JP2006019499A - 算出装置、設定装置、基板処理装置 - Google Patents

算出装置、設定装置、基板処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 適切な装置タクトを基板処理装置に設定するための算出装置及び設定装置、並びに適切な装置タクトを設定することのできる基板処理装置を提供する。
【解決手段】 基板処理装置の装置タクトを設定する設定装置2に、各処理ユニット12〜15の動作機構のパラメータの値を記憶するパラメータ値記憶部34と、パラメータ値記憶部34に記憶されたパラメータの値を操作者が変更するための入力部36と、パラメータ値記憶部34に記憶されたパラメータの値を用いた場合の各処理ユニット12〜15の処理時間を求める処理時間算出部222と、処理時間算出部222により求められた処理時間を操作者に報知する表示部31と、操作者が装置タクトを入力するための入力部36と、入力部36により入力された装置タクトを処理ユニット群12〜15に基板を投入する装置11,21に設定する装置タクト送信部38とを備える。
【選択図】 図7

Description

本発明は、半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基板及びPDP(プラズマディスプレイパネル)用ガラス基板等の基板の表面に、素子形成などのための処理を施す基板処理装置、この基板処理装置の各処理ユニットの処理時間を算出する算出装置、及び処理ユニット群に基板を送り出す時間間隔を設定する設定装置に関する。
従来の基板処理装置においては、処理ユニット群に基板を送り出す時間間隔(以下、装置タクトという。)をオペレータが設定するようになっていた。オペレータは、各処理ユニットの処理時間を推測し、装置タクトを決定していた。
しかしながら、各処理ユニットの処理時間は、処理に用いるレシピ(処理内容を調整するパラメータ値を記載したもの)に応じて変わるので、上記の方法で装置タクトを設定した場合には、実際に装置を運転してみて、装置タクトが適切であるか否かをチェックするしかなかった。このとき、適切でない装置タクトを設定してしまうと、例えば速すぎる(時間間隔が短すぎる)装置タクトが設定されると、基板処理装置の処理能力(処理スピード)が装置タクトに追いつかず、途中の処理ユニットに基板が滞留してしまい、製品不良等の発生の原因となってしまっていた。また、遅すぎる(時間間隔が長すぎる)装置タクトが設定されると、基板の生産量が実際に生産可能な量よりも少なくなってしまい、非効率であった。
本発明は、上記問題点に鑑みて成されたもので、適切な装置タクトを基板処理装置に設定するための算出装置及び設定装置、並びに適切な装置タクトを設定することのできる基板処理装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る算出装置は、基板に一連の処理を施す複数の処理ユニット群に対して基板を連続的に投入する際の時間間隔を算出する算出装置であって、前記各処理ユニットの動作機構の動作速度と処理時間の少なくともいずれか一方であるパラメータの値を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されたパラメータの値を操作者が変更するための変更手段と、前記記憶手段に記憶されたパラメータの値を用いた場合の前記各処理ユニットの処理時間を求める処理時間取得手段と、前記処理時間取得手段により求められた前記処理時間を操作者に報知する報知手段とを備えるものである。
この構成によれば、変更手段を使用して操作者が変更したパラメータの値を用いた場合の各処理ユニットの処理時間が処理時間取得手段により求められ、この処理時間が報知手段により操作者に報知されるので、操作者は、パラメータを変更した場合の各処理ユニットの処理時間を容易に知ることができる。
請求項2に係る設定装置は、基板に一連の処理を施す複数の処理ユニット群に対して基板を連続的に投入する際の時間間隔を設定する設定装置であって、請求項1に記載の算出装置と、操作者が前記時間間隔を入力するための入力手段と、前記入力手段により入力された前記時間間隔を前記処理ユニット群の最上流の処理ユニットに基板を投入する装置に設定する設定手段とを備えるものである。
この構成によれば、変更手段を使用して操作者が変更したパラメータの値を用いた場合の各処理ユニットの処理時間が処理時間取得手段により求められ、この処理時間が報知手段により操作者に報知される。また、入力手段を使用して操作者により前記時間間隔が入力され、入力された前記時間間隔が処理ユニット群の最上流の処理ユニットに基板を投入する装置に設定手段により設定されるので、操作者は報知された処理時間を参照して、入力手段に入力する前記時間間隔を決定でき、操作者にとってより適切な前記時間間隔を、基板を投入する装置に設定することができる。
請求項3に係る設定装置は、請求項2に記載の設定装置であって、前記処理時間取得手段は、前記パラメータの値に基づいて計算により前記処理時間を算出することにより処理時間を求めるものである。この構成によれば、計算により処理時間が求められるので、実際に処理を実行することなく処理時間を求めることができる。
請求項4に係る設定装置は、請求項2に記載の設定装置であって、前記処理時間取得手段は、前記パラメータの値に基づいて前記各処理ユニットが動作を行った場合における前記処理時間を実測することにより処理時間を求めるものである。この構成によれば、実測により処理時間が求められるので、正確な処理時間を求めることができる。
請求項5に係る設定装置は、基板に一連の処理を施す複数の処理ユニット群に対して基板を連続的に投入する際の時間間隔を設定する設定装置であって、前記各処理ユニットの動作機構の動作速度又は/及び処理時間であるパラメータの値を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されたパラメータの値を操作者が変更するための変更手段と、前記記憶手段に記憶されたパラメータの値を用いた場合の前記各処理ユニットの処理時間を求める処理時間取得手段と、前記処理時間取得手段により求められた各処理ユニットの処理時間のうち最も遅い処理時間を選定する選定手段と、前記選定手段により選定された処理時間を前記時間間隔として、前記処理ユニット群の最上流の処理ユニットに基板を投入する装置に設定する設定手段とを備えるものである。
