JP2006014993A - 男性用体液処理用品 - Google Patents

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Abstract

【課題】着用者に対する装着性を改善した男性用体液処理用品を提供する。
【解決手段】 着用者の身体に装着された状態で、前記着用者のペニスを挿入するためのペニス挿入口を有するペニス格納部と、このペニス格納部の左右両側において前記ペニス格納部に連通する吸収部とを備え、前記ペニス格納部から前記吸収部への体液の移動が可能であり、且つ前記ペニス格納部および前記吸収部から体液が外部に漏れ出さないように、前記ペニス格納部および前記吸収部が一体化して本体として構成されている男性用体液処理用品において、前記本体の前記ペニス挿入口の近傍に、前記ペニス格納部に挿入されたペニスが前記ペニス挿入口に対して所定の位置関係を維持するように、前記ペニスを固定するための緊締手段を備え、前記ペニス格納部に対する前記ペニスの脱出あるいは位置ずれを防止できるように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ペニス格納部と吸収部とを備えた男性用体液処理用品に関する。さらに詳しくは、本発明は、ペニス格納部と、このペニス格納部の左右両側に設けられた吸収部とを備え、ペニス格納部は唯一の開口部としてペニス挿入口をもち、それ以外はカプセル状に密閉一体化されている男性用体液処理用品に関する。
従来の吸収体物品、例えばおむつ、大人用おむつ、女性用品、女性用失禁用品等は、ナプキン形状であれ、テープ型形状であれ、あるいはパンツ型形状を持つものであれ、共通している構造は、液透過性トップシートと、液不透過性のバックシートとの間に、SAPとパルプを混合した吸収体を介在させるという基本構造を持っている。
これらの吸収体製品のうち、男性用体液処理用品は、人体の構造上の理由から、ペニスを通じての体液排出形態を採らざるを得ないため、その特徴に適した構造を有していることが必要とされる。このような男性用体液処理用品として、従来から、男性ケアポケットを形成する吸収体物品(特許文献1)、あるいはカンガルーの腹袋のように吸収体を格納する前袋を持っているもの(特許文献2)等が既に公開されている。
また本発明者らは、これらの公知技術にさらに改良を加えた新しいコンセプトを持つ吸収体物品で、カプセル形状を持つ超コンパクトな男性用体液処理用品を提案した(特許文献3、4、5)。
特開平11−172502号公報 特開2004−65857号公報 PCT/JP/204−00991号公報 特願2004−128428号 特願2004−14441号
本発明が解決しようとする問題点は、従来の男性用体液処理用品では、吸収スピ一ドや吸収能力が十分でなく、したがって軽失禁状態の排出には辛うじて対応できても、乳児による通常の排泄や大人の重度失禁の排泄には対応することができない、ということである。さらに従来の男性用体液処理用品では、体液の受容、移送、吸収が同一の吸収体の存在サイトで行われるため、吸収体全体が尿を含んだ状態で体表面に接してしまうことが避けられない、という大きな問題があった。これにより男性用体液処理用品内では湿度、温度が上がり、極めて不決な環境を現出することになる。
本発明の目的は、コンパクトで軽度失禁から重度失禁に至る広範囲な要求に十分対応でき、しかも常時着用してもムレやかぶれが生じるおそれが少なく、その上ほとんど臭気も生じない、というカプセルタイプの特性を維持しながら、着用者に対する装着性をさらに改善した男性用体液処理用品を提供することである。
本発明は、尿を受容する体液受容機能、受容した体液を吸収部までガイド、移送するガイド機能、そして尿をトラップして吸収する機能の3つの機能を有する体液処理用品であって、その中でも特に男性用に特化した構成を備えた男性用体液処理用品である。
すなわち本発明の男性用体液処理用品は、着用者の身体に装着された状態で、前記着用者のペニスを挿入するためのペニス挿入口を有するペニス格納部と、このペニス格納部の左右両側において前記ペニス格納部に連通する吸収部とを備え、前記ペニス格納部から前記吸収部への体液の移動が可能であり、且つ前記ペニス格納部および前記吸収部から体液が外部に漏れ出さないように、前記ペニス格納部および前記吸収部が一体化して本体として構成されている男性用体液処理用品において、
