JP2006022776A - 電磁駆動弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高さが低く、搭載性に優れた電磁駆動弁を提供する。
【解決手段】 電磁駆動弁10は、電磁力と弾性力との協働により作動する電磁駆動弁である。電磁駆動弁10は、ステム12を有し、ステム12が延びる方向に沿って往復運動する駆動弁14と、ステム12に揺動自在に連結された一方端22および32と、ディスクベース51に揺動自在に支持された他方端23および33とを有し、互いに間隔を隔てて設けられたロアディスク21およびアッパディスク31と、ロアディスク21の他方端23と、アッパディスク31の他方端33とにそれぞれ設けられ、ロアディスク21およびアッパディスク31に弾性力を作用させるロアスプリング26およびアッパスプリング36とを備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、一般的には、電磁駆動弁に関し、より特定的には、内燃機関に用いられる回転駆動式の電磁駆動弁に関する。
従来の電磁駆動弁に関して、たとえば、米国特許第6467441号明細書には、電磁力とスプリングとの協働によって内燃機関のバルブが作動する電磁アクチュエータが開示されている(特許文献1)。特許文献1に開示された電磁アクチュエータは、回転駆動式と呼ばれており、ステムを有するバルブと、そのステムの先端に当接された第2端部およびサポートフレームに揺動自在に支持された第1端部を有する揺動アームとを備える。
揺動アームの両側には、鉄芯とその鉄芯の周りに巻かれたコイルとから構成される電磁石が1つずつ配置されている。電磁アクチュエータは、さらに、揺動アームの第1端部に設けられ、バルブを開状態に向けて付勢するトーションバーと、ステムの外周に配置され、バルブを閉状態に向けて付勢する渦巻きばねとを備える。電磁石で発生する電磁力と、トーションバーおよび渦巻きばねの弾性力とによって、揺動アームが第1端部を支点に揺動する。その揺動アームの動きは、第2端部を介してステムへと伝わり、これによってバルブが開状態と閉状態との間を往復運動する。
また、特開平11−350929号公報には、アーマチャを確実に電磁石に吸引させつつ、消費電力の低減を図ることを目的とした、並進駆動式と呼ばれる電磁駆動バルブが開示されている(特許文献2)。特許文献2に開示された電磁駆動バルブは、弁体と一体に形成された弁軸を備える。
弁軸には、弁軸の径方向に突出する鍔状のアーマチャが形成されており、そのアーマチャを挟むように、第1電磁石および第2電磁石が配置されている。電磁駆動バルブは、さらに、弁軸の軸方向に直列に配置された、弁体を閉弁方向に付勢するロアスプリングと、弁体を開弁方向に付勢するアッパスプリングとを備える。並進駆動式では、第1電磁石および第2電磁石で発生する電磁力と、ロアスプリングおよびアッパスプリングの弾性力とが、弁軸に直接、作用し、これによって弁軸が往復運動する。
米国特許第6467441号明細書 特開平11−350929号公報
特許文献2に開示された並進駆動式の電磁駆動バルブでは、ロアスプリング、アッパスプリング、第1電磁石および第2電磁石が、弁軸の軸方向に並ぶように設けられている。このため、電磁駆動バルブの高さが高くなり、車両等のエンジンの吸排気バルブとして用いた場合に、要求されるエンジン搭載高さの制約をクリアすることが難しい。一方、特許文献1に開示された回転駆動式の電磁アクチュエータでは、トーションバーを揺動アームの第2端部に配することで、アクチュエータの高さをある程度低くしている。しかし、特許文献2に開示された電磁駆動バルブと同様に、渦巻きばねがステムに沿って配置されているため、アクチュエータの高さを十分に低くすることができない。
また、特許文献1に開示された電磁アクチュエータでは、ステムの軸方向に並んで、2つの電磁石が設けられており、特許文献2に開示された電磁駆動バルブでは、弁軸の軸方向に並んで、第1電磁石および第2電磁石が設けられている。このように開弁用および閉弁用と分けて設けられた電磁石も、同様に、電磁アクチュエータや電磁駆動バルブの高さを高くする一因となっている。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、高さが低く、搭載性に優れた電磁駆動弁を提供することである。
この発明の1つの局面に従った電磁駆動弁は、電磁力と弾性力との協働により作動する電磁駆動弁である。電磁駆動弁は、弁軸を有し、弁軸が延びる方向に沿って往復運動する駆動弁と、弁軸に揺動自在に連結された一方端と、ベース部材に揺動自在に支持された他方端とを有し、互いに間隔を隔てて設けられた第1および第2の揺動部材と、第1の揺動部材の他方端と、第2の揺動部材の他方端とにそれぞれ設けられ、第1および第2の揺動部材に弾性力を作用させる第1および第2のばね部材とを備える。
