JP2006026608A - 揮発性有機化合物を含む廃水の移動式浄化処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 廃水をこれに含まれている揮発性有機化合物を分離するように処理する浄化処理装置を、組み立てた状態で、トラック又はトレーラトラック等の移動車両に搭載して移動することができる形態にして提供する。
【解決手段】 移動車両51における荷台に搭載する台枠50を備え、この台枠上面のうち一方の長手側面寄りの部位には、密閉容器11〜15の複数個を、前記一方の長手方向に沿って一列状に並べて搭載するとともに密閉容器内下部の廃水を次段の密閉容器内上部に噴出する廃水移送ポンプ16,18,20,22を搭載する一方、前記台枠上面のうち他方の長手側面寄りの部位には、前記各密閉容器内を減圧にする真空発生装置34と、コントロールボックス52a,52bとを前後方向に並べて搭載し、更に、前記台枠には、処理目的の廃水を第1段密閉容器内上部に噴出する廃水供給ポンプ10と、最終段密閉容器から処理済水を排出する処理済水排出ポンプ24と、前記各密閉容器の気液混合器に気体を供給する気体供給手段38とを搭載する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、地下水又は産業廃水等の廃水を、これに溶解しているトリクロロエチレン又はテトラクロロエチレン等の揮発性有機化合物を除去するようにした浄化処理装置のうち、これをトラック又はトレーラトラック等の移動車両に搭載し、任意の場所に移動して設置できるように構成した移動式の浄化処理装置に関するものである。
前記したような揮発性有機化合物を含む廃水の浄化処理の一つに、例えば、特許文献1に記載されているように、前記揮発性有機化合物を含む廃水を、これに空気等の気体を溶解して、予め減圧の状態に保持されている密閉容器内に供給して、ここで脱気することを、複数回にわたって繰り返すようにした装置がある。
この浄化処理装置は、少なくとも、複数個の密閉容器と、この各密閉容器内を減圧に保持するための真空ポンプ等の真空発生装置とから成り、前記密閉容器ごとに、当該密閉容器内における廃水を抽出して次段の密閉容器に供給する廃水移送ポンプと、廃水に対して空気等に気体を溶解するための気液混合器とを備え、更に、前記各密閉容器と前記真空発生装置と、前記廃水移送ポンプ及び気液混合器との相互間を接続する各種の配管と、前記各密閉容器とその廃水移送ポンプ等を所定の浄化処理を行うように制御するためのコントロールボックスとを備えている。
そして、従来は、この浄化処理装置を、地下水に揮発性有機化合物を含んでいる状態になっている特定の地域、又はこの近傍に設置するという定置式の構成にしている。
特開2003−164860号公報
しかし、前記した特定の地域において、その地下水から揮発性有機化合物を分離するという浄化処理を継続していると、やがて、前記地域における地下水はきれいな状態になる。
そこで、前記した定置式の浄化処理装置においては、特定の地域における地下水がきれいになると、これを分解して、地下水が揮発性有機化合物にて汚染されている別の地域に搬送して、ここで組み立てるようにしなければならず、この組み立て・分解に多大する手数と時間とを必要とするという問題があった。
本発明は、前記した浄化処理装置を、組み立てた状態で、トラック又はトレーラトラック等の移動車両に搭載して移動することができる形態にして提供することを技術的課題とするものである。
この技術的課題を達成するため本発明の請求項1は、
「移動車両における荷台に搭載するように平面視において走行方向に長い長方形の囲い枠型に構成した台枠を備え、この台枠における上面のうち一方の長手側面寄りの部位には、各々気液混合器を備えて成る密閉容器の複数個を、前記一方の長手方向に沿って一列状に並べて搭載するとともに、この各密閉容器のうち前段における密閉容器内の下部の廃水を抽出して次段における密閉容器内の上部に前記気液混合器を経て噴出するように移送する廃水移送ポンプを搭載する一方、前記台枠における上面のうち他方の長手側面寄りの部位には、前記各密閉容器内を減圧の状態にする真空発生装置を搭載し、更に、前記台枠には、処理目的の廃水を前記各密閉容器のうち第1段密閉容器内上部に当該第1段密閉容器における気液混合器を経て噴出する廃水供給ポンプと、前記各密閉容器のうち最終段密閉容器から処理済水を排出する処理済水排出ポンプと、前記各密閉容器における気液混合器に対して空気又は炭酸ガス等の気体を供給する気体供給手段とを搭載し、加えて、前記真空発生装置及び前記各種のポンプを運転制御するためのコントロールボックスを、前記台枠における上面のうち他方の長手側面寄りの部位で、且つ、前記真空発生装置よりも走行方向の前側の部位に搭載する。」
