JP2006021466A - 立体模様装飾体 - Google Patents

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將彦 中井
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Abstract

【課題】所望する図柄に形成されたドット状の模様を拡大してなる立体模様を密領域から粗領域に向けて徐々に粗状態となるようなグラデーションのモアレ模様に現出することができる立体模様装飾体を提供する。
【解決手段】立体模様装飾体1を構成する装飾体2に付設したドット状の星模様4a…を拡大してなる星形立体模様4A…又はハート模様4b…を拡大してなるハート形立体模様4B…を立体的に浮き上がらせた状態に複数現出する。凸レンズ3…の屈折作用により星形立体模様4A…又はハート形立体模様4B…が揺らいで見えるだけでなく、見る方向及び角度によって様々な大きさに変形及び変倍、様々な方向に屈折される。星形立体模様4A…又はハート形立体模様4B…が密領域から粗領域に向けて段階的に粗状態となるようなグラデーションのモアレ模様を現出する。
【選択図】 図5

Description

この発明は、例えば略星形や略ハート形、略花形、略菱形、略雲形、略楕円形、略三角形、略多角形等の所望する図柄に形成された模様を拡大してなる立体模様を、密領域及び粗領域を有するグラデーションのモアレ模様(干渉縞)に現出することができる立体模様装飾体に関する。
従来、上述の立体模様装飾体としては、例えば透明基板の表面に、透明性を有する多数の独立した凸状集光素が一定の微細なピッチにて規則正しい配列状態に印刷又は形成し、透明基板の裏面に、表面の凸状集光素と同形状で同配列状態又は異形状で同配列状態の多数の着色画素を印刷又は形成し、着色画素の視認サイズが大幅に変化するように表面の凸状集光素に対し交差角をずらせた特許文献1の点描画模様の装飾体と、
透明性媒体の表裏に、所定ピッチで繰り返された基本構成要素を有する少なくとも2つのパターン層を備え、この少なくとも2つのパターン層が重ね合わされる領域において、少なくとも一つのパターン層が基本構成要素の少なくとも一部の大きさを変化させて得られるグラデーションモチーフ(図柄)を有する特許文献2の装飾表示体とがある。
しかし、上述の特許文献1の装飾体は、凸状集光素及び着色画素と、第1及び第2の模様とを所定のピッチで規則正しく配列しているので、何れの方向から見てもモアレ模様が略同一に変化するが、模様密度の変化や色の濃淡が無く、見る方向及び角度によって、模様の密度及び模様の濃度が密状態と粗状態とに変化するようなグラデーションのモアレ模様に現出する効果が得られない。
また、特許文献2の装飾表示体は、グラデーションのモアレ模様を、透明性媒体の表裏両面に形成した2つのパターン層を構成する基本構成要素の大きさを変化させることにより現出するが、2つのパターン層の角度を交差することによるモアレ模様の変化が見られず、凸レンズにより模様を立体的に浮き上がらせるような効果もなく、透明性媒体の屈折率が小さいため、密領域及び粗領域を有するグラデーションのモアレ模様を立体的に現出することができないという問題点を有している。
特許第3338860号 特開2002−103900号
この発明は上記問題に鑑み、装飾体に付設されたドット状の模様を拡大してなる立体模様を立体的に浮き上がらせた状態に現出することにより、所望する模様を拡大してなる立体模様を密領域から粗領域に向けて徐々に粗状態となるようなグラデーションのモアレ模様に現出することができる立体模様装飾体の提供を目的とする。
