JP2006014564A - ディスク型回転電機のステータ冷却構造 - Google Patents

ディスク型回転電機のステータ冷却構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 モータ効率を悪化させることなく、冷却効率の向上により連続出力を大幅に増加することができるディスク型回転電機のステータ冷却構造を提供すること。
【解決手段】 永久磁石9を配置したロータ2と、ステータコア11とステータコイル12を有するステータ3と、を備え、前記ロータ2と前記ステータ3が軸方向に配設されたディスク型回転電機において、前記ステータコア11を包み込むように成形された樹脂モールド14の中にコイル冷媒路15,16を形成し、該コイル冷媒路15,16は、ステータコア12の内周と外周の両方に配置し、冷媒入口17,18と冷媒出口19,20をそれぞれ1つ有し、コイル冷媒路15,16に冷媒を導くことによりステータコイル12を冷却する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ステータとロータが軸方向に対向配置されるディスク型回転電機のステータ冷却構造の技術分野に属する。
永久磁石をロータ内部に埋め込んだ埋込磁石同期モータ(IPMSM:Interior Permanent Magnet Synchronus Motor)や永久磁石をロータ表面に張り付けた表面磁石同期モータ(SPMSM:Surface Permanent Magnet Synchronus Motor)は、損失が少なく、効率が良く、出力が大きい(マグネットトルクのほかにリラクタンストルクも利用できる)等の理由により、電気自動車用モータやハイブリッド車用モータ等の用途にその応用範囲を拡大している。
このような永久磁石同期モータであって、ステータとロータが軸方向に対向配置されるディスク型モータは、薄型化が可能であり、レイアウトに制限がある用途に使用されており、また、ディスク型モータの内部に冷却のため、油(冷媒)を導入するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−243617号公報
しかしながら、従来のディスク型モータにあっては、ステータとロータとが磁石性能の向上のために非常に小さい間隙(ギャップ)を介して設置されているため、このギャップに導入された冷媒が流入し、フリクションロスが増加するので、モータ効率を悪化させる、という問題があった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、モータ効率を悪化させることなく、冷却効率の向上により連続出力を大幅に増加することができるディスク型回転電機のステータ冷却構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、永久磁石を配置したロータと、ステータコアとステータコイルを有するステータと、を備え、前記ロータと前記ステータが軸方向に配設されたディスク型回転電機において、
前記ステータコアを包み込むように成形された樹脂モールドの中にコイル冷媒路を形成し、
前記コイル冷媒路は、ステータコアの内周と外周のうち少なくとも一方に配置し、冷媒入口と冷媒出口をそれぞれ1つ以上有し、コイル冷媒路に冷媒を導くことによりステータコイルを冷却することを特徴とする。
よって、本発明のディスク型回転電機のステータ冷却構造にあっては、樹脂モールドの中にコイル冷媒路を形成することにより発熱体であるステータコイルとの距離を縮めることが可能となり、空冷に比べ、冷却効率が向上する。また、ステータコイルを冷却する冷媒は、密閉されたコイル冷媒路の中を流れ、ロータとステータとのギャップには流れ込まないので、フリクションを増加させることはない。この結果、モータ効率を悪化させることなく、冷却効率の向上により連続出力を大幅に増加することができる。
以下、本発明のディスク型回転電機のステータ冷却構造を実施するための最良の形態を、図面に示す実施例1〜実施例21に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は実施例1のステータ冷却構造が適用されたディスク型回転電機を示す全体断面図であり、ディスク型回転電機は、回転軸1と、ロータ2と、ステータ3と、回転電機ケース4(モータハウジングケース)と、を備えていて、前記回転電機ケース4は、フロント側サイドケース4aと、リヤ側サイドケース4bと、両サイドケース4a,4bにボルト結合された外周ケース4cにより構成されている。
前記回転軸1は、フロント側サイドケース4aに設けられた第1軸受け5とリヤ側サイドケース4bに設けられた第2軸受け6によって回転自在に支持されている。
前記ロータ2は、前記回転軸1に固定され、ステータ3から与えられる回転磁束に対し、永久磁石9に反力を発生させ、回転軸1を中心に回転するように、回転軸1に固定された電磁鋼鈑(強磁性体)によるロータベース8と、前記ステータ3との対向面に一部埋め込まれた複数の永久磁石9と、を有して構成されている。前記複数の永久磁石9は、隣接する表面磁極(N極,S極)が、互いに相違するよう配置されている。ここで、ロータ2とステータ3の間にはギャップ10と呼ばれる隙間が存在し、互いに接触することはない。
前記ステータ3は、前記リヤ側サイドケース4bに固定され、ステータコア11と、ステータコイル12と、バックコア13と、を有して構成されている。前記ステータコイル12は、図外の絶縁紙または絶縁体を介し、ステータコア11に巻かれる。また、ステータ3は、そのバックコア13を介して通じてリヤ側サイドケース4bに保持される。
図2は実施例1のディスク型回転電機のステータ冷却構造が適用されたステータ断面図であり、図1及び図2に基づいて実施例1のステータ冷却構造を説明する。
実施例1のステータ冷却構造は、前記ステータコア11を包み込むように成形された樹脂モールド14の中にコイル冷媒路15,16を形成し、該コイル冷媒路15,16は、ステータコア12の内周と外周の両方に配置し、冷媒入口17,18と冷媒出口19,20をそれぞれ1つ有し、コイル冷媒路15,16に冷媒を導くことによりステータコイル12を冷却する。
