JP6760895B2 - ネットワーク計測システム、および、ネットワーク計測方法 - Google Patents
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ネットワーク管理サーバ1zは、問合せ(ポーリング)をネットワーク装置2zに送信し、その応答としてネットワーク装置2zから問合せで指定したパラメータの計測結果を受信する。つまり、1回の問合せと1回の応答(送信)とが対応する。
ネットワーク管理サーバ1zは、「定期的に計測結果を送信する」旨のスケジュール設定を、最初に1回ネットワーク装置2zに設定しておく。その後は、この設定に従い、ネットワーク装置2zが定期的に、または、内部バッファ量が閾値を超えたときなどの設定した条件を満たした場合に計測結果を送信する。
このように、プル型またはプッシュ型で収集された計測値は、様々な用途に使用される。例えば、非特許文献4には、不正侵入を検知するためのIDS(Intrusion Detection System)が記載されている。
本発明は、ネットワーク管理サーバにそれぞれ計測した実測値を通知する複数のネットワーク装置から構成され、
前記ネットワーク管理サーバが、前記複数のネットワーク装置それぞれについての性能を元に、実測値の収集方法をプル型またはプッシュ型のいずれかとして、各ネットワーク装置に設定し、
プル型の収集方法が設定された第1のネットワーク装置が、前記ネットワーク管理サーバからの問合せを受け、前記問合せごとに指定されたパラメータを計測した結果を前記ネットワーク管理サーバに応答し、
プッシュ型の収集方法が設定された第2のネットワーク装置が、前記ネットワーク管理サーバからの設定に従い、所定契機ごとに設定で指定されたパラメータを計測した結果を前記ネットワーク管理サーバに応答し、
前記ネットワーク管理サーバが、ネットワーク装置から通知された実測値の大小関係を元に、通知元のネットワーク装置が高負荷状態か低負荷状態かを判定し、前記第1のネットワーク装置が前記高負荷状態の場合、収集方法をプル型からプッシュ型に変更することを特徴とする。
さらに、高負荷状態になったネットワーク装置についてはプッシュ型に切り換えて計測負荷を下げることで、高負荷状態のネットワーク装置によるパケット転送処理を安定させることができる。
前記ネットワーク管理サーバが、前記複数のネットワーク装置それぞれについての性能を元に、実測値の収集方法をプル型またはプッシュ型のいずれかとして、各ネットワーク装置に設定し、
プル型の収集方法が設定された第1のネットワーク装置が、前記ネットワーク管理サーバからの問合せを受け、前記問合せごとに指定されたパラメータを計測した結果を前記ネットワーク管理サーバに応答し、
プッシュ型の収集方法が設定された第2のネットワーク装置が、前記ネットワーク管理サーバからの設定に従い、所定契機ごとに設定で指定されたパラメータを計測した結果を前記ネットワーク管理サーバに応答し、
前記第2のネットワーク装置が、測定した現在の実測値の大小関係を元に、自身のネットワーク装置が高負荷状態か低負荷状態かを判定し、前記高負荷状態と判定した場合には、前記ネットワーク管理サーバに応答するパラメータ集合のうちの第1パラメータは応答するものの第2パラメータの応答を省略し、
前記ネットワーク管理サーバが、前記第2のネットワーク装置から応答があった前記第1パラメータを元に、応答が省略された前記第2パラメータの推定値を計算することを特徴とする。
さらに、第2のネットワーク装置に発生した突発的なパケット処理の負荷上昇に対しても、第2パラメータの計測を省略してパケット処理を優先させることで、ネットワークのサービス品質を保つことができる。
ネットワーク計測システムは、ネットワーク管理サーバ1がネットワークを流れるパケット量の計測値を各ネットワーク装置2から収集し、その収集結果を画面表示することで、管理者にネットワーク全体の使用状況を把握させる。
ネットワーク管理サーバ1は、CPU(Central Processing Unit)と、メモリと、ハードディスクなどの記憶手段(記憶部)と、ネットワークインタフェースとを有するコンピュータとして構成される。
このコンピュータは、CPUが、メモリ上に読み込んだプログラム(アプリケーションや、その略のアプリとも呼ばれる)を実行することにより、各処理部により構成される制御部(制御手段)を動作させる。
(観点1)処理能力に応じた収集方法の設定:高性能なネットワーク装置2(第1のネットワーク装置)には高負荷のプル型を設定し、低性能なネットワーク装置2(第2のネットワーク装置)には低負荷のプッシュ型を設定する。これにより、ネットワーク装置2の処理能力に応じて計測負荷を最適化できる。