この発明は、透光性を有する透明な装飾体の表面に、略半球形状断面を有する透明なドット状の凸レンズを連続して所定のパターンに付設し、上記装飾体の裏面に、所望する図柄に形成されたドット状の模様を連続して上記凸レンズと略同一のパターンに付設し、上記凸レンズ及び模様を、上記装飾体の表面及び裏面に設定した密領域に向けて徐々に密状態となるように配列し、該密領域から遠くなる部分に設定した粗領域に向けて徐々に粗状態となるように配列して、上記凸レンズにより複数の様模を拡大してなる立体模様を、上記装飾体の表面及び裏面に設定した密領域から粗領域に向けて徐々に粗状態となるようなグラデーションのモアレ模様に現出する立体模様装飾体であることを特徴とする。
或いは、透明又は不透明な装飾体の表面に、所望する図柄に形成されたドット状の模様を連続して所定のパターンに付設し、上記模様のパターン上面に、透光性を有する透明な透過層を形成し、上記透過層の上面に、略半球形状断面を有する透明なドット状の凸レンズを連続して上記模様と略同一のパターンに付設し、上記凸レンズ及び模様を、上記装飾体の表面に設定した密領域に向けて徐々に密状態となるように配列し、該密領域から遠くなる部分に設定した粗領域に向けて徐々に粗状態となるように配列して、上記凸レンズにより複数の様模を拡大してなる立体模様を、上記装飾体の表面に設定した密領域から粗領域に向けて徐々に粗状態となるようなグラデーションのモアレ模様に現出する立体模様装飾体であることを特徴とする。
上述の装飾体は、凸レンズにより拡大された模様が立体的なモアレ模様に現出されるような肉厚に、例えば合成樹脂やガラス等の透光性を有する材質で構成することができるが、模様が認識可能であれば半透明及び着色された材質で構成してもよい。その合成樹脂としては、例えばポリエチレンやポリプロピレン、ポリエステル、アクリル、ナイロン、塩化ビニル等を用いることができる。
且つ、プレート状の装飾体を用いる場合、耐候性及び強度の点において柔軟不可な硬さを有するアクリル製のプレートを用いるのが好ましく、例えば略1mm〜略2mmの範囲に含まれる肉厚のプレートを用いるが、略1mm以下及び略2mm以上の肉厚を有するプレートを用いてもよい。また、シート状の装飾体を用いる場合、例えば略1mm以下の肉厚で、柔軟性を有する塩化ビニル製のシートを用いるのが好ましい。
また、凸レンズは、密領域に向けて徐々に密集又は近接する密状態に配列し、粗領域に向けて徐々に離間又は分散する粗状態に配列している。且つ、例えば略半球形状断面や略楕円形状断面等の所望する屈折率を有する凸状レンズ形態に、上述の装飾体と略同一又は略同等の透光性を有する透明な合成樹脂やインクで構成することができるが、ドット状の模様が認識可能であれば半透明及び着色された合成樹脂やインクで構成することもできる。
その凸レンズを付設する方法として、例えば透光性を有するインキで微細なドット状に印刷(スクリーン印刷やシルク印刷等)するか、プレス加工で形成する等して一体的に設けることができる。なお、印刷する場合、上述のような凸状レンズ形態に保つのに適した粘度及び表面張力を有する合成樹脂やインキを用いるのが好ましい。予め凸レンズが印刷又は形成されたシートやフィルムを一体的に貼り合わせることもできる。
また、模様は、上述の凸レンズと略同一パターンに配列すると共に、密領域に向けて徐々に密集又は近接する密状態に配列し、粗領域に向けて徐々に離間又は分散する粗状態に配列している。その模様を付設する方法として、例えば黒色や赤色、黄色、緑色、青色等の所望する色に着色されたインキで微細なドット状に印刷(スクリーン印刷やシルク印刷等)するか、転写印刷や蒸着印刷する等して一体的に設けることもできる。
また、模様を平面から見た形状は、例えば略星形や略ハート形、略花形、略菱形、略雲形、略楕円形、略三角形、略多角形等の所望する図柄に形成することができる。また、凸レンズを、上記模様と略同一又は略酷似するような形状に形成してもよい。
