JP2006018304A - 放電ランプを設計する方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】最小のサイズ、高い光効率、及び小さな熱負荷を有する放電ランプを設計する方法、このような方法により設計されたランプ、ならびにこのランプに適したリフレクタを提供する。
【解決手段】楕円の前記離心率e
=e(γ′)−Δe(γ′,E,g) 式3
により前記集光系に適応させ、ここで、
【数1】
Figure 2006018304

及び
【数2】
Figure 2006018304

であり、gは放電ランプのアーク長であるとする。
【選択図】なし

Description

本発明はとりわけデータ投影又はビデオ投影用のプロジェクタ内に設けられた集光系とともに使用する放電ランプを設計する方法、ならびに、このような方法により設計されたランプ及びこのような方法により設計されたリフレクタに関する。
データ投影又はビデオ投影用のディジタルプロジェクタの市場は、DLP技術の発明以来、世界的規模で著しく成長している。この益々の普及は何よりも次のことに基づいている。すなわち、使用される技術のおかげでプロジェクタは益々安価に製造できるようになっており、日常のオフィス業務においてモバイル使用できるほどのコンパクトなサイズで設計されているということに基づいている。
ディジタルプロジェクタの光学系(光エンジン)は通常マイクロディスプレイパネルを有している。このパネルは原則的に表面に駆動可能なピクセルが配置されたチップである。パネルはプロジェクタの光学系により照明され、生じた像が投影対物レンズにより壁に投影される。原則的に、マイクロディスプレイの3つの主要タイプ、すなわち、DMD、LCD、LCoSが区別される。プロジェクタの小型化はとりわけこのマイクロディスプレイパネルのサイズに、また使用される光源にも依存する。LCDパネルを備えたプロジェクタの基本構造は例えば特許文献1に記載されており、一方DMDパネルの機能に関しては、DLP方式(Digital Light Processing 登録商標)に関するテキサスインストルメント社の関連特許出願が参照される。
前記のディジタル投影システムにおいては、光源として、例えば非特許文献1にビデオ及び投影ランプ(VIPランプ)として記載されているような高圧放電ランプが主に使用される。この高圧放電ランプはガラスリフレクタに挿入されたトーチを有している。この種の高圧放電ランプを設計する際には、非常に高い温度が生じてもリフレクタもトーチも熱損傷しないように注意しなければならない。通常、このトーチはほぼ中央に配置された放電室を有しており、この放電室は直径に沿って対向して配置された2つのトーチシャフトへと変化していく。このトーチシャフトは比較的長いため、出力された放射の一部はシャフトの端部へ反射し、それによりシャフトは強い熱負荷に晒される。特許文献2では、シャフトの端部に熱絶縁層として機能するとともに、生じた放射を反射する反射層を設け、それによってこの領域におけるトーチの余分な加熱を防止することができるようにすることが提案されている。択一的に又は付加的に、冷却空気の供給を行ってもよい。しかし、このために必要なファンはプロジェクタの全体的サイズならびに騒音放出を増大させてしまう。
US 5,902,033 EP 1 220 294 A1 インターネット〈URL:www.osram.com〉
本発明の課題は、最小のサイズ、高い光効率、及び小さな熱負荷を有する放電ランプを設計する方法、このような方法により設計されたランプ、とりわけ、放電ランプ、ならびにこのランプに適したリフレクタを提供することである。
上記課題は、集光系、とりわけデータ投影又はビデオ投影用のプロジェクタ内に設けられた集光系とともに使用する放電ランプを設計する方法であって、前記放電ランプは電極を収容した放電管を有するトーチを備えており、該トーチは楕円リフレクタに挿入されており、楕円面のジオメトリが、とりわけ2つの焦点F,Fによって、離心率(nummerische Exzentrizitaet)eによって、ならびに2つの楕円半軸a,bによって決定されており、前記集光系はエテンデューEと受光角γ′とによって特徴付けられるものとした方法において、
楕円の前記離心率e
=e(γ′)−Δe(γ′,E,g) 式3
により前記集光系に適応させ、ここで、
Figure 2006018304
及び
Figure 2006018304
であり、gは放電ランプのアーク長であるとすることにより解決される。
