JP2006019837A - 回路モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】 小型化の要求を満たす回路モジュールを提供する。
【解決手段】 フレキシブルシート11の端部に設けた搭載部11Bの表面に、半導体素子16、撮像素子15および第2の受動素子18を固着する。更に、搭載部11Bの裏面には、回路装置20を固着する。回路装置20には、比較的大きなコンデンサ等から成る第1の受動素子22が内蔵されている。このように、大型のチップ素子を回路装置20に内蔵させることにより、モジュール全体の小型化を行うことができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 フレキシブルシート11の端部に設けた搭載部11Bの表面に、半導体素子16、撮像素子15および第2の受動素子18を固着する。更に、搭載部11Bの裏面には、回路装置20を固着する。回路装置20には、比較的大きなコンデンサ等から成る第1の受動素子22が内蔵されている。このように、大型のチップ素子を回路装置20に内蔵させることにより、モジュール全体の小型化を行うことができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、回路モジュールに関し、特に、多数個の受動素子を有する回路モジュールに関する者である。
図11を参照して、回路モジュールの一例としてのカメラモジュール100の構造を説明する。
図11(A)を参照して、先ず、実装基板101にCCD102が実装されている。そして、CCD102の上方に、外部からの光を集めるレンズ105がレンズバレル106に固定されている。また、レンズバレル106はレンズマウント107によってホールドされており、レンズマウント107はレンズ止めビス108によって実装基板101に実装されている。また、実装基板101は、接続手段121を介して、フレキシブルシート120が固着されていた。
更に、実装基板101の表面および裏面に、チップ部品103と裏面チップ部品104が実装されている。これらチップ部品としては、DSP、ドライブ用IC、コンデンサ、抵抗、ダイオードが挙げられる。DSPは(Digital Signal Processor)の略で、CCD102から送られたデジタル信号を高速に処理する働きを有する。また、ドライブ用ICは、CCD102を駆動させるためにDSPからの駆動信号を昇圧して、CCD102内に蓄積された電荷を転送させる働きを有する。
図11(B)を参照して、フレキシブルシート120は、実装基板101の周辺部に設けた半田等の接続手段121を介して、実装基板101と電気的に接続されている。そして、フレキシブルシートの他方の端部には、図示せぬが、導電路123が一部顔を出すように樹脂で被覆されており、この部分がコネクタ122として機能している。このコネクタを介して、カメラモジュール100と外部との電気的接続は行われていた。
図12を参照して、このカメラモジュール100の組立方法を説明する。先ず、図12(A)を参照して、実装基板101を用意し、実装基板101の裏面に裏面チップ部品104を実装する。実装基板101の表裏面には導電路が形成されており、裏面チップ部品104は、半田等のロウ材を介してその導電路に実装されていた。また、実装基板101の表裏に形成された各々の導電路は、実装基板を貫通させて形成されたビアホール(図示せず)等を介して電気的に接続される場合がある。
次に、実装基板101の表面にCCD102とチップ部品103を実装する。実装基板101表面には導電路が形成されており、CCD102とチップ部品103は、半田等のロウ材を介して、導電路に電気的に実装される。
最後に、図12(B)を参照して、レンズ105が固定されたレンズバレル106をレンズマウント107に固定し、レンズ止めビス108を用いて、レンズマウント107を実装基板101に固定する。なお、レンズ止めビス108でレンズマウント107を固定するためには、対応する箇所にビス穴110が必要である。そして、実装基板101の周辺部に、図11(B)で示す接続手段121を介して、フレキシブルシートを接続していた。以上の方法により、実装基板101を用いた従来型のカメラモジュール100が完成する(下記特許文献1)。
特開2002−182270号公報
しかしながら、上述したような回路モジュールの一例としてのカメラモジュールは以下のような問題点を有していた。
