JP2006027769A - 画像形成システムおよび画像形成システム制御方法 - Google Patents

画像形成システムおよび画像形成システム制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 後続ジョブの記録紙の一枚目と二枚目とを重ね合わせて先行ジョブの後処理完了後に搬送する後処理搬送制御を行う際に、生産性を改善する。
【解決手段】 後処理時間を含まない記録紙間隔で画像形成を実行する記録紙間隔第一制御と、後処理時間を含む記録紙間隔で画像形成を実行する記録紙間隔第二制御と、先行ジョブの記録紙束に後処理実行中に中間スタッカ以前の搬送経路で後続ジョブの記録紙の一枚目を一旦停止させ、後続ジョブの記録紙の一枚目と二枚目とを重ね合わせて先行ジョブの後処理完了後に中間スタッカに搬送する後処理搬送第一制御と、先行ジョブの記録紙束に後処理実行中に中間スタッカ以前の搬送経路で後続ジョブの記録紙の一枚目を一旦停止させ、一旦静止させていた記録紙を先行ジョブの後処理完了後に中間スタッカに搬送する後処理搬送第二制御と、を切り替えて制御する制御手段101を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は画像データに応じた画像を記録紙上に形成する画像形成装置と、画像形成装置で画像が形成された記録紙を中間スタッカに複数積載し整合して記録紙束としてから後処理を実行して束排出する後処理装置とを備える画像形成システム、および画像形成システムを制御する画像形成システム制御方法に関する。
画像形成装置によって画像が形成された記録紙を中間スタッカに複数積載し整合して記録紙束としてからステイプルなどの後処理を実行し、ステイプルされた記録紙束を束排出する後処理装置が存在している。
このような後処理装置において、中間スタッカにおいて先行ジョブのステイプル実行中にも、生産性の低下を防止するため、記録紙間隔を広げずに、次のジョブの記録紙が順次搬送されてくるようにしておき、中間スタッカ以前の搬送経路で後続ジョブの記録紙の一枚目を一旦停止させ、後続ジョブの記録紙の一枚目と二枚目とを重ね合わせて先行ジョブの後処理完了後に中間スタッカに搬送する制御が、以下の特許文献1に提案されている。
このような制御とすることにより、後続ジョブの一枚目と二枚目とを重ねることで、先行ジョブの後処理の時間をかせぎつつ、記録紙間隔を狭めて生産性を向上させることが可能になっている。
特開平11−263520号公報(第1頁〜第2頁、図8,図9)
以上の特許文献1の技術では、後続ジョブの一枚目記録紙と二枚目記録紙とを中間スタッカ直前で突き当てて重ね合わせてから中間スタッカに送ることが特徴であるが、異なるサイズの記録紙の場合には重ね合わせができない。
このように後続ジョブの一枚目記録紙と二枚目記録紙とを重ね合わせることができない場合には、その直前の記録紙間隔(先行ジョブの最終記録紙と後続ジョブの一枚目記録紙)を広げた搬送制御にする必要がある。すなわち、後続ジョブの一枚目記録紙の第二給紙開始タイミング以前に二枚目記録紙の情報が確定している必要がある。
図6では、ジョブ#1はA4,A4,A4の画像形成を、ジョブ#2はA4,A3,A4の画像形成を、ジョブ#3はA4,A4,A4の画像形成を行う場合を例示している。ここでは、A4とA3とは重ね合わせて中間スタッカに搬送することができない状態であるとする。また、図6において黒い菱形は、中間スタッカへの搬送(排出)を意味している。
この図6(a)の場合、ジョブ#2では一枚目記録紙と二枚目記録紙とを重ね合わせることができないため、ジョブ#1〜ジョブ#2は記録紙間隔を広げた状態(図(a)(2)、記録紙間隔第二制御)に制御している。また、この図6(a)の場合、ジョブ#3では一枚目記録紙と二枚目記録紙とを重ね合わせることができるため、ジョブ#2〜ジョブ#3は記録紙間隔を狭めた状態(図6(a)(1)、記録紙間隔第一制御)に制御しつつジョブ#3の一枚目記録紙と二枚目記録紙とを重ね合わせる制御(後処理搬送第一制御)としている。そして、この重ね合わせる制御をしている期間に、先行ジョブであるジョブ#2ではステイプルなどの後処理を並行して実行している。このようにすることで、ジョブ#2〜ジョブ#3では記録紙間隔を狭めた生産性の高い画像形成と後処理とが可能になっている。
なお、後続ジョブの一枚目記録紙の第二給紙開始タイミング以前に二枚目記録紙の情報が確定していない場合には、重ね合わせることができない場合を想定して、記録紙間隔を広げた搬送制御にする必要がある。
すなわち、図6(b)に示すように、ジョブ#1〜ジョブ#2、ジョブ#2〜ジョブ#3のどちらも、記録紙間隔を広げた制御(図6(b)(2)、記録紙間隔第二制御)にしている。
この場合、ジョブ#1〜ジョブ#2ではジョブ#2の一枚目記録紙と二枚目記録紙とが実際に重ね合わせることができないため、図6(a)と同様に適正な記録紙間隔の制御となっている。
しかし、ジョブ#3では一枚目記録紙と二枚目記録紙とを重ね合わせることができる状態であったが、必要なタイミングで二枚目記録紙の情報が確定していなかったために、一枚目記録紙と二枚目記録紙とを重ね合わせることがでない状態として扱って記録紙間隔の制御を行っている。このため、図6(a)と比較すると、図6(b)のジョブ#2〜ジョブ#3では適正(最短)となっておらず、無駄な記録紙間隔となってしまっている。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、後続ジョブの記録紙の一枚目と二枚目とを重ね合わせて先行ジョブの後処理完了後に搬送する後処理搬送制御を行う際に、無駄な通紙間隔を設けることなく生産性を改善することが可能な画像形成システム、および画像形成システム制御方法を実現することを目的とする。