ことを特徴としている。
また、本発明の請求項2は、
「前記請求項1の記載において、前記真空発生装置から大気に放出される排気ガスを分解処理するようにしたガス分解手段を、前記台枠のうち走行方向に対して前側で、且つ、前記左右両方向に対して略中央の部分に搭載する。」
ことを特徴としている。
更にまた、本発明の請求項3は、
「前記請求項1又は2の記載において、前記台枠が、前記移動車両における荷台に、着脱自在に載せることができる構成である。」
ことを特徴としている。
請求項1の記載において、廃水供給ポンプより送られて来る処理目的の廃水は、第1段密閉容器の気液混合器において気体供給手段から供給される空気等の気体が混合・溶解されたのち、予め減圧に維持された前記第1段密閉容器内に噴出することにより脱気が行われるから、廃水中の揮発性有機化合物が気化して廃水から分離する。
この第1段密閉容器の下部から廃水移送ポンプにて抽出された廃水は、次段の密閉容器の気液混合器において気体供給手段から供給される空気等の気体が混合・溶解されたのち、予め減圧に維持された前記次段密閉容器内に噴出することにより脱気が行われて廃水中の揮発性有機化合物は気化して廃水から分離することを、各段の密閉容器において繰り返されたのち、最終段密閉容器の下部からは揮発性有機化合物を殆ど含まないか或いは揮発性有機化合物の少ないきれいな処理済水として処理済水排出ポンプより取り出される。
そして、トラック又はトレーラトラック等の移動車両における荷台に搭載した台枠に、前記複数個の密閉容器、この各密閉容器における前記気液混合器及び前記廃水移送ポンプ、前記真空発生装置、廃水供給ポンプ、処理済水排出ポンプ、これらに対するコントローラボックス及び気体供給手段を搭載したことにより、地下水が揮発性有機化合物にて汚染されている地域に、組み立てた状態のままで移動車両によって移送して、その地域において、即座に、地下水の浄化処理に使用することができるから、特定の地域に設置することに要する手数と時間を大幅に低減できる。
この場合において、前記台枠における上面のうち一方の長手側面寄りの部位に、前記複数個の密閉容器を、前記一方の長手方向に沿って一列状に並べて搭載する一方、前記台枠における上面のうち他方の長手側面寄りの部位に、コントローラボックスと真空発生装置とを前後に並べて搭載したことにより、移動車両における積載荷重の左右方向についての均等化を確実に図ることができるとともに、前記各密閉容器に対するメンテナンス、例えば、この各密閉容器に設けた充填層の清掃又は充填物の交換と、前記コントローラボックスの操作及び真空発生装置に対するメンテナンスが、左右両長手側面から独立して別々に行うことができるから、メンテナンス性及び操作性がよいのである。
また、請求項2に記載した構成によると、前記真空発生装置からの排出ガスに含まれている揮発性有機化合物を、ガス分解手段にて分解したのち大気中に放出する場合において、前記ガス分解手段の搭載によって、移動車両における積載荷重の左右方向及び前後についての均等を損なうことを解消できる。
更にまた、請求項3に記載した構成によると、浄化処理装置を、台枠に組み立て状態のまま、移動車両の荷台に載せて特定の地域に移送し、移動車両の荷台から荷卸して設置し、その地域における地下水の浄化処理を行う、この地域における地下水の浄化処理を完了すると、同じく台枠に組み立て状態のまま、移動車両に載せて次の地域に移送し、移動車両から荷卸し設置することができるというように、浄化処理装置を、これを載せて移動する移動車両から切り離した形態にすることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面について説明する。