本発明によれば、リフレクタの設計はエテンデュー(光伝導度)や集光系の受光角や使用される放電ランプの放電アークの長さのような少数のパラメータに依存して行われる。離心率(nummerische Exzentrizitaet)、すなわち、楕円リフレクタの形状は、これらのパラメータによって決定される。その際、受光角に依存して計算される離心率がエテンデューとアーク長とに依存する適応値によって補正される。すなわち、この適応値によってリフレクタの集光系への適応が行われる。
このように、本発明によれば、楕円の形状はこれらのパラメータに依存して求められる。なお、パラメータのうちの2つ(エテンデュー及び受光角)は光学系によって予め与えられており、一方で第3のパラメータ(アーク長)は使用されるランプによって予め与えられている。それゆえ、集光系の最大効率はリフレクタの大きさとは無関係に保証されている。
このように、本発明によれば、極めて簡単な仕方で、楕円リフレクタのジオメトリを少数のパラメータに依存して例えばプロジェクタの集光系に最適に適応させることができる。
本発明によれば、さらにシステムの全体的なサイズを最小化するために、所定の離心率のもとで、冒頭に記載したリフレクタ又はランプの熱負荷が最小化されるように2つの楕円軸を選択することができる。
投影システムの放電ランプでは、放電アークは楕円リフレクタの焦点F(短い方の焦点距離)に配置されている。この焦点距離は本発明によれば≧8mmに選択される。この寸法はコンパクトなサイズとトーチ及びリフレクタへの最小の熱負荷との間の最適な妥協であることが判明している。リフレクタの大きさは、トーチが完全に又はほとんどアパーチャホール内に入るように選択される。このアパーチャホールは、トーチの典型的な放射強度分布のゆえにリフレクタによる放射が生じない中央領域を意味するものと理解される。この条件(トーチ端部がアパーチャホール内にある)に従って、長い方の焦点距離はトーチシャフトの長さ及び直径ならびに前に計算された離心率に依存して求められる。トーチにより放射された光ビームはこの長い方の焦点距離において楕円リフレクタにより集束する。こうして、この焦点距離の情報に基づいて、簡単な幾何学的考察により2つの楕円軸を計算することができる。
トーチシャフトがアパーチャホールからいくらか突き出ることを許容すれば、ランプの全長はさらに短縮されうる。この場合、前記のパラメータに加えて、トーチがアパーチャホールから突き出る角度範囲が長い方の焦点距離の計算に含められる。
リフレクタの取付けに必要な全体的スペースは、互いに対して平行な間隔で配置されたそれぞれ2つの平坦部がリフレクタに設けられている場合に最小となる。この際、有利には一方の2つの平坦部の間隔は他方の2つの平坦部の間隔よりも小さい。
トーチは有利には高圧放電ランプとして実施される。
図1はビデオ投影用のDLP(Digital Light Processing)プロジェクタの基本構造を示している。プロジェクタ1の光学系は実質的にHIDランプ(高輝度放電ランプ)2、インテグレータ4、リレー光学系6、DMDチップ8、及び、スクリーン12に像を投影する対物レンズ10から構成されている。DLP技術においてはたいていインテグレータ4とランプ2との間に配置された色相環が使用されるが、この色相環は図示されていない。HIDランプ2、インテグレータ4、リレー光学系6、DMDチップ8、及び、対物レンズ10、これらの構成要素は光エンジンとも呼ばれる。
図2は図1のHIDランプ2の拡大図である。これによれば、HIDランプ2はトーチ14を有しており、トーチ14のバルブはほぼ中央に放電管16を有しており、放電管16には軸方向に突き出た2つのトーチシャフト18,20が接続している。放電管16内には、2つのタングステン電極22,24(図式的に図示)が配置されており、これらの電極は互いに対して所定の距離で配置されており、この距離が放電アークの長さg(図示せず)を決定する。
このようなHIDランプの構造は周知であり、これは例えば非特許文献1にVIPランプの名称で記載されているので、さらなる説明は不要である。
トーチ14は、反射層を備えた楕円形の実質的に回転対称なリフレクタ26に挿入されている。2つの電極22,24を有する放電管16は、発生する放電アークがリフレクタ26の焦点F1内にあるように配置されている。放電アークによって放電管16内に生じた光は、インテグレータ4の入力アパーチャ内にあるリフレクタ26により焦点Fに写像される。放電アークは点光源ではないので、この写像は−図2に理想的な形で示されているように−正確に焦点Fにおいて点状である訳ではない。