すなわち、前記した課題を解決する本発明は、以下の通りである。
(1)第1の発明は、画像データに応じた画像を記録紙上に形成する画像形成装置と、画像形成装置で画像が形成された記録紙を中間スタッカに複数積載し整合して記録紙束としてから後処理を実行して束排出する後処理装置と、を備える画像形成システムであって、後処理装置側の後処理時間を含まない記録紙間隔で画像形成装置側で画像形成を実行する記録紙間隔第一制御と、後処理装置側の後処理時間を含む記録紙間隔で画像形成装置側で画像形成を実行する記録紙間隔第二制御と、先行ジョブの記録紙束に後処理実行中に中間スタッカ以前の搬送経路で後続ジョブの記録紙の一枚目を一旦停止させ、後続ジョブの記録紙の一枚目と二枚目とを重ね合わせて先行ジョブの後処理完了後に中間スタッカに搬送する後処理搬送第一制御と、先行ジョブの記録紙束に後処理実行中に中間スタッカ以前の搬送経路で後続ジョブの記録紙の一枚目を一旦停止させ、一旦静止させていた記録紙を先行ジョブの後処理完了後に中間スタッカに搬送する後処理搬送第二制御と、を切り替えてあるいは組み合わせて制御する制御手段を備え、前記制御手段は、先行ジョブ記録紙の最終と後続ジョブ記録紙の一枚目との間を記録紙間隔第一制御としておいて、後続ジョブ記録紙の一枚目と二枚目とを重ね合わせることが可能か否かに応じて、後続ジョブ記録紙の一枚目と二枚目との間を記録紙間隔第一制御として後処理搬送第一制御とする制御パターンにするか、先行ジョブ記録紙の最終と後続ジョブ記録紙の一枚目との間を記録紙間隔第一制御、後続ジョブ記録紙の一枚目と二枚目との間を記録紙間隔第二制御として後処理搬送第二制御とする制御パターンにするか、を切り替える、ことを特徴とする。
この発明では、画像が形成された記録紙を中間スタッカに複数積載し整合して記録紙束としてから後処理を実行して束排出する後処理を実行する際に、後処理時間を含まない記録紙間隔で画像形成を実行する記録紙間隔第一制御と、後処理時間を含む記録紙間隔で画像形成を実行する記録紙間隔第二制御と、先行ジョブの後処理実行中に中間スタッカ以前で後続ジョブの記録紙の一枚目を一旦停止させ、後続ジョブの記録紙の一枚目と二枚目とを重ね合わせて先行ジョブの後処理完了後に中間スタッカに搬送する後処理搬送第一制御と、先行ジョブの後処理実行中に中間スタッカ以前で後続ジョブの記録紙の一枚目を一旦停止させ、一旦静止させていた記録紙を先行ジョブの後処理完了後に中間スタッカに搬送する後処理搬送第二制御と、を任意に選択することが可能であり、先行ジョブ記録紙の最終と後続ジョブ記録紙の一枚目との間を記録紙間隔第一制御としておいて、後続ジョブ記録紙の一枚目と二枚目とを重ね合わせることが可能か否かに応じて、後続ジョブ記録紙の一枚目と二枚目との間を記録紙間隔第一制御として後処理搬送第一制御とする制御パターンにするか、先行ジョブ記録紙の最終と後続ジョブ記録紙の一枚目との間を記録紙間隔第一制御、後続ジョブ記録紙の一枚目と二枚目との間を記録紙間隔第二制御として後処理搬送第二制御とする制御パターンにするか、を切り替える。
(2)第2の発明は、上記(1)において、先行ジョブ記録紙の最終と後続ジョブ記録紙の一枚目との間の間隔制御を記録紙間隔第一制御と決定した後、後続ジョブの記録紙の二枚目の間の情報が確定した時点で、後続ジョブの記録紙の一枚目と二枚目との間の記録紙間隔制御と後処理制御とを決定する、ことを特徴とする。
この発明では、先行ジョブ記録紙の最終と後続ジョブ記録紙の一枚目との間を記録紙間隔第一制御としておいて、後続ジョブの記録紙の二枚目の間の情報が確定した時点で、後続ジョブ記録紙の一枚目と二枚目とを重ね合わせることが可能か否かに応じて、後続ジョブ記録紙の一枚目と二枚目との間を記録紙間隔第一制御として後処理搬送第一制御とする制御パターンにするか、先行ジョブ記録紙の最終と後続ジョブ記録紙の一枚目との間を記録紙間隔第一制御、後続ジョブ記録紙の一枚目と二枚目との間を記録紙間隔第二制御として後処理搬送第二制御とする制御パターンにするか、を切り替える。
本発明によると、以下のような効果が得られる。
(1)第1の発明では、画像が形成された記録紙を中間スタッカに複数積載し整合して記録紙束としてから後処理を実行して束排出する後処理を実行する際に、先行ジョブ記録紙の最終と後続ジョブ記録紙の一枚目との間を記録紙間隔第一制御としておいて、後続ジョブ記録紙の一枚目と二枚目とを重ね合わせることが可能か否かに応じて、後続ジョブ記録紙の一枚目と二枚目との間を記録紙間隔第一制御として後処理搬送第一制御とする制御パターンにするか、先行ジョブ記録紙の最終と後続ジョブ記録紙の一枚目との間を記録紙間隔第一制御、後続ジョブ記録紙の一枚目と二枚目との間を記録紙間隔第二制御として後処理搬送第二制御とする制御パターンにするか、を切り替える。
このように、先行ジョブ最終記録紙と後続ジョブ記録紙一枚目との間は後処理時間を含まない記録紙間隔に固定しておき、後続ジョブ記録紙一枚目と二枚目との間を後処理時間を含む記録紙間隔か後処理時間を含まない記録紙間隔かに切り替えるようにしているため、二枚目記録紙の情報確定要求タイミングが遅くなり、後続ジョブの記録紙の一枚目と二枚目とを重ね合わせて先行ジョブの後処理完了後に搬送する後処理搬送制御を行う際に、無駄な通紙間隔を設けることなく生産性を改善することが可能になる。