この構成によれば、変更手段を使用して操作者が変更したパラメータの値を用いた場合の各処理ユニットの処理時間が処理時間取得手段により求められ、この処理時間のうち最も遅いものが前記時間間隔として、処理ユニット群の最上流の処理ユニットに基板を投入する装置に設定手段により設定されるので、操作者はパラメータを変更するだけで、より適切な前記時間間隔を基板を投入する装置に設定することができる。
請求項6に係る設定装置は、請求項5に記載の設定装置であって、前記処理時間取得手段は、前記パラメータの値に基づいて計算により前記処理時間を算出することにより処理時間を求めるものである。この構成によれば、計算により処理時間が求められるので、実際に処理を実行することなく処理時間を求めることができる。
請求項7に係る設定装置は、請求項5に記載の設定装置であって、前記処理時間取得手段は、前記パラメータの値に基づいて前記各処理ユニットが動作を行った場合における前記処理時間を実測することにより処理時間を求めるものである。この構成によれば、実測により処理時間が求められるので、正確な処理時間を求めることができる。
請求項8に係る設定装置は、基板に一連の処理を施す複数の処理ユニット群に対して基板を連続的に投入する際の時間間隔を設定する設定装置であって、前記各処理ユニットにそれぞれ電気的に接続されたユニット制御部と、前記各ユニット制御部と通信回線により接続された主制御部とを備え、前記主制御部は、前記各処理ユニットの動作機構の動作速度又は/及び処理時間であるパラメータの値を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されたパラメータの値を操作者が変更するための変更手段と、前記記憶手段に記憶されたパラメータのうち前記各処理ユニットに属するパラメータを、そのパラメータの属する処理ユニットに接続されたユニット制御部に送信するパラメータ送信手段と、前記パラメータ送信手段により送信されたパラメータを用いた場合の前記各処理ユニットの処理時間を各処理ユニットに接続されたユニット制御部から受信する処理時間受信手段と、前記処理時間受信手段により受信された前記処理時間を操作者に報知する報知手段と、操作者が前記時間間隔を入力するための入力手段と、前記入力手段により入力された前記時間間隔を前記処理ユニット群の最上流の処理ユニットに基板を投入する装置に設定する設定手段とを備え、前記ユニット制御部は、前記パラメータ送信手段により送信されたパラメータを受信するパラメータ受信手段と、前記パラメータ受信手段により受信されたパラメータの値を用いた場合の、当該ユニット制御部に接続された処理ユニットの処理時間を求める処理時間取得手段と、前記処理時間取得手段により求められた処理時間を前記主制御装置に送信する処理時間送信手段とを備えるものである。
この構成によれば、変更手段を使用して操作者が変更したパラメータの値を用いた場合の各処理ユニットの処理時間が処理時間取得手段により求められ、この処理時間が報知手段により操作者に報知される。また、入力手段を使用して操作者により前記時間間隔が入力され、入力された前記時間間隔が処理ユニット群の最上流の処理ユニットに基板を投入する装置に設定手段により設定されるので、操作者は報知された処理時間を参照して、入力手段に入力する前記時間間隔を決定でき、操作者にとってより適切な前記時間間隔を、基板を投入する装置に設定することができる。
請求項9に係る設定装置は、基板に一連の処理を施す複数の処理ユニット群に対して基板を連続的に投入する際の時間間隔を設定する設定装置であって、前記各処理ユニットにそれぞれ電気的に接続されたユニット制御部と、前記各ユニット制御部と通信回線により接続された主制御部とを備え、前記主制御部は、前記各処理ユニットの動作機構の動作速度又は/及び処理時間であるパラメータの値を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されたパラメータの値を操作者が変更するための変更手段と、前記記憶手段に記憶されたパラメータのうち前記各処理ユニットに属するパラメータを、そのパラメータの属する処理ユニットに接続されたユニット制御部に送信するパラメータ送信手段と、前記パラメータ送信手段により送信されたパラメータを用いた場合の前記各処理ユニットの処理時間を各処理ユニットに接続されたユニット制御部から受信する処理時間受信手段と、前記処理時間受信手段により受信された各処理ユニットの処理時間のうち最も遅い処理時間を選定する選定手段と、前記選定手段により選定された処理時間を前記時間間隔として前記処理ユニット群の最上流の処理ユニットに基板を投入する装置に設定する設定手段とを備え、前記ユニット制御部は、前記パラメータ送信手段により送信されたパラメータを受信するパラメータ受信手段と、前記パラメータ受信手段により受信されたパラメータの値を用いた場合の、当該ユニット制御部に接続された処理ユニットの処理時間を求める処理時間取得手段と、前記処理時間取得手段により求められた処理時間を前記主制御装置に送信する処理時間送信手段とを備えるものである。
この構成によれば、変更手段を使用して操作者が変更したパラメータの値を用いた場合の各処理ユニットの処理時間が処理時間取得手段により求められ、この処理時間のうち最も遅いものが前記時間間隔として、処理ユニット群の最上流の処理ユニットに基板を投入する装置に設定手段により設定されるので、操作者はパラメータを変更するだけで、より適切な前記時間間隔を基板を投入する装置に設定することができる。
請求項10に係る基板処理装置は、請求項2〜9のいずれかに記載の設定装置を備えるものである。この構成によれば、より適切な前記時間間隔を基板を投入する装置に設定することができる基板処理装置を提供できる。
