JP2006027479A - トラクタのフロントガード - Google Patents
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Abstract
【解決手段】前記ボンネット2上面が後部から前部に次第に下向き傾斜しており、前記ガード部16Aの上部の形状を、その左右方向中央の前縁が運転席11のオペレータ12がボンネット2の上面前部を見る下向き視線13の近傍に位置する形状に形成している。
【選択図】図1
Description
また、従来トラクタにフロントローダを取り付けて作業を行う場合があり、このフロントローダには作業具(バケット)が着脱自在とされたものがある(例えば特許文献2参照)。
そこで、本発明は、ボンネットの高さを極力低くした場合にフロントガードがオペレータの視界の妨げにならないようにすることを目的とする。
第1に、エンジン14から前方へ突出した前車軸フレーム15の前部に装着されていて、エンジン14及びラジエータ26を覆うボンネット2の前方に配置されたガード部16Aと、このガード部16Aの下部を前車軸フレーム15の前部に装着するアーム部16Bとを有するトラクタのフロントガード16において、前記ボンネット2上面が後部から前部に次第に下向き傾斜しており、前記ガード部16Aの上部の形状を、その左右方向中央の前縁が運転席11のオペレータ12がボンネット2の上面前部を見る下向き視線13の近傍に位置する形状に形成していることである。
第2に、前記ガード部16Aを左右縦部材62とこの左右縦部材62を少なくとも上下で連結する横部材63、64とで形成し、前記上横部材64の左右方向中央でガード部16Aの最前端部を形成すべく左右縦部材62より前方に突出した円弧形状に形成していることである。
第3に、前記ボンネット2の前下部2cを前車軸フレーム15の前部と上下方向にオーバラップする位置に配置し、前記アーム部16Bを前車軸フレーム15の前部から下向きに屈曲してボンネット2の前下部2cの下方を通る形状に形成していることである。
これによれば、オペレータ12が前方を確認しやすいようにボンネット2の前部の高さを極力低くできるとともに、フロントガード16をこのボンネット2の形状に合わせて配置することができる。
図1において、トラクタ1の前部にフロントローダ9を装着し、後部にバックホー(図示略)を装着したTLBを示している。
図1〜7において、前記トラクタ1は、エンジン14にクラッチハウジング35及びミッションケース36を連結して走行車体を形成し、エンジン14から前方へ前車軸フレーム15を突出して前車軸ケース37及び前輪終減速装置38等を介して前輪39を支持し、ミッションケース36から左右に突出した後車軸ケース40を介して後輪41を支持している。
前記エンジン14及び前車軸フレーム15の後部から後車軸ケース40にかけて、走行車体の側部に前部から後部にかけて装着枠体47が着脱自在に固定されており、前記バックホーは3点リンク手段42を離脱させた状態で、装着枠体47の後部に装着されており、図6には、機枠48とその上の前記作業操縦部45のみを図示している。
前記フロントローダ9は、前記左右マスト支持台53と、この左右各マスト支持台53に着脱自在に装着されるマスト3と、ボンネット2の左右側方で各マスト3上端から前方へ突出しかつ、前部で左右が互いに連結されたブーム4と、このブーム4の先端に枢支された作業具装着体6と、この作業具装着体6に背面から着脱自在に装着された作業具5とを有している。
図5において、前記作業具5の背面には、作業具装着体6を差し込む係合部5Aと受け部5Bとが上下に対向して形成されており、作業具5と作業具装着体6との間には、作業具5の係合部5Aに差し込んだ作業具装着体6の抜け止めをする装着手段が設けられている。この装着手段は例えば、レバーによって上下移動(又は左右移動)するピンを作業具装着体6から突出させて、作業具5に形成した孔に係合させるようになっている。
従って、ラジエータ26は下部26aが前車軸フレーム15の前端15aに上下方向にオーバラップしており、前車軸フレーム15の上側に配置する場合よりも前車軸フレーム15の略上下幅だけ低く配置されている。
前記ステー58が取付け台57に略垂直に立設されているのに対して、ラジエータ26は上部26bが下部26aより後方に位置する後傾斜姿勢に配置されており、垂直に立設する場合よりも上端が低く配置されている。
27はファン28の風の流れを案内するファンシュラウドであり、このファンシュラウド27は、ラジエータ26に接続されたラジエータ接続部27Aと、ファン28を包囲する包囲部27Bと、前記ラジエータ接続部27Aと包囲部27Bとを接続する傾斜接続部27Cとを有しており、ラジエータ26が前車軸フレーム15の前端15aと上下方向にオーバラップする高さに配置されているため、ラジエータ26の中心とファン28の軸心が上下に大きくずれているため、ファンシュラウド27も上下ずれに対応できるように傾斜した傾斜接続部27Cを必要としている。
エアークリーナ29のエアー取り入れホース29Aはラジエータ26の上方を越えて前方へ延設されており、前記エアークリーナ29の前下方にはリザーブタンク61が配置されており、これらエアー取り入れホース29A及びリザーブタンク61もエアークリーナ29の上端より低く配置され、トラクタ1の前上部の車両機器の嵩を前方へ行くに従ってより低くしている。
図1、図6において、前記ボンネット2の上面は、後部から前部に次第に下向き傾斜した曲面形状となっている。また、前記ボンネット2は天部2Aが前面グリル部2B及び左右側部2Cと別個に形成されており、天部2Aの後部は前記支持枠56に横軸66を介して枢支され、前部は前記ステー58の上部に設けた受け部材65に受けられている。