(2)第2の発明では、先行ジョブ記録紙の最終と後続ジョブ記録紙の一枚目との間を記録紙間隔第一制御としておいて、後続ジョブの記録紙の二枚目の間の情報が確定した時点で、後続ジョブ記録紙の一枚目と二枚目とを重ね合わせることが可能か否かに応じて、後続ジョブ記録紙の一枚目と二枚目との間を記録紙間隔第一制御として後処理搬送第一制御とする制御パターンにするか、先行ジョブ記録紙の最終と後続ジョブ記録紙の一枚目との間を記録紙間隔第一制御、後続ジョブ記録紙の一枚目と二枚目との間を記録紙間隔第二制御として後処理搬送第二制御とする制御パターンにするか、を切り替える。
このように、先行ジョブ最終記録紙と後続ジョブ記録紙一枚目との間は後処理時間を含まない記録紙間隔に固定しておき、後続ジョブ記録紙一枚目と二枚目との間を後処理時間を含む記録紙間隔か後処理時間を含まない記録紙間隔かに切り替えるようにしているため、二枚目記録紙の情報確定要求タイミングが遅くなり、後続ジョブの記録紙の二枚目の間の情報が確定した時点での判断が可能になり、後続ジョブの記録紙の一枚目と二枚目とを重ね合わせて先行ジョブの後処理完了後に搬送する後処理搬送制御を行う際に、無駄な通紙間隔を設ける必要がなくなり、生産性を改善することが可能になる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態)を詳細に説明する。
〈画像形成装置の電気的構成および全体構成〉
図1は本発明の実施の形態の画像形成システムを構成する画像形成装置100と、画像形成装置100に接続された後処理装置200との電気的構成例を示すブロック図である。
なお、以下の実施形態では、画像読み取り部を備えた複写機などの画像形成装置を具体例にして説明するが、画像読み取り部とプリンタとが別装置であるなど場合であっても本願発明の作用効果を奏することは可能である。
また、この実施形態において、ジョブ(JOB)とは、複写機における複写作業によるコピージョブ、あるいは、プリントによる画像形成動作のためのプリントジョブを意味している。
ここで、コピージョブとは、原稿の読み取りにより生成された画像データについて、出力設定(画像形成出力に関する各種設定)と共に記憶部に、読み取られた一連の原稿を単位として画像形成出力されるまで記憶されたものを意味している。また、ここで、プリントジョブとは、画像形成装置がプリンタとして動作する場合に、他の機器から送られてきた画像データについて、出力設定(画像形成出力に関する各種設定)と共に記憶部に、読み取られた一連の画像データを単位として画像形成出力されるまで記憶されたものを意味している。また、ここで、スキャナジョブとは、画像形成装置がスキャナとして動作する場合に、他の機器から送られてきたスキャン指示に対して、スキャン設定(スキャンに関する各種設定)と共に、読み取り実行まで記憶された指示や、読み取り実行により得られた画像データを意味している。さらに、予約ジョブとは、原稿の読み取りあるいは画像データの受信と画像形成出力とがリアルタイムで行われずに、画像形成待ちの状態で画像形成装置の記憶部に記憶された状態のジョブを意味している。
この図1において、100は画像形成装置であり、以下の各部により構成されている。ここで、101は画像形成装置100の各部や後処理装置200を制御する制御手段としての制御部である。
110は操作部111と表示部112とからなる操作表示部である。ここで、操作部111には、コピー枚数、拡大・縮小率、記録紙サイズ(A4,A4R,B5,B5R)、記録紙トレイ(トレイ#1〜トレイ#n)などの選択といったジョブの出力設定に関する各種操作入力が行なわれる。また、表示部112には、操作部111での入力の際の各種表示がなされる。
120は自動原稿給紙部(以下、ADFと言う)であって、載置された原稿を後述する画像読み取り部130に対して自動で給紙する手段である。このADF120は、原稿の表裏を反転させて、原稿の裏面の画像を画像読み取り部に給紙する構成であってもよい。なお、このADF120は、原稿の片面(表面)を画像読み取り部に自動給紙した後に排出させることも可能である。
130は原稿を光学的に読み取って画像データを生成する画像読み取り手段としての画像読み取り部(スキャナ部)である。140は画像読み取り部130で生成された画像データに対して所定の画像処理を施す画像処理手段としての画像処理部である。
150は画像処理された画像データを記録紙上に記録(画像形成)する画像形成手段としての画像形成部である。160は画像読み取り部130で読み取られた画像データや外部I/FであるI/F161からの画像データを取り扱うためのプリンタ・スキャナコントローラである。
170は画像データや各種データを記憶するために半導体メモリやハードディスク装置などの記憶手段で構成された記憶部である。実行前の予約ジョブの画像データや、画像形成時に展開された画像データや、ジョブリストなどのデータも、この記憶部170に記憶される。
なお、画像処理部140は、画像読み取り部130からの画像データだけではなく、必要に応じて、プリンタ・スキャナコントローラ160からの画像データについても画像処理を行う。