一方、プッシュ型は、一般的には低負荷の情報収集方法である。事前に設定された定期的な間隔で(または、内部バッファ量が閾値を超えたときなどの設定した条件を満たした場合に)計測を行うだけでよく、その計測に要するリソースを事前に用意できる上、問合せに伴う割り込み処理は発生しないためである。さらに、「問合せ→応答」という往復処理を要するプル型に加え、片方向の計測値の送信だけで済むので、メッセージ数が少ないためである。
なお、(観点1)だけを用いたり、(観点2)だけを用いたり、(観点1)と(観点2)とを併用したりしてもよい。
左右2台に位置する太枠の専用装置2aは、高性能なネットワーク装置2であるので、プル型が設定される。中央に位置する細枠の汎用スイッチ2bは、低性能なネットワーク装置2であるので、プッシュ型が設定される。
(a)ネットワーク装置2の種別、および、ネットワーク装置2に使用されているCPU、NPUなどの各種部品の種別などのカタログスペックを参照して、例えば高性能な部品を備えるネットワーク装置2をプル型に設定する。
(b)ネットワーク計測システムのネットワークトポロジを参照し、ネットワーク装置2が収容するユーザ端末の数が多いネットワーク装置2を、プル型に設定する。
(c)過去に大量の(所定閾値以上の)パケットを転送した実績があるネットワーク装置2を、プル型に設定する。
(d)現在の状態として高負荷状態になっているネットワーク装置2を、プッシュ型に設定する。逆に低負荷状態になっているネットワーク装置2を、プル型に設定する。つまり、現在負荷に応じて動的にプル型/プッシュ型を切り換える方式である。ここでも、高負荷状態/低負荷状態は、後記する図5で説明する。
なお、計測対象のネットワーク装置2として、専用装置2aを用いてもよい。図中の汎用CPU52や汎用NPU54に代えて、専用装置2aには、装置メーカ等が独自に開発した専用CPUや専用NPUが使われる。
ネットワーク管理サーバ1は、計測情報入出力部11と、プル型計測制御部12と、プッシュ型計測制御部13と、装置毎計測情報DB14と、計測情報合成部15と、ネットワーク情報管理部16と、ネットワーク情報DB17とを有する。
プル型計測制御部12は、プル型に設定されたネットワーク装置2(専用装置2a)に対して、図12に示したように問合せ(ポーリング)を送信することで、その都度計測情報を送信させる。そのため、プル型計測制御部12は、例えば、SNMPなどのプル型のプロトコルを動作させる。
計測情報合成部15は、プル型計測制御部12からのプル型の計測情報と、プッシュ型計測制御部13からのプッシュ型の計測情報とを同じフォーマットに合成するとともに、高負荷状態時に計測が省略された帯域値の推測値を補完して整合化した計測情報を生成する。
ネットワーク情報管理部16は、装置毎計測情報DB14に登録された収集方法に従って、プル型計測制御部12およびプッシュ型計測制御部13を介して、ネットワーク装置2に計測を指示する。そして、ネットワーク情報管理部16は、計測情報合成部15が生成した計測情報をネットワーク情報DB17に格納するとともに、その計測情報を画面表示することで可視化する。
ネットワーク装置2は、汎用CPU52が、メモリ53上に読み込んだプログラムを実行することにより、各処理部により構成される制御部(制御手段)を動作させるコンピュータである。電源ファン部51はネットワーク装置2の各部品に電力を供給する。
汎用NPU54は、パケット処理に特化したプロセッサであり、ルータなどの通信機器に使用されている。汎用NPU54は、パケット処理として、パケット転送処理だけでなく、処理したパケットを計測するパケット計測処理も実行する。
汎用NPU54は、パケット計測部21と、パケット処理部22と、情報入出力部23と、装置情報計測部24とを有する。なお、専用装置2aの専用NPUにも、パケット計測部21と、パケット処理部22と、情報入出力部23と、装置情報計測部24とを備えることとしてもよい。
パケット処理部22は、各パケット(図示では「P」)の転送先を決定し、その転送先へと向かうIFにパケットを転送する。この転送処理は、具体的には、通過するパケット毎にヘッダを参照して、ヘッダ情報を元に予め指定された処理(キューイング、優先処理、廃棄処理などのQoS(Quality of Service)制御、パケットフィルタ、ヘッダ情報書き換えなどのパケットフォワーディング処理や経路制御処理)である。
