
一方、椅子に座った状態で講義を行なう場合には、ディスプレイ200を低い位置にセッティングする必要がある。昇降装置100は、ディスプレイ200を下げると、ディスプレイ200を支える支柱自体が短くなる構成となっているため、講師と生徒(聴衆)との間で視界が遮断されることがなく、対面講義の効果を損なうことがない。
具体的に、昇降装置100は、図1に示すように、ベース部110と、ベース部110に固定され伸縮自在な支柱120と、支柱に対して上下動可能な載置部127と、を備えており、載置部127にタッチパネルディスプレイ200が載置固定される。
ベース部110には、変形を防止するための、線状の溝部111と円形状の凹部112が形成されている。また、載置部127には、ストッパ解除レバー140が設けられており、このレバーを上方に上げつつディスプレイ200を押し下げることによって、ディスプレイ200が下方に移動する。
次に、昇降装置100の内部構成について、図3〜図4を用いて説明する。図3は、昇降装置100の内部構成を概略的に示す側断面図である。ベース110には、第1支柱121が垂直に固定されている。図4(a)は、第1支柱121のみを取りだした場合の上方から見た断面図である。第1支柱121には、その側壁において、上下方向にレール121aが延設されている。図4(a)に示すとおり、第1支柱121は筒状であり、中空部分121bを有している。中空部分121bの下端には、弾性部材としてのコイルスプリング123の一端が固定されている。
また、昇降装置100は、第1支柱121を取り囲む形状の第2支柱122を備えている。図4(b)は、第2支柱122のみを取りだした場合の上方から見た断面図である。図4(b)に示すように、第2支柱122もまた、その側壁において、上下方向にレール122aが延設されている。また更に、筒状であって、第1支柱121が挿入される中空部分122bを備えている。中空部分122bには、その下端にローラ124が回転自在に取り付けられており、このローラ124が第1支柱121のレール121a内を回転しながら上下方向に移動可能となっている。なお、図4(b)では分からないがローラ124は、上下に2つ並ぶように取り付けられており、第2支柱122が第1支柱121に対して前後方向にぐらつかないように構成されている。第2支柱122の中空部分122bの上端にはコイルスプリング123の他端が固定されている。図では、コイルスプリング123の他端が、第2支柱122の内壁の上部に固定されているが、第2支柱122の上面の蓋部分に固定してもよい。第2支柱122の前面側の下端部及び上端部には、ローラ125a、125bが設けられており、ワイヤ126が巻回されている。このワイヤ126の一端は、第1支柱121の上部に固定されている。
また更に、昇降装置100は、第2支柱122を取り囲む形状であって、第2支柱122のレール122aに沿って昇降可能な載置部127を備えている。図4(c)は、載置部127のみを取りだした場合の、上方から見た断面図である。図4(c)に示すように載置部127は、第2支柱122が挿入される中空部分127bを備えている。中空部分127bの内側壁には、ローラ128が回転自在に取り付けられており、このローラ128が第2支柱122のレール122a内を回転しながら上下方向に移動可能となっている。このようなローラ124、128とレール121a、122aの構成により、第2支柱122を第1支柱121に対して昇降させ、載置部127を第2支柱122に対して昇降させて、載置部127に載置したディスプレイ200を昇降させることが可能となる。なお、図4(c)では分からないが、ローラ128も上下に2つ並べて取り付けられており、載置部127が第2支柱122に対して前後方向にぐらつかないように構成されている。図5は、載置部127のみを支柱120(第1支柱121及び第2支柱122)に対して上昇させた状態を示しており、図6は、図5の状態から、更に、載置部127及び第2支柱122を第1支柱121に対して上昇させた状態を示している。
図3に戻ると、載置部127の内部において、第2支柱122に近い位置には、ワイヤ126を複数回巻回されたローラ129が設けられている。また、載置部127は、内部に定荷重ばね130を備え、ローラ129に巻回されたワイヤ126の一端は、定荷重ばね130に取り付けられたローラ131に更に巻回され、固定されている。即ち、ワイヤ126は、定荷重ばね130にその一端を接続され、載置部127に設けられた第1ローラ129に巻回された後、第2支柱122の上端に設けられた第2ローラ125bに巻回され、更に第2支柱122の下端に設けられた第3ローラ125aに巻回され、第1支柱121の上端部にその他端を固定されている。
定荷重ばね130は、3つのローラ130a〜cに金属製の薄板130dが巻回された構造となっており、薄板130dは板ばねとして、自らを巻き取ろうとする力を有しており、そのため、ローラ130a及びローラ130cは、図4(c)において右に回転しようとする。その回転力がローラ130bに伝わり、ローラ130bは左回転しようとする。ローラ131は真ん中のローラ130bに固定されており一体的に回転するため、ローラ130bの回転力は、ローラ131に巻回されたワイヤ126に伝わり、ワイヤ126を前方に引っ張るような張力を生みだす。
定荷重ばね130は、その構成により、名前の通り、その変位(回転)に拘わらずほぼ一定の荷重を生みだす。そのためワイヤ126の張力は、その巻き出し長さに拘わらず常にほぼ一定である。ワイヤ126の張力は、ローラ129とローラ125bとを近づける方向に付勢し、更に、ローラ125aと第1支柱121の上部とを近づける方向に付勢する。