HIDランプ2から放射される光は多重反射によりインテグレータ4内で均質化され、出口側でリレー光学系6を介してDMDチップ8上に写像される。本来の像はこのDMDチップ8を介して形成される。DMDチップ8上には、実施形態に応じて、光弁として作用する例えば600,000個の旋回可能なマイクロミラーが存在する。画像ピクセルは、ミラーの位置に応じて、形成されるか又は暗いままに留まることができる。DMDチップ8により反射された光はDMDチップ8に前置された色相環から相応する色情報を得る。グレースケールと色合いは相応して比較的長い又は比較的短い反射時間によって再現される。DMDチップ8から出力された像は最終的に対物レンズ10を介してスクリーン12上に写像される。
プロジェクタ1を設計する際には、プロジェクタをできるだけコンパクト且つ高効率に形成することが試みられ、それにより輝度が高く、コントラストの良い艶やかな投影が可能となる。プロジェクタ1の集光系は通常、インテグレータ4、リレー光学系6、及びDMDチップ8によって予め設定されているので、それに相応してDMDチップ8のエテンデュー(面及び受光角)も定数として予め設定されている。
0.7″DMDチップ8のDMDチップ8のミラーは通常12°だけ偏向させられるため、DMDチップの受光角γもそれに相応して12°である。この受光角はリレー光学系6によって拡大されるので、集光系の受光角γ′は20°〜40°である。したがって、既存の投影システムでは、最適化はふつうHIDランプ2を適切に設計することによってしか行うことはできない。
ここで、所与のトーチが放電アークの所定の長さgと、半トーチ14の長さ(放電管16の中点からトーチシャフト20の端面までの距離)Lとを有しており(図2)、また既にある集光系がエテンデューEと受光角γ′とを有している場合に、HIDランプ2の構成要素の熱負荷を最小化するできるだけコンパクトに形成されたリフレクタ26を設計するものと仮定する。
リフレクタの楕円ジオメトリの設計
最初の設計ステップでは、まずリフレクタ26のジオメトリを実質的に特徴付ける離心率eが求められる。これは
Figure 2006018304
により求まる。ここで、γ′:受光角。
つづくステップでは、離心率に対する適応係数が計算される。適応係数は実質的にプロジェクタ1の前記パラメータに従属している。この適応係数Δeは
Figure 2006018304
により計算される。ここで、
g:放電アークの長さ
E:エテンデュー
γ′:受光角。
離心率eは離心率eと適応係数Δeとの間の差から計算される:
=e(γ′)−Δe(γ′,E,g) 式3
したがって、所定のリレー光学系6において、0.7″DMDチップ6のミラー傾斜角が12°であり、エテンデューE=20mmsrである場合、リレー光学系6により定まる受光角γ′に対して表1に示されている離心率eが得られる。
Figure 2006018304
したがって、楕円リフレクタ26の基本形は前述の設計規則によって決定されている。リフレクタ26を最小化するには、いくつかの熱設計基準を考慮しなければならない。
リフレクタのサイズの設計
冒頭で説明したように、非常に小さな楕円リフレクタでは、ワット数の高いトーチの動作時に熱的な問題が生じることがある。この場合、特にトーチ14からリフレクタ26までの距離がクリティカルである。というのも、距離が小さすぎると、トーチ14とリフレクタ26との間に狭い熱的接触が生じうるからである。これまでは、例えばガラスセラミック製の高価なリフレクタを使用するか又はセメントによってリフレクタのセラミック部分の中にトーチをセメント付けすることで、熱負荷を回避してきた。
別の熱的問題は、トーチシャフト20が長いため、トーチシャフト20が放射された光円錐の中に入り込み、光の吸収によって加熱されてしまうということにある。この問題を片づけるために、冒頭で挙げた特許文献2では、トーチシャフト20の端部に反射層を設けることが提案されている。本発明はこの比較的コストのかかる解決手段を避け、リフレクタ26を適切に設計することにより熱負荷を回避する。これは図2〜5の図式的な表現に基づいて説明される。
図3は楕円面を示している。リフレクタ26はこの楕円面に倣って形成されている。この楕円面はとりわけ焦点Fと焦点Fとによって特徴付けられており、頂点28から焦点Fまでの距離が焦点距離fを定め、頂点28から焦点Fまでの距離が焦点距離fに相当している。図3にはさらに楕円面の半軸a(長半軸)及びb(短半軸)が記載されている。焦点Fから射出した光ビームは楕円面により焦点Fへと反射される。図3では、この光ビームは例として焦点Fに対して角度γ′で入射する。