このように構成された電磁駆動弁によれば、揺動部材の揺動運動を介して駆動弁を往復運動させる回転駆動式に、その揺動部材を複数、設けた並行リンク機構を採用している。この並行リンク機構の採用によって、第1および第2のばね部材を、第1および第2の揺動部材の他方端にそれぞれ配置でき、第1および第2のばね部材を設けるスペースを、弁軸が延びる方向に沿って確保する必要がなくなる。このため、弁軸が延びる方向に沿った電磁駆動弁の長さ(以下、電磁駆動弁の高さとも呼ぶ)を抑え、電磁駆動弁の搭載性を向上させることができる。
また好ましくは、駆動弁は、第1の位置と第2の位置との間を往復運動する。第1および第2のばね部材は、駆動弁を第1の位置と第2の位置との間の中間位置に保持するように、第1および第2の揺動部材に弾性力を作用させる。このように構成された電磁駆動弁によれば、第1および第2のばね部材によって、第1または第2の位置にある駆動弁は中間位置に移動しようとする。このため、この弾性力と、別に作用させる電磁力とによって、駆動弁を往復運動させることができる。
また好ましくは、電磁駆動弁は、第1の揺動部材と第2の揺動部材との間に配置され、第1および第2の揺動部材に電磁力を作用させる電磁石をさらに備える。このように構成された電磁駆動弁によれば、駆動弁を往復運動させるために、第1の揺動部材と第2の揺動部材との間に電磁石を1つ配置するだけ良い。このため、弁軸が延びる方向に沿って複数個の電磁石を配置する場合と比較して、電磁駆動弁の高さを低く抑えることができる。また、電磁石の数を削減できるため、電磁駆動弁の製造コストを抑えることができる。
この発明の別の局面に従った電磁駆動弁は、電磁力と弾性力との協働により作動する電磁駆動弁である。電磁駆動弁は、弁軸を有し、弁軸が延びる方向に沿って往復運動する駆動弁と、弁軸に揺動自在に連結された一方端と、ベース部材に揺動自在に支持された他方端とを有し、互いに間隔を隔てて設けられた第1および第2の揺動部材と、モノコイルを有し、第1の揺動部材と第2の揺動部材との間に配置された電磁石とを備える。モノコイルに電流が流れることによって、第1および第2の揺動部材に電磁力が作用する。ここで言うモノコイルとは、連続する一続きの線から構成されたコイルを意味する。
このように構成された電磁駆動弁によれば、揺動部材の揺動運動を介して駆動弁を往復運動させる回転駆動式に、その揺動部材を複数、設けた並行リンク機構を採用している。この並行リンク機構の採用によって、第1の揺動部材と第2の揺動部材との間にモノコイルから構成された電磁石を配置するだけで、その電磁石で発生する電磁力と、別に作用させる弾性力とにより、駆動弁を往復運動させることができる。このため、弁軸が延びる方向に複数個のコイルから構成された電磁石を配置する場合と比較して、電磁駆動弁の高さを低く抑え、電磁駆動弁の搭載性を向上させることができる。また、モノコイルから構成された電磁石を用いることによって、電磁駆動弁の製造コストを抑えることができる。
また好ましくは、電磁石は、第1および第2の揺動部材のいずれか一方が電磁石に引き寄せられた状態でモノコイルに流す電流の向きを逆転させると、電磁石に引き寄せられていた第1および第2の揺動部材のいずれか一方に、電磁石から離脱する方向に電磁力が作用するように構成されている。このように構成された電磁駆動弁によれば、揺動部材の電磁石に対する離脱性を向上させ、揺動運動の安定化および消費電力の低減を図ることができる。また、モノコイルからなる電磁石によってこのような構成が得られるため、コイルを増やす必要がない。
また好ましくは、第1および第2の揺動部材は、一方端が弁軸に連結された位置と、他方端がベース部に支持された位置との間の距離が変化するように、駆動弁に対して移動可能に設けられている。このように構成された電磁駆動弁によれば、一方端と他方端との間の距離の変化に伴って、一方端側における第1および第2の揺動部材の揺動距離が変化する。このため、駆動弁が往復運動する距離(以下、駆動弁のリフト量とも呼ぶ)を可変とする機構を、簡易かつ容易に実現することができる。
また好ましくは、電磁駆動弁は、他方端を支点とした第1および第2の揺動部材の揺動角度を検出するセンサ部をさらに備える。このように構成された電磁駆動弁によれば、センサ部で検出された第1および第2の揺動部材の揺動角度と、第1および第2の揺動部材の移動量とから、一方端側における第1および第2の揺動部材の揺動距離を算出し、駆動弁のリフト量を制御することができる。このため、駆動弁のリフト量を制御するために、たとえば、弁軸の端部にセンサを設ける必要がなく、電磁駆動弁の高さをさらに低く抑えることができる。
また好ましくは、弁軸には、第1の揺動部材の一方端と、第2の揺動部材の一方端との間に位置して、緩衝部材が設けられている。このように構成された電磁駆動弁によれば、緩衝部材を設けることによって、駆動弁の往復運動の両端位置に対して生じる位置決め誤差を吸収することができる。これにより、電磁駆動弁は、所望の性能を発揮することができる。
