JP2006013793A - 受話システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 多様なサービスの提供を可能にしつつ、簡易な構成で信頼性の向上を図る技術を提供する。
【解決手段】
インタフェース装置が、公衆回線側の外部装置との間で通報の呼を確立し、該外部装置から前記呼に係る音声信号を受信すると共に該外部装置へ前記呼に係る音声信号を送信し、第1のゲートウェイ装置が、前記インタフェース装置から前記音声信号を受信し、パケ
ット化して後段の装置宛てに送信すると共に、該後段の装置から受信したパケットから前記呼に係る音声信号を抽出して前記インタフェース装置へ送信し、前記後段の装置としての受付装置が、前記パケット通信を行い、前記ゲートウェイ装置との間で前記通報の応答を行うための常用回線を構成し、第2のゲートウェイ装置が、前記インタフェース装置及び受付装置と接続して前記常用回線の障害発生時に前記通報の応答を行うための非常用回線を構成し、前記インタフェース装置と受付装置との間で通信を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】
インタフェース装置が、公衆回線側の外部装置との間で通報の呼を確立し、該外部装置から前記呼に係る音声信号を受信すると共に該外部装置へ前記呼に係る音声信号を送信し、第1のゲートウェイ装置が、前記インタフェース装置から前記音声信号を受信し、パケ
ット化して後段の装置宛てに送信すると共に、該後段の装置から受信したパケットから前記呼に係る音声信号を抽出して前記インタフェース装置へ送信し、前記後段の装置としての受付装置が、前記パケット通信を行い、前記ゲートウェイ装置との間で前記通報の応答を行うための常用回線を構成し、第2のゲートウェイ装置が、前記インタフェース装置及び受付装置と接続して前記常用回線の障害発生時に前記通報の応答を行うための非常用回線を構成し、前記インタフェース装置と受付装置との間で通信を行う。
【選択図】 図1
Description
本発明は、119番/110番通報のように、通話を一瞬でも切断させることが出来ない極めて高い信頼性が要求される受話システムに関する。
図15,図16は従来のシステム構成例である。例えば、火事が発生した時に、通報者が電話機92から火災用の特番(119番)をダイヤルすると、最寄りの指令センター90の受付台91に着信し、この受付台91のオペレータに該通報者から火災の場所等が通報される。受付台91のオペレータは、この通報に応じて署所93に出動の指示等を行う。また、緊急車両出動後、緊急車両に対する後方支援などを指令センターから行う。
このような緊急通報を受け付ける受話システム(以下、緊急通報システムとも称す)は、従来、信頼性の観点から交換機を用いたシステムが一般的であった。
このような緊急通報を受け付ける受話システム(以下、緊急通報システムとも称す)は、従来、信頼性の観点から交換機を用いたシステムが一般的であった。
しかしながら近年、高度情報化社会が進む中で緊急通報システムにおいてもIP化が進み、高度なアプリケーションサービス(インターネット緊急通報、住民への災害情報提供など)の実現が可能になってきた。また、緊急通報システムをIP化することで、従来交換機を介して通報を受ける回線と指令センターから各出張所に接続している指令回線(IP通信網)との2回線必要であったのが、双方をIP通信網に統合することで1回線の専用線契約となり、通信費を抑えることができるようになった。
但し、IP通信網による緊急通報システムは、多様なサービスを提供できる反面、多様な影響で障害が発生することが考えられ、交換機ベースのシステムに比べ、障害発生率が上がることが懸念されている。緊急通報システムにおいては、障害によるシステム停止はあってはならないため、万が一システム障害が発生した場合でも緊急通報が受理できる何重ものシステム構成が要求される。例えば、VoIPゲートウェイ装置の二重化、LANの二重化をはじめ各種信頼性向上の施策が考えられる。
しかしながら二重化等の障害対策にもコストや設置スペース等の面で制約があり、現実的には信頼性の向上にも限界があった。
このため、多様なサービスを提供できるIP通信網によるシステムを採用しつつ、更なる信頼性の向上が望まれていた。
このため、多様なサービスを提供できるIP通信網によるシステムを採用しつつ、更なる信頼性の向上が望まれていた。
次にこれら従来の交換機ベース及びIPベースの緊急通報システムの概要構成について以下に説明する。図15は、従来の交換機をベースとしたシステム構成図、図16は、IP化された緊急通報システム構成図である。
「交換機ベースの緊急通報システム」
指令センター側システムは、交換機94、通報を受理する受付台91、緊急通報回線とインタフェースをとる緊急通報受付トランク(デジタル/アナログ)95から構成されている。
指令センター側システムは、交換機94、通報を受理する受付台91、緊急通報回線とインタフェースをとる緊急通報受付トランク(デジタル/アナログ)95から構成されている。
出張所(署所)93は、指令を受令するための指令受付電話(音声受令)96、及び出動車両情報、災害現場情報(水利情報、災害現場付近地図など)などを受信する出張所PC97などから構成されている。
災害現場(火災、急病など)から通報者が緊急通報回線にダイヤル(1)すると公衆網(NTT、携帯事業者など)から指令センター90の緊急通報受付トランク95、交換機
94を経由して指令センター内全受付台に着信表示(タッチパネル画面での着信表示、ブザー鳴動(2))を行う。受付台#1のオペレータは、受付台#1のタッチパネルにてこの着信に対する応答操作(3)を行い、受付台#1に接続されている通話用ヘッドセットにて通報者との会話(4)を行う。
94を経由して指令センター内全受付台に着信表示(タッチパネル画面での着信表示、ブザー鳴動(2))を行う。受付台#1のオペレータは、受付台#1のタッチパネルにてこの着信に対する応答操作(3)を行い、受付台#1に接続されている通話用ヘッドセットにて通報者との会話(4)を行う。
