JP2006013920A - 障害解析プログラム、障害解析装置、記録媒体及び障害解析方法 - Google Patents

障害解析プログラム、障害解析装置、記録媒体及び障害解析方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006013920A
JP2006013920A JP2004188517A JP2004188517A JP2006013920A JP 2006013920 A JP2006013920 A JP 2006013920A JP 2004188517 A JP2004188517 A JP 2004188517A JP 2004188517 A JP2004188517 A JP 2004188517A JP 2006013920 A JP2006013920 A JP 2006013920A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
window size
packet
throughput
round
propagation time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004188517A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4429095B2 (ja
Inventor
Tsuneo Katsuyama
恒男 勝山
Masanobu Morinaga
正信 森永
Hideaki Miyazaki
英明 宮崎
Yuji Nomura
祐士 野村
Takeshi Ake
武 安家
Noriyuki Fukuyama
訓行 福山
Masaaki Wakamoto
雅晶 若本
Satoshi Nojima
聡 野島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2004188517A priority Critical patent/JP4429095B2/ja
Priority to US11/019,547 priority patent/US7197014B2/en
Priority to EP20050250022 priority patent/EP1610495A1/en
Priority to KR20050003736A priority patent/KR100768387B1/ko
Priority to CNB2005100062189A priority patent/CN100356733C/zh
Publication of JP2006013920A publication Critical patent/JP2006013920A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4429095B2 publication Critical patent/JP4429095B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Active legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L41/00Arrangements for maintenance, administration or management of data switching networks, e.g. of packet switching networks
    • H04L41/06Management of faults, events, alarms or notifications
    • H04L41/0631Management of faults, events, alarms or notifications using root cause analysis; using analysis of correlation between notifications, alarms or events based on decision criteria, e.g. hierarchy, tree or time analysis
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L43/00Arrangements for monitoring or testing data switching networks
    • H04L43/08Monitoring or testing based on specific metrics, e.g. QoS, energy consumption or environmental parameters
    • H04L43/0852Delays
    • H04L43/0864Round trip delays
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L43/00Arrangements for monitoring or testing data switching networks
    • H04L43/08Monitoring or testing based on specific metrics, e.g. QoS, energy consumption or environmental parameters
    • H04L43/0876Network utilisation, e.g. volume of load or congestion level
    • H04L43/0888Throughput
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/12Avoiding congestion; Recovering from congestion
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/22Traffic shaping
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/25Flow control; Congestion control with rate being modified by the source upon detecting a change of network conditions
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L43/00Arrangements for monitoring or testing data switching networks
    • H04L43/08Monitoring or testing based on specific metrics, e.g. QoS, energy consumption or environmental parameters
    • H04L43/0823Errors, e.g. transmission errors
    • H04L43/0829Packet loss

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

【課題】 クライアントシステムやサーバシステムなどのエンドポイントそのものにおいて、性能障害の原因を正しく解析する。
【解決手段】 通信アプリケーション11の実行時に送受信パケットを捕獲し(S1)、往復伝播時間を計測し(S2)、さらに捕獲した受信パケットを基に送信元の通信ウィンドウサイズを推定する(S3)。往復伝播時間及び通信ウィンドウサイズからスループットの推定値を算出し(S4)、スループットの推定値と実測値とを、通信ウィンドウサイズ及び往復伝播時間を含む各種通信パラメータとともに、例えば、ディスプレイ10aに提示する(S5)。これにより、定量的な分析から性能障害の原因を正しく解析可能になる。
【選択図】 図1

