JP2006021767A - コンポーネントのコンポーネント開口部を密封するシール - Google Patents

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Abstract

【課題】 特に航空機板翼、主翼又は航空機尾翼の開口部を密封する加工が簡単で安価なシールを提供する。
【解決手段】 シール(3)は、内側カバー(16,31)と、外側カバー(22,35)と、複数の連結部材(24,37)と、内面(17,29)及び外面(19,30)を備えたインサート(8,27)とを有する。複数の連結部材は、内側カバーを外側カバーに連結する。インサートは、コンポーネント開口部内に配置可能である。外側カバーは、インサートの外面の少なくとも第1の領域に当接し、内側カバーは、インサートの内面(19,30)の少なくとも第2の領域に当接する。好ましくは、少なくとも1つのインサート開口部(9,28)がインサートに設けられる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、輸送手段のコンポーネントに設けられた開口部を密封するためのシールに係り、特に航空機板翼、主翼又は尾翼の開口部を密封するためのシールに関する。
コンポーネントのコンポーネント開口部、特にマンホールカバー及び他の点検ポートのシールは、技術の現状において多くのバリエーションで知られている。かかるコンポーネント開口部は、大きな断面積を有する円形又は楕円形の断面形状のものである場合が多い。例えばコンポーネントの点検は、かかる開口部(マンホール)を通って内側から手作業で又は全身で内部を這って働く人によって実施できる。
公知の開口部はとりわけ、コンポーネント開口部を橋渡しする内側カバーと外側カバーを有する。コンポーネント開口部を密封するため、内側カバーは、コンポーネントの内部からコンポーネント開口部を覆って配置され、これに対し、外側カバーは、コンポーネントの外部からコンポーネント開口部を覆って配置される。コンポーネント開口部を覆うこのようにして形成されたシールの固定着座状態を得るために、外側カバーと内側カバーは、例えばねじ又はクランプ結合部等の形状をした適当な連結部材によって互いにしっかりと引き寄せられる。加うるに、コンポーネントの頂側面又は下面上には、コンポーネント開口部のところに周辺凹部又は切欠きを設けるのがよく、かかる周辺凹部又は切欠きは、外側カバー又は内側カバーをコンポーネントの内部に心出しし、かくしてコンポーネント開口部の密封を容易にすると共に密封効果を高め、しかも高品質の空力学的表面を保証するようになっている。
例えばタンクシステム、翼内タンク等のシールのためにコンポーネント開口部を完全に閉鎖するためには、外側カバーと内側カバー及びコンポーネント頂側面とコンポーネント下面との間に追加の密封手段を配置することが必要な場合が多い。これは、コンポーネント又は密封カバーの表面のあり得るでこぼこを補償し、かかるでこぼこは、もしそうでなければ、シールによるコンポーネント開口部の有効密封を損なう場合がある。一般に、コンポーネントの表面と外側カバー又はこれと対になる内側カバーの表面の両方が高い表面品質を有し、かくして実質的にでこぼこが無い場合にのみ密封要素を省くことができる。かかる高品質の表面は、例えばコンポーネント開口部又は密封カバーのところの関連の密封表面の研削又は研磨によって得ることができる。
しかしながら、かかる高品質表面の密封コンポーネントを製造して追加の密封要素を実質的に不要にするには、相当多大な製造上の出費が必要となる。
本発明の目的は、とりわけ、周辺凹部を別個の加工工程で製造できるという観点から従来型シールと比較して製造費を減少させることにある。それにより、コンポーネントの加工は単純化され、しかも追加の表面処理を実施することなく、例えば密封リングが挿入された溝は、密封手段として十分である。一般に、平板状密封体(フラットシーリング)はもはや不要である。
本発明の例示の実施形態によれば、輸送手段のコンポーネントのコンポーネント開口部、特に航空機板翼、主翼又は航空機尾翼の開口部を密封するシールであって、内側カバーと、外側カバーと、複数の連結部材と、内面及び外面を備えたインサートと、を有するシールが提供される。複数の連結部材は、内側カバーを外側カバーに連結する。インサートは、コンポーネント開口部内に配置可能である。外側カバーは、インサートの外面の少なくとも第1の領域に当接し、内側カバーは、インサートの内面の少なくとも第2の領域に当接する。
