JP2006015889A - 自動車シート用仮眠装置 - Google Patents

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【課題】 自動車シート用仮眠装置であって、仮眠者を種々の感覚的刺激から保護する機能を持ち、更に好適な枕として利用できるものを提供する。
【解決手段】 (1)自動車シートのヘッドレストに内蔵され、又はこれに取り付けるハウジングの内部に、このハウジングの側方に設けた引出し口より引出し可能に構成したカバー部材を収納し、(2)このカバー部材は、展開可能な構造のもとに重層されると共に、基端側がハウジングの引出し口から抜けないように拘束された複数のウイングプレートからなり、(3)カバー部材をハウジングから引出すと共に複数のウイングプレートを最大限に展開させた時、これらのウイングプレートがハウジングの前方に筒状のサークル構造体を形成する、自動車シート用仮眠装置。
【選択図】 図3



Description

本発明は自動車シート用仮眠装置に関し、更に詳しくは、仮眠者の安眠のために頭部を種々の感覚的刺激から保護する機能を持ち、更に好適な枕として利用できる自動車シート用仮眠装置に関する。
自動車シートは一般的に、自動車内で仮眠等の休憩を取る場合を想定して後方へ倒すことができるように設計されているが、こうして仮眠を取る時、頭部や顔面に対する種々の感覚的刺激のために、安眠できない場合が多い。
例えば、目を閉じていても太陽光や各種の照明光等の車外からの入射光が眩しくて安眠できないことがある。このような場合に備えて、アイマスク等の一定の安眠補助具が市販されている。しかし、これらの安眠補助具を利用すれば、少なくとも眩しさは防げるが、その他の各種の感覚的刺激は遮断できない。
例えば、太陽光が頭部や顔面に照射することによる太陽熱の暑熱感は防止できない。更に、車外の人に寝顔を見られるのが気になるとか、恥ずかしいとか言った自然な感情から安眠できない場合もあるが、アイマスク等ではこれらの点でも効果がない。
更に、自動車シートで仮眠する場合、通常はヘッドレストを枕代わりにする。一般的には、枕が使用者の後頭部にフィットした湾曲面を持つと、就寝中の頭部の左右転動が自然に規制されて首への負担がなくなり、楽に眠ることができる。しかし、自動車運転時の安全性等を考慮して、自動車シートのヘッドレストには頭部の左右転動を規制する湾曲面は設けられていない。従って、このような点でも、安らかに仮眠することは困難である。
そこで本発明は、自動車内で自動車シートを倒して仮眠を取る際に、仮眠者の安眠のために頭部を種々の感覚的刺激から保護する機能を持ち、更に好適な枕として利用できる自動車シート用仮眠装置を提供することを、解決すべき技術的課題とする。
(第1発明の構成)
上記課題を解決するための本願第1発明の構成は、自動車シートのヘッドレストに内蔵させたハウジング、又は自動車シートのヘッドレストに対する取り付け手段を備えたハウジングにおいて構成され、以下の(1)〜(3)の構成を備える、自動車シート用仮眠装置である。
(1)前記ハウジングの内部には、このハウジングの側方に設けた引出し口より引出し可能に構成したカバー部材を収納しており、
(2)前記カバー部材は、展開可能な構造のもとに重層されると共に、基端側がハウジングの引出し口から抜けないように拘束された複数のウイングプレートからなり、
(3)前記カバー部材をハウジングから引出すと共に複数のウイングプレートを最大限に展開させた時、これらのウイングプレートがハウジングの前方に筒状のサークル構造体を形成する。
(第2発明の構成)
上記課題を解決するための本願第2発明の構成は、前記第1発明に係るハウジングの前側壁部が、以下の(4)、(5)の一方又は双方の構成を備える、自動車シート用仮眠装置である。
(4)人の後頭部にフィットする湾曲面形状を有する。
(5)クッション性の表装材を有する。
(第3発明の構成)
上記課題を解決するための本願第3発明の構成は、前記第1発明又は第2発明に係るハウジングの内部には、このハウジングの両側の側方に設けた引出し口よりそれぞれ引出し可能な1対のカバー部材を収納しており、これらのカバー部材のウイングプレートが前記筒状のサークル構造体を形成する、自動車シート用仮眠装置である。
(第4発明の構成)
上記課題を解決するための本願第4発明の構成は、前記第3発明に係る1対のカバー部材における複数のウイングプレートの内の展開状態において最先端となるウイングプレートの先端間には、これらの先端相互間を止着する手段が構成されている、自動車シート用仮眠装置である。
(第5発明の構成)
