JP5833458B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、加熱室の内部に収容した物品を加熱する加熱調理器に関する。
加熱調理器は、加熱室に収容した物品(被加熱物品とする)を加熱する複数の方法(機能)を備えている。例えば、前記加熱調理器は、通電することで発熱するヒータを用いて被加熱物品を加熱する、いわゆる、オーブン機能や、電波を被加熱物品に照射して加熱する、いわゆる、電子レンジ機能や、蒸気を被加熱物品に吹きかけ被加熱物品の加熱を行う、いわゆる、蒸気加熱機能等を備えている。
また、前記加熱調理器は正面に開閉可能に配置されたドアを備えており、そして、前記ドアには内部が観察できる窓が備えられている。前記加熱調理器の使用に際し、前記加熱室内の被加熱物品の調理状態(焼き色、焦げ色等)の確認を、前記ドアを開き、前記被加熱物品を直接視認してする場合がある。前記ドアを開くと加熱室内温度が急激に低下するので、前記被加熱物品或いは調理の内容によってはドアを開くことが難しい場合があり、外部から前記被加熱物品の観察を行い、調理状態の判断を行っている。
前記加熱調理器の外部から被加熱物品を見ると、台所や食卓(昼白色蛍光灯の下)で見る被加熱物品の色とは違って見える場合が多い。これは、従来、庫内照明として用いられていた白熱電球の色温度が低いためである。つまり、日中の太陽光の色温度が約6500K(青白)、昼白色タイプの蛍光灯の色温度が約4000K(白色)であるのに対し、白熱電球の色温度が約2800K程度(橙色)であるためである。従来の加熱調理器のように、白熱電球を庫内照明として用いている場合、加熱室内の被加熱物品には橙色の光が照射され、被加熱物品が全体的に赤っぽく見える。そのため、被加熱物品の調理状態(焼き色や焦げ色等)の判別が困難な場合が多い。
そこで、特開2005−299977号公報には、色温度が3000K〜5000Kの光を照射する庫内照明を備えた加熱調理器が記載されている。これにより、加熱調理器の内部の被加熱物品を昼間の太陽光の下あるいは昼白色蛍光灯の下で観察するに近い照明状態で観察することができ、焼き色や焦げ色の判別が容易となる。すなわち、ドアを閉じた状態における、加熱調理器の加熱室Hr内部の視認性を向上している。
特開2005−299977号公報
前記加熱調理器で調理を行う場合、調理中に内部の被加熱物品の状態を確認しながら、加熱温度、加熱時間等の設定を調整する場合がある。中でも、前記ヒータで加熱調理する場合、焼けたり焦げたりしやすいので、加熱室内部の被加熱物品を外部から観察して、被加熱物品の調理状態(焼け色、焦げ色)を確認し、ヒータの出力を調整することが多い。前記加熱調理器に用いられるヒータは加熱時に発光するものがほとんどであり、その発光の色温度2000K〜3000K程度の色温度である。
このような、2000K〜3000Kの色温度で発光するヒータを用い、特開2005−299977号公報に記載ように3000K〜5000Kで発光する光源で被加熱物品の照明を行う場合、調理中はヒータからの光の影響を受けるので、加熱室Hr内の被加熱物品は、台所や食卓で見る実際の被加熱物品に比べて、赤っぽく見え、調整が難しい。
また、上述のような庫内照明を備えているものの場合、前記レンジ機能で加熱調理するときと、前記オーブン機能で加熱調理するときとで、被加熱物品の見え方が異なり、被加熱物品の状態の確認が難しい、すなわち、視認性が低くなる。
そこで本発明は、調理方法、調理中、調理後等、加熱室の状態にかかわらず、内部に配置された被加熱物品の視認性を高め得ることができる加熱調理器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、被加熱物品を収納する加熱室と、前記被加熱物品に電波を照射し加熱する電波発生機と、前記被加熱物品に赤外線を照射し加熱するヒータと、前記加熱室の内部に光を照射する照明手段と、を備え、前記照明手段は、前記ヒータが駆動しているとき、前記ヒータから出射される光を相殺して前記ヒータが駆動していないときと同じの特性となるような光を照射する加熱調理器を提供する。
この構成によると、加熱調理に可視光を出射するヒータを使用しているときと、使用していないときとで加熱室内の照明の特性が同じになり、被加熱物品の見え方の差異を抑えることができる。すなわち、被加熱物品の視認性を高めることが可能である。これにより、加熱調理中に、加熱調理器に設けられた窓から加熱室内部の被加熱物品の状態を正確に把握することができる。
また、加熱調理中にドアを開いて、被加熱物品の確認が不要であるので、加熱調理中に被加熱物品の温度が急激に下がるのを防ぐことができる。これにより、温度の急激な変化による、被加熱物品の品質が低下するのを抑制することができる。
