JP2006023225A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウエハレベルのバーンイン検査を確実に実施する。
【解決手段】LSIチップ100の内部にセレクタ(150)を設け、内部回路(圧縮比較器130)の動作を切り替えるための、既存の制御信号(ENABLE)を用いてセレクタ(150)を切り替え、複数の信号(S1,S5)を時分割でモニタする。また、複数の回路ブロックが搭載される場合は、まず、前段のセレクタにより、検査対象の回路ブロックを特定し、次に、後段のセレクタを切り替えて、モニタすべき信号を特定するようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ウエハレベルのバーンイン検査に対応した半導体装置に関する。
半導体装置の製造の最終工程において、製造した製品の良否をチェックするための種々の検査(試験)が行われる。その検査の一つとして、半導体装置の潜在的な欠陥や固有の欠陥を発見するための、スクリーニング試験の一種であるバーンイン検査がある。バーンイン検査は、高温雰囲気の中で行われるエージング試験であり、定格電圧若しくはそれ以上の電源電圧を印加して各デバイスに一定電流、もしくは、実動作に近い入力信号を入力し、温度および電圧のストレスを与え、潜在的な欠陥を意図的に発生させて選別する検査である。従来は、ウエハをダイシングして個々にチップ化した後、それぞれに試験を実施していた。しかし、近年では、ウエハ上に形成される多数のLSIチップの各々に対して同時にバーンイン検査を実施する、ウエハレベルのバーンイン検査が実現されている(例えば、特許文献1)。
また、バーンイン検査の対象となるLSIチップの種類も多様化しており、LSIチップの種類に応じて、各種の検査容易化技術(スキャンパス方式の検査、あるいは、BIST(ビルトインセルフテスト方式)の検査等)が利用される。ロジックLSIについてのスキャンパス方式のバーンイン検査については、例えば、特許文献2に記載されている。 また、メモリLSIについてのBIST(ビルトインセルフテスト方式)のバーンイン検査については、例えば、特許文献3に記載されている。
特開2001−93947号公報 特開2003−302451号公報 特開平10−302499号公報
ウェハレベルバーンイン検査では、一枚のウエハに形成される多数のLSIチップの各々について、一括して検査を実施する。検査装置(LSIテスタ)は、検査用のプローブを各LSIチップに接触させて検査を実施するが、LSIテスタが備えるプローブの数には限界がある。一方、微細加工技術の進展によってLSIの集積度が向上すれば、LSIチップのサイズは小さくなり、一枚のウエハに形成可能なLSIチップの数が増加する。一枚のウエハに形成されるLSIチップの数が増えれば、その分、一つのLSIチップに割り当てることのできる検査装置のプローブ数が減少する。
また、一つのLSIチップ自体の面積が縮小するということは、モニタ端子等を配置するための余裕が少なくなることを意味する。このことが、ウエハレベルバーイン検査の障害となる。一例として、一つのLSIチップ毎に最低2個のモニタ端子が必要である場合を想定する。従来の集積度の低いLSIチップでは、一つのLSIチップに2個のモニタ端子を設けることができ、かつ、検査装置側でも、2本のプローブを用意することができたとする。しかし、LSIの集積度の向上に伴ってウエハ一枚毎のチップの取れ数が増大し、例えば、一つのLSIチップには、検査装置のプローブを1本しか割り当てることができないという事態が発生すると、LSIテスタのプローブが不足し、バーンイン検査ができなくなる。また、一つのLSIチップにつき、検査装置のプローブは2本割り当てることはできても、LSIチップの面積が小さいために、LSIチップの側に2個のモニタ端子を設けるスペースがなくなった場合においても、バーンイン検査ができなくなる。
