JP2006014857A - 貼付剤製造用ロールサンド式塗工機及び貼付剤の製造方法 - Google Patents

貼付剤製造用ロールサンド式塗工機及び貼付剤の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 貼付剤用支持体の表面の凹凸面とフェイシングフィルムとの間に粘着層が介在されてなる貼付剤を製造する際、凸部の脱落や潰れを生じることなく、かつ接着剤がこぼれることなく、凹凸面に粘着剤を均一に塗布できる貼付剤製造用ロールサンド式塗工機の提供。
【解決手段】 隙間を隔てて対向配置された一対のローレットロール22を有し、一対のローレットロール22のうち一方が表面に凹凸を有する貼付剤用支持体シートを上記隙間に導入するとともに上記隙間から導出する支持体ロール22aとされ、他方がフェイシングフィルム用シートを上記隙間に導入するとともに上記隙間から導出するフェイシングフィルムロール22bとされ、上記隙間に導入された貼付剤用支持体シートの凹凸面とフェイシングフィルム用シートとの間に粘着剤15aを供給する粘着剤貯溜槽が設けられ、ロール22bの最外層又は周囲に弾性体層22cが設けられた塗工機。
【選択図】 図4

Description

本発明は、表面に凹凸を有する貼付剤用支持体に膏体などの粘着剤を塗布して貼付剤を製造するロールサンド式塗工機及び貼付剤の製造方法に関する。
皮膚に貼付して使用する外用貼付剤用の支持体として、不織布、編布、フィルム等のシート状支持体が広く用いられている。その中で、物理的刺激により血行促進機能を付与する突起付きの支持体が知られている(例えば、特許文献1〜2参照)。痛みが無くかつ適度な刺激を得るには樹脂製の突起とすることが好ましい。
特開平8−260330号公報 実開平3−038325号公報 特開平5−049680号公報
しかし、突起を形成した支持体のように表面に凹凸を有する支持体に均一に膏体などの粘着剤を塗布することは難しい。
通常、平坦な支持体への粘着剤の塗布には、粘着層の厚み分の隙間を隔てて対向配置された支持体ロールとフェイシングフィルムロールと、これらのロール上に配置され、粘着剤が貯溜されたホッパを備えたロールサンド式塗工機が用いられる(例えば、特許文献3参照。)。
このようなロールサンド式塗工機を用いて貼付剤を製造するには、支持体ロールとフェイシングフィルムロールを逆方向に回転させ、これらロールからそれぞれ平坦な支持体シートとフェイシングフィルム用シートを上記隙間に送り出しながら両シート間に上記ホッパから粘着剤を流し込むことで両シート間に粘着剤を挟み込みこむようにして塗布するとともに、粘着剤が介在された両シートを上記隙間の他方の側に送り出し、この後、所定の大きさにカットされることにより目的とする貼付剤が得られる。
このような製造方法は粘着剤の連続塗布が可能であり、効率良く貼付剤を生産することができる利点がある。しかし、支持体が表面に凹凸を有するものである場合は、支持体表面への押力が均一とならず、粘着剤が支持体に塗布されなかったり、上記突起等の凸部が潰れたりするなどの問題が生じる。
そこで、凸部の潰れを防止するために両ロールの間隔を広くすると粘着剤のこぼれが生じ、これを防止するために両ロールの間隔を狭くすると、凸部の脱落や潰れなどが生じてしまう。
したがって、ロールサンド式塗工機を用いて、充分な刺激を付与できる大きさの凸部を有する支持体に、上記凸部の形状を維持したまま粘着剤を均一に展延することができる技術が望まれていた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、表面に凹凸を有する貼付剤用支持体の凹凸面とフェイシングフィルムとの間に粘着層が介在されてなる貼付剤を製造する際に、凸部の脱落や潰れを生じることなく、しかも接着剤がこぼれることなく、凹凸面に粘着剤を均一に塗布できる貼付剤製造用ロールサンド式塗工機を提供することを目的の一つとする。
また、本発明は、表面に凹凸を有する貼付剤用支持体の凹凸面とフェイシングフィルムとの間に粘着層が介在されてなる貼付剤を製造する際に、凸部の脱落や潰れを生じることなく、しかも接着剤がこぼれることなく、凹凸面に粘着剤を均一に塗布できる貼付剤の製造方法を提供することを目的の一つとする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。
本発明の貼付剤製造用ロールサンド式塗工機は、表面に凹凸を有する貼付剤用支持体の凹凸面とフェイシングフィルムとの間に粘着層が介在されてなる貼付剤の製造に用いられる貼付剤製造用ロールサンド式塗工機であって、
隙間を隔てて対向配置された一対のローレットロールを有し、該一対のローレットロールのうち一方が上記表面に凹凸を有する貼付剤用支持体シートを上記隙間に導入するとともに上記隙間から導出する支持体ロールとされ、他方が上記フェイシングフィルム用シートを上記隙間に導入するとともに上記隙間から導出するフェイシングフィルムロールとされ、上記隙間に導入された貼付剤用支持体シートの凹凸面とフェイシングフィルム用シートとの間に粘着剤を供給するための粘着剤貯溜槽が設けられ、
上記フェイシングフィルムロールの最外層又は周囲に弾性体層が設けられたことを特徴とする。
上記一対のローレットロールは、該隙間に送り出された貼付剤用支持体シートの表面と変形が生じていない部分の弾性体層との隙間の大きさが、前記凸部の貼付剤用支持体シート表面からの高さよりも小さく設定できる構成であることが好ましい。
上記弾性体層は、直径10mmの円柱体を用いて上記凸部の貼付剤用支持体シート表面からの高さと上記粘着層の厚さとの差の分だけ上記弾性体層を押下したときの応力が5N〜20Nのものであることが好ましい。
上記弾性体層は、直径10mmの円柱体を用いて上記凸部の貼付剤用支持体シート表面からの高さと同じ長さの分だけ上記弾性体層を10回/分の速度で、3000回押下した後の圧縮回復率が70%〜100%のものであることが好ましい。
また、本発明の貼付剤の製造方法は、上記のいずれかの構成の本発明の貼付剤製造用ロールサンド式塗工機を用い、支持体シートとフェイシングフィルム用シートをそれぞれ前記一対のローレットロールの隙間に一方の側から送り出しながら両シート間に前記粘着剤貯溜槽から粘着剤を流し込んで両シート間に粘着層を挟み込みこむようにして形成するとともに粘着層が介在された両シートを上記隙間の他方の側に送り出すことを特徴とする。
本発明の貼付剤製造用ロールサンド式塗工機によれば、表面に凹凸を有する貼付剤用支持体の凹凸面とフェイシングフィルムとの間に粘着層が介在されてなる貼付剤を製造する際に、凸部の脱落や潰れを生じることなく、しかも粘着剤がこぼれることなく、凹凸面に粘着剤を均一に塗布できる。