これにより、周辺凹部を別個の加工工程で製造できるので従来型シールと比較して製造費を減少させることができる。それにより、コンポーネントの加工は単純化され、しかも追加の表面処理を実施することなく、例えば密封リングが挿入された溝は、密封手段として十分である。或る状況下では、平板状密封体はもはや不要である。
インサートがコンポーネント開口部内に配置可能であり、外側カバーは少なくとも局所的にインサート外面に隣接して位置し、内側カバーが少なくとも局所的にインサート内面に隣接して位置するので、例えば射出成形法による製造が可能になり、それにより結果的に製造される密封面の表面品質が高く、これは、密封表面の表面品質を向上させる追加の加工工程を不要にすることができる。
加うるに、例示の実施形態のシールを用いることにより、コンポーネント開口部のところの肉厚を、コンポーネントの残りの肉厚とは無関係に選択でき、したがってコンポーネント開口部のところのコンポーネントの小さな肉厚のための補強材を場合によっては省略できることができるようになる。この結果、材料の節約が得られ、かくして軽量化が図られる。必要ならば、インサートとコンポーネントを異種材料で作ることができる。
本発明の別の例示の実施形態では、周辺外側切欠きがインサートに設けられ、外側切欠きは、連結表面を有する。これにより、コンポーネント開口部内での組立ての際のインサートの容易且つ迅速な位置決めが可能になる。
別の例示の実施形態によれば、連結表面の付近では、クロージャ又はシールは、特に接着剤層によりコンポーネントの内面に少なくとも領域的に取り付けられる。一方において、この構造的設計により、コンポーネント開口部又はコンポーネント内へのインサートの容易な取り付けが可能になる。他方、接着剤層により、コンポーネント及び(又は)インサートの表面の製造法に起因するでこぼこは、接着剤層により、シールの緊密さを損なわないで補償できる。周囲環境に応じて、追加の表面処理を省くことができる。
別の例示の実施形態によれば、外側切欠きは、外側カバーとコンポーネントの外面との面一位置合わせ状態を得るためにコンポーネントの肉厚にほぼ一致する高さを有する。それにより、コンポーネント外面の流体力学的に有利な設計を得ることができる。
別の例示の実施形態によれば、インサートは、円板の形をしているのがよい。これにより、公知の製造方法によってインサートを容易に製造できるようになる。
図1は、複数のコンポーネント開口部2にシール3を装着した状態で主翼外殻1を底面図で示している。シール3は、主翼外殻1のコンポーネント開口部2を閉鎖するためのものである。コンポーネント開口部2は、例えば主翼外殻1内部に形成された航空機主翼内タンク用の点検ポート、マンホール等として意図されたものであるのがよい。これに加えて、補強材5が主翼外殻1の外部領域4内に設けられている。補強材5により、シール3を、肉厚の狭い主翼外殻1の領域内に一体化することができる。
図2は、本発明のシールの第1の例示の実施形態のA−A線矢視断面図である。
コンポーネント6は、コンポーネント開口部7を有している。コンポーネント6は、例えば、航空機板翼、主翼、翼外殻、水平尾翼、方向舵、翼内タンク、水平尾翼及び(又は)方向舵内タンク、清水タンク、廃水タンク等であるのがよい。コンポーネント開口部7はこの場合、円形、楕円形又は長円形の断面形状のものであるのがよい。他の断面形状も使用できる。図2に示す例示の実施形態では、コンポーネント開口部7は、楕円形の断面形状のものである(図1参照)。この場合、コンポーネント開口部7の隙間は、その所期の目的に合わせて、例えばマンホール、マニュアル点検ポート等として用いられるようになっている。
インサート開口部9を備えたインサート8がコンポーネント開口部7内に配置される。インサート8は第1の位置決め表面11を形成する周辺外側切欠き10を有している。この場合、インサート8は、コンポーネント開口部7の内側輪郭をほぼ同じように辿る外側輪郭を有する。第1の位置決め表面11と共に、インサート8は、コンポーネント内面12上に載る。接着剤層13が、インサート8の第1の位置決め表面11とコンポーネント内面12との間に配置され、かかる接着剤層により、インサート8は、コンポーネント6に固着される。接着剤層13は又、コンポーネント内面12上の僅かなでこぼこを補償する目的に役立つことができ、したがってこの領域におけるシールの完全な緊密さを保証することができるようになっている。接着剤層13に加えて、他の連結部材、例えばリベット、ねじ等を用いてインサート8とコンポーネント6の連結強度を高めることができる。接着剤層13に代えて、例えば平板状密封体を設けることも又可能であり、次にインサート8を連結部材、例えばリベット等によりコンポーネント6に連結する。