第1に、一枚の実装基板101の表面および裏面にモジュールを構成する構成要素の全てを固着していたことから、装置全体が大型化してしまう問題があった。更に、カメラモジュールを構成するためには、多数個の受動素子が必要となるが、従来型の回路モジュールでは、受動素子の殆どが実装基板101の表面に実装されていた。このことも回路モジュールの大型化を招いていた。更に、カメラモジュールの場合を考えると、電源用の大型のコンデンサが必須となるが、この大型の回路素子をコンパクトに実装するための好適な構造が提案されていなかった。
本発明はこのような問題を鑑みて成されたものであり、本発明の主な目的は、多数個のチップ素子を有する回路モジュールの小型化を実現することにある。
本発明の回路モジュールは、両主面に導電路が形成された実装シートと、前記実装シートの表面に配置された撮像素子と、前記撮像素子と電気的に接続された半導体素子および受動素子と、前記実装シートの裏面に固着された回路装置とを具備し、最もサイズが大きい前記受動素子を前記回路装置に内蔵させることを特徴とする。
更に、本発明の回路モジュールは、両主面に導電路が形成された実装シートと、前記実装シートの表面に配置された撮像素子と、前記撮像素子と電気的に接続された半導体素子および受動素子と、前記撮像素子を覆うように前記実装シートの表面に固着されたマウントと、前記撮像素子の上方に対応する領域の前記マウントの上部に固着されたレンズと、前記実装シートの裏面に固着された回路装置とを具備し、最もサイズが大きい前記受動素子を前記回路装置に内蔵させることを特徴とする。
更に、本発明の回路モジュールは、両主面に導電路が形成された実装シートと、前記実装シートの表面に配置された撮像素子と、前記撮像素子と電気的に接続された半導体素子および受動素子と、前記撮像素子を覆うように前記実装シートの表面に固着されたマウントと、前記撮像素子の上方に対応する領域の前記マウントの上部に固着されたレンズと、前記実装シートの裏面に固着された回路装置とを具備し、少なくとも半導体素子配置領域に対応する実装シートの裏面に前記回路装置を配置することを特徴とする。
更に、本発明の回路モジュールは、両主面に導電路が形成された実装シートと、前記実装シートの表面に配置され、半導体素子の上に撮像素子が積層されたスタック型素子と、前記スタック型素子を覆うように前記実装シートの表面に固着されたマウントと、前記撮像素子の上方に対応する前記マウントの上部に固着されたレンズと、前記実装シートの裏面に固着された回路装置とを具備し、前記レンズの高さは、実質スタック型素子の高さに限定され、前記高さよりも厚い素子は、実装シートの裏面に配置したことを特徴とする。
本発明の回路モジュールに依れば、回路モジュールを構成する受動素子の中でも最もサイズが大きい素子を、実装シートの裏面の回路装置に内蔵させている。従って、実装シートの表面に撮像素子等の薄い素子を集約することが可能となり、モジュール全体の小型化を行うことができる。更に、チップ型の受動素子のみを回路装置に内蔵させることにより、更に小型化された回路モジュールを提供することが可能となる。
図1を参照して、本発明の回路モジュール10の外観等を説明する。図1(A)は回路モジュール10Aの斜視図であり、図1(B)は回路モジュール10Aを分解した状態を示す斜視図である。
図1(A)を参照して、回路モジュール10Aは次のような構成を有する。即ち、実装シートとしてのフレキシブルシート11と、このフレキシブルシート11の表面に固着されたレンズマウント12と、フレキシブルシート11の裏面に固着された回路装置20とから回路モジュール10Aは形成されている。外観的には、フレキシブルシート11の一端部の表裏に、レンズマウント12と回路装置20とがフレキシブルシートを挟むように固着されている。更に、フレキシブルシート11の他の端部には電極部19が露出している。この電極部19は、回路モジュール10A全体の入出力端子として機能している。即ち、本発明の回路モジュール10Aは、レンズ14から入射した光を電気信号に変換して、その電気信号を、フレキシブルシート11の端部に設けた電極19から出力している。
図1(B)を参照して、フレキシブルシート11の表面には、半導体素子16が固着される。更にこの半導体素子16の上部には、撮像素子15が積層され、スタック構造に成っている。これらの素子は、図示しない接続構造にてフレキシブルシートの表面に露出した電極と電気的に固着されている。更に、フレキシブルシート11の表面には小型の第2の受動素子18が固着されている。
フレキシブルシート11の裏面に固着される回路装置20には、第1の受動素子22が内蔵されている。また、回路装置20の上面に露出する電極は、フレキシブルシート11の裏面に露出する導電路にロウ材等を介して電気的に固着される。
