JP2006016415A - コークス炉用炉蓋の圧接装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 炉口21を覆うためナイフエッジ6付のシールプレート5と、炉蓋本体1aに取り付けた調整ネジ10により前記炉蓋本体1aとレンガ受け3の間隔を調整自在に構成して成るコークス炉用炉蓋のレンガ受け支持装置9において、前記調整ネジ10の貫通軸孔10a内にレンガ受け3側から突出させた支軸11をスライド自在に貫入すると共に、前記調整ネジ10の先端10bとレンガ受け3間にスプリング15を装入してこのスプリング15によりレンガ受け3を常時炉口21側に均等に賦勢して炉蓋1側及びドアーフレーム22側の熱変形に基づくガス洩れを防止する。又、ガス洩れ箇所が発生した場合には、その箇所に近い調整ネジ10を締め込んでナイフエッジ6の圧接力を回復させてガス洩れを防ぐ。
【選択図】 図4
Description
そして、この炉蓋には、シールプレートと称される密閉手段が取り付けられていて、このシールプレートの周囲に取り付けられたナイフエッジを炉口の周囲であって、その正面に取り付けたドアーフレームにメタルタッチで密接させることにより、炉内で発生したコークス炉ガスが炉外に洩れ出るのを防止している。
また、このスライド幅を大きくすると、ナイフエッジの高さが大きくなると共に、ナイフエッジを押し出すスプリング及びこのホルダーも大きくなり、炉蓋の重量が大幅に増加する。そして、この炉蓋の重量が大幅に増加すると、この炉蓋を脱着する炉蓋脱着機もそれに併せて大型化する必要があることから、ナイフエッジのスライド幅を大きくするには限界がある。
請求項1に記載の発明にあっては、装炭を行い、炉口に炉蓋を装着した時点では、ドアーフレームに対してナイフエッジは全域において均等に加圧されているが、乾留を開始し、ドアーフレーム及び炉蓋に炉内からの熱が伝わると、ドアーフレーム及び炉蓋に熱変形が発生し、ナイフエッジの先端部分に隙間が発生するようになる。このようになると、レンガ受け支持装置に取り付けたスプリングの力でレンガ受けをドアーフレーム側に押し出し、自動的に隙間を無くしてガス洩れを防ぐ。しかし、熱変形が大きくなると、特に炉蓋の上下部においてはナイフエッジに圧接不足箇所が発生するようになる。この時、その箇所に最も近い箇所の調整ネジを締め込み、スプリングを押し出すことにより、その反力をレンガ受け側に伝え、レンガ受けを炉口(ドアーフレーム)側に押し出す。この結果、炉蓋全域においてナイフエッジの圧接力が均等に回復して、ガス洩れを防ぐ。
更に、炉蓋側の熱変形は、その位置により異なり、一律ではないが、スプリングの作用で熱変形を吸収してガス洩れを防止することができる。
更に、調整ネジにより、スプリング荷重を任意に調整してナイフエッジの圧接力を均一化することにより、ガス洩れを防止することができる。
更に、レンガ受け支持装置のスプリングにより、レンガ受けの熱変形を強制的に押えるため、大きなガス洩れにも対応することができる。
更に、従来のようにナイフエッジの調整だけでガス洩れを防止した場合、この調整箇所が多く、作業に多くの時間と労力を要していたが、レンガ受け支持装置においてガス洩れの防止作業ができるようになると、調整作業にかかる労力と時間を大幅に削減できる。
この本発明のポイントは、閂2の上下であって、炉蓋1の上下端に近い部分に更に補助閂2aを設けたことである。したがって、閂の数は、本実施例2では4ヶ所となり、特に炉蓋1の上下端側において熱変形が最も大きく、ガス洩れが発生しやすいため、この炉蓋1の上下端側において、補助閂2aのプランジャースプリング2bの力で炉蓋1側の上下端側の熱変形が押えられる。
なお、補助閂2aは、閂2と同等の強度で炉蓋1を押圧する構造としても良いが、炉蓋1の上下端側の熱変形を押える目的だけのため、多少小型のものとしても良い。
2 閂
3 レンガ受け
5 シールプレート
6 ナイフエッジ
7 スプリングホルダー
9 レンガ受け支持装置
10 調整ネジ
11 支軸
15 スプリング
Claims (2)
- 炉口を覆うためのナイフエッジ付のシールプレートと、炉内からの高熱を遮断するためのレンガを取り付けて成るレンガ受けを炉蓋本体の背面に取り付けると共に、調整ネジにより前記炉蓋本体とレンガ受けの取付間隔を調整自在に構成して成るコークス炉用炉蓋のレンガ受け支持装置において、前記調整ネジに貫通軸孔を設け、この貫通軸孔内にレンガ受け側から突出させた支軸をスライド自在に貫入すると共に、前記調整ネジの先端とレンガ受け間にスプリングを装入して、このスプリングによりレンガ受けを常時炉口側に賦勢しながら熱変形を吸収し、かつ、操業中に炉蓋側及びドアーフレーム間に発生した熱変形に基づくドアーフレームとナイフエッジ間の圧接力不足を、前記調整ネジの締め込みにより増大させて、常時ナイフエッジをドアーフレームに対して均等に加圧し、ガス洩れを防止するように構成して成る炉蓋の圧接装置。
- コークス炉用炉蓋において、閂の上下であって、炉蓋の上端と下端に近い位置に、補助閂を設け、この補助閂で炉蓋の上下端の熱変形を強制的に押えてガス洩れを防止することができるように構成して成るコークス炉用炉蓋の圧接装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004192507A JP2006016415A (ja) | 2004-06-30 | 2004-06-30 | コークス炉用炉蓋の圧接装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004192507A JP2006016415A (ja) | 2004-06-30 | 2004-06-30 | コークス炉用炉蓋の圧接装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006016415A true JP2006016415A (ja) | 2006-01-19 |
Family
ID=35790975
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004192507A Pending JP2006016415A (ja) | 2004-06-30 | 2004-06-30 | コークス炉用炉蓋の圧接装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006016415A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013247093A (ja) * | 2012-05-29 | 2013-12-09 | Ichikoh Ind Ltd | 車両用灯具の半導体型光源の光源ユニット、車両用灯具 |
CN108504808A (zh) * | 2018-05-21 | 2018-09-07 | 石钢京诚装备技术有限公司 | 一种高炉炉顶点火孔密封装置 |
CN109897648A (zh) * | 2017-12-11 | 2019-06-18 | 河北中煤旭阳焦化有限公司 | 一种炉门密封装置 |
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2004
- 2004-06-30 JP JP2004192507A patent/JP2006016415A/ja active Pending
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