JP2000325393A

JP2000325393A - 吸収性物品

Info

Publication number: JP2000325393A
Application number: JP2000105038A
Authority: JP
Inventors: Roegerio Costa; ロジェリオ・コスタ
Original assignee: Johnson and Johnson Industria e Comercio Ltda
Current assignee: Johnson and Johnson Industrial Ltda
Priority date: 1999-04-07
Filing date: 2000-04-06
Publication date: 2000-11-28
Also published as: EP1043004A2; CN1272358A; CO5160278A1; CA2303743A1; AU2260200A; US6616643B1; ZA200001748B; AR023397A1; EP1043004A3; MXPA00003402A; BR9901047A; US20030069556A1

Abstract

(57)【要約】【課題】着用者が吸収体のフロント層との接触が最小
となるように吸収体を包装シートから一回の動作で取り
出すことができる、包装シートで包まれた吸収性物品を
提供する。【解決手段】本発明は吸収性物品、好ましくは、接着
領域11,12のあるフラップ10付き使い捨て生理用ナプキ
ン1に関する。接着領域11,12は吸収体1を着用者のパン
ティに固定し正しい位置に維持し漏れの発生を防ぐ助け
となる。生理用ナプキン1は使用の前後に包装シート16
で包まれ、包装シート16は吸収体1から流体が漏れるの
を防ぐパッケージとなる。生理用ナプキン1は、液体透
過性フロント層4、液体不透過性バック層5、フロント層
4とバック層5の間にある吸収性本体2、包装シート16及
び横方向に延びるフラップ10を含む。吸収体１はバック
層に接着領域11,12を含み、さらに、吸収体１を全体的
に包むのに適した包装シート16を含む。包装シート16は
接着領域11,12に接着するのに適した保護シート15,17を
含む。包装シート16はフラップ10を開いたままで吸収体
1を全体的に包む。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、生理用ナプキン、
尿失禁用吸収体等の吸収性物品に関し、この吸収体は、
好ましくは使い捨てであり、吸収体を着用者のパンティ
に固定し正しい位置に維持し漏れの発生を防ぐ助けとな
る接着領域付サイドタブを有する。

【０００２】特に、本発明は、使用の前後に吸収体を収
容し包むのに適した包装シートのある肌にじかに接する
（密接）吸収性物品に関する。

【０００３】

【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
技術では、密接吸収性物品は一般に使い捨てであり、膣
滲出物、特に月経血、月経間分泌物、また失禁の際の尿
を収集し保持するために使用される。

【０００４】一般に、このような密接吸収性物品は、ほ
ぼ平面状で長い形の吸収性物質からなる本体が、着用者
の体と接するのに適する透過性フロント層とパンティと
接する不透過性バック層で包まれている。

【０００５】透過性フロント層は着用者の骨盤領域と接
し、一般に、柔らかい非刺激性の物質から製造される。
この技術分野の現在の状況によると、この層は穿孔プラ
スチックフィルム、有孔又は網状発泡体、天然繊維（木
又は綿繊維）を含む織又は不織物質シート、合成繊維
（ポリエステル又はポリプロピレン繊維）又は合成又は
天然繊維の組み合わせから製造できる。

【０００６】フロント層は、常に乾燥状態であるため
に、疎水性物質から製造してもよい。

【０００７】一方、不透過性バック層は吸収し保持した
流体が着用者の衣服や皮膚へ流れるのを防ぐ機能があ
り、ポリエチレンシートから製造できる。このバック層
は気体透過性でよく、この場合、小さな穴を開けてもよ
いし、液体不透過性不織物質から製造してもよい。

【０００８】従来技術の吸収体は、吸収体をパンティの
股部分の内側に固定するために、各不透過性バック層の
面に、特に中央に、その長手方向（縦）及び／又は横方
向に、１以上の接着領域を有する。この接着領域の形状
は単一の帯、多数の帯、らせん、ステッチ又は任意の適
当な形状であるが、製造を容易にするために１以上の帯
に沿って接着剤をバック層に塗布する傾向がある。

【０００９】吸収性本体は、例えば、木パルプ、竹繊
維、サトウキビバガス、トウモロコシの穂軸又は茎、芝
コケ、吸収性発泡体又はスポンジ、合成又はポリマー繊
維、超吸収性物質（液体と接するヒドロゲルとなる）、
これらの物質の組み合わせ等、体滲出物を吸収し保持で
きる全ての物質から製造できる。