図2を参照して、本形態の回路モジュール10の構成を更に詳述する。図2(A)は回路モジュール10Aの断面図であり、図2(B)は他の形態の回路モジュール10Bの断面図である。
図2(A)を参照して、フレキシブルシート11の端部には、回路モジュールを構成するための回路部品が固着される領域がある。ここを搭載部11Bと呼ぶ。搭載部11Bの表面および裏面には、図示せぬ電極が所定の箇所に露出しており、各回路素子がこの電極に電気的に接続される。フレキシブルシート11は、多層の配線構造を形成する事が可能であり、この配線の層数は要求に応じて変化させることができる。本形態では、フレキシブルシート11以外の周知の実装基板も適用可能である。具体的には、樹脂から成る実装基板、金属から成る実装基板、セラミックから成る実装基板等をフレキシブルシート11の代替として用いることができる。
半導体素子16は、接着剤を介してフレキシブルシート11の表面に固着されている。この半導体素子16としては、上部に載置される撮像素子15の信号を処理するDSPを採用することができる。更には、撮像素子15の駆動を行うドライバーICを半導体素子16として採用することもできる。また、ドライバーICとDSPとが一体に形成された素子を半導体素子16として採用することも可能である。従って、DSPとドライバーICとが個別の半導体素子として用意された場合は、3層以上のスタック構造が形成される。
撮像素子15は、具体的には半導体撮像素子であり、絶縁性の接着剤を介して半導体素子16の上部に積層されている。この撮像素子15は、レンズ14によって集められた光を電気信号に変換する働きを有し、入光した光量に応じた電荷を出力する。撮像素子15としては、CCDセンサーまたはCMOSセンサーを採用することができる。
上記した撮像素子15と半導体素子16とは、金属細線17を介して電気的に接続される。ここでは、撮像素子15の電極と半導体素子16の電極とが直に金属細線17により電気的に接続されている。そして、フレキシブルシート11の表面に設けた電極と、半導体素子16とは、金属細線17を介して電気的に接続されている。更に、撮像素子15および半導体素子16は、平面的にみて搭載部11Bの中心部付近に固着されている。
レンズマウント12は、フレキシブルシート11の搭載部11Bに絶縁接着剤等を介して実装されている。そして、搭載部11Bの表面に実装された半導体素子16、撮像素子15および第2の受動素子18は、レンズマウント12により覆われている。レンズマウント12は、中空構造と成っており、上面の中心部付近には、レンズ14により集光された光を通過させるための孔が設けられている。
レンズ14は、レンズマウント12の上部に設けたレンズバレル13に、絶縁性接着剤を介して固着されている。レンズ14の位置は、撮像素子15の受光部と対応している。従って、レンズ14に入射した光は、撮像素子15の受光部に正確に集光される。また、レンズバレル13とレンズマウント12とは、ねじ構造で連結されている。従って、レンズ14の焦点を調節しつつ両者を結合させることができる。
回路装置20Aは、フレキシブルシート11の搭載部11Bの裏面に、半田等のロウ材から成る外部電極25を介して固着されている。回路装置20の内部には、第1の受動素子22が内蔵されている。回路装置20は、従来にて用いられるCSP等とは異なり、実装基板を不要にした薄型のものである。具体的には、導電パターン21に複数個の第1の受動素子22がロウ材を介して固着されている。そして、導電パターン21の裏面を露出させた状態で、第1の受動素子22および導電パターン21は絶縁性樹脂24により封止されている。更に、導電パターン21の電気的接続箇所を除いてレジスト26により被覆されている。
同図では、外部電極25を上面にして回路装置20Aが示されており、搭載部11Bの裏面にも、この外部電極25に対応した箇所に電極が設けられている。また、回路装置20Aは外部電極25を上方向にしてフレキシブルシートに実装されており、外部電極25が形成される面に反対の面は絶縁性樹脂から成る平坦面が形成されている。従って、この平坦面により、カメラ等のセットを構成する筐体内部への装着を容易に行うことができる。
上記したフレキシブルシート11の搭載部11B、回路装置20Aおよびレンズマウント12は、その平面的な大きさが同等に形成されている。上述したように、レンズマウント12は搭載部11Bの表面に固着されており、回路装置20Aは搭載部11Bの裏面に実装されている。従って、搭載部11B、回路装置20Aおよびレンズマウント12は重畳されており、回路モジュール10Aの外形は非常にコンパクで、部品の突出部の無い構造となる。具体的には、レンズマウント12および回路装置20A等から成る搭載部11B付近の外形寸法は、6mm四方程度に小型化することができる。