上記構成において、前記照明手段は、出射光を色温度で調整しており、前記電波発生機が駆動されているときは、色温度が約4000K〜約5000Kの光を照射し、前記ヒータが駆動されているときは、色温度が約8000K〜約12000Kの光を出射するものであってもよい。このように照明を行うことで、ヒータより発せられる色温度が約2800Kの光を色温度約8000K〜約12000Kの光で相殺し、総合して色温度が約4000K〜5000Kの光を被加熱物品に照射するようにできる。これにより、電波発生機、ヒータのいずれかを使用しているとき、或いは、加熱していないときとで、被加熱物品の見え方が昼間の台所又は食卓或いは昼白色蛍光灯の下に配置したときと同じ又はほぼ同じになる。すなわち、加熱室内部の視認性を高めることができる。
上記構成において、前記被加熱物品を加熱するための蒸気を発生する蒸気発生器をさらに備え、前記照明手段は、前記蒸気発生器が駆動されているときは、色温度が約3500K〜約4000Kの光を照射するようにしてもよい。
上記構成において、前記照明手段は、出射する光の色温度が異なる複数個の光源を備えていてもよい。このとき、光源自体が異なる色温度を発するものであってもよいし、同じ色温度の光を発する複数個の光源に、色温度をそれぞれ対応するように変調するフィルターを備えるようにしてもよい。
上記構成において、前記照明手段は、1つの光源と、前記光源からの光の色温度を変調させる複数個のフィルターとを備えており、前記フィルターを切り替えることで、異なる色温度の光を出射するものであってもよい。
上記構成において、前記照明手段は、赤色、緑色、青色の光をそれぞれ独立して出射することができる発光部を有する光源を備えており、前記ヒータが駆動されているとき、前記ヒータから出射される可視光域の光を相殺し、前記電波発生機が駆動されているときと同等のスペクトル分布となるように、赤色、緑色、青色の光の強度を調整してもよい。
この構成によると、色温度では調整が難しい緑色の調整が可能であるので、加熱室内部の光の状態をより昼間の台所又は食卓或いは昼白色蛍光灯の下に近づけることが可能である。
上記構成において、前記被加熱物品を加熱するための蒸気を発生する蒸気発生器をさらに備え、前記照明手段は、前記蒸気発生器が駆動されているとき加熱室で乱反射しにくい波長の光を出射する発光部を備えていてもよい。
上記構成において、前記照明手段は、前記ヒータが駆動されているときは前記電波発生機が駆動されているときに比べて照射光の輝度を落とすようにしてもよい。また、前記照明手段は、前記電波発生機の出力に応じて、照射する光の輝度を調整するようにしてもよい。
前記ヒータが駆動されているときは、ヒータより光が出射されているので、ほかの熱源が駆動されているときに比べて輝度が高くなる。そのため、照明手段の輝度を制限することで、加熱室内部での被加熱物品の見え方が同じ或いはほぼ同じになる。また、前記電波発生機は、「あたため」を行うとき出力が高く、「解凍」を行うとき出力を弱めて駆動される。「解凍」を行うとき、被加熱物品を必要以上に加熱しない方がよく、よりはっきり見える方が好ましい。そのため、前記電波発生機の出力が低いときに、前記照明手段から出射される光の輝度を高めるようにすることで、加熱室内部の視認性を高めることが可能である。
上記構成において、前記照明手段は、光源としてLEDを用いていてもよい。なお、白色LEDを用いる場合、疑似白色LED、高演色白色LED、RGB白色LED等いずれのLEDを用いてもよい。
本発明によると、調理方法、調理中、調理後等、加熱室の状態にかかわらず、内部に配置された被加熱物品の視認性を高めることができる加熱調理器を提供することができる。
本発明にかかる加熱調理器の一例の斜視図である。 本発明にかかる加熱調理器の電気的な接続を示すブロック図である。 各加熱状態における庫内照明の照明状態の色温度、輝度を示す表である。 本発明にかかる加熱調理器の他の例の電気的な接続を示すブロック図である。 本発明にかかる加熱調理器のさらに他の例の電気的な接続を示すブロック図である。
(第1の実施形態)
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は本発明にかかる加熱調理器の一例の斜視図であり、図2は本発明にかかる加熱調理器の電気的な接続を示すブロック図である。
図1に示すように、加熱調理器Aは、外装筐体Bdと、ターンテーブルTTと、ドアDrとを備えている。加熱調理器Aは、外装筐体Bdの正面の開口に備えられたドアDrが備えられており、ドアDrを開いて加熱する物品(被加熱物品)を加熱室Hrに収納する。加熱調理器Aでは、加熱室Hrの内部に配置されたターンテーブルTTに被加熱物品を載置し、ドアDrを閉じ、ターンテーブルTTを回転させつつ、被加熱物品を加熱調理する。ドアDrには、ドアを閉じた状態でも内部を確認できるように、窓Wdが形成されている。なお、窓Wdには、後述する熱や蒸気が逃げないようにガラスのような透明な材料がはめ込まれているとともに、電波が漏れないようにするためのシールド部材(例えば、金属メッシュ、パンチングメタル等)が取り付けられている。