通報者との通話内容は受付台#2でモニタし(5)、受付台#2のオペレータが、災害現場に最短の出張所93に対して出動指令を行う。この時、交換機ベースのシステムの場合は出張所内の隊員に災害現場、災害種別、災害規模などを音声で通知する音声系専用線98と出動車両データ、災害現場情報(地図情報など)などを伝送するデータ系専用線99の2つの専用回線にて指令(6)(7)を行っている。出張所93への指令後は出動車両に対して無線などを使用し指令センターから後方支援を実施する。
尚、ここでは出張所に対する指令操作は通報を受付けた指令台以外の受付台で行っているが、通報を受け付けている受付台でも通報を受付ながら音声合成にて指令を行うこともできる。
「IP緊急通報システム」
指令センター側システムは、緊急通報回線とインタフェースをとるVOIPゲートウェイ装置(デジタル/アナログ)81、通報を受理する受付台91から構成されている。
指令センター側システムは、緊急通報回線とインタフェースをとるVOIPゲートウェイ装置(デジタル/アナログ)81、通報を受理する受付台91から構成されている。
出張所93は指令の音声受令及び出動車両情報、災害現場情報(水利情報、災害現場付近地図など)などを受信する出張所PC97などから構成されている。
主要機能は、上記した交換機ベースと変わらず、災害現場(火災、急病など)から通報者が緊急通報回線にダイヤル(1)すると公衆網(NTT、携帯事業者など)から指令センターのVOIPゲートウェイ装置81及びLANを経由して指令センター内の全受付台91に着信表示(タッチパネル画面での着信表示、ブザー鳴動(2))を行う。受付台#1のオペレータは、受付台#1のタッチパネルにてこの着信に対する応答操作(3)を行い、受付台#1に接続されている通話用ヘッドセットにて通報者との会話(4)を行う。
通報者との通話内容はLAN経由にて受付台#2でモニタし(5)、受付台#2オペレータが災害現場に最短の出張所93に対して出動指令(6)を行う。この時、交換機ベースのシステムの場合は音声系とデータ系で2つの専用線を使用していたがIP化することにより音声のVOIP化されデータ系専用線にて伝送されるため、指令センターと出張所間の専用線は1本のシステム構成となっている。
出張所93への指令後は、出動車両に対して無線などを使用し指令センターから後方支援を実施する。
また、交換機ベースと同じように出張所に対する指令操作は、通報を受付けた指令台で、通報を受付ながら音声合成にて指令を行うこともできる。
上記のように主要機能は交換機ベースと変わらないが、緊急通報システムをIP化することで、高度なアプリケーションサービスの実現が可能となっている。また、緊急通報システムをIP化することで指令センターから各出張所に接続している指令回線が従来、データと音声回線の2回線必要であったのが、1回線に集約できるため通信費を抑えることができるようになった。
本願発明に関連する先行技術として、例えば、下記の特許文献1に開示される技術がある。
上述した従来の技術では、IP化することで以下のような問題点が懸念される。
問題点1:VOIPゲートウェイ装置81を常用系装置81aと非常用装置81bとに二重化したIPベースのシステムにおいて、アナログの緊急通報回線の通話中に障害が発生した場合、常用装置81aから非常用装置81bに切替えることにより、非常用装置81bから再着信して通話を再開する際、一旦通話が切断されてしまうという問題がある。
問題点1:VOIPゲートウェイ装置81を常用系装置81aと非常用装置81bとに二重化したIPベースのシステムにおいて、アナログの緊急通報回線の通話中に障害が発生した場合、常用装置81aから非常用装置81bに切替えることにより、非常用装置81bから再着信して通話を再開する際、一旦通話が切断されてしまうという問題がある。
この問題点について図17「IP緊急通報システム切替方式図(アナログ回線)」及び図18「IP緊急通報切替シーケンスチャート図(アナログ回線)」にて説明する。
通報者と受付台#1にて通話中(図17(1)、図18(1))に障害が発生(図17(2)、図18(2))した場合、受付台#1のオペレータは、VOIPゲートウェイ装置の切替操作を行い(図17(3)、図18(3))非常用切替装置81bに対してゲートウェイ切替信号を送出(図17(4)、図18(4))する。
通報者と受付台#1にて通話中(図17(1)、図18(1))に障害が発生(図17(2)、図18(2))した場合、受付台#1のオペレータは、VOIPゲートウェイ装置の切替操作を行い(図17(3)、図18(3))非常用切替装置81bに対してゲートウェイ切替信号を送出(図17(4)、図18(4))する。
非常用切替装置81bにて常用系から非常系に回線が切替られた時、通報者と受付台オペレータとの通話が一旦切断(図18(5))される。切替完了後、非常系VOIPゲートウェイ装置81bにて緊急通報回線着信検出(図17(5)、図18(6))し、受付台全台に着信し任意の受付台にて着信応答操作(図17(6)、図18(7))を行うことで通報者との通話が再開(図17(1)、図18(8))できる。
また、交換機をベースにしたシステムの場合でもアナログの緊急通報回線による通話中に障害が生じてゲートウェイ装置81の切り替えを行った場合、同じシーケンスとなり、同じ問題が生じる。この交換機ベースのシステム構成を図21「交換機ベース緊急通報システム切替方式図(アナログ回線)」、切替シーケンスチャートを図22「交換機ベース緊急通報切替シーケンスチャート図(アナログ回線)」に示す。
問題点2:VOIPゲートウェイ装置81を常用系装置81aと非常用装置81bとに二重化したIPベースのシステムにおいて、デジタルの緊急通報回線で通話中に障害が発生した場合、常用装置81aから非常用装置81bに切替えた際、緊急通報回線の局側とのリンクが切れるため再着信せず切断となってしまい、通報者は再度、緊急通報するため再ダイヤル(119,110)する必要がある。
この問題点について図19「IP緊急通報システム切替方式図(デジタル回線)」及び図20「IP緊急通報切替シーケンスチャート図(デジタル回線)」にて説明する。
通報者と受付台#1にて通話中(図19(1)、図20(1))に、LAN障害が発生(図19(2)、図20(2))した場合、受付台オペレータはVOIPゲートウェイ装置の切替操作を行い(図19(3)、図20(3))、非常用切替装置82に対してゲートウェイ切替信号を送出(図19(4)、図20(4))する。