【００１０】現在では、多くの女性用密接吸収体はサイ
ドに延びる柔軟なフラップを有する。フラップは、例え
ば、フロント層及びバック層の一方又は両方の突出部分
であり、又は、これらの層とは分離しているが吸収体と
結合している。フラップは吸収体をパンティに固定させ
るものであり、この目的のため、フラップはパンティの
股部分の端の周りで曲がってその外面を覆う。好ましく
は、このようなフラップの１以上の領域には接着剤でコ
ートされた範囲がありパンティにそれらを固着できる。
従って、使用時に吸収体がずれるのを制限できる。

【００１１】好ましくは、接着領域は、例えば、吸収体
の不透過性バック層の長さに対応してフラップの裏面に
位置する。この技術分野で知られているように、幾つか
の女性用吸収体（例えば、夜間使用するためにデザイン
されたもの）は長く、製品の各サイドに１以上のフラッ
プがある、即ち、吸収体の各サイドに２つの異なるフラ
ップがあり、従って吸収体に４つのフラップがある。こ
のタイプの製品は本発明で予測できる。

【００１２】吸収体の不透過性バック層又は各フラップ
の接着剤コート領域は、この領域の接着力が損なわれ、
又は吸収体又は着用者の衣服の不適切な場所に付着し
て、吸収体の取り扱いが困難になり場合によっては不能
となる恐れがあるため、吸収体を使用する前に、いかな
る接触に対しても保護されなくてはならない。

【００１３】この目的のために、保護シートが従来から
使用されている。これは「剥離ペーパー」としても知ら
れ、紙シートをシリコーン層又は反接着性樹脂で覆って
接着面に対向させる。この保護シートは使用前の吸収体
の包装ためだけに使用される。

【００１４】着用者の便利さを目的として、密接吸収体
を折り畳んで個々に包装し、独立して別々に持ち運べる
ようにしている。

【００１５】しかし、現在知られている個別包装吸収体
は、着用者が吸収体を包装から取り出して着用者のパン
ティに固定できるようにするまでに幾つかの取り扱い工
程を必要とするため、ほとんど実用的でない。通常、こ
れらの工程の間に、吸収体のフロント層とバック層を操
作するので、着用者の手が、後で着用者の骨盤領域と密
接するフロント層に接触して清潔さを損なう。

【００１６】このタイプの吸収体の他の問題は、包装か
ら取り出した後フラップが互いに又は吸収性本体そのも
のに固定されているままであることである。フラップを
使用するために、この後フラップを取り外す必要があ
る。

【００１７】本発明の目的は、吸収体が包装シートで包
まれて、着用者は吸収体を包装から一回の動作で取り出
すことができ、従って、吸収体のフロント層との接触が
最小となる、密接吸収体を提供することである。

【００１８】

【課題を解決するための手段】この目的は、液体透過性
フロント層、接着領域のある液体不透過性バック層、フ
ロント層とバック層の間にある吸収性本体、横方向に延
びるフラップ及び包装シートを有し、フラップを開いた
ままで包装シートが折り畳んだ吸収体を全体的に包むこ
とを特徴とする女性用生理用ナプキンにより、達成され
る。

【００１９】従来技術においても、本発明と同様な包装
はあった。しかし、吸収性本体とフラップを互いの上に
折り畳み、その後に包装シートで包んでいる。この場
合、接着領域に保護シートを配置して吸収性物品を折り
畳むのが非常に複雑である。本発明によれば、サイドフ
ラップを開いたままで（フラップの数とは無関係に）全
体的に包み、物品の組み立て操作が複雑でなく開くとき
も一層容易である。本発明の包装シートは従来技術のも
のより大きい傾向があるが、このため使用後の物品を廃
棄する際により安全となる。

【００２０】ここに記載する液体不透過性バック層の接
着領域は、サイドフラップがフロント層とバック層から
製造されているか否かにかかわらず、サイドフラップの
バックも含む。

【００２１】好ましくは、本発明の吸収性物品が包装シ
ートで全体的に包まれていても、既に折り畳まれた吸収
体の上へフラップを折り畳む等、その後にさらに折り畳
んで物品の最終形状の全体的サイズを小さくできる。

【００２２】

【発明の実施の形態】以下、非限定的な実施形態を示す
添付図面を参照して本発明を詳細に説明する。

【００２３】図１乃至図７及び図１０に示すように、生
理用ナプキン１は、透過性フロント層４と不透過性バッ
ク層５で包まれた吸収性物質２からなる実質的に平面状
の本体を含む。フロント層４は着用者の骨盤領域と密着
するのに適しており、バック層５はパンティ（図示せ
ず）に面する。