加熱調理器Aは、電波発生機からの電波(マイクロ波)を利用して被加熱物品を加熱する電子レンジ機能と、ヒータからの赤外線を利用して被加熱物品の加熱を行うオーブン機能と、蒸気発生器からの蒸気を利用して被加熱物品の加熱を行う蒸気加熱機能を備えている。なお、これら以外にも、被加熱物品を加熱する加熱機能を備えていてもよい。
図2に示すように、加熱調理器Aは、操作部1、ドア開閉検知センサ2、電波発生機3、ヒータ4、蒸気発生器5、庫内照明6、制御部7を備えている。
操作部1は、通常、加熱調理器Aの正面側、例えば、ドアDrの隣に配置されている。操作部は使用者が操作を入力するための入力部11と、情報を表示する表示部12とを備えている。入力部11は、上述している加熱機能を選択するためのスイッチを備えている。また、加熱機能の選択以外にも、加熱時間や加熱温度を決定するためのスイッチを備えている。表示部12は例えば液晶パネル等を備え、加熱調理器Aで動作中の加熱機能、加熱時間、加熱温度等の情報を使用者に知らせるための表示装置である。なお、表示部12に画像表示部を接触することで、入力を行うタッチパネル機能を備えておき、表示部12に入力部11を表示し、表示部12に表示された入力部11を接触することで、操作入力を行うようにしてもよい。
加熱調理器Aの入力部11には、主電源を投入するための電源スイッチを備えていない場合が多い。加熱調理器Aでは、加熱調理を行うとき、ほとんどの場合ドアを開く。そこで、ドアDrの開閉を検知するドア開閉検知センサ2を用いて、電源オン又は電源オフを行っている。例えば、加熱調理器Aでは、ドア開閉検知センサ2でドアDrが開かれたことが検知されると電源オンし、ドアDrが閉じられたのち、一定期間、操作部1への入力がないとき、電源オフする。なお、電源オン及び電源オフの動作は制御部7によって行われている。
電波発生機3は、被加熱物品にマイクロ波を照射するアンテナ(不図示)を備えている。被加熱物品はマイクロ波が照射されることで、内部の水分子が振動し、水分子同士の摩擦熱によって加熱される。電波発生機3より出射されるマイクロ波は、電波障害の原因及び人体等の生体に悪影響を及ぼす恐れがあるので、通常、加熱調理器Aでは、被加熱物品を加熱する空間を仕切るための電波シールド(不図示)が形成されている場合が多い。
ヒータ4は、赤外線を出射するための熱源である。ヒータ4は通電することで、赤外線を発生する。ヒータ4から出射された赤外線が被加熱物品に照射され、被加熱物品が加熱される。ヒータ4は、赤外線を発生するとき、同時に、色温度が約2000K〜3000K(赤〜橙色)の光も出射しており、この光は被加熱物品に照射されている。ヒータ4からの赤外線が照射されるため、上述の電波シールドは、耐熱性を有している。
蒸気発生器5は、被加熱物品に吹き付ける蒸気を発生するための蒸気発生装置である。蒸気発生器5は、水が入れられたタンクと、タンクの水を加熱する加熱部(いずれも不図示)を備えている。蒸気発生器5からの蒸気は、調理中、加熱室Hr内部に充満する。そして、調理終了後、加熱室Hr内部が冷却されると、上述の電波シールドの表面に結露が発生する。電波シールドは、蒸気及び結露によって腐食されない金属で形成されている又は内面に耐食性の加工が施されている。
庫内照明6は、加熱調理器Aの加熱室Hrの照明を行うための照明部材である。ここでは、庫内照明6の光源としてLEDが用いられている。庫内照明6は、ドアDrの窓Wdから内部を見たとき、ターンテーブルTTに載置された被加熱物品の視認性が高くなるように配置されている。このような取付方法として、例えば、ドアDrを開いたときの加熱調理器Aの開口の上部近傍にターンテーブルTTに光を照射するように庫内照明6を配置する(図1参照)。
庫内照明6は、加熱調理器Aが、上述の、電子レンジ機能、オーブン機能、蒸気加熱機能の各機能を利用しているとき、それぞれ異なる色温度の光を照射するような構成となっている。なお、庫内照明6は、電子レンジ用LED61、オーブン用LED62及び蒸気加熱用LED63を備える構成となっている。なお、各LED61、62、63については、後ほど詳しく説明する。
制御部7は、マイコン等の演算装置を備えた電子回路である。制御部7は入力部11からの入力信号を取得している。制御部7は入力信号に基づいて電波発生機3、ヒータ4及び蒸気発生器5を駆動する。また、制御部7は、ドア開閉センサ2から開閉に関する信号を取得しており、ドア開信号を受信すると加熱調理器Aの電源をオンにする。ドア開信号あるいは入力部1からの入力信号を取得しない期間が一定期間に達すると加熱調理器Aの電源をオフにする。さらに制御部7は、上述の各加熱機能による加熱のスタートとともにターンテーブルTTを回転させる。なお、ターンテーブルTTの回転は加熱終了とともに終了する。また、制御部7は入力部11からの入力信号に基づいてターンテーブルTTを回転させるようにしてもよい。このように構成することで、ドアDrを開くことなく、被加熱物品の全体の調理状態(焼き色、焦げ色、解凍状態等)を確認することが可能である。
