JP2006022326A - ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物の製造方法 - Google Patents

ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物の製造方法 Download PDF

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Naoya Iwamura
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Abstract


【課題】
ポリフェニレンスルフィドフィルム製造工程で発生したフィルム屑、得られたポリフェニレンスルフィドフィルムを後工程で所望の形状に加工した際に発生するポリフェニレンスルフィドフィルム屑および使用済みポリフェニレンスルフィドフィルムを回収し、これを再利用するとともに、機械的特性、耐熱性、耐薬品性、電気特性、低発生ガス性に優れるポリフェニレンサルファイド樹脂組成物を提供すること。
【解決手段】
ポリフェニレンスルフィドをフィルム状に製膜し、該フィルムを粉砕し、その粉砕物を溶融混練することを特徴とするポリフェニレンスルフィド樹脂組成物の製造方法。
【選択図】 なし

Description

本発明は、ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物中に含まれるガス量を低減するための樹脂組成物製造方法に関するものであり、また同時に、ポリフェニレンスルフィドフィルムのリサイクルに関するものである。
ポリフェニレンスルフィド樹脂は、優れた機械的特性、耐熱性、耐薬品性などの諸特性をバランス良く備えていることから、電気・電子部品や自動車部品などに広く利用されている。しかしながらポリフェニレンスルフィド樹脂の問題点のひとつとして、樹脂から発生するガス量が多いという点が一般的に指摘されており、成形、特に射出成形時の発生ガスによる臭気や金型汚れ、成形品から発生するガスによる周辺部品への影響など、様々な弊害が生じている。この発生ガス量低減技術に関しては、例えば、重合したポリフェニレンスルフィド樹脂を有機溶媒で洗浄する方法が特許文献1、特許文献2に記載されている。これらの方法は確かに有用であるが、これら方法だけでは不十分であり、更なる発生ガス量低減方法が求められていた。
ポリフェニレンスルフィドフィルムは、樹脂の持つ耐熱性、難燃性、誘電特性、耐薬品性、耐加水分解性、クリープ特性等優れた特徴を維持していることから、コンデンサ関連、電気絶縁関連、電子部品関連などに幅広く用いられている。
近年、資源の再利用、環境問題等の面から、原料樹脂(未成形(バージン)樹脂を意味する)と樹脂用添加剤を含む樹脂組成物やその成形時に発生するランナー、スプルー等の回収成形物の粉砕品を含む混合物をコンパウンドするリサイクル樹脂組成物が特許文献3に記載されている。しかしながら、原料樹脂としてポリフェニレンスルフィドを用いた場合、そのランナー、スプルー等の回収成形物をリサイクルして成形品とする場合、成形品から発生するアウトガスにより未だ不満足な成形品しか得られなかった。一方、ポリフェニレンスルフィドフィルム製造工程で発生したフィルム屑、得られたポリフェニレンスルフィドフィルムを後工程で所望の形状に加工した際に発生するポリフェニレンスルフィドフィルム屑および使用済みポリフェニレンスルフィドフィルム等は、有用に再利用されていないのが現状である。
特許3143977号公報(請求項1) 特開2004−99684号公報(請求項1) 特開2001−26719号公報(第2〜3頁)
本発明は、ポリフェニレンスルフィドフィルム製造工程で発生したフィルム屑、得られたポリフェニレンスルフィドフィルムを後工程で所望の形状に加工した際に発生するポリフェニレンスルフィドフィルム屑および使用済みポリフェニレンスルフィドフィルム等の有用な再利用方法の提供、ならびに優れた機械的特性、耐熱性、耐薬品性を備え、更には加熱時の発生ガス量の少ないポリフェニレンスルフィド樹脂組成物の製造方法を提供することを課題とするものである。