また、本発明の貼付剤の製造方法によれば、表面に凹凸を有する貼付剤用支持体の凹凸面とフェイシングフィルムとの間に粘着層が介在されてなる貼付剤を製造する際に、凸部の脱落や潰れを生じることなく、しかも粘着剤がこぼれることなく、凹凸面に粘着剤を均一に塗布できる。
次に図面を用いて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
なお、本発明は以下に説明する実施の形態に限定されるものではないことは勿論であるとともに、以下の図面においては各構成部分の縮尺について図面に表記することが容易となるように構成部分毎に縮尺を変えて記載している。
図1は、本発明の実施形態の貼付剤の製造方法により製造された貼付剤の概略構成を示す断面図であり、図2は図1の貼付剤に備えられた貼付剤用突起付き支持体を示す平面図である。図3は、本発明の貼付剤製造用ロールサンド式塗工機を備えた貼付剤製造装置の実施形態を示す概略構成図であり、図4は、図3の製造装置に備えられた貼付剤製造用ロールサンド式塗工機の要部を示す拡大図である。図5は、本実施形態の貼付剤の製造に用いられる貼付剤用支持体シートの一部分を示す拡大断面図である。
本実施形態の貼付剤1は、図1及び図2に示すような貼付剤用突起付き支持体(表面に凹凸を有する貼付剤用支持体)10と、この支持体10の突起物(凸部)12を有する側の面(凹凸面)に形成された粘着層15と、これら突起物12と粘着層(膏体)15を覆うように形成されたフェイシングフィルム17からなるものである。
貼付剤用突起付き支持体(表面に凹凸を有する貼付剤用支持体)10は、シート体11の一方の面に、ベース樹脂と発泡剤を含有する樹脂組成物が発泡されてなる突起物12が複数形成されており、しかも各突起物12の基部(下部)がシート体11に染み込んでいるものである。また、各突起物12のシート体11に染みこんでいない部分が突出部(上部)12bである。
なお、突起物12の材質としては、上記樹脂組成物が発泡されてなるものに限らず、磁石、セラミック、プラスチックなどのうちから選択された材料であってもよく、その場合には突起物は接着剤等によりシート体11に接着されている。
シート体11としては、特に制限されず通常の貼付剤の支持体層に用いられている材料を使用することができる。このような材料としては、例えば、紙、繊維シート、多孔体、発泡体、プラスチックフィルム、プラスチックフィルムと繊維シート又は紙との積層体、プラスチックフィルムのアンカーコート処理品などを用いることができる。
上記繊維シートとしては、厚織り、糸織り、ガーゼ、コール天、ネル等の織布や、平編み、ゴム編み、タック編み、二目編み等の製法による編布や、スパンレース、スパンボンド、サーマルボンド、ケミカルボンド、ニードルパンチ等の製法による不織布などが適宜選択して用いられる。また、繊維シートの材質としては、例えば、レーヨン、ポリアミド、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリエステルエーテル、ポリウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリスチレン系樹脂、コットン、麻等が挙げられる。これらの中でも、好ましくは、ポリエステル系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂で、これらの樹脂を単独で、あるいは2種以上の混紡繊維として使用しても良い。
上記多孔体、発泡体、フィルム(シート)の材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂;ポリメチルメタクリレートなどのアクリル系樹脂;ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどのポリエステル系樹脂;セロハン、ポリビニルアルコール、エチレン・ビニルアルコール共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリウレタン系樹脂、ポリアクリロニトリル、フッ素系樹脂、スチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体、スチレン・ブタジエン・スチレンブロック共重合体、スチレン・エチレン・プロピレン・スチレンブロック共重合体、スチレン・ブタジエンゴム、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリアミド、ポリスルホン、ポリエステル系、スチレン系、ポリエステル系あるいは共重合ゴムの熱可塑性エラストマーなどが挙げられる。なお、これらの重合度は、特に制限されるものではなく、貼付剤の基材としてのシート体に通常使用されている重合度のものを使用することができる。
シート体11の厚みは、通常10〜200μm程度、好ましくは15〜100μm程度である。
シート体11の厚さが薄すぎると、貼付剤1を皮膚から剥離する際にフィルムが切れたり剥がしにくい場合があり、厚すぎると曲面へ貼付しづらく、粘着層側がきれいに貼付できない場合がある。また、シート体11の表面(粘着層が形成される側の表面及び/又は粘着層が形成される側と反対側の表面)にコロナ処理などの表面改質処理を施してあっても良く、エンボス加工、印刷処理などを施したものを使用することも出来る。
貼付剤用突起付き支持体10に備えられた突起物12は、シート体11に塗布した樹脂組成物を加熱等により発泡させた多孔性樹脂で形成される。上記樹脂組成物は、ベース樹脂と発泡剤を必須成分とし、好ましくは媒体を含有し、さらに無機粉体フィラー及び/または増粘剤を含有していてもよい。樹脂組成物は、粘度5000mPa・s以上30000mPa・s以下の高粘性樹脂組成物であることが好ましい。上記多孔性樹脂は、主剤であるベース樹脂、発泡剤を必須成分とし、好ましくは無機粉体を含有し、さらに増粘剤を含有してもよい。
上記ベース樹脂としては、ポリアクリル酸エステル系、エチレン・酢ビ系、ポリエチレン系、ポリ塩化ビニル系エチレン・塩ビ系、アクリル・スチレン系、ポリスチレン系、ポリウレタン系、ポリエステル系、スチレンブタジエンゴム(SBR)系、アクリロニトリル・ブタジエンゴム(NBR)系、メタクリレート・ブタジエン系合成ゴム(MBR)系、ポリクロロプレン系、ポリイソプレン系等が使用できるが、柔軟性、耐光変色性、安全性、耐熱性、価格等を考慮すると、好ましくはポリアクリル酸エステル系、アクリル・スチレン系が望ましい。
このベース樹脂の含有量としては、高粘度樹脂組成物の30〜70質量%が望ましい。
上記発泡剤としては、加熱することにより内包されている気体が膨張することにより、体積が増加するマイクロカプセル方式が使用できる。内包されている気体によるが、100〜120℃にて加熱発泡するタイプが好ましい。この発泡剤の含有量としては、高粘度樹脂組成物の5〜20質量%が望ましい。 上記増粘剤としては、繊維素誘導体、アルギン酸塩、ポリアクリル酸系、ポリウレタン系が使用できるが、その種類によって構造粘性の挙動が異なるため、皮膜物性への影響、加工性も考慮し適正な粘性を得るための増粘剤が選定される。