Description

本発明は障害解析プログラム、障害解析装置、障害解析プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体及び障害解析方法に関し、特にネットワーク上で発生する性能障害の原因を解析する障害解析プログラム、障害解析装置、障害解析プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体及び障害解析方法に関する。
IP(Internet Protocol)を用いたネットワークが社会インフラとして利用されるに伴い、通信ができないなどの機能的な障害だけでなく、応答時間が遅いなどの性能面での障害へも迅速、的確に対応しうる技術が求められている。
ネットワーク上で発生する障害に対しては、従来から、TCP(Transmission Control Protocol)/IPにおける代表的なネットワーク管理プロトコルであるSNMP(Simple Network Management Protocol)を用いて監視する方法があった。SNMPでは、MIB(Management Information Base)という情報や、システムが生成発信するシステムメッセージを収集して解析することが行われている。MIBには、IPパケットの送受信数などのトラヒック情報とともに、パケットロスとなったパケット数などがカウントされているので、これに基づき、ネットワーク機器などの障害を検知する。また、システムメッセージには直接的に各機器が検出した異常状況が記されているので、これにより障害検知を行う。
従来のネットワーク管理システムでは、このような、MIBやシステムメッセージによって表されている障害情報の収集やトレースを、例えば、システム管理者が起動するネットワーク監視端末(SNMPマネージャ)などが集中管理して行う方法をとっている。非特許文献1には、商用のISP(Internet Service Provider)のDNS(Domain Name System)サーバのトラヒック情報を収集して解析するものが報告されている。
加藤,関谷,「ISPのDNSトラヒックの解析」,電子情報通信学会論文誌 B,J87−B,No.3,pp.327−335,2004年3月
しかし、ネットワーク規模の増大やネットワーク機器の多様化/機能の高度化に伴い、収集される情報が膨大なものになってきており、パケット個々の送受信記録などの詳細な情報を、集中管理することはその情報量の点で無理があるという問題があった。例えば、前述の非特許文献1ではDNSサーバの収集したパケットの情報は、商用ISPの場合に0.7GB/時間となることが報告されている。また、収集した大量の情報から、関連のある情報を選別して的確な分析をすることは特に難しい。このように、集中管理方式での性能障害解析には限界がある。
一方、非集中管理としては、障害が起きた時点で、障害現場にパケットのトレースを行う計測解析装置(Snifferなど)を持ち込み、解析を行う方法もとられている。Webアクセスが遅い、IP電話の音声品質が悪いなどのように、機能的には正常だが、性能的に問題があるような障害原因を究明するためには、パケットのトレースを行う機能によるひとつひとつのパケット送受信の送受時刻、ステータスなどの詳細トレースを行うことが不可欠である。しかし、従来の計測解析装置では、ロス率など単純な情報が収集できるだけであり、パケットロス以外の要因があってスループットが低下していてもそれを発見しづらく、実際の解析も人が行うので、高いスキルが要求されていた。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、クライアントシステムやサーバシステムなどのエンドポイントそのものにおいて、パケットを収集することで詳細な情報を得て、定量的な分析から性能障害の原因を正しく解析可能な障害解析プログラム、障害解析装置、障害解析プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体及び障害解析方法を提供することを目的とする。
本発明では上記問題を解決するために、ネットワーク上で発生する性能障害の原因を解析する障害解析プログラムにおいて、図1に示すように、コンピュータ(障害解析装置(クライアントPC)10と図示している)を、通信アプリケーション11の実行時の送受信パケットを捕獲するパケット捕獲手段S1、往復伝播時間を計測する往復伝播時間計測手段S2、捕獲した受信パケットを基に送信元(例えばサーバ20)の通信ウィンドウサイズを推定する通信ウィンドウサイズ推定手段S3、通信ウィンドウサイズ及び往復伝播時間を基にスループットの推定値を算出するスループット推定値算出手段S4、スループットの推定値とスループットの実測値とを、通信ウィンドウサイズ及び往復伝播時間を含む各種通信パラメータとともに提示する解析結果提示手段S5、として機能させる障害解析プログラムが提供される。
このような障害解析プログラムをコンピュータに実行させると、通信アプリケーション11の実行時に送受信パケットを捕獲し、往復伝播時間を計測し、さらに捕獲した受信パケットを基に送信元の通信ウィンドウサイズを推定する。往復伝播時間及び通信ウィンドウサイズからスループットの推定値を算出し、スループットの推定値と実測値とを、通信ウィンドウサイズ及び往復伝播時間を含む各種通信パラメータとともに、例えば、ディスプレイ10aに提示する。
本発明は、通信アプリケーションの実行時に送受信パケットを捕獲し、往復伝播時間を計測し、捕獲した受信パケットを基に送信元の通信ウィンドウサイズを推定し、通信ウィンドウサイズ及び往復伝播時間からスループットの推定値を算出し、スループットの推定値と実測値とを、通信ウィンドウサイズ及び往復伝播時間を含む各種通信パラメータとともに提示するので、クライアントシステムやサーバシステムなどのエンドポイントそのものにおいても、定量的な分析から性能障害の原因を正しく解析できる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の障害解析装置の原理を示す図である。
障害解析装置10は、例えば、クライアントPC(パーソナルコンピュータ)であり、パケット捕獲手段S1、往復伝播時間計測手段S2、通信ウィンドウサイズ推定手段S3、スループット推定値算出手段S4、解析結果提示手段S5を有する。
パケット捕獲手段S1は、FTP(File Transfer Protocol)ソフトやWebなどの通信アプリケーション11の実行時の送受信パケットを捕獲する。受信パケットは、送信元(以下サーバ20とする)からネットワーク30を介して送信されたものである。
往復伝播時間計測手段S2は、往復伝播時間(RTT:Round Trip Time)を計測する。
通信ウィンドウサイズ推定手段S3は、捕獲した受信パケットを基にサーバ20の通信ウィンドウサイズ(以下単にウィンドウサイズと称する)を推定する。
図2は、ウィンドウ制御によるパケットの送受信の様子を示す図である。