以上説明したように、この発明に従えば、高さが低く、搭載性に優れた電磁駆動弁を提供することができる。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1における電磁駆動弁を示す断面図である。本実施の形態における電磁駆動弁は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの内燃機関の機関バルブ(吸気弁または排気弁)を構成している。本実施の形態では、電磁駆動弁が吸気弁を構成している場合について説明を行なうが、排気弁を構成する場合であっても、同様の構造を備える。
図1を参照して、電磁駆動弁10は、回転駆動式の電磁駆動弁であり、その運動機構に、並行リンク機構が適用されている。電磁駆動弁10は、一方向に延びるステム12を有する駆動弁14と、ステム12の異なる位置に連結され、作用された電磁力および弾性力によって揺動するロアディスク21およびアッパディスク31と、その電磁力を発生する開閉兼用電磁石60(以下、たんに電磁石60とも呼ぶ)と、その弾性力を有するロアスプリング26およびアッパスプリング36とを備える。駆動弁14は、ロアディスク21およびアッパディスク31の揺動運動を受けて、ステム12が延びる方向(矢印103に示す方向)に往復運動する。
駆動弁14は、吸気ポート17が形成されたシリンダヘッド41に搭載されている。シリンダヘッド41の吸気ポート17から図示しない燃焼室に連通する位置には、バルブシート42が設けられている。駆動弁14は、さらに、ステム12の先端に形成された傘部13を有する。駆動弁14の往復運動に伴って、傘部13がバルブシート42に密着したり、バルブシート42から離脱することによって、吸気ポート17の開閉が行なわれる。つまり、ステム12が上昇することによって、駆動弁14が閉弁位置へと位置決めされ、ステム12が下降することによって、駆動弁14が開弁位置へと位置決めされる。
ステム12は、傘部13から連続する下部ステム12mと、ラッシュアジャスタ16を介して下部ステム12mに接続された上部ステム12nとから構成されている。ラッシュアジャスタ16は、上部ステム12nと下部ステム12mとの間で緩衝部材として機能し、縮みやすく伸びにくい特性を有する。下部ステム12mには、その外周面から突出する連結ピン12pが形成されており、上部ステム12nには、その外周面から突出する連結ピン12qが、連結ピン12pから離れた位置で形成されている。
シリンダヘッド41には、下部ステム12mを軸方向に摺動可能なように案内するバルブガイド43が設けられており、バルブガイド43から離れた位置には、上部ステム12nを軸方向に摺動可能なように案内するステムガイド45が設けられている。バルブガイド43およびステムガイド45は、ステム12との高速摺動に耐えられるように、たとえば、ステンレスなどの金属材料から形成されている。
図2は、図1中のロアディスク(アッパディスク)を示す斜視図である。図1および図2を参照して、ロアディスク21は、一方端22と他方端23とを有し、一方端22から他方端23に向けて、ステム12に交差する方向に延びている。ロアディスク21は、一方端22を含む位置において、矩形形状の表面21aおよび21bを有する平板状に形成されている。ロアディスク21は、他方端23に位置して、孔27が形成された中空円筒状に形成されている。ロアディスク21には、一方端22側に位置して、切欠き部28が形成されており、その切欠き部28の互いに向い合う壁面には、長孔24が形成されている。
アッパディスク31は、ロアディスク21と同様の形状を備え、ロアディスク21の一方端22、他方端23、表面21a、表面21b、孔27、切欠き部28および長孔24に対応して、一方端32、他方端33、表面31b、表面31a、孔37、切欠き部38および長孔34が形成されている。ロアディスク21およびアッパディスク31は、軟磁性材料から構成されている。
ロアディスク21の一方端22は、孔27に連結ピン12pが挿通されることによって、下部ステム12mに対して揺動自在に連結されている。アッパディスク31の一方端32は、孔37に連結ピン12qが挿通されることによって、上部ステム12nに対して揺動自在に連結されている。シリンダヘッド41の頂面上には、ステム12と平行に延びるディスクベース51が設けられている。ロアディスク21の他方端23は、ディスクベース51の支点25を中心に揺動自在に支持されており、アッパディスク31の他方端33は、ディスクベース51の支点35を中心に揺動自在に支持されている。このような構成により、ロアディスク21およびアッパディスク31を支点25および35をそれぞれ中心に揺動させることによって、駆動弁14を往復運動させることができる。
