JP2006017390A - 加熱調理器 - Google Patents

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佐知 田中
Mitsuru Honma
満 本間
Sei Ozawa
聖 小沢
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泰 堀切
Teruyuki Tachikawa
晃之 立川
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Abstract

【課題】 食品の調理状況を確認しやすく、また、省エネで使いやすい加熱調理器を提供する。
【解決手段】 被加熱物7を収納する加熱室2と、該被加熱物7を加熱する加熱手段と、該加熱室2に光を照射する照明手段3と、該照明手段3から加熱室2に照射される光を制御する光源制御手段13とを備え、該光源制御手段13は照明手段3が加熱室2内に照射する光の色か強度のいずれかを調整する。また、光源制御手段13は、照明手段3に印加する電圧または電流を調整することによって、加熱室2に照射される光の色か強度のいずれかを調整する。また、操作ボタン9を備え、この操作ボタン9を操作することにより選択された調理方法を判別して、光源制御手段13により照明手段3が照射する光の色か強度のいずれかを調整する。
【選択図】 図5

Description

本発明は加熱室内を照明する照明手段を搭載した加熱調理器に関するものである。
従来のこの種の加熱調理器である電子レンジは、加熱室に入れた被加熱物の加熱状態を見やすくするために、加熱室内を照らす照明手段を設けている。
そして、この照明手段は加熱室の外側に設けられ、照明手段が配置される加熱室の壁面には光の通過と電磁波の遮蔽をするためのパンチング孔加工がされていて、その照明手段の外側周囲には反射板が設けられている。
また、照明手段は加熱室内の熱風に直接触れて高温になることから、冷却するために風路が作られている。
そして、このような家庭用電子レンジの照明手段として従来は白熱電球が多く用いられているが、照明手段の長寿命化や省スペース化を図るために、高輝度LED(発光ダイオード)などの小型の発光素子を照明手段として用いたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、冷却ファンによって照明手段を冷却することで高輝度LEDを照明手段として使用する高周波加熱装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−139336号公報
特開2004−3682号公報
しかしながら、上記の従来技術において、前者のもの及び後者のものは発光素子を用いた照明手段により一定の色(波長)や強度(光量)の光を加熱室内に照射するものであり、そのため、加熱室内の食品の様子を観察しながら調理を行いたい場合に、調理途中の食品の状態(焼き具合など)が見にくいことがある。
また、食品の色を見たい調理において、従来の照明手段では、食品の色が加熱調理器の外で見る場合と比べて全く違って見えるため、調理がしにくくなることがある。
また、加熱調理器を置く場所の明るさは各家庭で異なるが、周囲の明るさによっては現状の照明手段が明るすぎたり、暗すぎたりすることがある。
また、調理中常に照明手段を点灯し続けると、オーブン料理などの長時間調理では消費電力が大きくなる。
また、レンジ調理やオーブン調理など、調理方法が違う場合でも加熱室内の色が同じであり、加熱調理器の外部から見て加熱室内の調理内容がわかりにくい。
本発明は、上記の課題のうち少なくとも1つを解決するためになされるものである。
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、請求項1では被加熱物を収納する加熱室と、該被加熱物を加熱する加熱手段と、該加熱室に光を照射する照明手段と、該照明手段から加熱室に照射される光を制御する光源制御手段とを備え、該光源制御手段は照明手段が加熱室内に照射する光の色か強度のいずれかを調整するものである。
また、請求項2では光源制御手段は、照明手段に印加する電圧または電流を調整することによって、加熱室に照射される光の色か強度のいずれかを調整するものである。