図1は、本発明による浄化処理装置のフローシートを示す。
この浄化処理装置は、廃水供給ポンプ10を備えた廃水供給管路10aを介して送られて来る廃水、つまり、トリクロロエチレン等の揮発性有機化合物を溶解した状態で含み温度が15℃以下の廃水を、第1密閉容器11、第2密閉容器12、第3密閉容器13、第4密閉容器14及び第5密閉容器15の五段階にわたって分離処理する場合であり、縦型の円筒形にした前記各密閉容器11,12,13,14,15内の各々には、後述する脱気及び蒸発を促進するためのラシヒリング等の充填物による充填層11a,12a,13a,14a,15aが設けられているとともに、その外側には、縦向きパイプ型の気液混合器26,27,28,29,30が取付けられている。
前記廃水供給管路10から送られて来る廃水は、前記第1段密閉容器11内の上部に、当該第1段密閉容器11における気液混合器26を経て、スプレーノズル11bより下向きに噴出したのち、前記第1段密閉容器11の底部から廃水移送ポンプ16にて汲み出し、この第1段密閉容器11の下部から排出される廃水は、移送管路17を介して前記第2段密閉容器12内の上部に、当該第2段密閉容器12における気液混合器27を経て、スプレーノズル12bに送って下向きに噴出するように構成されている。
次いで、前記第2段密閉容器12の底部から廃水移送ポンプ18にて汲み出した廃水は、移送管路19を介して前記第3段密閉容器13内の上部に、当該第3段密閉容器13における気液混合器28を経て、スプレーノズル13bに送って下向きに噴出するように構成されている。
次いで、前記第3段密閉容器13の底部から廃水移送ポンプ20にて汲み出した廃水は、移送管路21を介して前記第4密閉容器14内の上部に、当該第4段密閉容器14における気液混合器29を経て、スプレーノズル14bに送って下向きに噴出するように構成されている。
次いで、前記第4段密閉容器14の底部から廃水移送ポンプ22にて汲み出した廃水は、移送管路23を介して前記第5段密閉容器15内の上部に、当該第5段密閉容器15における気液混合器30を経て、スプレーノズル15bに送って下向きに噴出するように構成されている。
そして、前記第5段密閉容器15の底部における処理済水は、処理済水排出ポンプ24にて汲み出され、処理済水排出管路25を介して排出するように構成されている。
前記廃水供給管路10aの途中のうち気液混合器26より上流側の部位には、第1熱交換器31が、前記第2密閉容器12から第3密閉容器13への移送管路19の途中には、第2熱交換器32が各々設けられている。
前記各段の密閉容器11,12,13,14,15内のうち充填物11a,12a,13a,14a,15aより下側からのダクト33を、前記第1熱交換器31に接続することにより、前記各密閉容器11,12,13,14,15内のうち充填物11a,12a,13a,14a,15aより下側におけるベーパーを、前記第1熱交換器31に導入して、このベーパーにて前記廃水供給管路10aにおける廃水を加熱するように構成されている一方、この第1熱交換器31に真空ポンプ等の真空発生装置34を接続することにより、前記各密閉容器11,12,13,14,15内を大気圧より低い減圧の状態に保持するように構成されている。
前記真空発生装置34にて圧縮した排気を、前記第2熱交換器32に供給して、前記第2密閉容器12から前記第3密閉容器13に送られる廃水を加熱するように構成されている。
また、前記第1段密閉容器11から第2段密閉容器12への移送管路17の途中に、前記真空発生装置34における冷却用ジャケット34aを介挿することにより、前記真空発生装置34において発生する熱にて、前記第1段密閉容器11から第2段密閉容器12に送られる廃水を加熱するように構成されている。
一方、前記第2熱交換器32における不凝縮性ガスを、管路35より排出ガスとして抽出し、この排出ガスを、ガス分解手段36において約900℃の以上の温度に加熱処理等をしたのち管路37より大気中に放出する。
また、前記各気液混合器26,27,28,29,30には、ガス供給手段38における空気又は炭酸ガス等の気体を、各々流量調節弁及び流量計(図示せず)を備えた管路39,40,41,42,43を介して供給する。