ウィンドウ制御では、送信側から複数のパケット51を続けて(例えば1msec以下の間隔で)送信する。確認応答のパケット52の受信を待たずに送信可能なパケット群53の大きさが、ウィンドウサイズである。また、確認応答のパケット52はパケット51を受信したことを送信側に通知するものであるが、送信側ではこの受信に、RTT(例えば、10msec以上)だけかかる。
障害解析装置10のウィンドウサイズは、送信パケットのTCPヘッダ内の情報から獲得できるが、サーバ20のウィンドウサイズは、障害解析装置10の通信ウィンドウサイズ推定手段S3により推定する。詳細は後述するが、通信ウィンドウサイズ推定手段S3は、サーバ20のウィンドウサイズを、サーバ20からの複数の受信パケットの到着累積時間が、図2のようなRTTに等しくなるまでの受信パケットのデータ量の累計から推定する。パケットロスがある場合などについては後述する。
スループット推定値算出手段S4は、ウィンドウサイズ及びRTTを基にスループットの推定値を算出する。スループットは、障害解析装置10のウィンドウサイズと、通信ウィンドウサイズ推定手段S3で推定したサーバ20のウィンドウサイズのうち小さい方で制限される。そこで、小さい方のウィンドウサイズを用い、スループットの推定値を、スループット推定値=ウィンドウサイズ/RTTの式で求める。なお、スループット推定値算出手段S4は、パケットロスによる影響を補正してスループットの推定値を算出する機能をさらに有している。これについては後述する。
図3は、典型的なTCPのスループットとRTTの関係を示した図である。
縦軸がスループット(推定値)[Mbps]、横軸がRTT[msec]であり、複数のウィンドウサイズごとのスループットとRTTの関係を示している。この関係からわかるように、RTTが増大するとともに、スループットは低下する。また、ウィンドウサイズが大きいほどスループットが高くなる。これは、通信エラーを回復するために、一定のウィンドウサイズを保持して送るウィンドウ制御が行われるが、図2のように確認応答を送信元に送るためには、RTTが必要であり、少なくとも、RTTの時間内には、ウィンドウサイズ以上の情報は伝搬できないことを示している。ただし、これは理想状態でのスループットの上限を示したものであり、現実には、パケットロスによって、ウィンドウサイズは動的に変化するので(詳細は後述する)、現実のスループットはこれよりも低下する。
解析結果提示手段S5は、スループット推定値算出手段S4で得たスループットの推定値と、スループットの実測値(一定時間内に、パケット捕獲手段S1で捕獲した送受信パケットの情報量から算出可能である)とを、ウィンドウサイズ、RTTを含む各種通信パラメータとともに、ディスプレイ10aに表示してユーザに提示する。
以下障害解析装置10の動作についてまとめる。
通信アプリケーション11が実行されると、パケット捕獲手段S1は送受信パケットを捕獲し、往復伝播時間計測手段S2は、RTTを計測する。また、通信ウィンドウサイズ推定手段S3は、捕獲した受信パケットを基にサーバ20のウィンドウサイズを推定する。スループット推定値算出手段S4は、障害解析装置10のウィンドウサイズと、通信ウィンドウサイズ推定手段S3で推定したサーバ20のウィンドウサイズのうち小さい方のウィンドウサイズを用い、スループットの推定値を、スループットの推定値=ウィンドウサイズ/RTTの式で求める。スループットの推定値が求まると、解析結果提示手段S5は、スループットの推定値と、スループットの実測値とを、ウィンドウサイズ、RTTを含む各種通信パラメータとともに、ディスプレイ10aに表示して解析結果をユーザに提示する。
このように、スループットの推定値と、実測値とを、ウィンドウサイズ、RTTを含む各種通信パラメータとともに、定量的に比較提示することで、パケットロス以外の要因があってスループットが低下していても、その見逃しを防止することができる。
次に本発明の詳細を説明する。
図4は、障害解析装置の構成例を示す図である。
TCP/IP通信では、クライアントシステムやサーバシステム内で、スループットに大きく影響するエンドポイント(プロトコルの終端点)でパケットを捕獲して解析することが必要であるため、Webアクセスを行うクライアントPCを障害解析装置100として機能させた場合について示している。
障害解析装置100は、解析/制御部101と、ユーザインターフェース部102と、データ保管部103と、通信パラメータ値計測部104と、通信処理部105と、通信アプリケーション106を有している。
解析/制御部101は、図1で示したような、スループットの推定値の算出や、パケットロスの影響の補正など、各種の解析及び障害解析装置100の各部を制御する。解析/制御部101は、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。
ユーザインターフェース部102は、マウス110、キーボード111などによって入力されるユーザからの応答を受信して解析/制御部101に通知したり、解析/制御部101で生成されたユーザへの指示(性能障害の解析結果なども含む)をGUI(Graphical User Interface)などにて処理し、ディスプレイ112に表示することによってユーザに提示する機能を有している。
データ保管部103は、パケットの情報や通信パラメータなどのデータを保管する。データ保管部103は、例えば、ハードディスク装置(HDD)や、RAM(Random Access Memory)である。
通信パラメータ値計測部104は、解析/制御部101の制御のもとパケットのロス率や、RTT、ウィンドウサイズなどの通信パラメータの計測を行う。また、スループットの実測値を求める。
通信処理部105は、インターネットや、IP−VPN(Internet Protocol-Virtual Private Network)などのIPネットワーク300と接続する。また、解析/制御部101の制御のもと、通信アプリケーション106実行時の送受信パケットを捕獲する。また、通信パラメータ値計測部104でRTTを計測するために、TCP/IPのインターネット層のプロトコルであるICMP(Internet Control Message Protocol)のping(Packet InterNet Groper)コマンドを実行してもよい。ただし、FTPなどの通信アプリケーション106の実行時におけるRTTを計測するためには、TCPの確認要求パケット(以下SYNパケットと称する)に対する確認応答パケット(以下SYNACKパケットと称する)の応答時間を計測してもRTTとほぼ同じ時間を計測することができる。
FTPなどの通信アプリケーション106は、例えば、HDDなどに格納されており、ユーザからの指示を受けた解析/制御部101の制御のもと実行される。
以下、障害解析装置100の動作を説明する。
例えば、ユーザがマウス110やキーボード111操作などで、通信アプリケーションを実行する旨の入力を行うと、ユーザインターフェース部102にてその情報を受信し、解析/制御部101に転送される。そして、指定された通信アプリケーション106が、解析/制御部101の制御のもと実行される。その通信アプリケーション106が、IPネットワーク300を介してサーバ200と通信を行うものであるとすると、通信パラメータ値計測部104のパケット捕獲要求に対して、通信処理部105は、通信アプリケーション106の実行中に送信するパケットと受信するパケットとを捕獲する。さらに、捕獲したパケットの情報は、データ保管部103で保管されるとともに、パケット捕獲結果として、通信パラメータ値計測部104に送られる。