また、請求項3では操作ボタンを備え、この操作ボタンを操作することにより選択された調理方法を判別して、光源制御手段により照明手段が照射する光の色か強度のいずれかを調整するものである。
また、請求項4では被加熱物の調理具合または周囲の明るさのいずれかを検知することができる検知手段を備え、該検知手段の検出値に応じて光源制御手段により照明手段が照射する光の色か強度のいずれかを調整するものである。
また、請求項5では人検知センサを備え、人が近づいてきたことを検知して光源制御手段により照明手段の照射する光の強度を変化させるものである。
また、請求項6では照明手段は色の違う複数の光源から構成され、それぞれの光源を光源制御手段で調整するものである。
また、請求項7では被加熱物の調理具合を検知する検知手段と、周囲の明るさを検知する明るさセンサと、人検知センサとを備え、それぞれの検出値に応じて光源制御手段により照明手段の複数の光源の光の強度を変化させて、加熱室に照射される光の色を調整するものである。
また、請求項8では照明手段の発光する光源の色が赤と緑と青の3色であることを特徴としているものである。
本発明の加熱調理器は、上記のように構成したことにより、調理を開始する際の設定操作から状況を判断し、加熱室に照射される光の色を調整することで、より加熱室内の被加熱物が見やすくなることで加熱室内を観察しながらの調理が容易になり、また加熱室内の様子、調理の状況などを把握しながら調理できるため、より容易に調理ができる加熱調理器を提供できる。
また、加熱室に照射する光の強度も色と同様に変化させることができるので、使い易い機能を持つ加熱調理器を提供できる。
また、人検知センサや明るさセンサ等の検知手段を配置し、光源制御手段を用いることで、検知手段の検出値に応じて光源制御手段により照明手段調節することにより、調理者が設定しなくても常に、見やすく調理しやすい加熱室を保つことができる。
また、調理方法選択ボタンやメニューボタンといった調理者が操作した操作ボタンを判別することで、光源制御手段によって該調理方法に最適な色と強度の光を加熱室内に照射することにより、どんな調理においてもその調理方法に適切な、明るく見やすい加熱室を実現できる。
また、加熱調理器に人検知センサを備え、周囲に人が近づいてきたことを検知して光源制御手段により光の強度を変化させることにより、人が加熱調理器の近くにいて被加熱物の調理状況を伺うような場合には照明手段を明るくして加熱室内の被加熱物を見やすくし、人が加熱調理器から離れている場合は照明手段を暗くする(パワーダウン)あるいは消して省エネルギー化を図ることができる。
また、照明手段は発光する色が違う複数の光源から構成され、それぞれの光源の光源制御手段を有することにより、加熱室内に照射される光の色または強度を容易に調整することが可能となる。
また、人検知センサや明るさセンサ等の検知手段の検出値に応じて光源制御手段により複数光源それぞれの光の強度を変化させることにより、調理時の条件に応じた見やすい加熱室を構成できる。
また、照明手段の光源が発光する光の色が、赤(R)・緑(G)・青(B)の3色であることにより、光の三原色から様々な色の光を混色して照射することができる。
本発明の各実施例を以下に説明する。
本発明の一実施例である加熱調理器を図1〜図4を参照して説明する。図1は本発明の一実施例を説明する加熱調理器の斜視図、図2は同じくドアを閉めた状態の斜視図、図3は同じく光源制御手段の制御の流れを説明する図、図4は同じく光源制御手段の制御の流れを説明する図である。
図において、1は加熱調理器のキャビネット。2はキャビネット1の内側に設けられた加熱室で、被加熱物7を収納して調理するものであり、加熱室2とキャビネット1の間隙に被加熱物7を加熱するための加熱手段であるマイクロ波を発生するマグネトロンと、マイクロ波を調整するアンテナと、モータ等(図示せず)が設けられ、加熱室2内にマイクロ波を放射することで被加熱物7を加熱調理する。このように、本実施例の加熱調理器は加熱室2の底面に被加熱物7を載置して加熱調理するターンテーブルレス式オーブンレンジである。尚、本発明の加熱調理器はターンテーブル式オーブンレンジや単機能電子レンジ、電気オーブンなどの他の加熱調理器にも同様に適用できる。さらに、電気式ではなく、ガス式など他の加熱調理器への適用も可能である。