装置情報計測部24は、汎用NPU54のNPU使用率などのネットワーク装置2の情報を計測する。
情報入出力部23は、パケット計測部21の計測結果と、装置情報計測部24の計測結果とをネットワーク管理サーバ1に送信する。
パケット計測処理部21aは、パケット処理部22が転送するパケットを計測した結果をパケット計測情報とする。
パケット計測処理判定部21bは、パケット計測処理部21aのパケット計測情報と、閾値情報管理部21cが管理する閾値情報とを比較することで、現在の汎用NPU54の負荷状態が高負荷状態(計測値>閾値)か低負荷状態(計測値≦閾値)かを決定する。パケット計測処理判定部21bは、(観点2)に従って、高負荷状態時には計測を一部省略する。
パケット計測処理判定部21bは、以下に示すように、パケット計測の実測値B(t)の大小関係を元に、各時間帯で「高負荷状態」、「低負荷状態」を判断する。これにより、汎用NPU54のパケット転送処理と、汎用NPU54のパケット計測処理とをバランス良く切り換えることができる。
ここで、実測値N(t)の高負荷状態における送信間隔を、低負荷状態における送信間隔よりも長くすることで、実測値N(t)の値がばたつく(乱高下する)場合でも、高負荷状態/低負荷状態の切り替えを過剰に行うことを防止できる。
まず、推定値b(t)の計算精度は、実測値B(t)と同等である。図5に示したように、パケット計測の実測値B(t)と、NPU使用率の実測値N(t)とは類似傾向(相関関係)があるためである。
さらに、ネットワーク管理サーバ1自身はパケット転送処理をしなくて済むため、ネットワーク管理サーバ1として汎用の計算機を用いることができる。よって、ネットワーク管理サーバ1の計算能力の拡張は、低コストで容易に実現できる。
S11として、汎用NPU54は、自身が処理する帯域とNPU使用率とを計測する。
S12として、パケット計測処理判定部21bは、S11の帯域と、閾値情報管理部21cの閾値BTとを比較し、「帯域>閾値BT」か否かを判定する。S12でYesなら高負荷状態に遷移するためにS21に進み、Noなら低負荷状態のままS13に進む。
S13として、情報入出力部23は、S11の計測結果として、帯域の実測値と、NPU使用率の実測値とをネットワーク管理サーバ1に通知する。
S22として、パケット計測部21は、S11のうちの帯域の計測処理を停止する。
S23として、装置情報計測部24は、S11のうちのNPU使用率の計測処理について、その計測間隔を延長する。
S24として、情報入出力部23は、装置情報計測部24がS23の計測間隔で計測したNPU使用率の実測値をネットワーク管理サーバ1に通知する。一方、S22で帯域の計測処理は停止中なので、帯域の実測値は送信対象外である。このとき、計測情報合成部15は、送信されなかった帯域の実測値の代わりに、送信されたNPU使用率の実測値から帯域の推測値を計算する(詳細は図7,図8)。
S26として、装置情報計測部24は、S23で延長されていたNPU使用率の計測間隔を元の計測間隔に戻す。そして、S22で停止していた帯域の計測処理を再開するため、S11に戻る。
(手順1)ネットワーク情報DB17から過去の実測値B(t)を実測点として読み出す(P11,P12,P13)。
(手順2)3つの実測点(P11,P12,P13)の近傍を通過するような近似線L11を、例えば最小二乗法で計算する。
(手順3)近似線L11をそのまま直線上に延長した推定線L12を求める。
(手順4)入力されたNPU使用率の実測値N1の推定線L12上の交点P14に対応する縦軸値b1が、パケット計測の推定値b(t)である。同様に、実測値N2の推定線L12上の交点P15に対応するパケット計測の推定値b2も、求めることができる。
3つの実測点(P21,P22,P23)から近似線L21を求める方法は、図7の(手順1,2)と同じである。
(手順3b)ネットワーク情報DB17から過去の実測値B(t)を実測点として読み出す(P24,P25)。実測点P24,P25は、例えば先週の同時間帯の計測データである。
(手順4b)2つの実測点(P24,P25)を通過する直線を推定線L22として計算する。
(手順5b)入力されたNPU使用率の実測値N3の推定線L22上の交点P26に対応する縦軸値b3が、パケット計測の推定値b(t)である。
IF単位のパケット帯域は、装置単位のパケット帯域を配分することで求められる。例えば、装置単位で90[Gbps]を扱い、3つのIFを備えるネットワーク装置2の場合、IF単位のパケット帯域は、90[Gbps]÷3=30[Gbps]となる。