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、製品として利用できない屑や使用済みのポリフェニレンスルフィドフィルム、特に、320℃の温度下で2時間加熱した際の質量変化が0.25%以下のフィルムを回収・粉砕し、ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物の原料として用いることによって、上記2課題を同時に解決できることを見出し、本発明に到達した。
すなわち本発明は、
(1)ポリフェニレンスルフィドをフィルム状に製膜した後、該(A)ポリフェニレンスルフィドフィルムを、孔径(D)が3〜10mmのパンチングメタルを通過する大きさに粉砕し、その粉砕物を溶融混練することを特徴とするポリフェニレンスルフィド樹脂組成物の製造方法、
(2)320℃の温度下で2時間加熱した際の質量変化が0.25%以下である(A)ポリフェニレンスルフィドフィルムを粉砕し用いる、上記(1)記載のポリフェニレンスルフィド樹脂組成物の製造方法、
(3)(A)ポリフェニレンスルフィドフィルムがポリフェニレンスルフィドフィルム製造工程で発生したフィルム屑、後工程で所望の形状に加工した際に発生するフィルム屑および使用済みフィルムから選ばれた1種以上のフィルムであることを特徴とする上記(1)または(2)記載のポリフェニレンスルフィド樹脂組成物の製造方法、
(4)(A)ポリフェニレンスルフィドフィルム100質量部に対し、さらに(B)充填材600質量部以下を含有してなる上記(1)から(3)のいずれか記載のポリフェニレンスルフィド樹脂組成物の製造方法である。
本発明によれば、ポリフェニレンスルフィドフィルム製造工程で発生したフィルム屑、得られたポリフェニレンスルフィドフィルムを後工程で所望の形状に加工した際に発生するポリフェニレンスルフィドフィルム屑および使用済みポリフェニレンスルフィドフィルム、特に、320℃の加熱下で2時間加熱した際の質量変化が0.25%以下のフィルムを、孔径(D)が3〜10mmのパンチングメタルを通過する大きさに粉砕してポリフェニレンスルフィド樹脂組成物用原料として再利用することで、機械的特性、耐熱性、耐薬品性、電気特性、更には加熱時の発生ガスが少ないポリフェニレンスルフィド樹脂組成物を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(1)ポリフェニレンスルフィドフィルム粉砕物
本発明で使用する(A)ポリフェニレンスルフィド(以下PPSと称す)フィルムとしては、PPSフィルム製造工程で発生したPPSフィルム屑、更に後工程で所望の形状に加工した際に発生するPPSフィルム屑、更には、使用済みPPSフィルム、例えばフィルムコンデンサ誘電体、バリアブルコンデンサ誘電体、アルミ電解コンデンサ誘電体、アルミ電解コンデンサ素子止めテープ等に用いられるコンデンサ用途に用いられるフィルム、モーター・トランス用電気絶縁、リチウムイオン2次電池絶縁等の電気絶縁関連に用いられるフィルム、回路基盤用途等の電子部品関連に用いられるフィルム、液晶膜、高機能高分子膜、セラミック膜等の膜の離型フィルムなどを用いることができ、回収の容易さの点からフィルム製造工程あるいは後過程での加工時に発生するフィルム屑、離型フィルム等が好ましく用いられる。
本発明で使用するPPSフィルムは、そのフィルムを315.5℃で溶融して、JIS K7210に準じて滞留時間5分、荷重5000gの条件で測定した場合のメルトフローレート(MFR)が20〜250g/10分であることが好ましく、50〜200g/10分であることさらに好ましい。
また、本発明で使用するPPSフィルムは、そのフィルムを315.5℃で溶融して、JIS K7210に準じて滞留時間60分、荷重5000gの条件で測定したメルトフローレート(MFR(60))と滞留時間5分とする以外は上記測定条件で測定したメルトフローレート(MFR(5))の比(MFR(60)/MFR(5))は0.8〜3.0が好ましく、更に好ましくは1〜2.5が良い。