これにより、定荷重ばね130の弾性力は、第2支柱122を第1支柱121に対して上方に付勢し、更に、載置部127を第2支柱122に対して上方に付勢することになる。この時、第1支柱121の下端部と第2支柱122の上端部とはコイルスプリング123で接続され、コイルスプリング123が第2支柱122を下方に付勢する。このため、第2支柱122が第1支柱121に対して上方に移動するよりも先に載置部127が第2支柱に対して上方に移動し、逆に、載置部127が第2支柱122に対して下方に移動するよりも先に、第2支柱122が第1支柱121に対して下方に移動する。従って、第2支柱122が上方に位置した状態で載置部127が下方に位置することはなく、支柱がディスプレイ200に対して不必要に出っ張ることを防止できる。即ち、支柱が邪魔になって対面講義の効力を失わせるというような状況を防止できる。
ここで、コイルスプリング123の最長時の張力は、第2支柱122の重さ(例えば0.7kgw)と、第2支柱122と第1支柱121との間の静止摩擦力(例えば0.8kg)を考慮した力(例えば0.5kgw)であることが望ましい。
更に、定荷重ばね130の弾性力、つまり、ワイヤ126の張力は、ディスプレイ200の重さ(例えば3.5Kg)と載置部127の重さ(例えば0.3Kg)と第2支柱122の重さ(例えば、0.7Kg)とコイルスプリング123の最長時の張力(例えば0.5kgw)を合計した値或いはそれよりも若干大きな値(例えば5kgw)にすることが望ましい。
このように、昇降装置100では、定荷重ばね130とワイヤ126を用いて、調整された力により、載置部127及び第2支柱122を第1支柱121に対して上方に付勢する。これにより、ディスプレイ200が勝手に上昇することなく、かつ、手を添えて軽く力を加えるだけでディスプレイ200が上方に移動する昇降装置100を実現できる。
図3に戻ると、載置部127の前方上部には、ディスプレイ200を載置するための載置プレート132が取り付けられている。載置プレート132は、載置部127の前方内部に設けられた軸133を中心に回動可能な構成となっており、傾いた状態でディスプレイ200を支持できるように、チルト機構134が設けられている。チルト機構は、ピニオン付きワンウェイロータリダンパとラックとの組合せで構成されている。これにより、ディスプレイ200の傾斜角を無段階に調整することができる。傾いた状態でディスプレイ200を保持する力は、ディスプレイ200の大きさや重量、ディスプレイ200に対して手やペンで押圧される力、チルト機構134の位置などを総合的に考慮して設定すればよい(例えば5kg)。
また、載置プレート132の後端には、L字プレート135が設けられている。ディスプレイ200の上端に接続された各種のコード(不図示)を、L字プレート135に沿って、昇降装置100の片側に案内することによって、それらのコードが、ワイヤ126や第2支柱122と載置部127との摺動部分に巻き込まれないように構成されている。
図7に、ディスプレイ200がチルト機構134によって傾けられた状態を示す。このようにディスプレイ200の傾きを変えることにより、よりユーザの使い勝手が向上する。なお、図7では、ディスプレイ200が最下位に位置する状態で傾斜させた状態を示したが、もちろんチルト機構124は、ディスプレイ200の位置に拘わらず機能し、どのような高さにある場合にもディスプレイ200を自由に傾けることができる。なお、図8は載置プレート132のみを斜めから見た図である。載置部127に対して、軸133を中心に回動可能な形状となっている。
次に、ディスプレイ200に対して上方から手やペンで力を加えられた場合に、昇降装置100の下方向の動き(載置部127の第2支柱122に対する移動及び第2支柱122の第1支柱121に対する移動)を制限するストッパと、そのストッパによる制止を解除する解除レバー140の機構について、図9及び10を用いて説明する。なお、図9は、昇降装置100を上方から見た断面図であり、図4(a)〜(c)を組み合わせた図である。図10(a)、(b)は、載置部127の内部に設けられたストッパと解除レバーの動きを説明するための概略図である。図10(a)は、右側から見た側断面図であり、図10(b)は、後ろ側から見た断面図である。図10(a)(b)においては、説明を分かりやすくするため、ベース部110や第1支柱121や第2支柱122や載置プレート132やディスプレイ200などを省略して示している。
昇降装置100では、ディスプレイ200の昇降にワイヤ126の巻出し及び巻取りが伴うため、このワイヤ126の動きを止めれば、ディスプレイ200の昇降、つまりは昇降装置100の動きを止めることができる。そこで、ここでは、ローラ129の周りに、昇降装置100の動きを制限するストッパとしてのトーションスプリング141を巻き付ける構成とした。つまり、ワイヤ126が複数回巻回されたローラ129を、トーションスプリング141で把持することにより制止させ、これによりワイヤ126の動きを制止し、昇降装置100の動きを止める。
トーションスプリング141は、その一端141aが載置部127に固定されており、ローラ129に複数回巻き付いた後、他端141bは、ローラ129の下方にて横方向に張出し、自由端となっている。ここでは、トーションスプリング141の巻き付き方向は、ローラ129に対するワイヤ126の巻き付き方向と同方向である。このため、ディスプレイ200に対して下方に力をかけ、ワイヤ126を巻き出そうとして、ローラ129が左回転(図10の矢印方向)すると、ローラ129とトーションスプリング141との摩擦によって、トーションスプリング141も左回転しようとする。そのとき、トーションスプリング141の一端141aは固定されているので、他端141bのみが少し左に回転する。この状態では、トーションスプリング141の内径がローラ129の外径よりも若干小さくなるため、ローラ129をトーションスプリング141が把持することとなり、ローラ129の回転に対する抵抗力を生じる。逆に言えば、ワイヤ126を巻き出す際のローラ129の回転方向と同じ方向に自由端141bが移動した場合に、その内径が小さくなるように、トーションスプリング141の巻回方向並びに固定端及び自由端が設定されている。