本発明の要部である庫内照明について詳しく説明したのち、各加熱機能を利用したときの照明について図面を参照して説明する。庫内照明6は、電子レンジ機能、オーブン機能及び蒸気加熱機能のそれぞれの機能を利用して加熱するとき点灯する、電子レンジ用LED61、オーブン用LED62及び蒸気加熱用LED63を備えている。
電子レンジ用LED61、オーブン用LED62及び蒸気加熱用LED63は、それぞれ異なる色温度の光を出射するものである。加熱調理器Aにおいて、加熱調理を行う場合、制御部7は庫内照明6に対して、電子レンジ用LED61、オーブン用LED62及び蒸気加熱用LED63のいずれかを点灯させる指示を送る。なお、制御部7でLED61、62、63の輝度を制御する場合、電流を大きくすることで輝度を上げることができる。また、PWM制御を行う場合もあり、PWM制御のオンの比率(オンデューティ)を大きくすることで輝度を上げることができる。
電子レンジ機能で加熱調理を行う場合、被加熱物品に電波発生機3からのマイクロ波を照射することで、被加熱物品の加熱調理を行っている。このとき、被加熱物品には電子レンジ用LED61からの光のみが照射されている。電子レンジ機能で加熱調理中にドアDrに備えられた窓Wdから見たとき、内部の被加熱物品の状態をより正確に判断するため、昼間の台所又は食卓で被加熱物品を見たときと同じ見え方であることが好ましい。そのため、電子レンジ用LED61は、昼白色蛍光灯と同程度の色温度、すなわち、4000K〜5000K程度の色温度の光を出射するものが用いられる。
電子レンジ機能は、被加熱物品を温める「あたため」動作と、冷凍された物品を解凍する「解凍」動作とに用いられる。「あたため」動作を行う場合、一般的に被加熱物品が膨らんだり、変形したりを確認できればよい。そのため、「あたため」動作のときは、被加熱物品をある程度視認できればよい。一方で、冷凍の物品を解凍する場合、加熱しすぎると物品の品質が低下する場合がある。そのため、冷凍の物品が解凍されたかどうかを正確に視認しなくてはならない。そこで、電子レンジ機能の利用時において、「解凍」動作のときと、「あたため」動作のときとで、電子レンジ用LED61の輝度を変更している。すなわち、制御部7は電子レンジ用LED61を、「あたため」動作時に比べて「解凍」動作時の方が高輝度となるように制御している。
オーブン機能で加熱調理を行う場合、被加熱物品にヒータ4からの赤外線を照射することで、被加熱物品の加熱調理を行っている。ヒータ4は上述しているように赤外線を照射するときに同時に約2800Kの色温度の光(赤色〜橙色に見える光)を出射する。オーブン機能で加熱調理を行っている場合、加熱調理中の被加熱物品はこのような赤色〜橙色の光の影響を受けて赤っぽく見える。オーブン用LED62は、このような赤色〜橙色の光の影響を相殺するような光を出射するLEDである。
具体的には、オーブン用LED62は、色温度8000K〜12000Kの光を出射することができるLEDである。加熱調理器Aでは、オーブン機能で加熱調理を行っている場合、ヒータ4からの色温度約2800Kの光と、オーブン用LED62からの色温度8000K〜12000Kの光とが混合される。このような状態で、ドアDrの窓Wd越しに被加熱物品を観察すると、被加熱物品に色温度4000K〜5000Kの光を照射したときと同じ、つまり、昼間の台所や食卓等での被加熱物品と同じように見える。
このように、オーブン機能で加熱調理を行うとき、オーブン用LED62から光を照射することで、ドアDrを開くことなく窓Wdから被加熱物品の調理状態(焼き色、焦げ色等)を正確に視認することが可能である。このことから、オーブン機能による加熱調理の途中のドアDr開閉を不要とし、加熱室Hr内部の温度の急激な低下を抑制することができ、加熱調理の精度の低下を抑制することができる。
制御部7は、ヒータ4から出射される光の輝度に合わせて、ヒータ4から出射される色温度約2800Kの光の影響を相殺し、被加熱物品を色温度4000K〜5000K程度の光を照射したときと同じ見え方となるように、オーブン用LED62の輝度を調整している。なお、オーブン用LED62は、電子レンジ用LED61の輝度調整と同様、電流で行ってもよく、PWM調光によって行ってもよい。