本発明においてフィルム厚みは特に限定されないが、作業性の点から1〜500μm、より好ましくは10〜250μmの範囲であるものが好ましい。フィルム厚みが厚すぎると、薄膜化時の脱気効果が低減し、320℃の加熱下で2時間加熱した際の加熱前後での質量変化が、本発明に好適な0.25%を上回る恐れがある。
本発明で使用するPPSフィルムは、フィルムを320℃の加熱下で2時間加熱した際に、加熱前後での質量変化が0.25%以下であるとよく、好ましくは0.20%以下である。
本発明で用いるPPSフィルムとしては、繰り返し単位が70モル%以上、好ましくは90モル%以上が下記構造式で示される単位からなるPPS樹脂から得られたフィルムが挙げられる。
Figure 2006022326
係る成分が70モル%未満ではPPSを主成分とする樹脂組成物からなるフィルムの特徴である耐熱性が損なわれる傾向にある。ここで繰り返し単位の30モル%以下を、下記の構造式を有する繰り返し単位などで構成することが可能である。
Figure 2006022326
本発明におけるPPSフィルムとしては、PPS樹脂組成物を溶融形成した未延伸フィルムを2軸延伸および熱処理してなる2軸配向フィルムであることが好ましい。
また、PPSフィルムを構成するPPS樹脂組成物としては、ポリフェニレンスルフィドを70質量%以上含む組成物、または、ポリフェニレンスルフィド樹脂単体が含まれる。ポリフェニレンスルフィドの含有量が70質量%未満では、耐熱性、機械特性、表面性等を損なう。該樹脂組成物の30質量%以下は、ポリフェニレンスルフィド以外のポリマ、無機または有機のフィラー、滑剤、着色剤、酸化防止剤、帯電防止剤等の添加物を含むことができる。
更に本発明で用いるPPSフィルムとしては、その表面に、本発明の目的を損なわない範囲であれば、離型剤、帯電防止剤等の樹脂や化合物が塗布やラミネートされていたり、適度な表面処理たとえばコロナ放電処理やプラズマ処理されていてもよい。
(粉砕方法)
本発明では、PPSフィルムを粉砕して用いる。粉砕方法としては必要に応じて裁断機で裁断し、その後、粉砕機にて粉砕する方法が挙げられる。粉砕機の種類には、特に制限はなく、ニ軸回転せん断式破砕機、一軸回転せん断式破砕機等のせん断式破砕機、ハンマーミル、インパクトクラッシャー等の衝撃式破砕機、シュレッダー等を用いることができる。
粉砕物の大きさは、PPSフィルム粉砕物を溶融混合する際の溶融混合機、あるいは成形する際の成形機への噛み込み等の作業性、粉砕の生産性と溶融混練機、あるいは成形機等への供給安定性の観点から、孔径(D)3〜10mmのパンチングメタルを通過する粉砕物が好ましい。望ましくは、孔径(D)が4〜8mmであり、より望ましくは5〜7mmである。孔径(D)が小さすぎると粉砕の生産性が低下する。一方、孔径(D)が10mmより大きくなると溶融混練機、あるいは成形機等への供給安定性が低下する。
(2)その他のポリフェニレンスルフィド
本発明のPPS樹脂組成物は、組成物中に配合せしめるPPS樹脂原料の全量をPPSフィルム粉砕物としても十分な物性が得られるが、所望により、本発明の効果を損なわない範囲であれば、PPSフィルム以外のPPS樹脂原料(例えば未成形(バージン)のPPS樹脂、フィルム以外の成形品の屑など)を用いることができる。バージンPPSとしては、例えば特公昭45−3368号公報で代表される製造方法により得られる比較的分子量の小さな重合体を得る方法、或いは特公昭52−12240号公報や特開昭61−7332号公報に記載される比較的分子量の大きな重合体を得る方法などの公知の方法によって製造された粉末状または顆粒状のPPS樹脂が挙げられる。
また、上記により得られた粉末状または顆粒状のPPS樹脂は、そのまま使用してもよく、また空気中加熱による架橋/高分子量化、窒素などの不活性ガス雰囲気下あるいは減圧下での熱処理、また、有機溶媒、熱水、酸水溶液などによる洗浄を施した上で使用することも可能である。