他方端23および33には、ロアスプリング26およびアッパスプリング36がそれぞれ設けられている。ロアスプリング26により、ロアディスク21には、支点25を中心に時計周りの方向に付勢する弾性力が加えられている。アッパスプリング36により、アッパディスク31には、支点35を中心に反時計周りの方向に付勢する弾性力が加えられている。後に説明する電磁石60による電磁力が加わっていない状態で、ロアディスク21およびアッパディスク31は、ロアスプリング26およびアッパスプリング36によって、開弁側の変位端と閉弁側の変位端との中間位置に位置決めされる。
図3は、図1中の電磁石を示す斜視図である。図1および図3を参照して、ディスクベース51には、ロアディスク21とアッパディスク31との間に位置するように電磁石60が設けられている。電磁石60は、開閉兼用コイル62と、磁性材料から形成され、アッパディスク31の表面31aおよびロアディスク21の表面21aにそれぞれ向い合う吸着面61aおよび61bを有する開閉兼用コア61とから構成されている。開閉兼用コア61は、ロアディスク21またはアッパディスク31の一方端から他方端に向かう方向に延びる軸部61pを有する。開閉兼用コイル62は、軸部61pの周りを旋回するように設けられており、モノコイルから構成されている。
ディスクベース51には、さらに、開弁用永久磁石55と、電磁石60を挟んで開弁用永久磁石55の反対側に位置する閉弁用永久磁石56とが設けられている。開弁用永久磁石55は、ロアディスク21の表面21bに向い合う吸着面55aを有する。吸着面55aと電磁石60の吸着面61bとの間には、ロアディスク21が揺動する空間72が規定されている。また、閉弁用永久磁石56は、アッパディスク31の表面31bに向い合う吸着面56aを有する。吸着面56aと電磁石60の吸着面61aとの間には、アッパディスク31が揺動する空間71が規定されている。
図4は、開弁側の変位端にあるアッパディスクおよびロアディスクを示す模式図である。図5は、中間位置にあるアッパディスクおよびロアディスクを示す模式図である。図6は、閉弁側の変位端にあるアッパディスクおよびロアディスクを示す模式図である。続いて、電磁駆動弁10の動作について説明を行なう。
図4を参照して、駆動弁14が開弁位置にある場合、開閉兼用コイル62には、開閉兼用コア61の軸部61pの周りで矢印111に示す方向に流れる電流が供給されている。このとき、アッパディスク31が位置する側では、電流が図4を示す紙面の奥から手前方向へと流れている。これにより、開閉兼用コア61に、矢印112に示す方向に磁束が流れ、アッパディスク31を電磁石60の吸着面61aに引き寄せる電磁力が発生する。一方、ロアディスク21は、開弁用永久磁石55によって、吸着面55aに引き寄せられている。結果、アッパディスク31およびロアディスク21は、支点25周りに配置されたロアスプリング26の弾性力に抗して、図4中に示す開弁側の変位端に保持されている。
図5を参照して、次に、開閉兼用コイル62への電流供給を停止すると、電磁石60に発生していた電磁力が消滅する。これにより、アッパディスク31およびロアディスク21は、ロアスプリング26の弾性力によって、吸着面61aおよび55aからそれぞれ離脱し、中間位置に向けて揺動し始める。ロアスプリング26およびアッパスプリング36による弾性力は、アッパディスク31およびロアディスク21を中間位置に保持しようとする。このため、中間位置を越えた位置では、アッパスプリング36によって、アッパディスク31およびロアディスク21に揺動方向と逆方向の力が作用する。しかし、アッパディスク31およびロアディスク21には、揺動する方向に沿って慣性力が作用しているため、アッパディスク31およびロアディスク21は、中間位置を越えた位置まで揺動する。
図6を参照して、次に、その中間位置を越えた位置において、再び、開閉兼用コイル62に矢印111に示す方向に電流を流す。このとき、ロアディスク21が位置する側では、電流が図6を示す紙面の手前から奥方向へと流れる。これにより、開閉兼用コア61に、矢印132に示す方向に磁束が流れ、ロアディスク21を電磁石60の吸着面61bに引き寄せる電磁力が発生する。一方、アッパディスク31は、閉弁用永久磁石56によって、吸着面56aに引き寄せられる。
なおこのとき、電磁石60で発生する電磁力によって、アッパディスク31も電磁石60の吸着面61aに引き寄せられる。しかし、電磁力は、互いの間隔が狭いロアディスク21と電磁石60との間でより大きく作用するため、アッパディスク31およびロアディスク21は、中間位置を越えた位置から図6中に示す閉弁側の変位端へと揺動する。
以降、開閉兼用コイル62への電流供給の開始と停止とを、以上に説明したタイミングで繰り返す。これにより、アッパディスク31およびロアディスク21を開弁側および閉弁側の変位端の間で揺動させ、この揺動運動を介して駆動弁14を往復運動させることができる。