5は開閉式のドアで、加熱室2に被加熱物7を出し入れする開口部側に備えられている。そして、このドア5の枠は櫛歯形状の金属導体をコの字形状に曲げた構造で、内部に空間を持つチョーク構造になっており、調理中ドア5を閉めることでドア枠と加熱室2の前面部が密着し、外部にマイクロ波が漏洩するのを防止している。尚、本実施例のドア5は上下方向に回動する縦開き構造であるが、左右方向に回動する横開き構造の加熱調理器にも適用できる。
6はファインダで、ドア5に設けられており、加熱調理器の外部から加熱室2内を観察するためのものであり、本ファインダ6は外側と加熱室側の2枚のガラスでパンチングメタルを挟んだ構成で、光を透過するがマイクロ波は透過しない性質を持っており、外部から内部の様子が見えると共に外部にマイクロ波が漏洩するのを防止している。そして、ファインダ6はマイクロ波を透過しない構造であれば良いので、パンチングメタルの代わりにガラスに導電薄膜を備えた構造や、金属メッシュ、エキスパンドメタルを貼り付けた構造でも良い。また、加熱室2内の被加熱物7を確認しやすいように、該ファインダ6の光透過性は高いほうが望ましい。
3は照明手段で、外部から加熱室2内の被加熱物7を確認しやすいように、加熱室2の側面(図1では右側面)に配置されており、加熱室2内を明るく照らすためのものであり、照明手段3の外側に反射板4を設けることで照明手段3の光を効率よく加熱室2内に照射している。そして、照明手段3の光源は白熱電球でも良いし、他にクリプトン電球・ハロゲンランプなどの電球や蛍光灯、発光ダイオード(LED)や有機ELなどの発光素子など、発光制御できるものであればどんなものでも良い。また、照明手段3は加熱室2内の熱風に直接さらされる場合もあるため、その場合は照明手段3の周囲に風路を作ってファン(図示せず)で冷却しているが、照明手段3は耐熱性能が求められる。尚、本実施例では照明手段3が加熱室2の右側面にある場合を示したが、加熱室2内に光を照射することができる場所であれば、加熱室2の左側面、上面、背面、さらには前面でも良く、照明手段3の設置場所は問わない。
8は操作パネルで、加熱調理器前面のドア5の前面に備えられており、この操作パネル8上には後記する操作ボタン9と、人検知手段としての人検知センサ10と、周囲の明るさ検知手段として明るさセンサ11および明るさ調整ボタン12が配置されている。そして、本実施例では操作パネル8はドア5の前面に配置されているが、ドア5の横でも、上や下でも良く、操作できる場所であれば配置場所は問わない。また、加熱調理器本体ではなく外部から操作するリモコンに操作パネル8が配置されていても良い。
そして、本実施例による操作ボタン9は操作パネル8内に位置し、レンジ調理(マイクロ波によるあたため)や、オーブン調理、グリル調理の調理内容を選ぶ調理機能選択ボタンと、調理時間を決めるボタンと、調理温度や仕上がり具合を決めるボタンと、メニューを選んで自動調理するメニューボタン等が備えられている。
12は明るさ調整ボタンで、手動で加熱室2内の明るさを調整することができるものである。
そして、本実施例では操作ボタン9は押して操作する方式のものとしているが、操作部の形状は操作を受け付ける入力装置が対応できればボタン型でも回転ダイアル型や静電容量式タッチセンサでも構わない。
10は人検知センサで、操作パネル8内に配置されており、例えば赤外線センサで構成し、人体から放射される赤外線から人の動きを察知して動作するセンサであり、人が加熱調理器前面に近づいてきたことを検知することができるものである。
11は明るさセンサで、操作パネル8内に配置されており、例えばCdsセルのように光の強さを検知するセンサで構成し、加熱調理器が配置されている場所の明るさを検知することができるものである。
そして、これらの人検知センサ10や明るさセンサ11のセンサ類は本実施例では加熱調理器前面の操作パネル8内に配置した場合を示したが、加熱調理器の横や背面を検知したい場合などでは、操作パネル8内ではなく、他の場所に配置されていても構わない。また、操作ボタン9、人検知センサ10、明るさセンサ11、明るさ調整ボタン12は全てを備えている必要はなく、いずれか1つを備えていれば良い。