上記課題を解決するための本願第5発明の構成は、前記第1発明又は第2発明に係るハウジングの内部には、このハウジングの片側の側方に設けた引出し口より引出し可能な単一のカバー部材を収納しており、このカバー部材のウイングプレートが前記筒状のサークル構造体を形成する、自動車シート用仮眠装置である。
(第6発明の構成)
上記課題を解決するための本願第6発明の構成は、前記第5発明に係るカバー部材の複数のウイングプレートの内の展開状態において最先端となるウイングプレートの先端と、この先端が到達するハウジングの壁部との間には、相互間を止着する手段が構成されている、自動車シート用仮眠装置である。
(第7発明の構成)
上記課題を解決するための本願第7発明の構成は、前記第1発明〜第6発明のいずれかに係る複数のウイングプレートの展開可能な重層構造が、断面円弧状の偏平な筐体である外側ウイングプレートの内部に類似断面形状の内側ウイングプレートが引き出し可能に収納されている構造である、自動車シート用仮眠装置である。
(第8発明の構成)
上記課題を解決するための本願第8発明の構成は、前記第1発明〜第6発明のいずれかに係る複数のウイングプレートの展開可能な重層構造が、回転角度を拘束されたヒンジにより連結された折り畳み構造である、自動車シート用仮眠装置である。
(第9発明の構成)
上記課題を解決するための本願第9発明の構成は、前記第1発明〜第8発明のいずれかに係るウイングプレートが、外形を構成するフレームに遮光性のシートを張設したものである、自動車シート用仮眠装置である。
(第1発明の効果)
第1発明においては、ハウジングからカバー部材を引出して複数のウイングプレートを展開させると、ハウジングの前方に筒状のサークル構造体が形成される。この筒状のサークル構造体が、自動車シートを倒して就寝する仮眠者の頭部及び顔面を覆い、仮眠者を種々の感覚的刺激から保護する。
即ち、太陽光や各種の照明光等の車外からの入射光を頭部及び顔面の全体から遮断する。従って、入射光の眩しさだけでなく、太陽熱も遮断する。又、車外の人に寝顔を見られることのないように、視覚的にも遮断する。
更に、仮眠装置のハウジングは、自動車シートのヘッドレストに内蔵させたり、自動車シートのヘッドレストに取り付けたりするものであるため、仮眠者には好適な枕となる。以上の種々の作用・効果から、仮眠者は安らかに就寝することができる。
加えて、仮眠装置のハウジングが自動車シートのヘッドレストに対する取り付け手段を備える場合には、非使用時は自動車シートのヘッドレストから取り外して、車室内の適宜な場所に置いておくことができ、しかもカバー部材を構成する複数のウイングプレートは重層状態でハウジングの内部にコンパクトに収納されているため、車室内の適宜な場所に置いても邪魔にならない。仮眠装置のハウジングが自動車シートのヘッドレストに内蔵されている場合、非使用時はカバー部材がヘッドレストの内部に引き込まれているため、全然邪魔にならない。
(第2発明の効果)
自動車シート用仮眠装置において、ハウジングの前側壁部が第2発明の(4)の構成を備えることにより、枕としての仮眠装置が、仮眠者の頭部の左右転動を自然に規制するため、仮眠者の首への負担がなくなり、楽に眠ることができる。更にハウジングの前側壁部が第2発明の(5)の構成を備えることにより、枕としての仮眠装置に柔らかなクッション性が付与され、仮眠者は一層楽に眠ることができる。
(第3発明及び第5発明の効果)
第3発明及び第5発明により、カバー部材及びウイングプレートのそれぞれに好適な実施形態が提供される。
(第4発明及び第6発明の効果)
カバー部材を構成する複数のウイングプレートの内、展開状態において最先端となるウイングプレートの先端に第4発明や第6発明のような止着手段を構成することにより、筒状のサークル構造体を安定化させることができる。
(第7発明及び第8発明の効果)
カバー部材を構成する複数のウイングプレートの展開可能な重層構造として、第7発明や第8発明に規定するような構造を好ましい実施形態として例示することができる。
(第9発明の効果)
ウイングプレート自体の構成は、好ましくは薄いプレートであり、場合によっては断面円弧状である限りにおいて限定されないが、軽量性等を重視する場合には、第9発明のように、所定形状の外形を構成するフレームに遮光性のシートを張設したものを好ましく例示することができる。
次に、本願の第1発明〜第9発明の実施形態を、その最良の形態を含めて説明する。以下において単に「本発明」と言うときは、上記の各発明の内の該当する1又は2以上の発明を一括して指している。
〔自動車シート用仮眠装置〕