請求項1に記載の発明によれば、変更手段を使用して操作者が変更したパラメータの値を用いた場合の各処理ユニットの処理時間が処理時間取得手段により求められ、この処理時間が報知手段により操作者に報知されるので、操作者は、パラメータを変更した場合の各処理ユニットの処理時間を容易に知ることができる。
請求項2又は8に記載の発明によれば、変更手段を使用して操作者が変更したパラメータの値を用いた場合の各処理ユニットの処理時間が処理時間取得手段により求められ、この処理時間が報知手段により操作者に報知される。また、入力手段を使用して操作者により前記時間間隔が入力され、入力された前記時間間隔が処理ユニット群の最上流の処理ユニットに基板を投入する装置に設定手段により設定されるので、操作者は報知された処理時間を参照して、入力手段に入力する前記時間間隔を決定でき、操作者にとってより適切な前記時間間隔を、基板を投入する装置に設定することができる。
請求項3又は6に記載の発明によれば、計算により処理時間が求められるので、実際に処理を実行することなく処理時間を求めることができる。
請求項4又は7に記載の発明によれば、実測により処理時間が求められるので、正確な処理時間を求めることができる。
請求項5又は9に記載の発明によれば、変更手段を使用して操作者が変更したパラメータの値を用いた場合の各処理ユニットの処理時間が処理時間取得手段により求められ、この処理時間のうち最も遅いものが前記時間間隔として、処理ユニット群の最上流の処理ユニットに基板を投入する装置に設定手段により設定されるので、操作者はパラメータを変更するだけで、より適切な前記時間間隔を基板を投入する装置に設定することができる。
請求項10に記載の発明によれば、より適切な前記時間間隔を基板を投入する装置に設定することができる基板処理装置を提供できる。
以下、本発明の一実施形態における基板処理装置について図面を参照しながら説明する。図1は、基板処理装置1の構成の概略を示す上面図である。基板処理装置1は、基板の表面に素子形成等のための一連の処理を施す装置である。基板処理装置1は、LD(ローダー)ユニット11、洗浄ユニット12、デハイドベークオーブンユニット13、コーターユニット14、プリベークオーブンユニット15、及びUL(アンローダー)ユニット16から構成される。各ユニット11〜16には各ユニットを制御するユニットコントローラ21〜26が通信回線により接続され、各ユニットコントローラ21〜26は通信回線により互いに接続されると共にメインコントローラ3に接続される。
LDユニット11は、基板処理装置1で処理を行う基板(図示省略)を、基板に一連の処理を施す処理ユニット群12〜15に投入するものである。基板はカセット(図示省略)と呼ばれる、基板を複数枚収納するケースに収納されてLDユニット11に載置される。LDユニット11に載置されたカセットに収納されている基板は、例えばLDユニット11と洗浄ユニット12の間に位置された旋回ロボットによりカセットから1枚ずつ抜き取られて洗浄ユニット12に渡される。この基板の投入は装置タクトと呼ばれる所定時間間隔で連続的に行われる。
洗浄ユニット12は、基板の洗浄を行うものである。図2は、洗浄ユニット12の構成の概略を示す上面図である。この図に示すように洗浄ユニット12は、入口CV(コンベア)121、洗浄部122、乾燥部123、及び出口CV124が直線的に並んだ構成をとる。入口CV121は、搬送ロボットを介してLDユニット11から渡された基板を洗浄部122まで搬送する。洗浄部122は、基板を搬送しながら洗浄を行う。乾燥部123は、基板を搬送しながら、洗浄された基板の乾燥を行う。出口CV124は、次のデハイドベークオーブンユニット13まで基板を搬送する。
デハイドベークオーブンユニット13は、洗浄後の基板を乾燥するものである。図3は、オーブンユニット(後述するプリベークオーブンユニット15も同様の構成)の構成の概略を示す上面図である。この図に示すようにオーブンユニット13,15は、入口CV131、ロボット132、多段チャンバー133、及び出口CV134から構成される。入口CV131は、洗浄ユニット12からコンベア(出口CV124)により搬送されてきた基板をロボット132まで搬送する。ロボット132は、入口CV131により搬送されてきた基板を自身のアームによりつかんで、旋回して多段チャンバー133のいずれかのチャンバー内に基板を置く。また、ロボット132は、多段チャンバー133のいずれかのチャンバー内に置かれた基板をアームでつかんで取り出し、旋回して出口CV134に置く。多段チャンバー133は、所定数段、例えば3段のHP(ホットプレート)チャンバーと、所定数段、例えば2段のCP(コールドプレート)チャンバーを有するもので、ホットプレートにより基板の水分を加熱・除去した後、コールドプレートにより基板をクールダウンさせる。出口CV134は、基板をコーターユニット14に搬送する。
コーターユニット14は、基板にレジストを塗布するものである。図4は、コーターユニット14の構成の概略を示す上面図である。この図に示すようにコーターユニット14は、入口CV141、ロボット142、コーター143、ロボット144、及び出口CV145直線的に並んだ構成をとる。入口CV141は、デハイドベークオーブンユニット13からコンベア(出口CV134)により搬送されてきた基板をロボット142まで搬送する。ロボット142は、入口CV141により搬送されてきた基板を自身のアームによりつかんで、旋回してコーター143に渡す。コーター143は、ロボット142により渡された基板に対してレジストを塗布する処理を行う。ロボット144は、コーター143の基板をアームでつかんで取り出し、旋回して出口CV145に置く。出口CV145は、基板をプリベークオーブンユニット15に搬送する。
プリベークオーブンユニット15は、基板上のレジスト膜中の残留溶剤の蒸発と基板の密着性強化を目的として、加熱処理が行うものである。プリベークオーブンユニット15の構成は、デハイドベークオーブンユニット13の構成と同じである。