200は画像形成装置100で画像が形成された記録紙を中間スタッカに複数積載し整合して記録紙束としてから後処理を実行して束排出する後処理手段としての後処理装置である。
この実施形態では、後処理装置200は、後処理制御を行う後処理制御部201と、画像が形成された記録紙を中間スタッカに複数積載し整合して記録紙束としてから後処理を実行し、さらに束排出するための搬送を行う後処理搬送部210と、記録紙束にステイプル処理を行うステイプル部220と、を有している。
ここで、後処理制御部201は、画像形成装置100の制御部101と通信を行いつつ、各種後処理制御を実行する。すなわち、以上の制御部101と後処理制御部201とは、この実施形態では制御手段を構成しており、以下の(1)〜(4)の制御を行う。
(1)画像形成に関する複数のジョブを取り扱う際のジョブ管理を含む各種制御。
(2)画像が形成された記録紙を中間スタッカに複数積載し整合して記録紙束としてから後処理を実行して束排出する際の後処理制御。
(3)以下の各制御(3a)〜(3d)を組み合わた制御パターン(3−1)と(3−2)とのいずれかによる制御。
(3−1)先行ジョブ記録紙の最終と後続ジョブ記録紙の一枚目との間を記録紙間隔第一制御としておいて、後続ジョブ記録紙の一枚目と二枚目とを重ね合わせることが可能か否かに応じて、後続ジョブ記録紙の一枚目と二枚目との間を記録紙間隔第一制御として後処理搬送第一制御とする制御パターン。
(3−2)先行ジョブ記録紙の最終と後続ジョブ記録紙の一枚目との間を記録紙間隔第一制御、後続ジョブ記録紙の一枚目と二枚目との間を記録紙間隔第二制御として後処理搬送第二制御とする制御パターン。
(3a)記録紙間隔第一制御:後処理装置側の後処理時間を含まない記録紙間隔で画像形成装置側で画像形成を実行する記録紙間隔の制御。
(3b)記録紙間隔第二制御:後処理装置側の後処理時間を含む記録紙間隔で画像形成装置側で画像形成を実行する記録紙間隔の制御。
(3c)後処理搬送第一制御:先行ジョブの記録紙束に後処理実行中に中間スタッカ以前の搬送経路で後続ジョブの記録紙の一枚目を一旦停止させ、後続ジョブの記録紙の一枚目と二枚目とを重ね合わせて先行ジョブの後処理完了後に中間スタッカに搬送する後処理搬送に関する制御。
(3d)後処理搬送第二制御:先行ジョブの記録紙束に後処理実行中に中間スタッカ以前の搬送経路で後続ジョブの記録紙の一枚目を一旦停止させ、一旦静止させていた記録紙を先行ジョブの後処理完了後に中間スタッカに搬送する後処理搬送に関する制御。
(4)先行ジョブ記録紙の最終と後続ジョブ記録紙の一枚目との間の間隔制御を記録紙間隔第一制御と決定した後、後続ジョブの記録紙の二枚目の間の情報が確定した時点で、後続ジョブの記録紙の一枚目と二枚目との間の記録紙間隔制御と後処理制御とを上記(3)のように決定する制御。
〈画像形成システムの機械的構成および全体動作〉
つぎに、図2を参照して実施形態の画像形成装置およびそれに接続されるフィニッシャなどによる画像形成システムの全体の機械的構成および基本的な動作を説明する。
この図2において、原稿の両面読み取りが可能なADF120のトレイ121には、原稿第1頁の表面を上にした状態の原稿dが複数枚載置される。そして、原稿dが自動給紙された場合には、スリットガラス下に光源131とミラー132〜134が固定された状態で読み取りを行う。
この時、画像読み取り部130では、光源131により原稿dの原稿面が照射され、その反射光がミラー132〜134および結像光学系を介して光電変換手段であるCCD135の受光面に像を結ぶ。ここで、光源131、ミラー132〜134、結像光学系及びCCD135を有する光学系、並びに、図示されていない光学系駆動手段とで画像読み取り部130を構成している。なお、この図2において、原稿dがプラテンガラス上に読み取り面を下に向けた状態に載置された場合には、光学系はプラテンガラスに沿って走査して読み取りを行う。
そして、読み取られた原稿dの画像データは、CCD135から図示しない画像処理部140に送られる。
なお、原稿dがADF120により自動給紙される場合には、原稿dの1ページ目が読み取られると、今度は反転ローラを介して再度ローラを用いた巻き取り操作が行われ、原稿裏面の画像が画像読み取り部120で読み取られ、画像処理部140に送られる。このようにして、表面と裏面との画像が読み取られた原稿dは、再度反転ローラで反転されて、表面を下に向けた状態で排紙皿122に積載されていく。このようにして画像読み取り部120で読み取られた画像データは、画像処理部140で所定の画像処理が行なわれた後、記憶部170に記憶される。
一方、記録紙(記録紙)が積載されている給紙カセット30a〜30cのいずれかから記録紙pが繰り出され、画像形成部50に給送される。画像形成部50に給送される記録紙pはその入口の第二給紙ローラ(レジストローラ)32で同期がとられた後、感光体ドラム51により近接する。
なお、原稿を載置したとき、原稿を搬送しているとき、あるいは、原稿の画像を読み取っているときに原稿のサイズを検知し、複数の給紙カセットの中から、検知した原稿のサイズ(拡大または縮小設定など変倍時には、変倍率を乗じた後の記録紙サイズ)に合致する記録紙を収納した給紙カセットを選択し、記録紙を給紙するオートペーパーセレクト(APS)の機能を有していてもよい。このAPS機能を機能させた場合には、その機能に従って適した記録紙pが繰り出されて給送される。