本発明に係る自動車シート用仮眠装置は、ハウジングの内部にカバー部材を収納し、これを中空のハウジングの側方に設けた引出し口より引出し可能に構成したものである。このハウジングは、自動車シートのヘッドレストに内蔵された状態で構成されるか、又は独立に構成されると共に自動車シートのヘッドレストに対する取り付け手段を備えさせたものである。この取り付け手段の種類は限定されないが、例えば後述の実施例に示すように、自動車シートのヘッドレストに巻き付けて止着する形式のベルトをハウジングに備えさせても良い。
〔ハウジング〕
上記の構成においてハウジングの構成材料は限定されず、例えばプラスチック製、金属製等とすることができる。ハウジングは、上記構成を備えた中空の筐体である限りにおいてサイズや外形、内部構造等を限定されないが、自動車シートのヘッドレストに内蔵させる場合には自ずからサイズと外形が規定されるし、独立に構成して自動車シートのヘッドレストに取り付ける場合には、自動車シートのヘッドレストと対応する形状及びサイズとすることが好ましい。
ハウジングは、使用者が自動車シートを後方へ倒して仮眠する場合に枕として利用されるものであるから、その前側壁部は人の後頭部にフィットする断面円弧状の湾曲面形状を有することが好ましい。又、このような形状であると、カバー部材が断面円弧状のウイングプレートからなる場合において、収納容器としても優れる。更に、ハウジングの前側壁部は、クッション性の表装材を有することも好ましい。
カバー部材に対するガイド作用に関しては、後述の実施例に示すように、ハウジングの下側壁部と上側壁部にガイド溝を設け、このガイド溝に嵌合する突起をカバー部材の上端面と下端面に設けて、ガイド溝の案内作用に従ってカバー部材が引出し・収納されるようにしても良い。
ガイド溝を、ハウジングにおけるカバー部材の引出し口の付近まで形成すると、このガイド溝の終端部がカバー部材の突起に対するストッパーとなるため、カバー部材がハウジングの引出し口から抜けないように拘束され、カバー部材の最大限の引出し位置が規定される。カバー部材がハウジングの引出し口から抜けないように拘束する手段は、上記のガイド溝/突起の構成に限定されず、例えば、カバー部材における引出し方向に対する後端部に、引出し口に係止する突起部分を形成しておいても良い。
〔カバー部材とウイングプレート〕
ハウジングにおけるカバー部材の収納形態については、(a)ハウジングの両側の側方に設けた引出し口よりそれぞれ引出し可能な1対のカバー部材をハウジングの内部に収納する場合と、(b)ハウジングの片側の側方に設けた引出し口より引出し可能な単一のカバー部材を収納する場合とがある。いずれの場合にも、カバー部材のウイングプレートは、展開することによってハウジングの前方に筒状のサークル構造体を形成できるように構成される。「ハウジングの側方」とは、自動車シートにおける側方を意味する。
カバー部材は複数のウイングプレートからなり、これらのウイングプレートは展開可能な構造で重層されている。従って、複数のウイングプレートには、ハウジングから引出され展開された状態において、基端側を構成するウイングプレートから先端側を構成するウイングプレートまでが重層されている。
ハウジングの引出し口に係止する突起部分をカバー部材に設ける場合、突起部分は実際には最も基端側を構成するウイングプレートにおいて形成される。又、上記したように、ウイングプレートは、ハウジングから引出され展開された状態において、筒状のサークル構造体を構成するものであるので、そのために必要な枚数のウイングプレートから、カバー部材が構成される。筒状のサークル構造体は、ハウジングを枕として仮眠する者の頭部周囲を覆うことができる大きさを有する。筒状のサークル構造体を、光の遮断性や音の遮断性を重視して頭部周囲を密に覆うサイズとするか、快適な呼吸等を考慮して頭部周囲にある程度の空間を残して覆うサイズとするかは、任意に設計すれば良い。
ウイングプレートによって構成される筒状のサークル構造体を構造的に安定化させるために、最先端を構成するウイングプレートには相手材に対する止着手段を設けることが好ましい。「相手材」とは、上記(a)の場合には、他一方のカバー部材における最先端側のウイングプレートであり、上記(b)の場合には、ハウジングにおける引出し口と反対側の壁部である。止着手段の種類は限定されないが、例えば、相互の止着部に対してそれぞれS極とN極の磁石を取り付けたり、いわゆるマジックテープのそれぞれループ側とフック側を取り付けたりすることができる。