更に、本発明ではPPSフィルムのリサイクル率向上、更には、発生ガス性の観点から、粉末状または顆粒状のPPS樹脂の配合量は、PPSフィルム100質量部に対して、0〜200質量部、好ましくは、0〜150質量部、より好ましくは0〜100質量部である。
(3)充填材
本発明ではさらに耐熱性、機械強度等の特性を向上させるために(B)充填材を添加することが可能である。添加する(B)充填材の具体例としては、繊維状もしくは、板状、鱗片状、粒状、不定形状、破砕品など非繊維状の充填剤が挙げられ、具体的には例えば、ガラス繊維、ガラスミルドファイバー、炭素繊維、ワラステナイト繊維、ステンレス繊維、アルミニウム繊維や黄銅繊維などの金属繊維、芳香族ポリアミド繊維などの有機繊維、石膏繊維、セラミック繊維、アスベスト繊維、ジルコニア繊維、アルミナ繊維、シリカ繊維、酸化チタン繊維、炭化ケイ素繊維、カーボン粉末、黒鉛、カーボンフレーク、鱗片状カーボン、カーボンナノチューブ、ロックウール、アルミナ水和物(ウィスカー・板状)、チタン酸カリウムウィスカー、炭酸カルシウムウィスカー、チタン酸バリウムウィスカー、ホウ酸アルミニウムウィスカー、窒化ケイ素ウィスカー、タルク、カオリン、シリカ(破砕状・球状)、石英、炭酸カルシウム、ガラスビーズ、ガラスフレーク、破砕状・不定形状ガラス、ガラスマイクロバルーン、クレー、マイカ、二硫化モリブデン、ワラステナイト、酸化アルミニウム(破砕状)、酸化チタン(破砕状)、酸化亜鉛などの金属酸化物、水酸化アルミニウムなどの金属水酸化物、窒化アルミニウム、ポリリン酸カルシウム、グラファイト、金属粉、金属フレーク、金属リボン、金属酸化物などが挙げられる。金属粉、金属フレーク、金属リボンの金属種の具体例としては銀、ニッケル、銅、亜鉛、アルミニウム、ステンレス、鉄、黄銅、クロム、錫などが例示できる。ガラス繊維あるいは炭素繊維の種類は、一般に樹脂の強化用に用いるものなら特に限定はなく、例えば長繊維タイプや短繊維タイプのチョップドストランド、ミルドファイバーなどから選択して用いることができる。
なお、本発明に使用する上記の充填剤はその表面を公知のカップリング剤(例えば、シラン系カップリング剤、チタネート系カップリング剤など)、その他の表面処理剤で処理して用いることもできる。
本発明で用いられる(B)充填材の配合量は、機械強度、耐熱性および流動性等のバランスから、(A)ポリフェニレンスルフィドフィルム100質量部に対し、(B)充填材0〜600質量部であり、好ましくは0〜500質量部、より好ましくは0〜400質量部である。(B)充填材の配合量が多すぎると機械強度および流動性が低下し、実用的でない。また、(B)充填材を配合する場合の下限としては0.05質量部以上であることがより好ましい。
(4)その他の熱可塑性樹脂
本発明のPPS樹脂組成物には、所望により他の熱可塑性樹脂を配合してもよい。具体例としては、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ABS樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリアセタール樹脂、変性ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリサルフォン樹脂、ポリアリルサルフォン樹脂、ポリケトン樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリアリレート樹脂、液晶ポリマ、ポリエーテルサルフォン樹脂、ポリエーテルケトン樹脂、ポリチオエーテルケトン樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、四フッ化ポリエチレン樹脂、熱可塑性ポリウレタン樹脂、ポリアミドエラストマ、ポリエステルエラストマ、ポリエステル樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、SAN樹脂、アクリル樹脂、SBS、SEBS、各種エラストマー等が挙げられ、これらは2種以上を併用して使用することもできる。また、これらはペレット状、粉末状、顆粒状等のバージンの状態で使用しても良いし、更には成形品やフィルム等の破砕物であってもよい。