前記本体の前記ペニス挿入口の近傍に、前記ペニス格納部に挿入されたペニスが前記ペニス挿入口に対して所定の位置関係を維持するように、前記ペニスを固定するための緊締手段を備え、前記ペニス格納部に対する前記ペニスの脱出あるいは位置ずれを防止できるように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、緊締バンドを使って、男性用体液処理用品に対してペニスの根元をしっかりと固定することが可能となり、上記のような漏れの問題を効果的に解消することができる。
緊締バンドは、一般的には、本体のペニス挿入口の左右両側に設けることが望ましいが、長い1本のバンドをペニス挿入口の左右いずれか一方の側のみに設けて、この緊締バンドをペニスに巻き付けてもよい。
本発明において好ましい緊締バンドは、帯状、テープ状、紐状、チューブ状等の様々な形状をとることができる。また、緊締バンドを構成する素材としては、繊維束、木綿糸、不織布等の中から自由に選択することができるが、伸縮性を持つフィルム、ゴムチューブ、あるいはポリウレタン、PE、PP等のクッション性のある発泡フォーム類を使用することが好ましい場合もある。さらに、ゴム糸、あるいはポリウレタンフィラメント束などの弾性もしくはクッション性を持つ素材を利用することによって、より確実に、しかも人体に優しく緊締することができる。
本発明の男性用体液処理用品は、尿排出口に密着して吸収される構造であるため、液が排出ロ以外の部位には接触しないので体表面を濡らすことがなく、このため、いわゆるオムツかぶれのような障害を生じることがない。 また排泄された体液は、密閉状態でSAP粒子によって吸収され、安定に保持されるので、臭気の発生も効果的に防止できる。このため、通常の生活を送ることが可能であるが、失禁のみの問題で社会生活に支障をきたしている人にとってきわめて有効なものであり、社会問題の解決に寄与するところが大である。
以下に本発明の好ましい形態について説明する。
図1は、本発明の男性用体液処理用品の一例を模式的に示す、前面側、すなわち着用者の身体に対面する側からみた平面図、図2に背面側から見た平面図、図3は図1のA−A’線における断面図である。
図1〜図3に示す本発明の男性用体液処理用品は、直立した着用者の所定の位置に装着された状態を正面から見たものとして、略逆V字型の平面形状を有し、中央部のペニス格納部11と、その両側に位置する2つの吸収部12および13を備えた本体10と、この本体10の上端部近傍に取付けられた緊締手段20から構成されている。
本体10は、図3から明らかなように、液体不透過性シートで構成された液密な袋体の形態のもので、ペニス格納部11から各吸収部12,13への体液の移動が可能であり、かつペニス格納部11および各吸収部12,13は体液が外部に漏れ出さないように一体に構成されている。また本体10の前面側には、適当な形状、この例では縦長の長楕円形の開口すなわちペニス挿入口14が形成されている。一方、本体10の背面側には、必要に応じて、上下方向に延びるマチ状のひだ15が、本体10の上端から下端に達する長さで設けられ、左右の吸収部12,13の内部には、それぞれ吸収体16が収容されている。
本体10の前面側上端部近傍に設けられたこの例の緊締手段20を拡大して図4に示す。この緊締手段20は、例えば不織布シートからなるシート状部材に、その中央部上端から下方に向けて延びる細長いスリットを設けることにより2本の緊締バンド21を形成したもので、スリットの存在しない固定部23で、本体10の前面に、ペニス挿入口14を塞がないような部位で、接着剤等により固定されている。また各緊締バンド21の先端部分には、必要に応じて、感圧性接着剤を塗布することにより形成した粘着層、あるいはメカニカルファスナーとしてポピュラーなフック・ループ連結部のような接合部22が設けられている。
このように構成された本発明の男性用体液処理用品は、着用者の局部に配置し、まずペニスをペニス挿入口14を通して本体10のペニス格納部11内に挿入し、ついで本体10に設けられた緊締手段20の2本の緊締バンド21を用いてペニスを緊締することにより適切に装着される。
図5(A)および(B)は、緊締手段20の緊締バンド21でペニスPを緊締する例を示している。この例では、本体10のペニス格納部11内に挿入されたペニスPに対して、その両側に位置している2本の緊締バンド21をペニスPの上方で互いに交差させ、各緊締バンド21の先端部に設けられている接合部22を本体10の適当な位置に固定することにより緊締が行われる。