このゲートウェイ切替信号に応じて非常用切替装置82が常用系装置81aから非常系装置81bに回線を切り替える。この切替られた際、緊急通報回線の局側とVOIPゲートウェイ装置間のリンクが切断されるため通報者と受付台オペレータとの通話が切断(図19(5)、図20(5))される。通報者がビジートーン(プープープー音)を聴取することで回線が切断されたことを認識し、再度緊急通報回線に対してダイヤル(図19(6)、図20(6))すると、指令センター90の非常系VOIPゲートウェイ装置81
bが緊急通報の着信を検出して(図19(7)、図20(7))、全受付台91に着信表示させ、何れかの受付台91にて着信応答操作(図19(8)、図20(8))を行うことで通報者との通話が再開できる。
bが緊急通報の着信を検出して(図19(7)、図20(7))、全受付台91に着信表示させ、何れかの受付台91にて着信応答操作(図19(8)、図20(8))を行うことで通報者との通話が再開できる。
また、交換機をベースにしたシステムの場合でもデジタルの緊急通報回線による通話中に障害が生じて交換機94の切り替えを行った場合、同じシーケンスとなり、同じ問題が生じる。この交換機ベースのシステム構成を図23「交換機ベース緊急通報システム切替方式図(デジタル回線)」、切替シーケンスチャートを図24「交換機ベース緊急通報切替シーケンスチャート図(デジタル回線)」に示す。
問題点3:通話中に障害が発生し、常用装置81a(図17)から非常用装置81bに切替えた場合、非常用装置81bから全受付台91に対して着信表示させることになるため、障害前に通話を行っていたオペレータが応答できるとは限らず通報内容を再度聞き直さなければならないなどの問題が発生する。
問題点4:現状のシステムでは、VOIPゲートウェイ装置81から各受付台91への回線の一つにでも障害が生じた場合、全回線を切替える方式となっているため、不具合が発生していない受付台91の回線も同時に切替えることになる。このため一部の回線に不具合が発生した場合、不具合が発生していない装置の通話も全て切断されてしまうという問題が発生する。
そこで本発明は、音声信号をパケット化して受付台に伝送する方式の常用回線と、この常用回線と異なる方式で音声信号を伝送する非常回線を設けることにより、多様なサービスの提供を可能にしつつ、簡易な構成で信頼性の向上を図る技術を提供する。
本発明は、従来の問題点を解決するため下記の構成を採用した。
即ち、本発明の受話システムは、公衆回線を介した通報を受ける受話システムであり、
公衆回線側の外部装置との間で前記通報の呼を確立し、該外部装置から前記呼に係る音声/制御信号を受信すると共に該外部装置へ前記呼に係る音声/制御信号を送信するインタフェース装置と、
前記インタフェース装置から前記音声/制御信号を受信し、パケット化して後段の装置宛てに送信すると共に、該後段の装置から受信したパケットから前記呼に係る音声/制御信号を抽出して前記インタフェース装置へ送信する第1のゲートウェイ装置と、
前記第1のゲートウェイ装置及び後段の装置を接続し、少なくともこれら第1のゲートウェイ装置及び後段間のパケットを伝送する回線網と、
前記後段の装置として前記パケットによる通信を行い、前記ゲートウェイ装置との間で前記通報の応答を行うための常用回線を構成する受付装置と、
前記インタフェース装置及び受付装置と接続して前記常用回線の障害発生時に前記通報の応答を行うための非常用回線を構成し、前記インタフェース装置からの前記呼に係る音声/制御信号を前記常用回線と異なる通信方式で前記受付装置へ送信すると共に、当該通信方式で受付装置から受信した前記呼の音声/制御信号を前記インタフェース回路へ送信する第2のゲートウェイ装置と、を備える。
即ち、本発明の受話システムは、公衆回線を介した通報を受ける受話システムであり、
公衆回線側の外部装置との間で前記通報の呼を確立し、該外部装置から前記呼に係る音声/制御信号を受信すると共に該外部装置へ前記呼に係る音声/制御信号を送信するインタフェース装置と、
前記インタフェース装置から前記音声/制御信号を受信し、パケット化して後段の装置宛てに送信すると共に、該後段の装置から受信したパケットから前記呼に係る音声/制御信号を抽出して前記インタフェース装置へ送信する第1のゲートウェイ装置と、
前記第1のゲートウェイ装置及び後段の装置を接続し、少なくともこれら第1のゲートウェイ装置及び後段間のパケットを伝送する回線網と、
前記後段の装置として前記パケットによる通信を行い、前記ゲートウェイ装置との間で前記通報の応答を行うための常用回線を構成する受付装置と、
前記インタフェース装置及び受付装置と接続して前記常用回線の障害発生時に前記通報の応答を行うための非常用回線を構成し、前記インタフェース装置からの前記呼に係る音声/制御信号を前記常用回線と異なる通信方式で前記受付装置へ送信すると共に、当該通信方式で受付装置から受信した前記呼の音声/制御信号を前記インタフェース回路へ送信する第2のゲートウェイ装置と、を備える。
前記受話システムにおいて、前記インタフェース装置、前記第1のゲートウェイ装置、前記受付装置、又はこれら装置の何れかと接続した装置のうち少なくとも1つに、
前記常用回線の通信状態を監視し、通信の障害を検知する検知部と、
前記検知部で障害を検知した場合に、前記呼の通信経路を前記常用回線から前記非常用回線に切り替える切替部と、を備えても良い。
前記常用回線の通信状態を監視し、通信の障害を検知する検知部と、
前記検知部で障害を検知した場合に、前記呼の通信経路を前記常用回線から前記非常用回線に切り替える切替部と、を備えても良い。
また、前記第1のゲートウェイ装置を複数備え、前記常用回線が複数構成された場合に、
前記検知部が、前記複数の常用回線のそれぞれについて障害を検出し、
前記切替部が前記検知部で障害が検知された常用回線の呼の通信経路のみを非常用回線に切り替えても良い。
前記検知部が、前記複数の常用回線のそれぞれについて障害を検出し、
前記切替部が前記検知部で障害が検知された常用回線の呼の通信経路のみを非常用回線に切り替えても良い。
前記受付装置を複数備え、何れかの受付装置の呼を非常用回線に切り替えた場合に、当該呼に係る通信を切り替え前と同じ受付装置と前記第2のゲートウェイ装置との間で行っても良い。
