JP4606359B2 - フロントローダ - Google Patents
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Description
フロントローダは、走行車体に固定の左右支持部材に一対のブームシリンダを介して昇降するブームを有しており、このブームは左右一方(左側)の支持部材に枢支された左ブーム部材と、左右他方(右側)の支持部材に枢支された右ブーム部材とを有している。そして、各ブーム部材と左右各支持部材との間に前記ブームシリンダが設けられ、ブームを昇降自在としている。左ブーム部材と右ブーム部材とは連結部材により連結されている。
しかしながら、左右各ブーム部材と連結部材とに亘って管材を通した状態では、その管材が左右各ブーム部材の下縁から出ていることから、その管材がトラック等のあおりに当たってしまう恐れがあった。
即ち、本発明における課題解決のための技術的手段は、走行車体に固定の左右支持部材に一対のブームシリンダを介して昇降可能なブームを枢支しており、前記ブームは、縦壁と、上壁と、底壁とで筒状に形成された左右一対のブーム部材の前後中途部を連結部材で連結しており、左右各ブーム部材の底壁の下面から縦壁の下縁との間に、前記ブームシリンダに作動油を供給する管材を通すための配管スペースを形成し、前記管材を、走行車体側から前記配管スペースを通して一方のブーム部材から連結部材を経由して他方のブーム部材へ配設し、前記ブーム部材の縦壁の連結部材に近接する部位に、ブーム部材と連結部材との間で管材を通すための切り欠き部を形成している点にある。
前記切り欠き部を、前記ブームの枢支点から走行車体の前側に設けたフロントガードまでの距離よりも枢支点から当該切り欠き部までの距離が長くなる位置に設定し、前記底壁は、切り欠き部よりも前側の部位を縦壁の下縁に近接させ、前記切り欠き部から後側の部位を前記上壁側に屈曲して底上げすることで前記配管スペースを形成している点にある。
前記一方のブーム部材の配管スペースに配置された管材から他方のブームシリンダへと分岐する分岐部を、前記ブームの枢支点から走行車体の前側に設けたフロントガードまでの距離よりも枢支点からの距離が短くなる位置に設定している点にある。
トラック等のあおりに当たってしまうことを回避することができる。
図8に示すように、1はTLBと呼称される作業機であり、該作業機1はトラクタ2の前部にフロントローダ3を、後部にバックホー4を装着可能として構成されている。
トラクタ2の車体2A(走行車体)は、エンジン5と、このエンジン5の後部に直結されたクラッチハウジング9と、このクラッチハウジング9の後部側で連結されたミッションケース10とを備えている。トラクタ2の車体2Aは、左右一対の前後輪7,8によって走行可能に支持されている。
前記車体2Aは、トラクタ2にフロントローダ3とバックホー4を装着する作業機装着フレーム16を有しており、この作業機装着フレーム16はエンジン5の後側、言い換えれば、前車軸フレーム11の後側に配置されている。作業機装着フレーム16の前側にフロントローダ3が設けられ、作業機装着フレーム16の後側にバックホー4が設けられている。
されている。
図1〜3、図7に示すように、フロントローダ3は、作業機装着フレーム16に固定された左右一対の支持部材40L,40Rに着脱自在なブーム41と、ブーム41の先端側に設けられたバケット42とを有している。
左右各ブーム部材42L,42Rは左右各支持部材40L,40Rから前方へ突出したものとされ、前後中途部で下方側に屈曲していて略への字となっている。左右各ブーム部材42L,42Rの基部側は、左右各支持部材40L,40Rの上部に横軸43を介して枢支され、左右各ブーム部材42L,42Rの先端側にはリンク部材44を介してバケット42が枢支されている。
以下、底壁50、縦壁48、対向壁51、切り欠き部52、配管スペースS、管材55について詳しく説明する。
側へと向けて延びている。分岐した2本のブーム用管材55aは右ブーム部材42Rの切り欠き部52を通り、連結部材43に沿って当該連結部材43の左端部側から右端部側へ延びている。そして、2本のブーム用管材55aは、左ブーム部材42Lの切り欠き部52を通って左ブーム部材42Lの配管スペースS内に配設される。左ブーム部材42Lの配管スペースSに入ったブーム用管材55aは車体側へと折り返し、左ブームシリンダ45Lに接続される。
