JP2006014237A - 画像再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 所望の画像に係るサムネイル画像をユーザが簡単に検索して所望の画像を得ることができる画像再生装置を提供する。
【解決手段】 表示画面20に、サムネイル画像S,S,…が夫々配置された4本の縦に長い帯状画像の一部である帯状出力画像31a,32a,…を横方向に並置して表示させる。また、各帯状出力画像31a,32a,…に配置されたサムネイル画像S,S,…に係る動画像が分類される種類の標題を示す標題画像41,42,…を表示させる。縦方向へのスクロール命令を受け付けた場合、帯状出力画像33bのように縦方向にスクロール表示させる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、画像を縮小したサムネイル画像を含む矩形出力画像を、外部の表示装置又は内部の表示部へ出力することによって再生する画像再生装置に関する。
画像再生装置は、例えば内蔵するハードディスク(HDD)に動画像を記録し、記録された動画像を縮小したサムネイル画像を外部の表示装置で再生する(特許文献1参照)。
このような画像再生装置は、HDDに記録してある複数の動画像を表示装置に一覧表示させるために、例えば複数の動画像夫々のサムネイル画像をマトリクス状に配置した表示画像を作成し、作成した表示画像を表示装置へ出力する。動画像のサムネイル画像は、例えば動画像をHDDに記録する場合に作成され、動画像に関連付けてHDDに記録される。また、動画像を記録した日時が動画像に関連付けてHDDに記録され、表示画像を作成する場合、サムネイル画像は、動画像を記録した日時の順に配列される。
画像再生装置のユーザは、画像再生装置を操作して表示装置に表示画像を表示させ、動画像を記録した日時の順に配列されたサムネイル画像を視認し、何れかのサムネイル画像を選択する。画像再生装置は、選択されたサムネイル画像に係る動画像を表示装置上で再生し、又は、選択されたサムネイル画像及び該サムネイル画像に関連付けられた動画像をHDDから消去する。
1頁の表示画像に、HDDに記録してある全ての動画像に係るサムネイル画像が配置できない場合、従来、画像再生装置は複数頁の表示画像を作成していた。ユーザは、表示装置に表示されている表示画像に所望の動画像に係るサムネイル画像が含まれていない場合、画像再生装置を操作して、表示されている表示画像を他の表示画像に切り替えさせていた。
特開2003−61039号公報
しかしながら、表示画像には複数のサムネイル画像が記録日時の順に配列されているため、特に動画像の個数が増加して複数頁の表示画像が作成される場合には、ユーザが所望の動画像に係るサムネイル画像を容易に検索することができないという問題があった。
例えば、ユーザが複数の表示画像を切り替えながら所望の動画像に係るサムネイル画像を検索する場合、ユーザは複数の表示画像を切り替えて表示画像同士の差を認識し、異なる表示画像に配置されているサムネイル画像を比較して、所望の動画像を検索する必要があった。
また、従来、高画質/低画質の動画像、映画/バラエティ番組を記録した動画像等、動画像に関する属性、記録内容のジャンル等(以下、種類という)が異なる動画像に係るサムネイル画像同士が、種類毎に区分されることなく1頁の表示画像に混在していた。このため、ユーザはサムネイル画像に係る動画像の種類を調査又は判断して、所望の動画像を検索する必要があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、サムネイル画像を一方向に配置した複数の帯状出力画像を他方向に並置した矩形出力画像を出力し、表示画面上で帯状出力画像をスクロール表示させる構成とすることにより、所望の動画像に係るサムネイル画像をユーザが簡単に検索することができる画像再生装置を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、複数の帯状出力画像を並置した矩形出力画像を出力し、表示画面上で矩形出力画像をスクロール表示させる構成とすることにより、所望の画像に係るサムネイル画像をユーザが更に簡単に検索することができる画像再生装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、帯状出力画像毎に異なる種類の画像に係るサムネイル画像を配置してある矩形出力画像を出力する構成とすることにより、所望の種類の画像に係るサムネイル画像をユーザが簡単に検索することができる画像再生装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、帯状出力画像毎に異なる種類の画像に係るサムネイル画像を配置し、しかも標題を付加してある矩形出力画像を出力する構成とすることにより、所望の種類の画像に係るサムネイル画像をユーザが更に簡単に検索することができる画像再生装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、一辺方向に同一種類の画像に係るサムネイル画像を、他辺方向に異なる種類の画像に係るサムネイル画像を夫々配置してある矩形出力画像を出力し、表示画面上で矩形出力画像をスクロール表示させる構成とすることにより、所望の種類の画像に係るサムネイル画像をユーザが簡単に検索することができる画像再生装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、一辺方向に同一種類の画像に係るサムネイル画像を、他辺方向に異なる種類の画像に係るサムネイル画像を夫々配置し、しかも標題を付加してある矩形出力画像を出力し、表示画面上で矩形出力画像をスクロール表示させる構成とすることにより、所望の種類の画像に係るサムネイル画像をユーザが更に簡単に検索することができる画像再生装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、種類の選択を受け付け、選択された同一種類の画像を消去する構成とすることにより、ユーザが所望する種類の画像を一括消去することができる画像再生装置を提供することにある。
本発明に係る画像再生装置は、画像を縮小したサムネイル画像を一方向に配置した複数の帯状出力画像を含む矩形出力画像を出力する画像再生装置であって、各帯状出力画像は、該帯状出力画像に含まれるサムネイル画像の枚数よりも多い枚数のサムネイル画像を前記一方向に配置してある帯状画像の一部であり、前記矩形出力画像は、前記複数の帯状出力画像を前記帯状画像の幅方向に並置してあり、出力した矩形出力画像に含まれる複数の帯状出力画像の内の何れかの選択、及び選択された帯状出力画像に対する前記帯状画像の長手方向へのスクロール命令を受け付ける受付手段と、該受付手段が前記スクロール命令を受け付けた場合、受け付けた前記スクロール命令に従い、出力すべき矩形出力画像に含まれる帯状出力画像をスクロール移動する長手方向スクロール手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る画像再生装置は、前記矩形出力画像は、該矩形出力画像に含まれるサムネイル画像の枚数よりも多い枚数のサムネイル画像を配置してある矩形集合画像の一部であり、前記受付手段は、出力した矩形出力画像に対する前記幅方向へのスクロール命令を受け付けるようにしてあり、前記受付手段が前記スクロール命令を受け付けた場合、受け付けた前記スクロール命令に従い、出力すべき矩形出力画像をスクロール移動する幅方向スクロール手段を備えることを特徴とする。
本発明に係る画像再生装置は、複数の画像、及び該画像を識別する識別情報を関連付けて記憶する画像記憶手段と、該画像記憶手段に記憶してある識別情報に応じて前記画像を分類する分類手段と、前記帯状画像毎に、前記分類手段が分類した異なる分類に含まれる識別情報に関連付けられた画像を縮小したサムネイル画像を配置して前記帯状画像を作成する帯状画像作成手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る画像再生装置は、異なる分類毎の標題を記憶する標題記憶手段と、出力すべき矩形出力画像に含まれる各帯状出力画像に配置されるサムネイル画像に対応する分類の標題を前記標題記憶手段から読み出す読出手段と、前記読出手段が読み出した標題を、前記帯状出力画像に対応して出力する標題出力手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る画像再生装置は、複数の画像及び該画像を識別する識別情報を関連付けて記憶する画像記憶手段と、該画像記憶手段に記憶してある識別情報に応じて前記画像を分類する分類手段とを備え、前記画像夫々を縮小したサムネイル画像を含む矩形出力画像を出力する画像再生装置であって、前記矩形出力画像は、該矩形出力画像に含まれるサムネイル画像の枚数よりも多い枚数のサムネイル画像を含む矩形画像の一部であり、前記分類手段が分類した同一の分類に含まれる画像を縮小したサムネイル画像を前記矩形画像の一辺方向に並置し、異なる分類に含まれる画像を縮小したサムネイル画像同士を前記一辺方向に直交する他辺方向に並置して前記矩形画像を形成する矩形画像形成手段と、出力した矩形出力画像に対するスクロール命令を受け付ける受付手段と、該受付手段が前記スクロール命令を受け付けた場合、受け付けた前記スクロール命令に従い、出力すべき矩形出力画像をスクロール移動するスクロール手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る画像再生装置は、異なる分類毎の標題を記憶する標題記憶手段と、出力すべき矩形出力画像に並置される前記サムネイル画像夫々に対応する分類の標題を前記標題記憶手段から読み出す読出手段と、前記読出手段が読み出した標題を、前記他辺方向に並置される前記サムネイル画像に対応して出力する標題出力手段とを備えるようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る画像再生装置は、前記分類手段による分類の内、何れかの分類の選択を受け付ける選択手段と、該選択手段が分類の選択を受け付けた場合、選択された分類に分類される識別情報に関連付けて記憶してある画像を前記画像記憶手段から消去する消去手段とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、内蔵の表示部又は外部の表示装置へ矩形出力画像を出力する。矩形出力画像は、複数の帯状出力画像を含む。各帯状出力画像は、画像を縮小したサムネイル画像を一方向に配置してあり、帯状出力画像に含まれるサムネイル画像の枚数よりも多い枚数のサムネイル画像を一方向に配置してある帯状画像の一部である。矩形出力画像は、複数の帯状出力画像を、帯状画像の幅方向(以下、単に幅方向という)に並置してある。
受付手段は、出力された矩形出力画像に含まれる複数の帯状出力画像の内の何れかの選択、及び選択された帯状出力画像に対する帯状画像の長手方向(以下、単に長手方向という)へのスクロール命令を受け付ける。受付手段がスクロール命令を受け付けた場合、受け付けたスクロール命令に従い、長手方向スクロール手段は、出力すべき矩形出力画像に含まれる帯状出力画像をスクロール移動する。
本発明にあっては、内蔵の表示部又は外部の表示装置へ矩形出力画像を出力する。矩形出力画像は、矩形出力画像に含まれるサムネイル画像の枚数よりも多い枚数のサムネイル画像を配置してある矩形集合画像の一部である。即ち、矩形集合画像は、複数の帯状出力画像を幅方向に並置してある。受付手段は、出力された矩形出力画像に対する幅方向へのスクロール命令を受け付ける。受付手段がスクロール命令を受け付けた場合、受け付けたスクロール命令に従い、幅方向スクロール手段は、出力すべき矩形出力画像をスクロール移動する。
本発明にあっては、画像記憶手段が複数の画像及び複数の画像を識別する識別情報を関連付けて記憶する。識別情報としては、例えば画像の画質が用いられる。また、分類手段は、画像記憶手段に記憶してある識別情報に応じて複数の画像を分類する。この場合、各画像は例えば高画質/低画質のような複数の種類に分類される。