前記第1のゲートウェイが、インターネットプロトコル(IP)によりローカルエリアネットワークを介して前記受付装置との通信を行い、
前記第2のゲートウェイが、複数の呼の音声/制御信号を時分割多重(TDM)し、この時分割多重した音声/制御信号を呼毎に対応する受付装置へ分配し、前記受付装置からの音声/制御信号を時分割多重し、この時分割多重した音声/制御信号を呼毎に前記インタフェース装置へ送信しても良い。
前記第2のゲートウェイが、複数の呼の音声/制御信号を時分割多重(TDM)し、この時分割多重した音声/制御信号を呼毎に対応する受付装置へ分配し、前記受付装置からの音声/制御信号を時分割多重し、この時分割多重した音声/制御信号を呼毎に前記インタフェース装置へ送信しても良い。
また、本発明の受話方法は、
インタフェース装置が、公衆回線側の外部装置との間で前記通報の呼を確立し、該外部装置から前記呼に係る音声/制御信号を受信すると共に該外部装置へ前記呼に係る音声/制御信号を送信するステップと、
第1のゲートウェイ装置が、前記インタフェース装置から前記音声/制御信号を受信し
、パケット化して後段の装置宛てに送信すると共に、該後段の装置から受信したパケットから前記呼に係る音声/制御信号を抽出して前記インタフェース装置へ送信するステップと、
前記後段の装置としての受付装置が、前記パケットによる通信を行い、前記ゲートウェイ装置との間で前記通報の応答を行うための常用回線を構成するステップと、
第2のゲートウェイ装置が、前記インタフェース装置及び受付装置と接続して前記常用回線の障害発生時に前記通報の応答を行うための非常用回線を構成し、前記インタフェース装置からの前記呼に係る音声/制御信号を前記常用回線と異なる通信方式で前記受付装置へ送信すると共に、当該通信方式で受付装置から受信した前記呼の音声/制御信号を前記インタフェース回路へ送信するステップと、を行う。
以上の構成は可能な限り組み合わせて用いることができる。
インタフェース装置が、公衆回線側の外部装置との間で前記通報の呼を確立し、該外部装置から前記呼に係る音声/制御信号を受信すると共に該外部装置へ前記呼に係る音声/制御信号を送信するステップと、
第1のゲートウェイ装置が、前記インタフェース装置から前記音声/制御信号を受信し
、パケット化して後段の装置宛てに送信すると共に、該後段の装置から受信したパケットから前記呼に係る音声/制御信号を抽出して前記インタフェース装置へ送信するステップと、
前記後段の装置としての受付装置が、前記パケットによる通信を行い、前記ゲートウェイ装置との間で前記通報の応答を行うための常用回線を構成するステップと、
第2のゲートウェイ装置が、前記インタフェース装置及び受付装置と接続して前記常用回線の障害発生時に前記通報の応答を行うための非常用回線を構成し、前記インタフェース装置からの前記呼に係る音声/制御信号を前記常用回線と異なる通信方式で前記受付装置へ送信すると共に、当該通信方式で受付装置から受信した前記呼の音声/制御信号を前記インタフェース回路へ送信するステップと、を行う。
以上の構成は可能な限り組み合わせて用いることができる。
本発明によれば、音声信号をパケット化して受付台に伝送する方式の常用回線と、この常用回線と異なる方式で音声信号を伝送する非常回線を設けることにより、多様なサービスの提供を可能にしつつ、簡易な構成で信頼性の向上を図る技術を提供できる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本発明はこの実施形態の構成に限定されない。
〈実施形態1〉
§1.全体構成
本発明の一実施形態としての緊急通報システム(受話システム)の概略構成を図1に示す。
〈実施形態1〉
§1.全体構成
本発明の一実施形態としての緊急通報システム(受話システム)の概略構成を図1に示す。
1−1.緊急通報システムの構成要素
本システムは、緊急通報回線(アナログでもデジタルでも良い)とのインタフェースとしてのVOIPゲートウェイ装置(常用系装置11a、非常系装置11b)11や、ゲー
トウェイ制御装置12、障害発生時に常用系装置11aと非常系装置11bとを切替える非常用切替装置13、前記緊急通報回線からの通報を受付ける複数の受付台14(本例では、#1〜#30の30台が接続されている)、前記VOIPゲートウェイ装置11と各受付台14を接続するためのLAN15から構成されている。
本システムは、緊急通報回線(アナログでもデジタルでも良い)とのインタフェースとしてのVOIPゲートウェイ装置(常用系装置11a、非常系装置11b)11や、ゲー
トウェイ制御装置12、障害発生時に常用系装置11aと非常系装置11bとを切替える非常用切替装置13、前記緊急通報回線からの通報を受付ける複数の受付台14(本例では、#1〜#30の30台が接続されている)、前記VOIPゲートウェイ装置11と各受付台14を接続するためのLAN15から構成されている。
1−2.VOIPゲートウェイ装置(第1のゲートウェイ装置に相当)11
VOIPゲートウェイ装置11は、緊急通報回線側(局側)インタフェース1とLAN側インタフェース2を持ったゲートウェイ装置である。緊急通報回線から着信があるとLAN経由で全受付台14に着信信号を送出し、応答操作のあった受付台14との間で通信する。本形態では、同時に複数の通報に対応するため、このVOIPゲートウェイ装置11を複数備え、更にこれを二重化している。即ち、常用系装置11aを30台備え、同じく非常系装置11bを30台備え、常用系装置11aの何れかで障害が発生した場合には、非常用切替装置13で非常系装置11bに切替える。
VOIPゲートウェイ装置11は、緊急通報回線側(局側)インタフェース1とLAN側インタフェース2を持ったゲートウェイ装置である。緊急通報回線から着信があるとLAN経由で全受付台14に着信信号を送出し、応答操作のあった受付台14との間で通信する。本形態では、同時に複数の通報に対応するため、このVOIPゲートウェイ装置11を複数備え、更にこれを二重化している。即ち、常用系装置11aを30台備え、同じく非常系装置11bを30台備え、常用系装置11aの何れかで障害が発生した場合には、非常用切替装置13で非常系装置11bに切替える。