通信パラメータ値計測部104は、解析/制御部101の計測要求に応じて、捕獲したパケットの情報をもとに各種通信パラメータ値の計測を行う。
RTTは、前述したように、障害解析装置100において、SYNパケットの送出後、これを受信したサーバ200から即座に送出されるSYNACKパケットを受信するまでの時間を計測することで得られる。
また、パケットのロス率は、受信方向はパケットのシーケンス番号の抜けの観測、送信方向は再送パケット数の観測により得られる。
ウィンドウサイズは、クライアントPCである障害解析装置100から送信されるパケットのTCPヘッダ内の情報から獲得できる。一方、サーバ200側のウィンドウサイズは、複数の受信パケットの到着累積時間が、RTTに等しくなるまでの受信パケットのデータ量の累計から推定する。具体的には、図2のようにウィンドウサイズ分のパケット51は短い間隔(例えば1msec以下)で送信され、RTTはそれより十分大きいので、パケット間隔がRTT程度開いた場合に、ウィンドウサイズの区切りと考え、その間の受信パケットのデータ量の累計をウィンドウサイズと推定する(後述の図6参照)。
また、スループットの実測値を、一定時間内に捕獲した送受信パケットの情報量から計測する。
以上のようにして計測した各種通信パラメータは、データ保管部103に保管されるとともに、解析/制御部101に、計測結果として転送される。解析/制御部101は、ウィンドウサイズ及びRTTを基にスループットの推定値を算出する。スループットは、障害解析装置100のウィンドウサイズと、サーバ200のウィンドウサイズのうち小さい方で制限される。そこで、小さい方のウィンドウサイズを用い、スループットの推定値を、スループットの推定値=ウィンドウサイズ/RTTの式で求める。ただし、ウィンドウサイズは、パケットのロスにより変動するので、これを補正することが必要である。以下、パケットロスの影響を補正する方法について説明する。
TCPでは、パケットのロスを検出するとウィンドウサイズを小さくし、パケットのロスがないときはIPネットワーク300が空いていると判断し、ウィンドウサイズを大きくするような制御(以下ウィンドウ制御と称する)を行う。これにより転送レートを可変する。詳細は、「西田、“TCP詳説”[online]、Internet Week 99 パシフィコ横浜、1999年12月14日、[2004年6月17日検索]、インターネット<URL: http://www.nic.ad.jp/ja/materials/iw/1999/notes/C3.PDF>」で説明されているが、ウィンドウサイズの制御アルゴリズムには、以下のように、代表的な2つのアルゴリズムが存在する。
図5は、ウィンドウサイズの制御アルゴリズムの例であり、(A)がTahoeのアルゴリズム、(B)がReno,NewRenoのアルゴリズムである。
いずれも縦軸がウィンドウサイズで、横軸が時間である。ウィンドウサイズの制御のしかたは、スロースタート段階F1と、輻輳回避段階F2とに分かれており、各通信段階によって増加量は異なる。すなわち、スロースタート段階F1では、SYNACKパケットを受け取るたびに指数的に増加し、輻輳回避段階F2では、SYNACKパケットを受け取るたびに線形的に増加する。図5(A)のTahoeのアルゴリズムでは、パケットロスの発生を検出すると、ウィンドウサイズを1に下げる。一方の図5(B)のReno,NewRenoのアルゴリズムでは、パケットロスの発生を検出すると、ウィンドウサイズを直前の1/2に下げる。
以上のようなロスによるウィンドウサイズの動的制御の影響を考慮して、障害解析装置100は、受信パケットの捕獲結果からサーバ200のウィンドウサイズを推定する。
図6は、受信パケットの流れとパケット間隔との関係を示す図である。
縦軸がパケット間隔(msec)で、横軸がパケットのシーケンス番号である。
パケット間隔が長い、例えば、10msec以上となるパケットを、障害解析装置100から送信されるAckパケット(パケットを受信したことをサーバ200に通知するパケット)の到着を待ってサーバ200から送出されるAck待ちパケット(間隔がほぼRTTとなるパケット)501と推定する。そして、Ack待ちパケット間のパケットデータサイズ和をサーバ200のウィンドウサイズと推定する。パケットのロスが無い場合のウィンドウサイズが最大となるが(図の“8192”byte)、パケットのロスが発生すると、図5のようにウィンドウサイズは小さくなる。よって、図6のウィンドウサイズの平均値として、ロスを考慮したウィンドウサイズを推定できる。また、図6のような受信パケットの捕獲結果から推定された最大ウィンドウサイズと、通信パラメータ値計測部104で計測したロス率と、図5で示したようなウィンドウサイズの制御アルゴリズムを参照して、ロスを考慮したウィンドウサイズを推定してもよい。
ロスによるウィンドウサイズの補正は、以下のような方法によっても可能である。
図7は、受信パケットの間隔とパケット分布数との関係を示す図である。
縦軸がパケット分布数で、横軸がパケット間隔[msec]である。
まず、計測したRTTから、パケット間隔の違いによってパケット分布を3つのグループG1、G2、G3にグループ分けする。グループG1は、パケット間隔が0〜RTT(1−α)のパケット群であり、これらは短い間隔で受信されるパケット群である。グループG2は、パケット間隔がRTT(1−α)〜RTT(1+α)のパケット群であり、パケット間隔がRTTに近いパケット群(Ack待ちパケットと推定されるパケット群)である。グループG3は、パケット間隔がRTT(1+α)以上のパケット群であり、再送遅延などの影響で長い間隔で受信されるパケット群である。なお、αは、パケット間隔の分散(ゆらぎ)を考慮するためのもので、例えば、0.2〜0.5程度の値である。ウィンドウサイズは、ウィンドウサイズ=1パケットの平均データサイズ/全体におけるグループG2の割合、という式で推定できる。
以上のように、ロスの影響を考慮したウィンドウサイズを用いて、障害解析装置100の解析/制御部101は、スループットの推定値を求めることができる。
ところで、ロスの発生が再送を要求するAckパケットによってわからない場合がある。このような場合、一般的に3秒程度の転送できない時間である再送遅延時間(以下再送タイムアウト時間(RTO:Retransmission Time Out)と称する)が存在する。RTOが発生する原因は、以下の2つの場合に分けられる。
図8は、パケットのロスによってRTOが発生する例を示す図であり、(A)は再送パケットが再びロスした場合、(B)はウィンドウサイズのデータのうち最後のパケットがロスした場合の例である。
図8(A)のように、例えば、“4”というパケット502がロスした場合、受信側からその旨を受けると送信側は“4”の再送パケット503を送信しなおす。しかし、これが再びロスすると、送信側は、RTO経過後、再度、再送パケット503を送信する。このようなパケット502の推定個数は、以下の式で表される。