更に、帯状画像作成手段は、帯状画像毎に、分類手段が分類した異なる分類に含まれる識別情報に関連付けられた画像を縮小したサムネイル画像を配置して帯状画像を作成する。この場合、一の同一種類の画像を縮小したサムネイル画像は一の帯状画像に配置され、更には一の帯状画像の一部である帯状出力画像に配置され、他の同一種類の画像を縮小したサムネイル画像は他の帯状画像に配置され、更には他の帯状画像の一部である帯状出力画像に配置される。このような帯状出力画像を含む矩形出力画像は、サムネイル画像が画像の種類毎に区分されて並置されている。
本発明にあっては、標題記憶手段が、異なる分類毎の標題を記憶し、読出手段が、出力すべき矩形出力画像に含まれる各帯状出力画像に配置されるサムネイル画像に対応する分類の標題を標題記憶手段から読み出す。標題としては、例えば高画質/低画質のような種類に対応する「SP」/「EP」が用いられる。また、標題出力手段は、読出手段が読み出した標題を、各帯状出力画像に対応して出力する。この場合、一の種類の画像を縮小したサムネイル画像は、一の種類であることを示す標題付きで帯状出力画像に配置され、他の種類の画像を縮小したサムネイル画像は、他の種類であることを示す標題付きで帯状出力画像に配置される。このような帯状出力画像を含む矩形出力画像は、サムネイル画像が画像の種類毎に標題付きで区分されて、並置される。
本発明にあっては、内蔵の表示部又は外部の表示装置へ矩形出力画像を出力する。また、画像記憶手段は複数の画像及び複数の画像を識別する識別情報を関連付けて記憶し、分類手段は画像記憶手段に記憶してある識別情報に応じて複数の画像を分類する。矩形出力画像は、複数の画像夫々を縮小したサムネイル画像を含み、矩形出力画像に含まれるサムネイル画像の枚数よりも多い枚数のサムネイル画像を含む矩形画像の一部である。
矩形画像形成手段は、分類手段が分類した同一の分類に含まれる画像を縮小したサムネイル画像を矩形画像の一辺方向に並置し、異なる分類に含まれる画像を縮小したサムネイル画像同士を一辺方向に直交する他辺方向に並置して矩形画像を形成する。このような矩形画像の一部である矩形出力画像は、サムネイル画像が画像の種類毎に区分されて並置される。
受付手段は、出力された矩形出力画像に対するスクロール命令を受け付け、受付手段がスクロール命令を受け付けた場合、受け付けたスクロール命令に従い、スクロール手段は、出力すべき矩形出力画像をスクロール移動する。
本発明にあっては、標題記憶手段が、異なる分類毎の標題を記憶し、読出手段が、出力すべき矩形出力画像に並置される異なる分類に含まれる画像を縮小したサムネイル画像夫々に対応する分類の標題を標題記憶手段から読み出す。また、標題出力手段は、読出手段が読み出した標題を、他辺方向に並置される異なる分類に含まれる画像を縮小したサムネイル画像に対応して出力する。この場合、矩形出力画像は、サムネイル画像が画像の種類毎に標題付きで区分されて並置される。
本発明にあっては、選択手段が、分類手段による分類の内、何れかの分類の選択を受け付け、選択手段が分類の選択を受け付けた場合、消去手段が、選択された分類に分類される識別情報に関連付けて記憶してある画像を画像記憶手段から消去する。
本発明の画像再生装置によれば、サムネイル画像を配置した複数の帯状出力画像を幅方向に並置した矩形出力画像を出力するため、出力先の表示画面は、複数の帯状出力画像を並置した矩形出力画像を表示することができる。また、帯状出力画像の選択と、選択された帯状出力画像に対する長手方向へのスクロール命令とを受け付けた場合、出力先の表示画面は、矩形出力画像に含まれる帯状出力画像を長手方向にスクロール表示することができる。
更に、本発明の画像再生装置によれば、矩形出力画像に対する幅方向へのスクロール命令を受け付けた場合、出力先の表示画面は、矩形出力画像を幅方向にスクロール表示することができる。
以上の結果、ユーザが従来の画像再生装置を用いる場合のように複数の矩形出力画像を切り替えながら所望の画像を縮小したサムネイル画像を検索する必要がなく、矩形出力画像又は矩形出力画像に含まれる帯状出力画像をスクロール表示させることによって、サムネイル画像同士を容易に比較し、所望の画像(例えばHDDに記録してある所望の動画像)を縮小したサムネイル画像を簡単に検索することができる。つまり、画像再生装置はユーザの利便性を向上させることができる。
本発明の画像再生装置によれば、帯状出力画像毎に異なる種類の画像を縮小したサムネイル画像を配置した複数の帯状出力画像を幅方向に並置した矩形出力画像を出力するため、出力先の表示画面は、複数の帯状出力画像の並置に伴ってサムネイル画像が画像の種類毎に区分されている矩形出力画像を表示することができる。また、帯状出力画像の選択と、選択された帯状出力画像に対する長手方向へのスクロール命令とを受け付けた場合、出力先の表示画面は、同一種類の画像を縮小したサムネイル画像を配置した帯状出力画像を長手方向にスクロール表示することができる。
更に、本発明の画像再生装置によれば、帯状出力画像毎に異なる種類の画像を縮小したサムネイル画像を配置した複数の帯状出力画像を、画像の種類の標題付きで幅方向に並置した矩形出力画像を出力するため、出力先の表示画面は、複数の帯状出力画像の並置に伴ってサムネイル画像が画像の種類毎に標題付きで区分されている矩形出力画像を表示することができる。
以上の結果、ユーザが従来の画像再生装置を用いる場合のようにサムネイル画像に係る画像の種類を調査又は判断して所望の種類の画像を縮小したサムネイル画像を検索する必要がなく、矩形出力画像を幅方向に又は矩形出力画像に含まれる帯状出力画像を長手方向にスクロール表示させることによって、同一種類又は異なる種類の画像を縮小したサムネイル画像同士を容易に比較し、所望の種類の画像を縮小したサムネイル画像を簡単に検索することができる。また、帯状出力画像に標題が付加されている場合は、ユーザがサムネイル画像同士を更に容易に比較し、所望の種類の画像を縮小したサムネイル画像を更に簡単に検索することができる。つまり、画像再生装置はユーザの利便性を向上させることができる。
本発明の画像再生装置によれば、同一の分類に含まれる画像を縮小したサムネイル画像を一辺方向に並置し、異なる分類に含まれる画像を縮小したサムネイル画像同士を他辺方向に並置した矩形出力画像を出力するため、出力先の表示画面は、サムネイル画像が画像の種類毎に区分されている矩形出力画像を表示することができる。また、矩形出力画像に対するスクロール命令を受け付けた場合、出力先の表示画面は、矩形出力画像をスクロール表示することができる。
更に、本発明の画像再生装置によれば、同一の分類に含まれる画像を縮小したサムネイル画像を一辺方向に並置し、異なる分類に含まれる画像を縮小したサムネイル画像同士を他辺方向に、分類の標題付きで並置した矩形出力画像を出力するため、出力先の表示画面は、サムネイル画像が画像の種類毎に標題付きで区分されている矩形出力画像を表示することができる。
以上の結果、ユーザが従来の画像再生装置を用いる場合のように複数の矩形出力画像を切り替えながら所望の画像を縮小したサムネイル画像を検索する必要がなく、また、ユーザが従来の画像再生装置を用いる場合のようにサムネイル画像に係る画像の種類を調査又は判断して所望の種類の画像を縮小したサムネイル画像を検索する必要がなく、矩形出力画像をスクロール表示させることによって、同一種類又は異なる種類の画像を縮小したサムネイル画像同士を容易に比較し、所望の種類の画像を縮小したサムネイル画像を簡単に検索することができる。
更に、帯状出力画像に標題が付加されている場合は、ユーザがサムネイル画像同士を更に容易に比較し、所望の種類の画像を縮小したサムネイル画像を更に簡単に検索することができる。つまり、画像再生装置はユーザの利便性を向上させることができる。
本発明の画像再生装置によれば、分類の選択を受け付け、選択された分類に分類される識別情報に関連付けて記憶してある画像、つまり選択された同一種類の画像を画像記憶手段から消去するため、ユーザが所望する種類の画像を一括して消去することができる。
以上のような画像再生装置は、HDD内蔵型のデジタルビデオレコーダ、DVDに記録した画像を外部の表示装置で再生するDVDプレーヤ、内蔵の表示部で静止画像/動画像を再生するデジタルカメラ等として構成することができる等、本発明は優れた効果を奏する。
以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
実施の形態 1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る画像再生装置である記録再生装置1の構成を示すブロック図である。記録再生装置1は、動画像と音声とを含む映像、静止画像等を記憶するHDD17を備えるHDD内蔵型デジタルビデオレコーダである。また、図2は、HDD17に記憶されるデータの一例を示す模式図である。
CPU10は記録再生装置1の制御中枢であり、記録再生装置1が備えるROM11、RAM12、年月日及び時刻を計時する図示しない時計部等の夫々に、バス又は信号線を介して接続されている。CPU10はROM11に記憶された制御プログラム及びデータに従って各部を制御し、RAM12を作業領域として用いて各種処理を実行する。この場合、CPU10は各部を作動させる作動指示及びデータを各部へ送出し、各部は受け付けた作動指示及びデータに従って作動する。
入出力部16は、映像、静止画像等を、これらを再生する外部の表示装置2へ送出し、また、映像、静止画像等を撮像する外部の図示しない撮像装置から送出された映像、静止画像等を受け付けるためのインタフェースである。CPU10は、入出力部16が備える入出力端子に接続された着脱可能な通信ケーブルを介して表示装置2又は撮像装置と接続して有線で映像、静止画像等を送受する。
表示装置2は、記録再生装置1から送出される映像、静止画像等を受け付け、受け付けた映像を動画像と音声とに分離する。また、表示装置2は、分離した又は受け付けた音声を図示しないスピーカで再生し、分離した又は受け付けた動画像、静止画像を表示画面20に表示する。図3は、表示装置2の表示画面20の構成を示す正面図である。表示画面20は、横方向の画素数M、縦方向の画素数N(M,Nは自然数)の表示サイズを有する。ここで、縦方向は図3中矢符2a方向であり、横方向は図3中白抜矢符2b方向である。表示画面20の表示サイズを示すデータは、表示装置2から記録再生装置1へ入出力部16を介して送出されて、RAM12又はHDD17に記憶される。
CPU10は、記録再生装置1の作動状況、ユーザに対する操作指示、ユーザが選択すべき選択肢、選択肢を選択するためのカーソル等を、入出力部16を介して表示装置2へ出力して表示画面20に表示させる。ユーザは、表示画面20に表示された各種の情報を視認して操作部13を操作することによって、各種の操作命令及び/又は選択した選択肢を記録再生装置1に与える。なお、作動状況、操作指示、選択肢等は、記録再生装置1が備える図示しない表示部に表示させる構成でも良い。
操作部13は、記録再生装置1に一体に設けられている各種操作ボタン、及び記録再生装置1に別体に設けられ操作信号を無線で送信するリモートコントローラと記録再生装置1に一体に設けられ操作信号を受信する受信部とで構成されている。
操作部13には、表示装置2で映像を再生させたい場合にユーザが操作すべき再生キー、HDD17に記憶してある映像を消去したい場合に操作すべき消去キー等(各不図示)が設けられている。また、操作部13には、方向キー131、OKキー132、及びトグルキー133が設けられている。
操作部13は、キー131,132,…が操作された場合に、キー131,132,…毎に異なる操作信号をCPU10へ送出する。ROM11には、例えば操作部13からCPU10へ送出される各種操作信号と、CPU10に対する作動命令とが関連付けて記憶されている。また、CPU10は、RAM12に、例えば操作部13からCPU10へ送出される各種操作信号と、表示装置2へ出力した選択肢と、選択肢に対応する作動命令と、選択肢の位置とを関連付けて記憶させる。
CPU10は、操作信号を受け付けた場合に、操作部13が操作されたことを検出し、受け付けた操作信号に対応する作動命令及び/又は選択肢をROM11から読み出すことによって作動命令及び/又は選択肢を受け付ける。また、CPU10は、OKキー132が操作された場合に操作部13から送出されるOK信号を受け付けた場合に、例えば表示画面20におけるカーソルの位置を求め、求めたカーソルの位置に対応する作動命令及び/又は選択肢をRAM12から読み出すことによって作動命令及び/又は選択肢を受け付け、受け付けた選択肢に基づき、受け付けた作動命令に従って作動し、各部を制御する。