上述したブーム41の枢支点Pからフロントガード18までの距離L1とは、フロントローダ3を側面視した際に、手前に見える支持部材40L,40Rの枢支点Pからフロントガード18(起立部22)で最も前方に突出している前縁までの直線距離のことであり、枢支点Pから分岐部56までの距離L2とは、上述したように、フロントローダ3を側面視した際に、枢支点Pから分岐部56の前縁(フロントガード18に最も近い部分)までの直線距離のことである。
また、右ブーム部材42Rの配管スペースSには、車体側からバケットシリンダ46L,46Rに作動油を供給するバケット用管材55bが2本配設されている。詳しくは、バケット用管材55bは、右ブーム部材42Rの基部側から先端側に向けて延びており、右ブーム部材42Rの切り欠き部52を通って連結部材43に至っている。
右ブーム部材42Rの配管スペースSに配置されたブーム用管材55a及びバケット用管材55bは上下二段に配設されている。即ち、右ブーム部材42Rの配管スペースSで2本のブーム用管材55aが下側に配置され、2本のバケット用管材55bが上側に配置されている。
42R 右ブーム部材
43 連結部材
45L 左ブームシリンダ
45R 右ブームシリンダ
48L,48R 縦壁
50 底壁
52 切り欠き部
55 管材
Claims (4)
- 走行車体に固定の左右支持部材に一対のブームシリンダを介して昇降可能なブームを枢支しており、前記ブームは、一対の縦壁と、上壁と、底壁とで筒状に形成された左右一対のブーム部材の前後中途部を連結部材で連結しており、
左右各ブーム部材の底壁の下面から縦壁の下縁までの間に、前記ブームシリンダに作動油を供給する管材を通すための配管スペースを形成し、前記管材を、走行車体側から前記配管スペースを通して一方のブーム部材から連結部材を経由して他方のブーム部材へ配設し、前記ブーム部材の縦壁の連結部材に近接する部位に、ブーム部材と連結部材との間で管材を通すための切り欠き部を形成し、前記切り欠き部を、前記ブームの枢支点から走行車体の前端までの距離よりも枢支点から当該切り欠き部までの距離が長くなる位置に設定し、前記底壁は、切り欠き部よりも前側の部位を縦壁の下縁に近接させ、前記切り欠き部から後側の部位を前記上壁側に屈曲して底上げすることで前記配管スペースを形成していることを特徴とするフロントローダ。 - 走行車体に固定の左右支持部材に一対のブームシリンダを介して昇降可能なブームを枢支しており、前記ブームは、一対の縦壁と、上壁と、底壁とで筒状に形成された左右一対のブーム部材の前後中途部を連結部材で連結しており、
左右各ブーム部材の底壁の下面から縦壁の下縁までの間に、前記ブームシリンダに作動油を供給する管材を通すための配管スペースを形成し、前記管材を、走行車体側から前記配管スペースを通して一方のブーム部材から連結部材を経由して他方のブーム部材へ配設し、前記ブーム部材の縦壁の連結部材に近接する部位に、ブーム部材と連結部材との間で管材を通すための切り欠き部を形成し、前記一方のブーム部材の配管スペースに配置された管材から他方のブームシリンダへと分岐する分岐部を、前記ブームの枢支点から走行車体の前端までの距離よりも枢支点からの距離が短くなる位置に設定していることを特徴とするフロントローダ。 - 前記一方のブーム部材の配管スペースに配置された管材から他方のブームシリンダへと分岐する分岐部を、前記ブームの枢支点から走行車体の前端までの距離よりも枢支点からの距離が短くなる位置に設定していることを特徴とする請求項1に記載のフロントローダ。
- 前記走行車体の前端にフロントガードが設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のフロントローダ。
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- 2006-03-20 JP JP2006077641A patent/JP4606359B2/ja active Active
Patent Citations (2)
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