【００２４】この吸収体１はさらに柔軟なフラップ１０
を有する。フラップ１０は、フロント層４とバック層５
の両方の延長部又はどちらかの１つのみの延長部とし
て、又はこれらの層４，５から独立して（ただし、吸収
体１と結合して）横方向に延びる。この実施形態では、
吸収体１には２つしかフラップ１０がないが４以上あっ
てもよい。図１０に示すように、フラップ１０の各パッ
ク面にはパンティの股部分に固定される第一の接着領域
１１がある。第二の接着領域１２は吸収体１のバック層
５の縦中央部分にある。

【００２５】接着領域１１，１２に使用する物質は当業
者に知られており、通常は永久接触接着剤又は感圧接着
剤（ＰＳＡ）である。既述したように、この物質を単一
の帯、多数の帯、点又は適当な任意の形状に塗布する。

【００２６】本発明によれば、包装シート１６が設けら
れ、このシート１６は吸収体１の寸法に適合しなければ
ならない。即ち、吸収体１に保持される流体の漏れを防
ぐパッケージとなるように、使用の前後に、吸収体１を
収容し包まなければならない。即ち、包装シート１６の
長さは吸収体１と同じかそれよりも長い。

【００２７】この実施形態を示す図１及び図２に示すよ
うに、包装シート１６は吸収体１の輪郭に沿った形状で
あり、吸収体１を開くと、パネルＰ１で示される吸収体
１の端部分がシート１６の端縁２７を超えて延びる。包
装シート１６は１又は１以上の層から製造できるが、好
ましくは、吸収体１の周りで折り畳めるように柔軟な不
透過性物質から製造し、例えば、プラスチックフィル
ム、紙、不織布、少なくともある種の樹脂（例えば非接
着剤等）でコートされているこれらの物質のいずれか、
これらの物質の積層体又は組み合わせ等である。好まし
くは、シート１６はポリエチレン等の薄い不透過性プラ
スチックフィルムから製造する。図１乃至図９に示すよ
うに、端２７を物質を固く掴む工程により補強してもよ
く、適当な物質を使用して接着させたり熱で結合させて
もよい。

【００２８】図８及び図９に示すように、包装シート１
６に保護シート１５，１７を縦方向に設ける。一対の保
護シート１７は接着領域１１を一時的に保護するのに適
し、シート１６の中央にある保護シート１５は第二の接
着領域１２を一時的に保護するのに適している。

【００２９】この技術分野で知られているように、保護
シート１５，１７は、接着領域１１，１２のパンティへ
の接着力が失われないように、接着領域１１，１２に一
時的に接着しなければならない。

【００３０】本発明では、保護シート１５，１７には２
つの対向面があり、一方の面はそれぞれ接着領域１１，
１２を剥離可能又は一時的に保護し即ち接着し、他方の
面は包装シート１６に決定的又は剥離不能に接着する。

【００３１】吸収体１が包装シート１６に固定される
と、バック層５はシート１６と接触し、フロント層４は
反対側を向く（図１参照）。

【００３２】包装シート１６で吸収体１を全体的に包む
ために、折り線を、吸収体１の上、包装シート１６と共
に吸収体１のフラップ１０の上、包装シート１６と共に
吸収体１の上及び包装シート１６の上に設ける。（隣接
する物質が柔軟で物理的に形成された線がなくても折る
ことが可能であるため、これらの折り線は、それに沿っ
て折ることのできる線として、理解できる。このことは
以下に述べる他の折り線についてもあてはまる。）

【００３３】図１乃至図４は吸収体１の下方部分を横切
る折り線Ａを示す図である。折り線Ｂは、包装シート１
６の上で吸収体１の実質的に中央横方向部分にある。折
り線Ｃ及び折り線Ｃ１は、包装シート１６の上で吸収体
１のフラップ１０に縦方向にある。

【００３４】図６及び図７は包装シート１６の端部分を
横切る折り線Ｄを示す図である。

【００３５】吸収体１と包装シート１６の折り畳み工程
を説明するために、５つのパネルＰ１乃至Ｐ５（図１，
図５及び図６参照）を定義する。好ましくは、パネルＰ
１，Ｐ２及びＰ３はほぼ同じ長さである（吸収体１の長
さと平行な仮想縦線に沿った中間の長さ）。

【００３６】第一のパネルＰ１は吸収体１だけを含み、
吸収体１の下方の端部分と折り線Ａにより範囲が定めら
れる。

【００３７】第二のパネルＰ２は吸収体１とシート１６
を含み、折り線Ａ及び折り線Ｂにより範囲が定められ
る。

【００３８】第三のパネルＰ３は吸収体１とシート１６
を含み、シート１６の上方の端部分と吸収体１の上方の
端部分さらに折り線Ｂにより範囲が定められる。

【００３９】第四のパネルＰ４は２つの部分（サブパネ
ル）に分割されていて吸収体１のフラップ１０とシート
１６を含み、シート１６のサイド端部分と折り線Ｃ及び
折り線Ｃ１により範囲が定められる（図５参照）。