方向キー131は、表示装置2の表示画面20に表示されたカーソルを上方向、下方向、右方向、及び左方向夫々に移動させたい場合か、表示画面20に表示された画像を縦方向(上方向又は下方向)及び横方向(右方向又は左方向)夫々にスクロール表示させたい場合等に操作すべき上キー131u、下キー131d、右キー131r、及び左キー131lで構成されている。
トグルキー133が操作された場合、操作部13はトグル信号をCPU10へ送信する。本実施の形態におけるトグルキー133は、方向キー131の機能を切り替えるためのモード切り替えキーであり、CPU10は、スクロール表示に関するフラグ(以下、スクロールフラグという)をセット/リセットする。スクロールフラグがセットされている場合、方向キー131が操作されたとき、表示画面20に表示された画像がスクロール表示される。スクロールフラグがリセットされている場合、方向キー131が操作されたとき、表示画面20に表示されたカーソルが移動する。スクロールフラグがセットされているか否かは、例えば図示しないLEDの点灯/消灯によってユーザに対して報知される。
表示画面20を視認したユーザは、トグルキー133を操作してスクロールフラグをセット又はリセットし、方向キー131を操作して画像をスクロール表示又はカーソルを移動させ、所望のサムネイル画像、作動命令、標題等の選択肢にカーソルを合わせてOKキー132を操作することによって、所望の選択肢に決定する。また、ユーザが、サムネイル画像にカーソルを合わせて再生キーを操作した場合は選択されたサムネイル画像に係る映像が表示装備2にて再生され、消去キーを操作した場合は選択されたサムネイル画像に係る映像がHDD17から消去される。
チューナ部14は、例えばUHFテレビジョン放送信号及びVHFテレビジョン放送信号の受信用チューナであり、操作部13を用いてユーザが選択した放送チャンネルに応じた放送信号である映像を受け付ける。画像処理部15は、画像処理部15に入力された映像を動画像と音声とに分離するデコーダ、分離した動画像、又は入力された動画像を用いて、動画像を縮小したサムネイル画像を作成するサムネイル画像生成部(各不図示)を備え、図示しないバッファメモリを作業領域として用いて各種の画像処理を行なう。
以下では、サムネイル画像の元画像として動画像を例示し、サムネイル画像として、動画像に含まれる1フレームの画像を縮小した静止画像を例示する。
HDD17は、動画像と、動画像を縮小したサムネイル画像とを関連付けて記憶するために、動画像を記憶する記憶領域である動画記憶部171、サムネイル画像を記憶する記憶領域であるサムネイル記憶部172、及び、動画記憶部171に記憶してある動画像のアドレスとサムネイル記憶部172に記憶してあるサムネイル画像のアドレスとを関連付けて記憶する記憶領域である関係記憶部173を有する。関係記憶部173には、動画像のアドレス及びサムネイル画像のアドレスに関連付けて、動画像を識別する識別情報が記憶される。識別情報は、例えば動画像の記録開始日時、動画像に係るテレビジョン放送の番組名、放送チャンネル、動画像の画質、動画像の消去の可否(ユーザによって消去が許可されているか禁止されているか)等である。
CPU10は、ユーザによって与えられた作動命令に従って、チューナ部14又は入出力部16を介して動画像を取得した場合、取得した動画像を動画記憶部171に記憶させる。また、動画記憶部171に記憶された動画像を読み出し、読み出した動画像を画像処理部15に入力して、サムネイル画像を作成させ、作成されたサムネイル画像をサムネイル記憶部172に記憶させる。この場合、操作部13を用いたユーザが動画像に含まれる所望の画像を指定し、指定された画像を用いて画像処理部15がサムネイル画像を作成しても良く、CPU10が適宜の画像を選択し、選択された画像を用いて画像処理部15がサムネイル画像を作成しても良い。なお、動画像のサムネイル画像を作成せず、外部から取得する構成でも良い。
また、CPU10は、動画記憶部171に記憶された動画像のアドレス及びサムネイル記憶部172に記憶されたサムネイル画像のアドレス、並びに動画像の識別情報を関連付けて関係記憶部173に記憶させる。これによって、動画像、サムネイル画像、及び識別情報が関連付けられてHDD17に記憶される。
ここで、動画像の識別情報の内、例えば動画像の記録開始日時、画質等の識別情報は、HDD17に動画像を記憶させる際にCPU10によって生成されるか、入出力部16を介して撮像装置から取得される。また、動画像に係る番組名、動画像を分類すべきジャンル、放送チャンネル等は、チューナ部14を介して動画像と共に取得される。更に、例えば動画像に係る番組名、動画像を分類すべきジャンル、動画像の消去の可否等は、ユーザによって与えられる。
更にHDD17は、種類記憶部174を有する。種類記憶部174には、動画像の種類と、種類の標題と、各種類に分類された識別情報とが関連付けて記憶される。例えば、「報道特番」「野球中継」「相撲実況」のような番組名は、「ニュース番組」、「スポーツ番組」のような種類(この場合はジャンル)に分類され、種類「スポーツ番組」と種類の標題「スポーツ」と番組名「野球中継」「相撲実況」とが関連付けられて種類記憶部174に記憶される。このため、例えば日曜日に記録された動画像は、種類「日曜」及び標題「SUN」に関連付けられ、最高の画質でスポーツ番組を記録した動画像は、種類「最高画質」,「スポーツ番組」及び標題「FINE」,「スポーツ」に関連付けられる。
なお、種類として、記録開始日時が対応する期間「今週」,「先週」,…,「1ヶ月以上前」等を用いても良い。また、記録再生装置1の工場出荷時には、動画記憶部171、サムネイル記憶部172、及び関係記憶部173には動画像、サムネイル画像、識別情報等は記憶されていないが、種類記憶部174には、予め種類、標題、及び識別情報を記憶してあっても良い。
関係記憶部173に記憶させた識別情報が、新規の識別情報である場合、即ち関係記憶部173に記憶させた識別情報と同一の識別情報が種類記憶部174に記憶されていない場合、CPU10は、関係記憶部173に記憶させた識別情報を分類すべき種類及び種類の標題とを操作部13を介して受け付ける。この場合、ユーザは種類記憶部174に記憶させる種類及び標題を、操作部13を介して記録再生装置1に与える。なお、識別情報を分類すべき種類を、例えばチューナ部14を介して動画像と共に取得しても良い。
種類及び標題を受け付けない場合、即ちユーザが種類及び標題を記録再生装置1に与えない場合、CPU10は所定のルールに従って所定の種類及び標題を選択する。これらのルール並びに種類及び標題は、例えば、番組名である識別情報に「野球」という単語が含まれる場合は、この識別情報を種類「スポーツ番組」に分類し、標題として「スポーツ」を用いる、新規の識別情報は全て種類「その他」に分類し、標題は空白にする等である。このようなルールはデフォルトとしてROM11に記憶してあるか、又はユーザから与えられてRAM12に記憶してある。
CPU10は、受け付けた種類又は選択した種類、及び種類の標題と、識別情報とを関連付けて、種類記憶部174に記憶させる。
作成画像記憶部18及び出力画像記憶部19はVRAMであり、作成画像記憶部18は、サムネイル画像を配置した帯状画像、及び種類の標題を示す標題画像を記憶し、出力画像記憶部19は、帯状画像の一部である帯状出力画像を複数並置してある矩形集合画像、及び標題画像を複数並置してある標題集合画像を記憶する。
図3に示す表示画面20に対し、本実施の形態の記録再生装置1は、縦長の帯状出力画像を4本、横に並置して表示させる。記録再生装置1は、M×Nの表示画面20を、上側の画素数M×n1の範囲と下側の画素数M×n2の範囲(n1,n2はn1<n2<N=n1+n2の自然数)とに分けて用いる。また、本実施の形態のサムネイル画像のサイズは、横方向の画素数が画素数M/4以下の画素数であり、縦方向の画素数が画素数n2/4以下の画素数である。
表示画面20の画素数M×n2の範囲には、(M/4)×n2の帯状出力画像が、横方向に最低2本分、最大4本分並置されたM×n2の矩形出力画像が表示される。帯状出力画像には、同一種類に分類される動画像に係るサムネイル画像(以下、同一種類のサムネイル画像という)の内の最大4枚分のサムネイル画像が縦方向に並置される。また、表示画面20の画素数M×n1の範囲には、M×n1の標題出力画像が表示される。標題出力画像には、種類の標題を示す(M/4)×n1の標題画像が帯状出力画像に対応して並置される。
記録再生装置1から表示装置2へはM×Nの画像が出力され、この画像には、上側のM×n1の範囲に複数の標題画像が横に並置された標題出力画像が含まれ、下側のM×n2の範囲に複数の帯状出力画像が横に並置された矩形出力画像が含まれる。
表示画面20にて、帯状出力画像の夫々は、ユーザによる上キー131u又は下キー131dの操作に応じて個々に縦方向にスクロール表示される。また、表示画面20にて、画像全体、即ち標題出力画像と矩形出力画像とはユーザによる右キー131r又は左キー131lの操作に応じて横方向にスクロール表示される。標題画像は、対応する帯状出力画像が縦方向にスクロール表示される場合はスクロール表示されることはない。
なお、同一種類のサムネイル画像が3枚以下である場合、1本の帯状出力画像には3枚分以下のサムネイル画像が配置され、また、3枚分以下のサムネイル画像が配置された帯状出力画像は、縦方向にスクロール表示されない。更に、表示すべき異なる種類が2個以上4個以下である場合、矩形出力画像には2本以上4本以下の帯状出力画像が並置され、このような矩形出力画像は横方向にスクロール表示されない。更に、表示すべき種類が1個である場合、矩形出力画像には帯状出力画像が含まれず、表示すべき種類の動画像に係るサムネイル画像がマトリクス状に配置された矩形出力画像が表示される。この矩形出力画像は、縦/横方向にスクロール表示されても良い。
更にまた、M×Nの表示画面20を左右に分けて用い、右側の範囲には、最大4枚分のサムネイル画像を横方向に並置した帯状出力画像が縦方向に最大4本分並置された矩形出力画像が表示され、左側の範囲には、標題画像が帯状出力画像に対応して並置された標題出力画像が表示されても良い。また、標題画像、更には標題出力画像は省略しても良い。
以下では、同一種類のサムネイル画像が5枚以上であり、表示すべき異なる種類が5個以上である場合を主に説明する。
図4及び図5(a)は、作成画像記憶部18及び出力画像記憶部19の夫々に記憶される画像の一例を示す模式図である。
図4は作成画像記憶部18に記憶される標題画像41,42,…と帯状画像31,32,…とを示している。帯状画像31,32,…の内、ハッチングで覆われていない部分は、帯状画像31,32,…夫々の一部である帯状出力画像31a,32a,…を示している。また、図5(a)は出力画像記憶部19に記憶される標題集合画像500と、矩形集合画像50とを示している。標題集合画像500は標題画像41,42,…を横方向に並置してあり、矩形集合画像50は帯状出力画像31a,32a,…を横方向に並置してある。標題集合画像500の内、ハッチングで覆われていない部分は、標題集合画像500の一部である標題出力画像501を示し、矩形集合画像50の内、ハッチングで覆われていない部分は、矩形集合画像50の一部である矩形出力画像51を示している。
ただし、例えば出力画像記憶部19に帯状出力画像31a,32a,…のデータ夫々が横方向に並置されて記憶されている必要はなく、矩形出力画像51が表示画面20に表示された場合(後述する図5(b)参照)に帯状出力画像31a,32a,…同士が横方向に並置されるよう関連付けて各データが記録されていれば良い。