前記前面グリル部2Bは天部2Aの前下方に位置し、天部2Aと側面視略L字状になるように配置され、前記ステー58、取付け台57等に対して取付けられ、左右各側部2Cの上部は天部2Aの中途部から後部にかけて対応し、前縁は前面グリル部2Bに接続され、後部は前記支持枠56等に取付けられており、前面グリル部2Bと左右側部2Cとは多孔部分を有して通風可能になっている。
前面グリル部2Bは下部(ボンネット2の前下部2c)が前車軸フレーム15に対して上下方向にオーバラップする位置に配置されており、前面グリル部2Bの上部(ボンネット2の前上部2b)はラジエータ26及びステー58の上端より下位に位置し、ボンネット2の前部は、その前下部を前車軸フレーム15の前部とオーバラップさせた分だけ下げられている。従って、ボンネット2の天部2Aの上面前部(上面先端)はラジエータ26の上端より低くなっている。
前記ボンネット2の前方にはフロントガード(フロントプロテクタ)16が配置されている。このフロントガード16はボンネット2の前方に配置されたガード部16Aと、このガード部16Aの下部を前車軸フレーム15の前部に装着するアーム部16Bとを有する。
図1において、各縦部材62は、板状とされており、ガード部16Aを構成する板材とアーム部16Bを構成する板材とを溶接によって固着されて形成される。
ガード部16Aは、左右縦部材62を少なくとも上下で連結する上下横部材で連結することによって形成できる。すなわち、前記上板材64を上横部材として左右縦部材の上部を連結し、パイプ材63を下横部材として左右縦部材62の下部を連結することによってガード部16Aを形成することができる。そして、上横部材と下横部材の間には、複数の中間横部材(パイプ材63や板材)によって左右縦部材62を連結させることもできる。
図3において、アーム部16Bの前部17bは、左右縦部材62を連結する横板部材68によって補強されている。
前記ボンネット2は、オペレータの視界を広くするためにその前下部2cを下方に突出させてボンネット2の高さを極力低くしており、フロントガード16のアーム部16Bはこのようなボンネット2の形状に適合した形状とされて前車軸フレーム15に取り付けられている。
図1、図6において、前記ガード部16Aの上部18aは、その左右方向中央の前縁が運転席11のオペレータ12がボンネット2の上面前部を見る下向き視線13の近傍に位置する形状になっている。すなわち、前記フロントガード16は、図1乃至図3に示すように、前記上板材64の前縁中央が、オペレータ12がボンネット2の天部2Aの上面前部を見る下向き視線13の延長位置に位置しており、オペレータ12が上板材64の前縁中央を見るとき天部2Aが障害にならない位置付けとなっている。
ガード部16Aの中途部18bの横幅は、ボンネット2の前面を保護できるように、ボンネット2前部の横幅と略等しくされており、ガード部16Aの下部18cは、アーム部16Bの横幅に合うように、縦部材62を下方に向かうにつれて幅狭となるように傾斜状に屈曲して形成されている。
前記下向き視線13は主に、作業具5に作業具装着体6を係合する時の目線であり、作業具5を地上に載置しておいて、作業具装着体6を係合部5Aに後下方から差し込んでいくが、そのとき係合部5Aとの間の前後距離感及び上下位置感を作業具装着体6の上縁6aを目視しながら、トラクタ1の移動、作業具シリンダ8及びブームシリンダ54の作動を行う。また、作業具装着体6の上縁6aを目視できるように、天部2Aの上面形状を形成している。
図6において、前記作業具装着体6の上縁6aの左右両端は左右ブーム4より左右方向外方に位置しており、前記下向き視線13はブーム4の上方を通過することになる。そのため、ブーム4は作業具5を地上に置いて作業具装着体6で装着する際のマスト3側の基部4aから中途部4bまでの上縁形状4Aを、下向き視線13に近接して位置する形状に形成している。
なお、本発明は前記実施形態における各部材の形状及びそれぞれの前後・左右・上下の位置関係は、図1〜7に示すように構成することが最良である。しかし、前記実施形態に限定されるものではなく、部材、構成を種々変形したり、組み合わせを変更したりすることもできる。
2 ボンネット
11 運転席
12 オペレータ
13 下向き視線
14 エンジン
15 前車軸フレーム
16 フロントガード
16A ガード部
16B アーム部
26 ラジエータ
26a ラジエータの下部
26b ラジエータの上部
62 縦部材
63 下横部材
64 上横部材
Claims (3)
- エンジン(14)から前方へ突出した前車軸フレーム(15)の前部に装着されていて、エンジン(14)及びラジエータ(26)を覆うボンネット(2)の前方に配置されたガード部(16A)と、このガード部(16A)の下部を前車軸フレーム(15)の前部に装着するアーム部(16B)とを有するトラクタのフロントガード(16)において、
前記ボンネット(2)上面が後部から前部に次第に下向き傾斜しており、前記ガード部(16A)の上部の形状を、その左右方向中央の前縁が運転席(11)のオペレータ(12)がボンネット(2)の上面前部を見る下向き視線(13)の近傍に位置する形状に形成していることを特徴とするトラクタのフロントガード。 - 前記ガード部(16A)を左右縦部材(62)とこの左右縦部材(62)を少なくとも上下で連結する横部材(63、64)とで形成し、前記上横部材(64)の左右方向中央でガード部(16A)の最前端部を形成すべく左右縦部材(62)より前方に突出した円弧形状に形成していることを特徴とする請求項1に記載のトラクタのフロントガード。
- 前記ボンネット(2)の前下部(2c)を前車軸フレーム(15)の前部と上下方向にオーバラップする位置に配置し、前記アーム部(16B)を前車軸フレーム(15)の前部から下向きに屈曲してボンネット(2)の前下部(2c)の下方を通る形状に形成していることを特徴とする請求項1又は2に記載のトラクタのフロントガード。
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