あるいは、図6(A)および(B)に示すように、2本の緊締バンド21をペニスPの上方で互いに結び合わせることにより所望の緊締を行うことも可能である。この場合には、各緊締バンド21の先端部の粘着部22を省略することが可能である。
また図7(A)および(B)の例では、2本の緊締バンド21は、ペニスPの上方で相互に二重にクロスされ、各々の先端の接合部22を本体10の背面側に回わし、その位置で接合部22を本体10の適当な位置に固定することで所望の緊締が行われるようになっている。これによって、よりペニスがはずれることが少なくなる。
図5〜図7に示したような緊締バンド21による緊締を行うことにより、ペニスPは、本体10のペニス挿入口14内で所定の位置に確実に保持され、不用意に移動したり抜け出たりするという不測の事態を回避することができる。
図8は、図4に示した緊締手段20を上下逆にした状態で、本体10に固定部23で固定した例を示している。なお図8において、図4に示したものと同一もしくは同等の部分は同一の符号で示し、その詳細な説明を省略する。この場合には、緊締バンド21は、ペニス挿入口14内に挿入されたペニスPの基部を下方から緊締することになる以外、図4について説明したのと同様にして緊締が行われる。
図9は、本発明の男性用体液処理用品に適用可能な緊締手段20の他の例を示している。この例では、緊締バンド21は相互に独立した部材として、ペニス挿入口14の両側に配置され、その一端部の固定部23で本体10に固定されている。この場合にも、図4以下に示した例と同様の緊締が行われるのは明らかであろう。
また図10は、図9の構成において、各緊締バンド21を構成する素材として、SB、SMS等の不織布に、その長さ方向に配置された複数本の弾性糸(例えばポリウレタンフィラメント)を結合した構成のものが使用されている。このような素材からなる緊締バンド21は、その優れた伸縮性のために、さらに良好なペニス緊締効果が得られる。
図11〜図13は、本発明の男性用体液処理用品に適用可能な緊締手段のさらに他のいくつかの例を示している。まず図11の例では、本体10に設けられたペニス挿入口14の下端部の位置に、横方向に延びる帯状体を、その長さ方向の中央部の固定部23で本体10に固定し、その両側に位置する部分を2本の緊締バンド21としたもので、この緊締バンド21に、感圧接着剤層等からなる接合部22を設けた構成を有する。この構成の緊締手段20は、ペニスPをペニス挿入口14に挿入した状態で、緊締バンド21の両端部を上方に引き上げ、ペニスPが適度に締め付けられた状態で、緊締バンド21の両端に設けられている接合部24を本体(図示せず)の適当な部位に接着させることで、所望の緊締が行われるようになっている。
また図12の例では、やや縦長の長方形のシートをその中央部および下縁部のほぼ逆T字型の領域を、本体10に固定する固定部23とし、この固定部23の中央部に、本体10に設けたペニス挿入口14に合致する開口を形成するとともに、この開口の左右両側の部分を切断して切り離し、2つの緊締バンド21を形成した構成を有する。各緊締バンド21の先端部分に、必要に応じて接合部22が設けられる。
さらに図13は、やや横長の長方形のシートの中央部に、ペニス挿入口14と合致する開口を設け、この開口の左右両側に位置する部分で、一端のみで他の部分に連なる帯状の切り離し部分を形成してこれを緊締バンド21とした形態を示し、緊締バンド21以外の部分は、本体10に固定される固定部23となる。各緊締バンド21の先端部分に、必要に応じて接合部22が設けられるのは、図12の場合と同様である。
このように構成された緊締手段20を備えた男性用体液処理用品においては、着用者が屈んだり、激しい動きをしたりした時にも、ペニス挿入口14から挿入されたペニスPが所定の位置から外れるという、この種の用品にとって最悪の事態を生じる危険性は大幅に減少し、安心して使用することが可能になる。
本発明の男性用体液処理用品の本体に必要とされる要素は、ペニス挿入口を設けたペニス格納部および吸収体を収容している吸収部を有することのみであり、この要件を備えているものであれば、本体は種々の形態を採り得る。以下に、本発明の男性用体液処理用品に適用される種々の本体と、これに設けられる緊締手段のいくつかの変形例を示す。