図4に示すように、帯状画像31,32,…夫々は、画素数M/4の幅と画素数L(L>n2の自然数)の長さとを有する。帯状画像31,32,…夫々は、同一種類に分類される5枚以上のサムネイル画像S,S,…を、サムネイル画像S,S,…同士の向きを一致させて、また、各サムネイル画像S,S,…の縦方向を帯状画像31,32,…の長手方向に一致させて、長手方向に並置してある。例えば帯状画像31には、最高画質(FINE)の動画像夫々を縮小したサムネイル画像S,S,…が並置され、帯状画像32には、高画質(SP)の動画像夫々を縮小したサムネイル画像S,S,…が並置され、…、更に帯状画像35には、動画像の画質の高低にかかわらず、ユーザによって消去禁止(LOCK)に設定された動画像夫々に係るサムネイル画像S,S,…が並置されている。
帯状画像31,32,…夫々は、帯状画像31,32,…夫々の一部である帯状出力画像31a,32a,…夫々に含まれるサムネイル画像の枚数よりも多い枚数のサムネイル画像を配置してある。本実施の形態では、帯状画像31,32,…夫々の長手方向は表示画面20の縦方向に対応し、幅方向は横方向に対応する。
なお、帯状画像31,32,…夫々の長手方向の長さは異なっていても良い。また、各帯状画像31,32,…におけるサムネイル画像S,S,…の並置順は、例えば記録開始日時の若い順、番組名の五十音順等であり、ROM11に記憶されたデフォルトの並置順でも、操作部13を介してユーザによって指定されRAM12に記憶された並置順でも良い。更に、帯状画像31,32,…の横方向への並置順も、ROM11に記憶されたデフォルトの並置順でも、操作部13を介してユーザによって指定されRAM12に記憶された並置順でも良い。更にまた、サムネイル画像S,S,…の並置順、及び/又は帯状画像31,32,…の横方向への並置順を、矩形出力画像51の表示装置2への出力後に、操作部13を介したユーザの命令に応じて変更可能に構成しても良い。
標題画像41,42,…夫々は、画素数M/4の幅と画素数n1の長さとを有する。標題画像41,42,…夫々は、帯状画像31,32,…夫々に配置された複数のサムネイル画像S,S,…に係る動画像が分類される種類の標題を示す。
表示装置2へ標題出力画像501及び矩形出力画像51を送出するために、CPU10は、まず、図4に示すように、帯状画像31,32,…の内、縦方向で画素数n2に応じた帯状出力画像31a,32a,…を特定する。この場合、CPU10は、例えば帯状画像31の内、帯状出力画像31aとして読み出すべき範囲を特定する。
次にCPU10は、帯状出力画像31a,32a,…をこの順に作成画像記憶部18から読み出して、帯状出力画像31a,32a,…同士が横方向に並置されるよう帯状出力画像31a,32a,…のデータを関連付けて出力画像記憶部19に記憶させることによって矩形集合画像50を作成する。矩形集合画像50は、縦方向の画素数が各帯状出力画像31a,32a,…の画素数と同じn2であり、横方向の画素数が画素数B(BはB>Mの自然数であり、画素数(M/4)の帯状出力画像31a,32a,…の本数倍の値)である。
更に、CPU10は、作成画像記憶部18から標題画像41,42,…をこの順に読み出して、標題画像41,42,…のデータ同士、及び標題画像41,42,…夫々のデータと帯状出力画像31a,32a,…夫々のデータとを関連付けて出力画像記憶部19に記憶させることによって標題集合画像500を作成する。標題集合画像500は、標題画像41,42,…同士が横方向に並置され、かつ、標題画像41,42,…が上側に、帯状出力画像31a,32a,…が下側になるよう標題画像41及び帯状出力画像31aと、標題画像42及び帯状出力画像32aと、…が縦方向に並置されるよう作成される。標題集合画像500は、縦方向の画素数が各標題画像41,42,…の画素数と同じn1であり、横方向の画素数が画素数Bである。
更にまた、CPU10は、矩形集合画像50の内、横方向で画素数Mに応じた矩形出力画像51を特定する。図5(a)では帯状出力画像31a,32a,…,34aの全範囲が矩形出力画像51として特定された場合を例示している。更に、CPU10は、矩形出力画像51に含まれる帯状出力画像31a,32a,…,34aに応じて、標題集合画像500の内、横方向で画素数Mに応じた標題出力画像501を特定する。図5(a)では標題画像41,42,…,44の全範囲が標題出力画像501として特定されている。以上のようにして特定された標題出力画像501及び矩形出力画像51は、画素数M×Nの画像となる。
最後に、CPU10は、特定した標題出力画像501及び矩形出力画像51を、入出力部16を介して表示装置2へ出力する。
図5(b)及び図6は、表示装置2の表示画面20に表示される画像の一例を夫々示す模式図である。図5(b)は、表示画面20に表示される標題出力画像501及び矩形出力画像51を示しており、このような矩形出力画像51は、標題出力画像501及び矩形出力画像51が記録再生装置1から表示装置2へ出力された場合に、表示装置2によって表示画面20に表示される。表示画面20に表示される矩形出力画像51には、サムネイル画像S,S,…又は帯状出力画像31a,32a,…,34aを選択するためのカーソルCも含まれている。CPU10は、カーソルCの画像データを、標題出力画像501及び矩形出力画像51と同時的に、入出力部16を介して表示装置2へ出力する。
本実施の形態においては、カーソルCの位置はサムネイル画像Sの外枠が反転表示(白枠表示)されることによって示されており、図5(b)の場合、帯状出力画像33aに含まれる上から2枚目のサムネイル画像Sに位置している。スクロールフラグがリセットされている場合、上キー131u、下キー131d、右キー131r、又は左キー131lが操作されたとき、カーソルCは帯状出力画像33aに含まれる上から1枚目のサムネイル画像S、上から3枚目のサムネイル画像S、帯状出力画像32aに含まれる上から2枚目のサムネイル画像S、又は帯状出力画像34aに含まれる上から2枚目のサムネイル画像Sへ移動する。
カーソルCが所望の動画像に係るサムネイル画像Sに位置した場合、ユーザは例えば再生キー又は消去キーを操作する。このとき、選択されたサムネイル画像Sに係る動画像が表示装置2へ出力されて再生されるか、又は選択されたサムネイル画像Sに係る動画像が消去される。
また、スクロールフラグがセットされている場合、上キー131u若しくは下キー131d、又は右キー131r若しくは左キー131lが操作されたとき、図5(b)に示す帯状出力画像33aは図6(a)に示すように上方向若しくは下方向にスクロール表示され、又は図5(b)に示す標題出力画像501及び矩形出力画像51が図6(b)に示すように右方向又は左方向にスクロール表示される。
帯状出力画像33aが縦スクロール表示される場合、表示画面20には、帯状画像33において、帯状出力画像33aが縦方向にスクロール移動した帯状出力画像33bが表示され、帯状出力画像31a,32a,33b,34aを含む矩形出力画像52が表示される(図6(a))。このとき、標題集合画像501は変化しない。帯状出力画像33bには、3枚のサムネイル画像S,S,S夫々の全部と、これらとは異なる2枚のサムネイル画像S,Sの各一部とが含まれ、2枚のサムネイル画像S,Sの各一部のサイズの和は1枚分のサムネイル画像のサイズに等しい。
また、標題出力画像501及び矩形出力画像51が横スクロール表示される場合、表示画面20には、標題集合画像500及び矩形集合画像50において、標題出力画像501及び矩形出力画像51が横方向にスクロール移動した標題出力画像503及び矩形出力画像53が表示される(図6(b))。矩形出力画像53には、3本の帯状出力画像32a,33a,34a夫々の全部と、2本の帯状出力画像31a,35aの各一部とが含まれ、2本の帯状出力画像31a,35aの各一部のサイズの和は1本分の帯状出力画像のサイズに等しい。同様に、標題出力画像503には、3枚の標題画像42,43,44夫々の全部と、2枚の標題画像41,45の各一部とが含まれ、2枚の標題画像41,45の各一部のサイズの和は1枚分の標題画像のサイズに等しい。
以上のように、本実施の形態においては1本の帯状出力画像が縦スクロール表示されるか、又は表示画面20に表示された標題出力画像及び矩形出力画像が全体的に横スクロール表示される場合を例示しているが、これらに限るものではない。例えば、2本以上の帯状出力画像が同時的に縦スクロール表示される構成でも良い。また、1本の帯状出力画像及び1枚の標題画像が横スクロール表示される構成でも良い。図7は、表示装置2の表示画面20に表示される画像の他の一例を示す模式図である。例えば、図示しないSHIFTキーが操作されると同時に右キー131r又は左キー131lが操作されたとき、図5(b)に示す標題画像43及び帯状出力画像33aが図7に示すように右方向又は左方向にスクロール表示される。
さて、例えば電源がオン状態にされた場合、記録再生装置1は、記録再生装置1に対する各種操作命令のリスト及び操作命令を選択するためのカーソルを表示装置2へ出力し、表示装置2は、入力されたリスト及びカーソルを表示画面20に表示させる。記録再生装置1を用いるユーザは、所望の動画像を表示装置2の表示画面20に表示させたい場合、所望の動画像をHDD17から消去したい場合等に、操作部13の方向キー131を操作してカーソルを移動させ、各種操作命令のリストの中から、動画記憶部171に記録されている動画像に係るサムネイル画像のリストを表示画面20に表示させるための表示準備命令を選択してOKキー132を操作する。このようにして、ユーザは表示準備命令を記録再生装置1に与える。
図8及び図9はCPU10が実行する帯状画像出力処理の手順を示すフローチャートである。帯状画像出力処理は、記録再生装置1に表示準備命令が与えられた場合にメインのルーチンから呼び出されて実行されるサブルーチンである。
表示準備命令を受け付けたCPU10は、まず、HDD17の種類記憶部174から種類の標題を読み出して(S11)、入出力部16を介し、標題のリスト及びカーソル、表示実行命令を表示装置2へ出力する(S12)。この場合、表示装置2は、入力された標題のリスト、表示実行命令及びカーソルを表示画面20に表示させる。なお、S11の時点で、その種類に分類すべき動画像が動画記憶部171に記憶されていない種類は表示装置2へ出力しないことが好ましい。
この後、CPU10は、変数Iに“0”をセットする(S13)。CPU10は、変数Iを、選択された標題の個数、即ち選択された種類の個数を計数するために用いる。
ユーザは表示画面20に表示された標題のリストを視認して、所望の標題を検索し、方向キー131を操作してカーソルを移動させ、所望の種類の標題を示す選択肢にカーソルを合わせてOKキー132を操作し、最後に、表示実行命令を示す選択肢にカーソルを合わせてOKキー132を操作する。このようにして、ユーザは記録再生装置1に種類の選択と表示実行命令とを与える。なお、個々の標題を選択する構成ではなく、複数の標題の組(曜日、番組のジャンル等)を選択する構成でも良い。
CPU10は、操作部13を介して標題の選択を受け付けたか否かを判定し(S14)、受け付けた場合(S14でYES)、変数Iをインクリメントする(S15)。S15の処理完了後、又は操作部13を介して標題の選択を受け付けていない場合(S14でNO)、CPU10は、操作部13を介して表示実行命令を受け付けたか否かを判定し(S16)、受け付けていない場合(S16でNO)、処理をS14へ戻す。
以上の場合、CPU10は、OKキー132が操作された場合に操作部13から送出されるOK信号を受け付けたか否かを判定し、受け付けていない場合はS14及びS16でNOであると判定する。OK信号を受け付けたとき、CPU10は表示画面20上のカーソルの位置を求め、求めた位置が標題の表示位置か表示実行命令の表示位置かを判定し、カーソルの位置が標題の表示位置である場合はS14でYESであると判定して標題の選択を受け付け、カーソルの位置が表示実行命令の表示位置である場合はS16でYESであると判定して表示実行命令を受け付ける。
操作部13を介して表示実行命令を受け付けた場合(S16でYES)、CPU10は変数Iが1以下であるか否かを判定し(S17)、I≦1である場合(S17でYES)、帯状画像出力処理を終了して、処理をメインルーチンへ戻す。ここで、I=0である場合、標題が選択されていないため、CPU10はエラーであると判定して、例えば再び帯状画像出力処理をS11から実行開始する。