第2の受動素子18は、搭載部11Bの表面に固着された受動素子であり、レンズマウント12に内蔵されている。これら第2の受動素子18としては、上述した第1の受動素子22よりも比較的小型の受動素子を採用することが好適である。搭載部11Bの表面は、半導体素子16および撮像素子15により大部分が占有され、他の素子を実装するためのエリアに制約があるからである。また、第2の受動素子18として、金属細線17の最頂部あるいは、上層の撮像素子15よりも高さが低い受動素子のみを採用することが好適である。このことにより、第2の受動素子18の厚みによる、レンズマウント12の厚みの増加を抑止することができる。
上述した第1の受動素子22と、第2の受動素子18との相違について説明する。具体的に両受動素子としては、チップコンデンサやチップ抵抗等のチップ型の素子が採用される。回路モジュール10Aを構成するためには、多数個の受動素子が必要となる。この中でも、比較的大型であるのが電源用のバイパスコンデンサとして用いられるタンタルコンデンサである。このタンタルコンデンサは、1mm〜3mmと厚く、逆にスタックのチップは、ワイヤの頂部も含めて0.5mm程度である。この場合、タンタルコンデンサを表側に搭載すると、当然レンズの焦点距離が長くなり、レンズ自体の厚みが厚くなる。従って、全体のモジュールが厚くなる。逆に、スタック構造の高さでレンズの高さが実質決められれば、レンズ自体を薄くでき、モジュール全体の厚みも薄くできる。このことから、本形態では、スタック構造の半導体チップの高さよりも低い第2の受動素子18を、レンズマウント12側に内蔵させている。
またフレキシブルシート11の表面は、半導体素子16が実装されている部分は、何も置けないが、対応するフレキシブルシートの裏面は、チップコンデンサを配置できるので、その分、平面的なサイズを小さくできる。
図2(B)を参照して、他の形態の回路モジュール10Bの構成を説明する。この図に示す回路モジュール10Bの基本的な構成は、図2(A)を参照して説明した回路モジュール10Aと同様である。回路モジュール10Bの相違点は、回路装置20Bが多層の配線構造を有する点にある。この相違点を中心に回路モジュール10Bの構成を説明する。
回路装置20Bには、複数個の第1の受動素子22が内蔵され、第1の導電パターン21Aおよび第2の導電パターン21Bとから成る多層の配線構造が形成されている。ここでは、2層の配線構造となっているが、更に多層の配線構造を構成することも可能である。このように回路装置20Bを多層の配線構造にすることにより、フレキシブルシート11の配線構造を単純化することが可能となる。例えば4層構造のフレキシブルシートから2層構造のフレキシブルシートに変更できる。フレキシブルシートは、面積的に大きいので、層数を減らせたり、ビア等を減らせるので、コストの低減が実現できる。
次に図3(A)を参照して、更なる他の形態、回路モジュール10Cの構成を説明する。この図に示す回路モジュール10Cでは、半導体素子16がフリップチップ実装にてフレキシブルシート11の搭載部11Bに固着されている。そして、半導体素子16とフレシブルシート11との間隙には、アンダーフィル27が充填されている。即ち、半導体素子16は、裏面に形成されたバンプ電極を介して、フレキシブルシート11の表面に形成された電極と電気的に接続されている。更に、半導体素子16の上部に積層された撮像素子15は、金属細線17により、フレキシブルシート11の表面に形成された電極と電気的に接続されている。この図に示す回路モジュール10Cでは、半導体素子16と撮像素子15とは、金属細線17およびフレキシブルシート11の配線を介して電気的に接続されている。
次に、図3(B)を参照して、他の形態の回路モジュール10Dの構成を説明する。ここでは、半導体素子16および撮像素子15がレンズマウント12に内蔵されており、第2の受動素子18は、レンズマウント12の外部にて、フレキシブルシート11の表面に固着されている。他の構成は、上述した回路モジュール10Cと同様である。
次に、図4を参照して、他の形態の回路モジュール10Eを説明する。本形態の回路モジュール10Eでは、フレキシブルシート11の表面には、半導体素子16および撮像素子15が配置されている。更に、他の受動素子の全てが第1の受動素子22として回路装置20Aに内蔵されている。他の構成は、上述した他の形態の回路モジュールと同様である。この構成により、レンズマウント12の平面的な大きさを更に小さくすることができる。
次に、図5以降を参照して、上記した回路モジュール10の製造方法を説明する。先ず図5および図6を参照して、図2(A)に採用された単層の配線構造を有する回路装置20Aの製造方法を説明する。