図3に示すようにVOIPゲートウェイ装置11は、局側インタフェース1とLAN側インタフェース2を備えている。この局側インタフェース(インタフェース装置に相当)1は、前記通報の呼を確立するため、公衆回線側の交換機(外部装置)から通報の音声信号又は/及び制御信号(以下単に通話情報とも称する)を受信する(ルートA)と共に、該交換機へ通話情報を送信する(ルートB)。そしてこのルートA,Bの通信をLAN側インタフェース2とゲートウェイ制御装置12の2系統に分配する機能を有する。なお、本形態では、局側インタフェース1をVOIPゲートウェイ装置11内に備えたが、それぞれ別体に設けても良い。
1−3.ゲートウェイ制御装置(第2のゲートウェイ装置に相当)12
ゲートウェイ制御装置12は、VOIPゲートウェイ装置11の局側インタフェース1及び受付台14とCMIにて接続され、通話情報の送受信を行う。このゲートウェイ制御装置12は、全ての局側インタフェース1から通話情報を受信し、この局側インタフェース1(VOIPゲートウェイ装置11a)の台数分の通話情報を時分割で多重化(TDM)し、この多重化(TDM)した通話情報を受付台14(受付台インタフェース装置14a)へ送信する機能を有する。また、各受付台14から受信した通話情報を全受付台分多重化(TDM)し、この多重化(TDM)した通話情報を前記局側インタフェース11aへ分配する機能を有する。
ゲートウェイ制御装置12は、VOIPゲートウェイ装置11の局側インタフェース1及び受付台14とCMIにて接続され、通話情報の送受信を行う。このゲートウェイ制御装置12は、全ての局側インタフェース1から通話情報を受信し、この局側インタフェース1(VOIPゲートウェイ装置11a)の台数分の通話情報を時分割で多重化(TDM)し、この多重化(TDM)した通話情報を受付台14(受付台インタフェース装置14a)へ送信する機能を有する。また、各受付台14から受信した通話情報を全受付台分多重化(TDM)し、この多重化(TDM)した通話情報を前記局側インタフェース11aへ分配する機能を有する。
1−4.受付台(受付装置、指令台とも称する)14
本システムの受付台14は、受付台インタフェース装置14aや受付台PC14b、ヘッドセット14c、表示装置14dを備えている。
本システムの受付台14は、受付台インタフェース装置14aや受付台PC14b、ヘッドセット14c、表示装置14dを備えている。
受付台インタフェース装置14aは、図4に示すようにゲートウェイ制御装置12とのインタフェース(CMI)43と、受付台PC14bとのインタフェース(音声:サウンドカード、制御:DIO)4とを有した装置で、ゲートウェイ制御装置12経由で多重化された通話情報を受信し、その中の自タイムスロットから当該受付台14と通話中の音声信号を選択し、受付台PC14bに送出する機能を有している。また、受付台インタフェース装置14aは、該受付台PC14bからの音声情報をゲートウェイ制御装置12経由で全VOIPゲートウェイ装置11に送信する機能を有する。同様に、受付台PC14bからVOIPゲートウェイ装置11への制御信号の送信及びVOIPゲートウェイ装置11から受付台PC14bへ制御信号を送信する機能を有する。
受付台PC14bは、一般的なコンピュータであり、CPUやメインメモリ等からなる演算処理部、インタフェース装置14aやヘッドセット14c等との信号の入出力を行う入出力部(キーボード、マウス、表示装置上のタッチパネル、LANカード、サウンドカ
ード、DIOカード等)14e、出動車両データや、災害現場情報(地図情報など)などの高度なアプリケーションサービスを提供するためのアプリケーションプログラム等を記憶した記憶部を備えている。受付台PC14bは、演算処理部が記憶部から読み出したプログラムにしたがって、入出力部から入力された情報や記憶部に記憶されたデータを処理し、インタフェース装置14aや、表示装置14d、ヘッドセット14cに処理結果を出力することにより、種々の機能を実現している。
ード、DIOカード等)14e、出動車両データや、災害現場情報(地図情報など)などの高度なアプリケーションサービスを提供するためのアプリケーションプログラム等を記憶した記憶部を備えている。受付台PC14bは、演算処理部が記憶部から読み出したプログラムにしたがって、入出力部から入力された情報や記憶部に記憶されたデータを処理し、インタフェース装置14aや、表示装置14d、ヘッドセット14cに処理結果を出力することにより、種々の機能を実現している。
例えば、受付台PC14bは、上記インタフェース装置14aを介して受信した緊急通報回線からの音声信号を抽出し、ヘッドセット14cから出力すると共に、ヘッドセット14cのマイクから入力された音声信号を上記インタフェース装置14a、VOIPゲートウェイ装置11又はゲートウェイ制御装置12を介して音声信号を緊急回線側へ送信し、通報者との通話を可能としている。同様に、制御信号の送受信により緊急通報着信、応答、再呼、切断機能および釦操作情報の通知や釦表示を制御する機能も有する。表示装置14dは、各種情報の表示を行うと共に、画面上のタッチパネル(受付操作部)により、通報の受け付けに係る入力を行う機能を有する。また、受付台PC14bは、通話情報に基づき、例えば局番から通報者の位置を求め、LAN15を介してデータベース(不図示)にアクセして該位置の地図情報を表示したり、該位置から最も近い出張所93を求め該出張所のコンピュータにアクセスして出動車両情報を表示したりといった多様なサービスをオペレータに提供する。
1−5.LAN15
各VOIPゲートウェイ装置11と各受付台14とは、回線網(本例ではLAN)15を介して接続している。
各VOIPゲートウェイ装置11と各受付台14とは、回線網(本例ではLAN)15を介して接続している。
LAN15は、このVOIPゲートウェイ装置11と受付台14との間で、緊急通報の音声や、各種情報(緊急通報回線状態、受付台状態など)のパケットを伝送する。
§2.各要素の詳細
2−1.非常用回線
本形態において非常用回線を構成する装置である「ゲートウェイ制御装置12」、「VOIPゲートウェイ装置11(局側インタフェース1)」、「受付台インタフェース装置14a」の機能ブロック図を図2、図3、図4にそれぞれ示す。各装置間はCMI 2MHzにて接続され(これに限らず単なる回線で接続されていても良い)、音声情報、各種制御情報の送受信を行う。また、各装置間のデーターフォーマットを図5,6,7,8にデータフレーム構成を図9、図10にそれぞれ示す。