また、I=1である場合、標題が1個しか選択されていないため、CPU10は帯状画像を作成する必要がないと判定し、図示しない他の画像出力処理を実行開始する。この画像出力処理を実行したCPU10は、選択された標題、即ち選択された種類の動画像に係るサムネイル画像をマトリクス状に配置した矩形出力画像を作成して表示装置2へ出力する。なお、この矩形出力画像は頁単位で表示を切り替える構成でもスクロール表示可能な構成でも良い。
I>1である場合(S17でNO)、CPU10は、変数iに“0”をセットする(S18)。CPU10は、変数iを、S19〜S35の処理をI回だけ繰り返すために用いる。
次に、CPU10は、S14の処理が複数繰り返されて選択された複数の標題夫々に係る種類の内、その種類に関してS20〜S35の処理をまだ実行しておらず帯状画像及び標題画像を作成していない種類を1個だけ選択し(S19)、選択された種類の動画像に係るサムネイル画像S,S,…を全て読み出して(S20)、読み出したサムネイル画像S,S,…を縦方向に配置した1本の帯状画像を作成し(S21)、作成した帯状画像を作成画像記憶部18に記憶させる。
S21の処理後、CPU10はS19で選択された種類の標題を種類記憶部174から読み出し(S31)、読み出した標題を示す標題画像を作成し(S32)、作成した標題画像を作成画像記憶部18に記憶させる。S32の処理後、CPU10は、S21で作成した帯状画像の内の帯状出力画像となる範囲を特定する(S33)。S33の処理後、CPU10は変数iをインクリメントして(S34)、変数iが変数I以上であるか否かを判定する(S35)。i<Iである場合(S35でNO)、その種類に関して帯状画像及び標題画像を作成していない種類がまだあると判定し、CPU10は、処理をS19へ戻し、他の種類を選択する。
具体的には、S14にてユーザが標題「FINE」、「SP」、「LP」、「EP」及び「LOCK」を選択した場合、I=5でありS17にてNOとなり、CPU10は、種類記憶部174を参照して、S19にて、S14で選択された複数の標題夫々に係る種類「最高画質」、「高画質」、「中画質」、「低画質」及び「消去禁止」の内、例えば種類「最高画質」を選択する。種類「最高画質」を選択したCPU10は、S20にて、種類記憶部174を参照し、種類「最高画質」に関連付けて記憶されている識別情報「FINE」を得る。
更にCPU10は、得られた識別情報「FINE」に関連付けて記憶されているサムネイル画像のアドレスを、関係記憶部173を参照して得る。更にまたCPU10は、得られたアドレスに基づいて、サムネイル記憶部172に記憶されているサムネイル画像S,S,…を読み出す。
なお、選択された複数種類夫々に係る識別情報に関連付けられた動画像が存在する場合、例えば種類「高画質」及び「消去禁止」の両方に関連付けられた高画質であり消去禁止に設定されている動画像が存在する場合、CPU10は、種類の優先順位を判定して、動画像を、優先順位が高い種類に分類する。本実施の形態では、高画質であり消去禁止に設定されている動画像は、種類「消去禁止」に分類される。種類の優先順位は、予めROM11に記憶してあっても良く、ユーザに何れの種類を優先するかを選択させても良い。また、種類「高画質」及び「消去禁止」の両方に関連付けられた動画像に係るサムネイル画像を、種類「高画質」の帯状画像及び種類「消去禁止」の帯状画像の両方に配置しても良い。
CPU10は、S21にて、作成画像記憶部18を作業領域とし、S20で読み出した複数のサムネイル画像S,S,…を縦方向に配置した図4に示す(M/4)×Lの帯状画像31を1本作成する。帯状画像は、例えば帯状画像の書式がROM11に記憶してあり、CPU10は、ROM11から帯状画像の書式を読み出して、読み出した書式に、読み出した複数のサムネイル画像S,S,…の向きを合わせて付加することによって帯状画像を作成する。なお、CPU10が帯状画像を作成する構成ではなく、読み出した複数のサムネイル画像S,S,…を画像処理部15の図示しない帯状画像作成部に入力して、帯状画像作成部に帯状画像を作成させる構成でも良い。
更にCPU10は、S31にて、種類「最高画質」に関連付けて記憶されている標題「FINE」を読み出し、S32にて、作成画像記憶部18を作業領域とし、S31で読み出した標題「FINE」を用いて図4に示す(M/4)×n1の標題画像41を1枚作成する。
更にまたCPU10は、S33にて、帯状画像31の内の帯状出力画像となる(M/4)×n2の範囲を特定する。ここで特定された範囲が図4に示す(M/4)×n2の帯状出力画像31aである。
S34にて変数i=1となり、S35にてi<I=5であるため、CPU10は、再びS19にて、種類「最高画質」を除く種類「高画質」、「中画質」、「低画質」及び「消去禁止」の内、例えば種類「高画質」を選択し、同様にして帯状画像32、標題画像42を作成し、帯状出力画像32aを特定する。以下、種類「中画質」、「低画質」及び「消去禁止」を順に選択し、同様にして帯状画像33,34,35、標題画像43,44,45を作成し、帯状出力画像33a,34a,35aを特定する。この後、S34にて変数i=5となり、S35にてi≧I=5であるため、CPU10は、処理をS36へ移す。この場合、作成画像記憶部18には、帯状出力画像31a,32a,…が特定された帯状画像31,32,…と標題画像41,42,…が記憶されている。
CPU10は、i≧Iである場合(S35でYES)、作成画像記憶部18に記憶された全ての標題画像と全ての帯状出力画像とを読み出し(S36)、読み出した標題画像を用いて標題集合画像を、また読み出した帯状出力画像を用いて矩形集合画像を作成し(S37)、作成した標題集合画像及び矩形集合画像を出力画像記憶部19に記憶させる。更に、CPU10は、出力画像記憶部19に記憶させた標題集合画像の内の標題出力画像となる範囲を特定し、また、出力画像記憶部19に記憶させた矩形集合画像の内の矩形出力画像となる範囲を特定する(S38)。
更にまた、CPU10は、特定した標題出力画像及び矩形出力画像を出力画像記憶部19から読み出して(S39)、入出力部16を介し、読み出した標題出力画像及び矩形出力画像を表示装置2へ出力する(S40)。更に、図示はしないが、CPU10は、入出力部16を介し、カーソルを表示装置2へ出力する。この後、CPU10は、帯状画像出力処理を終了して、処理をメインのルーチンへ戻す。
具体的には、S36にて、CPU10は図4に示すような作成画像記憶部18に記憶された全ての標題画像41,42,…及び帯状出力画像31a,32a,…を読み出す。次に、CPU10は、S37にて、図5(a)に示すようなB×n1の標題集合画像500及びB×n2の矩形集合画像50を作成する。この場合、CPU10は、読み出した標題画像41,42,…を、互いが横方向に並置されるよう関連付けて、また、読み出した帯状出力画像31a,32a,…を、互いが横方向に並置されるよう関連付けて、更に、標題画像41と帯状出力画像31aと、標題画像42と帯状出力画像32aと、…が縦方向に並置されるよう関連付けて、出力画像記憶部19に記憶させることによって標題集合画像500及びB×n2の矩形集合画像50を作成する。
更に、CPU10は、S38にて、出力画像記憶部19に記憶させた標題集合画像500及び矩形集合画像50の内、標題集合画像500の標題出力画像となるM×n1の範囲、及び矩形集合画像50の矩形出力画像となるM×n2の範囲を夫々特定する。ここで特定された範囲が図5(a)に示すM×n1の標題出力画像501及びM×n2の矩形出力画像51である。更にまた、CPU10は、S39にて、S38で特定した標題出力画像501及び矩形出力画像51を読み出し、S40にて、S39で読み出した標題出力画像501及び矩形出力画像51とカーソルとを表示装置2へ出力する。標題出力画像501及び矩形出力画像51とカーソルとを入力された表示装置2の表示画面20には、図5(b)に示す標題出力画像501及び矩形出力画像51とカーソルCとが表示される。
ユーザは、表示画面20に表示された標題出力画像501と矩形出力画像51と、即ち種類「最高画質」、「高画質」、「中画質」、及び「低画質」の標題「FINE」、「SP」、「LP」、及び「EP」が示された標題画像41,42,43,44を含む標題出力画像501と種類「最高画質」、「高画質」、「中画質」、「低画質」及び「消去禁止」の動画像に係るサムネイル画像S,S,…が配置された帯状出力画像31a,32a,33a,34aを含む矩形出力画像51とを視認して、表示されているサムネイル画像S,S,…の中から所望の動画像に係るサムネイル画像Sを検索する。
この場合、表示画面20に表示されている種類に関し、表示画面20に表示されていないサムネイル画像S,S,…を表示画面20に表示させたいとき、ユーザは標題画像41,42,…,44が示す標題を視認して所望の種類のサムネイル画像S,S,…が配置されている帯状出力画像31a,32a,…,34aを検索し、検索した例えば帯状出力画像33aを選択するために、操作部13の方向キー131を操作してカーソルを帯状出力画像33aに配置されたサムネイル画像S,S,…の何れかに合わせてから、トグルキー133を操作してスクロールフラグをセットさせ、更に、上キー131u又は下キー131dを操作する。以上のようにしてユーザは記録再生装置1に帯状画像範囲の選択と縦スクロール命令とを与える。
ユーザは、所望のサムネイル画像S,S,…が表示画面20に表示されるまで上キー131u又は下キー131dの操作を継続する。この場合、表示画面20には、選択された帯状出力画像33aに係る帯状出力画像が継続的に縦スクロール表示される。
また、表示画面20に表示されていない種類の動画像に係るサムネイル画像S,S,…を表示画面20に表示させたいとき、ユーザはトグルキー133を操作してスクロールフラグをセットさせ、更に、右キー131r又は左キー131lを操作する。以上のようにしてユーザは記録再生装置1に横スクロール命令を与える。
ユーザは、所望の種類の標題を示す標題画像が表示画面20に表示されるまで右キー131r又は左キー131lの操作を継続する。この場合、表示画面20には、標題出力画像501及び矩形出力画像51に係る標題出力画像及び矩形出力画像が継続的に横スクロール表示される。
図10はCPU10が実行するスクロール移動処理の手順を示すフローチャートである。スクロール移動処理は、図8〜図9に示した帯状画像出力処理の完了後にメインのルーチンから適宜に繰り返し呼び出されて実行されるサブルーチンである。
まず、CPU10は、スクロールフラグがセットされているか否かを判定し(S51)、スクロールフラグがリセットされている場合は(S51でNO)、スクロール移動処理を終了して処理をメインのルーチンへ戻す。スクロールフラグがセットされている場合(S51でYES)、CPU10は、S51の時点でカーソルが位置しているサムネイル画像Sが含まれる帯状出力画像の選択を受け付ける(S52)。例えば図5(b)では、帯状出力画像33aの選択が受け付けられる。
CPU10は、操作部13を介して縦スクロール命令を受け付けたか否かを判定(S53)、即ち上キー131u又は下キー131dが操作された場合に操作部13から送出される上方向信号又は下方向信号を受け付けたか否かを判定する。受け付けていない場合(S53でNO)、CPU10は、操作部13を介して横スクロール命令を受け付けたか否かを判定(S54)、即ち右キー131r又は左キー131lが操作された場合に操作部13から送出される右方向信号又は左方向信号を受け付けたか否かを判定する。ここで、S52で選択された帯状出力画像に係る帯状画像にサムネイル画像が4枚以下しか配置されていない場合、S53は必ずNOとなる。また、S17で2≦I≦4である場合、S54は必ずNOとなる。
CPU10は、縦スクロール命令を受け付けた場合(S53でYES)、作成画像記憶部18に記憶してあるS52で選択された帯状出力画像に係る帯状画像に対し、特定すべき範囲(帯状出力画像)を移動し(S55)、移動した帯状出力画像を作成画像記憶部18から読み出し(S56)、読み出した帯状出力画像を、出力画像記憶部19に記憶してあるS52で選択された帯状出力画像と交換することによって新たな矩形集合画像を作成し(S57)、出力画像記憶部19に記憶させる。更にCPU10は、出力画像記憶部19に記憶してある標題出力画像及び矩形出力画像を読み出し(S58)、入出力部16を介し、S58で読み出した標題出力画像及び矩形出力画像を表示装置2へ出力する(S59)。