(5)その他の添加剤
さらに、本発明のPPS樹脂組成物には本発明の効果を損なわない範囲で、イソシアネート系化合物、有機チタネート系化合物、有機ボラン系化合物、エポキシ化合物などのカップリング剤、ポリアルキレンオキサイドオリゴマ系化合物、チオエーテル系化合物、エステル系化合物、有機リン系化合物などの可塑剤、無機微粒子、有機リン化合物、金属酸化物、ポリエーテルエーテルケトンなどの結晶核剤、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、モンタン酸ワックス類、ステアリン酸リチウム、ステアリン酸アルミ等の金属石鹸、エチレンジアミン・ステアリン酸・セバシン酸重縮合物、シリコーン系化合物などの離型剤、次亜リン酸塩などの着色防止剤、ヒンダードフェノール系酸化防止剤、リン系酸化防止剤、硫黄系酸化防止剤等の酸化防止剤、耐候剤および紫外線防止剤(レゾルシノール系、サリシレート系、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系、ヒンダードアミン系等)、熱安定剤、滑剤(モンタン酸及びその金属塩、そのエステル、そのハーフエステル、ステアリルアルコール、ステアラミド、各種ビスアミド、ビス尿素及びポリエチレンワックス等)、発泡剤、顔料(硫化カドミウム、フタロシアニン、カーボンブラック、メタリック顔料等)、染料(ニグロシン等)、帯電防止剤(アルキルサルフェート型アニオン系帯電防止剤、4級アンモニウム塩型カチオン系帯電防止剤、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレートのような非イオン系帯電防止剤、ベタイン系両性帯電防止剤等)、難燃剤などの通常の添加剤を添加することができる。
(6)PPS樹脂組成物
本発明で製造されるPPS樹脂組成物は、PPSフィルム粉砕物、または、これと他の任意の成分((B)成分及び/又はその他配合成分)を溶融混練後、ペレット化することにより得られる。具体的には原料の混合物を単軸あるいは2軸の押出機、バンバリ−ミキサ−、ニ−ダ−、ミキシングロ−ルなど通常公知の溶融混合機に供給して210〜450℃の温度で混練する方法などを例として挙げることができる。また、原料の混合順序にも特に制限はなく、全ての原料を配合後上記の方法により溶融混練する方法、一部の原料を配合後上記の方法により溶融混練しさらに残りの原料を配合し溶融混練する方法、あるいは一部の原料を配合後単軸あるいは二軸の押出機により溶融混練中にサイドフィーダーを用いて残りの原料を混合する方法など、いずれの方法を用いてもよい。また、少量添加剤成分については、他の成分を上記の方法などで混練、ペレット化した後、成形前に添加して成形に供することももちろん可能である。
本発明により得られたポリフェニレンスルフィド樹脂組成物は、射出成形、押出成形、ブロー成形、トランスファー成形、フィルム成形など各種成形に適用できるが、中でも、射出成形に好適に用いられる。また、射出成形においては、低発生ガス性に優れていることから、転写性の向上、金型メンテナンスの低減(モールド・デポジットおよび金型腐食の低減)などのメリットが挙げられる。一方、このようにして得られた成形体は、低発生ガス性に優れることから、電気・電子部品や自動車部品などに用いられる。
以下、実施例、比較例により具体的に説明するが、これらは例示として記載するものであって、本発明はこれらに限定されるものではない。
また、以下に説明する参考例、実施例および比較例で得られたPPS重合品、PPSフィルム粉砕物、ペレットの性能は、下記(1)〜(8)に記載の測定法により評価した。
(1)吐出量
押出機から吐出されるペレットを1分間採取して質量を測定し、押出1時間当たりの質量に換算した値。吐出量は、80±5kg/hr、100±5kg/hr、120±5kg/hrの3条件から選定し、押出機への原料供給装置の排出不良や、押出機での吐出異常が発生した場合には吐出量を低下させた。