2−1.非常用回線
本形態において非常用回線を構成する装置である「ゲートウェイ制御装置12」、「VOIPゲートウェイ装置11(局側インタフェース1)」、「受付台インタフェース装置14a」の機能ブロック図を図2、図3、図4にそれぞれ示す。各装置間はCMI 2MHzにて接続され(これに限らず単なる回線で接続されていても良い)、音声情報、各種制御情報の送受信を行う。また、各装置間のデーターフォーマットを図5,6,7,8にデータフレーム構成を図9、図10にそれぞれ示す。
各装置間の送受信データの1フレーム構成(図9、10)は30CH(30バイト)の音声データと2CH(2バイト)の制御データで多重化された構成となっている。制御データについては、1フレームで1回線の状態制御データを2CH(2バイト)使用し、情報の送受信を行う。よって、30回線の制御データの送受信には30フレーム分必要となる。
この構成の場合、ゲートウェイ制御装置12の1台で30回線の緊急通報回線及び30台の受付台14に接続可能となる。収容回線数は、多重度を上げることにより増やすことができ、任意に設定可能である。
2−2.ゲートウェイ制御装置の原理図を図2に示す。
ゲートウェイ制御装置12は、VOIPゲートウェイ装置11及び受付台インタフェース装置14aとインタフェースをとるCMIインタフェース部、音声データ/制御データの多重/分配を行うデータ多重部/データ分配部から構成されている。
ゲートウェイ制御装置12は、VOIPゲートウェイ装置11及び受付台インタフェース装置14aとインタフェースをとるCMIインタフェース部、音声データ/制御データの多重/分配を行うデータ多重部/データ分配部から構成されている。
本装置の信号の流れについて図2を使用して説明する。ゲートウェイ制御装置12は、各VOIPゲートウェイ装置11からの音声データ及び制御データ(図5、図2(1))がCMIインタフェース部29に入力されると、データ多重部22にて各VOIPゲートウェイ装置11からの音声データを図2(10)のフレームのように多重化し、データ分配部23にて受付台毎の30CH分のデータに分配し、CMIインタフェース部24を経由して各受付台14に全VOIPゲートウェイの音声及び制御データ(図2(10)、図8)を送信する。
受付台14からのデータも上記と同じように、受付台14からの音声データ及び制御データ(図7、図2(5))がCMIインタフェース部24から入力され、データ多重部26にて各受付台14からの音声データを図2(7)のフレームのように多重化し、データ分配部28にてVOIPゲートウェイ装置毎の30CH分のデータに分配し、CMIインタフェース部29を経由して各VOIPゲートウェイ装置11に全受付台分の音声が多重されたデータ(図2(7)、図6)を送信する。
2−3.VOIPゲートウェイ装置の原理図を図3に示す。
VOIPゲートウェイ装置11は、緊急通報回線とインタフェースをとる緊急通報回線終端部31、音声のアナログ/デジタル変換を行うCODEC部32、LAN側とのインタフェースをとるLANインタフェース部33、ゲートウェイ制御装置12とのインタフェースをとるCMIインタフェース部34、30回線(ch)分の通話情報を多重化又は分配する音声/制御信号多重分配部37、障害発生時の音声切り替えを行う音声分配/音声選択部38,39、及び各ブロック部を制御するGW制御部40から構成されている。
音声/制御信号多重分配部37は、非常用VOIPゲートウェイ制御装置から全受付台の音声データ図3(5)を受信し、接続対象の受付台のタイムスロットのみ抽出したり、逆に緊急通報回線からの音声データを自タイムスロット(図3ではTS3(6))に挿入したりする機能を有する
GW制御部40は、LAN(常用回線)15の切断やパケットロス等の通信状態を監視し、通信の障害を検知する検知部としての機能を備えている。
GW制御部40は、LAN(常用回線)15の切断やパケットロス等の通信状態を監視し、通信の障害を検知する検知部としての機能を備えている。
本装置11の信号の流れを図3を使用して説明する。
システム正常時、緊急通報回線からの通話情報は、音声分配部38によってルートAに出力され、LAN経由で受付台PC(LANカード)14bに伝達され、この受付台PC14bのヘッドセット14cから通報者の音声としてオペレータに聴取される。また、受付台PC14bのオペレータからの通話情報は、ルートBを通り音声選択部39を介して緊急通報回線に送出される。
一方、LAN障害といった常用回線の障害(ここでは通話中に障害が発生した場合について説明する)が発生した場合、GW制御部40がこの障害を検出し、音声分配/音声選択部38,39に対して切替信号(図3(11))を送出し、音声分配/音声選択部38,39が通話情報のルートA、BをルートC、Dに切り替える。また、VOIPゲートウェイ装置11は、検出した障害情報を受付台14へのフレーム(図3(6))の制御エリアに書き込み(障害が発生した旨のフラグを立てる)、受付台側に通知する。
この場合、緊急通報回線からの通話情報は、音声分配部38によってルートCに出力され、ゲートウェイ制御装置12を介して受付台PC(サウンドカード・DIOカード)14bに伝達され、この受付台PC14bのヘッドセット14cから通報者の音声としてオ
ペレータに聴取される。また、受付台PC14bのオペレータからの通話情報は、ルートDを通り音声選択部39を介して緊急通報回線に送出される。これにより障害発生時には、通話情報をゲートウェイ制御装置12側に伝送し、障害部位(LAN)を迂回させて、受付台14との通話を継続することができる。
ペレータに聴取される。また、受付台PC14bのオペレータからの通話情報は、ルートDを通り音声選択部39を介して緊急通報回線に送出される。これにより障害発生時には、通話情報をゲートウェイ制御装置12側に伝送し、障害部位(LAN)を迂回させて、受付台14との通話を継続することができる。
2−4.受付台インタフェース装置の原理図を図4に示す。