画像処理部140で処理されて記憶部170に記憶された画像データが画像書き込み部40に入力されると、画像書込み部40内のレーザダイオードから画像データに応じたレーザ光を感光体ドラム51上に照射し、静電潜像を形成する。この静電潜像を現像部53で現像することで、感光体ドラム51上にトナー像を形成する。
このトナー像は感光体ドラム51の下部の転写部54により記録紙pに転写される。そして、感光体ドラム51に圧着されている記録紙pは分離部55により分離される。感光体ドラム51から分離された記録紙pは搬送機構を介して定着器59に入り、トナー像が熱と圧力とにより定着される。なお、両面画像形成の場合には、この段階で、記録紙pに裏面の画像(第2頁目画像)が形成される。
なお、この定着器59は、少なくとも2種類の記録紙サイズのそれぞれに応じて独立して温度制御が可能なように、定着ローラの内部に、中央部ヒータ、端部ヒータが設けられている。そして、B5やA4Rなどの記録紙の場合には中央部ヒータのみを駆動し、A3やA4の記録紙の場合には、中央部ヒータと端部ヒータとを駆動して定着を行う。
トナー像が定着された記録紙pは、片面画像形成の場合には、後述する後処理装置200での出力形態に合わせ、そのまま、もしくは、再度反転部63で反転されて排出ローラ65により機外(後述する後処理装置)に排出される。
また、両面画像形成の場合にはガイド61を介して下方に搬送され、反転部63に入る。次に、反転部63に入っている記録紙pは、反転ローラ62により再度繰り出され、反転搬送路64を経由して再度画像形成部50に送られる。
前記原稿dの裏面の画像形成が終了した画像形成部50では、感光体ドラム51に付着したトナーがクリーニング部56で除去され、続く帯電部52により帯電させられ、次の画像形成に備えている。
この状態で記録紙pの表面(未だ画像形成されていない面)が画像形成部50に搬入され、表面の画像(第1頁目画像)が形成される。分離部55で感光体ドラム51から分離された記録紙pは搬送機構57を介して再度定着器59に入って定着される。
このように、裏面と表面との画像形成が完了した記録紙pは、後述する後処理装置200での出力形態に合わせ、そのまま、もしくは、再度反転部63で反転されて排出ローラ65により機外(後述する後処理装置200)に排出される。
後処理装置200においては、ジョブ予約時などに予め指定された後処理として、後処理搬送部210によって中間スタッカ214に搬送されて、指定された位置にステイプル部220によりステイプル処理される。ここでは、画像が形成された記録紙が中間スタッカ214に複数積載して整合されて記録紙束とされてから、ステイプル処理部220によりステイプル処理される。そして、ステイプル処理された状態の記録紙の束は中間スタッカ214の底部に設けられた排出ベルトに載せて搬送され、さらに排紙ローラによって挟持されて排紙部202に排出される。なお、後処理されない状態の記録紙は排紙部201に排紙される。
なお、この後処理搬送部210では、中間スタッカ214以前の搬送経路211で、後続ジョブの記録紙をローラ213で一旦停止させておき、先行ジョブの後処理完了後に、後続ジョブの記録紙を中間スタッカ214に搬送することが可能である。このような状態で中間スタッカ214直前で一枚の記録紙を待機させてから、その一枚の記録紙を中間スタッカ214に搬送することが後処理搬送第一制御である。
また、この後処理搬送部210では、中間スタッカ214以前の搬送経路211で、後続ジョブの記録紙の一枚目と二枚目とをローラ213で一旦停止させておき、先行ジョブの後処理完了後に、後続ジョブの記録紙の一枚目と二枚目とを重ね合わせて中間スタッカ214に搬送することが可能である。
この場合、搬送経路211途中に設けられた切り替えゲート212を最初は実線の向きに制御して記録紙の一枚目を搬送し、ローラ213で一旦停止させる。そして、その後に切り替えゲート212を波線の向きに制御して記録紙の二枚目を搬送し、ローラ213で一旦停止させる。このようにすることで、二枚の記録紙が衝突することなく、重ね合わされた状態で中間スタッカ214直前で待機することが可能になっている。そして、このような状態で中間スタッカ214直前で二枚の記録紙を重ね合わせて待機させてから中間スタッカ214に搬送することが後処理搬送第二制御である。
〈第一の実施形態の動作説明〉
ここで図3のフローチャートと図4のタイムチャートとを参照して、第一の実施形態に おいて画像形成と後処理とを実行する画像形成システムの動作について、後処理装置の動作と共に詳細に説明する。
この実施形態の説明では、最初に実行可能なジョブをジョブ#1、ジョブ#1の次に実行可能な状態なジョブをジョブ#2、その次に実行可能な状態のジョブをジョブ#3として説明を行う。また、二つの連続するジョブに関しては、先に実行されるジョブを先行ジョブ、その後に実行されるジョブを後続ジョブという呼び方をする。
また、図4の具体例では、従来例を説明した図6と同様に、ジョブ#1はA4,A4,A4の画像形成を、ジョブ#2はA4,A3,A4の画像形成を、ジョブ#3はA4,A4,A4の画像形成を行う場合であって、A4とA3とは重ね合わせて中間スタッカに搬送することができない状態であるとする。また、図4においても黒い菱形は、中間スタッカへの搬送(排出)を意味している。