解除レバー140は、軸145を中心に回動可能であり、解除レバー140の後側端部は、トーションスプリング141の他端141bに上側から接触可能な位置に配置されている。従って、解除レバー140の前側端部を押し上げると、トーションスプリング141の他端141bを下方に押し下げられる。これにより、トーションスプリング141は、内径が広がる方向(図中右回転)に回転する。トーションスプリング141の内径が広がった状態では、ローラ129とトーションスプリング141との摩擦が生じず、トーションスプリング141によるブレーキ効果は働かないため、ユーザは軽微な力でディスプレイ200を下降させることができる。即ち、解除レバー140を操作することにより、ストッパとしてのトーションスプリング141によるローラ129の回転の制止を解除することができる。
通常時のトーションスプリング141の内径が、ローラ129の外径と等しいか、或いは若干小さくなるように、トーションスプリング141を選択すれば、ブレーキ効果を効果的に発揮することができる。なお、このブレーキ効果は、トーションスプリング141がローラ129に巻き付く方向、つまり、ワイヤ126が巻だされる方向にローラ129が回転する時にのみ働き、ディスプレイ200の下降を制止する。ローラ129が逆方向(図10で右回転方向)に回転する場合には、トーションスプリング141は、内径が広がる方向に回転するため、ブレーキ効果は働かず、ユーザは軽微な力でディスプレイ200を上昇させることができる。
一方、解除レバー140を操作しない状態でトーションスプリング141の他端141bが完全に自由になっていると、ディスプレイ200に下方向の力を加えた場合に、ローラ129の回転に伴い、トーションスプリング141がローラ129に対して非常に強く巻き付き、その回転をがっちりと制止してしまうことになる。その場合、ディスプレイ200に加えられた下方向の力は、モーメントとして第2支柱122と載置部127とを接続しているローラ128にかかってしまい、ローラ128が変形したり、その軸が破損したりする恐れがある。そこで、昇降装置100では、トーションスプリング141の他端141bが図10の右方向に回転しすぎないように、トーションスプリング141の制止力を一定値(例えば10kg)以下に制限する制限部材としてのネジ142を設けている。
ネジ142は、解除レバー140の後端位置を規制するものである。トーションスプリング141の他端141bがどこまで回転した時点で、解除レバー140の後端の下面に当接するかによって、ディスプレイ200に加えられた下方向の力に対する制止力が決まる。つまり、トーションスプリング141の他端141bが解除レバー140に当接した状態で、トーションスプリング141がローラ129にどれほど強く巻き付いているか、その把持力が、ディスプレイ200の制止力となる。ネジ142を下方にねじ込んだり、上方にねじ回したりすることによって、通常時の解除レバー140の位置が決まり、それによってディスプレイ200の制止力も決まる。ネジ142を下方にねじ込めば、トーションスプリング141の他端141bが直ぐに解除レバー140に当接することとなり、ディスプレイ200の下方制止力は弱まる。一方、ネジ142を上方に移動させれば、トーションスプリング141がローラ129を強く把持した状態で他端141bが解除レバー140に当接することとなり、ディスプレイ200の下方制止力は強くなる。
以上、説明したように、昇降装置100によれば、講師の身長や好みに合わせてディスプレイ200の高さや傾きを調整でき、かつ、講師と生徒(聴衆)との対面感覚を損なうことを防止できる。
なお、上記実施形態で使用した図面では、第1支柱121と第2支柱122とがほぼ同じ高さに描かれているが、これに限定されるものではなく、第1支柱121よりも第2支柱122が高くてもよい。
また、実施形態では、第1支柱121のレール121aに沿って第2支柱122のローラ124が回転しながら移動する構成としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、第1支柱121の側壁にローラを設け、そのローラが第2支柱122の空間122bに設けられたレール内を移動することにより、第2支柱122が第1支柱121に対して上下移動する構成としても良い。
また、上記実施形態では、第2支柱122を下方に付勢する弾性部材として、コイルスプリング123を用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、弾性部材としてゴムなどを用いても良い。
本発明の実施の形態に係る昇降装置の外観及び基本的な動作を示す図である。 本発明の実施の形態に係る昇降装置の使用状態を示す図である。 本発明の実施の形態に係る昇降装置の内部構成を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る昇降装置の内部機構を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る昇降装置の動作を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る昇降装置の動作を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る昇降装置の動作を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る昇降装置の内部機構を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る昇降装置の内部機構を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る昇降装置の内部構成を示す概略図である。