このように本実施の形態では、モノコイルからなる電磁石60を設けるだけで、アッパディスク31およびロアディスク21を揺動させ、駆動弁14を往復運動させることができる。このため、開弁用および閉弁用の2つの電磁石を設ける場合と比較して、コストウェイトが高い電磁石の部品点数を1/2に削減できる。また、開閉兼用コイル62への電流供給のみで良いため、EDU(electronic driver unit)に設けられ、コイル1つに対して1つ必要となる回路素子の数を、電磁石と同様、1/2に削減できる。なお、本実施の形態では、1つの吸気弁に注目して説明を行なっているが、内燃機関には、複数のバルブが設けられており、そのバルブごとに電磁駆動弁が必要となる。このため、内燃機関全体として見れば、大幅なコストダウンが可能となる。
また、図1中の下部ステム12mと上部ステム12nとの間には、ラッシュアジャスタ16が設けられている。ラッシュアジャスタ16を設けることによって、閉弁位置にある駆動弁14の位置決め誤差を吸収し、傘部13をバルブシート42に確実に密着させることができる。本実施の形態では、ロアディスク21およびアッパディスク31を同時に揺動させ、駆動弁14を往復運動させる並行リンク機構が採用されている。しかし、現実には、これらディスク部品間に生じる寸法誤差や組み付け誤差から、駆動弁14の位置決めに誤差が生じやすい。このため、並行リンク機構を備える電磁駆動弁10では、ラッシュアジャスタ16を設けることが特に有効となる。
図7は、駆動弁のリフト量と駆動弁に作用する力との関係を示すグラフである。図7を参照して、図中では、開弁位置にある駆動弁のリフト量を0とし、閉弁位置へと移動するに従ってそのリフト量が増加するものとして、リフト量が示されている。また、図中には、図1中に示す電磁駆動弁10の、駆動弁14のリフト量と、駆動弁14に作用する電磁力との関係が、実線74で表わされ、駆動弁14のリフト量と、駆動弁14に作用するロアスプリング26の弾性力との関係が、一点鎖線76で表わされている。さらに、図中には、回転駆動式の電磁駆動弁10との比較のため、並進駆動式の電磁駆動弁の、駆動弁のリフト量と駆動弁に作用する電磁力との関係が、点線75で表わされている。
図1および図7を参照して、回転駆動式の電磁駆動弁10では、支点25と電磁石60の電磁力が作用する位置との間の距離が、支点25と駆動弁14が連結されたロアディスク21の一方端22との間の距離よりも小さくなり、支点35と電磁石60の電磁力が作用する位置との間の距離が、支点35と駆動弁14が連結されたアッパディスク31の一方端32との間の距離よりも小さくなる。したがって、電磁石が駆動弁のステムが延びる方向に直列に配置され、電磁力が駆動弁に直接的に作用する並進駆動式の電磁駆動弁と比較して、回転駆動式では、開弁位置および閉弁位置で、駆動弁14に作用する電磁力が小さくなる。
また、開弁位置と閉弁位置との間にある中間位置では、並進駆動式の電磁駆動弁の場合、電磁石と電磁力が作用する駆動弁のアーマチャとの間が一様に離れてしまう。一方、回転駆動式の電磁駆動弁10では、電磁石60からロアディスク21までの距離が、他方端23に近づくに従って小さくなり、電磁石60からアッパディスク31までの距離が、他方端33に近づくに従って小さくなる。電磁石との距離が小さい位置では、大きい電磁力が作用するため、並進駆動式の電磁駆動弁と比較して、回転駆動式では、より大きい電磁力を駆動弁14に作用させることができる。
このように回転駆動式の電磁駆動弁10では、中間位置で大きい電磁力が得られるものの、開弁位置および閉弁位置で電磁力が小さくなるため、本実施の形態では、開弁位置でロアディスク21を引き寄せるための開弁用永久磁石55と、閉弁位置でアッパディスク31を引き寄せるための閉弁用永久磁石56とが設けられている。これらの永久磁石を配置することによって、開弁位置および閉弁位置で不足する電磁力を補うことができ、電磁石60で消費される電力が悪化することを防止できる。また、中間位置では、元々、十分に大きい電磁力が得られることから、電磁石60で消費される電力を全体として低減させることができる。
この発明の実施の形態1における電磁駆動弁10は、電磁力と弾性力との協働により作動する電磁駆動弁である。電磁駆動弁10は、弁軸としてのステム12を有し、ステム12が延びる方向に沿って往復運動する駆動弁14と、ステム12に揺動自在に連結された一方端22および32と、ベース部材としてのディスクベース51に揺動自在に支持された他方端23および33とを有し、互いに間隔を隔てて設けられた第1および第2の揺動部材としてのロアディスク21およびアッパディスク31と、ロアディスク21の他方端23と、アッパディスク31の他方端33とにそれぞれ設けられ、ロアディスク21およびアッパディスク31に弾性力を作用させる第1および第2のばね部材としてのロアスプリング26およびアッパスプリング36とを備える。
駆動弁14は、第1の位置としての開弁側の変位端と第2の位置としての閉弁側の変位端との間を往復運動する。ロアディスク21およびアッパディスク31は、駆動弁14を開弁側の変位端と閉弁側の変位端との間の中間位置に保持するように、ロアディスク21およびアッパディスク31に弾性力を作用させる。