本発明によれば、トーチ14は、トーチシャフト20が、特にトーチシャフト20の端面32が、アパーチャ円錐34により特徴付けられたアパーチャホール35の内部に完全に位置するように、リフレクタ26の光軸30内に配置されている。アパーチャ円錐34は写像の行われないトーチ14の領域の境界を定めている。端面32をこのアパーチャ円錐34の中に入れると、リフレクタ26により反射された放射がトーチシャフト20に当たらないので、トーチシャフト20が放射エネルギーの吸収によって付加的に加熱されることはない。
図2に示されている実施例では、端面32は正確にアパーチャ円錐34内にあるのではなく、その外周部36(図4による拡大表示を参照)がアパーチャ円錐34から突き出ている。図2及び4では、端面32が完全にアパーチャ円錐34内に入るような端面32の位置が参照番号32′で示されている。この位置を達成するには、軸方向に比較的短く形成したトーチ14を使用しなければならない。
しかし、本発明によれば、図4に示されているように、外周部36の僅かな突出は許容される。なお、この角度範囲は図4の角度ζにより特徴付けられ、2°未満、有利には1°未満でなければならない。
トーチシャフト20の熱負荷を最小化すべき場合には、(32′で示されている)端面は完全にアパーチャ円錐34内に入れられる。トーチシャフト20の長さLと直径dが与えられれば、焦点距離f
Figure 2006018304
により計算される。ここで、焦点距離比mは
Figure 2006018304
である。この焦点距離比mは初めに計算した離心率eに依存して求めることができる。
この焦点距離fから、楕円の長半軸aは
Figure 2006018304
により求まり、楕円の短半軸bは
Figure 2006018304
により求まる。
アパーチャ円錐34からのトーチシャフト20の僅かな突出が、したがってまたトーチ14の僅かな熱負荷が許容される場合には、焦点距離fは式8により計算される。
Figure 2006018304
そこで再び式6,7から楕円の両半軸a,bを焦点距離fと離心率eとに依存して計算することができる。
焦点距離f、すなわち、楕円面の頂点28から放電管16までの平均距離を8mmより大きく選択すれば、トーチ14の熱負荷を再び下げることができ、その結果、トーチとリフレクタとが確実に熱的に減結合される。
前記設計基準を12°の傾斜角(10%オーバーフィル)をもった0.7″DMDチップ8を有するプロジェクタに適用すれば、またその際にリレー光学系6により30°の受光角が設定されるならば、相応して設定されるエテンデューE、受光角γ′、放電アークの長さg、トーチシャフト20の長さL、トーチシャフト20の直径d、及び、アパーチャ円錐からのトーチシャフト20の許容される突出に依存して、表2に示されている特性値が得られる。表2に示されている値は、非常に簡単な構成の式1〜8を用いて容易に計算することができる。
Figure 2006018304
適応係数Δeに起因する離心率の低下は、システムの最適効率だけでなく、焦点距離比mの上昇ももたらす。ゆえに、焦点距離fを所与とすれば、fが、したがって放電管16とリフレクタ26の頂点28との間の距離がより大きくなる。
図5には、HIDランプ2に必要なスペースを最小化する別の方策が示されている。これによれば、リフレクタ26は平坦部38,40と図5の描画面の上方及び下方にある2つの平坦部42,44とを備えている。なお、平坦部42,44は図5では破線で示されている。これらの平坦部は、図5においてハッチングして示されている領域を「切り離す」ことによって形成される。図5によれば、平坦部42,44では、平坦部38,40の場合に必要とされるよりも多くのマテリアルが元の円形リフレクタ26から取り去られている。つまり、リフレクタ26は図5の描画面に対して垂直な方向では描画面内におけるよりも狭い幅を有している。平坦部は全体的サイズと高効率との間の妥協である。
前記実施例では、HIDランプ2が使用されている。もちろん、寸法a,bの設計を顧慮して、他の放電ランプも、原則的には白熱ランプも使用することができる。また、説明してきたDMDチップ8の代わりに、他のタイプのもの、例えば、説明の冒頭に挙げたタイプのものを使用してもよい。
本発明は、集光系とともに使用する放電ランプ、とりわけデータ投影又はビデオ投影用のプロジェクタの放電ランプを設計する方法に関する。さらに、このような方法により設計されたランプ及びこのランプ用のリフレクタも開示されている。
高圧放電ランプと光学系とを備えたプロジェクタの概略図である。 図1の高圧放電ランプの楕円リフレクタのジオメトリを説明する基本図である。 図1の高圧放電ランプの拡大図である。 図3の高圧放電ランプの変種を示す。 平坦化されたリフレクタを有する高圧放電ランプの別の実施例を示す。 高圧放電ランプの放射強度分布を示す。