複数のウイングプレートを展開可能に重層してハウジングの内部に収納するための構造は限定されないが、好ましくは、(イ)偏平な筐体である外側ウイングプレートの内部に類似断面形状の内側ウイングプレートが引き出し可能に収納されると言う重箱式の構造、あるいは、(ロ)回転角度を拘束されたヒンジにより連結された折り畳み構造、とすることができる。上記(イ)の重箱式構造においては、ウイングプレート間に角度調節機能がないため、複数のウイングプレートをそれぞれ必要な角度に湾曲した断面円弧状に形成し、全体として筒状体を構成できるように設定する。上記(ロ)の折り畳み構造においては、ウイングプレート連結用のヒンジに角度調節機能を持たせることができるので、各ウイングプレートは平坦形状であっても良い。
ウイングプレートは、プラスチックその他の任意の材質からなる偏平なプレート体(上記の重箱式構造においてはプレート状筐体)であっても良いが、外形を構成するフレームに遮光性のシートを張設したものであっても良い。
以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。本発明の技術的範囲が以下の実施例によって限定されないことは、もちろんである。
(実施例の構成)
図1に示す自動車シート用仮眠装置1は、自動車シートのヘッドレスト2に対して使用時には取り付け、非使用時には取り外しできる形式であり、その取り付けは、図1には図示しないが、図4(a)に示すように、ハウジング3に備えた取り付け用ベルト4を用いて、自動車シート用仮眠装置1をヘッドレスト2に括り着けることにより行われる。その取り付け状態を図6に示すが、自動運転時等の仮眠装置非使用時には、ヘッドレスト2から取り外しても良い。
なお、本実施例の変更例として、図示はしないが、自動車シート用仮眠装置1をヘッドレスト2の内部に構成しても良い。その場合、ヘッドレスト2の前側面(使用者5の後頭部が当接する面)は、図1におけるハウジング3の前側面のように、使用者5の後頭部にフィットする断面形状の湾曲面形状としても良い。
軽量なプラスチック製の容器体であるハウジング3の内部には、このハウジングの両側の側方に設けた引出し口7より引出し可能に構成したカバー部材8を収納している。これらのカバー部材8は、断面円弧状の偏平な筐体である外側ウイングプレート9a、10aの内部に、同様に断面円弧状である内側ウイングプレート9b、10bが引き出し可能に収納されると言う重箱式の構造を持っている。これらのウイングプレートも、軽量なプラスチック製である。
図5のハウジング縦断面図に示すように、ハウジング3の下側壁部内周面と上側壁部内周面にはガイド溝11を設けており、このガイド溝11に対して、外側ウイングプレート9a、10aの上面と下面に突出させた突起12が嵌め込まれている。このため、ハウジング3内部の外側ウイングプレート9a、10aは、ガイド溝11の案内作用に従ってハウジング3から引き出され、あるいはハウジング3に収納される。
更に、外側ウイングプレート9a、10aの下側壁部内周面と上側壁部内周面にはガイド溝13を設けており、このガイド溝13に対して、内側ウイングプレート9b、10bの上面と下面に突出させた突起14が嵌め込まれている。このため、外側ウイングプレート9a、10aの内部の内側ウイングプレート9b、10bは、ガイド溝13の案内作用に従って外側ウイングプレート9a、10aから引き出され、あるいは収納される。
又、上記のガイド溝11は、ハウジング3から外側ウイングプレート9a、10aが抜けてしまう直前の部位までしか形成されず、上記のガイド溝13は、内側ウイングプレート9b、10bが外側ウイングプレート9a、10aから抜けてしまう直前の部位までしか形成されていない。そのため、ガイド溝11、13の終端部が、外側ウイングプレート9a、10aの突起12、又は内側ウイングプレート9b、10bの突起14に対する抜止め用ストッパーとなっている。
外側ウイングプレート9a、10a及び内側ウイングプレート9b、10bの引出し端部側には、それぞれ引出し用の摘まみ部15、16が設けられている。又、ウイングプレートの引出し・展開時において、内側ウイングプレート9b、10bは先端側のウイングプレートとなるから、図4(b)に示すように、それらの先端の上記摘まみ部16には、相互の止着手段として、S極磁石17、N極磁石18をそれぞれ取り付けている。
(実施例の使用状態)
以上のように構成された実施例1の自動車シート用仮眠装置は、前記の取り付け用ベルト4を用いて図6のようにヘッドレスト2に取り付けられる。そして、自動車シートを後方に倒し、図2のように、ハウジング3から外側ウイングプレート9a、10aを引出す。更に、図3のように、外側ウイングプレート9a、10aから内側ウイングプレート9b、10bを引出し、これらの先端の摘まみ部16間を前記の磁石の作用により止着する。