更にまた、CPU10は、S53で受け付けた縦スクロール命令の受け付けが終了したか否かを判定(S60)、即ちS53で受け付けた上方向信号又は下方向信号のCPU10への入力が終了したか否かを判定し、終了していない場合(S60でNO)、つまり縦スクロール命令の入力が継続している場合は、処理をS53へ戻す。
具体的には、図5(b)の場合、CPU10は、S53で上キー131u又は下キー131dが操作された場合、S55にて、作成画像記憶部18に記憶してあるS52で選択された帯状出力画像33aに係る帯状画像33に対し、特定すべき範囲を帯状出力画像33aから帯状出力画像33bに移動し、S56にて、S55で移動した帯状出力画像33bを作成画像記憶部18から読み出し、S57にて、S56で読み出した帯状出力画像33bを、出力画像記憶部19に記憶してある帯状出力画像33aと交換することによって新たな矩形出力画像52を作成し、出力画像記憶部19に記憶させる。
更にCPU10は、S58にて、出力画像記憶部19に記憶してある標題出力画像501及び矩形出力画像52を読み出し、S59にて、入出力部16を介し、S58で読み出した標題出力画像501及び矩形出力画像52を表示装置2へ出力する。この場合、表示画面20には、図6(a)に示す標題出力画像501及び矩形出力画像52が表示される。上キー131u又は下キー131dが操作され続けている間、S53、S55〜S60の処理が繰り返され、このため、表示画面20には、選択された帯状出力画像33aに係る帯状出力画像が継続的に縦スクロール表示される。
CPU10は、横スクロール命令を受け付けた場合(S54でYES)、出力画像記憶部19に記憶してある標題集合画像及び矩形集合画像に対し、特定すべき範囲(標題出力画像及び矩形出力画像)を移動する(S61)ことによって新たな標題出力画像及び矩形出力画像を特定し、S58へ処理を移して、出力画像記憶部19に記憶してある標題集合画像及び矩形集合画像の内のS61で特定した標題出力画像及び矩形出力画像を読み出し、S59にて、入出力部16を介し、S58で読み出した標題出力画像及び矩形出力画像を表示装置2へ出力する。
更にまた、CPU10は、S60にて、S54で受け付けた横スクロール命令の受け付けが終了したか否かを判定、即ちS54で受け付けた右方向信号又は左方向信号のCPU10への入力が終了したか否かを判定し、終了していない場合、つまり横スクロール命令の入力が継続している場合は、処理をS53へ戻す。
具体的には、図5(b)の場合、CPU10は、S54で右キー131r又は左キー131lが操作された場合、S61にて、出力画像記憶部19に記憶してある標題集合画像500及び矩形集合画像50に対し、特定すべき範囲を標題出力画像501及び矩形出力画像51から標題出力画像503及び矩形出力画像53に移動して、S58にて、標題出力画像503及び矩形出力画像53を読み出し、S59にて、入出力部16を介し、S58で読み出した標題出力画像503及び矩形出力画像53を表示装置2へ出力する。
この場合、表示画面20には、図6(b)に示す標題出力画像503及び矩形出力画像53が表示される。右キー131r又は左キー131lが操作され続けている間、S53、S54、S61、及びS58〜S60の処理が繰り返され、このため、表示画面20には、標題出力画像501及び矩形出力画像51に係る標題出力画像及び矩形出力画像が継続的に横スクロール表示される。
CPU10は、縦/横スクロール命令の受け付けが終了した場合(S60でYES)、又は、操作部13を介して横スクロール命令を受け付けていない場合(S54でNO)、スクロールフラグがリセットされているか否かを判定し(S61)、スクロールフラグがセットされている場合は(S61でNO)、処理をS53へ戻して、縦/横スクロール命令を受け付けるまで待機し、スクロールフラグがリセットされている場合は(S61でYES)、スクロール移動処理を終了して、処理をメインのルーチンへ戻す。
所望の種類に分類される動画像を全て消去したいユーザは、以上のような帯状画像出力処理及びスクロール移動処理によって表示画面20に表示されたサムネイル画像S,S,…の内から所望の種類のサムネイル画像S,S,…を個々に選択し、サムネイル画像S,S,…の選択後、例えば操作部13の消去キーを操作する。しかしながら、この場合、消去したい動画像に係るサムネイル画像S,S,…をユーザがいちいち選択する必要がある。
そこでユーザは、所望の種類の動画像を全て消去したい場合、表示画面20に各種操作命令のリストを表示させ、更に、操作部13の方向キー131を操作してカーソルを移動させ、各種操作命令のリストの中から、動画記憶部171に記録されている動画像を消去させるための消去準備命令を選択してOKキー132を操作する。このようにして、ユーザは消去準備命令を記録再生装置1に与える。
図11はCPU10が実行する画像消去処理の手順を示すフローチャートである。画像消去処理は、消去準備命令が与えられた場合にメインのルーチンから呼び出されて実行されるサブルーチンである。消去準備命令を受け付けたCPU10は、まず、HDD17の種類記憶部174から種類の標題を読み出して(S71)、入出力部16を介し、標題のリスト及びカーソル、消去実行命令等を表示装置2へ出力する(S72)。この場合、表示装置2は、入力された標題のリスト、消去実行命令及びカーソルを表示画面20に表示させる。ただし、S71の時点で、その種類に分類すべき動画像が動画記憶部171に記憶されていない種類は表示装置2へ出力しないことが好ましい。
ユーザは表示画面20に表示された標題のリストを視認して、所望の標題を検索し、方向キー131を操作してカーソルを移動させ、所望の種類の標題を示す選択肢にカーソルを合わせてOKキー132を操作し、最後に、消去実行命令を示す選択肢にカーソルを合わせてOKキー132を操作する。このようにしてユーザは記録再生装置1に種類の選択と消去実行命令とを与える。
ユーザが記録再生装置1に種類の選択と消去実行命令とを与えた場合、選択された種類に分類される動画像が全て自動的に消去される。ただし、選択された種類に分類される動画像の内、ユーザによって消去が禁止されている動画像、即ち識別情報である「消去禁止」に関連付けられている動画像は消去されない。
CPU10は、操作部13を介して種類の選択又は消去実行命令を受け付けたか否かを判定し(S73)、受け付けていない場合(S73でNO)、まだ標題が選択されていないか、更に標題が選択される可能性があるため、種類の選択又は消去実行命令を受け付けるまで待機する。種類の選択又は消去実行命令を受け付けた場合(S73でYES)、S73で消去実行命令を受け付けたか否かを判定し(S74)、受け付けていない場合(S74でNO)、即ちS73で種類の選択を受け付けた場合、CPU10は、更に標題が選択される可能性があるため、処理をS73へ戻す。S73で消去実行命令を受け付けた場合(S74でYES)、CPU10は処理をS75へ移す。
なお、図示はしないが、S74でYESの場合でも、S73で種類の選択をまだ受け付けていないとき、CPU10はユーザに対してエラーであることを報知してから、S73へ処理を戻す。
CPU10は、選択された標題に係る種類の動画像を検索する(S75)。この場合、CPU10は、種類記憶部174を参照して、選択された標題に係る種類に関連付けて記憶してある識別情報を検索し、検索結果として得られた識別情報に関連付けて関係記憶部173に記憶してある動画像のアドレスを得る。
S75の完了後、CPU10は、S75で得られた動画像のアドレスに関連付けて識別情報「消去禁止」が関係記憶部173に記憶してあるか否かを判定し(S76)、記憶してある場合(S76でYES)、S75で得られた動画像のアドレスに係る動画像を消去せずに後述するS78へ処理を移す。
S74で得られた動画像のアドレスに関連付けて識別情報「消去許可」が関係記憶部173に記憶してある場合(S76でNO)、CPU10は、S75で得られた動画像のアドレスに基づいて、動画記憶部171に記憶してある動画像を消去する(S77)。また、CPU10は、S75で得られた動画像のアドレスに関連付けて関係記憶部173に記憶してあるサムネイル画像のアドレスを得て、得られたサムネイル画像のアドレスに基づいてサムネイル記憶部172に記憶してあるサムネイル画像を消去する。また、CPU10は、S74で得られた動画像のアドレスと、得られたアドレスに関連付けて関係記憶部173に記憶してあるサムネイル画像のアドレス及び識別情報を関係記憶部173から消去する。
S77の処理完了後、又はS76でYESの場合、CPU10は、S73で選択された標題に係る種類の動画像の検索が終了したか否かを判定し(S78)、S73で選択された標題に係る種類の動画像の内、S76にて消去の可否が判定されていない動画像がまだ存在する場合は(S78でNO)、処理をS75へ戻す。また、S73で選択された標題に係る種類の動画像の検索が終了した場合(S78でYES)、CPU10は、S72で出力した標題、カーソル等の表示装置2への出力を終了して、画像消去処理を終了し、処理をメインのルーチンへ戻す。
なお、S72にて標題のリストを表示画面20に出力し表示させるのではなく、標題出力画像501及び矩形出力画像51のような画像を表示画面20に出力し表示させ、ユーザが表示されている種類の標題を選択して動画像の消去命令を記録再生装置1に与える構成でも良い。
また、動画像の消去に際してユーザが種類を選択する手順ではなく、ユーザが予め種類を選択し、更に動画像を消去するタイミングを指定しておき、指定されたタイミングで、選択された種類に分類されている動画像が消去される手順でも良い。この場合、例えば毎日0時に、「1ヶ月以上前」という種類に分類される動画像、つまり1ヶ月以上前に記録された動画像が自動的に消去される。更に、複数の種類を選択し、選択された種類全てに分類されている動画像を消去する構成でも良い。例えば種類「1ヶ月以上前」及び「低画質」が選択された場合、1ヶ月以上前に記録された低画質の動画像は一括消去されるが、ここ1ヶ月の間に記録された低画質の動画像、1ヶ月以上前に記録された高画質の動画像等は消去されない。
以上のような帯状画像出力処理及びスクロール移動処理、並びに画像消去処理において、記録再生装置1は、画像を縮小したサムネイル画像を一方向に配置した複数の帯状出力画像を含む矩形出力画像を出力する画像再生装置として機能する。また、各帯状出力画像は、帯状出力画像に含まれるサムネイル画像の枚数よりも多い枚数のサムネイル画像を一方向に配置してある帯状画像の一部であり、矩形出力画像は、複数の帯状出力画像を帯状画像の幅方向に並置してある。
S52,S53におけるCPU10及び操作部13は、出力した矩形出力画像に含まれる複数の帯状出力画像の内の何れかの選択、及び選択された帯状出力画像に対する帯状画像の長手方向へのスクロール命令を受け付ける受付手段として機能し、受付手段がスクロール命令を受け付けた場合、S55〜S59におけるCPU10は、受け付けたスクロール命令に従い、出力すべき矩形出力画像に含まれる帯状出力画像をスクロール移動する長手方向スクロール手段として機能する。
更に、矩形出力画像は、矩形出力画像に含まれるサムネイル画像の枚数よりも多い枚数のサムネイル画像を配置してある矩形集合画像の一部であり、S54におけるCPU10及び操作部13は、出力した矩形出力画像に対する幅方向へのスクロール命令を受け付ける受付手段として機能し、受付手段がスクロール命令を受け付けた場合、S61、S58及びS59におけるCPU10は、受け付けたスクロール命令に従い、出力すべき矩形出力画像をスクロール移動する幅方向スクロール手段として機能する。
動画記憶部171と関係記憶部173とは、複数の画像、及び複数の画像を識別する識別情報を関連付けて記憶する画像記憶手段として機能し、S20におけるCPU10は、種類記憶部174を参照することによって、画像記憶手段に記憶してある識別情報に応じて画像を分類する分類手段として機能する。更に、S21におけるCPU10は、帯状画像毎に、分類手段が分類した異なる分類に含まれる識別情報に関連付けられた画像を縮小したサムネイル画像を配置して帯状画像を作成する帯状画像作成手段として機能する。