前記コイル冷媒路15,16は、ステータコア11を包み込むように成形された樹脂モールド14の中に高熱伝導性部材21,22を埋め込むことで内周側コイル冷媒路15と外周側コイル冷媒路16を形成し、内周側コイル冷媒路15について、冷媒入口17と冷媒出口19を設定し、外周側コイル冷媒路16について、冷媒入口18と冷媒出口20を設定している。
前記コイル冷媒路15,16の形状は、図2に示すように、ステータコア11の内周と外周とのそれぞれに沿って連通する範囲を1周以上に設定したO型形状としている。
次に、作用を説明する。
まず、高出力による回転電機の連続運転を行うと、銅損や鉄損によりステータにおいて熱を発生し、ステータコイルの温度が時間の経過と共に上昇する。加えて、ロータ上の永久磁石は、磁石内部にうず電流が誘起されることによる発熱があり、回転電機内の雰囲気温度も高いものとなる。このため、熱発生量が最も多いステータコイルを冷却する必要がある。
この対策として、回転電機で一般的な空冷を採用した場合、抜熱性能が悪いため、高出力の回転電機では、ステータコイルの温度が上昇してしまい、連続出力時間が短くなってしまう。一方、冷却方式として回転電機内に冷媒を導入するものでは(例えば、特開平10−243617号公報)、ロータとステータとのギャップに冷媒が流入し、フリクションロスが増加するので、モータ効率を悪化させてしまう。
これに対し、実施例1では、ステータコア11を包み込むように成形された樹脂モールド14の中にコイル冷媒路15,16を形成することで、モータ効率を悪化させることなく、冷却効率の向上により連続出力を大幅に増加させた。
すなわち、冷媒は、図2に示すように、冷媒入口17より導かれ、樹脂モールド成形する際に埋め込まれた高熱伝導性部材21で形成された内周側コイル冷媒路15を通り冷媒出口19へと到達する。同時に、冷媒入口18より導かれ、樹脂モールド成形する際に埋め込まれた高熱伝導性部材22で形成された外周側コイル冷媒路16を通り冷媒出口20へと到達する。
これにより、冷媒と発熱体であるステータコイル12との距離を縮めることができるので、熱抵抗が減少し冷却効率が向上し、空冷に比べ、冷却効率が大幅に向上するので、連続出力を大幅に増加することが可能である。
そして、ステータコイル12を冷却する冷媒は、密閉されたコイル冷媒路15,16の中を流れ、ロータ2とのギャップ10には流れ込まないので、フリクションを増加させることはない。
実施例1では、1つの冷媒路に対し、冷媒入口と出口が1つずつ配置したため、冷媒入口,出口が複数形成されている場合に比べ、ステータコイル12を冷却する冷媒の流量をより均一にすることができるので、冷却効率が向上する。さらに、従来のラジアルギャップ回転電機のように、ロータとステータとのギャップを大きくしてモータ性能を低下させたり、また、ステータコイルと冷媒路の間にステータコアが介在することによる熱抵抗の増加が冷却効率を悪化させる、等といったことも無い。
次に、効果を説明する。
実施例1のディスク型回転電機のステータ冷却構造にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) 永久磁石9を配置したロータ2と、ステータコア11とステータコイル12を有するステータ3と、を備え、前記ロータ2と前記ステータ3が軸方向に配設されたディスク型回転電機において、前記ステータコア11を包み込むように成形された樹脂モールド14の中にコイル冷媒路15,16を形成し、該コイル冷媒路15,16は、ステータコア12の内周と外周の両方に配置し、冷媒入口17,18と冷媒出口19,20をそれぞれ1つ有し、コイル冷媒路15,16に冷媒を導くことによりステータコイル12を冷却するため、モータ効率を悪化させることなく、冷却効率の向上により連続出力を大幅に増加することができる。
(2) 前記コイル冷媒路15,16の形状は、ステータコア11の内周と外周とのそれぞれに沿って連通する範囲を1周以上に設定したO型形状としたため、吸熱による冷媒の温度勾配によって生じるステータ周方向の冷却能力の不均一が軽減され、冷却効率をより向上させることができる。
(3) 前記コイル冷媒路を、内周側コイル冷媒路15と外周側コイル冷媒路16により構成したため、ステータコア11の全周に冷媒が行き渡り、冷却能力のばらつきが抑えられ、冷却効率をより向上させることができる。
実施例2は、コイル冷媒路15,16の形状がO型形状の実施例1に対しコイル冷媒路15,16の形状をC型形状とした例である。
すなわち、図3に示すように、内周側コイル冷媒路15と外周側コイル冷媒路16の形状を、ステータコア11の内周と外周のそれぞれに沿って連通する範囲を1周未満に設定したC型形状とし、両コイル冷媒路15,16の連通が途絶えている両端位置に冷媒入口17,18と冷媒出口19,20を設定した。なお、他の構成は実施例1と同様であるので、対応する構成に同一符号を付して説明を省略する。
次に、作用を説明すると、実施例2の内周側コイル冷媒路15と外周側コイル冷媒路16は、実施例1にあるようにコイル冷媒路15,16が2股に分かれず、冷媒入口17,18の端部と冷媒出口19,20の端部に至るまで同じ方向に流れるため、冷媒の流速が落ちない。他の作用は、実施例1と同様である。
次に、効果を説明すると、実施例2のディスク型回転電機のステータ冷却構造にあっては、実施例1の(1),(3)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(4) 前記内周側コイル冷媒路15と外周側コイル冷媒路16の形状を、ステータコア11の内周と外周のそれぞれに沿って連通する範囲を1周未満に設定したC型形状としたため、流量を増やすこと無く流速が上がり、冷却効率を向上させることができる。
実施例3は、内周側と外周側のコイル冷媒路の冷媒の流れる向きを逆に設定した例である。
すなわち、前記コイル冷媒路15,16の形状をO型形状とした例にあっては、図4に示すように、内周側コイル冷媒路15の流れの向きを上から下とし、外周側コイル冷媒路16の流れの向きを下から上とし、冷媒の流れる向きを逆に設定した。