この構成において、前記廃水供給管路10aから送られて来る廃水は、これに気液混合器26において空気等の気体が溶解され、次いで、第1段密閉容器11内にスプレーノズル11bから噴出することにより、この噴出するとき、及び充填層11aを流下するときにおいて、脱気が行われるから、廃水中の揮発性有機化合物は気化して廃水から分離する。
この第1段密閉容器11内での脱気を終わった廃水は、真空発生装置34において発生する熱により、第2段密閉容器12内の飽和蒸気温度よりも高い温度に加熱され、且つ、気液混合器27において空気等の気体が溶解され、次いで、第2段密閉容器12内にスプレーノズル12bから噴出することにより、この噴出するとき、及び充填層12aを流下するときにおいて、フラッシュ蒸発と、脱気とが行われるから、廃水中の揮発性有機化合物は気化して廃水から分離する。
この第2段密閉容器12内での脱気を終わった廃水は、第2熱交換器32において、真空発生装置34で圧縮した排気を熱源として第3段密閉容器13内の飽和蒸気温度よりも高い温度に加熱され、且つ、気液混合器28において空気等の気体が溶解され、次いで、第3段密閉容器13内にスプレーノズル13bから噴出することにより、この噴出するとき、及び充填層13aを流下するときにおいて、フラッシュ蒸発と、脱気とが行われるから、廃水中の揮発性有機化合物は気化して廃水から分離する。
この第3段密閉容器13内での脱気及びフラッシュ蒸発を終わった廃水は、気液混合器29において空気等の気体が溶解され、次いで、第4段密閉容器14内にスプレーノズル14bから噴出することにより、この噴出するとき、及び充填層14aを流下するときにおいて、脱気が行われるから、廃水中の揮発性有機化合物は気化して廃水から分離する。
この第4段密閉容器14内での脱気を終わった廃水は、気液混合器30において空気等の気体が溶解され、次いで、第5段密閉容器15内にスプレーノズル15bから噴出することにより、この噴出するとき、及び充填層15aを流下するときにおいて、脱気が行われるから、廃水中の揮発性有機化合物は気化して廃水から分離する。
そして、前記第5段密閉容器15内の底部には、揮発性有機化合物の分離を完了した処理済水が溜まり、この処理済水は、処理済水排出ポンプ24にて汲み出され、処理済水排出管路25を介して排出される。
一方、前記各密閉容器11,12,13,14,15内において発生した気体の総てはダクト33を介して第1熱交換器31に至り、ここで、処理目的の廃水の加熱に利用され、真空発生装置34にて圧縮され、次いで、第2熱交換器32に至り、ここで、第3段密閉容器13内におけるフラッシュ蒸発の熱源に利用されるとともに、この気体中の水蒸気が凝縮水と除かれる。
従って、前記第2熱交換器32からは、前記各密閉容器11,12,13,14,15内において気化した揮発性有機化合物及び空気等を含む不凝縮性ガスが、排出ガスとして排出されることになる。
そこで、この排出ガスを、管路35を介してガス分解手段36に導いて約900℃以上の温度に加熱することにすることにより、前記揮発性有機化合物が塩化水素及び塩酸等に分解されたのち、管路37から大気中に放出される。
そして、前記した構成の浄化処理装置を、移動式に構成するに際しては、図2〜図5に示すように構成する。
図において符号50は、溝型鋼材等により、トラック51の荷台に着脱自在に載せるように平面視において走行方向を長くした長方形の囲い枠型に構成して成る台枠を示す。
前記台枠50の上面のうちその一方の長手側面寄りの部位には、前記各密閉容器11,12,13,14,15を、トラック51における走行方向の後から前方向への順番に、第1段密閉容器11,第2段密閉容器12、第3段密閉容器13、第4段密閉容器14及び第5段密閉容器15を、前記一方の長手側面に沿って一列状に並べて搭載するとともに、これら各密閉容器11,12,13,14の下部の部位に、当該各密閉容器11,12,13,14の各々に対する廃水移送ポンプ16,18,20,22を搭載する。
一方、前記台枠50の上面のうちその他方の長手側面寄りの部位には、前記廃水供給ポンプ10、前記各廃水移送ポンプ16,18,20,22、前記処理済水排出ポンプ24及び前記真空発生装置34等を運転制御するための二つのコントロールボックス52a,52bと、前記真空発生装置34とが、両コントロールボックス52a,52bを走行方向の前側に真空発生装置34を後側に位置するように並べて搭載する。