最初に、図5(A)を参照して、銅等の金属から成る導電箔30の表面にレジスト31を積層させる。そして、図5(B)に示すように、導電パターンとなる箇所を除いて、レジスト31を選択的に除去する。更に、ウェットエッチングにより、レジスト31から露出する導電箔30をパターンニングする。図5(C)を参照して、分離溝29が形成されることにより、各導電パターン21は凸状に形成されている。
図5(D)を参照して、半田等のロウ材を介して、第1の受動素子22を、所望の導電パターン21に固着する。本工程では、チップ型の素子のみがロウ材を介して固着されることから、実装を容易に行えるメリットを有する。
次に、図6(A)を参照して、分離溝29に充填され、第1の受動素子22が被覆されるように、絶縁性樹脂24を形成する。この絶縁性樹脂24の形成は、熱硬化性樹脂を用いたトランスファーモールド、または、熱可塑性樹脂を用いたインジェクションモールドで行うことができる。
次に、図6(B)を参照して、導電箔30を裏面から全面的にエッチング除去することにより、分離溝29に充填された絶縁性樹脂24を裏面に露出させ、各導電パターン21を電気的に分離する。そして、図6(C)を参照して、レジスト26の形成、外部電極25の形成を行うことにより、図2(A)に示すような回路装置20が完成する。
次に、図7から図9を参照して、図2(B)に採用された多層配線を有する回路装置20Bの製造方法を説明する。先ず、図7(A)を参照して、第1の導電箔33および第2の導電箔34が絶縁層42を介して積層された積層シートを用意する。
次に、図7(B)を参照して、第1の導電箔33の表面にレジスト31を積層させる。そして、レジスト31を選択的に除去することにより、貫通孔35が形成予定の第1の導電箔33の表面を露出させる。
次に、図7(C)を参照して、パターンニングされたレジスト31を介して第1の導電箔33のエッチングを行う。このことにより、部分的に第1の導電箔33は除去され、貫通孔35の底部から絶縁層42が露出する。
貫通孔35が形成された後は、図7(D)を参照して、レジスト31は除去される。続いて、貫通孔35の下方に位置する絶縁層42を除去することにより、貫通孔35を第2の導電箔34の表面まで到達させる。この絶縁層42の除去は、炭酸ガスレーザーを用いて行うことが出来る。
そして、図8(A)を参照して、銅等の金属から成るメッキ膜を構成することにより、接続部36を形成して、第1の導電箔33と第2の導電箔34とを電気的に接続する。続いて、図8(B)を参照して、第1の導電箔33の上面および第2の導電箔34の下面を、レジスト31で選択的に被覆する。
図9(A)を参照して、第1の導電箔33および第2の導電箔34をエッチングすることで、第1の導電パターン21Aおよび第2の導電パターン21Bが形成される。
次に、図9(B)を参照して、第1の受動素子22を、第1の導電パターン21Aに固着する。更に、図9(C)を参照して、第1の受動素子22が被覆されるように絶縁性樹脂24を形成する。その後に、裏面の処理を施すことにより回路装置が完成する。即ち、装置の裏面が被覆されるようにレジストを形成し、外部電極となるロウ材の形成を行う。
次に、図10を参照して回路モジュール10の組み立てを行う工程を説明する。先ず図10(A)を参照して、前工程にて作製された回路装置20Aをフレキシブルシート11に固着する。ここでは、外部電極25を溶融されるリフローの工程にて、回路装置20Aの固着を行っている。
次に、図10(B)を参照して、回路装置20Aが固着された面と反対側のフレキシブルシート11の表面に半導体素子16、撮像素子15および第2の受動素子18を固着する。更に、半導体素子16および撮像素子15を、金属細線17を介して、フレキシブルシート11の表面に形成された導電路と電気的に接続する。本工程では、搭載部11Bの裏面に固着された回路装置20Aにより搭載部11Bの剛性が強化されていることから、各素子の実装を容易に行えるメリットを有する。
最後に、図10(C)を参照して、フレキシブルシート11の表面に配置された素子が被覆されるように、レンズマウント12を固着する。レンズマウント12とフレキシブルシート11との接着は、絶縁性の接着剤を用いて行うことができる。ここで、レンズマウント12を高耐熱とすることにより、第2の受動素子18とレンズマウント12とを、同時にリフロー工程にて固着することができる。
10A〜10E 回路モジュール
11 フレキシブルシート
11B 搭載部
12 レンズマウント
13 レンズバレル
14 レンズ
15 撮像素子
16 半導体素子