【００４０】第五のパネルＰ５はシート１６だけを含
み、シート１６の上方の端部分と折り線Ｄにより範囲が
定められる。

【００４１】吸収体１と包装シート１６を折り畳む工程
を図３乃至図７に示す。第一の動作で、図３及び図４に
示すように、パネルＰ１を折り線Ａで折り、パネルＰ２
の一部を覆う（図３参照）。次の工程で、パネルＰ３を
折り線Ｂで折り、前の工程で既に折ったパネルＰ１を覆
い、吸収体１をシート１６で全体的に覆う。この工程ま
で、フラップ１０は開いたままである。

【００４２】図５に示すように、任意の工程によりパネ
ルＰ４を固定する。ここで、折り線Ｃ及び折り線Ｃ１で
折り、シート１６は開いている後の包袋と同様に見える
（図６参照）。最後の任意の工程は、パネルＰ５を折り
線Ｄで折り、シート１６で吸収体１を全体的に包むが、
シート１６は後の包袋が閉じても見えるままである（図
７参照）。

【００４３】任意に、包装シート１６の上方の端部分に
突出部２０を設けてもよく、突出部２０は、シート１６
と吸収体１を折り畳む最後の工程で、パネルＰ５を固定
するのに適した接着面を含むことができる。

【００４４】吸収体をこの実施形態で説明した吸収体１
より長くしたり、より多くのフラップを有することがで
きたり、本発明には変形がある。説明した実施形態と等
価な他の実施形態では、吸収体の本体をより多く折り畳
む。包装シートで全体的に包んだら、使用目的に合わせ
て、所望により、さらに何回か縦方向及び／又は横方向
に折り畳んで容積を小さくできる。

【００４５】吸収体１を持ち運ぶ必要があるとき、着用
者は各吸収体１を個々にバック等に入れることができ
る。このとき、吸収体１は包装シート１６で保護されて
いるので吸収体１の清潔さは損われない。

【００４６】着用者が吸収体１を使用する必要があると
き、以下の工程により、吸収体１を包んでいる包装シー
ト１６を開かなくてはならない。

【００４７】包装シート１６に突出部２０が設けられて
いるなら、着用者はまず始めに突出部２０を外してシー
ト１６を開く工程に入る。突出部２０を外したら、着用
者はパネルＰ５を開き、次にパネルＰ４を開かなくては
ならない。続いてパネルＰ３及びＰ１を開くと、吸収体
１がシート１６から取り出せる状態になる（図１参
照）。この時点では、吸収体１は、保護シート１７，１
５と付着している接着領域１１，１２によりシート１６
に固定されているままである。任意に、吸収体１をシー
ト１６から取り出すために、タブ２２を設けることがで
きる。タブ２２は不透過性バック層又は吸収体１の上方
端部分の他の位置に付ける。タブ２２は、任意の物質の
ストリップでよく、例えば、不織布、プラスチック、
紙、それらの組み合わせ等なんでもよく、形状は、スト
リップ、ストラップ又は着用者が包装シート１６から吸
収体１を引き出せる他のどのような形状でもよい。タブ
２２により、着用者は、一回の動作で、透過性フロント
層４と最小の接触で、吸収体１をシート１６から取り出
せる。従って、吸収体１は清潔なままである。また、着
用者は、シート１６に直接固定されていないパネルＰ１
により、吸収体１をシート１６から取り出すこともでき
る。

【００４８】吸収体１が包装シート１６から離れると、
保護シート１５，１７はシート１６に付いたままであ
り、パンティに接着する接着領域１１，１２が露出す
る。前述した従来技術によれば、この時点で、フラップ
１０は互いに又は吸収体１の本体そのものに固定されて
いるままであり、追加の工程を必要とし、着用者がフロ
ント層４に接触して吸収体１の清潔さを損なう。

【００４９】吸収体をシート１６から外した後、着用者
は使用後に吸収体１を包むためにシート１６をとってお
いてもよい。包装シート１６は不透過性物質から製造さ
れているので、使用後であっても、吸収性本体２に含ま
れる流体が漏れる危険無しに、吸収体１を包むことがで
きる。

