JP2006017255A - シール機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】 部材に形成された貫通孔に挿入された軸の外面と、貫通孔の内面との間の空間を、軸方向に関して相互にシールされた2つの空間に区分することが可能なシール機構であって、シール性能を調整することが可能なシール機構を提供する。
【解決手段】 部材に形成された貫通孔の内面と、貫通孔に挿入された軸の外面との間に、径方向に重ねて、第1及び第2の環状パッキンを配置する。第1の環状パッキンは第2の環状パッキンより弾性率の低い弾性材料で形成され、第2の環状パッキンは第1の環状パッキンよりすべり性の良い材料で形成される。両環状パッキンが協同して、軸方向に関して相互にシールされた2つの空間を画定する。拘束機構が、両環状パッキンの軸方向への移動を拘束する。押圧部材が、第1の環状パッキンを軸方向に押し潰す。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シール機構に関し、特に、容器の内部から外部へ導出させた可動軸に適用され得るシール機構に関する。例えば、容器の内部が真空で外部が大気、容器の内部が水で外部が大気、容器の内部が水で外部が真空、容器の内部が加圧気体で外部が大気、等である。
例えば真空容器の内部に設置されたロボットアーム等を駆動するために、真空容器の壁を貫通する回転軸が用いられる。回転軸が貫通する貫通孔の内面と、回転軸の外面との間の空間に、真空容器の内部と外部とが連通しないようにするシール機構が配置される。
図5を参照して、従来のシール機構について説明する。図5は、回転軸が挿入された真空容器の断面図を示す。回転軸101が、真空容器102を画定する壁102aを貫通する。領域Aaが真空容器102の内部であり、領域Baが真空容器102の外部である。壁102aの貫通孔102bの内面と回転軸101の外面との間に、転がり軸受103が配置され、回転軸101が回転可能に支持されている。
貫通孔102bの内面と、回転軸101の外面とに挟まれた空間に、環状パッキン104が配置される。ばね105が、環状パッキン104の内周側の面104aを回転軸101の外面に押し付け、また環状パッキン104の外周側の面104bを貫通孔102bの内面に押し付ける。これにより、貫通孔102bの内面と回転軸101の外面との間の空間が、軸方向に関して相互にシールされた2つの空間に区分され、領域Aaと領域Baとが連通しなくなる。なお、壁102aの、真空容器の外部側の表面に固定されたストッパ部材106が、環状パッキン104の軸方向への移動を制限する。なお、本願発明者は、先行技術文献についての情報を持たない。
図5を参照して説明した従来のシール機構では、ばね105が環状パッキン104を回転軸101の外面及び貫通孔102bの内面に押し付ける力を調整できない。例えば、ばね105の押し付け力を強くして、シール性能を高めるような調整ができない。真空容器の内部が高真空になると、充分なシール性能が得られない場合がある。
本発明の一目的は、部材に形成された貫通孔に挿入された軸の外面と、貫通孔の内面との間の空間を、軸方向に関して相互にシールされた2つの空間に区分することが可能なシール機構であって、シール性能を調整することが可能なシール機構を提供することである。
本発明の一観点によれば、貫通孔を有する第1の部材と、前記貫通孔内に挿入された軸と、前記貫通孔の内面と前記軸の外面との間に配置された第1及び第2の環状パッキンであって、第1及び第2の環状パッキンは、径方向に重なって配置され、第1の環状パッキンは、第2の環状パッキンよりも、弾性率の低い弾性材料で形成され、第2の環状パッキンは、第1の環状パッキンよりも、すべり性の良い材料で形成されており、前記貫通孔の内面または前記軸の外面に接触し、該第1及び第2の環状パッキンが協同して、軸方向に関して相互にシールされた2つの空間を画定する前記第1及び第2の環状パッキンと、前記第1及び第2の環状パッキンの、軸方向への移動を拘束する拘束機構と、前記第1の環状パッキンを、軸方向に押し潰す押圧部材とを有するシール機構が提供される。