この増粘剤の含有量としては、高粘度樹脂組成物の0.05〜3.0質量%が望ましい。
上記無機粉体フィラーとしては、例えばスメクタイト、カオリン等の粘土鉱物、酸化亜鉛、酸化チタン等の酸化物、水酸化アルミニウム、水酸化カルシウム等の水酸化塩、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウムなどの炭酸塩、ゼオライト等のケイ酸塩等が挙げられ、これらは1種単独で又は2種類以上を適宜組み合わせて使用することができる。これらの中でも特にカオリン、酸化チタン、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウムが好適である。
突起物12の発泡倍率は、1.1〜3.0の範囲が好ましい。発泡倍率が3.0を越えると突起強度低下や使用性の面で皮膚に貼付しにくい等の問題が生じる。
突起物12は、硬さが200g/mm以上、さらに350g/mm以上であることが好ましい。突起物12を上記の硬さとすると、特に、突起による押圧効果に優れ、良好な患部の改善・治療効果が得られる。なお、突起物の硬さは、例えば、テクスチャーアナライザー(ステーブルマイクロシステム社製)で測定することができる。
また、突起物12を1mm圧縮する為の応力が3N以上を有する弾力性を有することが好ましい。これらの物性を備える突起とすることで、特に良好な血流促進効果が得られる。
シート体11の一方の面に上記のような突起物12が点在もしくは縦並び、波状、渦巻き状などの帯状に形成されていることが好ましい。
突起物12の形状及び大きさとしては、例えば図2に示すように点在する場合は突出部の最大径が2mm以上10mm以下、好ましくは最大径が2.5mm以上7mm以下の平面視円形または該円に外接する平面視多角形状であり、帯状の場合は最大幅が2mm以上6mm以下であることが好ましい。また、突起物12の突出部の高さは2mm以上7mm以下、好ましくは2.5mm以上5mm以下、より好ましくは3mm以上、さらに好ましくは3.5mm以上である。突起間隔(突出部間隔)Pは、点在する場合には2mm以上25mm以下、好ましくは4mm以上15mm以下であり、また、帯状の場合は2mm以上15mm以下が好ましい。
突起物12の突出部の最大径及び高さを上記の範囲とすることにより、突起による押圧効果に優れ、しかも支持体10の突起側に粘着剤を均一に塗布し易い。
貼付剤用突起付き支持体10は、上記突起物12が、上記シート体11の片面に、2〜14個/4cm、好ましくは4〜12個/4cm、突起物12の底面積が、シート体面積の5〜80%、好ましくは10〜70%、より好ましくは20〜60%であることが好ましい。
本実施形態の貼付剤用突起付き支持体10は、複数の突起部(突起形成部)と、その周囲を囲む平坦部(突起部がない部分)を有することが好ましい。突起形成部の面積(突起群の最も外側の突起を結んだ線の内側)と平坦部の面積比は、突起形成部:平坦部=1:0.5〜1:3とすることが好ましい。この範囲で、良好な密着性と長時間の貼付性が得られるうえに、良好な貼付使用感(温感、冷感)を維持することができる。詳述すると、貼付剤1は、温感刺激剤や発熱剤による温熱感、冷感刺激剤や水の気化熱による冷感によって貼付剤の使用実感をより高くすることができる。
しかし、突起を有する支持体を使用すると、突起の刺激によって、上記冷感や温感を感じにくくなる。特に、経時で温感・冷感の感じ方は低下する。突起を設けない平坦部を突起形成部の周りに設けることによって、長時間貼付しても、突起による刺激と、膏体の温感・冷感を同時に感じることが可能な、使用感が良い貼付剤とすることができる。
粘着層15は、突起付き支持体10の凹凸面とフェイシングフィルム17との間に介在されたものであり、詳しくは、シート体11の表面とフェイシングフィルム17の間で、かつ突起物12、12の間(突起部の周囲を囲む平坦部)に形成されている。
粘着層15は、粘着剤からなるものである。
上記粘着剤としては、多価アルコール系粘着剤、ゴム系粘着剤(SIS粘着剤、アクリル系粘着剤、シリコーン系粘着剤)、含水系粘着剤等が使用できる。突起の刺激による血行促進に加え、貼付部の冷却による抗炎症、疲労回復、浮腫み改善効果が得られる点から、好ましくは、含水系貼付剤を用いる。
粘着層15に用いられる上記粘着剤のゲル強度は、下記の測定方法によるゲル強度で10mm乃至100mm程度とされることが好ましい。
<ゲル強度測定方法>
粘着剤組成物約200gを内径50mm、深さ100mmの瓶に空間の生じないように詰め、直径10mmのアクリル製棒を荷重30g、侵入速度20mm/分で粘着剤表面に侵入させ、アクリル製棒が侵入した距離x(mm)を測定し、下記の式より算出した。
ゲル強度(mm)=(1/x)×100
上記粘着剤のゲル強度が10mm未満であると、均一な展延ができない。また、100mmを超えると、支持体側への裏抜けが生じる。
<多価アルコール系粘着剤>
上記多価アルコール系粘着剤は、多価アルコール類及び多価アルコール可溶性又は膨潤性の高分子化合物を必須成分とする実質的に非水の粘着剤である。(原料由来の水を少量含むことは可能であるが、本発明の効果の点から、粘着剤中の水分量は10%以下とするべきである。好ましくは5%以下、より好ましくは3%以下である)
多価アルコールとしては、グリコール類(グリコールエーテルを含む)、グリセリン類、糖アルコール類が好ましく使用される。具体的には、例えば、1,3−ブタンジオール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、イソプレングリコール、アミレングリコール等のアルキレングリコール類、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、ポリグリセリン等のグリセリン類、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコールモノアルキルエーテル等のジアルキレングリコール類、ポリエチレングリコール類、ポリプロピレングリコール類、ポリエチレングリコール・ポリプロピレングリコール類、硬化ヒマシ油類、ソルビトール等の糖アルコール類等が挙げられる。