前記コイル冷媒路15,16の形状をC型形状とした例にあっては、図5に示すように、内周側コイル冷媒路15の流れの向きを図面左回りとし、外周側コイル冷媒路16の流れの向きを図面右回りとし、冷媒の流れる向きを逆に設定した。なお、他の構成は実施例1または実施例2と同様であるので、対応する構成に同一符号を付して説明を省略する。
次に、作用を説明すると、内周側コイル冷媒路15と外周側コイル冷媒路16の冷媒の流れる向きを逆に設定したことで、吸熱による冷媒の温度勾配によって生じるステータ周方向の冷却能力の不均一が軽減される。なお、他の作用は実施例1,2と同様であるので説明を省略する。
次に、効果を説明すると、実施例3のディスク型回転電機のステータ冷却構造にあっては、実施例1,2の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(5) 前記内周側コイル冷媒路15と前記外周側コイル冷媒路16の冷媒の流れる向きを逆に設定したため、吸熱による冷媒の温度勾配によって生じるステータ周方向の冷却能力の不均一が軽減され、冷却効率を向上させることができる。
実施例4は、外周側コイル冷媒路を周方向に複数本設定した例である。
すなわち、図6に示すように、コイル冷媒路として、1本のC型形状による内周側コイル冷媒路15と、2本のC型形状による外周側コイル冷媒路16,16を同一周上に設定している。そして、外周側コイル冷媒路16,16については、2つの冷媒入口18,18と2つの冷媒出口20,20を設定し、両外周側コイル冷媒路16,16を並列に連通している。なお、他の構成は実施例1と同様であるので、対応する構成に同一符号を付して説明を省略する。
次に、作用を説明すると、冷媒路に接するステータコイル12の長さは外周側の方が内周側よりも長くなり、通常、ステータコイル12の外周側が内周側に比べて発熱量が多くなる。このような場合、外周側については周方向に2本の外周側コイル冷媒路16,16を設定し、冷却能力を実施例1,2,3に比べて高くすることで、ステータ3の内周と外周とで生じるステータ径方向の冷却能力の不均一を軽減することができる。
次に、効果を説明すると、実施例4のディスク型回転電機のステータ冷却構造にあっては、実施例1,2,3の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(6) 前記外周側コイル冷媒路16,16を、周方向に複数本設定したため、ステータ3の内周と外周とで生じるステータ径方向の冷却能力の不均一が軽減されることにより、冷却効率を向上させることができる。
実施例5は、外周側コイル冷媒路を内周側コイル冷媒路よりも冷媒路の本数を多く設定する例である。
すなわち、図7に示すように、コイル冷媒路として、1本の内周側コイル冷媒路15に対して外周側コイル冷媒路16,16を2本設定している。なお、他の構成は実施例1と同様であるので、対応する構成に同一符号を付して説明を省略する。
次に、作用を説明すると、冷媒路に接するステータコイル12の長さは外周側の方が内周側よりも長くなり、通常、ステータコイル12の外周側が内周側に比べて発熱量が多くなる。このような場合、外周側については2本の外周側コイル冷媒路16,16を設定し、内周側については1本の内周側コイル冷媒路15を設定し、内周側より外周側の冷却能力を高くすることで、ステータ3の内周と外周とで生じるステータ径方向の冷却能力の不均一を軽減することができ、さらに、実施例1〜4に比べ、全体としての冷媒路の本数が増えることにより冷却面積が増加する。
次に、効果を説明すると、実施例5のディスク型回転電機のステータ冷却構造にあっては、実施例1,2,3の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(7) 前記外周側コイル冷媒路16,16は、内周側コイル冷媒路15よりも冷媒路の数を多く設定したため、ステータ3の内周と外周とで生じるステータ径方向の冷却能力の不均一軽減と冷却面積の増加により、冷却効率を向上させることができる。
なお、実施例5では、2本の外周側コイル冷媒路16,16と1本の内周側コイル冷媒路15の例を示したが、例えば、外周側コイル冷媒路を3本以上とし、内周側コイル冷媒路を2本以上とするように、外周側には内周側よりも冷媒路の本数を多く設けるものであれば冷媒路数は限定されない。
実施例6は、外周側コイル冷媒路を蛇行する冷媒路によって形成した例である。
すなわち、外周側コイル冷媒路16をView Aから見ると、図8(b)に示すように、蛇行する冷媒路によって形成した。なお、他の構成は実施例4と同様であるので、対応する構成に同一符号を付して説明を省略する。
次に、作用を説明すると、外周側コイル冷媒路16は、蛇行により部品点数を増やすこと無く冷却面積を増やしていることで、冷却効率が向上する。なお、他の作用は実施例4等と同様であるので説明を省略する。
次に、効果を説明すると、実施例6のディスク型回転電機のステータ冷却構造にあっては、実施例1,2,3,4の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(8) 前記コイル冷媒路のうち外周側コイル冷媒路16を、蛇行する冷媒路によって形成したため、部品点数を増やすこと無く冷却効率を向上することができる。つまり、コストを削減しながら冷却効率を向上することができる。
実施例7は、複数のコイル冷媒路のうちステータコアの先端に近いほど冷媒路の流路面積を広く設定した例である。
すなわち、図9に示すように、内周側コイル冷媒路15,15と外周側コイル冷媒路16,16とをそれぞれ2本設定すると共に、ステータコア11の先端に近いコイル冷媒路15,16は、ステータコア11の先端から遠いコイル冷媒路15,16に比べて流路面積が大きくとられている。なお、他の構成は実施例1と同様であるので、対応する構成に同一符号を付して説明を省略する。
次に、作用を説明すると、ステータコア11の先端部側は、コイル発熱に加えロータ1からの熱影響を受けることで、コイル発熱のみを受ける根元部よりも高温になる。これに対し、ステータコア11の先端に近いコイル冷媒路15,16は、ステータコア11の先端から遠いコイル冷媒路15,16に比べて流路面積が大きくとられていることで、ステータコア11の先端側の冷媒流量と冷却面積が増えることになり、ステータコア11の先端部と根元部で生じるステータ軸方向の冷却能力の不均一を軽減することができる。