推定個数=データサイズ/平均セグメントサイズ×ロス率2……(1)
データサイズは受信パケットの全データサイズであり、平均セグメントサイズは、1つのパケットの平均のデータサイズである。ロス率は、前述した通信パラメータ値計測部104で計測されたものを用いる。
一方、図8(B)のように、ウィンドウサイズのデータのうち最後のパケット504がロスした場合、送信側では、RTO経過後、再送パケット505を送信する。このような再送パケット505の推定個数は、以下の式で表される。
推定個数=データサイズ/平均セグメントサイズ×平均セグメントサイズ/推定したウィンドウサイズ×ロス率……(2)
上式で、推定したウィンドウサイズは、前述の図6、図7で推定したウィンドウサイズを用いる。
この2つの場合を考慮して、障害解析装置100の解析/制御部101は、スループットの推定値を算出する。
スループットの推定値は、以下の式で表される。
スループットの推定値=データサイズ/(RTT遅延の総和+RTO遅延の総和)……(3)
ここで、RTT遅延の総和は、パケット間隔がRTT程度のパケットの個数×RTTで与えられる。パケット間隔がRTT程度のパケットは、図6ではパケット501、図7ではグループG2に属するパケットに相当し、データサイズ/推定したウィンドウサイズ、で与えられる。
また、式(3)のRTO遅延の総和は、図8で示したようなRTO遅延の原因となるパケットの個数×RTO平均遅延時間、という式によって算出される。RTO遅延の原因となるパケットの個数は、前述の式(1)と式(2)の和によって与えられる。RTO平均遅延時間は、例えば、RTT×ロス率×β、で与えられることが考えられる。ここでβは経験則により与えられる値である。
以上のように、障害解析装置100の解析/制御部101では、パケットロスの影響を補正してスループットの推定値を算出することができる。
最後に、解析/制御部101の制御のもと、ユーザインターフェース部102にて、スループットの推定値とスループットの実測値とを、ロス率、ウィンドウサイズ及びRTTなどの各種通信パラメータとともに障害解析結果としてディスプレイ112に表示して、ユーザに提示する。
図9は、障害解析画面の例である。
障害解析画面は、パケットの捕獲(キャプチャ)を開始するためのキャプチャ開始ボタン510を有している。ユーザは、ある通信アプリケーション106の実行時、キャプチャ時間などを指定してキャプチャ開始ボタン510をマウス110などにより、画面上で選択することにより、障害解析処理を開始させることができる。解析結果は通信する相手先ごとに得られる。この図の例では、サーバアドレス“10.25.144.173”のサーバ200のポート“20”と、クライアントアドレス“10.25.144.121”のクライアントPC(障害解析装置)100のポート“2149”が選択されていることを示している。解析結果は、データ保管部103から取り出されて表示される。例えば、通信パラメータの計測結果として、通信時間、データの送信量、受信量、速度、クライアントPC100からサーバ200へのデータ送信の際の上りロス率、サーバ200からクライアントPC100へのデータ送信の際の下りロス率が表示される。
また、前述した解析/制御部101の処理によって算出したスループットの推定値(図ではモデル値と表記している)と実測値を、TCPヘッダの情報から得られるクライアントPC100のウィンドウサイズ(図ではRWIN最大値と表記している)と、推定したサーバ200のウィンドウサイズ(図では推定SWINと表記している)と、RTTとロス率とともに表示している。なお、ここではサーバ200からクライアントPC100へのデータ送信の際のスループットを計測しているが、その反対のスループットも計測できる。また、図9のように、スループット診断結果としてその旨を表示するようにしてもよい。ここでは、サーバ200からクライアントPC100へのデータ送信の際のスループットが低いことを提示している。そしてそれが、送信平均ウィンドウサイズ(推定SWIN)が小さいことに起因していると表示している。また、クライアント側のRWIN最大値は適切であり、ロス率は5.3%と、高いということを表示している。
なお、図9のように、通信パラメータを変化させてモデル値をシミュレーションできるようにしてもよい。通信パラメータを入力後、再計算ボタン511を押すことで、モデル値が、解析/制御部101の制御のもと再計算され表示される。また、推定伝送路速度を入力するようにして、モデル値が、推定伝送路速度を超えるような場合には、その速度に制限するようにしてもよい。これにより利用者は、パケットのロス率などを改善するとどのようなスループットが期待できるかを計測結果も交えて推測することができ、性能障害を修復する計画立案の支援ができる。
以上のように、スループットの推定値と、実測値とを比較提示することで、実際のシステムが正常な通信プロトコルに従って動作し、その結果として性能低下を起こしているかが判別できることになる。つまり、パケットロスが大きいとそのためにスループットは低下するが、これを定量的に推定できるので、因果関係を定量的に把握できる。従来は、パケットロスなどの計測結果を絶対的な尺度(例えば、1%以上ならば、何らかの障害があるとの判定尺度)で判断していたが、これでは、パケットロス以外の要因があって、スループットが低下していても、これを見逃すことになる。本発明では、定量的に実測値と、推定値とを比較するので、このような見逃しの可能性を低減することができる。
なお、上記の処理内容は、コンピュータによって実現することができる。その場合、障害解析装置100が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、性能障害発生時または適宜、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上記に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内で様々な変形が可能である。
本発明の障害解析装置の原理を示す図である。 ウィンドウ制御によるパケットの送受信の様子を示す図である。 典型的なTCPのスループットとRTTの関係を示した図である。 障害解析装置の構成例を示す図である。 ウィンドウサイズの制御アルゴリズムの例であり、(A)がTahoeのアルゴリズム、(B)がReno,NewRenoのアルゴリズムである。 受信パケットの流れとパケット間隔との関係を示す図である。 受信パケットの間隔とパケット分布数との関係を示す図である。 パケットのロスによってRTOが発生する例を示す図であり、(A)は再送パケットが再びロスした場合、(B)はウィンドウサイズのデータのうち最後のパケットがロスした場合の例である。 障害解析画面の例である。
符号の説明
10 障害解析装置(クライアントPC)
10a ディスプレイ
11 通信アプリケーション
20 サーバ
30 ネットワーク
S1 パケット捕獲手段
S2 往復伝搬時間計測手段
S3 通信ウィンドウサイズ推定手段
S4 スループット推定値算出手段
S5 解析結果提示手段