このなかでも、エチレングリコール、プロピレングリコール、イソプレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール・ポリプロピレングリコール、ジエチレングリコールモノアルキルエーテル、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、ポリグリセリン等が好ましい。特に好ましくはジエチレングリコールモノアルキルエーテル、イソプレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリエチレングリコール・ポリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリンである。発熱性の点から、分子量200〜6000、特に分子量200〜2000のポリエチレングリコールが最も好ましい。さらに、平均分子量が異なるポリエチレングリコールを2種以上、即ち平均分子量350未満と350以上のものを併用すると、初期発熱性及び発熱持続性が非常に良好である。また、上記ポリエチレングリコールと他の多価アルコールを組み合わせることにより、発熱性と使用性、安定性が特に良好な貼付剤が得られる。
上記多価アルコールの配合量は、特に制限されるものではなく適宜選定することができ、通常粘着剤組成物全体の10〜95質量%、好ましくは20〜93質量%、より好ましくは30〜90質量%である。配合量がこの範囲で、粘着性、凝集性、柔軟性等の物性、製造性、使用性が特に良好である。
上記多価アルコール可溶性高分子とは、高分子の1質量%多価アルコール溶液が透明又は澄明均一になることを意味する。多価アルコール膨潤性高分子とは、多価アルコールと混合した場合に、高分子が多価アルコールを吸収して体積を増し、高分子−多価アルコール体の質量が、混合前の高分子質量の2倍以上であるものをいう。好ましい高分子化合物は、多価アルコールに溶解又は膨潤してゲル化する性質を有し、中でもノニオン性高分子が好適に使用され得る。さらに、親水性を有している高分子化合物、熱可塑性を有するものが望ましい。
具体的には、例えば、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸エステルコポリマー、N−メタクリロイルエチル−N,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン重合体、ポリアクリル酸、ポリ酢酸ビニル、アルキルビニルエーテル/無水マレイン酸コポリマー、ポリビニルアルコール、ポリN−ビニルアセトアミド、ポリメトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、ポリフェノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、ポリヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ポリヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ポリアクリルアミド及びこれらの混合物からなる群より選ばれる一種以上の高分子が挙げられる。また、これらの高分子化合物は、その一部が架橋した架橋体であってもよい。
上記ヒドロキシプロピルセルロースは、置換度が50%以上のものが好ましい。ここで置換度とは、ヒドロキシプロピルセルロース質量に対する、エーテル化したヒドロキシプロポキシル基含有量の質量%をいう。置換度が高ければ、多価アルコールとの相溶性が充分に得られるので好ましい。また、ヒドロキシプロピルセルロースは、例えば、ヒドロキシプロポキシル基の含有量が、20〜90%、好ましくは、50〜80%である。上記ポリビニルピロリドンは、ビニルピロリドンモノマーを主成分とするコポリマーであってもよく、例えば、アクリル酸−2−エチルヘキシル/ビニルピロリドンコポリマー、ビニルピロリドン/酢酸ビニルコポリマー及びビニルピロリドン/ビニルカプロラクトン/ビニルイミダゾールコポリマー等が挙げられる。
上記(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸エステルコポリマーとしては、例えば、メタクリル酸/アクリル酸メチルコポリマー、メタクリル酸/アクリル酸エチルコポリマー、アクリル酸/アクリル酸オクチルコポリマー及びメタアクリル酸/アクリル酸n−ブチルコポリマー等が挙げられる。上記N−メタクリロイルエチル−N,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン重合体は、N−メタクリロイルエチル−N,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタインモノマーを主成分とするコポリマーであってもよく、例えば、N−メタクリロイルエチル−N,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン/メタクリル酸オクタデシルコポリマー及びN−メタクリロイルエチル−N,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン/メタクリル酸2−エチルヘキシルコポリマー等が挙げられる。
上記ポリアクリル酸は、未中和であっても、部分的に中和されていてもよい。中和率が20モル%未満の部分中和ポリアクリル酸であれば、多価アルコールに溶解し易いため、好適である。より好ましくは、未中和のポリアクリル酸である。上記ポリ酢酸ビニルは、酢酸ビニルモノマーを主成分とするコポリマーであってもよい。例えば、酢酸ビニル/クロトン酸コポリマー、酢酸ビニル/イタコン酸コポリマー等が挙げられる。
上記ポリビニルアルコールとしては、例えば、ポリ酢酸ビニルの完全/部分ケン化物が挙げられる。上記アルキルビニルエーテル/無水マレイン酸コポリマーは、アルキルビニルエーテル/無水マレイン酸コポリマー及びその加水分解物さらには加水分解物の中和物若しくはハーフエステルであってもよい。例えば、メチルビニルエーテル/無水マレイン酸コポリマーが挙げられる。
上記ポリメトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート及びポリフェノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレートにおいて、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート及びフェノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレートに含まれるポリエチレングリコール側鎖のエチレングリコール付加モル数(n)は、例えば、n=2〜50、好ましくは、n=2〜23であることが好適である。また、このポリメトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート及びポリフェノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレートは、例えば、(メタ)アクリル酸アルキルエステル等とのコポリマーであってもよい。特に好ましい高分子化合物は、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸、メタアクリル酸コポリマーである。