蒸気加熱機能で加熱調理を行う場合、蒸気発生器5で蒸気を発生させ、その蒸気を加熱室Hr内部に注入する。被加熱物品に蒸気が吹きかけられることで、加熱調理が行われる。このとき、加熱調理器Aの加熱室Hr内部は蒸気で充満された状態であり、ドアDrの窓Wdから内部に配置された被加熱物品の視認が困難である。蒸気が充満しているところに色温度の高い光を照射すると、光が蒸気で乱反射されるので視認性が悪くなる。そこで、蒸気加熱用LED63は、蒸気が立ち込めた空間でも光が透過しやすい黄色〜橙色の光、すなわち、色温度が3500K〜4000K程度の光を出射するLEDである。
このように、蒸気加熱機能で加熱調理を行うとき、蒸気加熱用LED63から光を照射することで、蒸気が充満している加熱室Hr内部における被加熱物品を視認可能としている。すなわち、ドアDrを開くことなく窓Wdから被加熱物品の調理状態を視認することが可能である。このことから、蒸気加熱機能による加熱調理の途中のドアDr開閉を不要とし、加熱室Hr内部に充満している蒸気の外部への漏えいを抑制し、加熱室Hrの内部温度の急激な低下や、蒸気による結露を抑制することができる。そして、加熱調理の途中の加熱室Hrの内部温度の急激な変化による加熱調理の精度の低下を抑制することができる。なお、蒸気加熱機能で加熱調理を行っている場合、蒸気加熱用LED63からの照射光は、他に光がないので強い光を照射するようにしている。
さらに、制御部7はドアDrが開かれた旨の情報を取得すると(ドアDrが開かれると)、庫内照明6を点灯し、加熱調理器Aの内部に光を照射する。このとき、加熱調理器Aの内部の見え方が、白色蛍光灯の下での見え方と同じとなるように、制御部7は電子レンジ用LED61を点灯制御する。つまり、加熱調理器Aでは、ドアDrが開かれたとき、庫内照明6の電子レンジ用LED61から4000K〜5000Kの光を照射する。このようにすることで、ドアDrを開いたときの加熱調理器Aの加熱室Hr内部の照明状態を昼間の台所や食卓(昼白色蛍光灯の下)と同じとすることができる。
なお、庫内照明6の色温度は、必ずしも、昼白色蛍光灯の下と同じ色温度である必要はなく、電波発生機3及び(又は)ヒータ4が動作しているとき、或いは、電波発生機3及びヒータ4が動作していないときとで同じ見え方であり、しかも、調理状態(焼き色、焦げ色)が容易に視認できるような色温度を広く採用することができる。
以下に、加熱調理器Aにおける、庫内照明についてまとめると、図3に示すとおりになる。図3は各加熱状態における庫内照明の照明状態の色温度、輝度を示す図である。図3は、調理モードごとに、使用する加熱装置(電波発生機3、ヒータ4、蒸気発生器5)と、その調理モードにおける庫内照明6から照射する光の色温度と輝度とを示している。なお、色温度の部分には使用しているLEDも記載しており、輝度は、弱、中、強で表している。図3に示すように、加熱調理器Aは、調理モードとして、「あたため」、「解凍」、「オーブン」、「蒸気加熱」及び「デュアル加熱」を備えている。
調理モードが「あたため」、「解凍」のときは、電波発生機3が駆動されており、「あたため」時の出力が「解凍」時の出力よりも高くなっている。そして、庫内照明6は、電子レンジ用LED61を用い、色温度約4000K〜約5000Kの光を加熱室Hr内に照射している。また、照射光の輝度は「あたため」時が「中」、「解凍」時が「強」となっている。
また、図3に示すように、調理モードが「オーブン」、「デュアル加熱」のときは、ヒータ4が駆動されている。そして、庫内照明6は、オーブン用LED62を用い、色温度約8000K〜約12000Kの光を加熱室Hr内に照射している。また、ヒータ4からは光が照射されているので、調理モードが「オーブン」、「デュアル加熱」のときの輝度は、「弱」〜「中」(ヒータ4の強度によって変動する)となっている。なお、図3に示しているとおり「デュアル加熱」とは、電波発生機3とヒータ4とを同時に駆動し、被加熱物品の加熱調理を行う調理モードである。
「あたため」、「解凍」、「オーブン」及び「デュアル加熱」のときは、窓Wdから加熱室Hr内部を見たときの被加熱物品の色は、(輝度が異なるため明るさは異なるが、)昼間の台所や食卓あるいは昼白色の蛍光灯の下で見る場合と同じ又はほぼ同じに見える。
また、調理モードとして「蒸気加熱」が用いられる場合もある。「蒸気加熱」のときは、蒸気発生器5が駆動されている。このとき、加熱室Hrの内部は蒸気で充満しているので拡散しにくい光が照射されることが好ましい。そのため、庫内照明6は、蒸気加熱用LED63を用い、色温度約3500K〜4000Kの光を加熱室Hr内に照射している。このとき、輝度は「中」〜「強」となっている。輝度は、加熱室Hrに充満している、すなわち、蒸気発生器5から発生した蒸気の量に基づいて、被加熱物品を容易に視認できるように調整される。