Claims (7)

  1. 垂直に固定された第1支柱と、
    前記第1支柱を取り囲む形状であって、前記第1支柱に沿って昇降可能な第2支柱と、
    前記第2支柱を取り囲む形状であり、前記第2支柱に沿って昇降可能であって、ディスプレイを載置可能な載置部と、
    を有し、
    前記第2支柱を前記第1支柱に対して昇降させ、前記載置部を前記第2支柱に対して昇降させることによって、前記載置部に載置したディスプレイを昇降させることを特徴とするディスプレイ昇降装置。
  2. 前記載置部は、内部に定荷重ばねを備え、該定荷重ばねの弾性力を用いて、前記第2支柱を前記第1支柱に対して上方に付勢し、前記載置部を前記第2支柱に対して上方に付勢することを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ昇降装置。
  3. 前記定荷重ばねにその一端を接続されたワイヤが、前記載置部に設けられた第1ローラに巻回された後、前記第2支柱の上端に設けられた第2ローラに巻回され、更に前記第2支柱の下端に設けられた第3ローラに巻回され、前記第1支柱の上端部にその他端を固定されることを特徴とする請求項2に記載のディスプレイ昇降装置。
  4. 前記第1ローラの回転を制止するストッパと、
    前記ストッパによる前記第1ローラの回転の制止を解除する解除部と、
    を更に有することを特徴とする請求項3に記載のディスプレイ昇降装置。
  5. 前記ストッパの制止力を一定値以下に制限する制限部材を更に有することを特徴とする請求項4に記載のディスプレイ昇降装置。
  6. 前記第1支柱の下端と前記第2支柱の上端とを結び、前記第2支柱を下方に付勢する弾性部材を更に有することを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ昇降装置。
  7. 前記載置部は、前記ディスプレイの傾きを変更するためのチルト機構を含むことを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ昇降装置。
JP2004208952A 2004-07-15 2004-07-15 ディスプレイ昇降装置 Pending JP2006030567A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004208952A JP2006030567A (ja) 2004-07-15 2004-07-15 ディスプレイ昇降装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004208952A JP2006030567A (ja) 2004-07-15 2004-07-15 ディスプレイ昇降装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006030567A true JP2006030567A (ja) 2006-02-02