上記高分子化合物の分子量は、良好なゲル形成性が得られる程度に高い方が好ましく、例えば、1万〜1000万、好ましくは10万〜500万である。多価アルコール可溶性又は膨潤性高分子化合物の配合量は、特に制限されるものではなく適宜選定することができ、通常粘着剤組成物全体の1〜50質量%とする。配合量がこの範囲外となると、保型性、凝集性及び粘着性の低下等の問題が生じる。好ましくは1〜45質量%、より好ましくは1〜40質量%、特に好ましくは3〜25質量%である。
<ゴム系粘着剤>
ゴム系粘着剤は、合成樹脂、軟化剤、粘着付与樹脂、その他必要に応じて他の任意成分を配合した実質的に無水の粘着剤である。
上記合成樹脂としては、具体的には、例えば、スチレン−イソプレン−スチレン(SIS)ブロック共重合体ゴム、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ポリブテンゴム、ポリイソプレンゴム、ブチルゴム、シリコーンゴム、天然ゴム、合成イソプレンゴム等のゴム;ポリ(メタ)アクリレート、ポリビニルエーテル、ポリウレタン、ポリエステル、ポリアミド、エチレン系共重合体等の合成樹脂等を挙げることができる。これらは単独で用いてもよいし混合して用いてもよい。この中でも、スチレン−イソプレン−スチレン系、天然ゴム系、アクリル系が好ましい。上記合成樹脂の配合量は、特に制限されるものではなく適宜選定することができ、通常粘着剤組成物全体の5〜45質量%、好ましくは10〜30質量%である。配合量がこの範囲外となると、粘着性、凝集性、柔軟性、保型性等の物性が悪く、製造性や使用性が低下する。
上記軟化剤としては、流動パラフィン、ポリブテン、ヒマシ油、綿実油、パーム油、ヤシ油、プロセスオイル、アーモンド油、オリーブ油、ツバキ油、バーシック油、ラッカセイ油、ラノリン等が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし混合して用いてもよい。この中でも、流動パラフィンが好ましい。上記軟化剤の配合量は、特に制限されるものではなく適宜選定することができ、通常粘着剤組成物全体の10〜80質量%、好ましくは25〜60質量%である。配合量がこの範囲外となると、粘着性、凝集性、柔軟性、保型性等の物性が悪く、製造性や使用性が低下する。
上記粘着付与樹脂としては脂環族飽和炭化水素樹脂、ロジンエステル、水素脂環族系炭化水素、テルペン系水素添加樹脂、水添ロジンエステル、二塩基酸変性ロジンエステル等を挙げることができる。これらは単独で用いてもよいし混合して用いてもよい。上記粘着付与樹脂の配合量は、特に制限されるものではなく適宜選定することができ、通常粘着剤組成物全体の15〜50質量%、好ましくは20〜45質量%である。配合量がこの範囲外となると、粘着性等の物性が悪く、使用性が低下する。
<含水系粘着剤>
含水系粘着剤は、粘着性高分子と水を含有する含水ゲルである。水溶性高分子は硬化剤や放射線照射などにより架橋されていることが好ましい。含水ゲルにはその他、任意の成分を配合することができる。
粘着性高分子としてはポリアクリル酸、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸部分中和物、ポリアクリル酸ポリメタクリル酸共重合体、メチルビニルエーテル・無水マレイン酸共重合体、カルボキシメチルセルロースナトリウム、などが挙げられる。これらは単独で用いてもよいし混合して用いてもよい。この中でも、ポリアクリル酸、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウムが好ましい。
上記粘着性高分子の配合量は、特に制限されるものではなく適宜選定することができ、通常粘着剤組成物全体の0.1〜40質量%、好ましくは1〜30質量%である。配合量が少なすぎると粘着力や凝集性が不足する場合があり、多すぎると粘度が高くなり、製造時の作業性に問題が生じたり、貼付剤として使用する場合、剥がす時に痛みを感じる場合がある。
上記架橋剤としては、多価金属イオン架橋剤、有機カチオン架橋剤があげられる。
上記多価金属イオンとしては、例えばマグネシウムイオン、カルシウムイオン、亜鉛イオン、カドミウムイオン、アルミニウムイオン、チタンイオン、錫イオン、鉄イオン、クロムイオン、マンガンイオン、コバルトイオン、ニッケルイオン等を含有し、水溶液中で上記多価金属イオンを放出する化合物で、例えばマグネシウム化合物、カルシウム化合物、亜鉛化合物、カドミウム化合物、アルミニウム化合物、チタン化合物、錫化合物、鉄化合物、クロム化合物、マンガン化合物、コバルト化合物、ニッケル化合物等が使用し得るが、本発明で用いられる含水系粘着組成物は皮膚に適用するものであり、皮膚に対する安全性を考慮するならば、アルミニウム化合物、マグネシウム化合物、カルシウム化合物等を用いることが特に好ましい。 具体的には、カリウムミョウバン、アンモニウムミョウバン、鉄ミョウバン等のミョウバン類、水酸化アルミニウム、硫酸アルミニウム、塩化アルミニウム、アルミニウムグリシネート、酢酸アルミニウム、酸化アルミニウム、含ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミニウム、水酸化カルシウム、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、硝酸カルシウム、塩化カルシウム、酢酸カルシウム、酸化カルシウム、リン酸カルシウム、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、酢酸マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、酸化マグネシウム、水酸化アルミナマグネシウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、合成ヒドロタルサイト、これら金属を含む複塩等の水可溶性化合物、水難溶性化合物の1種又は2種以上を使用し得る。また、アルミニウム、マグネシウムを含む制酸剤も多価金属塩として配合し得る。