このような、一つのLSIチップに割り当てることができる検査装置のプローブ数の減少、ならびに、一つのLSIチップに設けることができるモニタ端子の数の減少という事態に起因する、ウエハレベルのバーンイン検査の実施不能のおそれは、ワンチップに多様なマクロが搭載されるシステムLSIにおいて、特に顕著となる。すなわち、システムLSIに搭載される各マクロ毎にバーイン検査を行う必要があり、必然的に、必要な検査プローブ数およびモニタ端子の数が増加する。したがって、LSIの微細化の進展に伴い、一つのLSIチップに割り当てることができる検査装置のプローブ数ならびにモニタ端子数の制約が厳しくなると、システムLSIの、ウエハレベルのバーンイン検査は実施できなくなる。
本発明は、各LSIチップのバーンイン検査に必要な端子数(モニタ端子の数、検査プローブの数)を減少させ、複雑なシステムLSIチップ等についても、ウエハレベルのバーンイン検査を確実に実施できる半導体装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、スキャンパス方式のバーンインテストに対応したロジック回路と、BIST方式のバーンインテストに対応したメモリ回路と、ランダムパターンを入力とする前記ロジック回路の論理圧縮出力と期待値との比較により前記ロジック回路の良否判定を行う圧縮比較器と、前記圧縮比較器の出力と前記メモリ回路の出力とを統合した出力または前記ランダムパターンを前記圧縮比較の動作タイミングで選択するセレクタと、
前記セレクタの出力をモニタする端子とを備える。
本発明の第2の態様は、スキャンパス方式のバーンインテストに対応したロジック回路と、BIST方式のバーンインテストに対応したメモリ回路と、ランダムパターンを入力とする前記ロジック回路の論理圧縮出力と期待値との比較により各ロジック回路の良否判定を行う圧縮比較器とを含む複数の回路ブロックと、各圧縮比較器の出力から何れか一つを前記メモリ回路のBIST終了タイミングで選択する第1のセレクタと、各ランダムパターンの何れか一つを前記メモリ回路のBIST終了タイミングで選択する第2のセレクタと、前記第1および第2のセレクタの各出力を前記圧縮比較の動作タイミングで選択する第3のセレクタと、前記第3のセレクタの出力をモニタする端子とを備える。
本発明の第3の態様は、スキャンパス方式のバーンインテストに対応したロジック回路と、BIST方式のバーンインテストに対応したメモリ回路と、ランダムパターンを入力とする前記ロジック回路の論理圧縮出力と期待値との比較により各ロジック回路の良否判定を行う圧縮比較器とを含む複数の回路ブロックと、各圧縮比較器の出力から何れか一つを外部制御タイミングで選択する第1のセレクタと、各ランダムパターンの何れか一つを外部制御タイミングで選択する第2のセレクタと、前記第1および第2のセレクタの各出力を前記圧縮比較の動作タイミングで選択する第3のセレクタと、前記第3のセレクタの出力をモニタする端子とを備える。
本発明は、モニタ信号の出力タイミングのずれに着目し、セレクタを適宜、切り替えて、複数のモニタ信号を時分割で観測することにより、共通のモニタ端子を用いて、複数の信号を時分割でモニタすることができる。したがって、LSIチップの微細化が進み、また、その構成が複雑化しても、一つのLSIチップに一個のモニタ端子があれば、ウエハレベルのバーンイン検査を実施することができる。また、セレクタの切り替え制御信号として、既存のタイミング制御信号や、回路の動作状態を示す既存の信号(あるいは、回路が潜在的に送出可能な信号)を用いることにより、制御信号を入力する端子を新たに設ける必要がない。
また、同種の回路を搭載する、複数の回路ブロックがワンチップ化されるような場合でも、まず、セレクタの切り替えによって検査対象となる回路ブロックを定め、続いて、複数のモニタ信号の中から一つを選択するという手法を採用することにより、一個のモニタ端子で全部の信号をモニタすることが可能となる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の、ウエハレベルのバーンイン検査に対応した半導体装置の一例の構成を示す回路図である。図示されるように、この半導体装置(LSIチップ)100は、ランダムパターン発生器110と、異なる種類の回路(スキャンパス方式のロジック回路およびBIST回路を内蔵するメモリ回路)を搭載する半導体集積回路部120と、圧縮比較器130と、BIST(ビルトインセルフテスト回路)を内蔵するメモリ回路(図1では、SRAM BISTと表記される。