外側切欠き10は、コンポーネント6の肉厚に接着剤層13の厚さを加えた寸法にほぼ一致する高さ14を有している。それにより、インサート8とコンポーネント外面15との面一であり、かくして流体力学的に有利な位置合わせを得ることができる。このことは、本発明のシールが例えば航空機内の翼内タンクを密封するために具体化される場合に有利である。さらに、外側切欠き10は又、インサート8をその組立て中コンポーネント開口部7内に心出しするのを助ける。
コンポーネント開口部7を閉鎖し又は密封するために、内側カバー16がインサート8に載った状態で設けられる。密封要素又はガスケット18をインサート内面17と内側カバー16との間に配置するのがよい。インサート内面17及びこれに対応した内側カバー16の表面の表面品質が非常に高くて結果的に漏れを生じさせる恐れのあるでこぼこが事実上無いならば、ガスケット18を省くことができる。ガスケット18を形成するために、インサート8に周辺溝を設けるのがよく、かかる溝内に、これに対応して成形されたガスケットを挿入するのがよい。ガスケットとして、例えばOリングなどを用いるのがよい。変形例として、平板状密封体を用いることも可能である。
加うるに、インサート8は、インサート外面19を有し、周辺内側切欠き20がこのインサート外面に設けられて第2の位置決め表面21が形成される。第2の位置決め表面21のところで、これに隣接して外側カバー縁部領域23を備えた外側カバー22が設けられる。この場合、内側切欠き20の表面の幾何学的形状は、外側カバーの縁部領域23が第2の位置決め表面21にほぼ相互係止的に隣接するよう(相互係止形態又は嵌合形態をなすよう)配置され又は構成されている。この構造的形態を外側カバー22の対応した肉厚に関連させることにより、外側カバー22とコンポーネント外面25の少なくとも局所的に面一の位置合わせ状態を得ることができ、したがってその結果コンポーネント外面15内へのシールの流体力学的に有利な組込みが行なわれるようになる。この点に関し、必要な許容誤差に起因して、コンポーネント全てを完全に面一にはできないということは、考慮されなければならない。
図2によれば、外側カバー22は、連結部材24によって内側カバー16に連結されている。連結部材24として、例えばねじ連結手段、リベット、レバー連結手段、クランプ連結手段等を考えることができる。加うるに、連結部材24をインサート7中へ案内することは不要である。連結部材24は例えば、インサート開口部9を通過して外側カバー22と内側カバー16を互いに連結するよう構成されたものであってもよい。変形実施形態では、外側カバー22は例えば、外側カバー22のねじによる固定のためにコンポーネント開口部7に設けられた雌ねじと対応関係をなして噛み合う雄ねじを更に有してもよい。
インサート8、内側カバー16及び外側カバー22を単純な製造法、例えば射出成形法により高い表面品質で製造できることは有利であると考えられる。シールの所要な密封効果に十分なコンポーネント開口部7のところの表面品質を製造するための例えば研削、研磨又はラップ仕上げによる大規模な仕上げ工程を省くことができ、その結果、かかるシールのための公知の技術的解決手段と比較して相当な時間及びコストの節約が得られる。
内側カバー16とインサート内面17との間にガスケット18を設けることは任意である。ガスケット18は、内側カバー16とインサート内面17の対応の表面の表面品質がシールの所望の密封効果を得る上で不十分である場合に必要であるに過ぎない。
さらに、インサート8の第2の位置決め表面21と外側カバー22の頂側面の縁部領域との間に、少なくとも局所的密封手段を設けることが可能であり、かかる密封手段は、図2には詳細には示されておらず、かかるシールの密封効果を向上させることができる。密封手段として、例えば、平板状密封体、挿入ガスケットを備えたリベット、弾性密封手段、例えばシリコーン、アクリル樹脂等の使用を想定できる。
軽量化のために内側カバー16を省き、外側カバー22を連結部材24によってのみインサート8に連結することが更に可能である。ただし、これは、強度上の要件から許容されることを条件とする。
図3は、本発明のシールの別の例示の実施形態のA−A線矢視断面図である。
コンポーネント25は、コンポーネント開口部26を有している。コンポーネント開口部26の隙間は、シールの意図した目的に従って、例えばマンホールカバーとして、マニュアル点検ポート等として寸法決めされなければならない。