上記有機カチオン架橋剤としては、分子内にN、S等のカチオン基を少なくとも2つ有するものであればとくに制限ないが、カチオン基がN基であるものが好ましく、より好ましくは、カチオン基が、トリメチルアンモニウム基、又はポリジメチルジアリルアンモニウム基であるものが挙げられる。さらに、主鎖が多糖類系の高分子であるのが好ましい。例えば、ビニル系カチオン高分子及びカチオン化多糖、具体的には、ポリ−4(2)−ビニルピリジン、イオネンポリマー(アルドリッチ社製)、N−トリアルキルアミノメチルポリスチレン、アミノアセタール化ポリビニルアルコール、ポリ−4(5)−ビニルイミダゾール、線状ポリエチレンイミン、ポリエチレンイミン、ポリジアルキルジアリルアンモニウム塩、ジアルキルジアリルアンモニウム塩−SO共重合体、カチオン化デキストラン、カチオン化デンプン、カチオン化ポリビニルピロリドン(カチオン化PVP)、トリメチルアンモニウム型カチオン化セルロース、ポリジメチルジアリルアンモニウム型カチオン化セルロース、カチオン化PVA、ジメチルジアリルアンモニウム塩−アクリルアミド共重合体、ジメチルジアリルアンモニウム塩−アクリルアミド共重合体、ジメチルラウリルアンモニウム型カチオン化セルロース、カチオン化グアガム、キトサン、ゼラチン又はこれらの塩、例えばフッ化物、塩化物、臭化物、ヨウ化物等が挙げられる。これらは、単独、あるいは2種以上を組み合わせて使用し得る。
有機カチオン架橋剤の分子量は、例えば、1000〜100000000である。とくに良好な弾力性及びゲルが良好に生成するための保形性を得るためには、好ましくは、10000〜10000000、より好ましくは50000〜10000000である。
好ましい架橋剤は、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、アルミニウムグリシネート、合成ヒドロタルサイト、ミョウバン類である。有機カチオン架橋剤としては、カチオン化デンプン、カチオン化PVP、カチオン化セルロース類、カチオン化グアーガムである。
架橋剤の配合量は、各架橋剤の種類により適宜調整すればよいが、通常、粘着剤組成物全体の0.001〜40質量%、好ましくは0.05〜20質量%の範囲である。配合量が少なすぎると凝集性が不足する場合があり、多すぎると粘度が高くなり、粘着性や製造時の作業性に問題が生じる。
架橋剤に加えて、硬化調整剤を配合することが好ましい。硬化調整剤としては、例えばクエン酸、リンゴ酸、酒石酸等を挙げることができ、これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。硬化調整剤の配合量は、適宜選定することができるが、通常、組成物全体の0.001〜10質量%、好ましくは、0.005〜2質量%である。
本発明における含水系粘着剤の含水率は、特に制限されるものではなく適宜選定することができ、通常粘着剤組成物全体の20〜90質量%、好ましくは30〜80質量%である。水の量が少なすぎると、粘着性や凝集性が低下し、多すぎると、保型性や凝集性が低下する。
上記成分に加え、水溶性または吸水性高分子、さらに多価アルコール系粘着剤と同様の、通常貼付剤組成物等に添加されているその他の成分を適宜配合することもできる。例えば、界面活性剤、保湿剤、清涼化剤、無機粉体、防腐剤、溶解剤、安定化剤、経皮吸収促進剤、香料、色素等を挙げることができる。
水溶性または吸水性高分子としては、ゼラチン、ペクチン、ポリビニルピロリドン、ビニルアセテート共重合体、ポリエチレンオキサイド、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸エステルコポリマー、N−メタクリロイルエチル−N,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、N−ビニルアセトアミド共重合体、架橋型ポリビニルピロリドン、架橋型ポリアルキレンオキサイド、結晶セルロース、セルロース粉末、アルギン酸、ゼラチン、クロスカルメロースナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合物Na塩架橋物、トウモロコシデンプン、キサンタンガム、アラビヤガム、トラガントガム、カラヤガム、グアガムなどがあげられる。
また、上述した各粘着剤には、治療を目的として、消炎鎮痛剤(インドメタシン、ケトプロフェン、フルルビプロフェン、サリチル酸グリコール、サリチル酸メチル、グリチルレチン酸、グリチルレチン酸ステアリルなどのグリチルレチン酸誘導体、グリチルリチン酸(塩)など)、血行促進剤(トウガラシ、カプサイシン、ジンゲロン、酢酸トコフェロール、ノニル酸バニリルアミド、バニリルブチルエーテル、など)、保湿剤(アミノ酸、尿素、ヘパリン類似物質などのムコ多糖類、油脂・炭化水素・高級脂肪酸・高級アルコール・高級脂肪酸エステルなどの油性成分、ダービリアなどの海藻抽出物等)、浮腫抑制作用がある精油(ローズマリー、セージなど)などの各種有効成分を配合することができる。
これら薬物は、1種単独で又は2種類以上適宜組み合わせて使用することができる。配合量は、各薬物の薬効適正量として選定することができるが、通常、0.001質量%〜30質量%の範囲である。
さらに、必要に応じて、上記成分に加えて通常貼付剤の粘着剤組成物に添加されているその他の成分を適宜配合することもできる。例えば、高吸水性高分子、界面活性剤、無機粉体、防腐剤、溶解剤、安定化剤、香料、色素等を挙げることができる。
本発明の上記粘着剤組成物は、各粘着剤成分を公知の方法で均一になるまで練合することによって調製することができる。
フェイシングフィルム17の材質としては、無延伸ポリプロピレン(CPP)、二軸延伸ポリプロピレン(OPP)、ポリエチレンテレフタレート等を使用することができる。
図3は、上記のような貼付剤1の製造に好適に用いられる貼付剤製造用ロールサンド式展延機を示す概略構成図であり、図中符号20は本発明の実施形態の貼付剤製造用ロールサンド式塗工機、35はスリッター、45はカッター、51、52、54は搬送用コロ、55はベルトである。
貼付剤製造用ロールサンド式塗工機20は、図3及び図4に示すように隙間を隔てて対向配置された一対のローレットロール22を有している。一対のローレットロール22のうち一方が表面に凹凸を有する貼付剤用支持体シート10aを上記隙間に導入するとともに上記隙間から導出する支持体ロール22aとされ、他方がフェイシングフィルム用シート17aを上記隙間に導入するとともに上記隙間から導出するフェイシングフィルムロール22bとされている。貼付剤用支持体シート10aは、裁断されることにより複数の貼付剤用突起付き支持体10になるものであり、フェイシングフィルム用シート17aは、裁断されることにより複数のフェイシングフィルム17になるものである。
フェイシングフィルムロール22bの周囲に弾性体層22cが設けられている。弾性体層22cの材質としては、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリオレフィン、ポリエステル、アクリルなどの樹脂及び天然又は合成ゴム等の熱可塑性エラストマーからなる繊維、フィルム、成型物または発泡体が挙げられるが、耐摩耗性、耐候性などの面からポリウレタン、ポリオレフィン又はポリエステルの発泡体が好ましい。