種類記憶部174は、異なる分類毎の標題を記憶する標題記憶手段として機能し、S31におけるCPU10は、出力すべき矩形出力画像に含まれる各帯状出力画像に配置されるサムネイル画像に対応する分類の標題を標題記憶手段から読み出す読出手段として機能し、S40におけるCPU10は、読出手段が読み出した標題を、帯状出力画像に対応して出力する標題出力手段として機能する。
また、S73におけるCPU10は、分類手段による分類の内、何れかの分類の選択を受け付ける選択手段として機能する。また、S77におけるCPU10は、選択手段が分類の選択を受け付けた場合、選択された分類に分類される識別情報に関連付けて記憶してある画像を画像記憶手段から消去する消去手段として機能する。
以上のような記録再生装置1を用いる場合、表示画面20は、夫々異なる種類の画像に係るサムネイル画像S,S,…を配置した例えば複数の帯状出力画像31a,32a,…を並置した矩形出力画像51及び標題画像41,42,…を並置した標題出力画像501を表示することができる。つまり、記録再生装置1は、HDD17に記憶されている動画像を、種類毎に分類してユーザに提示することができる。
また、記録再生装置1が、帯状出力画像31a,32a,…の何れかの選択と選択された帯状出力画像33aに対する縦スクロール命令とを受け付けた場合、表示画面20は、同一種類の画像に係るサムネイル画像S,S,…を配置した帯状出力画像33aを縦方向にスクロール表示させることができる。また、記録再生装置1が、標題出力画像501及び矩形出力画像51に対する横スクロール命令を受け付けた場合、表示画面20は、標題出力画像501及び矩形出力画像51を横方向にスクロール表示させることができる。
更に、記録再生装置1は、同一種類に分類されている動画像を一括して消去することができる。
以上のことから、記録再生装置1は、ユーザの要望に合わせた種類で動画像を管理し、ユーザの要望に合わせた種類に分類してサムネイル画像を表示画面20に表示させることができる。また、スクロール表示の際、同一種類のサムネイル画像毎に移動する方が、異なる種類のサムネイル画像が混在した状態で移動するよりも、サムネイル画像の内容がユーザに認識されやすい。このため、ユーザは容易に所望の動画像を得ることができる。
実施の形態 2.
本実施の形態における記録再生装置1は、実施の形態1の記録再生装置1が備える各部と略同様の各部を備えるが、出力画像記憶部19を備える必要はない。また、作成画像記憶部18は、サムネイル画像を配置した矩形画像、及び複数種類の標題を示す帯状標題画像を記憶する。その他、実施の形態1に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
図12は、作成画像記憶部18に記憶される画像の一例及び表示装置2の表示画面20に表示される画像の一例を示す模式図である。作成画像記憶部18には、同一種類の動画像に係るサムネイル画像S,S,…を縦方向に並置し、異なる複数種類の動画像に係るサムネイル画像S,S,…を横方向に並置した矩形画像60のようなB×Lの矩形画像と、異なる複数種類の標題を示す帯状標題画像600のようなB×n1の帯状標題画像とが記憶される。実施の形態1の矩形集合画像50は複数本の帯状出力画像31a,32a,…を含むが、矩形画像60は帯状出力画像を含まない1枚の画像である。また、実施の形態1の標題集合画像500は複数枚の標題画像41,42,…を含むが、帯状標題画像600は標題画像を含まない1本の画像である。
表示画面20の画素数M×n2の範囲には、矩形画像60の一部である矩形出力画像61のようなM×n2の矩形出力画像が表示され、表示画面20の画素数M×n1の範囲には、帯状標題画像600の一部である標題出力画像601のようなM×n1の標題出力画像が表示される。また、表示画面20には、サムネイル画像S,S,…を選択するためのカーソルCも表示される。
表示画面20にて、矩形出力画像61はユーザによる操作部13の操作に応じて縦/横方向にスクロール表示される。標題出力画像601は、矩形出力画像61が縦方向にスクロール表示される場合はスクロール表示されることはないが、矩形出力画像61が横方向にスクロール表示される場合は矩形出力画像61の横スクロール表示に連れて横方向にスクロール表示される。なお、表示画面20に表示すべき全ての種類に関し、同一種類のサムネイル画像が4枚以下である場合、矩形出力画像61は縦方向にスクロール表示されない。更に、表示すべき異なる種類が2個以上4個以下である場合、標題出力画像601及び矩形出力画像61は横方向にスクロール表示されない。
図13及び図14は、CPU10が実行する矩形画像出力処理の手順を示すフローチャートである。矩形画像出力処理は、実施の形態1の帯状画像出力処理と同様に、記録再生装置1に表示準備命令が与えられた場合にメインのルーチンから呼び出されて実行されるサブルーチンである。S91〜S97の処理は、図8に示すS11〜S17の処理と略同様であるため、説明を省略する。
I>1である場合(S97でNO)、CPU10は、S94の処理が複数繰り返されて選択された複数の標題夫々に係る種類の動画像に係るサムネイル画像S,S,…を、同一種類の動画像に係るサムネイル画像S,S,…毎に全て読み出して(S111)、読み出した同一種類の動画像に係るサムネイル画像S,S,…を縦方向に、異なる種類の動画像に係るサムネイル画像S,S,…を横方向に並置し、1枚の矩形画像を作成し(S112)、作成した矩形画像を作成画像記憶部18に記憶させる。
S112の処理後、CPU10はS94の処理が複数繰り返されて選択された複数の標題を種類記憶部174から読み出し(S113)、読み出した複数の標題を横に並置した帯状標題画像を作成し(S114)、作成した帯状標題画像を作成画像記憶部18に記憶させる。S114の処理後、CPU10は、S114で作成した帯状標題画像の内の標題出力画像となる範囲を特定し、S112で作成した矩形画像の内の矩形出力画像となる範囲を特定する(S115)。
S115の処理後、CPU10はS115で特定した標題出力画像及び矩形出力画像を作成画像記憶部18から読み出して(S116)、入出力部16を介し、S116で読み出した標題出力画像及び矩形出力画像を表示装置2へ出力する(S117)。更にCPU10は、図示はしないが、入出力部16を介し、カーソルを表示装置2へ出力する。この後、CPU10は、矩形画像出力処理を終了して、処理をメインのルーチンへ戻す。
具体的には、ユーザが標題「ニュース」、「スポーツ」、「ドラマ」等を選択した場合、I>1でありS97にてNOとなり、CPU10は、種類記憶部174を参照して、S111にて、種類記憶部174を参照し、選択された複数の標題夫々に係る種類「ニュース番組」、「スポーツ番組」等に関連付けて記憶されている識別情報「報道特番」、「野球中継」等を得る。更にCPU10は、得られた識別情報「報道特番」、「野球中継」夫々に関連付けて記憶されているサムネイル画像のアドレスを、関係記憶部173を参照して得る。更にまたCPU10は、得られたアドレスに基づいて、サムネイル記憶部172に記憶されているサムネイル画像S,S,…を読み出す。
また、CPU10は、S112にて、作成画像記憶部18を作業領域とし、S111で読み出した複数のサムネイル画像S,S,…を配置した図12に示すB×Lの矩形画像60を1枚作成する。作成された矩形画像60は、作成画像記憶部18に記憶される。矩形画像60には、ニュース番組の動画像のサムネイル画像S,S,…が縦一列に並置され、スポーツ番組の動画像のサムネイル画像S,S,…が縦一列に並置され、…、各縦一列のサムネイル画像の列が、横方向に並置される。この場合、例えば、ニュース番組の動画像のサムネイル画像Sが、スポーツ番組の動画像のサムネイル画像S,S,…の列に混在することはない。
更にCPU10は、S113にて、種類「ニュース番組」、「スポーツ番組」等に関連付けて記憶されている標題「ニュース」、「スポーツ」等を順に読み出し、S114にて、作成画像記憶部18を作業領域とし、S113で読み出した標題「ニュース」、「スポーツ」等を用いて図12に示すB×n1の帯状標題画像600を1本作成する。作成された帯状標題画像600は、帯状標題画像600と矩形画像60とが縦方向に並置されるよう関連付けて、作成画像記憶部18に記憶される。
更にまた、S115にて、CPU10は、作成画像記憶部18に記憶された帯状標題画像600及び矩形画像60の内、帯状標題画像600の標題出力画像となるM×n1の範囲、及び矩形画像60の矩形出力画像となるM×n2の範囲を夫々特定する。ここで特定された範囲が図12に示すM×n1の標題出力画像601及びM×n2の矩形出力画像61である。更にまた、CPU10は、S116にて、S115で特定した標題出力画像601及び矩形出力画像61を読み出し、S117にて、S116で読み出した標題出力画像601及び矩形出力画像61とカーソルとを表示装置2へ出力する。標題出力画像601及び矩形出力画像61とカーソルとを入力された表示装置2の表示画面20には、図12に示す標題出力画像601及び矩形出力画像61とカーソルCとが表示される。
ユーザは、表示画面20に表示された標題出力画像601と矩形出力画像61とを視認して、表示されているサムネイル画像S,S,…の中から所望の動画像に係るサムネイル画像Sを検索する。この場合、表示画面20に表示されていないサムネイル画像S,S,…を表示画面20に表示させたいとき、ユーザはトグルキー133を操作してスクロールフラグをセットさせ、更に、方向キー131を操作する。以上のようにしてユーザは記録再生装置1に縦スクロール命令又は横スクロール命令を与える。
ユーザは、所望のサムネイル画像S,S,…が表示画面20に表示されるまで、上キー131u又は下キー131dの操作を継続する。この場合、表示画面20は、矩形出力画像61に係る矩形出力画像を継続的に縦スクロール表示する。また、ユーザは、所望の種類の標題を示す標題画像が表示画面20に表示されるまで、右キー131r又は左キー131lの操作を継続する。この場合、表示画面20は、標題出力画像601及び矩形出力画像61に係る標題出力画像及び矩形出力画像を継続的に横スクロール表示する。
図15はCPU10が実行するスクロール移動処理の手順を示すフローチャートである。スクロール移動処理は、図13〜図14に示した矩形画像出力処理の完了後にメインのルーチンから適宜に繰り返し呼び出されて実行されるサブルーチンである。まず、CPU10は、スクロールフラグがセットされているか否かを判定し(S131)、スクロールフラグがリセットされている場合は(S131でNO)、スクロール移動処理を終了して処理をメインのルーチンへ戻す。
スクロールフラグがセットされている場合(S131でYES)、CPU10は、操作部13を介して縦スクロール命令を受け付けたか否かを判定する(S132)。受け付けていない場合(S132でNO)、CPU10は、操作部13を介して横スクロール命令を受け付けたか否かを判定する(S133)。
CPU10は、縦スクロール命令を受け付けた場合(S132でYES)、作成画像記憶部18に記憶してある矩形画像に対し、特定すべき範囲(矩形出力画像)を移動し(S134)、移動した矩形出力画像、及び既に特定されている標題出力画像を作成画像記憶部18から読み出し(S135)、入出力部16を介し、S135で読み出した標題出力画像及び矩形出力画像を表示装置2へ出力する(S136)。更にまた、CPU10は、S132で受け付けた縦スクロール命令の受け付けが終了したか否かを判定し(S137)、終了していない場合(S137でNO)、つまり縦スクロール命令の入力が継続している場合は、処理をS132へ戻す。
CPU10は、横スクロール命令を受け付けた場合(S133でYES)、出力画像記憶部19に記憶してある帯状標題画像及び矩形画像に対し、特定すべき範囲(標題出力画像及び矩形出力画像)を移動する(S138)ことによって新たな標題出力画像及び矩形出力画像を特定し、S135へ処理を移して、S138で特定した標題出力画像及び矩形出力画像を読み出し、S136にて、入出力部16を介し、S135で読み出した標題出力画像及び矩形出力画像を表示装置2へ出力する。更にまた、CPU10は、S137にて、S133で受け付けた横スクロール命令の受け付けが終了したか否かを判定し、終了していない場合、つまり横スクロール命令の入力が継続している場合は、処理をS132へ戻す。