本発明の例示の実施形態としてのシールのこの実施形態では、インサート27が、円板の形をしたリングとして形成される。インサート27は、インサート開口部28を有している。加うるに、インサート27は、インサート内面29及びインサート外面30を有している。この場合、インサート内面29及びインサート外面30は、インサート27が円板の形をしているので、互いにフェースがほぼ平行な状態で延びる。内側カバー31が、インサート内面29に載った状態で設けられている。ガスケット32が、インサート内面29と内側カバー31との間に設けられている。ガスケット32は、例えば平板状密封体として形成されたものであるのがよい。その変形例として、ガスケット32は、小さな溝によって形成されたものであってもよく、例えば密封リング等がかかる小さな溝の中に納められる。シールの密封効果に関する要件が厳しくなければ、ガスケット32を省くことができる。この場合、インサート内面29及び内側カバー31の頂側面の表面品質が高い場合、シールの十分な密封効果を得ることは依然として可能である。
外側の部分領域内において、インサート外面30は、コンポーネント内面33に載った状態で設けられ、これは例えば、接着剤層34によってこれに固着される。接着剤層34は又、コンポーネント内面33及び(又は)インサート外面30の僅かなでこぼこを補償するのに役立つ。接着剤層34に加えて、コンポーネント25とインサート27の連結強度を高めるために、他の連結部材、例えばリベット等を連結領域に設けるのがよい。接着剤層34に代えて、例えば、平板状密封体を設けてもよく、インサート27を連結部材、例えばリベット等によりコンポーネント25に連結する。
図2に示すシールの実施形態とは対照的に、インサート27と外側カバー35の両方は、円板の形をしており、ほぼ平らで互いに平行な表面を備えている。外側カバー35の頂側面は好ましくは、シール又は外側カバー35の外面を流体力学的に有利な仕方でコンポーネント外面36に一体化するようコンポーネント外面36と面一をなす。この目的のため、外側カバー35の少なくとも縁部領域は、シールのところのコンポーネント25の肉厚に接着剤層34の高さ又は厚さを加えた合計にほぼ一致する肉厚を有する。
連結部材37により、内側カバー31とインサート27と外側カバー35は、互いに固着され、かくしてコンポーネント25に固着される。連結部材37を例えばねじ又はクランプ連結手段等として形成してもよい。変形例として、外側カバー35に雄ねじを設けると共にコンポーネント開口部26にこれに対応して雌ねじを設け、外側カバー35をインサート27内に固定することが計画できる。この場合、内側カバー31を省いてもよい。
さらに、シールの密封効果を一段と向上させるために、外側カバー35とインサート外面30との間に、図3には詳細に示されていない密封手段、例えば平板状密封体、溝内に配置される密封リング、弾性密封手段、例えばシリコーン及びアクリル樹脂等を設けることも又可能である。
インサート27が円板の幾何学的形状をしているので、インサートは、製造が特に容易である。また、この実施形態では、内側カバー31を完全に省き、外側カバー35のみをインサート27によりコンポーネント25に連結することが可能である。
外側カバー35が円板の幾何学的形状をしているので、図2の実施形態と比較して、結果的に、外側カバー35の外縁部とコンポーネント開口部26の内壁との間に僅かに大きな寸法形状のギャップ38が生じる場合がある。例えばコーン(円錐)の形状をした傾斜縁部表面を備える外側カバーは、外側カバーとコンポーネントの間に結果的に生じるギャップの寸法を円筒形外側カバーに対して減少させることになろう。
図3に記載した本発明の例示の実施形態としてのシールの設計は、内側カバー31、外側カバー35及びインサート27が実質的に円板の形をしているので、シールの単純化された製造を保証できる。加うるに、インサート27、内側カバー31及び外側カバー35を例えば射出成形法により製造でき、したがって、例えば研削、研磨、ラップ仕上げ等による対応の表面の費用のかかる機械的仕上げを行なわなくても、これらコンポーネントは最初から高い表面品質を備え、その結果シールの適正な密封効果が得られるようになる。加うるに、上記コンポーネントの標準化が可能である。最後に、所望ならば、上記コンポーネントをコンポーネント25以外の材料で作ることも可能である。
さらに、内側カバー31、外側カバー35及びインサート27が円板の形をしているので、本発明の例示の実施形態としてのシールの効率的な密封効果が得られる。
本発明の例示の実施形態としてのシールは、有利な方法であると考えられる方法で、タンクのマンホール等及び航空機内の板翼及び航空機内の複合繊維材料で作られた板翼及び尾翼の他の点検ポートを密封するために具体化される。