図14〜図16に、本発明の男性用体液処理用品に適用される他の形態の本体と緊締バンドの配置状態を示す。図14は正面図、図15は背面図、図16は図14のB−B’線における断面図である。また、図中に記載した寸法値は、好適なサイズを例示するものであり、本発明はこれに限定されない。
図14〜図16に示す男性用体液処理用品も、前述の例と同様に、ペニス格納部111、およびそれぞれに吸収体116を収容している2つの吸収部112,113を備えた本体110と、これに取り付けられた緊締手段120とを具備する。この例で用いられた本体110は、図1〜図3に示したものと実質的に同等のものであるが、ペニス格納部111の内部にも吸収体111aが収容されている点で相違する。なお、緊締手段120の構成も図1〜3に示したものと実質的には同等であるが、122のフック部分を長くし、面積も大きくしている。このようにフック部分を長くすることによって、図5に示したような緊締状態を形成した場合に、本体への固定部位に至る部分を幅広い範囲で固定することによって、着用時の挿入口近傍の形状保持性を改良することができる。
この例の男性用体液処理用品において、ペニス格納部111は、図1〜図3に示したものと比較して内容積が大きく、折り返された左右一対のひだ115の内部に、それぞれ吸収体111aが収容されているとともに、両吸収体111a間を連結するように、液体ガイド層111bが設けられている。また、本体110の、ペニス挿入口114と対向する側の表面に、必要に応じて固定用の粘着テープ135が取り付けられている。
この図14〜図16の例の男性用体液処理用品の利点は、吸収部112,113に設けられた吸収体116に加えて、ペニス格納部111にも吸収体111aが設けられているとともに、その両者を連結して液体の移動を容易にする液体ガイド層111bが設けられているので、ペニス格納部111内に短時間に大量の体液が供給された場合は、ガイド層を通じて液は左右のメイン吸収部116にガイド・供給されるため、ペニス格納部内に液が滞留することはない。
図17は、さらに異なる形態の本体を備えた本発明の男性用体液処理用品の正面側の平面図、図18はその背面側の平面図を示している。この例に用いられた本体210は、上縁および下縁が半円状をなすようにカットされたペニス格納部211と、その両側に連接されたほぼ長方形の吸収部212,213とを備え、吸収部212および213内に、それぞれ吸収体216が収容されている。またペニス格納部211の正面側にはペニス挿入口214が形成され、このペニス挿入口214の両側に固定された2本の緊締バンド221により、緊締手段220が構成されている。
緊締バンド221は、各々の上端部で本体210に固定され、この固定部から下方に向かって延びているが、前述の例のように、上方に延びるように構成してもよい。また装着時に緊締バンド221をその先端部で本体210の適当な箇所に固定する手段として、各緊締バンド221の先端部に接合部222が設けられており、この接合部222との接合をより確実にするために、本体210の背面側に粘着層217を設けてもよい。
以上の各例に用いられた本体において、着用者の所定の位置に装着された状態で、ペニス格納部の両側に設けられた吸収部は、ペニス格納部よりも低い位置に置かれることになる。したがってペニス格納部に供給された体液は、自重で下方の吸収部に自然流下するので、体液がペニス格納部内に滞留し、ひいては液漏れを引き起こすというような不都合が生じうるのを効果的に防止することができる。もちろん、体液の移動を円滑に行い得るような構造であれば、本体が上記のような条件を備えていることは必ずしも必要ではない。
図19および図20は、本発明の男性用体液処理用品のさらに他の形態を示している。この例で用いられた本体310は、横長の長方形の袋体を、その中央部で、一方の長辺が他方の長辺よりも短くなるように折り曲げて、中央部に三角形の二重部分を形成し、向かい合った面同士を接着した形態のもので、二重になった部分がペニス格納部311を構成し、その一部を接着せずに残しておくことで形成された開口がペニス挿入口314となる。またペニス格納部311の両側には吸収部312、313が形成され、その内部には吸収体316が収容されるようになっている。