17 金属細線
18 第2の受動素子
20A、20B 回路装置
21 導電パターン
22 第1の受動素子
11 フレキシブルシート
11B 搭載部
12 レンズマウント
13 レンズバレル
14 レンズ
15 撮像素子
16 半導体素子
17 金属細線
18 第2の受動素子
20A、20B 回路装置
21 導電パターン
22 第1の受動素子
Claims (13)
- 両主面に導電路が形成された実装シートと、
前記実装シートの表面に配置された撮像素子と、
前記撮像素子と電気的に接続された半導体素子および受動素子と、
前記実装シートの裏面に固着された回路装置とを具備し、
最もサイズが大きい前記受動素子を前記回路装置に内蔵させることを特徴とする回路モジュール。 - 両主面に導電路が形成された実装シートと、
前記実装シートの表面に配置された撮像素子と、
前記撮像素子と電気的に接続された半導体素子および受動素子と、
前記撮像素子を覆うように前記実装シートの表面に固着されたマウントと、
前記撮像素子の上方に対応する領域の前記マウントの上部に固着されたレンズと、
前記実装シートの裏面に固着された回路装置とを具備し、
最もサイズが大きい前記受動素子を前記回路装置に内蔵させることを特徴とする回路モジュール。 - 前記半導体素子は前記実装シートの表面に固着され、
前記撮像素子は前記半導体素子に積層させることを特徴とする請求項1または請求項2記載の回路モジュール。 - 前記回路装置には第1の前記受動素子が内蔵され、前記実装シートの表面には第2の前記受動素子が固着され、
前記回路装置には前記第2の受動素子よりもサイズが大きい前記第1の受動素子が含まれることを特徴とする請求項1または請求項2記載の回路モジュール。 - 前記回路装置には、前記受動素子のみが内蔵されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の回路モジュール。
- 前記受動素子は、チップコンデンサあるいはチップ抵抗であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の回路モジュール。
- 前記回路装置は、前記受動素子が電気的に接続される導電パターンと、前記導電パターンの裏面を露出させて前記受動素子および前記導電パターンを被覆する絶縁性樹脂とを有することを特徴とする請求項1または請求項2記載の回路モジュール。
- 前記回路装置は、多層の配線構造を有することを特徴とする請求項1または請求項2記載の回路モジュール。
- 前記半導体素子は、前記撮像素子を駆動させるドライバーICまたはDSPを含むことを特徴とする請求項1または請求項2記載の回路モジュール。
- 前記受動素子は、ノイズ対策用のコンデンサ、抵抗またはコイルであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の回路モジュール。
- 前記回路装置には、電源と電気的に接続されるコンデンサが内蔵されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の回路モジュール。
- 両主面に導電路が形成された実装シートと、
前記実装シートの表面に配置された撮像素子と、
前記撮像素子と電気的に接続された半導体素子および受動素子と、
前記撮像素子を覆うように前記実装シートの表面に固着されたマウントと、
前記撮像素子の上方に対応する領域の前記マウントの上部に固着されたレンズと、
前記実装シートの裏面に固着された回路装置とを具備し、
少なくとも半導体素子配置領域に対応する実装シートの裏面に前記回路装置を配置することを特徴とする回路モジュール。 - 両主面に導電路が形成された実装シートと、
前記実装シートの表面に配置され、半導体素子の上に撮像素子が積層されたスタック型素子と、
前記スタック型素子を覆うように前記実装シートの表面に固着されたマウントと、
前記撮像素子の上方に対応する前記マウントの上部に固着されたレンズと、
前記実装シートの裏面に固着された回路装置とを具備し、
前記レンズの高さは、実質スタック型素子の高さに限定され、前記高さよりも厚い素子は、実装シートの裏面に配置したことを特徴とする回路モジュール。
Priority Applications (1)
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- 2004-06-30 JP JP2004193291A patent/JP2006019837A/ja not_active Withdrawn
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