以下の説明では、メモリBISTと記載することもある)140a,140bと、アンドゲートG1と、セレクタ150と、共通のモニタ端子T6と、クロック(CLK)の入力端子T1と、リセット信号(RESET)の入力端子T2と、バーンインモード信号(BURNIN-MODE)の入力端子T3と、圧縮比較器130に圧縮、比較判定の各動作ならびにその結果の出力を許可するイネーブル信号(ENABLE)の入力端子T4と、入出力制御信号(IO-CONTROL)の入力端子T5と、を有している。 半導体集積回路部120に搭載されるロジック回路122は、データ圧縮比較を行うスキャンパス方式のロジック回路である。
バーンイン検査の効率向上を図るために、近年はウエハレベルのバーンイン検査が実施されており、このウエハレベルのバーインテストの効率をさらに上げるために、従来さまざまな工夫がなされており、その一つに、本実施形態のLSIにて採用されている「圧縮比較判定方式」がある。
以下、圧縮比較判定タイプのスキャンチェーンを用いたテストの動作について説明する。 まず、図1のランダムパターン発生器 110から複数のスキャンチェーン(SC1〜SCn)に対してランダムなデータが供給される。各スキャンチェーンに接続されたフリップフロップ(D1a〜D1n、D2a〜D2n、Dma〜Dmn)は、クロック(CLK)に同期してスキャンシフト動作を行う。複数のスキャンチェーン(SC1〜SCn)の各々における、最終段のフリップフロップ(D1n,D2n,Dmn)から出力されるデータがデータ圧縮比較器130に入力される。
データ圧縮比較器130では、まず、複数のスキャンチェーン(SC1〜SCn)の各々の出力信号を時間的に論理圧縮する。そして、その圧縮されたデータを期待値と比較して、良否を判定し、その判定結果S2が出力される。つまり、各スキャンチェーンの出力データを1サイクル分に論理圧縮することにより、すべてのスキャンチェーンに対して各サイクル毎に期待値を設定して比較確認する代わりに、すべてのスキャンチェーンに対して1サイクル分のみの期待値を設定し、比較確認することができる。
このようにして、スキャンチェーンを利用してランダム信号を伝播させ、その出力を期待値と比較することにより、スキャンチェーンを構成するフリップフロップがランダム信号により正しくトグルされ、内部素子に期待通りのストレスが印加されたかどうかを確認することができ、ロジック回路の良否判定を行うことができる。
また、図1のLSIチップに搭載されるメモリBIST(SRAM BIST)140a,140bは、BIST(ビルトインセルフテスト)を用いて、メモリ(SRAM)の検査を行う回路である。BIST方式の検査では、テストデータをメモリの所定アドレスに書き込み、続いて、データを読み出し、期待値と比較して一致/不一致を確認し、そのメモリの良否を判定し、その判定結果を出力する。メモリBIST(SRAM BIST)140a,140bから出力される判定信号S3,S4は、検査対象のメモリ(SRAM)に不具合がなければ、“H”を出力し、不具合が検出された場合には“L”を出力する。
また、圧縮比較器130は、端子T4を介して外部から与えられるENABLE信号が“L”のときに、スキャンチェーン(SC1〜SCn)を伝播してくる信号を取り込む。 また、ENABLE信号が“H”のときは、取り込んだ信号の圧縮、期待値との比較、判定結果の出力の各動作を実行する。
また、バーンイン検査開始直後は、すべてのフリップフロップ(D1a〜D1n,D2a〜D2n,Dma〜Dmn)へのランダム信号のセットが完了していないことに起因して、各スキャンチェーン(SC1〜SCn)を不定信号が伝播してくるおそれがあるため、所定期間は、圧縮比較器130に信号を取り込まないように、ENABLE信号を“H”に保つ。
そして、すべてのフリップフロップ(D1a〜D1n,D2a〜D2n,Dma〜Dmn)に対して、ランダムパターン発生器110からのランダム信号がセットされて値が確定した後、ENABLE信号が“L”に変化し、これにより、圧縮比較器130に、各スキャンチェーン(SC1〜SCn)を伝播してくる信号が取り込まれる。
