JP2006027664A - 発泡合成樹脂製容器 - Google Patents

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孝雄 土屋
Takashi Yuge
尚 弓削
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Abstract

【課題】 内袋が風で容器から飛散して作業の中断が起きる事を防止し、更に、内袋が周囲に引っ掛からず、強度を低下させることなく、容器と内袋との良好な係止を実現する。また、断熱性、保冷性に優れた発泡合成樹脂製容器を提供すること。
【解決手段】 蓋体と函体からなる発泡合成樹脂製容器であって、函体の2以上の側壁角に切り込みを設けることを特徴とする発泡合成樹脂製容器。
【選択図】 なし

Description

本発明は、内袋を用いる際に内袋の飛散防止効果に優れる有用な発泡合成樹脂製容器に関し、更に、断熱性、保冷性にも優れた発泡合成樹脂製容器に関する。
近年、発泡合成樹脂製容器は、軽量で、衛生的で、断熱性に優れていることから冷凍、あるいは冷蔵を必要とする魚介類等の生鮮食品の包装容器として広く使用されている。更には保冷性を向上させる目的で、輻射線による熱の移動を遮断して断熱性を向上するために着色した内袋に保冷物を入れて包んだ上で、これを発泡合成樹脂製包装容器に収容する技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。製函業者によって函体内に装着され、内袋の上部を函体の外方に折り返して函体の外部を覆うようにして一体化するため、内袋が外れやすい或いは作業中、或いは運搬中に内袋の端部が引っかかり、函体が落下する恐れがあった。
このため、係る問題を解決するための発泡合成樹脂製包装容器が提案されている(特許文献2参照)。本函体は、側壁上面に溝を形成し、内袋の上縁を該溝に挿入するというものである。この函体であると、作業中に内袋が引っかかるという問題は解決できるものの、側壁上端に溝を形成するため、挿入作業がやっかいであると共に函体自体の強度が低下するという問題があった。
特開平11−245974号公報 特開2002−362630号公報
本発明は、内袋が風で容器から飛散して作業の中断が起きる事を防止し、更に、内袋が周囲に引っ掛からず、強度を低下させることなく、容器と内袋との良好な係止を実現する。また、断熱性、保冷性に優れた発泡合成樹脂製容器を提供するものである。
鋭意検討の結果、函体における2側面から構成される側面角に切り込みを設けることで、函体の強度を損なうことなく、内袋を函体に容易に設置することが出来ることを見出し本発明の完成に至った。
即ち本発明の第1は、蓋体と函体からなる発泡合成樹脂製容器であって、函体の2以上の側壁角に切り込みを設けることを特徴とする発泡合成樹脂製容器に関する。
好ましい実施態様としては、側壁角の切り込みを、底面から側壁高さの1/5以上4/5以下の位置に設けることを特徴とする前記記載の発泡合成樹脂製容器に関する。
本発明の第2は、前記記載の発泡合成樹脂製容器を構成する函体の2以上の側壁角に設けた切り込みに内袋の上縁を挿入することを特徴とする内袋付き発泡合成樹脂製容器に関する。
函体における2側面から構成される側面角に切り込みを設けることで、函体の強度を損なうことなく、風による内袋の飛散を防止し、周囲への引っ掛かり等を防止するため、内袋を函体に容易に係止することが出来、かつ断熱性、保冷性を発揮することが出来る。
本発明の発泡合成樹脂製容器1は、合成樹脂発泡体で形成される。発泡合成樹脂製包装容器を形成する合成樹脂としては発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレン、硬質発泡ウレタン樹脂等を用いることができるが、中でも発泡ポリスチレンが好ましい。
以下、本発明を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明の一実施態様である。
発泡合成樹脂製容器1は、図1に示すように、側壁3および底面8によって箱状に形成された函体2と、函体2に嵌合する形状に形成された蓋体5とからなる。
蓋体5は、函体2の上面には互いに嵌合する形状を有していることが好ましい。嵌合形状については特に限定はなく公知の形状を使用することが出来る。