(2)押出安定性
連続して押出した場合の樹脂ペレットを125kg毎のサンプリングし、MFRおよび灰分率を測定した。得られたMFRの最大値と最小値の差が4g/10分を越えた場合、あるいは、灰分率の最大値と最小値の差が4%を越えた場合、押出安定性が悪いと判断した。
(3)MFRの測定
PPS重合品、PPSフィルムまたはペレットのMFRはJIS K7210に準じて315.5℃、5分滞留、荷重5000g(オリフィス直径2.095mm、長さ8.00mm)の条件下でメルトインデクサーを用いて測定した。
また、MFR(60)/MFR(5)の比は、滞留を60分とする以外は上記測定条件で測定したメルトフローレート(MFR(60))を上記測定条件で測定したメルトフローレート(MFR(5))で除して求めた。
(4)灰分率の測定
PPS重合品、PPSフィルムまたはペレットの灰分率は、ISO3451/1に準拠して求めた。
(5)引張特性
ASTM D638に従い引張試験片(1/8インチ(3.2mm)厚み)を射出成形し、23℃の温度条件下で測定した。
(6)曲げ特性
ASTM D790に従い曲げ試験片(1/4インチ(6.4mm)厚み)を射出成形し、23℃の温度条件下で測定した。
(7)衝撃特性
ASTM D256に従い衝撃試験片(1/8インチ(3.2mm)厚み、ノッチあり)を射出成形し、23℃の温度条件下で測定した。
(8)加熱減量(低発生ガス性)
フィルム、あるいは溶融混練で得られたペレット5gをアルミカップに入れ、130℃の雰囲気で3時間予備乾燥した後、質量を測定し、320℃の空気中で2時間処理し、再度質量を測定した。320℃の処理による質量の減量を処理前の質量で除してパーセント表示して加熱減量とした。
[参考例]
(PPSの製造)
攪拌機付きオートクレーブに硫化ナトリウム9水塩6.005kg(25モル)、酢酸ナトリウム0.761kg(9.28モル)およびNMP5kgを仕込み、窒素を通じながら徐々に205℃まで昇温し、水3.6リットルを留出した。次に反応容器を180℃に冷却後、1,4−ジクロロベンゼン3.712kg(25.25モル)、1,3,5−トリクロロベンゼン3.27g(0.018モル)ならびにNMP2.4kgを加えて、窒素下に密閉し、270℃まで昇温後、270℃で2.5時間反応した。次に100℃に加熱されたNMP10kg中に投入して、約1時間攪拌し続けたのち、濾過し、さらに80℃の熱水で30分の洗浄を3回繰り返した。これを濾過し、酢酸カルシウムを10.4g入れた水溶液25リットル中に投入し、密閉されたオートクレーブ中で192℃で約1時間攪拌し続けたのち、濾過し、濾液のpHが7になるまで約90℃のイオン交換水で洗浄後、80℃で24時間減圧乾燥し、降温結晶化温度180℃、MFR70g/10分、加熱減量0.30%のPPSを得た。得られたPPSをPPS−1とする。
(PPSフィルムの製造)
さらに、このPPS−1に平均粒径0.5μmのシリカ粉末を0.5質量%添加混合し、スクリュー径40mmの押出機に供給してペレットとした。押出条件はシリンダ温度は340℃、滞留時間は30秒とした。得られたPPSペレットをPPS−2とする。
PPS−2を真空下で180℃、3時間乾燥させた後、押出機に供給して320℃で溶解した。それを高精度濾過した後、長さ950mm、間隙2mmの直線上リップを有するTダイから押し出し、表面温度24℃の金属ドラム上にキャストした。得られた未延伸シートの厚さは1.3mmであった。続いて、該シートを逐次二軸延伸機に導き、長手方向は温度98℃で4.0倍延伸し、さらに幅方向に延伸するためにテンタに通し、温度100℃で3.5倍延伸した。得られたPPSフィルムの厚みは60μmであり、そのMFRは93g/10分、MFR(60)/MFR(5)の比は1.4、加熱減量は0.15%であった。このPPSフィルムをPPS−3とする。
(PPSフィルム粉砕物)
PPS−3を孔径(D)7mmのパンチングメタルが設置された一軸回転せん断式粉砕機にて粉砕した。得られたPPSフィルムの粉砕物をPPS−4とする。