フロー単位のパケット帯域は、IF単位のパケット帯域を比例配分することで求められる。例えば、IF単位で30[Gbps]を扱い、10個のフロー流れるIFの場合、フロー単位のパケット帯域は、30[Gbps]÷10=3[Gbps]となる。
図9は、今回の管理対象のネットワーク計測システムを示す。このネットワーク計測システムは、5台のネットワーク装置2(NA,NB,NC,ND,NE)がノードNCを中心としたスター型に接続される。ノードNCは、さらに、外部網との接続インタフェースを有する。なお、各ノード間のリンク容量(通信可能なパケット帯域の上限値)も、図9に併せて記載している。例えば、NC,ND間は「30G[bps]」なので、往復で30+30=60[Gbps]のパケットを一度に送信できる。
つまり、ノードNAはノードNCとだけ40Gのリンクで接続されているので、ノードNAの出側帯域値=ノードNCの40Gのリンクの入側帯域値とみなせる。このように、ノードNCが高負荷状態であるときには、周辺に位置するノードNAの計測結果を流用できるので、ノードNCの計測負荷を削減することができる。
ネットワーク情報管理部16は、図9のネットワークトポロジに対して、各ノード間のリンク情報を示す双方向の矢印を、各ノード間のリンクを流れる帯域値(出側帯域値+入側帯域値)に応じた太さのアイコン(円柱)に置き換えて表示する。例えば、ノードNB,NC間の帯域値=70+80=150[Gbps]は、ノードNC,外部網間の帯域値=20+50=70[Gbps]の約2倍なので、ノードNB,NC間のアイコンを、ノードNC,外部網間のアイコンの約2倍の太さで表示する。
この図11の表示画面により、ネットワーク管理サーバ1(管理者)は、管理対象のネットワーク計測システムの各箇所の負荷状態を直観的に把握できる。よって、管理者は、経路制御の変更や、ネットワークインタフェースの追加などのネットワーク計測システムの負荷分散を行うための適切な管理を実行できる。
また、(観点2)で低負荷状態では計測対象としていた帯域の実測値を、高負荷状態では計測の対象外とする。その代わりに、別の計測対象である汎用NPU54のNPU使用率を元に、ネットワーク管理サーバ1が帯域の推定値を計算する。これにより、輻輳が発生して汎用NPU54が高負荷状態になっても、パケット転送処理を計測処理で中断させずに済む。
2 ネットワーク装置
2a 専用装置
2b 汎用スイッチ
11 計測情報入出力部
12 プル型計測制御部
13 プッシュ型計測制御部
14 装置毎計測情報DB
15 計測情報合成部
16 ネットワーク情報管理部
17 ネットワーク情報DB
21 パケット計測部
21a パケット計測処理部
21b パケット計測処理判定部
21c 閾値情報管理部
22 パケット処理部
23 情報入出力部
24 装置情報計測部
51 電源ファン部
52 汎用CPU
53 メモリ
54 汎用NPU
Claims (7)
- ネットワーク管理サーバにそれぞれ計測した実測値を通知する複数のネットワーク装置から構成され、
前記ネットワーク管理サーバは、前記複数のネットワーク装置それぞれについての性能を元に、実測値の収集方法をプル型またはプッシュ型のいずれかとして、各ネットワーク装置に設定し、
プル型の収集方法が設定された第1のネットワーク装置は、前記ネットワーク管理サーバからの問合せを受け、前記問合せごとに指定されたパラメータを計測した結果を前記ネットワーク管理サーバに応答し、
プッシュ型の収集方法が設定された第2のネットワーク装置は、前記ネットワーク管理サーバからの設定に従い、所定契機ごとに設定で指定されたパラメータを計測した結果を前記ネットワーク管理サーバに応答し、
前記ネットワーク管理サーバは、ネットワーク装置から通知された実測値の大小関係を元に、通知元のネットワーク装置が高負荷状態か低負荷状態かを判定し、前記第1のネットワーク装置が前記高負荷状態の場合、収集方法をプル型からプッシュ型に変更することを特徴とする
ネットワーク計測システム。 - ネットワーク管理サーバにそれぞれ計測した実測値を通知する複数のネットワーク装置から構成され、
前記ネットワーク管理サーバは、前記複数のネットワーク装置それぞれについての性能を元に、実測値の収集方法をプル型またはプッシュ型のいずれかとして、各ネットワーク装置に設定し、
プル型の収集方法が設定された第1のネットワーク装置は、前記ネットワーク管理サーバからの問合せを受け、前記問合せごとに指定されたパラメータを計測した結果を前記ネットワーク管理サーバに応答し、