原文明細書における用語“comprising”は他の要素及び段階を排除せず、“a ”及び“an”は、複数を排除しないことは注目されるべきである。また、種々の実施形態と関連して説明した要素も又、組み合わせることができる。
また、特許請求の範囲に記載された参照符号は、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を限定するものと解釈されてはならないことは注目されるべきである。
クロージャ及び補強材を備えた複数のコンポーネント開口部を有する主翼外殻を示す図である。 本発明のシールの第1の例示の実施形態のA−A線矢視断面図である。 本発明のシールの第2の例示の実施形態のA−A線矢視断面図である。
符号の説明
1 主翼外殻
2 コンポーネント開口部
3 シール
4 外側領域
5 補強材
6 コンポーネント
7 コンポーネント開口部
8 インサート
9 インサート開口部
10 外側切欠き
11 第1の位置決め表面
12 コンポーネント内面
13 接着剤層
14 高さ
15 コンポーネント外面
16 内側カバー
17 インサート
18 ガスケット
19 インサート外面
20 内側切欠き
21 第2の位置決め表面
22 外側カバー
23 外側カバー縁部領域
24 連結部材
25 コンポーネント
26 コンポーネント開口部
27 インサート
28 インサート開口部
29 インサート内面
30 インサート外面
31 内側カバー
32 ガスケット
33 コンポーネント内面
34 接着剤層
35 外側カバー
36 コンポーネント外面
37 連結部材
38 ギャップ寸法形状

Claims (11)

  1. 輸送手段のコンポーネント(6,25)のコンポーネント開口部(7,26)、特に航空機板翼、主翼又は航空機尾翼の開口部を密封するシールであって、
    内側カバー(16,31)と、
    外側カバー(22,35)と、
    複数の連結部材(24,37)と、
    内面(17,29)及び外面(19,30)を備えたインサート(8,27)と、
    を有し、複数の連結部材は、内側カバーを外側カバーに連結し、インサートは、コンポーネント開口部内に配置可能であり、外側カバーは、インサートの外面の少なくとも第1の領域に当接し、内側カバーは、インサートの内面(19,30)の少なくとも第2の領域に当接することを特徴とするシール。
  2. 更に、少なくとも1つのインサート開口部(9,28)を有し、少なくとも1つのインサート開口部は、インサートに設けられている請求項1記載のシール。
  3. 更に、周辺外側切欠き(10)及び第1の位置決め表面(11)を有し、周辺外側切欠きは、インサートに設けられ、外側切欠きは、第1の位置決め表面を有する請求項1又は2記載のシール。
  4. 第1の位置決め表面の第3の領域の少なくとも一部において、インサート(8)は、特に接着剤層(13)によってコンポーネントの内面(12)に固定されている請求項1〜3のいずれか1項に記載のシール。
  5. インサート(8)は、コンポーネントの外面(15)の流体力学的に有利な形態が得られるようコンポーネントの外面(15)と少なくとも領域的に面一をなしている請求項1〜4のいずれか1項に記載のシール。
  6. 更に、密封要素(18)を有し、密封要素は、少なくとも内側カバー(16)とインサート内面(17)との間の領域内に配置されている請求項1〜5のいずれか1項に記載のシール。
  7. 更に、周辺内側切欠き(20)と、第2の位置決め表面(21)と、を有し、外側カバーは、外側カバー縁部領域(23)を備え、周辺内側切欠きは、インサート(8)に設けられ、周辺内側切欠きは、第2の位置決め表面を有し、外側カバー縁部領域は、周辺内側切欠きの少なくとも一部内に相互係止的に挿入可能である請求項1〜6のいずれか1項に記載のシール。
  8. 外側カバー(22)は、コンポーネントの流体力学的に有利な形態が得られるようコンポーネントの外面(15)と少なくとも領域的に面一をなしている請求項1〜7のいずれか1項に記載のシール。
  9. インサート(27)は、円板の形をしている請求項1又は2記載のシール。
  10. インサートの外面(30)は、特に接着剤層(34)によってコンポーネントの内面(33)に少なくとも領域的に取り付けられている請求項9記載のシール。
  11. 更に、密封要素を有し、密封要素(32)は、少なくとも内側カバー(31)とインサート内面(29)との間の領域内に配置されている請求項9又は10に記載のシール。
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