ENABLE信号は、セレクタ150の切替え制御信号(選択信号)にもなっており、ENABLE信号が“H”のときは、ゲートG1の出力信号(すなわち、圧縮比較器130と、メモリBIST(140a,140b)の各々から出力される判定信号とを統合して得られる信号)が選択され、ENABLE信号が“L”のときは、スキャンチェーン(SC1等)を伝播してくる、ランダムパターン発生器110からのランダム信号自体が選択される。
メモリBIST検査が終了後、BIST判定信号(S3,S4)が出力されるが、検査対象のメモリ(SRAM)に不具合が無い場合は、判定信号(S3,S4)は“H”であるため、圧縮比較器130からの判定信号S2が、アンドゲートG1の出力信号(S5)として、そのまま出力されることになる。
この状態で、ENABLE信号が“H”に変化することにより、圧縮比較器130による圧縮、比較、ならびに判定結果の出力が行われ、アンドゲートG1から、信号(S5)が出力され、セレクタ150は信号(S5)を選択的に通過させる。そして、その信号は、モニタ端子(T6)を介して、LSIテスタ(不図示)に送られる。
図2は、図1のLSIチップの主要な動作を説明するためのタイミング図である。時刻t1にバーンイン検査が開始される。検査開始当初(時刻t1〜時刻t2)は、ENABLE信号は“H”であり、これにより、圧縮比較器130への不定信号の取り込みが防止される。また、時刻t1〜時刻t2の期間においては、フリップフロップ(D1a〜Dmn)はランダムパターン発生器110からのランダム信号のシフトを行う。一方、メモリ(SRAM)のBISTは、時刻t1から開始され、そのBISTは、時刻t3まで継続して実施される。
また、時刻t1〜t2の期間において、セレクタ150は、圧縮結果とメモリBISTを統合した判定結果(S5)を選択するが、バーンインは開始されたばかりであり、判定結果は出力されないため、モニタ端子T6からの出力は無効となる。時刻t2になると、フリップフロップ(D1a〜Dmn)の値が確定し、この時点で、ENABLE信号が“H”から“L”に変化し、これにより、データ圧縮器130へのデータの取り込みが開始される(この状態は、時刻t4まで継続する)。
セレクタ150は、時刻t2〜時刻t4までの期間において、スキャンチェーン出力S1(スキャンチェーンを伝播するランダムパターン発生器110からのランダム信号である)を選択し、このS1が、モニタ端子t6から出力される。時刻t3にBISTが終了し、その後、時刻t4においてENABLE信号が“H”レベルに変化し、圧縮比較器130では、圧縮,期待値との比較が行われ、その判定結果(S2)が出力される。
セレクタ150は、時刻t4〜時刻t5では、アンドゲートG1から出力される、圧縮比較判定結果と、BISTの結果とを統合した信号(S5)を選択し、この(S5)が、モニタ端子T6から出力される。
(第2の実施形態)
図3は、本発明のウエハレベルのバーンイン検査に対応した半導体装置の他の例の構成を示すブロック図である。図3のLSIチップ102における、入出力端子(T1〜T5,T6)、ならびに、ロジック回路ブロック120については、図1の回路と同じである。なお、図3の回路において、図2の回路と同じ部分には、同じ参照符号を付してある。ただし、図3のLSIチップ102には、さらに、IPコア220が搭載されており、回路構成がより複雑化している。
IPコア220は、ロジック回路ブロック120がもつ構成と同じ構成を有している。 すなわち、IPコア220は、ランダムパターン発生器210と、スキャンチェーンを構成する複数のフリップフロップからなる回路222と、圧縮比較器230と、メモリ(SRAM)BIST回路240a〜240cと、を有する。IPコアのメモリ(SRAM)は容量が大きく、BIST検査の終了には、長い時間を要する。
本実施形態でも、第1の実施形態と同様にセレクタを切り替えながら、複数の信号を時分割でモニタするが、本実施の形態では、モニタすべき信号の数が4つあり(すなわち、ロジック回路ブロック122におけるランダム信号S1、ロジック回路ブロック122における圧縮比較判定ならびにBIST判定を統合した判定結果S5、IPコア220におけるランダム信号S7、IPコア220における圧縮比較判定ならびにBIST判定を統合した判定結果S16の4つの信号をモニタする必要がある)、したがって、セレクタの切替えに工夫を要する。