この本体310に設けられる緊締手段として、図9に示したものと同等の緊締手段320が適用されていて、これは2つの緊締バンド321を備え、その先端部に設けられた接合部322は、例えばメカニカルフックからなり、このメカニカルフックは、本体310の背面側に設けられたループゾーン317と係合することで、ペニス挿入口314に挿入されたペニスを緊締バンド321で適切に保持する。
このような構成の本体においても、着用状態では、ペニス格納部311よりも下方に吸収部312、313が位置するという利点が保持される。
また図21は、図19,図20に示したものと同様、ペニス挿入口(図示せず)を有するペニス格納部411(背面側にあり図示されない)、2つの吸収部412,413を備えた構成を有する本体410の前面、すなわち着用状態で着用者の身体に対面する側に、着用者のペニス基部、および(または)睾丸部を収容し得る大きさの前袋450を設けた例を示している。緊締手段420の緊締バンド421は、この前袋450の開口を通して外部に引き出され、適当な箇所、例えば本体410の背面側に設けたループのような固定手段(図示せず)に固定される。この前袋450として、その中央部にタック451をとってその容積を大きくしたものが取り付けられている。
図21の例では、緊締バンド421は本体450に取り付けられているが、図22に示した他の形態例におけるように、本体510の前面に設けられた前袋550にペニス挿入口514を形成し、このペニス挿入口521の近傍の位置で前袋550に、緊締手段520の緊締バンド521を取り付けるように構成してもよい。またこの前袋550は、図23に示すように、その中央部にタック551をとってその容積を大きくしたものであってもよい。なお、図22および図23において、符号512,513は吸収部、514はペニス挿入口、522は各緊締バンド521に設けられた接合部を示す。
さらに図24に示したさらに他の構成例においては、図19に示したものと同様、ペニス格納部の両側に吸収部612,613を設けた構成を有する本体610に、前袋の機能と緊締手段の機能とを兼ね備えた複合機能体650が設けられている。この複合機能体650は、着用者の所定の位置に装着された状態で、本体610と着用者との間に位置して、本体610と着用者との間から体液が漏れだしても、これが外部には流出しないように受け止める機能を有するとともに、その上端部に形成された緊締バンド621は、接合部622を利用して、本体610のペニス挿入口614に挿入されているペニスをその下方から支えるとともに、横方向にも左右からその移動を規制するように機能する。
このような機能を得るためには、複合機能体650は、それ自体が不織布/PEフィルム複合体のような防漏性を持つと同時に表面感触に優れた素材で構成されることが望ましく、また内部に吸収体651を設けておくことが望ましい場合もある。
本発明は上記のとおりの構成および効果を有するものであり、産業上の利用価値は極めて高い。
本発明の一実施例による男性用体液処理用品を正面側から見たものとして示す平面図である。 図1の男性用体液処理用品を背面側から見たものとして示す平面図である。 図1のA−A’に沿った断面図である。 図1および図2の男性用体液処理用品に設けられた緊締手段を拡大して示す平面図である。 (A)は、図1および図2に示した緊締手段を拡大して示す説明図、(B)はこの緊締手段を用いてペニスを所定の位置に固定する態様例を示す説明図である。 (A)は、図1および図2に示した緊締手段を拡大して示す説明図、(B)はこの緊締手段を用いてペニスを所定の位置に固定する態様例を示す説明図である。 本発明の他の形態の緊締手段を用いてペニスを所定の位置に固定する他の態様例を示す説明図で、(A)は正面から、(B)は背面から見た状態を示す。 本発明の男性用体液処理用品に適用される他の形態の緊締手段を示す平面図である。 本発明の男性用体液処理用品に適用可能な緊締手段の他の例を示す平面図である。 本発明の男性用体液処理用品の緊締手段として適用される、弾性体を備えた緊締バンドの例を示す平面図である。 本発明の男性用体液処理用品に適用される、他の形態の緊締手段を示す平面図である。 本発明の男性用体液処理用品に適用される、さらに他の形態の緊締手段を示す平面図である。 本発明の男性用体液処理用品に適用される、別の形態の緊締手段を示す平面図である。 本発明の他の実施例による男性用体液処理用品を正面側から見たものとして示す平面図である。 図14男性用体液処理用品を背面側から見たものとして示す平面図である。 