ULユニット16は、処理ユニット群12〜15により一連の処理が基板に施された後に、基板を処理ユニット群12から払い出すものである。ULユニット16には、基板回収用のカセットが載置され、例えばプリベークオーブンユニット15とULユニット16の間に位置された旋回ロボットにより、プリベークオーブンユニット15から基板が取り出され、基板回収用のカセットに1枚ずつ収納される。
各ユニットに接続されたユニットコントローラ21〜26は接続されているユニットを制御するもので、CPU(中央処理装置)及びRAM(ランダムアクセスメモリ)等から構成される。LDユニット11のユニットコントローラ21は、メインコントローラ3から装置タクトを受信し、この装置タクトで基板を処理ユニット群12〜15に投入するようにLDユニット11を制御する。
処理ユニット12〜15のユニットコントローラ22〜25は、制御対象の処理ユニットで行う処理を調節するパラメータ(後述)をメインコントローラ3から受信して記憶し、このパラメータに応じた処理がユニットで行われるように制御対象の処理ユニットを制御する。パラメータは処理ユニットの処理時間に影響する。また、ユニットコントローラ22〜25は、メインコントローラ3からの指示により、メインコントローラ3から受信したパラメータを用いた場合の当該処理ユニットの処理時間を算出して、メインコントローラ3に知らせる。
メインコントローラ3は、操作者が装置タクトの設定、及びパラメータの変更を行うと共に、操作者に対して各処理ユニット12〜15の処理時間を表示するもので、例えばPC(パーソナルコンピュータ)である。メインコントローラ3の画面表示の例を用いて、メインコントローラ3における操作者の操作を説明する。図5は、各処理ユニットの処理時間の表示、及び装置タクトの設定を行う画面の一例である。メインコントローラ3には、複数のレシピ(基板処理装置1の処理内容)が記憶可能となっている。本実施形態においては、レシピ番号欄312に記載されている1から4までのレシピ番号に対応した4つのレシピが記憶されている。画面表示の各行が各レシピに対応しており、各行は設定ボタン311、レシピ番号312、装置タクト313、洗浄ユニット12の処理時間314、デハイドベークオーブンユニット13の処理時間315、コーターユニット14の処理時間316、プリベークオーブンユニット15の処理時間317からなる。各処理時間表示の下にはそれぞれその処理時間表示に対応するパラメータ変更ボタン318がある。ここでの処理時間の意味については、後述する。
設定ボタン311は、その設定ボタン311のある行(のレシピ)の装置タクト及びパラメータ(この行には直接表示されない。)を用いて基板処理装置1を運転する指示を入力するためのものである。レシピ番号欄312は、各行(のレシピ)に付けられた番号を表示するものである。装置タクト欄313は、各レシピにおける装置タクトを表示及び変更するためのもので、表示されている装置タクトを書き換えることにより装置タクトを変更できる。洗浄欄314、デハイドベーク欄315、コーター欄316、及びプリベーク欄317の各欄は、洗浄ユニット12、デハイドベークオーブンユニット13、コーターユニット14、及びプリベークオーブンユニット15の各処理ユニットの処理時間を表示するものである。また、各処理時間の表示の下にあるパラメータ変更ボタン318は、各処理ユニットのパラメータを変更するためのもので、このボタンを押下した場合には、画面がパラメータ変更画面に切り替わる。
図6は、パラメータ変更画面の一例で、図5の画面において洗浄欄314のパラメータ変更ボタンが押下された場合に表示される、洗浄ユニット12のパラメータ変更画面である。画面には洗浄ユニット12の9つのパラメータの値が表示されている。例えばPCのポインティングデバイス等を用いてカーソルをこの値の表示位置に移動し、PCのキーボードを用いて数値を入力して、値を操作者が直接書き換えることによりパラメータの値を変更できる。この例においては、枠で囲まれた値が操作者により直接変更可能なパラメータである。設定ボタン321を押下すると画面が図5の画面に戻る。このとき、変更した新たなパラメータに応じた処理時間が表示されると共に、パラメータの変更を行った行(レシピ)の装置タクトにこのレシピで一番処理時間の長い処理ユニットの処理時間(例えば、レシピ番号1の場合は、デハイドベークオーブンユニット13の処理ユニットの処理時間92(sec)が装置タクトとして表示される。
次に、各処理ユニットのパラメータについて具体的に説明する。洗浄ユニット12のパラメータは、例えば、入口CVの引込時の速度、入口CVの払出時の速度(洗浄部内CVの引込時の速度)、洗浄部内での基板の停止時間、洗浄部内CVの払出時の速度(乾燥部内CVの引込時の速度)、乾燥部内CVの払出時の速度(出口CVの引込時の速度)、出口CVの払出側速度である。ここで、入口CVの引込時の速度とは、基板の先端が入口CVに入ってから基板の先端が洗浄部に到達するまでの入口CVの速度である。入口CVの払出時の速度(洗浄部内CVの引込時の速度)とは、基板の先端が洗浄部に到達してから基板が洗浄部の中心あたりに位置するまでの入口CVと洗浄部内CVの速度である。洗浄部内での基板の停止時間とは、洗浄部内で洗浄のために基板が停止する時間である。洗浄部内CVの払出時の速度(乾燥部内CVの引込時の速度)とは、基板が洗浄部の中心あたりから乾燥部の中心あたりに移動するまでの洗浄部内CVと乾燥部内CVの速度である。乾燥部内CVの払出時の速度(出口CVの引込時の速度)とは、基板が乾燥部の中心あたりから基板全体が乾燥部から完全に出るまでの乾燥部内CVと出口CVの速度である。出口CVの払出時の速度とは、基板が次の処理ユニットに完全に入るまでの出口CVの速度である。同様にオーブンユニット13,15、及びコーターユニット14も複数のパラメータを有する。