第1の環状パッキンを軸方向に押し潰すことにより、第1の環状パッキンは軸の径方向に拡がり、例えば貫通孔の内面に押し付けられる。径方向に広がった第1の環状パッキンが、第2の環状パッキンを、例えば軸の外面に押し付ける。押圧部材が第1の環状パッキンを押し潰す力を所望の強さにすることにより、所望のシール性能が得られる。
図1を参照して、本発明の第1の実施例によるシール機構について説明する。図1は、回転軸が挿入された真空容器の断面図を示す。回転軸1が、真空容器2の壁2aに形成された貫通孔2bを貫通する。真空容器2は、排気管で真空ポンプに連通される。真空ポンプにより、真空容器2の内部が減圧される。真空容器2の外部の圧力は、例えば大気圧である。
壁2aに形成された貫通孔2bの内面と回転軸1の外面との間に、転がり軸受3が配置され、回転軸1が、真空容器2に対して回転可能に支持されている。回転軸1の外面上をその周方向に延在する段差、及び回転軸1に固定されたストッパ部材30aにより、回転軸1に対する転がり軸受3の軸方向の位置が固定される。貫通孔2bの内面に固定されたストッパ部材30b、及び貫通孔2bの内面から回転軸1の中心側に壁2aが突出したストッパ部30cにより、壁2aに対する転がり軸受3の軸方向の位置が固定される。
貫通孔2bの内面と回転軸1の外面とに挟まれた空間内に、環状パッキン4が配置される。転がり軸受3、ストッパ部30c、及び環状パッキン4が、真空容器2の内部側から大気側に向かって、この順番に形成されている。
環状パッキン4は、回転軸1の外面に接して回転軸1の周りを1周する主部4Aと、主部4Aの一方の縁から外側に向かって張り出した鍔部4Bとで構成される。環状パッキン4は、鍔部4Bが、ストッパ部30cに接する向きで装填される。主部4Aの径方向の厚さは、例えば0.2〜1mmである。環状パッキン4は、例えばカーボンを含有するテフロンのような、すべり性が良く、耐磨耗性が高い素材で形成される。なお、環状パッキン4の内周側の面と、回転軸1の外面との間に、潤滑材が存在していても構わない。
Oリング5が、貫通孔2bの内面と、環状パッキン4の主部4Aとの間に配置される。Oリング5は、環状パッキン4より弾性率の低い弾性材料で形成される。なお、環状パッキン4は、Oリング5よりもすべり性の良い材料で形成される。環状パッキン4とOリング5とが、パッキン群P1を構成する。
貫通孔2bの大気側の開口部に、中央に開口が形成された円盤状の押圧部材6が配置されている。押圧部材6は、ボルト6bにより、真空容器2の壁2aに取り付けられている。押圧部材6の開口を回転軸1が貫通する。押圧部材6の内周側の縁は、貫通孔2bの縁よりも回転軸1側に張り出している。押圧部材6は、その内周側の縁から、真空容器2の内部に向かって突出した凸部6aを有する。
凸部6aの、真空容器2の内部側を向く面と、ストッパ部30cとの間に、環状パッキン4の鍔部4BとOリング5とが挟まれる。ボルト6bを締め付けると、押圧部材6がOリング5を軸方向に押し潰す。このとき、環状パッキン4がストッパ部30cに接触することにより、環状パッキン4及びOリング5の軸方向の移動が禁止される。ストッパ部30cは、環状パッキン4の鍔部4Bがストッパ部材30aに接触しないような高さに設定されている。Oリング5に加える軸方向の力は、ボルト6bの締め付け具合により調節できる。押圧部材6は、SUS等の金属やプラスチック等の、Oリング5を押し潰すのに充分な剛性を持った材料で形成される。
Oリング5が軸方向に押し潰されることにより、Oリング5の断面は、回転軸1の径方向に広がる。これにより、Oリング5の外周側の面が、貫通孔2bの内面と密着し、Oリング5の内周側の面が、環状パッキン4の主部4Aの外周側の面と密着する。軸方向に押し潰され、径方向に広がったOリング5が、環状パッキン4の主部4Aを、回転軸1の外面に押し付ける。これにより、環状パッキン4の主部4Aの内周側の面と、回転軸1の外面との接触部分の気密性を高めることができる。環状パッキン4とOリング5との接触部、及びOリング5と貫通孔2bの内面との接触部は、Oリング5の有する弾性により、高い機密性が保たれる。
このようにして、環状パッキン4とOリング5とから構成されるパッキン群P1が、軸方向に関して相互にシールされた2つの空間を画定する。これにより、貫通孔2bの内面と回転軸1の外面との間を通って、真空容器2の外部から内部に流体が漏れ込むことを防止できる。