次に、効果を説明すると、実施例7のディスク型回転電機のステータ冷却構造にあっては、実施例1の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(9)前記内周側コイル冷媒路15,15と外周側コイル冷媒路16,16は、複数の冷媒路のうちステータコア11の先端に近いほど冷媒路の流路面積を広く設定したため、ステータコア11の先端部と根元部で生じるステータ軸方向の冷却能力の不均一を軽減することで、冷却効率を向上させることができる。
実施例8は、複数の冷媒路のうちステータコアの先端に近い冷媒路を蛇行冷媒路とした例である。
すなわち、図10に示すように、内周側コイル冷媒路15,15と外周側コイル冷媒路16,16とをそれぞれ2本設定すると共に、ステータコア11の先端に近いコイル冷媒路15,16は、図10(b)に示すように、蛇行冷媒路とし、ステータコア11の先端から遠いコイル冷媒路15,16は周方向に蛇行することが無い直線冷媒路としている。なお、他の構成は実施例1と同様であるので、対応する構成に同一符号を付して説明を省略する。
次に、作用を説明すると、ステータコア11の先端部側は、コイル発熱に加えロータ1からの熱影響を受けることで、コイル発熱のみを受ける根元部よりも高温になる。これに対し、ステータコア11の先端に近いコイル冷媒路15,16を蛇行冷媒路としたため、ステータコア11の先端から遠いコイル冷媒路15,16に比べて冷媒路長が長くなり、冷媒路面積を大きくすることによる流速の低下を招くこと無く、ステータ軸方向の冷却能力の不均一を軽減することができる。
次に、効果を説明すると、実施例8のディスク型回転電機のステータ冷却構造にあっては、実施例1の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(10) 前記内周側コイル冷媒路15,15と外周側コイル冷媒路16,16は、複数の冷媒路のうちステータコア11の先端に近い冷媒路を蛇行冷媒路としたため、冷媒路面積を大きくすることによる流速の低下を招くこと無く、ステータコア11の先端部と根元部で生じるステータ軸方向の冷却能力の不均一を軽減することで、冷却効率を向上させることができる。
実施例9は、ステータを支持するモータハウジングケースの中にケース冷媒路を設け、ケース冷媒路をコイル冷媒路と連通させた例である。
すなわち、図11に示すように、ステータ3を支持する回転電機ケース4のリヤ側サイドケース4bの中に内周側ケース冷媒路23と外周側ケース冷媒路24を設け、該内周側ケース冷媒路23を内周側コイル冷媒路15と連通させ、外周側ケース冷媒路24を外周側コイル冷媒路16と連通させた。なお、他の構成は実施例1と同様であるので、対応する構成に同一符号を付して説明を省略する。
次に、作用を説明すると、内周側ケース冷媒路23と外周側ケース冷媒路24に冷媒を通すことで、バックコア13を介してステータコア11が冷却される。つまり、両コイル冷媒路15,16と連通した両ケース冷媒路23,24を設けることにより、ステータコイル12の冷却と同時にステータコア11も冷却できる。
次に、効果を説明すると、実施例9のディスク型回転電機のステータ冷却構造にあっては、実施例1の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(11)前記ステータ3を支持する回転電機ケース4のリヤ側サイドケース4bの中にケース冷媒路23,24を設け、該ケース冷媒路23,24をそれぞれコイル冷媒路15,16と連通させたため、ケース冷媒路23,24の追加によりステータコア11を冷却することで、ステータコイル12の冷却のみに比べ、冷却効率を向上させることができる。
実施例10は、ケース冷媒路の形状とコイル冷媒路の形状を共にO型形状とした例である。
すなわち、図12(図11のView A)に示すように、外周側ケース冷媒路24をO型形状とし、上下位置に冷媒入口18と冷媒出口20を設定している。図示していないが、内周側ケース冷媒路23も外周側ケース冷媒路24と同様にO型形状とし、さらに、両コイル冷媒路15,16もO型形状としている。なお、他の構成は実施例9と同様である。
次に、作用を説明すると、ケース冷媒路23,24をO型形状とすることにより、ステータコア11の全周を冷却することができる。
次に、効果を説明すると、実施例10のディスク型回転電機のステータ冷却構造にあっては、実施例9の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(12) 前記ケース冷媒路23,24の形状とコイル冷媒路15,16の形状を、共にO型形状としたため、ステータコア11の全周を効果的に冷却することができる。
実施例11は、ケース冷媒路の形状とコイル冷媒路の形状を共にC型形状とした例である。
すなわち、図13(図11のView A)に示すように、外周側ケース冷媒路24をC型形状とし、下側位置に隣接して冷媒入口18と冷媒出口20を設定している。図示していないが、内周側ケース冷媒路23も外周側ケース冷媒路24と同様にC型形状とし、さらに、両コイル冷媒路15,16もC型形状としている。なお、他の構成は実施例9と同様である。
次に、作用を説明すると、ケース冷媒路23,24をC型形状とすることにより、両ケース冷媒路23,24の流量を増やすことなく流速が上がり、ステータコア11の冷却効率が向上する。
次に、効果を説明すると、実施例11のディスク型回転電機のステータ冷却構造にあっては、実施例9の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(13) 前記ケース冷媒路23,24の形状とコイル冷媒路15,16の形状を、共にC型形状としたため、両ケース冷媒路23,24の流量を増やすことなく流速が上がり、ステータコア11の冷却効率を向上させることができる。
実施例12は、ケース冷媒路とコイル冷媒路とを直列にて連通した例である。