電磁駆動弁10は、電磁力と弾性力との協働により作動する電磁駆動弁である。電磁駆動弁10は、ステム12を有し、ステム12が延びる方向に沿って往復運動する駆動弁14と、ステム12に揺動自在に連結された一方端22および32と、ディスクベース51に揺動自在に支持された他方端23および33とを有し、互いに間隔を隔てて設けられたロアディスク21およびアッパディスク31と、モノコイルとしての開閉兼用コイル62を有し、ロアディスク21とアッパディスク31との間に配置された電磁石60とを備える。開閉兼用コイル62に電流が流れることによって、ロアディスク21およびアッパディスク31に電磁力が作用する。
電磁駆動弁10は、ロアディスク21を挟んで開閉兼用電磁石60の反対側に設けられた第1の永久磁石としての開弁用永久磁石55と、アッパディスク31を挟んで開閉兼用電磁石60の反対側に設けられた第2の永久磁石としての閉弁用永久磁石56とをさらに備える。
このように構成された、この発明の実施の形態1における電磁駆動弁10によれば、ロアスプリング26およびアッパスプリング36が、ロアディスク21の他方端23およびアッパディスク31の他方端33にそれぞれ設けられている。このため、ロアスプリング26およびアッパスプリング36を駆動弁14のステム12から離れた位置に配置し、ステム12の長さを短くすることができる。これにより、電磁駆動弁10の高さを低く抑え、内燃機関に対する電磁駆動弁10の搭載性を向上させることができる。また、電磁駆動弁10では、ロアディスク21とアッパディスク31との間に配置した1つの電磁石60によって、ロアディスク21およびアッパディスク31を揺動させている。このため、電磁駆動弁10の高さをさらに低く抑えることができる。
図1中に示す電磁駆動弁10には、さらに、駆動弁14のリフト量を可変とする機構が設けられている。続いて、この駆動弁14のリフト量可変機構について説明を行なう。
図1を参照して、シリンダヘッド41には、ギア53を有するモータ54が組み付けられている。ディスクベース51の底面には、ギア53に噛み合うギア52が形成されている。モータ54を駆動させることによって、ステム12が延びる方向の直交方向にディスクベース51を移動させることができる。このとき、電磁石60、アッパディスク31、ロアディスク21、開弁用永久磁石55および閉弁用永久磁石56も、ディスクベース51と一緒に移動する。したがって、ディスクベース51を移動させることによって、アッパディスク31の一方端32がステム12に連結された位置と、他方端33がディスクベース51に支持された支点35との間の距離が変化し、ロアディスク21の一方端22がステム12に連結された位置と、他方端23がディスクベース51に支持された支点25との間の距離が変化する。
図8は、駆動弁のリフト量とアッパディスクの一方端から他方端までの距離との関係を示す電磁駆動弁の模式図である。以下、アッパディスクに注目して説明するが、ロアディスクに関しても同様の説明が成り立つ。図8を参照して、一方端32がステム12に連結された位置と支点35との間の距離および駆動弁14のリフト量をそれぞれ、AおよびXとし、アッパディスク31の揺動角度をθとした場合、リフト量Xは、
X=2×A×sin(θ/2)
の関係で表わされる。この式から分かるように、ディスクベース51の移動により距離Aを変化させ、駆動弁14のリフト量Xを可変とできる。このような構成により、駆動弁14に特別な装置を設けることなく、駆動弁14のリフト量可変機構を実現することができる。
また、アッパディスク31の他方端33およびロアディスク21の他方端23に、アッパディスク31およびロアディスク21の揺動角度θを検出する回転角センサが設けられていても良い。この場合、ディスクベース51の移動量をaとすると、リフト量Xは、
X=2×(A+a)×sin(θ/2)
の関係で表わされる。この式から、回転角センサで検出された揺動角度θを用いて駆動弁14のリフト量Xを算出し、算出した値から、駆動弁14のリフト量を制御することが可能となる。このように本実施の形態では、駆動弁14に直接、センサを設けることなく、駆動弁14のリフト量を知ることができる。このため、駆動弁14のリフト量を制御する場合に、電磁駆動弁10の高さが高くなるということがなく、電磁駆動弁10の搭載性を良好に維持できる。
(実施の形態2)
図9は、この発明の実施の形態2における電磁駆動弁を示す模式図である。図中では、実施の形態1における電磁駆動弁10と比較して、同一またはそれに相当する部材には同じ参照番号を付している。以下、重複する構造については説明を繰り返さない。
図9を参照して、図中には、傘部13とロアディスク21の一方端22との間に位置して設けられたばね部材86と、ロアディスク21の他方端23およびアッパディスク31の他方端33にそれぞれ設けられたばね部材85および84と、ロアディスク21とアッパディスク31との間に設けられた吸引力発生部材82および81と、ロアディスク21を挟んで吸引力発生部材82の反対側に設けられた吸引力発生部材83と、アッパディスク31を挟んで吸引力発生部材81の反対側に設けられた吸引力発生部材80とが示されている。