13は光源制御手段で、キャビネット1と加熱室2との空間部の機械室に備えられており、操作ボタン9や人検知センサ10や明るさセンサ11などの検知手段などの出力から、加熱室2を照らす適切な光の強度(光量)を判断し、その光の強度を得るため照明手段3に印加する電圧または電流を調整するように電気回路と制御プログラムを備えているものである。
図3、図4に該光源制御手段13による制御の流れを示す。
図3は調理機能選択ボタン、メニューボタン、などの操作ボタン9を調理者が操作して選択した調理方法を判別して、光源制御手段13により照明手段3に出力する電圧・電流やデューティー比を制御して照明手段3の明るさを変更し、該調理方法に最適な強度の光を加熱室2内に照射することができる例であり、また、明るさ調整ボタン12の操作により照明手段3に出力する電圧・電流やデューティー比を制御して照明手段3の明るさを変更し、加熱室2の明るさを任意で変更することができ、使用者の好みに応じて加熱室2内を見やすい明るさにすることができる例である。
図4は人検知センサ10や明るさセンサ11、被加熱物7の調理具合を測定する重量センサや温度センサ(図示せず)等検知手段の入力から、照明手段3に出力する電圧・電流やデューティー比を光源制御手段13により制御して照明手段3の明るさを変更し、加熱室2の明るさを変更する例である。
このように、光源制御手段13を用いることで、使用者が手を煩わせることなく自動でそれぞれの検知手段により調理の状況や周囲の状況を検知してそれに応じて適切に照明手段3の明るさを調整することができるため、より容易に加熱室2内が見やすい加熱調理器として利用できる。
次に、以上の構成による作用を説明する。
食品を加熱調理する場合、まずドア5を開けて加熱室2内に被加熱物7である食品を載置してドア5を閉じる。
その後、レンジ調理の操作を操作パネル8で行い加熱を開始すると、同時に加熱室2の照明手段3が点灯し、マグネトロンにより発生されたマイクロ波が加熱室2内に放射される。
本発明による加熱調理器の場合、照明手段3と光源制御手段13を備えていることから、照明手段3から加熱室2内に照射される光の強度を調整することができる。
そのため、加熱調理器の配置場所や調理状況等に関係なく、照明手段3を調理内容に適した光に調整することで、加熱室2の内部の被加熱物7を加熱調理器外部から容易に観察することが可能となる。
たとえば、直射日光を受けるなど非常に明るい場所に加熱調理器を配置した場合、周囲の明るさが明るいため加熱室2内部が暗く見えるが、明るさ調整ボタン12による明るさ調整によって照明手段3の光の強度を強くし、加熱室2内を明るくすることができる。
また本実施例では、周囲の明るさ検知手段として、加熱調理器前面に明るさセンサ11が配置されている。
そのため、直射日光や台所の照明などで加熱調理器の周囲が明るく、加熱室2内が暗く見える場合には自動的に照明手段3の光を強くして、逆に加熱調理器の周囲が暗いときは照明手段3の光を弱くし、加熱室2内部に載置されている被加熱物7を外部から確認しやすい明るさを使用者が指定することなく自動的に保つことができる。
また、クッキーなど焼き色から調理の進行状況を確認したい調理の場合、加熱室2が暗いと焼き色がよく見えないが、照明手段3の光の強度を強くして加熱室2内を明るくすることで、焼き色が確認しやすく、調理の進行状況がわかりやすい加熱調理器を提供できる。
このように本発明により、加熱室2内を観察しながらの調理が容易になり、調理過程を把握しながら調理できるため、従来の加熱調理器より調理のしやすい加熱調理器を提供できる。
また、本実施例では人検知手段として、加熱調理器前面に人検知センサ10が配置されており、加熱調理器の前方に人がいるかどうかを判別し、照明手段3の光の強度を調整することができる。
そのため例えば、加熱調理器手前50cmまでの範囲に人がいるかどうかを判別できる人検知センサ10を備えた本実施例において、使用者がドア5のファインダ6を通して内部の被加熱物7を見るために加熱調理器に近づくと、照明手段3の光が強くなり明るく見やすい加熱室2になるが、使用者が加熱調理器から50cm以上離れると照明手段3の光を弱くするかまたは消すことができる。尚、範囲は特に50cmに限定する必要はない。
また、加熱調理器を使用している間以外は人検知センサ10の機能を停止することで、加熱調理器を使用しないときに人が加熱調理器の前を通っても照明手段3は点灯しない。