Family

ID=35897002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004208952A Pending JP2006030567A (ja) 2004-07-15 2004-07-15 ディスプレイ昇降装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006030567A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015163990A (ja) * 2015-05-20 2015-09-10 シャープ株式会社 回転装置、及び画像形成装置
JP6320650B2 (ja) * 2016-05-19 2018-05-09 Eizo株式会社 モニタースタンド

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0285598A (ja) * 1988-09-22 1990-03-27 Nippon Shiyouki Kk 伸縮器
JPH0395671A (ja) * 1989-09-07 1991-04-22 Fujitsu Ltd 形態素の品詞連続解析方式
JPH0369397U (ja) * 1989-11-01 1991-07-10
JPH0954553A (ja) * 1995-08-14 1997-02-25 Canon Inc 平板型画像形成装置及びその製造方法
JP2001083891A (ja) * 1999-09-13 2001-03-30 Canon Inc ディスプレイ装置
JP2001350424A (ja) * 2000-06-08 2001-12-21 Fujii Dengyosha:Kk 可搬式情報表示装置
JP2003097095A (ja) * 2001-09-25 2003-04-03 Denyo Co Ltd 伸縮支柱
JP2004070279A (ja) * 2002-06-10 2004-03-04 Advanex Inc 表示装置用スタンド

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0285598A (ja) * 1988-09-22 1990-03-27 Nippon Shiyouki Kk 伸縮器
JPH0395671A (ja) * 1989-09-07 1991-04-22 Fujitsu Ltd 形態素の品詞連続解析方式
JPH0369397U (ja) * 1989-11-01 1991-07-10
JPH0954553A (ja) * 1995-08-14 1997-02-25 Canon Inc 平板型画像形成装置及びその製造方法
JP2001083891A (ja) * 1999-09-13 2001-03-30 Canon Inc ディスプレイ装置
JP2001350424A (ja) * 2000-06-08 2001-12-21 Fujii Dengyosha:Kk 可搬式情報表示装置
JP2003097095A (ja) * 2001-09-25 2003-04-03 Denyo Co Ltd 伸縮支柱
JP2004070279A (ja) * 2002-06-10 2004-03-04 Advanex Inc 表示装置用スタンド

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015163990A (ja) * 2015-05-20 2015-09-10 シャープ株式会社 回転装置、及び画像形成装置
JP6320650B2 (ja) * 2016-05-19 2018-05-09 Eizo株式会社 モニタースタンド
JPWO2017199744A1 (ja) * 2016-05-19 2018-06-07 Eizo株式会社 モニタースタンド
CN109155116A (zh) * 2016-05-19 2019-01-04 Eizo株式会社 显示器支架

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPWO2003050787A1 (ja) ディスプレイの昇降調整装置
KR20070091467A (ko) 디스플레이장치용 지지장치
CN102282511A (zh) 电子示教板安装系统
JP5174650B2 (ja) 黒板装置及びスクリーンの設置方法
JP4874215B2 (ja) 黒板装置
JP2004271595A (ja) 表示装置
JP2008119967A (ja) 黒板装置
TW200843499A (en) Elevation adjusting mechanism and display device using the same
JP2006030567A (ja) ディスプレイ昇降装置
JP2005300922A (ja) ディスプレイモニター用スタンド
JP2010019893A (ja) モニタ位置調節装置
JP2009172783A (ja) 黒板装置
JP4882301B2 (ja) 表示装置、表示制御方法、プログラム、および記録媒体
JP2014041309A (ja) 画像表示装置
US7876392B2 (en) Liquid crystal display and height adjustable base of the panel thereof
JP6423131B2 (ja) マグネットスクリーン装置
JP2005035163A (ja) 黒板装置
JP2566540B2 (ja) 教育用ボード
JP2008100443A (ja) 黒板装置
TW200946809A (en) Supporting device
JP2605195Y2 (ja) 昇降自在の黒板等を備えたスチール保管庫
JP5877392B2 (ja) ボード昇降機構
CN210038669U (zh) 一种大学课堂教学用计算机的防护装置
TW200928168A (en) Adjusting mechanism
JP4867227B2 (ja) 表示装置および補助方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20070713

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A711 Notification of change in applicant

Effective date: 20070806

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

A521 Written amendment

Effective date: 20070806

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100728

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20101001

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110218