以上示したように、加熱調理器Aでは、庫内照明6が加熱機能ごとに異なる色温度の光を出射するLED61、62、63を備えている。そして、制御部7によって、加熱機能に対応したLED(電子レンジ機能のとき電子レンジ用LED61、オーブン機能のときオーブン用LED62、蒸発加熱機能のとき蒸発加熱用LED63)を選択し、適切に点灯される。これにより、少なくとも電子レンジ機能及びオーブン機能で加熱調理しているときのドアDrの窓Wdからの被加熱物品の見え方及びドアDrを開いたときの加熱室Hr内部の見え方を同じにすることができる。なお、蒸気加熱機能のときは、他の加熱機能と異なり、加熱室Hr内部に蒸気が充満しているので、見え方が異なるが、上述のような庫内照明6を備えることで、蒸気による光の乱反射を抑え、被加熱物品の視認性を高めることができる。
庫内照明6のうち、電子レンジ用LED61は色温度4000K〜5000K程度の光を出射しており、オーブン用LED62は色温度8000K〜12000K程度の光を出射している。これらの光は、白色の光であり、電子レンジ用LED61及びオーブン用LED62は、白色LEDである。なお、白色LEDとしては、疑似白色LED、高演色白色LEDあるいはRGBの3つの光を出射するRGB白色LEDを挙げることができる。
また、同じ光を出射する白色LEDを3個備えておき、白色LEDにフィルターを取り付け4000K〜5000Kの光を出射するようにしたものを電子レンジ用LED61、白色LEDにフィルターを取り付け8000K〜12000Kの光を出射するようにしたものをオーブン用LED62及び白色LEDにフィルターを取り付け3500K〜4000Kの光を出射するようにしたものを蒸気加熱用LED63としてもよい。
(第2の実施形態)
本発明にかかる加熱調理器の他の例について図面を参照して説明する。図4は本発明にかかる加熱調理器の他の例の電気的な接続を示すブロック図である。図4に示す加熱調理器Bでは、庫内照明6に替えて庫内照明6b、制御部7に代えて制御部7bを備えている。これ以外は、加熱調理器Aと同じ構成であり実質上同じ部分には同じ符号を付してあるとともに、同じ部分の詳細な説明は省略する。
庫内照明6bは、光源である白色LED60と、光源60からの光の色温度を変更するフィルター64とを備えている。なお、白色LED60としては上述と同様、疑似白色LED、高演色白色LED及びRGB白色LEDを挙げることができる。
そして、白色LED60から出射された光がフィルター64を透過することで、透過した光の色温度が変更される。色温度については、上述のとおりである。すなわち、電子レンジ機能で加熱調理を行う場合は、加熱調理器Bの加熱室Hr内部に色温度4000K〜5000Kの光を照射し、オーブン機能で加熱調理を行う場合は、色温度8000K〜12000Kの光を照射し、蒸気加熱機能で加熱調理を行う場合は、色温度3500K〜4000Kの光を照射する。
庫内照明6bは、フィルター64を用いることで、白色LED60から出射される白色光を上述のような色温度に変更される。そこで、フィルター64には、電子レンジ用フィルター641と、オーブン用フィルター642と、蒸気加熱用フィルター643と、フィルター切替部644とを備えている。
そして、制御部7bは入力部11からの入力情報に基づいて、電波発生機3、ヒータ4及び蒸気発生器5のいずれかを駆動する。そして、制御部7bは、フィルター切替部644の制御を行っている。フィルター切替部644は制御部7bからの指示に基づいて、白色LED60からの光の色温度が、使用されている加熱機能と対応したものとなるようにフィルター64を切り替える。すなわち、フィルター切替部644は、加熱機能として電子レンジ機能が選択されるとき、白色LED60から出射される光が電子レンジ用フィルター641を透過するようにフィルター64を切り替える。同様に、オーブン機能が選択されるときはオーブン用フィルター642を、蒸気加熱機能が選択されるときは蒸気加熱用フィルター643を、白色LED60からの光が透過するようにフィルター64を切り替える。
例えば、フィルター64としては、電子レンジ用フィルター641、オーブン用フィルター642及び蒸気加熱用フィルター643を周方向に並べた回転可能な板状の部材を備え、この板状の部材を回転させることで白色LED60から出射される光が透過するフィルターを選択するようにしてもよい。このとき、フィルター切替部644は、板状の部材を回転させるアクチュエータを備えているものとすることができる。また、この構成に限定されるものではなく、白色LED60から出射された光が透過するフィルターを素早く切り替えることができる構成を広く採用することが可能である。
なお、白色LED60から出射される光の色温度を4000K〜5000Kとすることで、フィルター64から電子レンジ用フィルター641を省略することができる。また、白色LED60から出射される光の色温度を8000K〜12000Kとしておくことで、オーブン用フィルター642を省略することができる。