なお、環状パッキン4の内周側の面は、回転軸1と摺動するため、徐々に磨耗する。環状パッキン4の内周側の面が磨耗すると、シール性能が低下する恐れがある。環状パッキン4の内周側の面が磨耗した場合は、磨耗する前よりもボルト6bを締め付け、Oリング5を押し潰す圧力を増加させることができる。このようにボルト6bを締め付けられるように、環状パッキン4の内周側の面が磨耗する前の初期の状態において、押圧部材6は、壁2aの外側の表面と、それに対向する押圧部材6の表面とが、所定のギャップを隔てるように配置される。
なお、環状パッキン4が磨耗しなくとも、Oリング5を軸方向に押し潰す圧力を増加させて、シール性能を向上させることもできる。
なお、Oリング5と環状パッキン4の主部4Aの径方向の並び方を逆にすることも可能である。つまり、Oリング5が回転軸1の外面に接し、環状パッキン4が貫通孔2bの内面と摺動するようなシール機構を作製することも可能である。なお、このような場合、Oリング5を押し潰す押圧部材6は、壁2aではなく、回転軸1に取り付けられる。また、このような場合、環状パッキン4が、回転軸1に固定されたストッパ部材30aで移動を禁止され、壁2aに形成されたストッパ部30cには接触しないように、ストッパ部30c及びストッパ部材30aの高さが設定される。
なお、環状パッキン4は、貫通孔2bの内面より回転軸1の外面と摺動させる方がよい。貫通孔2bの内周より回転軸1の外周の方が径が小さいので、摺動面をシールするシール長を短くできる。また、摺動する速度を低くでき、環状パッキン4の磨耗を抑制できる。
なお、上記実施例では、回転軸1が、真空容器2に対して回転する場合を説明したが、回転軸1が固定され、真空容器2が回転するような構成とすることもできる。
次に、図2を参照して、第2の実施例によるシール機構について説明する。図2に示すシール機構においては、貫通孔2bの内面と回転軸1の外面との間に、図1に示したシール機構の環状パッキン4及びOリング5に加えて、環状パッキン10及びOリング11が配置される。環状パッキン10は、環状パッキン4と同様のものであり、Oリング11は、Oリング5と同様のものである。
Oリング11は、貫通孔2bの内面と、環状パッキン10の主部10Aとの間に配置され、環状パッキン10とOリング11とがパッキン群P2を構成する。パッキン群P2は、パッキン群P1より大気側に配置される。
ストッパ部30cの位置から大気側に向かって、環状パッキン4の鍔部4B、Oリング5、環状パッキン10の鍔部10B、及びOリング11がこの順番に並ぶ。押圧部材6の内周側に形成された凸部6aが、Oリング11に接する。ボルト6bを締め付けると、Oリング11及び5が、軸方向に押し潰される。これにより、環状パッキン10の主部10A及び環状パッキン4の主部4Aが、回転軸1の表面に押し付けられる。
このように、第2の実施例のシール機構では、2個のパッキン群を軸方向に並べて配置したため、真空容器2内の空間が、軸方向に関して相互に異なる2箇所でシールされる。これにより、第1の実施例に比べて、シール性能を高められる。なお、パッキン群を3個以上配置してもよい。
次に、図3を参照して、第2の実施例の変形例について説明する。以下、第2の実施例との相違点について説明する。環状パッキン10内に、鍔部10Bの外周側の表面から、主部10Aの内周側の表面まで貫通する流路10Cが形成されている。真空容器2の壁2aに、流路20aが形成されている。流路20aは、Oリング5と11との間の位置において、貫通孔2bの内面に開口する。流路20aの他端は、排気管20bを介して真空ポンプ20に接続されている。
環状パッキン10の鍔部10Bには、Oリング11が環状パッキン10を回転軸1に押し付ける力が直接的には印加されない。環状パッキン10の持つ弾性により主部10Aが変形し、鍔部10Bが形成された位置において、環状パッキン10と回転軸1との間に隙間が生じる場合がある。
大気側から、回転軸1と環状パッキン10との接触する界面を通って、この隙間内に流入したガスが、鍔部10B内に形成された流路10C、及び真空容器2の壁2aに形成された流路20aを経由して排気される。このため、真空容器2内までガスが流入しにくくなり、シール性能が高まる。