また、市場から回収した使用済みの離型用ポリフェニレンスルフィドフィルムを、孔径(D)7mmのパンチングメタルが設置された一軸回転せん断式粉砕機にて粉砕した。得られたPPSフィルムの粉砕物をPPS−5とする。尚、市場から回収した使用済みの離型用ポリフェニレンスルフィドフィルムのMFRは97g/10分、MFR(60)/MFR(5)の比は1.4、加熱減量は0.17%であり、炭酸カルシウム0.5質量%含んでいた。
さらに、パンチングメタルの孔径(D)を8mm、10mm、13mmにそれぞれ変更し、PPSフィルム粉砕物を得た。孔径(D)8mmの場合の粉砕物をPPS−6、10mmの場合をPPS−7、13mmの場合をPPS−8とする。
(PPS成形品粉砕物)
PPS−2を130℃、3時間乾燥後、東芝機械IS80型射出成形機にて、シリンダ温度:320℃、金型温度:130℃、射出/冷却時間:13−15秒、射出速度:75%、射出圧力:充填下限圧力+10kg/cm(G)の設定条件で射出成形を行い、得られた成形品を粉砕機にて粉砕した。得られたPPS成形品の粉砕物をPPS−9とする。
[実施例および比較例で用いた配合材]
PPS
PPS−1:PPS重合品
PPS−4:PPSフィルム粉砕物(パンチングメタル孔径(D)7mm)
PPS−5:使用済みの離型用PPSフィルム粉砕物(パンチングメタル孔径(D)7mm)
PPS−6:使用済みの離型用PPSフィルム粉砕物(パンチングメタル孔径(D)8mm)
PPS−7:使用済みの離型用PPSフィルム粉砕物(パンチングメタル孔径(D)10mm)
PPS−8:使用済みの離型用PPSフィルム粉砕物(パンチングメタル孔径(D)13mm)
PPS−9:PPS成形品粉砕物。
充填材
充填材−1:ガラス繊維:“T−747H”平均繊維径13μm(日本電気硝子製)
充填材−2:炭酸カルシウム:“KSS−1000”平均粒径2μm(同和カルファ イン製)
充填材−3:タルク“PK−S”(林化成製)。
添加剤
添加剤−1:エチレンジアミン・ステアリン酸・セバシン酸重縮合物“ライトアマイ ドWH−255”(共栄社化学製)。
実施例1〜5、比較例1〜5
前述のようにして用意した各材料を表1に示す割合でドライブレンドした後、容量式原料供給装置を用いて320℃の押出条件に設定した直径90mm単軸押出機へ供給し、溶融混練後ペレタイズした。押出安定性が悪かった比較例3を除き、得られたペレットを130℃、3時間乾燥後、東芝機械IS80型射出成形機にて、シリンダ温度:320℃、金型温度:130℃、射出/冷却時間:13/15秒、射出速度:75%、射出圧力:充填下限圧力+10kg/cm(G)の設定条件にて射出成形することにより、所定の特性評価用試験片を得た。得られた試験片およびペレットについて、前述した方法でMFR、引張特性、曲げ特性、衝撃特性、加熱減量(低発生ガス性)を評価した。その結果を表1に示す。
Figure 2006022326
表1から明らかなように、本発明の方法によればポリフェニレンスルフィドフィルム製造工程で発生したフィルム屑、得られたポリフェニレンスルフィドフィルムを後工程で所望の形状に加工した際に発生するポリフェニレンスルフィドフィルム屑および使用済みポリフェニレンスルフィドフィルムを再利用することで、機械的特性に優れ、更に、低発生ガス性に優れるPPS樹脂組成物を得ることができる。
一方、本発明の範囲外である比較例1、2、4、5においては、低発生ガス性に劣る。
本発明により得られたポリフェニレンスルフィド樹脂組成物は、低発生ガス性に優れ、かつポリフェニレンスルフィドが本来有する特性に優れていることから、その用途例としては、低発生ガス性が必要なランプケース、ランプボックス、ランプハウジング、ランプソケット、ランプリフレクター、レンズホルダー、ランプユニット、光学シャーシ、レンズユニット、反射ミラー、液晶フレームなどの照明部品に好適に用いることができる。