すなわち、図14に示すように、外周側ケース冷媒路24と外周側コイル冷媒路16とを直列にて連通し、冷媒入口18と冷媒出口20をそれぞれ1つとしている。同様に、内周側ケース冷媒路23と内周側コイル冷媒路15とを直列にて連通し、冷媒入口17と冷媒出口19をそれぞれ1つとしている。なお、他の構成は実施例9と同様である。
次に、作用を説明すると、外周側ケース冷媒路24と外周側コイル冷媒路16の両方で冷媒流量が同じになるし、内周側ケース冷媒路23と内周側コイル冷媒路15の両方で冷媒流量が同じになる。よって、ケース冷媒路23,24の冷却能力とコイル冷媒路15,16の冷却能力のばらつきを抑えることができる。
次に、効果を説明すると、実施例12のディスク型回転電機のステータ冷却構造にあっては、実施例9の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(14) 前記ケース冷媒路23,24とコイル冷媒路15,16とを、直列にて連通したため、ケース冷媒路23,24とコイル冷媒路15,16の両方で流量が同じとなり、冷却能力のばらつきが抑えられるので、冷却効率を向上させることができる。
実施例13は、冷媒が流れる順番がコイル冷媒路→ケース冷媒路の順となる設定とした例である。
すなわち、図15に示すように、外周側ケース冷媒路24と外周側コイル冷媒路16とを直列にて連通し、冷媒が流れる順番を、冷媒入口18→外周側コイル冷媒路16→外周側ケース冷媒路24→冷媒出口20の順となる設定としている。同様に、内周側ケース冷媒路23と内周側コイル冷媒路15とを直列にて連通し、冷媒が流れる順番を、冷媒入口17→内周側コイル冷媒路15→内周側ケース冷媒路23→冷媒出口19の順となる設定としている。なお、他の構成は実施例9と同様である。
次に、作用を説明すると、冷媒が流れる順番を、先にコイル冷媒路15,16を流れ、その後、ケース冷媒路23,24へと流れるように規定したことで、温度の低い冷媒が発熱量の多いステータコイル12を冷却することになる。
次に、効果を説明すると、実施例13のディスク型回転電機のステータ冷却構造にあっては、実施例9の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(15) 前記ケース冷媒路23,24とコイル冷媒路15,16とを、冷媒が流れる順番がコイル冷媒路15,16→ケース冷媒路23,24の順となる設定としたため、温度の低い冷媒が発熱量の多いステータコイル12を冷却することで、冷却効率を向上させることができる。
実施例14は、ケース冷媒路とコイル冷媒路とを並列にて連通した例である。
すなわち、図16に示すように、外周側ケース冷媒路24と外周側コイル冷媒路16とを、冷媒入口18と冷媒出口20に連通する2つの軸方向冷媒路を介して並列に連通している。同様に、内周側ケース冷媒路23と内周側コイル冷媒路15とを、冷媒入口17と冷媒出口19に連通する2つの軸方向冷媒路を介して並列に連通している。なお、他の構成は実施例9と同様である。
次に、作用を説明すると、ケース冷媒路23,24とコイル冷媒路15,16とを並列に連通したことで、ステータコア11とステータコイル12の必要冷却能力に応じて冷媒の流量を分配することができる。
次に、効果を説明すると、実施例14のディスク型回転電機のステータ冷却構造にあっては、実施例9の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(16)前記ケース冷媒路23,24とコイル冷媒路15,16とを、並列にて連通したため、ステータコア11とステータコイル12の必要冷却能力に応じて冷媒の流量を適切に分配することで、冷却効率を向上させることができる。
実施例15は、ケース冷媒路の入口とコイル冷媒路の入口とに周方向の位相差を持たせた例である。
すなわち、図17に示すように、外周側ケース冷媒路24に冷媒入口18のみを設定し、外周側コイル冷媒路16に冷媒出口20のみを設定し、冷媒出入口18,20とは周方向の位相差(180度)を持たせた軸方向冷媒路26により外周側ケース冷媒路24と外周側コイル冷媒路16とを接続している。同様に、内周側ケース冷媒路23に冷媒入口17のみを設定し、内周側コイル冷媒路15に冷媒出口19のみを設定し、冷媒出入口17,19とは周方向の位相差(180度)を持たせた軸方向冷媒路25により内周側ケース冷媒路23と内周側コイル冷媒路15とを接続している。なお、他の構成は実施例9と同様である。
次に、作用を説明すると、ケース冷媒路23,24の入口とコイル冷媒路15,16の入口とに周方向位相差を持たせた設定とすることにより、冷媒路配管のレイアウト自由度が増すので、ステータ3の体積を増やすことなく冷媒路の配管をすることができる。
次に、効果を説明すると、実施例15のディスク型回転電機のステータ冷却構造にあっては、実施例9の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(17) 前記ケース冷媒路23,24の入口と前記コイル冷媒路15,16の入口とは、周方向に位相差をもって設定したため、冷媒路配管のレイアウト自由度が増すので、ステータ3の体積を増やすことなく冷媒路の配管をすることができる。
実施例16は、ケース冷媒路にフィンを設けた例である。
すなわち、図18に示すように、リヤ側サイドケース4bにフィン27,28を有するケース冷媒路溝を形成し、板状のケースカバー4dにも対応する位置にケース冷媒路溝を形成し、前記リヤ側サイドケース4bにケースカバー4dで蓋をし、ボルトによって締め付けることによりケース冷媒路23,24を形成する。なお、他の構成は実施例9と同様であるので、対応する構成に同一符号を付して説明を省略する。
次に、作用を説明すると、ケース冷媒路23,24内にフィン27,28を設定することにより、ケース冷媒路23,24の断面積を増やすこと無く、冷却面積を増すことができる。さらに、リヤ側サイドケース4bにフィン27,28を有するケース冷媒路溝を形成したことで、ステータコア11に近い位置で冷却面積を増すことができる。