上述の各実施形態において、光源としてLEDを利用しているがそれに限定されるものではなく、キセノンランプ等の白色光を出射できる光源とフィルターとの組み合わせを用いることも可能である。
(第3の実施形態)
上述した加熱調理器A、Bでは、庫内照明の調整を、色温度を基準として行っていた。このように色温度を利用することで制御が容易になる。一方で、色温度による調整では、緑色を表現することができず、ヒータからの光である赤色〜橙色の光の影響が残る場合がある。そこで、庫内照明から照射される光のスペクトル分布が同じになるような光を照射する庫内照明を備えている。このような構成の加熱調理器について図面を参照して説明する。図5は本発明にかかる加熱調理器のさらに他の例の電気的な接続を示すブロック図である。
図5に示す加熱調理器Cは、庫内照明6に代えて庫内照明8、制御部7に代えて制御部7cを備えている。それ以外は、加熱調理器Aと同じ構成であり、実質上同じ部分には、同じ符号を付すとともに、実質上同じ部分の詳細な説明は省略する。
図5に示す加熱調理器Cにおいて庫内照明8は、白色LED80が備えられている。白色LED80は、赤色の光(波長が約625nm〜約740nm)を出光するR発光部801と、緑色の光(波長が約500nm〜約565nm)を出光するG発光部802と、青色の光(波長が450nm〜485nm)を出光するB発光部803とを備えている。また、制御部7cには、これらのR発光部801、G発光部802及びB発光部803それぞれから出射される光の強度を調整するLEDドライバ回路(不図示)を備えている。
制御部7cは、電子レンジ機能で被加熱物品を加熱する場合、R発光部801、G発光部802及びB発光部803の出力を適切に調整し、台所や食卓に用いられる昼白色蛍光灯に近いスペクトル分布の白色光を出射させている。これにより、加熱調理器CのドアDrを閉じたまま窓Wdから加熱室Hr内部の被加熱物品を見た場合、昼間の台所や食卓等(昼白色蛍光灯の下)での被加熱物品と同じように見える。
また、オーブン機能で被加熱物品を加熱する場合、ヒータ4は、赤色〜橙色(波長が約577nm〜740nm)である。制御部7cはG発光部802及びB発光部803から出射される光を強め、ヒータ4から出射される光の補色となる光を出射する。これにより、ヒータ4から出射される赤色〜橙色の光の影響をなくすあるいは低減することができる。さらに、制御部7cは、ヒータ4からの光の影響を抑えるとともに、台所や食卓等に用いられる昼白色蛍光灯に近いスペクトル分布の白色光となるようにR発光部801、G発光部802及びB発光部803からの出射光を調整する。
これにより、オーブン機能で被加熱物品の加熱調理中であっても、ドアDrの窓Wdから、加熱室Hr内部の被加熱物品を昼間の台所や食卓等(白色蛍光灯の下)での被加熱物品と同じように視認することができる。このことから、加熱調理中にドアDrを開かなくても調理状態(焼き色、焦げ色等)を正確に確認することができる。これにより、加熱調理の途中でドアDrを開くことによる加熱室Hrの内部温度が急激に低下するのを抑制し、調理が失敗するのを抑制することができる。
蒸気加熱機能で加熱調理を行う場合、蒸気発生器5で蒸気を発生させ、その蒸気を被加熱物品が配置された加熱調機器Cの加熱室Hr内部に注入する。被加熱物品は、蒸気が吹きかけられることで、加熱調理が行われる。このとき、加熱調理器Cの加熱室Hr内部は蒸気で充満された状態であり、ドアDrの窓Wdから内部に配置された被加熱物品の視認が困難である。蒸気が充満しているところに色温度の高い光を照射すると、光が蒸気で乱反射されるので視認性が悪くなる。そこで、蒸気が立ち込めた空間でも光が透過しやすい黄色〜橙色の光を照射することが好ましい。そのため、庫内照明8には、白色LED80に加えて橙色の光を発光する橙LED81を備えていてもよい。
制御部7cは、蒸気加熱機能を選択した場合、白熱LED80からの光の照射を停止し、橙LED81から光を照射する。このように橙LED81からの光を照射することで、蒸気が充満した加熱室Hr内部でも、被加熱物品を視認することが可能である。
白色LED80として、R発光部801、G発光部802及びB発光部803を備えた構成としているが、これに限定されるものではなく、これら以外の色を出射する発光部を備えていてもよい。また、加熱調理器Cの外部の照明の状態(スペクトル分布)を検出し、制御部がそのスペクトル分布に近づくように庫内照明8を制御するものであってもよい。この構成とすることで、加熱調理器の外部と加熱室Hr内部との光の状態を合わせることができ、加熱室Hr内部の被加熱物品を見たときの違和感を取り除くことが可能である。
上記各実施形態において、加熱調理器の加熱機能として、電子レンジ機能、オーブン機能及び蒸気加熱機能を例に説明しているが、これに限定されるものではない。これら以外にも、被加熱物品を加熱する加熱機能を採用することができる。なお、加熱機能が光を出射する構成である場合、制御部は加熱室Hr内部状態が、動作している加熱機能にかかわらず同じに見えるように(例えば、昼間、昼白色蛍光灯の下の台所や食卓と同じように見えるように)、庫内照明を調整するものとすることができる。