Claims (10)

  1. ネットワーク上で発生する性能障害の原因を解析する処理をコンピュータに機能させる障害解析プログラムにおいて、
    コンピュータを、
    通信アプリケーション実行時の送受信パケットを捕獲するパケット捕獲手段、
    往復伝播時間を計測する往復伝播時間計測手段、
    捕獲した受信パケットを基に送信元の通信ウィンドウサイズを推定する通信ウィンドウサイズ推定手段、
    前記通信ウィンドウサイズ及び前記往復伝播時間を基にスループットの推定値を算出するスループット推定値算出手段、
    前記推定値と前記スループットの実測値とを、前記通信ウィンドウサイズ及び前記往復伝播時間を含む各種通信パラメータとともに提示する解析結果提示手段、
    として機能させる障害解析プログラム。
  2. 前記通信ウィンドウサイズ推定手段は、前記通信ウィンドウサイズを、複数の前記受信パケットの到着累積時間が前記往復伝播時間に等しくなるまでの前記受信パケットのデータ量の累計から推定することを特徴とする請求項1記載の障害解析プログラム。
  3. 前記スループット推定値算出手段は、パケットロスによる影響を補正して前記スループットの推定値を算出することを特徴とする請求項1記載の障害解析プログラム。
  4. 捕獲した前記受信パケットのうちパケット間隔が前記往復伝搬時間付近の前記受信パケットの割合と、1パケットの平均データサイズとを基に、前記通信ウィンドウサイズを推定することを特徴とする請求項1記載の障害解析プログラム。
  5. 前記往復伝搬時間による往復伝搬遅延と、パケットロスにより生じる再送遅延とを推定し、前記往復伝搬遅延及び前記再送遅延の総和をもとに、前記スループットの前記推定値を算出することを特徴とする請求項1記載の障害解析プログラム。
  6. 前記再送遅延の総和は、パケットのロス率の2乗に比例する通信途中にロスする可能性のある再送パケットの推定個数と、前記ロス率に比例する前記通信ウィンドウサイズのデータのうち、ロスする可能性のある最後の前記受信パケットの推定個数との和に、平均の再送遅延時間を乗じた時間であることを特徴とする請求項5記載の障害解析プログラム。
  7. 計測した前記各種通信パラメータを可変させ、前記スループットの前記推定値を再計算することを特徴とする請求項1記載の障害解析プログラム。
  8. ネットワーク上で発生する性能障害の原因を解析する障害解析装置において、
    通信アプリケーション実行時の送受信パケットを捕獲するパケット捕獲手段と、
    往復伝播時間を計測する往復伝播時間計測手段と、
    捕獲した受信パケットを基に送信元の通信ウィンドウサイズを推定する通信ウィンドウサイズ推定手段と、
    前記通信ウィンドウサイズ及び前記往復伝播時間を基にスループットの推定値を算出するスループット推定値算出手段と、
    前記推定値と前記スループットの実測値とを、通信ウィンドウサイズ及び前記往復伝播時間を含む各種通信パラメータとともに提示する解析結果提示手段と、
    を有することを特徴とする障害解析装置。
  9. ネットワーク上で発生する性能障害の原因を解析する処理をコンピュータに機能させる障害解析プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
    コンピュータを、
    通信アプリケーション実行時の送受信パケットを捕獲するパケット捕獲手段、
    往復伝播時間を計測する往復伝播時間計測手段、
    捕獲した受信パケットを基に送信元の通信ウィンドウサイズを推定する通信ウィンドウサイズ推定手段、
    前記通信ウィンドウサイズ及び前記往復伝播時間を基にスループットの推定値を算出するスループット推定値算出手段、
    前記推定値と前記スループットの実測値とを、前記通信ウィンドウサイズ及び前記往復伝播時間を含む各種通信パラメータとともに提示する解析結果提示手段、
    として機能させる障害解析プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  10. ネットワーク上で発生する性能障害の原因を解析する処理をコンピュータが行う障害解析方法であって、
    コンピュータが、
    通信アプリケーション実行時の送受信パケットを捕獲するパケット捕獲ステップと、
    往復伝播時間を計測する往復伝播時間計測ステップと、
    捕獲した受信パケットを基に送信元の通信ウィンドウサイズを推定する通信ウィンドウサイズ推定ステップと、
    前記通信ウィンドウサイズ及び前記往復伝播時間を基にスループットの推定値を算出するスループット推定値算出ステップと、
    前記推定値と前記スループットの実測値とを、前記通信ウィンドウサイズ及び前記往復伝播時間を含む各種通信パラメータとともに提示する解析結果提示ステップと、
    を実行することを特徴とする障害解析方法。
JP2004188517A 2004-06-25 2004-06-25 障害解析プログラム、障害解析装置、記録媒体及び障害解析方法 Active JP4429095B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004188517A JP4429095B2 (ja) 2004-06-25 2004-06-25 障害解析プログラム、障害解析装置、記録媒体及び障害解析方法
US11/019,547 US7197014B2 (en) 2004-06-25 2004-12-23 Recording medium, fault analysis device and fault analysis method
EP20050250022 EP1610495A1 (en) 2004-06-25 2005-01-06 Throughput calculation for fault analisys
KR20050003736A KR100768387B1 (ko) 2004-06-25 2005-01-14 장해 해석 프로그램, 장해 해석 장치, 기록 매체 및 장해해석 방법
CNB2005100062189A CN100356733C (zh) 2004-06-25 2005-01-17 记录介质、故障分析设备以及故障分析方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004188517A JP4429095B2 (ja) 2004-06-25 2004-06-25 障害解析プログラム、障害解析装置、記録媒体及び障害解析方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006013920A true JP2006013920A (ja) 2006-01-12
JP4429095B2 JP4429095B2 (ja) 2010-03-10