図14のB−B’に沿った断面図である。 本発明のさらに他の実施例による男性用体液処理用品を正面側から見たものとして示す平面図である。 図17に示した男性用体液処理用品を背面側から見たものとして示す平面図である。 本発明に適用される他の形態の本体を備えた男性用体液処理用品の変形例を概略的に示す平面図である。 図19に示した男性用体液処理用品を背面側から見たものとして示す平面図である。 本発明に適用される他の形態の本体を備えた男性用体液処理用品の他の変形例を概略的に示す平面図である。 本発明に適用される他の形態の本体を備えた男性用体液処理用品のさらに他の変形例を概略的に示す平面図である。 本発明に適用される他の形態の本体を備えた男性用体液処理用品のさらに異なる変形例を概略的に示す平面図である。 本発明に適用される他の形態の本体を備えた男性用体液処理用品のさらに別の変形例を概略的に示す平面図である。
符号の説明
10 本体
11 ペニス格納部
12 吸収部
13 吸収部
14 ペニス挿入口
15 ひだ
16 吸収体
20 緊締手段
21 緊締バンド
22 接合部
23 固定部
110 本体
111 ペニス格納部
111a 吸収体
111b 液体ガイド層
112 吸収部
113 吸収部
114 ペニス挿入口
115 ひだ
116 吸収体
120 緊締手段
210 本体
211 ペニス格納部
212 吸収部
213 吸収部
214 ペニス挿入口
216 吸収体
217 粘着層
221 緊締バンド
222 接合部
310 本体
311 ペニス格納部
312 吸収部
313 吸収部
314 ペニス挿入口
316 吸収体
317 ループ
320 緊締手段
321 緊締バンド
322 接合部
410 本体
411 ペニス格納部
412 吸収部
413 吸収部
420 緊締手段
421 緊締バンド
422 接合部
450 前袋
451 タック
510 本体
610 本体
612 吸収部
613 吸収部
614 ペニス挿入口
622 接合部
650 複合機能体
651 吸収体

Claims (11)

  1. 着用者の身体に装着された状態で、前記着用者のペニスを挿入するためのペニス挿入口を有するペニス格納部と、このペニス格納部の左右両側において前記ペニス格納部に連通する吸収部とを備え、前記ペニス格納部から前記吸収部への体液の移動が可能であり、且つ前記ペニス格納部および前記吸収部から体液が外部に漏れ出さないように、前記ペニス格納部および前記吸収部が一体化して本体として構成されている男性用体液処理用品において、
    前記本体の前記ペニス挿入口の近傍に、前記ペニス格納部に挿入されたペニスが前記ペニス挿入口に対して所定の位置関係を維持するように、前記ペニスを固定するための緊締手段を備え、前記ペニス格納部に対する前記ペニスの脱出あるいは位置ずれを防止できるように構成されていることを特徴とする男性用体液処理用品。
  2. 前記緊締手段が、前記ペニス挿入口の左右両側に設けられた緊締バンドである請求項1に記載の男性用体液処理用品。
  3. 前記緊締手段が、前記ペニス挿入口の左右両側にそれぞれ取り付けられた2本の緊締バンドである請求項1に記載の男性用体液処理用品。
  4. 前記本体が、前記ペニス挿入口の近傍に開口を有する前袋を備えている請求項1〜3のいずれかに記載の男性用体液処理用品。
  5. 前記緊締バンドの一方の端部が前記前袋に固定されている請求項4に記載の男性用体液処理用品。
  6. 前記緊締バンドの自由端側に接合部が設けられ、前記接合部を前記本体に接合することにより前記本体の保持がなされるように構成されている請求項1〜5のいずれかに記載の男性用体液処理用品。
  7. 前記接合部が粘着剤である請求項6に記載の男性用体液処理用品。
  8. 前記接合部がフックである請求項6に記載の男性用体液処理用品。
  9. 前記本体の表面が、前記フックと係合するループ機能を持つ不織布によって構成されている請求項8に記載の男性用体液処理用品。
  10. 前記緊締バンドが、その長さ方向に伸縮性を有する素材で構成されている請求項1〜9のいずれかに記載の男性用体液処理用品。
  11. 前記緊締バンドの少なくとも一部が発泡素材で構成されている請求項1〜10のいずれかに記載の男性用体液処理用品。
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