これにより、外側ウイングプレート9a、10a及び内側ウイングプレート9b、10bによって、ハウジング3の前方(図3における上方)に筒状のサークル構造体が形成され、図7に示すように、仮眠者の頭部は、このサークル構造体に周囲を覆われることにより、外部からの光線や人の視線等の各種の感覚的刺激から遮断される。
本発明によって、自動車シート用仮眠装置であって、仮眠者の安眠のために頭部を種々の感覚的刺激から保護する機能を持ち、更に好適な枕として利用できるものが提供される。
実施例の構成を示す断面図である。 実施例の使用状態を示す断面図である。 実施例の使用状態を示す断面図である。 図4(a)は仮眠装置の取り付け状態を示す斜視図、図4(b)は実施例の要部を拡大して示す断面図である。 実施例の構成を示す断面図である。 実施例の使用状態を示す断面図である。 実施例の使用状態を示す断面図である。
符号の説明
1 自動車シート用仮眠装置
2 ヘッドレスト
3 ハウジング
7 引出し口
8 カバー部材
9a、10a 外側ウイングプレート
9b、10b 内側ウイングプレート
11、13 ガイド溝
12、14 突起
15、16 摘まみ部
17、18 磁石




Claims (9)

  1. 自動車シートのヘッドレストに内蔵させたハウジング、又は自動車シートのヘッドレストに対する取り付け手段を備えたハウジングにおいて構成され、以下の(1)〜(3)の構成を備えることを特徴とする自動車シート用仮眠装置。
    (1)前記ハウジングの内部には、このハウジングの側方に設けた引出し口より引出し可能に構成したカバー部材を収納しており、
    (2)前記カバー部材は、展開可能な構造のもとに重層されると共に、基端側がハウジングの引出し口から抜けないように拘束された複数のウイングプレートからなり、
    (3)前記カバー部材をハウジングから引出すと共に複数のウイングプレートを最大限に展開させた時、これらのウイングプレートがハウジングの前方に筒状のサークル構造体を形成する。
  2. 前記ハウジングの前側壁部が、以下の(4)、(5)の一方又は双方の構成を備えることを特徴とする請求項1に記載の自動車シート用仮眠装置。
    (4)人の後頭部にフィットする湾曲面形状を有する。
    (5)クッション性の表装材を有する。
  3. 前記ハウジングの内部には、このハウジングの両側の側方に設けた引出し口よりそれぞれ引出し可能な1対のカバー部材を収納しており、これらのカバー部材のウイングプレートが前記筒状のサークル構造体を形成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自動車シート用仮眠装置。
  4. 前記1対のカバー部材における複数のウイングプレートの内、展開状態において最先端となるウイングプレートの先端間には、これらの先端相互間を止着する手段が構成されていることを特徴とする請求項3に記載の自動車シート用仮眠装置。
  5. 前記ハウジングの内部には、このハウジングの片側の側方に設けた引出し口より引出し可能な単一のカバー部材を収納しており、このカバー部材のウイングプレートが前記筒状のサークル構造体を形成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自動車シート用仮眠装置。
  6. 前記カバー部材の複数のウイングプレートの内の展開状態において最先端となるウイングプレートの先端と、この先端が到達するハウジングの壁部との間には、相互間を止着する手段が構成されていることを特徴とする請求項5に記載の自動車シート用仮眠装置。
  7. 前記複数のウイングプレートの展開可能な重層構造が、断面円弧状の偏平な筐体である外側ウイングプレートの内部に類似断面形状の内側ウイングプレートが引き出し可能に収納されている構造であることを特徴とする請求項1〜請求項6にいずれかに記載の自動車シート用仮眠装置。
  8. 前記複数のウイングプレートの展開可能な重層構造が、回転角度を拘束されたヒンジにより連結された折り畳み構造であることを特徴とする請求項1〜請求項6にいずれかに記載の自動車シート用仮眠装置。
  9. 前記ウイングプレートが、外形を構成するフレームに遮光性のシートを張設したものであることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の自動車シート用仮眠装置。

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