つまり、立体模様装飾体を構成する装飾体を表面側から見たとき、所望する図柄に形成されたドット状の模様の一部又は全体を凸レンズで拡大するか、その拡大した部分の像を凸レンズで合成する等して、複数の模様を拡大してなる立体模様を立体的に浮き上がらせた状態に複数現出する。且つ、凸レンズの屈折作用により立体模様が揺らいで見えるだけでなく、見る方向及び角度によって様々な大きさに変形及び変倍され、立体模様が密領域から粗領域に向けて段階的又は徐々に粗状態となるようなグラデーションのモアレ模様を現出する。
実施の形態として、上記装飾体を、柔軟不可な硬さを有するプレート又は柔軟性を有するシートで構成することができる。つまり、立体模様装飾体を使用する目的や用途、場所等の様々な状況に応じて、プレート又はシートの何れか一方を選択することができる。
また、上記凸レンズ及び模様の少なくとも一方を、上記密領域から粗領域に向けて徐々に小さくなるように配列するか、密領域から粗領域に向けて徐々に低くなるように配列することができる。つまり、凸レンズ及び模様のピッチ間隔が一定していても、立体模様が密領域から粗領域に向けて段階的に粗状態となるようなグラデーションのモアレ模様を現出する効果が得られる。
また、上記凸レンズ及び模様の少なくとも一方を、上記密領域から粗領域に向けて徐々に間隔が広くなるように配列することができる。つまり、凸レンズの大きさが略同一であっても、立体模様が密領域から粗領域に向けて段階的に粗状態となるようなグラデーションのモアレ模様を現出する効果が得られる。
また、上記模様を、上記凸レンズと略同一又は該凸レンズよりも小さいサイズに形成することができる。つまり、凸レンズと模様との間にズレが生じるため、凸レンズの屈折作用により模様が拡大され、その拡大した部分の像が凸レンズで合成される等して、ドット状の模様を拡大したような立体模様を立体的に浮き上がらせた状態に複数現出する効果が得られる。
この発明によれば、所望する図柄に形成されたドット状の模様を拡大するか、その拡大した部分の像を合成する等して、模様を拡大してなる立体模様を立体的に浮き上がらせた状態に現出するので、凸レンズの屈折作用により立体模様が揺らいで見えるだけでなく、見る方向及び角度によって様々な大きさに変形及び変倍、様々な方向に屈折され、立体模様が密領域から粗領域に向けて段階的又は徐々に粗状態となるようなグラデーションのモアレ模様に現出することができる。また、立体模様のグラデーションを見るだけでも、揺らぎや変化等を視覚的に楽しむこともでき、例えば宣伝や案内、商品の販売等の様々な用途及び目的に利用すれば、人の注目を集めやすく、高い宣伝効果が得られる。
この発明は、所望する図柄の模様を拡大してなる立体模様を密領域から粗領域に向けて徐々に粗状態となるようなグラデーションのモアレ模様に現出することができるという目的を、装飾体に付設されたドット状の模様を凸レンズで拡大して、該模様を拡大してなる立体模様を立体的に浮き上がらせた状態に現出することで実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は、所望する図柄に形成されたドット状の模様を拡大してなる立体模様を密領域から粗領域に向けて徐々に粗状態となるようなグラデーションのモアレ模様に現出する第1実施例の立体模様装飾体を示し、図1乃至図4に於いて、この立体模様装飾体1は、柔軟不可な硬さ及び透光性を有する合成樹脂プレートで形成した装飾体2の略表面全体(又は一部)に、略半球形状断面を有する表面側から見て略丸形状(又は略円形状)のドット状の凸レンズ3…を連続して印刷又は形成し、装飾体2表面に設定した密領域(左側)から粗領域(右側)に向けて徐々に粗状態となるような第1パターンAに配列している。且つ、装飾体2の略裏面全体(又は一部)に、裏面側から見て略星形状に形成されたドット状の星模様4a…を連続して印刷又は形成し、装飾体2裏面に設定した密領域(左側)から粗領域(右側)に向けて徐々に粗状態となるような第1パターンAと略同一の第2パターンBに配列している。