このことによって、常に照明手段3を同じ明るさで点灯し続けている場合に比べて省電力効果が発揮できる。特に、オーブン調理などで長時間の調理を行う場合に大きな省電力効果が期待できる。
このように、本発明による加熱調理器によって、照明手段3から加熱室2内に照射される光の強度を調節することにより、調理を容易にすることができる。
本発明の第2の実施例である加熱調理器を図5〜図6を参照して説明する。
本実施例は、実施例1と同様の筐体構造を持ち、照明手段3がそれぞれ赤色、緑色、青色の光を発光する3つの光源3a、3b、3cから構成されている。
また、光源制御手段13はそれぞれの光源3a、3b、3cの強度を個々に制御できる光源制御手段13a、13b、13cを持っている。
そして、照明手段3から加熱室2に照射される光の色は3つの光源色の和とすることができ、それぞれの光源制御手段13a、13b、13cによって3色の光源3a、3b、3cの強度をそれぞれ制御することにより、加熱室2内に任意の色の光を照射することが可能である。
なお、3つの光源3a、3b、3cの色はどんな色でも構わないが、光の3原色(赤、緑、青)を用いることにより様々な色の光を照明手段3により照射することが可能である。
また、少なくとも照明手段3を構成する光源が2つ以上であり、照明手段3が照射する光が2色以上の光の和であれば、照明手段3が加熱室2に照射する光の色を調整することが可能であり、例えば、赤と緑や黄と青など2色の光源の組み合わせでも良い。
また、本実施例の図5では照明手段3を3つの発光ダイオード(LED)で構成している例を示したが、フルカラーLEDのように、1つの光学素子の中に2色あるいは3色の光源がある構造の光学素子を使用しても良い。
また、光の強度をより高めるために、照明手段3の数を更に多くしても構わない。
ここで、本実施例における光源制御手段13の制御例を図6、図7に示す。
光源制御手段13は実施例1と同様にキャビネット1と加熱室2との空間部の機械室に備えられており、操作ボタン9や、人検知センサ10や明るさセンサ11などの検知手段などの出力から、加熱室2を照らす適切な光の色(波長)や光の強度(光量)を判断し、その光の色や光の強度を得るため照明手段3に印加する電圧または電流を調整するように電気回路と制御プログラムを備えているものである。
光源制御手段13a、13b、13cは複数の光源3a、3b、3cの強度を個別に制御できるので、出力比率を変えることで照明手段3が照射する光の色合いを変化させることができる。また、出力比率は同じで全体の出力を変化させることによって、同じ色の光で明るさを変化させることができる。
このように、複数の光源3a、3b、3cを持つ照明手段3と光源制御手段13a、13b、13cを用いることで、照明手段3により加熱室2内に照射される光の色や強度を調整できる。
図6は、操作ボタン9による調理の操作や、明るさや色の調整操作の入力から、それに応じて照明手段3が照射する光の色や明るさを判断し、各光源3a、3b、3cにそれに応じた電圧・電流を出力する光源制御手段13a、13b、13cの制御の一例を示したものであり、各光源制御手段13a、13b、13cによる3つの光源の調整は自動で行われるので、使用者がそれぞれの光源を調整する必要はない。
図7は、調理状況や周囲の状況を加熱調理器が判断して、各光源3a、3b、3cに応じた電圧・電流やデューティー比を出力制御する光源制御手段13a、13b、13cの制御の一例であり、調理状況や周囲の状況を判別する検知手段と、その出力から判断して出力を行う光源制御手段13により、使用者が操作する必要がなく、加熱室2内を適切な色や明るさに保つことが可能である。
次に、以上の構成による作用を説明する。
食品を加熱調理する場合、まずドア5を開けて加熱室2内に被加熱物7である食品を載置してドア5を閉じる。
その後、レンジ調理や、オーブン調理やグリル調理などの調理方法や、調理温度、調理時間などを操作パネル8を操作して設定する。またこの際、メニューボタンによりオートメニューを選び、どのような調理をするのかを設定することもできる。そして、設定した後、調理を開始する。