そこで、本実施形態では、前段のセレクタ(160a,160b)と、後段のセレクタ150を設け、まず、前段のセレクタ(160a,160b)にて、2つの回路ブロック(ロジック回路ブロック120,IPコア220)のうちの一方の信号を選択し(これにより、検査対象の回路ブロックが特定される)、その後、後段のセレクタ150にて、2つの信号(ランダム信号、圧縮比較判定ならびにBIST判定を統合した判定結果)のうちの一方を選択する(これにより、モニタする信号が特定される)。
ここで、注目すべきは、IPコア220に搭載されるメモリ(SRAM)は、容量が大きく、BISTの終了には時間がかかる点であり、IPコア220については、この点がネックとなって、バーンイン検査終了に時間を要する。そこで、まず、前段のセレクタ(160a,160b)により、ロジック回路ブロック120からの信号を選択し、ロジック回路ブロック120からの信号をモニタして検査を実施し、これが終了した後、前段のセレクタ160a,160bを切り替えて、IPコア220の信号をモニタするのが効率的である。
この動作を実現するために、図3では、セレクタ160a,160bの切替え制御信号S15を、メモリ(SRAM)BIST(240a〜240c)の各々からの終了通知信号(S12,S13,S14)をアンドゲートG3でゲーティングする(ここでは、論理積をとる)ことにより生成する。メモリ(SRAM)BIST(240a〜240c)の各々からの終了通知信号(S12,S13,S14)は、BISTが終了すると“1”になり、未終了の時点では“0”である。したがって、アンドゲートG3の出力信号S15が“1”になるのは、IPコア220における、すべてのメモリBISTが終了した時であり、それまでの間は、S15は“0”である。
S15が“0”のとき(IPコア220のメモリBISTが完全に終了していない状態)では、前段のセレクタ160a,160bは、ロジック回路ブロック120からの信号を選択する。なお、セレクタ160aは、2つの回路ブロック(120,220)のいずれかから得られるランダム信号(S1,S7)のいずれかを選択するものである。同様に、セレクタ160bは、2つの回路ブロック(120,220)から得られる、比較判定結果とBIST結果を統合した判定結果を示す信号(S5,S16)のいずれかを選択するものである。なお、S16は、アンドゲートG2で、S8〜S11の各信号の論理積をとることにより生成される。また、後段のセレクタ150の切り替えは、第1の実施形態と同様に、圧縮比較器(130,230)の制御信号である(ENABLE)を使用する。
このように、IPコア220のBISTが終了しない間に、ロジック回路ブロック120の検査を終わらせてしまう。そして、IPコア220のBISTが終了すると、セレクタ160a,160bがIPコア220からの信号を選択し、IPコア220から得られる信号(S6)をモニタ端子T6に供給するようになる。
このように、複数の回路ブロックの各々から、同種の信号(複数の信号)が得られる場合、試験結果の出力までに要する時間の差に着目し、早く試験結果が判明する回路ブロックから順に試験を行い、このような制御を実施するために、内部回路の動作状態を示す信号(図3の回路のS15が、これに相当する)を利用してセレクタ(図3の160a,160b)の動作を制御する。また、複数の信号については、半導体装置の内部回路の動作タイミングを制御するための既存のタイミング制御信号(ENABLE)を利用して、セレクタ(図3のセレクタ150)を切り替えて、一つの信号を選択するようにする。これにより、複数の回路ブロック(一つの回路ブロックは複数の機能をもち、複数のモニタ用の信号が出力される)が一つのLSIチップに搭載される場合でも、一つのモニタ端子を用いて、合理的かつ効率的に、すべての信号をモニタすることが可能となる。
図4は、図3のLSIチップの主要な動作を説明するためのタイミング図である。上記のとおり、セレクタ(150,160a,160b)の切り替え信号として、ENABLE信号と、IPコアにおけるメモリBISTの終了信号S15の2つが用いられる。図示されるように、時刻t4以前は、ロジック回路ブロック120がバーンイン検査の対象であり、時刻t4以後は、IPコア220がバーンイン検査の対象となる。したがって、セレクタ160a,160bは、時刻t4以前は、ロジック回路ブロック120からの信号を選択し、時刻t4以後は、IPコア220からの信号を選択する。セレクタ150は、ENABLE信号の“H”,“L”に応じて、2つの信号のいずれかを選択する。これにより、モニタ出力が時刻t2,t3,t4,t5において切り替わり、したがって、4つの信号を時分割で、効率的にモニタすることができる。