且つ、星模様4a…の一部又は全体を凸レンズ3…により拡大するか、その拡大された部分の像を合成する等して、星模様4a…を拡大したような星形立体模様4A…を現出すると共に、星形立体模様4A…の間隔が装飾体2表面に設定した密領域から粗領域に向けて段階的に広くなり、星形立体模様4A…のサイズが密領域から粗領域に向けて段階的に小さくなるようなグラデーションのモアレ模様を図5に示す如く現出させる。
また、凸レンズ3…及び星模様4a…の角度を、例えば略1度〜略10度の範囲に含まれるような角度、或いは、略1度以下及び略10度以上の角度に変位(又は交差)させて配列してもよい。
上述の凸レンズ3…は、図3にも示すように、透光性を有する透明な合成樹脂のインクを装飾体2の略表面全体にスクリーン印刷して、表面側から見て略丸形状(又は略円形状)の凸レンズ3…を、装飾体2の表面に沿って所定のピッチ間隔Pで連続して形成すると共に、所定の屈折率を有する略半球形状断面の凸状レンズ形態に形成している。なお、インキは、凸状レンズ形態に保つのに適した粘度及び表面張力を有している。
且つ、凸レンズ3…を、装飾体2の密領域から粗領域に向けて段階的(徐々又は順次)に外径が小さくなるように配列すると共に、表面から見て密領域に向けて徐々に間隔が狭くなるような密状態(密集又は近接する状態)に配列し、粗領域に向けて徐々に間隔が広くなるような粗状態(離間又は分散する状態)に配列している。且つ、凸レンズ3…の高さHa,Hb,Hcを、密領域から粗領域に向けて段階的又は徐々に低くなるように設定し、凸レンズ3…の間隔Wa,Wb,Wcを、密領域から粗領域に向けて段階的又は徐々に広くなるように設定している。
且つ、密領域と粗領域とを結ぶ基準線と略平行して、密領域から粗領域に向けて略直線状に配列した1列分の凸レンズ3…を、密領域と粗領域とを結ぶ基準線と略直交する方向(上下方向)に対して所定間隔に隔てて複数条配列している。
前述の星模様4a…は、図4にも示すように、例えば黒色や赤色、黄色、緑色、青色等の所望する色に着色されたインクを装飾体2の略裏面全体にスクリーン印刷して、裏面側から見て略星形状の星模様4a…を、上述のドット状の凸レンズ3…と略平行して装飾体2の裏面に沿って所定のピッチ間隔Pで連続して形成している。
且つ、星模様4a…を、装飾体2の密領域から粗領域に向けて段階的(徐々又は順次)に外径が小さくなるように配列すると共に、裏面から見て密領域に向けて徐々に密集又は近接する密状態となるように配列し、粗領域に向けて徐々に離間又は分散する粗状態となるように配列している。且つ、星模様4a…の間隔Wa,Wb,Wcを、密領域から粗領域に向けて段階的又は徐々に広くなるように設定している。なお、星模様4a…を平面から見た形状は、例えば略花形や略菱形、略雲形、略楕円形、略三角形、略多角形等の所望する図柄に変更することもできる。
且つ、密領域と粗領域とを結ぶ基準線と略平行して、密領域から粗領域に向けて略直線状に配列した1列分の星模様4a…を、密領域と粗領域とを結ぶ基準線と略直交する方向(上下方向)に対して所定間隔に隔てて複数条配列すると共に、上述の凸レンズ3…の配列間隔よりも狭くなるピッチ間隔に隔てて配列している。また、各列の凸レンズ3…と、各列の星模様4a…とを略同一又は略同等となる間隔に隔てて配列してもよい。
且つ、密領域から粗領域の全領域に配列した星模様4a…を、同全領域に配列した凸レンズ3…よりも小さいサイズに形成している。また、星模様4a…を、凸レンズ3…と略同一又は略同等となる大きさに形成してもよい。
図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下、立体模様装飾体1によりドット状の星模様4a…を拡大したような星形立体模様4Aをグラデーションに現出する方法を説明する。