弾性体層22cは、径10mmの円柱体(図示略)を用いて図5に示す突起物12の貼付剤用支持体シート10aの表面からの高さHと粘着層15の厚さHとの差Hの分だけ弾性体層22cを押下したときの応力が5N〜20Nのものであることが好ましい。上記円柱体で弾性体層22cを押下したときの応力が5N未満であると、粘着剤を均一に塗布するのが難しく、応力が20Nを超えると突起物の脱落や潰れが生じてしまう。
また、弾性体層22cは、直径10mmの円柱体(図示略)を用いて図5に示す突起物12の貼付剤用支持体シート10aの表面からの高さHと同じ長さの分だけ弾性体層22cを10回/分の速度で、3000回押下した後の圧縮回復率が70%〜100%のものであることが好ましい。上記円柱体で弾性体層22cを上記のように押下したときの圧縮回復率が70%未満であると、短期間で突起物の脱落や潰れが生じ、生産効率が悪くなってしまう。
弾性体層22cが設けられたフェイシングフィルムロール22bと、支持体ロール22aとは互いに逆方向に回転するようになっている。
支持体ロール22aより上流側(貼付剤用支持体シート10aの移動方向の上流側)には、支持体送り出しローラ23が設けられ、支持体送り出しローラ23から支持体ロール22aに貼付剤用支持体シート10aが送り出されるようになっている。
フェイシングフィルムロール22bより上流側(フェイシングフィルム用シート17aの移動方向の上流側)には、フェイシングフィルム送り出しローラ26が設けられており、このフェイシングフィルム送り出しローラ26からフェイシングフィルムロール22bにフェイシングフィルム用シート17aが送り出されるようになっている。
また、貼付剤製造用ロールサンド式塗工機20には、粘着層15の材料としての粘着剤(膏体)15aが貯溜された粘着剤貯溜槽27が備えられている。この粘着剤貯溜槽27は、支持体ロール22aとフェイシングフィルムロール22bとの隙間の上方に設けられており、この隙間に導入された貼付剤用支持体シート10aの凹凸面とフェイシングフィルム用シート17aとの間に粘着剤15aを供給できるようになっている。
また、支持体ロール22aとフェイシングフィルムロール22bは、これらロール22aと22bの隙間に送り出された貼付剤用支持体シート10aの表面と、変形が生じていない部分の弾性体層22cとの隙間の大きさが、上記突起物12の貼付剤用支持体シート表面からの高さHよりも小さく設定できる構成とされている。粘着剤の製造の際には、上記隙間に送り出された貼付剤用支持体シート10aの表面と、変形が生じていない部分の弾性体層22cとの隙間の大きさが、上記突起物12の貼付剤用支持体シート表面からの高さHよりも小さく設定される。
上記のような構成の貼付剤製造用ロールサンド式塗工機20では、貼付剤用支持体シート10aとフェイシングフィルム用シート17aをそれぞれ両ロール22a、22bの隙間に一方の側(図面では上側)から送り出しながら両シート10a、17a間に粘着剤貯溜槽27から粘着剤15aを流し込んで両シート10a、17a間に粘着層15を挟み込みこむことができ、さらに粘着層15が介在された両シート10a、17aを上記隙間の他方の側(図面では下側)に導出されるようになっている。粘着層15が介在された両シート10a、17aをサンドイッチシート1aと呼ぶ。
スリッター35は、フェイシングフィルムロール22bより下流側(サンドイッチシート1aの移動方向の下流側)で、シート1aの幅方向に複数設けられており、各スリッター35によってシート1aの長さ方向にスリットを入れることで、シート1aを複数の細長いサンドイッチシート1cに分割できるようになっている。
カッター45は、スリッター35より下流側(細長いサンドイッチシート1cの移動方向の下流側)に設けられており、カッター45によってこれらシート1cを幅方向に沿ってカットすることで、複数の貼付剤1が得られるようになっている。
ベルト55は、カッター45より下流側(貼付剤の移動方向の下流側)に設けられており、カッター45でカットされた複数の貼付剤1を載置し、包装工程などの後工程に搬送できるようになっている。
図3に示すような貼付剤製造装置を用いて貼付剤1を製造する方法について説明する。
支持体送り出しローラ23から貼付剤用支持体シート10aを、互いに逆方向に回転する支持体ロール22aとフェイシングフィルムロール22bとの隙間に上側から送り込むとともにフェイシングフィルム送り出しローラ26からフェイシングフィルム用シート17aを上記隙間に上側から送り込みながら、貼付剤用支持体シート10aの凹凸面とフェイシングフィルム用シート17a間に粘着剤貯溜槽27から粘着剤15aを流し込んで両シート10a、17a間に粘着層15を挟み込みこむようにして形成するとともに粘着層15が介在された両シート10a、17a(サンドイッチシート1a)を上記隙間の他方の側に導出する。ここで支持体ロール22aとフェイシングフィルムロール22bとは、上記隙間に送り出された貼付剤用支持体シート10aの表面と、変形が生じていない部分の弾性体層22cとの隙間の大きさが、上記突起物12の貼付剤用支持体シート表面からの高さHよりも小さくなるように設定される。
フェイシングフィルムロール22bの周囲には上記のような弾性体層22cが設けられているので、支持体ロール22aと弾性体層22cとの間に貼付剤用支持体シート10aとフェイシングフィルム用シート17aが送り込まれたとき、図4に示すようにシート10aの突起物12は弾性体層22cを押圧して突起物12の先端形状と逆の形状の凹部12eが一時的に形成されるが、突起物12が通過すると凹部12eは元に戻るようになっている。また、突起物12は弾性体層22cを押圧しても脱落や潰れが生じていない。すなわち、弾性体層22cは弾性変形(弾性復元)するので突起物12による押圧が解除されると元に戻ることができる。また、突起物12は弾性体層22cに接触し、さらに弾性体22cを押下げても、この弾性体層22cは緩衝材的な役目(クッション機能)を有しているので、突起物12の潰れなどの変形や、脱落を防止できる。
図4に示すように突起物12で押圧されていない部分の弾性体層22cは凹部12eは形成されておらず平滑であるので、上記隙間にある突起物12、12間は凹んでいない弾性体層22cが存在し、この弾性体層22cによって突起物12、12間の粘着剤15aはシート10aに押し圧されるので、粘着剤15aの付きが良く、突起物12、12間に均一に塗布される。
ついで、サンドイッチシート1aを幅方向に複数並べられたスリッター35の下側に送りこみ、複数の細長いサンドイッチシート1cに分割する。
ついで、複数の細長いサンドイッチシート1cをカッター45によってこれらシート1cを幅方向に沿ってカットすることで、複数の貼付剤1が得られる。
得られた複数の貼付剤1はベルト55上に載置され、包装工程などの後工程に搬送される。
なお、実施形態の貼付剤製造用ロールサンド式塗工機20においては、フェイシングフィルムロール22bの周囲に弾性体層22cを形成した場合について説明したが、フェイシングフィルムロール22bの最外層が弾性体層から形成されたものであってもよい。