まず、第1および第2の揺動部材の他方端に設けられた第1および第2のばね部材を必須の構成要件とする本発明の実施の形態2について説明すると、電磁駆動弁は、ばね部材85および84の位置にトーションばねを備え、さらに、不足する弾性力を補うため、ばね部材86の位置にバルブスプリングを備える。この場合であっても、ばね部材85および84の位置に設けられたトーションばねによって、バルブスプリングの小型化が図られるため、電磁駆動弁の高さを抑える効果が得られる。一方、吸引力発生部材80から83としては、実施の形態1に記載の態様に限定されず、電磁石や永久磁石など吸引力を発生する部材を適当な組み合わせで配置することができる。
次に、第1および第2の揺動部材の間に配置された電磁石を必須の構成要件とする本発明の実施の形態2について説明すると、電磁駆動弁は、吸引力発生部材81および82の位置に1つの電磁石を備える。一方、駆動弁14が所定の中間位置に保持されるように弾性力を負荷できる場合であれば、ばね部材84から86に適当な組み合わせでトーションばねやバルブスプリングを配置することができる。たとえば、ばね部材84の位置に、アッパディスク31を支点35を中心に反時計周りに付勢するトーションばねを設け、ばね部材86の位置に、ステム12を閉弁方向に付勢するバルブスプリングを設ける。そして、ばね部材85の位置には、トーションばねを設けず、回転角センサのみを設ける。
図10は、図9中の電磁駆動弁の変形例を示す模式図である。図中では、図9中に示す電磁駆動弁と比較して、同一またはそれに相当する部材には同じ参照番号を付している。図10を参照して、本変形例における電磁駆動弁は、さらに、アッパディスク31と距離を隔てて配置されたディスク88を備える。ディスク88は、ステム12に連結された一方端89と、ばね部材94が設けられ、支点91を中心に揺動自在に支持された他方端90とを有する。アッパディスク31とディスク88との間には、ディスク88に隣り合って吸引力発生部材93が設けられている。ディスク88を挟んで吸引力発生部材93の反対側には、吸引力発生部材92が設けられている。
本発明は、揺動部材としてのディスクが3つ以上設けられている電磁駆動弁に適用することも可能である。この場合にも、本発明の要件を満たすように、図中に示すばね部材および吸引力発生部材の位置に、トーションばねや電磁石、永久磁石などを適当に配置することができる。
このように構成された、この発明の実施の形態2における電磁駆動弁によれば、実施の形態1に記載の効果と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態3)
図11は、この発明の実施の形態3における電磁駆動弁を部分的に示す断面図である。図12は、図11中の電磁駆動弁に逆方向の電流を瞬間的に流した状態を示す断面図である。本実施の形態における電磁駆動弁は、実施の形態1における電磁駆動弁10と比較して同様の構造を備えるが、電磁石に電流を供給する方法が異なる。
図11を参照して、開閉兼用コイル62には、開閉兼用コア61の軸部61pの周りで矢印121に示す方向に流れる電流が供給されている。開閉兼用コア61に、矢印122に示す方向に磁束が流れることによって、アッパディスク31が、電磁石60の吸着面61aに引き寄せられている。図12を参照して、本実施の形態では、図11に示す状態において、開閉兼用コイル62に流す電流の方向を反転させる。つまり、開閉兼用コイル62に、開閉兼用コア61の軸部61pの周りで矢印124に示す方向に流れる電流を瞬間的に供給する。
この通電方向の反転により、磁束が流れる方向が逆転するため、開閉兼用コア61には、矢印123に示す方向に磁束が流れる。これにより、アッパディスク31と電磁石60との間には、反発力が発生するため、吸着面61aに対するアッパディスク31の離脱性を向上させることができる。その後、実施の形態1に記載の方法と同様に、電磁石60への電流供給を停止し、アッパディスク31を中間位置へと揺動させる。また、ロアディスク21が電磁石60の吸着面61bに引き寄せられている場合にも、同様に通電方向を反転させる。
このように構成された、この発明の実施の形態3における電磁駆動弁によれば、実施の形態1に記載の効果と同様の効果を得ることができる。加えて、アッパディスク31およびロアディスク21の電磁石60からの離脱性を向上させることで、ディスクの揺動運動を安定化させることができる。また、電磁石60で消費される電力をさらに低減させることができる。
(実施の形態4)
図13は、この発明の実施の形態4における電磁駆動弁を示す模式図である。本実施の形態における電磁駆動弁は、実施の形態1における電磁駆動弁10と比較して、基本的には同様の構造を備える。以下、重複する構造については説明を繰り返さない。