上述の立体模様装飾体1を表面側から見たとき、図1、図2にも示すように、凸レンズ3と星模様4aとが略完全に重なり合った部分では、左右上下の何れの方向から見ても星模様4aの略全体を認識することができるが、凸レンズ3と星模様4aとが略半径分変位(略1/2)した状態に重なり合った部分では、右斜め方向から見たとき星模様4aを認識することができず、左斜め方向から見たとき星模様4aの略半分を認識することができるので、見る方向によって星模様4aが視認可能であったり、視認不可能であったりすることがある。
且つ、凸レンズ3と星模様4aとが略完全に重なり合った部分から遠く離れた部分では、右斜め方向から見たとき星模様4aを認識することが不可能であり、左斜め方向から見たとき星模様4aの一部だけしか認識することができず、立体模様装飾体1の表面側を正面から見たとき、凸レンズ3…の屈折作用により星形立体模様4A…が揺らいで見えるだけでなく、星模様4a…を凸レンズ3…で拡大するか、その拡大した部分の像を凸レンズ3…で合成する等して、複数の星模様4aを拡大してなる星形立体模様4Aを立体的に浮き上がらせた状態に複数現出すると共に、その見る方向及び角度によって凸レンズ3…及び星模様4a…が織り成す星形立体模様4A…が様々な大きさに変形及び変倍、様々な方向に屈折される。
且つ、図3、図4にも示すように、凸レンズ3…及び星模様4a…を、密領域に向けて徐々に密状態となるように配列し、粗領域に向けて徐々に粗状態となるように配列しているので、密領域と粗領域との間で、凸レンズ3…及び星模様4a…が織り成す星形立体模様4A…の密度と、模様の濃度とが変化するだけでなく、密領域から粗領域に向けて段階的又は徐々に粗状態となるように間隔が広くなり、徐々に薄く且つ小さくなるようなグラデーションのモアレ模様を図5に示す如く現出させる。
以上のように、立体模様装飾体1を構成する装飾体2を表面側から見たとき、装飾体2裏面に付設されたドット状の星模様4aを凸レンズ3で拡大するか、その拡大した部分の像を凸レンズ3で合成する等して、複数の星模様4aを拡大してなる星形立体模様4Aを立体的に浮き上がらせた状態に複数現出するので、凸レンズ3…の屈曲作用により星形立体模様4A…が揺らいで見えるだけでなく、見る方向及び角度によって様々な大きさに変形及び変倍、様々な方向に屈折され、星形立体模様4A…の間隔が密領域から粗領域に向けて段階的又は徐々に広くなり、星形立体模様4A…のサイズが密領域から粗領域に向けて段階的又は徐々に小さくなるようなグラデーションのモアレ模様に現出することができる。また、星形立体模様4A…のグラデーションを見るだけでも、揺らぎや変化等を視覚的に楽しむこともでき、例えば宣伝や案内、商品の販売等の様々な用途及び目的に利用すれば、人の注目を集めやすく、高い宣伝効果が得られる。
図6、図7は、略ハート形状に形成されたドット状のハート模様4b…を装飾体2の裏面側に付設した第2実施例の立体模様装飾体1を示し、立体模様装飾体1を表面側から見たとき、ドット状のハート模様4b…を凸レンズ3…で拡大するか、その拡大した部分の像を合成する等して、ハート模様4bを拡大したようなハート形立体模様4Bを立体的に浮き上がらせた状態に複数現出させ、密領域から粗領域に向けて段階的に広くなり、密領域から粗領域に向けて段階的に小さくなるようなグラデーションのモアレ模様に現出するので、上述の実施例と略同等の作用及び効果を奏することができる。
図8は、凸レンズ3…を略同一の高さ及び大きさに形成した第3実施例の立体模様装飾体1を示し、凸レンズ3…及び星模様4a…(又はハート模様4b…)の間隔Wa,Wb,Wcを、装飾体2の密領域から粗領域に向けて段階的に間隔が広くなるように設定して、星形立体模様4A…(又はハート形立体模様4B…)が密領域から粗領域に向けて段階的に広くなり、密領域から粗領域に向けて段階的に小さくなるようなグラデーションのモアレ模様に現出するので、上述の実施例と略同等の作用及び効果を奏することができる。