1つの処理ユニット内には一時期に複数の基板が存在するので(例えば、洗浄ユニット12においては各入口CV、洗浄部、乾燥部、出口CVに1枚ずつ)、装置タクトは、(処理ユニット全体の処理時間ではなく)処理ユニット内の各処理部(入口CV121、洗浄部122、乾燥部123、出口CV124)を基板が通過する時間に影響される。洗浄ユニット12においては、4つの処理部をそれぞれ基板が通過する時間のうち、最も長いものが装置タクトを決定する際の要因となる。つまり、上記の4つの時間のうち最も長い時間を装置タクトとした場合に、洗浄ユニット12においては、基板がユニット内で停滞することなく、生産性を最も上げることができる。図5の画面に表示された処理時間は、各処理ユニットにおける複数の処理部をそれぞれ基板が通過する時間のうち最長のものを表示している。
次にメインコントローラ3、及びユニットコントローラ21〜25の装置タクト設定装置(及び処理時間算出装置)としての機能構成を、図7を用いて説明する。図7は、メインコントローラ3、及びユニットコントローラ21〜25の装置タクト設定装置2(及び処理時間算出装置2A)としての機能構成を示す図である。メインコントローラ3は、表示部31、処理時間受信部32、装置タクト決定部33、パラメータ値記憶部34、パラメータ値送信部35、入力部36、装置タクト記憶部37、及び装置タクト送信部38を備える。
表示部31は、例えばPCのディスプレイで、出力ユーザインターフェイスとして情報を表示するものである。表示部31は、処理時間受信部32から処理時間を受信した場合には、処理時間を表示する。表示部31は、パラメータ値記憶部34に記憶されているパラメータ値、及び装置タクト記憶部37に記憶されている装置タクトを(それらが表示される画面が表示されている場合には)常時表示する。入力部36は、例えばPCのキーボードで、入力ユーザインターフェイスとして情報を入力するものである。入力部36は、パラメータ値の変更の入力があった場合には、入力されたパラメータ値をパラメータ値記憶部34に書き込む。入力部36は、装置タクトの入力があった場合には、入力された装置タクトを装置タクト記憶部37に書き込む。入力部36は、処理時間算出指示の入力(図6における設定ボタン321の押下)があった場合には、パラメータ値送信部35にその旨を送信する。入力部36は、運転指示の入力(図5における設定ボタン311の押下)があった場合には、パラメータ値送信部35及び装置タクト送信部38にその旨を送信する。
パラメータ値記憶部34は、メインコントローラ3においてパラメータ値を記憶するもので、例えばRAMからなる。パラメータ値記憶部34に記憶されたパラメータ値は、運転指示が入力された場合に各処理ユニットに反映される。装置タクト記憶部37は、メインコントローラ3において装置タクトを記憶するもので、例えばRAMからなる。装置タクト記憶部37に記憶された装置タクトは、運転指示が入力された場合にLDユニット11に反映される。
処理時間受信部32は、ユニットコントローラ22〜25から処理時間が送信されてきた場合に、その処理時間を受信し、表示部31及び装置タクト決定部33に転送するものである。装置タクト決定部33は、処理時間受信部32から処理時間を受信した場合に、そのレシピにおける各処理ユニットの処理時間のうち最長のものを装置タクトとして、装置タクト記憶部37に書き込む。
パラメータ値送信部35は、パラメータ値及びその使用目的の指示(処理時間算出指示、又は運転指示)をユニットコントローラ22〜25に送信するものである。パラメータ値送信部35は、入力部36から処理時間算出指示を受信した場合には、パラメータ値記憶部34からパラメータ値を読み出して、処理時間算出指示及びパラメータ値をユニットコントローラ22〜25に送信する。また、パラメータ値送信部35は、入力部36から運転指示を受信した場合には、パラメータ値記憶部34からパラメータ値を読み出して、運転指示及びパラメータ値をユニットコントローラ22〜25に送信する。装置タクト送信部38は、装置タクト及び運転指示をユニットコントローラ21に送信するものである。装置タクト送信部38は、入力部36から運転指示を受信した場合には、装置タクト記憶部37から装置タクトを読み出して、運転指示及び装置タクトをユニットコントローラ21に送信する。
処理ユニット12〜15のユニットコントローラ22〜25は、処理時間送信部221、処理時間算出部222、パラメータ値受信部223、及び処理制御部224を備える。パラメータ値受信部223は、パラメータ値及びその使用目的の指示をメインコントローラ3から受信し、パラメータ値及びその使用目的の指示を処理時間算出部222又は処理制御部224に送信するものである。パラメータ値受信部223は、メインコントローラ3から処理時間算出指示及びパラメータ値を受信した場合には、受信したパラメータ値及び処理時間算出指示を処理時間算出部222に送信する。パラメータ値受信部223は、メインコントローラ3から運転指示及びパラメータ値を受信した場合には、受信したパラメータ値及び運転指示を処理制御部224に送信する。
処理時間算出部222は、処理ユニットの処理時間を算出するものである。処理時間算出部222は、パラメータ値受信部223から処理時間算出指示及びパラメータ値を受信した場合に、そのパラメータ値を用いた場合の当該処理ユニットの処理時間を算出して、その処理時間を処理時間送信部221に送信する。ここで、例として洗浄ユニット12における処理時間の算出について説明する。上述したように洗浄ユニット12においては、4つの位置範囲における処理時間を算出する。ここで、説明を簡単化するために搬送方向の基板の長さと各処理部(入口CV121、洗浄部122、乾燥部123、出口CV124)の搬送方向の長さを同じとし、これをLとする。第1の位置範囲における処理時間(入口CV121を基板が通過するのに要する時間)は、入口CVの引込時速度をV1、払出時速度をV2とすると、「(L/V1)+(L/V2)」で表される。第2の位置範囲における処理時間(洗浄部122を基板が通過するのに要する時間)は、洗浄部内CVの引込時速度をV2(これは、入口CV121の払出速度と同じである。)、払出時速度をV3、基板が洗浄部122内で停止している時間をT1とすると、「(L/V2)+T1+(L/V3)」で表される。