(第3の実施形態)
第2の実施形態における、IPコア220におけるセレクタ(160a,160b)の切り替え制御信号(S15)を、アンドゲートG3にて作成する代わりに、独立の制御信号入力端子を設け、その入力端子から、S15と同じタイミングで制御信号を入力するようにしてもよい。この形態は、制御信号を入力するための端子の数に余裕がある場合に有効である。
本発明の半導体装置は、モニタ信号の出力タイミングのずれに着目し、セレクタを適宜、切り替えて、複数のモニタ信号を時分割で観測することにより、共通のモニタ端子を用いて、複数の信号を時分割でモニタすることができるという効果を有し、ウエハレベルのバーンイン検査に対応した半導体装置等として有用である。
本発明のウエハレベルのバーンイン検査に対応した半導体装置(LSIチップ)の一例の構成を示すブロック図 図1のLSIチップの主要な動作を説明するためのタイミング図 本発明のウエハレベルのバーンイン検査に対応した半導体装置(LSIチップ)の他の例の構成を示すブロック図 図3のLSIチップの主要な動作を説明するためのタイミング図
符号の説明
100 ウエハレベルのバーンイン検査に対応した半導体装置(LSIチップ)
110 ランダムパターン発生器
120 半導体集積回路ブロック(ロジック系回路ブロック)
122 スキャンチェーンを構成するフリップフロップを有するロジック回路
130 圧縮比較器
140a,140b BIST対応のメモリ(SRAM)
150 セレクタ
ENABLE 圧縮比較器の制御信号
T1〜T5 制御信号入力端子
T6 共通のモニタ端子

Claims (3)

  1. スキャンパス方式のバーンインテストに対応したロジック回路と、
    BIST方式のバーンインテストに対応したメモリ回路と、
    ランダムパターンを入力とする前記ロジック回路の論理圧縮出力と期待値との比較により前記ロジック回路の良否判定を行う圧縮比較器と、
    前記圧縮比較器の出力と前記メモリ回路の出力とを統合した出力または前記ランダムパターンを前記圧縮比較の動作タイミングで選択するセレクタと、
    前記セレクタの出力をモニタする端子と、
    を備える半導体装置。
  2. スキャンパス方式のバーンインテストに対応したロジック回路と、BIST方式のバーンインテストに対応したメモリ回路と、ランダムパターンを入力とする前記ロジック回路の論理圧縮出力と期待値との比較により各ロジック回路の良否判定を行う圧縮比較器とを含む複数の回路ブロックと、
    各圧縮比較器の出力から何れか一つを前記メモリ回路のBIST終了タイミングで選択する第1のセレクタと、
    各ランダムパターンの何れか一つを前記メモリ回路のBIST終了タイミングで選択する第2のセレクタと、
    前記第1および第2のセレクタの各出力を前記圧縮比較の動作タイミングで選択する第3のセレクタと、
    前記第3のセレクタの出力をモニタする端子と、
    を備える半導体装置。
  3. スキャンパス方式のバーンインテストに対応したロジック回路と、BIST方式のバーンインテストに対応したメモリ回路と、ランダムパターンを入力とする前記ロジック回路の論理圧縮出力と期待値との比較により各ロジック回路の良否判定を行う圧縮比較器とを含む複数の回路ブロックと、
    各圧縮比較器の出力から何れか一つを外部制御タイミングで選択する第1のセレクタと、
    各ランダムパターンの何れか一つを外部制御タイミングで選択する第2のセレクタと、
    前記第1および第2のセレクタの各出力を前記圧縮比較の動作タイミングで選択する第3のセレクタと、
    前記第3のセレクタの出力をモニタする端子と、
    を備える半導体装置。
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