プッシュ型の収集方法が設定された第2のネットワーク装置は、前記ネットワーク管理サーバからの設定に従い、所定契機ごとに設定で指定されたパラメータを計測した結果を前記ネットワーク管理サーバに応答し、
前記第2のネットワーク装置は、測定した現在の実測値の大小関係を元に、自身のネットワーク装置が高負荷状態か低負荷状態かを判定し、前記高負荷状態と判定した場合には、前記ネットワーク管理サーバに応答するパラメータ集合のうちの第1パラメータは応答するものの第2パラメータの応答を省略し、
前記ネットワーク管理サーバは、前記第2のネットワーク装置から応答があった前記第1パラメータを元に、応答が省略された前記第2パラメータの推定値を計算することを特徴とする
ネットワーク計測システム。 - 前記ネットワーク管理サーバは、前記第1パラメータとして前記第2のネットワーク装置のNPU(Network Processing Unit)使用率を用い、前記第2パラメータとして前記第2のネットワーク装置が処理するパケットの帯域についての推定値を計算することを特徴とする
請求項2に記載のネットワーク計測システム。 - 前記第2のネットワーク装置は、前記第1パラメータの実測値が前記低負荷状態の水準に低下したときには、前記高負荷状態から前記低負荷状態に遷移し、前記ネットワーク管理サーバに応答するパラメータ集合として、前記第1パラメータに加えて前記第2パラメータの応答も再開することを特徴とする
請求項2または請求項3に記載のネットワーク計測システム。 - 前記ネットワーク管理サーバは、SNMP(Simple Network Management Protocol)を用いて前記第1のネットワーク装置から実測値を収集し、かつ、NetFlow、sFlow、および、Telemetryのうちのいずれかを用いて前記第2のネットワーク装置から実測値を収集することを特徴とする
請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のネットワーク計測システム。 - ネットワーク管理サーバにそれぞれ計測した実測値を通知する複数のネットワーク装置から構成されるネットワーク計測システムにより実行されるネットワーク計測方法であって、
前記ネットワーク管理サーバは、前記複数のネットワーク装置それぞれについての性能を元に、実測値の収集方法をプル型またはプッシュ型のいずれかとして、各ネットワーク装置に設定し、
プル型の収集方法が設定された第1のネットワーク装置は、前記ネットワーク管理サーバからの問合せを受け、前記問合せごとに指定されたパラメータを計測した結果を前記ネットワーク管理サーバに応答し、
プッシュ型の収集方法が設定された第2のネットワーク装置は、前記ネットワーク管理サーバからの設定に従い、所定契機ごとに設定で指定されたパラメータを計測した結果を前記ネットワーク管理サーバに応答し、
前記ネットワーク管理サーバは、ネットワーク装置から通知された実測値の大小関係を元に、通知元のネットワーク装置が高負荷状態か低負荷状態かを判定し、前記第1のネットワーク装置が前記高負荷状態の場合、収集方法をプル型からプッシュ型に変更することを特徴とする
ネットワーク計測方法。 - ネットワーク管理サーバにそれぞれ計測した実測値を通知する複数のネットワーク装置から構成されるネットワーク計測システムにより実行されるネットワーク計測方法であって、
前記ネットワーク管理サーバは、前記複数のネットワーク装置それぞれについての性能を元に、実測値の収集方法をプル型またはプッシュ型のいずれかとして、各ネットワーク装置に設定し、
プル型の収集方法が設定された第1のネットワーク装置は、前記ネットワーク管理サーバからの問合せを受け、前記問合せごとに指定されたパラメータを計測した結果を前記ネットワーク管理サーバに応答し、
プッシュ型の収集方法が設定された第2のネットワーク装置は、前記ネットワーク管理サーバからの設定に従い、所定契機ごとに設定で指定されたパラメータを計測した結果を前記ネットワーク管理サーバに応答し、
前記第2のネットワーク装置は、測定した現在の実測値の大小関係を元に、自身のネットワーク装置が高負荷状態か低負荷状態かを判定し、前記高負荷状態と判定した場合には、前記ネットワーク管理サーバに応答するパラメータ集合のうちの第1パラメータは応答するものの第2パラメータの応答を省略し、
前記ネットワーク管理サーバは、前記第2のネットワーク装置から応答があった前記第1パラメータを元に、応答が省略された前記第2パラメータの推定値を計算することを特徴とする
ネットワーク計測方法。
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