次に、効果を説明すると、実施例16のディスク型回転電機のステータ冷却構造にあっては、実施例9の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(18) 前記ケース冷媒路23,24に、フィン27,28を設けたため、ケース冷媒路23,24の断面積を増やすこと無く、冷却面積の増大により冷却効率を向上させることができる。
実施例17は、コイル冷媒路をステータコアを包み込むように成形される樹脂モールドによって形成した例である。
すなわち、図19に示すように、内周側コイル冷媒路15と外周側コイル冷媒路16とが、高熱伝導性部材21,22を用いて形成する代わりに、樹脂モールド14を内壁面とする空間により形成される。つまり、樹脂成形する際に、樹脂型によって溝を形成し、それを内周側コイル冷媒路15と外周側コイル冷媒路16とする。なお、29は冷媒路閉塞部材(実施例18を参照)であり、他の構成は実施例9と同様であるので、対応する構成に同一符号を付して説明を省略する。
次に、作用を説明すると、内周側コイル冷媒路15と外周側コイル冷媒路16とを設定するにあたって、高熱伝導性部材21,22が必要ではなく、樹脂成形時に内周側コイル冷媒路15と外周側コイル冷媒路16を同時成形することができる。
次に、効果を説明すると、実施例17のディスク型回転電機のステータ冷却構造にあっては、実施例9の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(19) 前記コイル冷媒路15,16を、ステータコア11を包み込むように成形される樹脂モールドによって形成したため、コイル冷媒路15,16を形成するための部材が必要無く、樹脂成形時にコイル冷媒路15,16も同時成形するため、コストを削減することができる。
実施例18は、コイル冷媒路を、樹脂モールド成形時に形成された溝と、入口と出口とを形成する冷媒路閉塞部材と、を有して構成した例である。
すなわち、図20は図19にも示されているプレート状の冷媒路閉塞部材29を示す図である。冷媒路閉塞部材29は、図20に示すように、冷媒入口用穴17a,18aと冷媒出口用穴19a,20aとが開けられた円形プレートであり、樹脂成形時にできたコイル冷媒路用溝を塞ぐ。なお、他の構成は実施例17と同様である。
次に、作用を説明すると、図19に示すように、樹脂成形時にできたコイル冷媒路用溝を、図外のシール部材と共に冷媒路閉塞部材29を用いて塞ぐことにより、冷媒入口17,18と冷媒出口19,20に連通するコイル冷媒路15,16が形成される。
次に、効果を説明すると、実施例18のディスク型回転電機のステータ冷却構造にあっては、実施例17の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(20) 前記コイル冷媒路15,16は、樹脂成形時に形成された溝と、それを塞ぎつつ冷媒の入口と出口とを形成する冷媒路閉塞部材29と、を有して構成したため、プレート状の冷媒路閉塞部材29を用いることによりコイル冷媒路15,16を形成できるので、部品形状や組み立てが単純でコストを削減することができる。
実施例19は、コイル冷媒路を、ステータコアを包み込むように成形される樹脂モールドに埋め込んだ扁平な形状の高熱伝導性部材によって形成した例である。
すなわち、図21に示すように、樹脂モールド14内に扁平で径方向に潰れた形の高熱伝導性部材21’,22’を埋め込み、この高熱伝導性部材21’,22’によって内周側コイル冷媒路15と外周側コイル冷媒路16を形成している。なお、他の構成は実施例1と同様であるので、対応する構成に同一符号を付して説明を省略する。
次に、作用を説明すると、高熱伝導性部材21’,22’の断面形状を径方向に潰した扁平形状としたことで、断面形状が円形である高熱伝導性部材21,22に比べ、コイル冷媒路15,16の受熱面積が増大する。
次に、効果を説明すると、実施例19のディスク型回転電機のステータ冷却構造にあっては、実施例1の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(21) 前記コイル冷媒路15,16を、ステータコア11を包み込むように成形される樹脂モールド14に埋め込んだ扁平な形状の高熱伝導性部材21’,22’によって形成したため、コイル冷媒路15,16の受熱面積の増大により冷却効率を向上させることができる。
実施例20は、コイル冷媒路は、それ自身と一体となった受熱体を有し、この受熱体をコイル冷媒路の周方向全周に形成した例である。
すなわち、図22に示すように、コイル冷媒路15が内部に形成される高熱伝導性部材21の外周面に円筒状の受熱体30を固定し、同様に、コイル冷媒路16が内部に形成される高熱伝導性部材22の内周面に円筒状の受熱体31を固定した。つまり、この受熱体30,31をコイル冷媒路15,16の周方向全周に形成した。なお、他の構成は実施例1と同様であるので、対応する構成に同一符号を付して説明を省略する。
次に、作用を説明すると、実施例20では、図22に示されるように、発熱体であるステータコイル12に対向するように受熱体30,31が設けられるため、冷却面積が増大するばかりでなく、ステータ軸方向も含め全周にわたって冷却できるようになる。
次に、効果を説明すると、実施例20のディスク型回転電機のステータ冷却構造にあっては、実施例1の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(22) 前記コイル冷媒路15,26は、それ自身と一体となった受熱体30,31を有するため、コイル冷媒路15,16の流路面積を増やさず、流速を保ったまま受熱面積が増えることで、冷却効率を向上させることができる。
(23) 前記受熱体30,31を、コイル冷媒路15,16の周方向全周に形成したため、ステータ軸方向も含め全周にわたって受熱体30,31が存在するので、全てのステータコイル12をほぼ均一に冷却できることで、冷却効率を向上させることができる。
実施例21は、受熱体をコイル冷媒路の半径方向に形成した例である。
すなわち、図23に示すように、隣り合うステータコア11,11間に、高熱伝導性部材21,22を径方向に連結する受熱部材32を配置した。この受熱部材32は、高熱伝導性部材21,22と同じく熱伝導性の高い素材によって作られる。なお、他の構成は実施例2と同様であるので、対応する構成に同一符号を付して説明を省略する。