CPU10は、縦/横スクロール命令の受け付けが終了した場合(S137でYES)、又は、操作部13を介して横スクロール命令を受け付けていない場合(S133でNO)、スクロールフラグがリセットされているか否かを判定し(S139)、スクロールフラグがセットされている場合は(S139でNO)、処理をS132へ戻して、縦/横スクロール命令を受け付けるまで待機し、スクロールフラグがリセットされている場合は(S139でYES)、スクロール移動処理を終了して、処理をメインのルーチンへ戻す。
以上のような矩形画像出力処理及びスクロール移動処理において、動画記憶部171と関係記憶部173とは、複数の画像及び複数の画像を識別する識別情報を関連付けて記憶する画像記憶手段として機能し、S111におけるCPU10は、種類記憶部174を参照することによって、画像記憶手段に記憶してある識別情報に応じて画像を分類する分類手段として機能する。また、記録再生装置1は、複数の画像夫々を縮小したサムネイル画像を含む矩形出力画像を出力する画像再生装置として機能する。更に、矩形出力画像は、矩形出力画像に含まれるサムネイル画像の枚数よりも多い枚数のサムネイル画像を含む矩形画像の一部である。
S112にて、CPU10は、分類手段が分類した同一の分類に含まれる画像を縮小したサムネイル画像を矩形画像の一辺方向に並置し、異なる分類に含まれる画像を縮小したサムネイル画像同士を一辺方向に直交する他辺方向に並置して矩形画像を形成する矩形画像形成手段として機能する。また、S132及びS133におけるCPU10と操作部13とは、出力した矩形出力画像に対するスクロール命令を受け付ける受付手段として機能する。更に、受付手段がスクロール命令を受け付けた場合、S134〜S136におけるCPU10、及びS138、S135及びS136におけるCPU10は、受け付けたスクロール命令に従い、出力すべき矩形出力画像をスクロール移動するスクロール手段として機能する。
種類記憶部174は、異なる分類毎の標題を記憶する標題記憶手段として機能し、S113におけるCPU10は、出力すべき矩形出力画像に並置される異なる分類に含まれる画像を縮小したサムネイル画像夫々に対応する分類の標題を標題記憶手段から読み出す読出手段として機能し、S117におけるCPU10は、読出手段が読み出した標題を、他辺方向に並置される異なる分類に含まれる画像を縮小したサムネイル画像に対応して出力する標題出力手段として機能する。
以上のような記録再生装置1を用いる場合、表示画面20は、サムネイル画像S,S,…が画像の種類毎に区分されている矩形出力画像61と、標題出力画像601とを表示することができる。また、矩形出力画像61に対する縦/横スクロール命令を受け付けた場合、表示画面20は、矩形出力画像61を縦/横方向にスクロール表示させることができる。
以上のことから、記録再生装置1は、ユーザの要望に合わせた種類で動画像を管理し、ユーザの要望に合わせた種類に分類してサムネイル画像を表示画面20に表示させることができる。また、ユーザは容易に所望の動画像を得ることができる。
なお、本実施の形態1,2においては記録再生装置1としてHDD内蔵型デジタルビデオレコーダを例示したが、これに限るものではなく、VHS、DVC等の記録媒体を用いるレコーダ/プレーヤでも良い。また、記録再生装置1は、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等のように、動画像、静止画像、サムネイル画像等を表示する表示部を内蔵する構成でも良い。
更に、本実施の形態1,2においては動画記憶部171、サムネイル記憶部172、関係記憶部173、種類記憶部174をHDD17が有する記録再生装置1を例示したが、これに限るものではない。例えば関係記憶部173、又は種類記憶部174をROM11、RAM12等に設ける構成でも良い。更にまた、動画記憶部171、サムネイル記憶部172、及び関係記憶部173をDVDのような可搬性を有する記録媒体、又は外付けのHDDに設ける構成でも良い。
また、本実施の形態1,2においては、サムネイル画像の元画像として動画像を例示し、サムネイル画像として静止画像を例示したが、元画像は静止画像でも映像から分離した動画像でも良く、サムネイル画像は動画像でも映像でも良い。更に、元画像である動画像とサムネイル画像とは一対一対応である場合を例示したが、これに限るものではない。例えば、1個の動画像に関して複数の再生開始位置を設け、再生開始位置夫々にサムネイル画像が対応する場合でも良い。
本発明の実施の形態1に係る画像再生装置である記録再生装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る記録再生装置が備えるHDDに記憶されるデータの一例を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係る記録再生装置から出力された画像を表示する表示画面の構成を示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係る記録再生装置が備える作成画像記憶部に記憶される画像の一例を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係る記録再生装置が備える出力画像記憶部に記憶される画像、及び記録再生装置から出力された画像を表示する表示画面に表示される画像の一例を夫々示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係る記録再生装置から出力された画像を表示する表示画面に表示される画像の他の一例を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係る記録再生装置から出力された画像を表示する表示画面に表示される画像の更に他の一例を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係る記録再生装置の帯状画像出力処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る記録再生装置の帯状画像出力処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る記録再生装置のスクロール移動処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る記録再生装置の画像消去処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る記録再生装置が備える作成画像記憶部に記憶される画像の一例及び記録再生装置から出力された画像を表示する表示画面に表示される画像の一例を示す模式図である。 本発明の実施の形態2に係る記録再生装置の矩形画像出力処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る記録再生装置の矩形画像出力処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る記録再生装置のスクロール移動処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 記録再生装置(画像再生装置)
10 CPU
11 ROM
12 RAM
13 操作部(受付手段)
17 HDD
171 動画記憶部(画像記憶手段)
173 関係記憶部(画像記憶手段)
174 種類記憶部(標題記憶手段)
18 作成画像記憶部
19 出力画像記憶部
2 表示装置
20 表示画面

Claims (7)

  1. 画像を縮小したサムネイル画像を一方向に配置した複数の帯状出力画像を含む矩形出力画像を出力する画像再生装置であって、
    各帯状出力画像は、該帯状出力画像に含まれるサムネイル画像の枚数よりも多い枚数のサムネイル画像を前記一方向に配置してある帯状画像の一部であり、前記矩形出力画像は、前記複数の帯状出力画像を前記帯状画像の幅方向に並置してあり、
    出力した矩形出力画像に含まれる複数の帯状出力画像の内の何れかの選択、及び選択された帯状出力画像に対する前記帯状画像の長手方向へのスクロール命令を受け付ける受付手段と、
    該受付手段が前記スクロール命令を受け付けた場合、受け付けた前記スクロール命令に従い、出力すべき矩形出力画像に含まれる帯状出力画像をスクロール移動する長手方向スクロール手段と
    を備えることを特徴とする画像再生装置。
  2. 前記矩形出力画像は、該矩形出力画像に含まれるサムネイル画像の枚数よりも多い枚数のサムネイル画像を配置してある矩形集合画像の一部であり、
    前記受付手段は、出力した矩形出力画像に対する前記幅方向へのスクロール命令を受け付けるようにしてあり、
    前記受付手段が前記スクロール命令を受け付けた場合、受け付けた前記スクロール命令に従い、出力すべき矩形出力画像をスクロール移動する幅方向スクロール手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像再生装置。
  3. 複数の画像、及び該画像を識別する識別情報を関連付けて記憶する画像記憶手段と、
    該画像記憶手段に記憶してある識別情報に応じて前記画像を分類する分類手段と、
    前記帯状画像毎に、前記分類手段が分類した異なる分類に含まれる識別情報に関連付けられた画像を縮小したサムネイル画像を配置して前記帯状画像を作成する帯状画像作成手段と
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像再生装置。
  4. 異なる分類毎の標題を記憶する標題記憶手段と、
    出力すべき矩形出力画像に含まれる各帯状出力画像に配置されるサムネイル画像に対応する分類の標題を前記標題記憶手段から読み出す読出手段と、
    前記読出手段が読み出した標題を、前記帯状出力画像に対応して出力する標題出力手段と
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の画像再生装置。
  5. 複数の画像及び該画像を識別する識別情報を関連付けて記憶する画像記憶手段と、該画像記憶手段に記憶してある識別情報に応じて前記画像を分類する分類手段とを備え、前記画像夫々を縮小したサムネイル画像を含む矩形出力画像を出力する画像再生装置であって、
    前記矩形出力画像は、該矩形出力画像に含まれるサムネイル画像の枚数よりも多い枚数のサムネイル画像を含む矩形画像の一部であり、
    前記分類手段が分類した同一の分類に含まれる画像を縮小したサムネイル画像を前記矩形画像の一辺方向に並置し、異なる分類に含まれる画像を縮小したサムネイル画像同士を前記一辺方向に直交する他辺方向に並置して前記矩形画像を形成する矩形画像形成手段と、
    出力した矩形出力画像に対するスクロール命令を受け付ける受付手段と、
    該受付手段が前記スクロール命令を受け付けた場合、受け付けた前記スクロール命令に従い、出力すべき矩形出力画像をスクロール移動するスクロール手段と
    を備えることを特徴とする画像再生装置。
  6. 異なる分類毎の標題を記憶する標題記憶手段と、
    出力すべき矩形出力画像に並置される前記サムネイル画像夫々に対応する分類の標題を前記標題記憶手段から読み出す読出手段と、
    前記読出手段が読み出した標題を、前記他辺方向に並置される前記サムネイル画像に対応して出力する標題出力手段と
    を備えるようにしてあることを特徴とする請求項5に記載の画像再生装置。
  7. 前記分類手段による分類の内、何れかの分類の選択を受け付ける選択手段と、
    該選択手段が分類の選択を受け付けた場合、選択された分類に分類される識別情報に関連付けて記憶してある画像を前記画像記憶手段から消去する消去手段と
    を備えることを特徴とする請求項3乃至6の何れかひとつに記載の画像再生装置。
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