受付台インタフェース装置14aは、ゲートウェイ制御装置12とのインタフェースをとるCMIインタフェース部43、多重化された通話情報から必要な情報を抽出又は挿入する音声/制御信号多重分配部44、デジタル/アナログ変換を行うCODEC部45、受付台PC14bと音声のインタフェースをとるPCサウンドカードインタフェース部46、受付台PC14bと制御信号の送受信を行うPC DIOカードインタフェース部47、及び各ブロック部を制御する受付台インタフェース制御部48から構成されている。
受付台インタフェース装置14aは、ゲートウェイ制御装置12とのインタフェースをとるCMIインタフェース部43、多重化された通話情報から必要な情報を抽出又は挿入する音声/制御信号多重分配部44、デジタル/アナログ変換を行うCODEC部45、受付台PC14bと音声のインタフェースをとるPCサウンドカードインタフェース部46、受付台PC14bと制御信号の送受信を行うPC DIOカードインタフェース部47、及び各ブロック部を制御する受付台インタフェース制御部48から構成されている。
前記音声/制御信号多重分配部44は、ゲートウェイ制御装置12から全VOIPゲートウェイ装置分多重化された通話情報(図4(9))を受信し、接続対象のVOIPゲートウェイ装置11のタイムスロットのみを抽出し、音声信号をCODEC部45(PCサウンドカードインタフェース部46)に、制御信号をPC DIOカードインタフェース部47に分配する。また、これとは逆のルートで受付台14からの通話情報を自タイムスロット(図4ではTS3(10))に挿入する機能を有する。
また、受付台PC14bの演算処理部は、LANカード14eで受信した情報に基づき、各VOIPゲートウェイ装置11との接続状態を定期的に確認し、切断や伝送品質の低下等の障害を検知する検知部としての機能と、該障害を検知した場合に、通話を常用回線(ルートA,B)から非常用回線(ルートC,D)に切り替える切替部の機能も有している。
本装置の信号の流れを図4を使用して説明する。
システム正常時、VOIPゲートウェイ装置11からの通話情報は、ルートAにて受付台14に伝達され、LANカード14eを介して受付台PC14bに入力され、受付台PC14bの制御によりヘッドセット14cから音声として出力される。また、ヘッドセット14cから入力されたオペレータの音声は、受付台PC14bにより通話情報(パケット)としてLAN15を介し、ルートBにてVOIPゲートウェイ装置11に伝送される。
システム正常時、VOIPゲートウェイ装置11からの通話情報は、ルートAにて受付台14に伝達され、LANカード14eを介して受付台PC14bに入力され、受付台PC14bの制御によりヘッドセット14cから音声として出力される。また、ヘッドセット14cから入力されたオペレータの音声は、受付台PC14bにより通話情報(パケット)としてLAN15を介し、ルートBにてVOIPゲートウェイ装置11に伝送される。
一方、常用回線(ルートA,B)に障害が発生した場合、受付台PC14bは、障害を検出し(受付台PC自体で検出する場合と非常用VOIP制御装置からの受信データ図4(9)の制御エリアに書き込まれている障害情報にて検出する場合がある)、ルートAからルートCに、ルートBからルートDに切り替え、ゲートウェイ制御装置12側に通話情報を伝送することで障害部位(LAN)を迂回し緊急通報回線側と通話を継続することができる。また、受付台PC14bで検出した障害情報(図4(10))の制御エリアに書き込まれVOIPゲートウェイ装置11に通知される。
§3.本システムの動作手順
3−1.本実施形態の動作を図11「緊急通報システム切替方式図」及び図12「緊急通報システム切替方式シーケンス図」を使用して説明する。
3−1.本実施形態の動作を図11「緊急通報システム切替方式図」及び図12「緊急通報システム切替方式シーケンス図」を使用して説明する。
災害現場などから通報者が緊急通報回線にダイヤル(図11(1)、図12(1))すると、指令センター内のVOIPゲートウェイ装置11がこの着信を検出し(図11(2)、図12(2))、LAN15経由にて全受付台に着信を通知し、表示装置14d上に着信表示させる(図11(3)、図12(3))。
受付台オペレータが受付台PC14bにて応答操作(応答する旨をタッチパネル等から入力する。図11(4)、図12(4))を行うことにより、応答信号が緊急通報回線に送出され、VOIPゲートウェイ装置11がこの受付台14との間で当該通報の呼を確立し、通報者と受付台オペレータとの通話を可能とする(図11(5)、図12(5))。
3−2.通報者と受付台オペレータとの間で通話中(図11(5)、図12(5))にネットワークに障害が発生した場合(図11(6))、常用系のVOIPゲートウェイ装置内のGW制御部にて障害を検出し(図12(6))、音声分配/音声選択部38,39により音声ルートをゲートウェイ制御装置側に切替える(図3ルートA,B→ルートC,Dに切替)と共に、送出データの制御エリア(図3(5))に障害情報を書き込みゲートウェイ制御装置12に送出する(図11(7)、図12(7))。
3−3.ゲートウェイ制御装置12では、各VOIPゲートウェイ装置11から送られてきた通話情報を多重化し、受付台側へ送出する。
3−4.受付台PC14bでは受付台インタフェース装置14a経由で送られてくるゲートウェイ制御装置12からの通話情報を常時監視しており制御エリアに障害情報が書き込まれている場合、ルートAをルートCに切替え、ゲートウェイ制御装置12からの音声をヘッドセット14cに出力する。
3−5.一方、オペレータの音声は、ヘッドセット14cから入力され、受付台14PC14bにより通話情報として平常時はルートAにてVOIPゲートウェイ装置11へ送信され、通報者の電話機92に伝送される。また障害発生時には、局側インタフェース1が局側(通報者側)との呼を保ったままルートCに切り替えて受付台PC14bと通信することにより、システム障害時にも継続して通話を行えるようにしている(図11ルートD、図12(7))。
3−6.システム障害時で非常用VOIPゲートウェイ制御装置経由で緊急通報通話中においても、VOIPゲートウェイ装置と受付台PC間の制御情報の送受信で緊急通報回線に対する各種サービス(着信、応答、再信号(通報者切断時、指令センタ側の操作にて通報者側電話機のベルを鳴らし通話再開を促す機能)、切断)は継続して提供できる。