次に、作用を説明すると、隣り合うステータコア11,11間に、高熱伝導性部材21,22を径方向に連結する受熱部材32を配置することで、受熱体32が隣り合うステータコイル12,12間に入り込み、ステータコイル12,12からの伝熱を促進する。
次に、効果を説明すると、実施例21のディスク型回転電機のステータ冷却構造にあっては、実施例2の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(24) 前記受熱体32を、コイル冷媒路15,16の半径方向に形成したため、受熱体31が隣り合うステータコイル12,12間に入り込むことにより伝熱を促進するので、冷却効率を向上させることができる。
実施例22は、冷媒出口面積を冷媒入口面積よりも広い面積に設定した例である。
すなわち、図24に示すように、冷媒出口19,20と冷媒入口17,18は、冷媒出口面積を冷媒入口面積よりも広い面積に設定している。なお、他の構成は実施例1と同様であるので、対応する構成に同一符号を付して説明を省略する。
次に、作用を説明すると、冷媒出口19,20と冷媒入口17,18は、冷媒出口面積を冷媒入口面積よりも広い面積に設定することにより、吸熱した冷媒の排出をスムーズに行うことができる。
次に、効果を説明すると、実施例22のディスク型回転電機のステータ冷却構造にあっては、実施例1の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(25) 前記冷媒出口19,20と冷媒入口17,18は、冷媒出口面積を冷媒入口面積よりも広い面積に設定したため、吸熱した冷媒の排出をスムーズに行うことで、冷却効率を向上させることができる。
以上、本発明のディスク型回転電機のステータ冷却構造を実施例1〜実施例22に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。例えば、実施例1〜実施例22のうち、2つ以上の複数の実施例を適宜組み合わせるようにして良いのは勿論である。
実施例1〜22では、ディスク型回転電機と述べているが、それはディスク型モータとして適用しても良いし、また、ディスク型ジェネレータとして適用しても良い。また、実施例1〜22では、一つのステータと一つのロータを備えたディスク型回転電機への適用例を示したが、2つのステータと一つのロータを備えたディスク型回転電機等にも適用することができる。
実施例1のステータ冷却構造が適用されたディスク型回転電機を示す全体断面図である。 実施例1のディスク型回転電機のステータ冷却構造が適用されたステータを示す断面図である。 実施例2のディスク型回転電機のステータ冷却構造が適用されたステータを示す断面図である。 実施例3のディスク型回転電機の冷媒路形状がO型のステータ冷却構造が適用されたステータを示す断面図である。 実施例3のディスク型回転電機の冷媒路形状がC型のステータ冷却構造が適用されたステータを示す断面図である。 実施例4のディスク型回転電機のステータ冷却構造が適用されたステータを示す断面図である。 実施例5のステータ冷却構造が適用されたディスク型回転電機を示す断面図である。 実施例6のディスク型回転電機のステータ冷却構造が適用されたステータを示す断面図及びA方向矢視図である。 実施例7のステータ冷却構造が適用されたディスク型回転電機を示す断面図である。 実施例8のステータ冷却構造が適用されたディスク型回転電機を示す断面図である。 実施例9のステータ冷却構造が適用されたディスク型回転電機を示す断面図である。 実施例10のステータ冷却構造が適用されたケース冷媒路を示す図11のA方向矢視図である。 実施例11のステータ冷却構造が適用されたケース冷媒路を示す図11のA方向矢視図である。 実施例12のステータ冷却構造を示す簡略斜視図である。 実施例13のステータ冷却構造を示す簡略斜視図である。 実施例14のステータ冷却構造を示す簡略斜視図である。 実施例15のステータ冷却構造を示す簡略斜視図である。 実施例16のステータ冷却構造が適用されたディスク型回転電機を示す断面図である。 実施例17のステータ冷却構造が適用されたディスク型回転電機を示す断面図である。 実施例18のステータ冷却構造に用いられる冷媒路閉塞部材を示す正面図である。 実施例19のステータ冷却構造が適用されたディスク型回転電機を示す断面図である。 実施例20のステータ冷却構造が適用されたディスク型回転電機を示す断面図である。 実施例21のディスク型回転電機のステータ冷却構造が適用されたステータを示す断面図である。 実施例22のディスク型回転電機のステータ冷却構造が適用されたステータを示す断面図である。
符号の説明
1 回転軸
2 ロータ
3 ステータ
4 回転電機ケース
5 第1軸受け
6 第2軸受け
8 ロータベース
9 永久磁石
10 ギャップ
11 ステータコア
12 ステータコイル
13 バックコア
14 樹脂モールド
15 内周側コイル冷媒路
16 外周側コイル冷媒路
17,18 冷媒入口
19,20 冷媒出口
21,22 高熱伝導性部材

Claims (25)

  1. 永久磁石を配置したロータと、ステータコアとステータコイルを有するステータと、を備え、前記ロータと前記ステータが軸方向に配設されたディスク型回転電機において、
    前記ステータコアを包み込むように成形された樹脂モールドの中にコイル冷媒路を形成し、
    前記コイル冷媒路は、ステータコアの内周と外周のうち少なくとも一方に配置し、冷媒入口と冷媒出口をそれぞれ1つ以上有し、コイル冷媒路に冷媒を導くことによりステータコイルを冷却することを特徴とするディスク型回転電機のステータ冷却構造。
  2. 請求項1に記載のディスク型回転電機のステータ冷却構造において、
    前記コイル冷媒路の形状を、ステータコアの内周と外周のうち少なくとも一方に沿って連通する範囲を1周以上に設定したO型形状としたことを特徴とするディスク型回転電機のステータ冷却構造。
  3. 請求項1に記載のディスク型回転電機のステータ冷却構造において、