まず、制御部101は、給紙部30から繰り出された記録紙を第二給紙ローラ32で画像形成部に給紙するタイミングで、図3(a)のフローチャートのプログラム(記録紙間隔制御プログラム)に従って、記録紙間隔第一制御か記録紙間隔第二制御かを決定する制御を行う。
なお、ここで、記録紙間隔第一制御とは、後処理装置200側の後処理時間(ステイプル時間)を含まない通常の記録紙間隔で画像形成装置100側で画像形成を実行する際の記録紙の間隔である。また、ここで、記録紙間隔第二制御とは、後処理装置200側の後処理時間(ステイプル時間)を含めた状態の通常より広い記録紙間隔で画像形成装置100側で画像形成を実行する際の記録紙の間隔である。
ここで、制御部101は、給紙タイミングを決定する記録紙が、後続ジョブの第二枚目であるかを判定する(図3S11)。ここでは、先行ジョブの後処理時間が存在する場合にも、先行ジョブの後処理時間のために後続ジョブとの間に無駄な記録紙間隔を設けずに済むことを目的としているため、後続ジョブであるか否かをまず判定の対象としている。
判定の結果、後続ジョブの第二枚目ではない場合(図3S11でN)、制御部101は、記録紙間隔第一制御として、後処理装置200側の後処理時間(ステイプル時間)を含まない通常の記録紙間隔で第二給紙ローラ32による第二給紙を実行するように制御を行う(図3S14)。これにより、その時点で第二給紙がなされる記録紙は、先行する記録紙との間隔が通常状態に保たれる。
また、判定の結果、後続ジョブの第二枚目である場合(図3S11でY)、制御部101は、後続ジョブの第一枚目と第二枚目とを重ね合わせることができるかを判定する(図3S12)。この場合、第一枚目と第二枚目とが重ね合わせ可能な記録紙サイズであるか、たとえば、同一記録紙サイズであるかを基準に判定する。
図6を参照してすでに説明した従来例では、第一枚目の給紙のタイミングで、第一枚目と第二枚目とが重ね合わせ可能かを判定するため、この判定タイミング(第一枚目の給紙タイミング)では第二枚目の原稿情報が完全に得られていない場合があり、条件不明が発生しやすかった。このため、条件不明時には、記録紙間隔を広げて生産性を落とすことになっていた。
しかし、この実施形態では、第二枚目の給紙のタイミングで第一枚目と第二枚目とが重ね合わせ可能かを判定するため、この判定タイミング(第二枚目の給紙タイミング)では第二枚目の原稿情報も得られている場合がほとんどであり、条件不明とはなり難い。
判定の結果、後続ジョブの第一枚目と第二枚目とを重ね合わせることができる場合(図3S12でY)、制御部101は、記録紙間隔第一制御として、後処理装置200側の後処理時間(ステイプル時間)を含まない通常の記録紙間隔で第二給紙ローラ32による第二給紙を実行するように制御を行う(図3S14)。これにより、その時点で第二給紙がなされる記録紙は、先行する記録紙との間隔が通常状態に保たれる(図4(1)参照)。
また、判定の結果、後続ジョブの第一枚目と第二枚目とを重ね合わせることができない場合(図3S12でN)、制御部101は、記録紙間隔第二制御として、後処理装置200側の後処理時間(ステイプル時間)を含んだ記録紙間隔で第二給紙ローラ32による第二給紙を実行するように制御を行う(図3S13)。これにより、その時点で第二給紙がなされる記録紙(後続ジョブの第二枚目の記録紙であって、第一枚目と重ねあわせができない記録紙)は、先行する記録紙との間隔が広げられた状態になる(図4(2)参照)。
そして、制御部201は、画像形成装置100で画像が形成された記録紙が後処理装置200に搬送されてきて、後処理を実行するタイミングで、図3(b)のフローチャートのプログラム(後処理制御プログラム)に従って、後処理搬送第一制御か後処理搬送第二制御かを決定する制御を行う。
なお、ここで、後処理搬送第一制御とは、先行ジョブの記録紙束に後処理実行中に、中間スタッカ211以前の搬送経路(たとえば、ローラ213)で後続ジョブの記録紙の一枚目を一旦停止させ、さらに、この先行ジョブの記録紙束に後処理実行中に、中間スタッカ211以前の搬送経路(たとえば、ローラ213)で後続ジョブの記録紙の二枚目について先ほどの一枚目と重ね合わせて一旦停止させ、後続ジョブの記録紙の一枚目と二枚目とを重ね合わせて先行ジョブの後処理完了後に中間スタッカに搬送する後処理搬送の制御である。
また、後処理搬送第二制御とは、先行ジョブの記録紙束に後処理実行中に中間スタッカ以前の搬送経路で後続ジョブの記録紙の一枚目を一旦停止させ、一旦静止させていた記録紙を先行ジョブの後処理完了後に中間スタッカに搬送する後処理搬送の制御である。
ここで、制御部201は、この図3(b)の後処理制御プログラムを実行するタイミングが後処理を実行するタイミングであるかを判定する(図3S21)。なお、この後処理制御プログラムが後処理時にコールされるルーチンであれば、この部分の判定は必ずしも必要としない。判定の結果、後処理タイミングではない場合(図3S21でN)、制御部201はこの後処理制御プログラムを終了させる。
また、判定の結果、後処理タイミングである場合(図3S21でY)、制御部201は、後続ジョブの二枚目の記録紙間隔(一枚目〜二枚目の記録紙間隔)が、記録紙間隔第二制御であるかを判定する判定する(図3S22)。ここで、記録紙間隔第二制御とは、さきほど説明したように、後処理装置200側の後処理時間(ステイプル時間)を含めた状態の通常より広い記録紙間隔で画像形成装置100側で画像形成を実行する際の記録紙の間隔のことである。