Family

ID=34940343

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004188517A Active JP4429095B2 (ja) 2004-06-25 2004-06-25 障害解析プログラム、障害解析装置、記録媒体及び障害解析方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7197014B2 (ja)
EP (1) EP1610495A1 (ja)
JP (1) JP4429095B2 (ja)
KR (1) KR100768387B1 (ja)
CN (1) CN100356733C (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009049506A (ja) * 2007-08-14 2009-03-05 Canon Inc 通信制御装置、通信制御方法、及びコンピュータプログラム
JP2009246512A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Canon Inc 情報処理装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
JP2013115824A (ja) * 2011-11-28 2013-06-10 Nhn Corp ユーザ端末の接続ネットワーク識別装置、方法及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2014116840A (ja) * 2012-12-11 2014-06-26 Kddi Corp 通信品質推定装置
JP2015222882A (ja) * 2014-05-23 2015-12-10 日本電気株式会社 通信スループット予測装置、通信スループット予測方法、及び、プログラム
JP2016139892A (ja) * 2015-01-27 2016-08-04 Kddi株式会社 通信装置、通信システム、算出方法及び通信プログラム
WO2017077704A1 (ja) * 2015-11-06 2017-05-11 日本電気株式会社 スループット計測装置、方法および記録媒体
US9722898B2 (en) 2014-10-21 2017-08-01 Fujitsu Limited Quality estimation methods, quality estimation apparatus, and recording medium

Families Citing this family (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006126894A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Sony Corp コンテンツ配信方法、プログラムおよび情報処理装置
US20060176832A1 (en) * 2005-02-04 2006-08-10 Sean Miceli Adaptive bit-rate adjustment of multimedia communications channels using transport control protocol
US20060274760A1 (en) * 2005-06-07 2006-12-07 Level 3 Communications, Inc. Internet packet quality monitor
KR100739710B1 (ko) * 2005-06-14 2007-07-13 삼성전자주식회사 패킷의 손실 타입을 판별하는 방법 및 장치
GB2438017A (en) * 2006-05-02 2007-11-14 Skype Ltd Controlling communication quality by generating instructions providing a remedy to users to improve communication quality
KR100755716B1 (ko) * 2006-07-10 2007-09-05 삼성전자주식회사 패킷의 손실 타입을 판별하는 장치 및 방법
KR100737678B1 (ko) * 2006-07-25 2007-07-09 한국정보통신대학교 산학협력단 멀티미디어 스트리밍 서비스에 대한 지연시간 분석방법
US7978617B2 (en) * 2006-09-15 2011-07-12 Citrix Systems, Inc. Methods for providing performance improvement recommendations
US8078972B2 (en) 2006-09-15 2011-12-13 Citrix Systems, Inc. Methods and interfaces for displaying performance data related to a current remote access session
US7788198B2 (en) 2006-12-14 2010-08-31 Microsoft Corporation Method for detecting anomalies in server behavior using operational performance and failure mode monitoring counters
US7742418B2 (en) 2007-08-24 2010-06-22 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method and apparatus for determining latency and throughput of a data communication
DE102008011346B4 (de) 2008-02-27 2010-10-21 Phoenix Contact Gmbh & Co. Kg Selbstdiagnostizierende Kommunikationsvorrichtung
KR101068946B1 (ko) * 2008-12-22 2011-09-30 한국전자통신연구원 다중 관측윈도우들에서의 실패한 세션 분포 측정장치 및 그방법
KR101045956B1 (ko) * 2009-03-26 2011-07-04 한국과학기술정보연구원 데이터 전송성능 진단 시스템 및 방법과, 그 방법을 실행하기 위한 프로그램이 기록된 기록매체
ATE542330T1 (de) 2009-08-18 2012-02-15 Abb Technology Ag Analyse einer kommunikationsleistung einer ied
US8363554B2 (en) * 2009-12-23 2013-01-29 At&T Intellectual Property I, Lp Method and system for fault detection using round trip time
JP5890435B2 (ja) * 2011-02-14 2016-03-22 トムソン ライセンシングThomson Licensing 異なる変調速度で送信されるパケットの往復時間を測定することによるWi−Fiコネクティビティのトラブルシューティング
JP5838787B2 (ja) * 2011-12-21 2016-01-06 富士通株式会社 通信装置、および通信方法
US8832274B2 (en) * 2012-03-09 2014-09-09 Business Objects Software Limited Apportioned queue for resource allocation
KR102044452B1 (ko) * 2012-07-17 2019-11-13 엘지전자 주식회사 무선 통신 시스템에서 패킷 성능을 측정하는 방법 및 장치
US9432458B2 (en) * 2013-01-09 2016-08-30 Dell Products, Lp System and method for enhancing server media throughput in mismatched networks
US9094336B2 (en) 2013-03-15 2015-07-28 Ixia Methods, systems, and computer readable media for assisting with the debugging of conditions associated with the processing of test packets by a device under test
CA2920122A1 (en) * 2013-08-08 2015-02-12 Ricoh Company, Limited Program, communication quality estimation method, information processing apparatus, communication quality estimation system, and storage medium
US9388733B2 (en) * 2014-01-02 2016-07-12 Ford Global Technologies, Llc Methods and system for inferring throttle inlet pressure
CN105306284A (zh) * 2014-05-27 2016-02-03 中兴通讯股份有限公司 检测虚拟专用网络的用户网络侧接口连通性的方法及装置
US9979663B2 (en) * 2015-06-08 2018-05-22 Accedian Networks Inc. TCP performance predictor
US9798474B2 (en) 2015-09-25 2017-10-24 International Business Machines Corporation Software-defined storage system monitoring tool
US9992276B2 (en) 2015-09-25 2018-06-05 International Business Machines Corporation Self-expanding software defined computing cluster
US10826785B2 (en) 2015-09-25 2020-11-03 International Business Machines Corporation Data traffic monitoring tool
JP2017079412A (ja) * 2015-10-20 2017-04-27 富士通株式会社 パケット解析プログラム、パケット解析装置およびパケット解析方法
CN105827537B (zh) * 2016-06-01 2018-12-07 四川大学 一种基于quic协议的拥塞改进方法
IT201900010362A1 (it) * 2019-06-28 2020-12-28 Telecom Italia Spa Abilitazione della misura di perdita di pacchetti round-trip in una rete di comunicazioni a commutazione di pacchetto
JP7235967B2 (ja) * 2019-07-24 2023-03-09 富士通株式会社 ネットワーク分析プログラム、ネットワーク分析装置及びネットワーク分析方法
CN113206749B (zh) 2020-01-31 2023-11-17 瞻博网络公司 网络事件的相关性的可编程诊断模型
US11533215B2 (en) * 2020-01-31 2022-12-20 Juniper Networks, Inc. Programmable diagnosis model for correlation of network events
US11269711B2 (en) 2020-07-14 2022-03-08 Juniper Networks, Inc. Failure impact analysis of network events
JP7481627B2 (ja) * 2020-09-02 2024-05-13 富士通株式会社 異常検知方法及び異常検知プログラム
CN116456380A (zh) * 2022-01-07 2023-07-18 华为技术有限公司 故障定位的方法和装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2961432B2 (ja) 1990-05-28 1999-10-12 株式会社タツノ・メカトロニクス ヘリポート用給油設備
US6108800A (en) * 1998-02-10 2000-08-22 Hewlett-Packard Company Method and apparatus for analyzing the performance of an information system
US6219713B1 (en) * 1998-07-07 2001-04-17 Nokia Telecommunications, Oy Method and apparatus for adjustment of TCP sliding window with information about network conditions
JP3602972B2 (ja) * 1998-07-28 2004-12-15 富士通株式会社 通信性能測定装置及びその測定方法
JP2001237882A (ja) * 2000-02-23 2001-08-31 Nec Corp パケットデータ転送におけるパケットサイズ制御装置及びその制御方法
US7304951B2 (en) 2000-11-21 2007-12-04 North Carolina State University Methods and systems for rate-based flow control between a sender and a receiver
US7065482B2 (en) 2001-05-17 2006-06-20 International Business Machines Corporation Internet traffic analysis tool
JP4310984B2 (ja) 2002-02-06 2009-08-12 株式会社日立製作所 有機発光表示装置
WO2003081873A1 (en) 2002-03-22 2003-10-02 Nokia Corporation Method, system and device for controlling a transmission window size

