JP2006027150A - 管路の内張り方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 マンホール2内で管路1の内張り作業を行うに際し、内張り材3から発散するスチレンなどの悪臭の原因となる物質を除去し、マンホール内の作業環境を改善することを目的とする。
【解決手段】 反応硬化性樹脂を含浸した筒状不織布よりなる内張り材3を、マンホール2間の管路1内に挿通し、当該内張り材3内に加熱流体を送入して加熱し、前記反応硬化性樹脂を硬化させて管路1を内張りする方法において、前記マンホール2内に消臭剤を噴霧しつつ作業を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は管路の内張り方法に関するものであって、特に下水道管などに対し、筒状不織布に不飽和ポリエステルなどの反応硬化性樹脂を含浸した内張り材により内張りするに際し、マンホール内に充満するスチレン臭を除去しつつ内張り作業する方法に関するものである。
従来から、特に下水道管に対する内張りの方法として、補修又は補強の目的でその内面に筒状不織布などに不飽和ポリエステルなどの反応硬化性樹脂を含浸した内張り材を挿通し、その内張り材内に加熱流体を送入して加熱して反応硬化性樹脂を硬化させ、内張りする方法が知られている。
またこの内張り材として、不飽和ポリエステルなどの反応硬化性樹脂液にガラス繊維を配合し、これを所定の条件で加熱して反応硬化性樹脂液を部分的に増粘させてなる、シートモールディングコンパウンド(SMC)を筒状に丸めたものを使用することも知られている。
これらの方法により下水道管に内張りを施す場合には、通常下水道管は間隔をおいてマンホールが形成されており、当該マンホール間に下水道の管路が敷設されているので、そのマンホール間の管路部分ごとに内張り作業が行われる。すなわち、内張り材の管路への挿通作業、加熱流体の送入作業、内張り材の端末の処理などの作業は、すべてマンホール内において行われる。
しかしながら、前述のように反応硬化性樹脂として不飽和ポリエステルを使用した場合には、未硬化の不飽和ポリエステルには多量のスチレンが含まれており、これを硬化させるために加熱すると、そのスチレンが蒸気となって発散する。
内張り材を管路に内張りする際には、管路の両端において内張り材の端末を処理して管路に固定する必要があり、そのために内張り材の両端は多少余裕をもって長めに設定され、管路の両端から突出した状態で加熱される。
そのため、管路の端末から突出した内張り材の表面から多量のスチレンが発散してマンホール内に充満することとなり、作業者がマンホール内で作業しようとすると、作業者は長時間に亙って高濃度のスチレンの蒸気に曝されることとなり、激しい悪臭を感じると共に、健康にとっても有害である。
特開2001−30356号公報 特開平3−292127号公報
本発明はかかる事情に鑑みなされたものであって、マンホール内で内張り作業を行うに際し、内張り材から発散するスチレンなどの悪臭の原因となる物質を除去し、マンホール内の作業環境を改善することを目的とするものである。
而して本発明は、反応硬化性樹脂を含浸した筒状不織布よりなる内張り材を、マンホール間の管路内に挿通し、当該内張り材内に加熱流体を送入して加熱し、前記反応硬化性樹脂を硬化させて管路を内張りする方法において、前記マンホール内に消臭剤を噴霧しつつ作業を行うことを特徴とするものである。
本発明を実施する場合においては、前記反応硬化性樹脂が不飽和ポリエステル樹脂である場合において、前記消臭剤としてスチレンに対する臭気中和剤を使用することが特に有効である。
本発明においては、マンホール内で内張り作業を行うに際し、マンホール内に消臭剤を噴霧しつつ作業を行うので、マンホール内の悪臭が除去され、マンホール内の作業環境が改善され、安全に作業を行うことができる。
以下本発明の実施の形態を図面に従って説明する。図1は本発明を実施する状態を示すものであって、地中に埋設された管路1の端末がマンホール2の側面に開口しており、その管路1内に内張り材3が挿通されている。
前記内張り材3としては、筒状不織布に反応硬化性樹脂を含浸してなるものが使用される。特に本発明においては、当該内張り材3として、前記反応硬化性樹脂として不飽和ポリエステルを使用し、その不飽和ポリエステルの樹脂液にガラス繊維を配合して増粘してなる、SMCを使用するのが適当である。
図2は当該SMCを使用した内張り材3の一例を示すものであって、気密性のプラスチックのチューブ7の外側に、不飽和ポリエステル樹脂4にガラス繊維5を配合して増粘してなるSMC6を巻回して筒状になし、当該SMC6の両縁をずれ可能に重ね合わせたものである。
この内張り材3はマンホール2間の管路1内に全長に亙って挿通され、その両端は管路1の端末からマンホール2内に突出しており、その内張り材3の端末に金具8を介してホース9が接続され、当該ホース9を介して温湯、加熱水蒸気などの加熱流体を送入するようになっている。
而して内張り材3内に加熱流体を送入すると、内張り材3は加熱されて不飽和ポリエステル樹脂4などの反応硬化性樹脂は硬化し、管路1内においてガラス繊維5で補強された強固なFRP管の内張りを形成する。
このとき内張り材3は、その端末部がマンホール2内に突出しており、その突出した内張り材3においては表面にSMC6が露出しているため、そのSMC6に含まれるスチレンなどの揮発成分が蒸気となってマンホール2内に充満し、強い臭気を発すると共に作業者の健康に対しても有害である。
そこで本発明に置いては、マンホール2の開口部又はマンホール2内に噴霧装置10を置き、マンホール2内にSMC6から発する臭気を除去し得る消臭剤を噴霧しつつ、作業を行うのである。
前記反応硬化性樹脂が不飽和ポリエステル樹脂である場合においては、前記消臭剤としてスチレンに対する臭気中和剤を使用するのが適当である。スチレンに対する臭気中和剤としては、銅クロロフィリンナトリウム、鉄クロロフィリンナトリウムなどのクロロフィル化合物が知られている。
而して本発明によれば、マンホール2内に消臭剤を噴霧することにより、SMC6から発散するスチレンなどの揮発成分を消臭剤により分解して消臭するので、マンホール2内に揮発成分が充満することがなく、作業環境が改善され、作業者は安全に作業することができる。
本発明を実施する状態を示す縦断面図 本発明において使用する内張り材の一例を示す横断面図
符号の説明
1 管路
2 マンホール
3 内張り材

Claims (2)

  1. 反応硬化性樹脂を含浸した筒状不織布よりなる内張り材(3)を、マンホール(2)間の管路(1)内に挿通し、当該内張り材(3)内に加熱流体を送入して加熱し、前記反応硬化性樹脂を硬化させて管路(1)を内張りする方法において、前記マンホール(2)内に消臭剤を噴霧しつつ作業を行うことを特徴とする、管路の内張り方法
  2. 前記反応硬化性樹脂が不飽和ポリエステル樹脂であり、前記消臭剤がスチレンに対する臭気中和剤であることを特徴とする、請求項1に記載の管路の内張り方法
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