したがって、使用者が設定した内容によって、この後加熱調理器によってどのような調理を行うのかが決まっているため、光源制御手段13はその調理内容を判別することにより、調理内容に応じた色や明るさの光を加熱室2内に照射するよう照明手段3を制御することができる。
例えば、クッキーなどの焼き色の判断が必要なオーブン料理の際は、焼き色が見やすく調理がしやすい白色光とし、酒燗などの見た目で判断しなくて良いものは暖かみのあるオレンジ色の光や、生ものの解凍や発酵などレンジ低出力による調理は明るい青色とするように、調理の内容によって光の色を調整することができる。
また、オーブン調理あるいはグリル調理で焼き色をつける場合は、明るさ調整ボタン12によって使用者が操作することで、焼き色が見やすい色合いや明るさの光が加熱室2内に照射され、食品の焼き色が調理中に確認しやすくなる。
このように、調理に応じて調理中の食品が最も見やすいように照明手段3を調整することができるため、加熱調理器の外から調理や焼き色の具合などを目視で確認する際に非常に使い勝手が良い。
また、加熱調理器の配置場所の雰囲気によって、使用者が好みの色を選択することで、その雰囲気に応じた光の色を加熱室2内に照射することができる。
また、加熱調理器において出力の大きさ、加熱室の温度などは見た目にはわかりにくかったが、照明手段3の発光色を変えることで、出力の大きさが直感的にわかるような表示ができ、使用者は調理をより簡単にわかりやすく行うことができる。
したがって、従来の加熱調理器では100W出力の調理と1000W出力の調理でも調理中の見た目が同じであるため、出力が違っていても同じ感覚で同じ調理時間を設定してしまい、温まり方と使用者の感覚に差があることがあった。
例えば、出力が大きな場合には赤く、出力が小さな場合には青く、加熱室2の色合いを変化させることで、出力の大きさが違うことを直感的に判断することができる。
また、オーブン調理の場合でも加熱室2の温度や調理時間の進行状況に応じて照明手段3の発光色を変えることで、調理の際に加熱室2の温度がわかりやすくなり調理しやすいことに加えて、加熱調理器が高温のときには高温であることの判別がしやすく、不意に触って火傷してしまうなどのトラブルを防止することができる。
また加熱室2内部に被加熱物7の温度を測定する温度センサがある場合は、その温度に応じて照明手段3の色を変え、調理の進行状況を照明手段3の色で外部に知らせることもできる。
また、レンジ調理(マイクロ波による加熱)とオーブン調理(ヒータによる加熱)の違いが加熱室2の照明の色合いで確認できるようにすれば、現在行っている調理内容がわかりやすく、調理方法を間違った場合でも気づきやすいという利点がある。とくに、従来は、現在行われている調理がオーブン調理なのかレンジ調理なのかを判断するためには、加熱調理器に近づいて確認する必要があったが、本発明による加熱調理器では離れた場所からでも加熱室2の色合いを判断してどちらの調理が行われているか確認できるので非常に便利である。
このように、本発明により、調理を開始する際の設定操作から状況を判断し、加熱室2に照射される光の色を調整することで、より加熱室2内の被加熱物7が見やすくなることで加熱室2内を観察しながらの調理が容易になり、また加熱室2内の様子、調理の状況などを把握しながら調理できるため、より容易に調理ができる加熱調理器を提供できる。
また、加熱室2に照射する光の強度も色と同様に変化させることができるので、実施例1に記載のように使い易い機能を持つ加熱調理器を提供できる。
また、図2のように人検知センサ10や明るさセンサ11等の検知手段を配置し、図7に示す光源制御手段13を用いることで、検知手段の検出値に応じて光源制御手段13により照明手段3を調節することにより、調理者が設定しなくても常に、見やすく調理しやすい加熱室2を保つことができる。
また、調理方法選択ボタンやメニューボタンといった調理者が操作した操作ボタン9を判別することで、光源制御手段13によって該調理方法に最適な色と強度の光を加熱室2内に照射することにより、どんな調理においてもその調理方法に適切な、明るく見やすい加熱室2を実現できる。
また、加熱調理器に人検知センサ10を備え、周囲に人が近づいてきたことを検知して光源制御手段13により光の強度を変化させることにより、人が加熱調理器の近くにいて被加熱物7の調理状況を伺うような場合には照明手段3を明るくして加熱室2内の被加熱物7を見やすくし、人が加熱調理器から離れている場合は照明手段3を暗くする(パワーダウン)あるいは消して省エネルギー化を図ることができる。