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009049506A (ja) * 2007-08-14 2009-03-05 Canon Inc 通信制御装置、通信制御方法、及びコンピュータプログラム
JP2009246512A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Canon Inc 情報処理装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
US8368927B2 (en) 2008-03-28 2013-02-05 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus, control method thereof, and program
JP2013115824A (ja) * 2011-11-28 2013-06-10 Nhn Corp ユーザ端末の接続ネットワーク識別装置、方法及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2014116840A (ja) * 2012-12-11 2014-06-26 Kddi Corp 通信品質推定装置
JP2015222882A (ja) * 2014-05-23 2015-12-10 日本電気株式会社 通信スループット予測装置、通信スループット予測方法、及び、プログラム
US9722898B2 (en) 2014-10-21 2017-08-01 Fujitsu Limited Quality estimation methods, quality estimation apparatus, and recording medium
JP2016139892A (ja) * 2015-01-27 2016-08-04 Kddi株式会社 通信装置、通信システム、算出方法及び通信プログラム
WO2017077704A1 (ja) * 2015-11-06 2017-05-11 日本電気株式会社 スループット計測装置、方法および記録媒体
US10652123B2 (en) 2015-11-06 2020-05-12 Nec Corporation Throughput measuring apparatus, method, and recording medium

Also Published As

Publication number Publication date
US7197014B2 (en) 2007-03-27
CN1713594A (zh) 2005-12-28
US20050289395A1 (en) 2005-12-29
CN100356733C (zh) 2007-12-19
KR20050123047A (ko) 2005-12-29
KR100768387B1 (ko) 2007-10-18
EP1610495A1 (en) 2005-12-28
JP4429095B2 (ja) 2010-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4429095B2 (ja) 障害解析プログラム、障害解析装置、記録媒体及び障害解析方法
US11601356B2 (en) Emulating packet flows to assess network links for SD-WAN
JP4233884B2 (ja) サービス品質のプロービングを行う方法
EP3272077B1 (en) Diagnostic testing
JP2007533215A5 (ja)
CA3108301C (en) Machine learning for quality of experience optimization
US20180159895A1 (en) Method, Apparatus and System for Quantifying Defense Result
JP3868939B2 (ja) 通信ネットワークの障害を検出する装置
JP2014131212A (ja) 検証プログラム及び情報処理装置
JP5625940B2 (ja) 監視プログラム、監視装置、及び監視方法
Siekkinen et al. Root cause analysis for long-lived TCP connections
JP2011142473A (ja) ユーザ待ち時間推定装置、ユーザ待ち時間推定方法、及びプログラム
JP5029763B2 (ja) ネットワーク障害時情報収集装置、方法、及びプログラム
US20080172456A1 (en) Method for detecting the ipv6 network application layer protocol
Zhang et al. High fidelity off-path round-trip time measurement via TCP/IP side channels with duplicate SYNs
JP2011142474A (ja) ユーザ待ち時間推定装置、ユーザ待ち時間推定方法、及びプログラム
Din et al. Passive analysis of web traffic characteristics for estimating quality of experience
JP5537692B1 (ja) 品質劣化原因推定装置、品質劣化原因推定方法、品質劣化原因推定プログラム
Cheng et al. Explaining BGP slow table transfers
Teixeira Network troubleshooting from end-hosts
JP6760895B2 (ja) ネットワーク計測システム、および、ネットワーク計測方法
Downey An empirical model of TCP performance
Siekkinen et al. Disambiguating Network Effects from Edge Effects in TCP Connections
Cheng et al. Explaining BGP Slow Table Transfers: Implementing a TCP Delay Analyzer
JP6333639B2 (ja) 通信行動分析装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070518

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090623

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090915

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091215

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091215

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4429095

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131225

Year of fee payment: 4