さらに、加熱調理器には、外部の光量を検出するセンサを備えておき、制御部が、そのセンサで検出した光量に合わせて、庫内照明の輝度を調整するようにしてもよい。これにより、加熱室Hr内部が外部に比べて暗くなりすぎたり、明るくなりすぎたりして、被加熱物品の状態の視認が困難になるのを抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこの内容に限定されるものではない。また本発明の実施形態は、発明の趣旨を逸脱しない限り、種々の改変を加えることが可能である。
本発明にかかる加熱調理器は、食品の調理加熱や調理済みの食品の再加熱等、被加熱物品を加熱する調理に利用することが可能である。
A 加熱調理器
Bd 外装筐体
TT ターンテーブル
Hr 加熱室
Dr ドア
Wd 窓
1 操作部
11 入力部
12 表示部
2 ドア開閉検知センサ
3 電波発生機
4 ヒータ
5 蒸気発生器
6 庫内照明
61 電子レンジ用LED
62 オーブン用LED
63 蒸気加熱用LED
6b 庫内照明
60 LED
64 フィルター
641 電子レンジ用フィルター
642 オーブン用フィルター
643 蒸気加熱用フィルター
7、7b、7c 制御部
8 庫内照明
80 白色LED(RGB型)
801 R発光部
802 G発光部
803 B発光部

Claims (10)

  1. 被加熱物品を収納する加熱室と、
    前記被加熱物品に電波を照射し加熱する電波発生機と、
    前記被加熱物品に赤外線を照射し加熱するヒータと、
    前記加熱室の内部に光を照射する照明手段と、を備え、
    前記照明手段は、前記電波発生機だけを駆動しているときに予め決められた色温度の光を照射するとともに、前記ヒータが駆動しているとき、前記ヒータから出射される光を相殺して前記電波発生機だけを駆動しているときと同等の色温度の光となるような光を照射することを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記照明手段は、出射光を色温度で調整しており、前記電波発生機が駆動されているときは、色温度が約4000K〜約5000Kの光を照射し、前記ヒータが駆動されているときは、色温度が約8000K〜約12000Kの光を出射する請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記被加熱物品を加熱するための蒸気を発生する蒸気発生器をさらに備え、
    前記照明手段は、前記蒸気発生器が駆動されているときは、色温度が約3500K〜約4000Kの光を照射する請求項2記載の加熱調理器。
  4. 前記照明手段は、出射する光の色温度が異なる複数個の光源を備えている請求項2又は請求項3に記載の加熱調理器。
  5. 前記照明手段は、1つの光源と、前記光源からの光の色温度を変調させる複数個のフィルターとを備えており、
    前記フィルターを切り替えることで、異なる色温度の光を出射する請求項2又は請求項3に記載の加熱調理器。
  6. 被加熱物品を収納する加熱室と、
    前記被加熱物品に電波を照射し加熱する電波発生機と、
    前記被加熱物品に赤外線を照射し加熱するヒータと、
    前記加熱室の内部に光を照射する照明手段と、を備え
    前記照明手段は、赤色、緑色、青色の光をそれぞれ独立して出射することができる発光部を有する光源を備えており、
    前記電波発生機だけを駆動しているときに予め決められたスペクトル分布の光を照射するとともに、前記ヒータが駆動されているとき、前記ヒータから出射される可視光域の光の補色となるような光であって前記電波発生機だけが駆動されているときと同等のスペクトル分布となるように、赤色、緑色、青色の光の強度を調整していることを特徴とする加熱調理器。
  7. 前記被加熱物品を加熱するための蒸気を発生する蒸気発生器をさらに備え、
    前記照明手段は、前記蒸気発生器が駆動されているとき加熱室で乱反射しにくい波長の光を出射する発光部を備えている請求項6に記載の加熱調理器。
  8. 前記照明手段は、前記ヒータが駆動されているときは前記電波発生機が駆動されているときに比べて照射光の輝度を落とす請求項1から請求項7のいずれかに記載の加熱調理器。
  9. 前記照明手段は、前記電波発生機の出力に応じて、照射する光の輝度を調整する請求項6に記載の加熱調理器。
  10. 前記照明手段は、光源としてLEDを用いている請求項1から請求項9のいずれかに記載の加熱調理器。
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