また、前記台枠50の上面のうち走行方向に対して前側で、且つ、前記左右両方向に対して略中央の部分に、前記ガス分解手段36と、前記第2熱交換器32とを、ガス分解手段36を上段に第2熱交換器32を下段に位置して搭載する。
更にまた、前記台枠50の上面のうち前記左右両方向に対して略中央の部分で、且つ、前記ガス分解手段36の後側の部分には、前記第1熱交換器31を搭載し、前記台枠50の上面のうち前記以外の部分に、前記廃水供給ポンプ10、前記処理済水排出ポンプ24及び前記ガス供給手段37を搭載する。
なお、前記台枠50には、前記した図1における各種の管路10a,17,19,21,23,25,35,37,39,40,41,42,43及びダクト33等も組み付けられていることはいうまもでない。
この構成により、図1に示す浄化処理装置の全体は、トラック等の移動車両における荷台に着脱自在に載せることができるように構成した台枠50に対して組み付けされていることにより、地下水が揮発性有機化合物にて汚染されている地域に、組み立てた状態のままで移動車両によって移送して、その地域において、即座に、地下水の浄化処理に使用することができる。この使用に際しては、前記浄化処理装置の全体を、移動車両における荷台から荷卸し、地面に設置して使用し、使用が終わると再び移動車両の荷台に載せて次ぎの地域に移送することができる。
本発明の実施の形態による浄化処理装置を示すフローシートである。 前記浄化処理装置を移動車両に搭載した状態の側面図である。 図2の平面図である。 図2のIV−IV視後面図である。 前記浄化処理装置を移動車両に搭載した状態の斜視図である。
符号の説明
10 廃水供給ポンプ
10a 廃水供給管路
11,12,13,13,15 密閉容器
16,18,20,22 廃水移送ポンプ
25 処理済水排出管路
26,27,28,29,30 気液混合器
31,32 熱交換器
34 真空発生装置
36 ガス分解手段
38 ガス供給手段
50 台枠
51 移動車両
52a,52b コントロールボックス

Claims (3)

  1. 移動車両における荷台に搭載するように平面視において走行方向に長い長方形の囲い枠型に構成した台枠を備え、この台枠における上面のうち一方の長手側面寄りの部位には、各々気液混合器を備えて成る密閉容器の複数個を、前記一方の長手方向に沿って一列状に並べて搭載するとともに、この各密閉容器のうち前段における密閉容器内の下部の廃水を抽出して次段における密閉容器内の上部に前記気液混合器を経て噴出するように移送する廃水移送ポンプを搭載する一方、前記台枠における上面のうち他方の長手側面寄りの部位には、前記各密閉容器内を減圧の状態にする真空発生装置を搭載し、更に、前記台枠には、処理目的の廃水を前記各密閉容器のうち第1段密閉容器内上部に当該第1段密閉容器における気液混合器を経て噴出する廃水供給ポンプと、前記各密閉容器のうち最終段密閉容器から処理済水を排出する処理済水排出ポンプと、前記各密閉容器における気液混合器に対して空気又は炭酸ガス等の気体を供給する気体供給手段とを搭載し、加えて、前記真空発生装置及び前記各種のポンプを運転制御するためのコントロールボックスを、前記台枠における上面のうち他方の長手側面寄りの部位で、且つ、前記真空発生装置よりも走行方向の前側の部位に搭載することを特徴とする揮発性有機化合物を含む廃水の移動式浄化処理装置。
  2. 前記請求項1の記載において、前記真空発生装置から大気に放出される排気ガスを分解処理するようにしたガス分解手段を、前記台枠のうち走行方向に対して前側で、且つ、前記左右両方向に対して略中央の部分に搭載することを特徴とする揮発性有機化合物を含む廃水の移動式浄化処理装置。
  3. 前記請求項1又は2の記載において、前記台枠が、前記移動車両における荷台に、着脱自在に載せることができる構成であることを特徴とする揮発性有機化合物を含む廃水の移動式浄化処理装置。
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