函体2における2側面3a、3bから構成される側面角4に切り込み7を設けることで、函体の強度を損なうことなく、内袋を函体に容易に設置することが出来、断熱性、保冷性を発揮することが出来る。切り込み7は、4つの側面角4に4箇所設けるのが最も好ましいが、2箇所以上で有れば良く、2箇所の場合には、対角線上の2つの側面角4に設けるのが好ましい。図2は、図1に示す函体の一部を切り欠き、その部分の断面を示した斜視図である。
この切り込み7は、図では側面角4に略水平に設けているが、必ずしも水平でなくとも良く、多少の角度が有っても実用上、とくに弊害は生じない。従って、該切り込み7は、奥行き方向に略水平でもよいし、奥行き方向に多少底面8方向に向かって下方に傾斜していても良いし、上面6方向に向かって上方に傾斜していても良い。側壁角の切り込みの高さ方向の位置は、底面から側壁高さの1/5以上4/5以下の位置に設けることが好ましい。
この切り込み7の形成方法としては、函体2を成形するために使用する金型の開閉によって、切り込み7の方向に切り込み7の形状に応じた板状体が出入りする中子を使用するとか、型締め時に突出し、型開き時には、スプリング機構により型の移動方向と平行に傾く板状中子を用いる等により容易に形成できる。また、エアシリンダー機構により、型締め後に板状体を突出させ、型開き時には板状体を収納させるようにすることでも容易に形成できる。
発泡合成樹脂製容器1内部には内袋11が装着され、内袋付き発泡合成樹脂製容器となる。内袋11については、その材質には特に限定はなく、高圧法低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン等のポリオレフィンフィルム、あるいは、塩化ビニル、ポリエステル、ポリアミド等のフィルムを用いて形成することができる。
また、合成樹脂からなるフィルムにアルミニウム等の輻射線反射性物質を積層した複合フィルムを用いることができ、輻射線反射性物質を積層する方法としては、金属箔に合成樹脂のフィルムを貼付する方法、あるいは、真空蒸着、スパッタリングによって蒸着することによって行なうことができる。中でも合成樹脂フィルムにアルミニウムを蒸着したものが好ましい。
内袋は、保冷物を収容して函体の内部に装填されるもので、内袋に保冷物を収容した後、内袋の上部を畳んで保冷物を覆うようにして使用される。従って、内袋は可撓性を有するように形成されると共に函体の深さ以上の深さ、好ましくは函体の深さの1.5〜3倍程度の深さを持つ袋が使用される。
本発明の発泡合成樹脂製包装容器を用いて保冷物を収納する以前に、函体の内部に内袋を装填して、内袋の下部を函体の内壁に沿わせた後、内袋の上部を折り曲げて上下方向を束ねると共に、側壁の長さのところを持って横方向に引張った状態で内袋の束ねた部分を溝に差込むことによって、内袋は弾性的に溝に保持され、結果、内袋が函体の外側にはみ出すことがなく、コンベアーによる移動中に周囲のものに引っ掛かるようなおそれをなくすことができる。内袋の溝への差込作業は、内部上部で畳む部分が多くなる特開2002−362630号に開示されたものよりも、本発明では畳む部分が少なくなることから差込作業の作業性は優れている。
本発明の発泡合成樹脂製包装容器は、魚介類、野菜等の生鮮食料品等の保冷を要する物品の保存、移送に使用することができ、特に鰯、秋刀魚、鯖、鯵等冷却のむらが忌避される魚類の保存、移送に適する。
本発明の発泡合成樹脂製包装容器を出荷するときは、内袋内に氷と共に保冷物を入れた後、内袋の上部を折り畳んで保冷物を覆い、その上に蓋体を被せることによって包装を行なうことができる。
本発明にかかる函体の斜視図である。4つの側壁角に切り込みを設けた例である。 図1にかかる函体の一部切欠き斜視図である。
符号の説明
1 函体
2 底面
3 側壁
4 側壁角
6 側壁上端
7 切り込み
8 函体断面

Claims (3)

  1. 蓋体と函体からなる発泡合成樹脂製容器であって、函体の2以上の側壁角に切り込みを設けることを特徴とする発泡合成樹脂製容器。
  2. 側壁角の切り込みを、底面から側壁高さの1/5以上4/5以下の位置に設けることを特徴とする請求項1記載の発泡合成樹脂製容器。
  3. 請求項1又は2に記載の発泡合成樹脂製容器を構成する函体の2以上の側壁角に設けた切り込みに内袋の上縁を挿入することを特徴とする内袋付き発泡合成樹脂製容器。
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