図9は、凸レンズ3…及び星模様4a…(又はハート模様4b)の少なくとも一方を異なる大きさに形成した第4実施例の立体模様装飾体1を示し、星形立体模様4A…(又はハート形立体模様4B…)が密領域から粗領域に向けて段階的に広くなり、密領域から粗領域に向けて段階的に小さくなるようなグラデーションのモアレ模様に現出するので、上述の実施例と略同等の作用及び効果を奏することができる。
図10は、凸レンズ3と星模様4aとを装飾体2の表面(片面)に付設した第5実施例の立体模様装飾体1を示し、柔軟不可な硬さ及び透光性を有する合成樹脂プレートと、柔軟性を有する不透明な合成樹脂シートとの何れか一方で構成される装飾体2の表面に、例えばアルミニウムやその他の金属等を略均一にコーティング(又は塗布、蒸着等)して鏡面状の反射層2aを形成し、その反射層2a上面に、星模様4aを反射層2a上面に沿って所定のピッチ間隔Pで連続して形成し、装飾体2の密領域から粗領域に向けて徐々に粗状態となるような第2パターンBに配列している。
且つ、透光性を有する透明な合成樹脂を反射層2aと、星模様4aとが略均一に覆われるように塗布又は積層して、モアレ模様を現出するのに適した肉厚を有する透過層2bを反射層2aと、星模様4aの上面に直接形成する。且つ、透光性を有する透明な合成樹脂のインクを透過層2b上面にスクリーン印刷して、略半球形状断面を有するドット状の凸レンズ3…を、透過層2b上面に沿って所定のピッチ間隔Pで連続して直接的に形成し、装飾体2の密領域から粗領域に向けて徐々に粗状態となるような第1パターンAに配列している。
且つ、星模様4aを拡大したような星形立体模様4A…の間隔が密領域から粗領域に向けて段階的に広くなり、その星形立体模様4A…のサイズが密領域から粗領域に向けて段階的に小さくなるようなグラデーションのモアレ模様を図5に示す如く現出させる。且つ、粘着剤2cが略均一に塗布された装飾体2の略裏面全体に、柔軟性を有するシート状の台紙2d(剥離紙)を貼付している。
つまり、凸レンズ3…及び星模様4a…を装飾体2の表面側(片面側)に形成しているが、星形立体模様4A…が密領域から粗領域に向けて段階的に広くなり、密領域から粗領域に向けて段階的に小さくなるようなグラデーションのモアレ模様に現出するので、前述の実施例と略同等の作用及び効果を奏することができる。また、柔軟性を有する不透明な合成樹脂シートの立体模様装飾体1は、台紙2dを剥離して、粘着剤2cの粘着力を利用して、平面状や曲面状の表示部(例えば略球形状や略円筒形状等の立体形状を有する部分)に貼着することもできる。
なお、上述の星模様4aを拡大したような星形立体模様4Aの代わりに、例えばハート模様4bを拡大したようなハート形立体模様4Bをグラデーションのモアレ模様に現出することもできる。また、粘着剤2cの代わりに、例えばマグネットや面ファスナー等の固定手段で固定することもできる。また、透過層2bの代わりに、例えばガスや空気等の気体、水や溶液、薬液等の液体を介在することもできる。
図11は、凸レンズ3…を略同一の高さ及び大きさに形成した第6実施例の立体模様装飾体1を示し、凸レンズ3…及び星模様4a…(又はハート模様4b)の少なくとも一方の間隔Wa,Wb,Wcを、装飾体2の密領域から粗領域に向けて段階的に間隔が広くなるように設定して、星形立体模様4A…(又はハート形立体模様4B…)が密領域から粗領域に向けて段階的に広くなり、密領域から粗領域に向けて段階的に小さくなるようなグラデーションのモアレ模様に現出するので、前述の実施例と略同等の作用及び効果を奏することができる。