判定の結果、後続ジョブの二枚目の記録紙間隔が記録紙間隔第二制御である場合(図3S22でY)、後処理装置200側の後処理時間(ステイプル時間)を含んだ記録紙間隔とされているので、後処理搬送第二制御として、先行ジョブの記録紙束に後処理実行中に中間スタッカ以前のローラ213で後続ジョブの記録紙の一枚目を一旦停止させ、一旦静止させていた記録紙を先行ジョブの後処理完了後に中間スタッカ214に搬送する(図3S23、図4(3)参照)。
また、判定の結果、後続ジョブの二枚目の記録紙間隔が記録紙間隔第二制御でない場合(図3S22でN)、後処理装置200側の後処理時間(ステイプル時間)を含まない通常の記録紙間隔とされているので、後処理搬送第一制御として、先行ジョブの記録紙束に後処理実行中に、中間スタッカ211以前のローラ213で後続ジョブの記録紙の一枚目を一旦停止させ、さらに、この先行ジョブの記録紙束に後処理実行中に、中間スタッカ211以前のローラ213で後続ジョブの記録紙の二枚目について先ほどの一枚目と重ね合わせて一旦停止させておき、重ね合わされた状態の記録紙の一枚目と二枚目とを、先行ジョブの後処理完了後に中間スタッカ214に搬送する(図3S24、図4(4)参照)。
図6を参照してすでに説明した従来例では、第一枚目の給紙のタイミングで、第一枚目と第二枚目とが重ね合わせ可能かを判定するため、この判定タイミング(第一枚目の給紙タイミング)では第二枚目の原稿情報が完全に得られていない場合があり、条件不明が発生しやすかった。このため、条件不明時には、記録紙間隔を広げて生産性を落とすことになっていた。
しかし、この実施形態では、第一枚目の給紙タイミングは記録紙間隔第一制御で固定しておき、第二枚目の給紙のタイミングで第一枚目と第二枚目とが重ね合わせ可能かを判定して記録紙間隔第一制御か記録紙間隔第二制御かを切り替える。
そして、その切り替えと共に、後処理時間を含む記録紙間隔第二制御の場合には後処理搬送第二制御によって、後続ジョブの記録紙の一枚目を一旦停止させておき、この一枚分の搬送に関して遅延を生じさせて、先行ジョブの後処理完了後に中間スタッカ214に搬送するようにしている。
また、その切り替えと共に、後処理時間を含まない記録紙間隔第一制御の場合には後処理搬送第一制御によって、後続ジョブの記録紙の一枚目と二枚目とを一旦停止させておき、この重ね合わせによって稼いだ時間を用いて、先行ジョブの後処理完了後に中間スタッカ214に搬送するようにしている。
すなわち、本実施形態では、第一枚目と第二枚目とが重ね合わせ可能かを判定するタイミングを従来より記録紙1枚分の搬送間隔の時間だけ遅らせると共に、その遅らせたことに適合する搬送の制御(記録紙間隔制御と後処理搬送制御)を採用することで、従来のような重ね合わせ条件不明という事態を回避できるようになり、後続ジョブの記録紙の一枚目と二枚目とを重ね合わせて先行ジョブの後処理完了後に搬送する後処理搬送制御を行う際に、無駄な通紙間隔を設けることなく生産性を改善することが可能になる。
この結果、図4の具体例では、ジョブ#2はA4,A3,A4の画像形成であって、記録紙一枚目と二枚目とを重ね合わせことができないが、第一枚目の給紙タイミングは記録紙間隔第一制御で固定しておき、第二枚目の給紙のタイミングで第一枚目と第二枚目とが重ね合わせ可能かを判定して記録紙間隔第二制御を選択する共に、後処理時間を含む記録紙間隔第二制御の場合であるので後処理搬送第二制御によって、後続ジョブの記録紙の一枚目を一旦停止させておき、この一枚分の搬送に関して遅延を生じさせて、先行ジョブの後処理完了後に中間スタッカ214に搬送するようにしている(図4(3))。
また、図4の具体例では、ジョブ#3はA4,A4,A4の画像形成であって、記録紙一枚目と二枚目とを重ね合わせことができるものであり、第一枚目の給紙タイミングは記録紙間隔第一制御で固定しておき、第二枚目の給紙のタイミングで第一枚目と第二枚目とが重ね合わせ可能かを判定して記録紙間隔第一制御を選択する共に、後処理時間を含まない記録紙間隔第一制御の場合であるので後処理搬送第一制御によって、後続ジョブの記録紙の一枚目と二枚目とを一旦停止させておき、この重ね合わせによって稼いだ時間を用いて、先行ジョブの後処理完了後に中間スタッカ214に搬送するようにしている(図4(4))。
なお、従来の制御と本実施形態の制御とで、記録紙二枚重ね条件確定時までの時間に応じた生産性を比較すると、図5のようになる。ここで、実線の特性は従来の制御によるものであり、破線は本実施形態によって改良された特性を示している。
この図5のt1は後続ジョブの第一枚目の記録紙の給紙タイミングであり、従来はこのタイミングで第二枚目の記録紙の条件に応じて重ね合わせ可能かを判定する必要があった。そして、この時点で条件が確定していなければ、記録紙間隔を広げる必要があり、生産性が低下し始めることになっていた。
それに対し、本実施形態では、第一枚目と第二枚目とが重ね合わせ可能かを判定するタイミングを従来より記録紙1枚分の搬送間隔の時間だけ遅らせてt2で判定をしているため、このt2までに確定すれば、生産性を低下させることはない。
なお、判定するタイミングがこのt2より遅れると本実施形態でも生産性が低下し始めるように特性図では示しているが、実際には、第二枚目の給紙タイミングでは第二枚目の原稿を読んでいるため条件は確定しており、これより遅れることはないと考えられる。