また、照明手段3は発光する色が違う複数の光源3a、3b、3cから構成され、それぞれの光源3a、3b、3cの光源制御手段13a、13b、13cを有することにより、加熱室2内に照射される光の色または強度を容易に調整することが可能となる。
また、人検知センサ10や明るさセンサ11等の検知手段の検出値に応じて光源制御手段13a、13b、13cにより複数光源3a、3b、3cそれぞれの光の強度を変化させることにより、調理時の条件に応じた見やすい加熱室2を構成できる。
また、照明手段3の光源3a、3b、3cが発光する光の色が、赤(R)・緑(G)・青(B)の3色であることにより、光の三原色から様々な色の光を混色して照射することができる。
また、照明手段3の光源が発光ダイオード(LED)であることにより、容易に照明を制御できるとともに、消費電力が小さく、寿命が長い照明手段3として加熱調理器の性能向上を図ることができる。
本発明の一実施例を示す加熱調理器の斜視図である。 同じくドアを閉めた状態の斜視図である。 同じく光源制御手段の制御の流れを説明する図である。 同じく光源制御手段の制御の流れを説明する図である。 同じく第2の実施例を示す加熱調理器の斜視図である。 同じく光源制御手段の制御の流れを説明する図である。 同じく光源制御手段の制御の流れを説明する図である。
符号の説明
2 加熱室
3 照明手段
7 被加熱物
9 操作ボタン
10 人検知センサ
11 明るさセンサ
13 光源制御手段

Claims (8)

  1. 被加熱物(7)を収納する加熱室(2)と、該被加熱物(7)を加熱する加熱手段と、該加熱室(2)に光を照射する照明手段(3)と、該照明手段(3)から加熱室(2)に照射される光を制御する光源制御手段(13)とを備え、該光源制御手段(13)は照明手段(3)が加熱室(2)内に照射する光の色か強度のいずれかを調整することを特徴とする加熱調理器。
  2. 光源制御手段(13)は、照明手段(3)に印加する電圧または電流を調整することにより加熱室(2)に照射される光の色か強度のいずれかを調整することを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 操作ボタン(9)を備え、この操作ボタン(9)を操作することにより選択された調理方法を判別して、光源制御手段(13)により照明手段(3)が照射する光の色か強度のいずれかを調整することを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載の加熱調理器。
  4. 被加熱物(7)の調理具合または周囲の明るさのいずれかを検知することができる検知手段を備え、該検知手段の検出値に応じて光源制御手段(13)により照明手段(3)が照射する光の色か強度のいずれかを調整することを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載の加熱調理器。
  5. 人検知センサ(10)を備え、人が近づいてきたことを検知して光源制御手段(13)により照明手段(3)の照射する光の強度を変化させることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の加熱調理器。
  6. 照明手段(3)は色の違う複数の光源から構成され、それぞれの光源を光源制御手段(13)で調整することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の加熱調理器。
  7. 被加熱物(7)の調理具合を検知する検知手段と、周囲の明るさを検知する明るさセンサ(11)と、人検知センサ(10)とを備え、それぞれの検出値に応じて光源制御手段(13)により照明手段(3)の複数の光源の光の強度を変化させて、加熱室(2)に照射される光の色を調整することを特徴とする請求項6に記載の加熱調理器。
  8. 照明手段(3)の発光する光源の色が赤と緑と青の3色であることを特徴とする請求項6または7に記載の加熱調理器。
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