なお、本発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではなく、例えば凸レンズ3及び星模様4a、ハート模様4bを、装飾体2の中心部密領域から外周部に向けて段階的に粗状態となるようなグラデーションに配列することもできる。且つ、例えば略球形状や略円筒形状等の立体形状を有する立体模様装飾体の内外周面にも形成することも可能である。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の模様は、実施例の星模様4aと、ハート模様4bとに対応し、
以下同様に、
立体模様は、星形立体模様4Aと、ハート形立体模様4Bとに対応するも、
上述の星模様4a及びハート模様4bと、星形立体模様4A及びハート形立体模様4Bとの図柄は、上述の実施例の図柄のみに限定されるものではない。
第1実施例の立体模様装飾体を示す拡大平面図。 凸レンズ及び星模様の付設状態を示す断面図。 凸レンズを配列した第1パターンを示す平面図。 星模様を配列した第2パターンを示す平面図。 星形立体模様を現出する状態を示す平面図。 第2実施例の立体模様装飾体を示す拡大平面図。 ハート形立体模様を現出する状態を示す平面図。 第3実施例の立体模様装飾体を示す縦断面図。 第4実施例の立体模様装飾体を示す縦断面図。 第5実施例の立体模様装飾体を示す縦断面図。 第6実施例の立体模様装飾体を示す縦断面図。
符号の説明
1…立体模様装飾体
2…装飾体
3…凸レンズ
4a…星模様
4b…ハート模様
4A…星形立体模様
4B…ハート形立体模様
A…第1パターン
B…第2パターン

Claims (7)

  1. 透光性を有する透明な装飾体の表面に、略半球形状断面を有する透明なドット状の凸レンズを連続して所定のパターンに付設し、
    上記装飾体の裏面に、所望する図柄に形成されたドット状の模様を連続して上記凸レンズと略同一のパターンに付設し、
    上記凸レンズ及び模様を、上記装飾体の表面及び裏面に設定した密領域に向けて徐々に密状態となるように配列し、該密領域から遠くなる部分に設定した粗領域に向けて徐々に粗状態となるように配列して、
    上記凸レンズにより複数の様模を拡大してなる立体模様を、上記装飾体の表面及び裏面に設定した密領域から粗領域に向けて徐々に粗状態となるようなグラデーションのモアレ模様に現出することを特徴とする
    立体模様装飾体。
  2. 透明又は不透明な装飾体の表面に、所望する図柄に形成されたドット状の模様を連続して所定のパターンに付設し、
    上記模様のパターン上面に、透光性を有する透明な透過層を形成し、
    上記透過層の上面に、略半球形状断面を有する透明なドット状の凸レンズを連続して上記模様と略同一のパターンに付設し、
    上記凸レンズ及び模様を、上記装飾体の表面に設定した密領域に向けて徐々に密状態となるように配列し、該密領域から遠くなる部分に設定した粗領域に向けて徐々に粗状態となるように配列して、
    上記凸レンズにより複数の様模を拡大してなる立体模様を、上記装飾体の表面に設定した密領域から粗領域に向けて徐々に粗状態となるようなグラデーションのモアレ模様に現出することを特徴とする
    立体模様装飾体。
  3. 上記装飾体を、柔軟不可な硬さを有するプレート又は柔軟性を有するシートで構成した
    請求項1又は2記載の立体模様装飾体。
  4. 上記凸レンズ及び模様の少なくとも一方を、上記密領域から粗領域に向けて徐々に小さくなるように配列した
    請求項1又は2記載の立体模様装飾体。
  5. 上記凸レンズを、上記密領域から粗領域に向けて徐々に低くなるように配列した
    請求項1又は2記載の立体模様装飾体。
  6. 上記凸レンズ及び模様の少なくとも一方を、上記密領域から粗領域に向けて徐々に間隔が広くなるように配列した
    請求項1又は2記載の立体模様装飾体。
  7. 上記模様を、上記凸レンズと略同一又は該凸レンズよりも小さいサイズに形成した
    請求項1又は2記載の立体模様装飾体。
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