本発明の実施形態の画像形成装置の電気的な構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の機械的な構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の画像形成装置の状態を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 従来の画像形成システムの動作を示すタイムチャートである。
符号の説明
10 ADF(自動原稿給紙部)
20 画像読み取り部
30 給紙部
40 画像書込み部
50 画像形成部
60 反転部
100 画像形成装置
101 制御部
110 操作表示部
111 操作部
112 表示部
120 ADF
130 画像読み取り部
140 画像処理部
150 画像形成部
160 プリンタ・スキャナコントローラ
170 記憶部
200 後処理装置

Claims (4)

  1. 画像データに応じた画像を記録紙上に形成する画像形成装置と、
    画像形成装置で画像が形成された記録紙を中間スタッカに複数積載し整合して記録紙束としてから後処理を実行して束排出する後処理装置と、
    を備える画像形成システムであって、
    後処理装置側の後処理時間を含まない記録紙間隔で画像形成装置側で画像形成を実行する記録紙間隔第一制御と、後処理装置側の後処理時間を含む記録紙間隔で画像形成装置側で画像形成を実行する記録紙間隔第二制御と、先行ジョブの記録紙束に後処理実行中に中間スタッカ以前の搬送経路で後続ジョブの記録紙の一枚目を一旦停止させ、後続ジョブの記録紙の一枚目と二枚目とを重ね合わせて先行ジョブの後処理完了後に中間スタッカに搬送する後処理搬送第一制御と、先行ジョブの記録紙束に後処理実行中に中間スタッカ以前の搬送経路で後続ジョブの記録紙の一枚目を一旦停止させ、一旦静止させていた記録紙を先行ジョブの後処理完了後に中間スタッカに搬送する後処理搬送第二制御と、を切り替えてあるいは組み合わせて制御する制御手段を備え、
    前記制御手段は、先行ジョブ記録紙の最終と後続ジョブ記録紙の一枚目との間を記録紙間隔第一制御としておいて、
    後続ジョブ記録紙の一枚目と二枚目とを重ね合わせることが可能か否かに応じて、
    後続ジョブ記録紙の一枚目と二枚目との間を記録紙間隔第一制御として後処理搬送第一制御とする制御パターンにするか、
    先行ジョブ記録紙の最終と後続ジョブ記録紙の一枚目との間を記録紙間隔第一制御、後続ジョブ記録紙の一枚目と二枚目との間を記録紙間隔第二制御として後処理搬送第二制御とする制御パターンにするか、を切り替える、
    ことを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記制御手段は、先行ジョブ記録紙の最終と後続ジョブ記録紙の一枚目との間の間隔制御を記録紙間隔第一制御と決定した後、後続ジョブの記録紙の二枚目の間の情報が確定した時点で、後続ジョブの記録紙の一枚目と二枚目との間の記録紙間隔制御と後処理制御とを決定する、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
  3. 画像データに応じた画像を記録紙上に形成する画像形成装置と、画像形成装置で画像が形成された記録紙を中間スタッカに複数積載し整合して記録紙束としてから後処理を実行して束排出する後処理装置とを備える画像形成システムを制御する画像形成システム制御方法であって、
    後処理装置側の後処理時間を含まない記録紙間隔で画像形成装置側で画像形成を実行する記録紙間隔第一制御と、後処理装置側の後処理時間を含む記録紙間隔で画像形成装置側で画像形成を実行する記録紙間隔第二制御と、先行ジョブの記録紙束に後処理実行中に中間スタッカ以前の搬送経路で後続ジョブの記録紙の一枚目を一旦停止させ、後続ジョブの記録紙の一枚目と二枚目とを重ね合わせて先行ジョブの後処理完了後に中間スタッカに搬送する後処理搬送第一制御と、先行ジョブの記録紙束に後処理実行中に中間スタッカ以前の搬送経路で後続ジョブの記録紙の一枚目を一旦停止させ、一旦静止させていた記録紙を先行ジョブの後処理完了後に中間スタッカに搬送する後処理搬送第二制御と、を切り替えてあるいは組み合わせて制御することが可能であり、
    先行ジョブ記録紙の最終と後続ジョブ記録紙の一枚目との間を記録紙間隔第一制御としておいて、
    後続ジョブ記録紙の一枚目と二枚目とを重ね合わせることが可能か否かに応じて、
    後続ジョブ記録紙の一枚目と二枚目との間を記録紙間隔第一制御として後処理搬送第一制御とする制御パターンにするか、
    先行ジョブ記録紙の最終と後続ジョブ記録紙の一枚目との間を記録紙間隔第一制御、後続ジョブ記録紙の一枚目と二枚目との間を記録紙間隔第二制御として後処理搬送第二制御とする制御パターンにするか、を切り替える、
    ことを特徴とする画像形成システム制御方法。
  4. 先行ジョブ記録紙の最終と後続ジョブ記録紙の一枚目との間の間隔制御を記録紙間隔第一制御と決定した後、後続ジョブの記録紙の二枚目の間の情報が確定した時点で、後続ジョブの記録紙の一枚目と二枚目との間の記録紙間隔制御と後処理制御とを決定する、
    ことを特徴とする請求項3記載の画像形成システム制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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