    前記コイル冷媒路の形状を、ステータコアの内周と外周のうち少なくとも一方に沿って連通する範囲を1周未満に設定したC型形状としたことを特徴とするディスク型回転電機のステータ冷却構造。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載のディスク型回転電機のステータ冷却構造において、
    前記コイル冷媒路を、内周側コイル冷媒路と外周側コイル冷媒路により構成したことを特徴とするディスク型回転電機のステータ冷却構造。
  5. 請求項4に記載のディスク型回転電機のステータ冷却構造において、
    前記内周側コイル冷媒路と外周側コイル冷媒路は、冷媒の流れる向きを逆に設定したことを特徴とするディスク型回転電機のステータ冷却構造。
  6. 請求項4または請求項5に記載のディスク型回転電機のステータ冷却構造において、
    前記冷媒路のうち外周側コイル冷媒路を、周方向に複数本設定したことを特徴とするディスク型回転電機のステータ冷却構造。
  7. 請求項4乃至6の何れか1項に記載のディスク型回転電機のステータ冷却構造において、
    前記外周側コイル冷媒路は、内周側コイル冷媒路よりも冷媒路の数を多く設定したことを特徴とするディスク型回転電機のステータ冷却構造。
  8. 請求項1乃至7の何れか1項に記載のディスク型回転電機のステータ冷却構造において、
    前記コイル冷媒路のうち外周側コイル冷媒路を、蛇行する冷媒路によって形成したことを特徴とするディスク型回転電機のステータ冷却構造。
  9. 請求項1乃至8の何れか1項に記載のディスク型回転電機のステータ冷却構造において、
    前記コイル冷媒路は、複数の冷媒路のうちステータコアの先端に近いほど冷媒路の流路面積を広く設定したことを特徴とするディスク型回転電機のステータ冷却構造。
  10. 請求項1乃至9の何れか1項に記載のディスク型回転電機のステータ冷却構造において、
    前記コイル冷媒路は、複数の冷媒路のうちステータコアの先端に近い冷媒路を蛇行冷媒路としたことを特徴とするディスク型回転電機のステータ冷却構造。
  11. 請求項1乃至10の何れか1項に記載のディスク型回転電機のステータ冷却構造において、
    前記ステータを支持するモータハウジングケースの中にケース冷媒路を設け、
    前記ケース冷媒路を前記コイル冷媒路と連通させたことを特徴とするディスク型回転電機のステータ冷却構造。
  12. 請求項11に記載のディスク型回転電機のステータ冷却構造において、
    前記ケース冷媒路の形状とコイル冷媒路の形状を、共にO型形状としたことを特徴とするディスク型回転電機のステータ冷却構造。
  13. 請求項11に記載のディスク型回転電機のステータ冷却構造において、
    前記ケース冷媒路の形状とコイル冷媒路の形状を、共にC型形状としたことを特徴とするディスク型回転電機のステータ冷却構造。
  14. 請求項11乃至13の何れか1項に記載のディスク型回転電機のステータ冷却構造において、
    前記ケース冷媒路とコイル冷媒路とを、直列にて連通したことを特徴とするディスク型回転電機のステータ冷却構造。
  15. 請求項11乃至14の何れか1項に記載のディスク型回転電機のステータ冷却構造において、
    前記ケース冷媒路とコイル冷媒路とを、冷媒が流れる順番がコイル冷媒路→ケース冷媒路の順となる設定としたことを特徴とするステータ冷却構造。
  16. 請求項11乃至13の何れか1項に記載のディスク型回転電機のステータ冷却構造において、
    前記ケース冷媒路とコイル冷媒路とを、並列にて連通したことを特徴とするディスク型回転電機のステータ冷却構造。
  17. 請求項11乃至16の何れか1項に記載のディスク型回転電機のステータ冷却構造において、
    前記ケース冷媒路の入口と前記コイル冷媒路の入口とは、周方向に位相差をもって設定したことを特徴とするディスク型回転電機のステータ冷却構造。
  18. 請求項11乃至16の何れか1項に記載のディスク型回転電機のステータ冷却構造において、
    前記ケース冷媒路に、フィンを設けたことを特徴とするディスク型回転電機のステータ冷却構造。
  19. 請求項1乃至18の何れか1項に記載のディスク型回転電機のステータ冷却構造において、
    前記コイル冷媒路を、ステータコアを包み込むように成形される樹脂モールドによって形成したことを特徴とするディスク型回転電機のステータ冷却構造。
  20. 請求項1乃至18の何れか1項に記載のディスク型回転電機のステータ冷却構造において、
    前記コイル冷媒路は、樹脂成形時に形成された溝と、それを塞ぎつつ冷媒の入口と出口とを形成する冷媒路閉塞部材と、を有して構成したことを特徴とするディスク型回転電機のステータ冷却構造。
  21. 請求項1乃至18の何れか1項に記載のディスク型回転電機のステータ冷却構造において、
    前記コイル冷媒路を、ステータコアを包み込むように成形される樹脂モールドに埋め込んだ扁平な形状の高熱伝導性部材によって形成したことを特徴とするディスク型回転電機のステータ冷却構造。
  22. 請求項1乃至21の何れか1項に記載のディスク型回転電機のステータ冷却構造において、
    前記コイル冷媒路は、それ自身と一体となった受熱体を有することを特徴とするディスク型回転電機のステータ冷却構造。
  23. 請求項22に記載のディスク型回転電機のステータ冷却構造において、
    前記受熱体を、コイル冷媒路の周方向全周に形成したことを特徴とするディスク型回転電機のステータ冷却構造。
  24. 請求項22に記載のディスク型回転電機のステータ冷却構造において、
    前記受熱体を、コイル冷媒路の半径方向に形成したことを特徴とするディスク型回転電機のステータ冷却構造。
  25. 請求項1乃至24の何れか1項に記載のディスク型回転電機のステータ冷却構造において、
    前記冷媒出口と冷媒入口は、冷媒出口面積を冷媒入口面積よりも広い面積に設定したことを特徴とするディスク型回転電機のステータ冷却構造。
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