また、圧延サンドイッチシート1bの裁断は、上記のようなスリッター35やカッター45を用いた場合について説明したが、ダイカットロールやキャタピラ式等による打ち抜きやシャーリング方式(ギロチン方式)のものを用いてもよい。また、必要に応じてハーフスリッターが備えられていてもよい。
以下、実施例、及び比較例を示し、本発明をより具体的に説明するが、本発明は、下記実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
下記表1に示すゲル組成のポリアクリル酸系含水ゲルを調整した。このポリアクリル酸系含水ゲルのゲル強度は50mmであった。
フェイシングフィルムロールの周囲に形成する弾性体層の材質を表2に示すものに変更した以外は図4と図5に示した貼付剤製造用ロールサンド式塗工機を用い、高さ3.5mmの突起を多数有する不織布支持体シートと厚さ30μmCPP製フェイシングフィルム用シートをそれぞれ支持体ロールとフェイシングフィルムロールの隙間に上側から送り出しながら両シート間に粘着剤貯溜槽から上記の調整したポリアクリル酸系含水ゲルを目標厚さ2mm厚になるように流し込んで両シート間に粘着層を挟み込みこむようにして形成するとともに粘着層が介在された両シートを上記隙間の下側に導出した。このときの突起の潰れの有無とゲル塗布均一性について調べたその結果を表2に合わせて示す。ここで用いたフェイシングフィルムロールは、直径30cmとし、弾性体層の厚さは3mmとした。また、ポリアクリル酸系含水ゲルは毎分6mの速度で塗工した。
なお、表1の配合比中の数値は質量%である。
表2中の押下応力は、10mmの円柱体を用いて上記突起の高さと上記粘着層の厚さとの差の分(即ち1.5mm)だけ上記弾性体層を押下したときの応力である。
圧縮回復率は、直径10mmの円柱体を用いて上記突起の高さと同じ長さの分(即ち、3.5mm)だけ上記弾性体層を10回/分の速度で、3000回押下した後の圧縮回復率である。
ゲル塗工均一性の欄において、良好とは突起間に均一な厚みの粘着層が形成されたことであり、やや不良とは厚みにわずかなバラツキが生じた場合であり、不良とは部分的に極端に厚みが薄い箇所が生じた場合である。
Figure 2006014857
Figure 2006014857
表2に示す結果から圧縮回復率が本発明の範囲外である参考例1〜3の弾性体層が形成された場合は、突起の潰れが生じることがわかる。押下応力が本発明の範囲外である参考例4〜6の弾性体層が形成された場合は、ゲル塗工均一性が不良あるいはやや不良であり、均一な厚みの粘着層を形成するのが難しく、また、突起に潰れが生じることもあることがわかる。
また、比較例1のように弾性体層を形成していない場合は、突起の潰れがあり、しかもゲル塗工均一が不良であることがわかる。
これに対して実施例1〜9の弾性体層が形成された場合は、押下応力及び厚縮回復率がともに本発明の範囲内にあり、突起の潰れがなく、ゲル塗工均一性が良好であることがわかる。
本発明の実施形態の貼付剤の製造方法により製造された貼付剤の概略構成を示す断面図。 図1の貼付剤に備えられた貼付剤用突起付き支持体を示す平面図。 本発明の貼付剤製造用ロールサンド式塗工機を備えた貼付剤製造装置の実施形態を示す概略構成図。 図3の製造装置に備えられた貼付剤製造用ロールサンド式塗工機の要部を示す拡大図。 本実施形態の貼付剤の製造に用いられる貼付剤用支持体シートの一部分を示す拡大断面図。
符号の説明
1・・・貼付剤、10・・・貼付剤用突起付き支持体(表面に凹凸を有する貼付剤用支持体)、10a・・・貼付剤用支持体シート、11・・・シート体、12・・・突起物(凸部)、12e・・・凹部、15・・・粘着層、15a・・・粘着剤、17・・・フェイシングフィルム、17a・・・フェイシングフィルム用シート、20・・・貼付剤製造用ロールサンド式塗工機、51,52,54・・・搬送用コロ、22・・・一対のローレットロール、22a・・・支持体ロール、22b・・・フェイシングフィルムロール、22c・・・弾性体層、23・・・支持体送り出しローラ、26・・・フェイシングフィルム送り出しローラ、27・・・粘着剤貯溜槽、35・・・スリッター、45・・・カッター、55・・・ベルト

Claims (5)

  1. 表面に凹凸を有する貼付剤用支持体の凹凸面とフェイシングフィルムとの間に粘着層が介在されてなる貼付剤の製造に用いられる貼付剤製造用ロールサンド式塗工機であって、
    隙間を隔てて対向配置された一対のローレットロールを有し、該一対のローレットロールのうち一方が前記表面に凹凸を有する貼付剤用支持体シートを前記隙間に導入するとともに前記隙間から導出する支持体ロールとされ、他方が前記フェイシングフィルム用シートを前記隙間に導入するとともに前記隙間から導出するフェイシングフィルムロールとされ、前記隙間に導入された貼付剤用支持体シートの凹凸面とフェイシングフィルム用シートとの間に粘着剤を供給するための粘着剤貯溜槽が設けられ、
    前記フェイシングフィルムロールの最外層又は周囲に弾性体層が設けられたことを特徴とする貼付剤製造用ロールサンド式塗工機。
  2. 前記一対のローレットロールは、前記隙間に送り出された貼付剤用支持体シートの表面と変形が生じていない部分の弾性体層との隙間の大きさが、前記凸部の貼付剤用支持体シート表面からの高さよりも小さく設定できる構成とされたことを特徴とする貼付剤製造用ロールサンド式塗工機。
  3. 前記弾性体層は、直径10mmの円柱体を用いて前記凸部の貼付剤用支持体シート表面からの高さと前記粘着層の厚さとの差の分だけ前記弾性体層を押下したときの応力が5N〜20Nのものであることを特徴とする請求項1又は2記載の貼付剤製造用ロールサンド式塗工機。
  4. 前記弾性体層は、直径10mmの円柱体を用いて前記凸部の貼付剤用支持体シート表面からの高さと同じ長さの分だけ前記弾性体層を10回/分の速度で、3000回押下した後の圧縮回復率が70%〜100%のものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の貼付剤製造用ロールサンド式塗工機。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の貼付剤製造用ロールサンド式塗工機を用い、支持体シートとフェイシングフィルム用シートをそれぞれ前記一対のローレットロールの隙間に一方の側から送り出しながら両シート間に前記粘着剤貯溜槽から粘着剤を流し込んで両シート間に粘着層を挟み込みこむようにして形成するとともに粘着層が介在された両シートを上記隙間の他方の側に送り出すことを特徴とする貼付剤の製造方法。
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