第3の位置範囲における処理時間(乾燥部123を基板が通過するのに要する時間)は、乾燥部内CVの引込時速度をV3(これは、洗浄部内CVの払出速度と同じである。)、払出時速度をV4とすると、「(L/V3)+(L/V4)」で表される。第4の位置範囲における処理時間(出口CV124を基板が通過するのに要する時間)は、出口CV124の引込時速度V4(これは、乾燥部内CVの払出時速度と同じである。)、払出時速度をV5とすると、「(L/V4)+(L/V5)」で表される。処理時間算出部222は、これらの式を用いて、受信したパラメータから各位置範囲の処理時間を算出する。各処理ユニット12〜15のユニットコントローラ22〜25の処理時間算出部222は、制御対象の処理ユニットについて同様に処理時間を算出する。例えば、オーブンユニット13,15については、入口CV131、オーブンロボット132、HPチャンバー133(上段)、CPチャンバー133(下段)、及び出口CV134における処理時間(通過時間)を算出する。コーターユニット14については、入口CV141、ロボット142、コーター143、ロボット144、及び出口CV145における処理時間を算出する。処理時間算出部222は、各位置範囲の処理時間のうち最長のものをその処理ユニットの処理時間として、処理時間送信部221に送信する。
処理制御部224は、処理ユニットにおける処理を制御するものである。処理制御部222は、パラメータ値受信部223から運転指示及びパラメータ値を受信した場合に、当該処理ユニットがそのパラメータ値を用いて基板に処理を行うように当該処理ユニットを制御する。処理時間送信部221は、算出された処理時間をメインコントローラ3に送信するものである。処理時間送信部221は、処理時間算出部222から処理時間を受信した場合に、メインコントローラ3に処理時間を送信する。
LDユニット11のユニットコントローラ21は、装置タクト受信部211、及びLD制御部212を備える。装置タクト受信部211は、メインコントローラ3から装置タクトを受信するものである。装置タクト受信部211は、メインコントローラ3から送信された装置タクトを受信した場合には、その装置タクトをLD制御部212に送信する。LD制御部212は、LDユニット11の動作を制御するものである。LD制御部212は、装置タクト受信部211から装置タクトを受信した場合には、LDユニット11がその装置タクトで基板の投入を行うようにLDユニット11を制御する。
次にメインコントローラ3、及びユニットコントローラ21〜25の処理の流れを図8を用いて説明する。図8は、メインコントローラ3、及びユニットコントローラ21〜25の処理の流れを示すフローチャートである。メインコントローラ3においては、ステップM1では、入力部36は、パラメータの値の変更が入力されたか否かをチェックし、入力された場合には(ステップM1でYES)、ステップM2へ進む。ステップM2では、入力部36は、変更されたパラメータの値をパラメータ値記憶部34に書き込む。ステップM1の分岐において、パラメータの値が変更されなかった場合(ステップM1でNO)、及びステップM2の処理が終了した場合には、ステップM3へ進む。
ステップM3では、入力部36は、操作者により処理時間を算出する指示が入力(図6の画面において設定ボタン321が押下)されたか否かをチェックし、入力された場合には(ステップM3でYES)、ステップM4へ進む。ステップM4では、入力部36は、パラメータ値送信部35に、処理ユニットの各ユニットコントローラ22〜25に現在メインコントローラ3が記憶するパラメータの値に基づく各処理ユニット12〜15の処理時間を取得するよう指示する。パラメータ値送信部35は、パラメータ値記憶部34からパラメータ値を読み出し、処理時間算出指示とパラメータ値を各ユニットコントローラ22〜25に送信する。ステップM3の分岐において、処理時間算出指示が入力されなかった場合(ステップM3でNO)、及びステップM4の処理が終了した場合には、ステップM5へ進む。
ステップM5では、処理時間受信部32は、ユニットコントローラ22〜25から処理時間を受信したか否かをチェックし、受信した場合には(ステップM5でYES)、ステップM6へ進む。ステップM6では、処理時間受信部32は、受信した処理時間を装置タクト決定部33へ送信し、装置タクト決定部33は、全処理ユニットの処理時間のうち最長のものを装置タクトとして、装置タクト記憶部37へ書き込む。ステップM7では、処理時間受信部32は、受信した処理時間を表示部31へ送信し、表示部31は、処理時間を表示する。ステップM5の分岐において、処理時間を受信しなかった場合(ステップM5でNO)、及びステップM7の処理が終了した場合には、ステップM8へ進む。
ステップM8では、入力部36は、操作者により例えばメインコントローラ3の画面表示の装置タクトの表示位置にカーソルを位置させてキーボードにより装置タクトが入力されたか否かをチェックし、入力された場合には(ステップM8でYES)、ステップM9へ進む。ステップM9では、入力部36は、入力された装置タクトを装置タクト記憶部37に書き込む。ステップM8の分岐において、装置タクトが入力されなかった場合(ステップM8でNO)、及びステップM9の処理が終了した場合には、ステップM10へ進む。
ステップM10では、入力部36は、操作者により運転指示が入力されたか否かをチェックし、入力された場合には(ステップM10でYES)、ステップM11へ進む。ステップM11では、入力部36は、パラメータ値送信部35に運転指示を送信する。パラメータ値送信部35は、これを受けてパラメータ値記憶部34からパラメータ値を読み出し、運転指示及びパラメータ値をユニットコントローラ22〜25に送信する。ステップM12では、入力部36は、装置タクト送信部38に運転指示を送信する。装置タクト送信部38は、これを受けて装置タクト記憶部37から装置タクトを読み出し、運転指示及び装置タクトをLDユニット11のユニットコントローラ21に送信する。ステップM10の分岐において、運転指示が入力されなかった場合(ステップM10でNO)、及びステップM12の処理が終了した場合には、ステップM1へ戻り、ステップM1からの処理を繰り返す。