符号の説明
1 プロジェクタ
2 高輝度放電ランプ
4 インテグレータ
6 リレー光学系
8 DMDチップ
10 対物レンズ
12 スクリーン
14 トーチ
16 放電管
18 トーチシャフト
20 トーチシャフト
22 電極
24 電極
26 楕円リフレクタ
30 光軸
32 端面
32’ 端面
34 アパーチャ円錐
35 アパーチャホール
36 外周部
38 平坦部
40 平坦部
42 平坦部
44 平坦部

Claims (9)

  1. 集光系、とりわけデータ投影又はビデオ投影用のプロジェクタ内に設けられた集光系とともに使用する放電ランプを設計する方法であって、
    前記放電ランプは電極(22,24)を収容した放電管(16)を有するトーチ(14)を備えており、該トーチ(14)は楕円リフレクタ(26)に挿入されており、楕円面のジオメトリは、とりわけ2つの焦点(F,F)によって、離心率(nummerische Exzentrizitaet)(e)によって、ならびに2つの楕円半軸(a,b)によって決定されており、前記集光系はエテンデュー(E)と受光角(γ′)とによって特徴付けられるものとした方法において、
    楕円の前記離心率(e)を
    =e(γ′)−Δe(γ′,E,g) 式3
    により前記集光系に適応させ、ここで、
    Figure 2006018304
    及び
    Figure 2006018304
    であり、gは放電ランプ(2)のアーク長であるとする、ことを特徴とする放電ランプを設計する方法。
  2. 楕円の頂点(28)に近い方の焦点距離(f)を8mmよりも大きく選択する、請求項1記載の方法。
  3. 長い方の焦点距離(f)を、
    Figure 2006018304
    により求め、ただしここで、
    Figure 2006018304
    であるとし、この長い方の焦点距離(f)から楕円半軸(a,b)を
    Figure 2006018304
    により計算する、請求項1又は2記載の方法。
  4. 長い方の焦点距離(f)を
    Figure 2006018304
    により求め、ただしここで、
    Figure 2006018304
    であるとし、この長い方の焦点距離(f)から楕円半軸(a,b)を
    Figure 2006018304
    により計算する、請求項1又は2記載の方法。
  5. 集光系、とりわけデータ投影又はビデオ投影用のプロジェクタ内に設けられた集光系とともに使用するランプ、とりわけ放電ランプであって、
    トーチ(14)を有しており、該トーチ(14)は電極(22,24)を収容した放電管(16)を有し、且つ楕円リフレクタ(26)に挿入されており、楕円面のジオメトリがとりわけ2つの焦点(F,F)によって、離心率(e)によって、ならびに2つの楕円半軸(a,b)によって決定されており、前記集光系がエテンデュー(E)と受光角(γ′)とによって特徴付けられるものである形式のランプにおいて、
    リフレクタジオメトリが請求項1から4のいずれか1項に記載の方法に従って設計されていることを特徴とするランプ。
  6. 前記リフレクタ(26)は光軸(30)にほぼ平行に4つの平坦部(38,40;42,44)を備えており、それぞれ2つの平坦部(38,40;42,44)が互いに対して平行な間隔で配置されている、請求項5記載のランプ。
  7. 2つの平坦部(42,44)の間の距離は他方の平坦部(38,40)の間の距離よりも短い、請求項6記載のランプ。
  8. 前記トーチ(14)は高圧放電ランプである、請求項5から7のいずれか1項記載のランプ。
  9. 集光系、とりわけデータ投影又はビデオ投影用のプロジェクタ内に設けられた集光系とともに使用する放電ランプのためのリフレクタであって、
    トーチ(14)を有しており、該トーチ(14)は電極(22,24)を収容した放電管(16)を有し、且つ楕円リフレクタ(26)に挿入されており、楕円面のジオメトリがとりわけ2つの焦点(F,F)によって、離心率(e)によって、ならびに2つの楕円半軸(a,b)によって決定されており、前記集光系がエテンデュー(E)と受光角(γ′)とによって特徴付けられるものである形式のリフレクタにおいて、
    リフレクタジオメトリが請求項1から4のいずれか1項に記載の方法に従って設計されていることを特徴とするリフレクタ。
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