図13を参照して、本実施の形態では、ロアディスク21とアッパディスク31との間に、電磁石95が配置されている。電磁石95は、略E字の断面形状を有する部分97と部分98とが組み合わさって構成されたコア99と、モノコイルとしてのコイル96とを備える。コイル96は、まず、部分97の軸部97pの周りを旋回し、さらに、部分98の軸部98pを旋回するようにコア99に設けられている。
このように構成された、この発明の実施の形態4における電磁駆動弁によれば、実施の形態1に記載の効果と同様の効果を得ることができる。加えて、電磁石95を用いることによって、ロアディスク21およびアッパディスク31に作用させる電磁力を大きくすることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1における電磁駆動弁を示す断面図である。 図1中のロアディスク(アッパディスク)を示す斜視図である。 図1中の電磁石を示す斜視図である。 開弁側の変位端にあるアッパディスクおよびロアディスクを示す模式図である。 中間位置にあるアッパディスクおよびロアディスクを示す模式図である。 閉弁側の変位端にあるアッパディスクおよびロアディスクを示す模式図である。 駆動弁のリフト量と駆動弁に作用する力との関係を示すグラフである。 駆動弁のリフト量とアッパディスクの一方端から他方端までの距離との関係を示す電磁駆動弁の模式図である。 この発明の実施の形態2における電磁駆動弁を示す模式図である。 図9中の電磁駆動弁の変形例を示す模式図である。 この発明の実施の形態3における電磁駆動弁を部分的に示す断面図である。 図11中の電磁駆動弁に逆方向の電流を瞬間的に流した状態を示す断面図である。 この発明の実施の形態4における電磁駆動弁を示す模式図である。
符号の説明
10 電磁駆動弁、12 ステム、14 駆動弁、16 ラッシュアジャスタ、21 ロアディスク、22,32 一方端、23,33 他方端、25,35 支点、26 ロアスプリング、31 アッパディスク、36 アッパスプリング、51 ディスクベース、60 開閉兼用電磁石、62 開閉兼用コイル。

Claims (8)

  1. 電磁力と弾性力との協働により作動する電磁駆動弁であって、
    弁軸を有し、前記弁軸が延びる方向に沿って往復運動する駆動弁と、
    前記弁軸に揺動自在に連結された一方端と、ベース部材に揺動自在に支持された他方端とを有し、互いに間隔を隔てて設けられた第1および第2の揺動部材と、
    前記第1の揺動部材の前記他方端と、前記第2の揺動部材の前記他方端とにそれぞれ設けられ、前記第1および第2の揺動部材に前記弾性力を作用させる第1および第2のばね部材とを備える、電磁駆動弁。
  2. 前記駆動弁は、第1の位置と第2の位置との間を往復運動し、
    前記第1および第2のばね部材は、前記駆動弁を前記第1の位置と前記第2の位置との間の中間位置に保持するように、前記第1および第2の揺動部材に前記弾性力を作用させる、請求項1に記載の電磁駆動弁。
  3. 前記第1の揺動部材と前記第2の揺動部材との間に配置され、前記第1および第2の揺動部材に前記電磁力を作用させる電磁石をさらに備える、請求項1または2に記載の電磁駆動弁。
  4. 電磁力と弾性力との協働により作動する電磁駆動弁であって、
    弁軸を有し、前記弁軸が延びる方向に沿って往復運動する駆動弁と、
    前記弁軸に揺動自在に連結された一方端と、ベース部材に揺動自在に支持された他方端とを有し、互いに間隔を隔てて設けられた第1および第2の揺動部材と、
    モノコイルを有し、前記第1の揺動部材と前記第2の揺動部材との間に配置された電磁石とを備え、
    前記モノコイルに電流が流れることによって、前記第1および第2の揺動部材に前記電磁力が作用する、電磁駆動弁。
  5. 前記電磁石は、前記第1および第2の揺動部材のいずれか一方が前記電磁石に引き寄せられた状態で前記モノコイルに流す電流の向きを逆転させると、前記電磁石に引き寄せられていた前記第1および第2の揺動部材のいずれか一方に、前記電磁石から離脱する方向に電磁力が作用するように構成されている、請求項4に記載の電磁駆動弁。
  6. 前記第1および第2の揺動部材は、前記一方端が前記弁軸に連結された位置と、前記他方端がベース部に支持された位置との間の距離が変化するように、前記駆動弁に対して移動可能に設けられている、請求項1から5のいずれか1項に記載の電磁駆動弁。
  7. 前記他方端を支点とした前記第1および第2の揺動部材の揺動角度を検出するセンサ部をさらに備える、請求項6に記載の電磁駆動弁。
  8. 前記弁軸には、前記第1の揺動部材の前記一方端と、前記第2の揺動部材の前記一方端との間に位置して、緩衝部材が設けられている、請求項1から7のいずれか1項に記載の電磁駆動弁。
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