なお、流路10Cの開口は、鍔部10Bの外周側の表面及び主部10Aの内周側の表面に配置されていなくても構わない。流路10Cは、回転軸1の外面において環状パッキン4が接触する領域と環状パッキン10が接触する領域とに挟まれた部分が露出する空間と、貫通孔2bの内面においてOリング5が接触する領域とOリング11が接触する領域とに挟まれた部分が露出する空間とを連通させるように形成されていればよい。
なお、回転軸1が固定され、真空容器2が回転するような構成の場合、真空容器2の壁2aに流路20aを形成する代わりに、回転軸1側にガスを排気する流路を形成しても構わない。
次に、図4を参照して、第3の実施例によるシール機構について説明する。第3の実施例では、図1に示した第1の実施例のシール機構で用いられていた環状パッキン4の代わりに、断面形状の異なる環状パッキン14が用いられる。環状パッキン14は、回転軸1を取り囲み、その外面に接する主部14Aと、軸方向に関して主部14Aのほぼ中央から外側に向かって張り出した鍔部14Bにより構成される。図1に示したOリング5は、第3の実施例においても、鍔部14Bと押圧部材6との間に配置される。
第3の実施例においては、もう一つのOリング15が、ストッパ部30cと鍔部14Bとの間に装着される。Oリング15は、Oリング5と同様に、環状パッキン14よりも弾性率の低い弾性材料で形成される。Oリング15と回転軸1との間にも、環状パッキン14の主部14Aが介在する。
Oリング5及び15を軸方向に押し潰すことにより、シール性能を高めることができる。このとき、Oリング15が、ストッパ部30cに接触し、Oリング15、環状パッキン14、及びもう一方のOリング5の軸方向への移動が禁止される。ストッパ部30cは、Oリング15が押し潰された時に、Oリング15が回転軸1及び回転軸1と共に回転する部材に接触しないような高さに設定されている。
第3の実施例によるシール機構では、第2の実施例と同様に、第1の実施例のシール機構よりも密封箇所が増加するので、シール性能を高められる。
環状パッキン14内に、鍔部14Bの外周側の表面から、主部14Aの内周側の表面まで貫通する流路14Cが形成されている。真空容器2の壁2aに、流路20aが形成されている。流路20aは、Oリング5と15との間の位置において、貫通孔2bの内面に開口する。流路20aの他端は、排気管20bを介して真空ポンプ20に接続されている。
環状パッキン14の主部14Aは、軸方向に関して相互に異なる2つの位置で、Oリング5及び15により回転軸1に押し付けられる。鍔部14Bが形成されている位置には、回転軸1に押し付ける力が直接的には印加されない。環状パッキン14の持つ弾性により主部14Aが変形し、鍔部14Bが形成された位置において、環状パッキン14と回転軸1との間に隙間が生じる場合がある。
大気側から、回転軸1と環状パッキン14との接触する界面を通って、この隙間内に流入したガスが、鍔部14B内に形成された流路14C、及び真空容器2の壁2aに形成された流路20aを経由して排気される。このため、真空容器2内までガスが流入しにくくなり、シール性能が高められる。
なお、流路14Cは、上述の隙間(環状パッキン14と回転軸1との間の隙間)と、貫通孔2bの内面においてOリング5が接触する領域とOリング15が接触する領域とに挟まれた部分が露出する空間とを連通させるように形成されていればよい。流路14Cの貫通孔2bの内面側の開口は、鍔部14Bの外周側の表面上に形成しなくても構わない。
なお、Oリング5及び15を軸方向に押し潰すのみで充分なシール性能が得られる場合には、環状パッキン14の流路14C及び壁2aの流路20aを形成せず、排気管20b及び真空ポンプ20を配置しなくても構わない。
以上の実施例のシール機構で用いたOリングの代わりに、断面がO字型以外の形状である環状パッキンを用いても構わない。ただし、この環状パッキンは、この環状パッキンと径方向に重なって配置され、協同して軸方向のシールを行う他の環状パッキンよりも、弾性率の低い弾性材料で形成される。
以上の実施例では、真空容器に回転軸を挿入したが、軸方向に運動する軸を挿入しても構わない。その場合は、軸を回転可能に支持する軸受の代わりに、軸を軸方向に移動可能に支持するリニア軸受が配置される。なお、軸を固定し、真空容器を軸方向に移動させる構成としても構わない。
なお、可動軸にかかる荷重が軽い場合は、軸受を省いた構成とすることも可能である。