処理ユニットのユニットコントローラ22〜25においては、ステップP1では、パラメータ値受信部223は、メインコントローラ3から処理時間算出指示及びパラメータ値を受信したか否かをチェックし、受信した場合には(ステップP1でYES)、ステップP2へ進む。ステップP2では、パラメータ値受信部223は、受信したパラメータ値と処理時間算出指示を処理時間算出部222に送信する。処理時間算出部222は、受信したパラメータ値を用いて当該処理ユニットの処理時間を算出する。ステップP3では、処理時間算出部222は、算出した処理時間を処理時間送信部221に送信し、処理時間送信部221はその処理時間をメインコントローラに送信する。ステップP1の分岐において、処理時間算出指示及びパラメータ値を受信しなかった場合(ステップP1でNO)、及びステップP3の処理が終了した場合には、ステップP4へ進む。
ステップP4では、パラメータ値受信部223は、メインコントローラ3から運転指示及びパラメータ値を受信したか否かをチェックし、受信した場合には(ステップP4でYES)、ステップP5へ進む。ステップP5では、パラメータ値受信部223は、受信したパラメータ値と運転指示を処理制御部224に送信する。処理制御部224は、受信したパラメータ値を用いた処理を当該処理ユニットに行わせるように制御する。ステップP4の分岐において、運転指示及びパラメータ値を受信しなかった場合(ステップP4でNO)、及びステップP5の処理が終了した場合には、ステップP1へ戻り、ステップP1からの処理を繰り返す。
LDユニット11のユニットコントローラ21においては、ステップD1では、装置タクト受信部211は、メインコントローラ3から運転指示及び装置タクトを受信したか否かをチェックし、受信した場合には(ステップD1でYES)、ステップD2へ進む。ステップD2では、装置タクト受信部211は、受信した装置タクトと運転指示をLD制御部212に送信する。LD制御部212は、受信した装置タクトでの基板の投入をLDユニット11に行わせるよう制御する。ステップD1の分岐において、運転指示及び装置タクトを受信しなかった場合(ステップD1でNO)、及びステップD2の処理が終了した場合には、ステップD1へ戻り、ステップD1からの処理を繰り返す。
このように本実施形態によれば、操作者がメインコントローラ3においてパラメータ値を変更して、処理時間の算出を指示した場合には、各処理ユニットのユニットコントローラにおいて処理時間が算出されて、その結果メインコントローラ3に表示される。そして、メインコントローラ3において、算出された処理時間を基に装置タクトを決定しメインコントローラ3内に記憶すると共に、算出された処理時間をメインコントローラ3に表示する。一方、操作者はメインコントローラ3に表示された処理時間と装置タクトを見て、装置タクトを変更したい場合にはメインコントローラ3を用いて装置タクトを設定できる。この後に、操作者がメインコントローラ3において設定指示を行った場合には、メインコントローラ3に記憶された装置タクトとパラメータ値が基板処理装置の動作に反映される。
なお、本発明は、上記実施形態のものに限定されるものではなく、以下に述べる態様を採用することができる。本実施形態においては、処理時間算出部222は、受信したパラメータと予め処理時間算出部222に記憶された計算式を用いて計算により処理時間を算出したが、受信したパラメータを用いて実際に処理ユニットを動作させてその処理時間を実測して処理時間を取得してもよい。この場合には、基板の通過位置を検出するための位置検出手段、例えばセンサーが処理ユニットに、所定の位置間の通過時間を計時する計時手段がユニットコントローラに必要となる。
本実施形態においては、処理時間算出装置2A及び装置タクト設定装置2は、複数のユニットコントローラ21〜25及びメインコントローラ3から構成されたが、例えば1つのCPU(中央処理装置)を備える情報処理装置や、1つのPCから構成されてもよい。
本発明の一実施形態における基板処理装置の構成を示す上面図である。 本発明の一実施形態における洗浄ユニットの構成を示す上面図である。 本発明の一実施形態におけるオーブンユニットの構成を示す上面図である。 本発明の一実施形態におけるコーターユニットの構成を示す上面図である。 本発明の一実施形態におけるメインコントローラの画面表示の一例を示す図である。 本発明の一実施形態におけるメインコントローラの画面表示の一例を示す図である。 本発明の一実施形態における設定装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態における設定装置の処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 基板処理装置
11 LDユニット(基板を投入する装置)
12 洗浄ユニット(処理ユニット)
13 デハイドベークオーブンユニット(処理ユニット)
14 コーターユニット(処理ユニット)
15 プリベークオーブンユニット(処理ユニット)
2 装置タクト設定装置(設定装置)
2A 処理時間算出装置(算出装置)
22〜25 ユニットコントローラ(ユニット制御部)
221 処理時間送信部(処理時間送信手段)
222 処理時間算出部(処理時間取得手段)
223 パラメータ値受信部(パラメータ受信手段)
3 メインコントローラ(主制御部)
31 表示部(報知手段)
32 処理時間受信部(処理時間受信手段)
33 装置タクト決定部(選定手段)
34 パラメータ値記憶部(記憶手段)
35 パラメータ値送信部(パラメータ送信手段)
36 入力部(変更手段、入力手段)
38 装置タクト送信部(設定手段)

Claims (10)

  1. 基板に一連の処理を施す複数の処理ユニット群に対して基板を連続的に投入する際の時間間隔を算出する算出装置であって、
    前記各処理ユニットの動作機構の動作速度と処理時間の少なくともいずれか一方であるパラメータの値を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されたパラメータの値を操作者が変更するための変更手段と、