更には、例えばセンサー、LEDランプ、コネクター、ソケット、抵抗器、リレーケース、スイッチ、コイルボビン、コンデンサ、バリコンケース、光ピックアップ、発振子、各種端子板、変成器、プラグ、プリント基板、チューナー、スピーカー、マイクロフォン、ヘッドフォン、小型モーター、磁気ヘッドスペース、パワーモジュール、半導体、液晶、FDDキャリッジ、FDDシャーシ、モーターブラッシュホルダー、パラボラアンテナ、コンピューター関連部品等に代表される電気・電子部品;発電機、電動機、変圧器、変流器、電圧調整器、整流器、インバーター、継電器、電力用接点、開閉器、遮断機、ナイフスイッチ、他極ロッド、電気部品キャビネットなどの電気機器部品用途、;VTR部品、テレビ部品、アイロン、ヘアードライヤー、炊飯器部品、電子レンジ部品、音響部品、オーディオ・レーザーディスク・コンパクトディスク等の音声機器部品、照明部品、冷蔵庫部品、エアコン部品、タイプライター部品、ワードプロセッサー部品等に代表される家庭、事務電気製品部品;オフィスコンピューター関連部品、電話器関連部品、ファクシミリ関連部品、複写機関連部品、洗浄用冶具、モーター部品、ライター、タイプライターなどに代表される機械関係部品;顕微鏡、双眼鏡、カメラ、時計等に代表される光学機器、精密機械関連部品;水道蛇口コマ、混合水栓、ポンプ部品、パイプジョイント、水量調節弁、逃がし弁、湯温センサー、水量センサー、水道メーターハウジングなどの水回り部品;オルタネーターターミナル、オルタネータコネクタ、ICレギュレーター、ライトディヤー用ポテンシオメーターベース、排気ガスバルブ等の各種バルブ、燃料関係・排気系・吸気系各種パイプ、エアーインテークノズルスノーケル、インテークマニホールド、燃料ポンプ、エンジン冷却水ジョイント、キャブレターメインボディ、キャブレタースペーサー、排気ガスセンサー、冷却水センサー、油温センサー、ブレーキパットウェアーセンサー、スロットルポジションセンサー、クランクシャフトポジションセンサー、エアーフローメーター、ブレーキパッド摩耗センサー、エアコン用サーモスタットベース、暖房温風フローコントロールバルブ、ラジエーターモーター用ブラッシュホルダー、ウォーターホンプインペラー、タービンベイン、ワイパーモーター関係部品、デュストリビューター、スタータースイッチ、スターターリレー、トランスミッション用ワイヤーハーネス、ウィンドウォッシャーノズル、エアコンパネルスイッチ基板、燃料関係電磁気弁用コイル、ヒューズ用コネクター、ホーンターミナル、電装部品絶縁板、ステップモーターローター、ランプソケット、ランプリフレクター、ランプハウジング、ブレーキピストン、ソレノイドボビン、エンジンオイルフィルター、点火装置ケース等の自動車・車両関連部品、フィルムコンデンサ誘電体、バリアブルコンデンサ誘電体、アルミ電解コンデンサ誘電体、アルミ電解コンデンサ素子止めテープ、モーター・トランス用電気絶縁、リチウムイオン2次電池絶縁、回路基盤用途、液晶膜離型、高機能高分子膜離型、セラミック膜離型などに用いられるフィルム、その他各種用途が例示できる。

Claims (4)

  1. ポリフェニレンスルフィドをフィルム状に製膜した後、該(A)ポリフェニレンスルフィドフィルムを、孔径(D)が3〜10mmのパンチングメタルを通過する大きさに粉砕し、その粉砕物を溶融混練することを特徴とするポリフェニレンスルフィド樹脂組成物の製造方法。
  2. 320℃の温度下で2時間加熱した際の質量変化が0.25%以下である(A)ポリフェニレンスルフィドフィルムを粉砕し用いる、請求項1記載のポリフェニレンスルフィド樹脂組成物の製造方法。
  3. (A)ポリフェニレンスルフィドフィルムがポリフェニレンスルフィドフィルム製造工程で発生したフィルム屑、後工程で所望の形状に加工した際に発生するフィルム屑および使用済みフィルムから選ばれた1種以上のフィルムであることを特徴とする請求項1または2記載のポリフェニレンスルフィド樹脂組成物の製造方法。
  4. (A)ポリフェニレンスルフィドフィルム100質量部に対し、さらに(B)充填材600質量部以下を含有してなる請求項1から3のいずれか記載のポリフェニレンスルフィド樹脂組成物の製造方法。
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