なお、以上の実施例では真空と大気とを隔離する場合について説明したが、実施例によるシール機構を、例えば、水と大気、水と真空、加圧気体と大気等を隔離するために利用しても構わない。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
本発明の第1の実施例によるシール機構を示す断面図である。 第2の実施例によるシール機構を示す断面図である。 第2の実施例の変形例によるシール機構を示す断面図である。 第3の実施例によるシール機構を示す断面図である。 従来のシール機構を示す断面図である。
符号の説明
1 回転軸
2 真空容器
2a (真空容器の)壁
2b 貫通孔
3 転がり軸受
4 環状パッキン
5 Oリング
6 押圧部材

Claims (5)

  1. 貫通孔を有する第1の部材と、
    前記貫通孔内に挿入された軸と、
    前記貫通孔の内面と前記軸の外面との間に配置された第1及び第2の環状パッキンであって、第1及び第2の環状パッキンは、径方向に重なって配置され、第1の環状パッキンは、第2の環状パッキンよりも、弾性率の低い弾性材料で形成され、第2の環状パッキンは、第1の環状パッキンよりも、すべり性の良い材料で形成されており、前記貫通孔の内面または前記軸の外面に接触し、該第1及び第2の環状パッキンが協同して、軸方向に関して相互にシールされた2つの空間を画定する前記第1及び第2の環状パッキンと、
    前記第1及び第2の環状パッキンの、軸方向への移動を拘束する拘束機構と、
    前記第1の環状パッキンを、軸方向に押し潰す押圧部材と
    を有するシール機構。
  2. さらに、前記貫通孔の内面と前記軸の外面との間に配置された第3及び第4の環状パッキンであって、第3及び第4の環状パッキンは、径方向に重なって配置され、第3の環状パッキンは、第4の環状パッキンよりも、弾性率の低い弾性材料で形成され、第4の環状パッキンは、第3の環状パッキンよりも、すべり性の良い材料で形成されており、前記貫通孔の内面または前記軸の外面に接触し、該第3及び第4の環状パッキンが協同して、軸方向に関して相互にシールされた2つの空間を画定する前記第3及び第4の環状パッキンを有し、
    前記第1及び第2の環状パッキンで構成されたパッキン群と、前記第3及び第4の環状パッキンで構成されたパッキン群とが、軸方向に並んで配置されており、前記押圧部材が、該第3の環状パッキンを軸方向に押し潰す請求項1に記載のシール機構。
  3. 前記第2及び第4の環状パッキンが、前記貫通孔の内面及び前記軸の外面の一方の面に接触し、該第4の環状パッキンは、該第1及び第3の環状パッキンの間に挿入された鍔部を有し、該貫通孔の内面及び該軸の外面のうち該第2及び第4の環状パッキンが接触する面を第1の面とし、該第1及び第3の環状パッキンが接触する面を第2の面としたとき、該第1の面上において該第2の環状パッキンが接触する領域と該第4の環状パッキンが接触する領域とに挟まれた部分が露出する第1の空間と、該第2の面上において該第1の環状パッキンが接触する領域と該第3の環状パッキンが接触する領域とに挟まれた部分が露出する第2の空間とを連通させる第1の流路が、該鍔部内に形成されており、
    前記第1の部材及び前記軸の一方に、前記第2の空間内の流体を排出する第2の流路が形成されている請求項2に記載のシール機構。
  4. さらに、前記貫通孔の内面と前記軸の外面との間に配置された第3の環状パッキンであって、前記第2の環状パッキンと径方向に重なり、軸方向に関して前記第1のパッキンとは異なる位置に配置され、前記第2の環状パッキンと協同して、軸方向に関して相互にシールされた2つの空間を画定し、前記第2のパッキンよりも弾性率の低い弾性材料で形成された第3の環状パッキンを有する請求項1に記載のシール機構。
  5. 前記第2の環状パッキンは、前記第1の環状パッキンと第3の環状パッキンとの間に挿入された鍔部を有し、該鍔部内に、一端が前記第2の環状パッキンの内周面に開口し、他端が該第2の環状パッキンの外周面に開口する第1の流路が形成されており、
    前記第1の部材及び前記軸の一方に、前記第1の流路内の流体を排出する第2の流路が形成されている請求項4に記載のシール機構。
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