    前記記憶手段に記憶されたパラメータの値を用いた場合の前記各処理ユニットの処理時間を求める処理時間取得手段と、
    前記処理時間取得手段により求められた前記処理時間を操作者に報知する報知手段とを備える算出装置。
  2. 基板に一連の処理を施す複数の処理ユニット群に対して基板を連続的に投入する際の時間間隔を設定する設定装置であって、
    請求項1に記載の算出装置と、
    操作者が前記時間間隔を入力するための入力手段と、
    前記入力手段により入力された前記時間間隔を前記処理ユニット群の最上流の処理ユニットに基板を投入する装置に設定する設定手段とを備える設定装置。
  3. 前記処理時間取得手段は、前記パラメータの値に基づいて計算により前記処理時間を算出することにより処理時間を求める請求項2に記載の設定装置。
  4. 前記処理時間取得手段は、前記パラメータの値に基づいて前記各処理ユニットが動作を行った場合における前記処理時間を実測することにより処理時間を求める請求項2に記載の設定装置。
  5. 基板に一連の処理を施す複数の処理ユニット群に対して基板を連続的に投入する際の時間間隔を設定する設定装置であって、
    前記各処理ユニットの動作機構の動作速度と処理時間の少なくともいずれか一方であるパラメータの値を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されたパラメータの値を操作者が変更するための変更手段と、
    前記記憶手段に記憶されたパラメータの値を用いた場合の前記各処理ユニットの処理時間を求める処理時間取得手段と、
    前記処理時間取得手段により求められた各処理ユニットの処理時間のうち最も遅い処理時間を選定する選定手段と、
    前記選定手段により選定された処理時間を前記時間間隔として、前記処理ユニット群の最上流の処理ユニットに基板を投入する装置に設定する設定手段とを備える設定装置。
  6. 前記処理時間取得手段は、前記パラメータの値に基づいて計算により前記処理時間を算出することにより処理時間を求める請求項5に記載の設定装置。
  7. 前記処理時間取得手段は、前記パラメータの値に基づいて前記各処理ユニットが動作を行った場合における前記処理時間を実測することにより処理時間を求める請求項5に記載の設定装置。
  8. 基板に一連の処理を施す複数の処理ユニット群に対して基板を連続的に投入する際の時間間隔を設定する設定装置であって、
    前記各処理ユニットにそれぞれ電気的に接続されたユニット制御部と、
    前記各ユニット制御部と通信回線により接続された主制御部とを備え、
    前記主制御部は、前記各処理ユニットの動作機構の動作速度と処理時間の少なくともいずれか一方であるパラメータの値を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されたパラメータの値を操作者が変更するための変更手段と、前記記憶手段に記憶されたパラメータのうち前記各処理ユニットに属するパラメータを、そのパラメータの属する処理ユニットに接続されたユニット制御部に送信するパラメータ送信手段と、前記パラメータ送信手段により送信されたパラメータを用いた場合の前記各処理ユニットの処理時間を各処理ユニットに接続されたユニット制御部から受信する処理時間受信手段と、前記処理時間受信手段により受信された前記処理時間を操作者に報知する報知手段と、操作者が前記時間間隔を入力するための入力手段と、前記入力手段により入力された前記時間間隔を前記処理ユニット群の最上流の処理ユニットに基板を投入する装置に設定する設定手段とを備え、
    前記ユニット制御部は、前記パラメータ送信手段により送信されたパラメータを受信するパラメータ受信手段と、前記パラメータ受信手段により受信されたパラメータの値を用いた場合の、当該ユニット制御部に接続された処理ユニットの処理時間を求める処理時間取得手段と、前記処理時間取得手段により求められた処理時間を前記主制御装置に送信する処理時間送信手段と
    を備える設定装置。
  9. 基板に一連の処理を施す複数の処理ユニット群に対して基板を連続的に投入する際の時間間隔を設定する設定装置であって、
    前記各処理ユニットにそれぞれ電気的に接続されたユニット制御部と、
    前記各ユニット制御部と通信回線により接続された主制御部とを備え、
    前記主制御部は、前記各処理ユニットの動作機構の動作速度と処理時間の少なくともいずれか一方であるパラメータの値を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されたパラメータの値を操作者が変更するための変更手段と、前記記憶手段に記憶されたパラメータのうち前記各処理ユニットに属するパラメータを、そのパラメータの属する処理ユニットに接続されたユニット制御部に送信するパラメータ送信手段と、前記パラメータ送信手段により送信されたパラメータを用いた場合の前記各処理ユニットの処理時間を各処理ユニットに接続されたユニット制御部から受信する処理時間受信手段と、前記処理時間受信手段により受信された各処理ユニットの処理時間のうち最も遅い処理時間を選定する選定手段と、前記選定手段により選定された処理時間を前記時間間隔として前記処理ユニット群の最上流の処理ユニットに基板を投入する装置に設定する設定手段とを備え、
    前記ユニット制御部は、前記パラメータ送信手段により送信されたパラメータを受信するパラメータ受信手段と、前記パラメータ受信手段により受信されたパラメータの値を用いた場合の、当該ユニット制御部に接続された処理ユニットの処理時間を求める処理時間取得手段と、前記処理時間取得手段により求められた処理時間を前記主制御装置に送信する処理時間送信手段と
    を備える設定装置。
  10. 請求項2〜9のいずれかに記載の設定装置を備える基板処理装置。
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