【００５０】吸収体１の使用後に着用者が吸収体１をパ
ンティから外す必要があるとき、着用者を助けるために
タブ２２を使用できる。また、タブ２２は、吸収体１を
取り扱い廃棄するときの補助としても使用でき、着用者
が吸収体１をシート１６で包むときの助けともなる。

【００５１】好ましい実施形態について説明してきた
が、本発明の範囲内に、他の可能な変形が含まれ、本発
明は可能な均等物を含んで特許請求の範囲のみにより限
定される。

【００５２】好適な実施態様を以下に示す。（１）好ましくは、既に前記包装シート（１６）で包ん
だ前記フラップ（１０）を既に折り畳んだ前記吸収体
（１）の上にさらに折り畳む請求項１記載の吸収性物
品。（２）前記吸収体（１）の端部分に固定された少なくと
も１つのタブ（２２）を有する請求項１記載の吸収性物
品。（３）吸収性物品（１）は前記吸収体（１）の下方部分
を横切る折り線（Ａ）を有し、前記吸収体（１）と前記
シート（１６）は前記吸収体（１）の実質的に中央横方
向部分に折り線（Ｂ）を有し、前記フラップ（１０）と
前記包装シート（１６）は前記吸収体（１）に対して縦
方向に折り線（Ｃ，Ｃ１）を有し、前記シート（１６）
は端部分を横切る折り線（Ｄ）を有する請求項１記載の
吸収性物品。（４）パネルＰ１，Ｐ２，Ｐ３，Ｐ４及びＰ５を有し、
前記パネルＰ１，Ｐ２，Ｐ３及びＰ５は連続し、前記パ
ネルＰ２は前記折り線（Ａ），（Ｂ）の間にあって前記
パネルＰ１が前方に前記パネルＰ３が後方にあり、前記
パネルＰ１は前記パネルＰ２の上に折り畳まれ、その上
に前記パネルＰ３が折り畳まれ、前記パネルＰ４は前記
パネルＰ１，Ｐ２及びＰ３の折り畳みにより形成される
２つの対向する側部サブパネルに分割していて、前記パ
ネルＰ４の２つのサブパネルは既に折り畳まれた前記パ
ネルＰ１，Ｐ２及びＰ３の上に前記折り線（Ｃ）及び
（Ｃ１）に沿って折り畳まれ、前記パネルＰ５は既に折
り畳まれた２つの前記サブパネルＰ４の上に前記折り線
（Ｄ）に沿って折り畳まれる実施態様（３）記載の吸収
性物品。（５）前記シート（１６）が不透過性である請求項１記
載の吸収性物品。（６）前記包装シート（１６）が前記パネルＰ５の上方
の端部分に突出部（２０）を有する実施態様（４）記載
の吸収性物品。

【００５３】

【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、着
用者が吸収体のフロント層との接触が最小となるように
吸収体を包装シートから一回の動作で取り出すことがで
きる、包装シートで包まれた吸収性物品を提供できる効
果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の好ましい実施形態による、包装シート
に固定されている生理用ナプキンの前面を示す図であ
る。

【図２】図１に示す生理用ナプキンの裏面を示す図であ
る。

【図３】一部が折り畳まれた図１に示す生理用ナプキン
の前面を示す図である。

【図４】吸収体と包装シートの折り畳み工程を示す吸収
体の斜視図である。

【図５】他の折り畳み工程を示す吸収体を含む包装シー
トの斜視図である。

【図６】一部が折り畳まれた包装シートの前面を示す図
である。

【図７】完全に折り畳まれて生理用ナプキンを包む包装
シートの前面を示す図である。

【図８】保護シートの付いた包装シートの前面を示す図
である。

【図９】図８に示す包装シートの斜視図である。

【図１０】包装シートから取り出した吸収体の斜視図で
ある。

【符号の説明】

１吸収体（吸収性物品）２吸収性本体４フロント層５バック層１０フラップ１１，１２接着領域１６包装シート

フロントページの続き (71)出願人 598063281 ＲｕａＧｅｒｉｖａｔｉｂａ，207, 05501−030−ＳａｏＰａｕｌｏ，ＳＰ, Ｂｒａｚｉｌ (72)発明者ロジェリオ・コスタブラジル国、エスピー−ロレーナ、ルア・コロネル・ホセ・ビチェンテ、485

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】液体透過性フロント層（４）と、接着領域（１１，１２）がある液体不透過性バック層
（５）と前記フロント層（４）とバック層（５）の間に
ある吸収性本体（２）と、横方向に延びるフラップ（１０）と、包装シート（１６）とを有し、前記包装シート（１６）が、フラップ（１０）を開いた
状態で、折り畳んだ吸収体（１）を全体的に包む吸収性
物品（１）。