§4.実施形態の効果
4−1.以上のように本実施形態の緊急通報システムでは、緊急通報回線からの呼を局側インタフェース1の終端部31で一旦終端し、終端後の通話情報を常用回線と非常用回線とに分配しているので、通話を常用回線から非常用回線に切り替える場合にも、電話局側装置と局側インタフェース1との呼は維持されるので、通報者と受付台オペレータとが通話中にシステム障害が発生した場合でも、緊急通報呼を切断されることなく通話を継続でき、システムの信頼度を向上させることができる。
4−1.以上のように本実施形態の緊急通報システムでは、緊急通報回線からの呼を局側インタフェース1の終端部31で一旦終端し、終端後の通話情報を常用回線と非常用回線とに分配しているので、通話を常用回線から非常用回線に切り替える場合にも、電話局側装置と局側インタフェース1との呼は維持されるので、通報者と受付台オペレータとが通話中にシステム障害が発生した場合でも、緊急通報呼を切断されることなく通話を継続でき、システムの信頼度を向上させることができる。
4−2.ネットワーク(LAN)15の二重化構成をとる必要がなく、簡単なネットワーク構成でシステム構築できるためシステムコストを低く抑えることができる。
例えば、ネットワークを二重化構成する場合と比べて開発コストを約1/2に削減できる。
例えば、ネットワークを二重化構成する場合と比べて開発コストを約1/2に削減できる。
また、本実施形態の場合、LANとTDMを併用するハイブリッドな構成としており、現行の交換機(TDM)ベースのシステムからIPベースのシステムに移行する際に、現行のTDMの回線を非常用回線として利用でき、システムコストを低く抑えることができる。
4−3.複数のVOIPゲートウェイ装置(第1のゲートウェイ装置)が構成する複数常用回線の中で個別に障害が発生した場合、障害が発生した回線のみを非常用回線に切り替えることができるので、他の正常動作のゲートウェイ装置は切替えることなく継続して使用することができる。即ち、正常な受付台では、引き続きIPネットワークを用いた高度なサービスを利用できる。
4−4.システム障害時にIPネットワーク(LAN)を経由せず迂回しているため、あらゆるネットワーク障害にも緊急通報を切断なく継続する事ができる。
4−5.障害発生時に回線を切り替えた場合にも障害前と同じ受付台で応答するため、障害前と同じオペレータが障害前と同一操作で緊急通報の応答、切断、などを行うことができる。
4−6:緊急通報回線の回線種別(アナログ/デジタル)を問わず通話中の呼を救済できる。
〈実施形態2〉
図13は、本発明に係る実施形態2の概略構成図である。本実施形態は、前述の実施形態1と比べ、前記受付台に加えて非常用受付台を備えた点が異なり、その他は同じである。
図13に示すように、本実施形態では、前記受付台14とは別に前記ゲートウェイ制御装置12との間で非常用回線を構成する非常時受付電話(非常用受付台)T、及び非常時受付インタフェース装置64を備えている。そして前記VOIPゲートウェイ装置11のGW制御部40(検知部)が、前記常用回線の障害検知に加えて、受付台14の障害の有無を検知し、該受付台の障害発生が検知された場合に、前記切替部の機能により、前記呼の通信経路を前記常用回線から前記非常用回線に切り替え、ゲートウェイ制御装置12が、前記VOIPゲートウェイ装置11からの前記呼に係る音声/制御信号を非常時受付電話Tへ送信すると共に、当該非常時受付電話Tから受信した前記呼の音声/制御信号をゲートウェイ制御装置12へ送信する。
図13は、本発明に係る実施形態2の概略構成図である。本実施形態は、前述の実施形態1と比べ、前記受付台に加えて非常用受付台を備えた点が異なり、その他は同じである。
図13に示すように、本実施形態では、前記受付台14とは別に前記ゲートウェイ制御装置12との間で非常用回線を構成する非常時受付電話(非常用受付台)T、及び非常時受付インタフェース装置64を備えている。そして前記VOIPゲートウェイ装置11のGW制御部40(検知部)が、前記常用回線の障害検知に加えて、受付台14の障害の有無を検知し、該受付台の障害発生が検知された場合に、前記切替部の機能により、前記呼の通信経路を前記常用回線から前記非常用回線に切り替え、ゲートウェイ制御装置12が、前記VOIPゲートウェイ装置11からの前記呼に係る音声/制御信号を非常時受付電話Tへ送信すると共に、当該非常時受付電話Tから受信した前記呼の音声/制御信号をゲートウェイ制御装置12へ送信する。
図14は、非常時受付インタフェース装置の説明図である。この非常時受付インタフェース装置64は、図14に示すようにゲートウェイ制御装置12とのインタフェース(CMI)53や、音声データ/制御データの多重/分配を行うデータ多重部/データ分配部54、コーデック部55、非常時受付電話Tとのインタフェース部56、これらの要素53〜56を制御する受付台インタフェース制御部58を有している。この非常時受付インタフェース装置64は、ゲートウェイ制御装置12経由で前記あふれ呼の接続要求があった場合、前記非常時受付電話Tに着信を通知し、これに対して応答操作がなされた非常時受付電話Tとの間で前記あふれ呼に係る通信を行う。即ち非常時受付インタフェース装置64は、多重化された通話情報(図14(9))を受信した場合、当該ゲートウェイ装置11のタイムスロットから音声信号を選択し、コーデック部55、非常用電話機インタフェース部56を介して当該非常時受付電話Tへ送信する。また、非常時受付インタフェース装置64は、該非常時受付電話Tからの音声情報を音声/制御信号多重部分配部54により当該電話用のタイムスロットに挿入し、CMIインタフェース53、ゲートウェイ制御装置12を介してVOIPゲートウェイ装置11に送信する。
これにより受付台14が、コンピュータウイルスの侵入等により機能しなくなった場合でもその時接続していた呼を非常時受付電話Tに切り替えて通報の応対を続けることができ、信頼性の向上を図れる。
なお、受付台14の障害の検知は、所定期間毎にVOIPゲートウェイ装置11−受付
台PC14bとの間で応答があるか否かや、受付台PC14bがウイルスに感染しているか否か等、どのような障害検出手法によるものでも良い。
なお、受付台14の障害の検知は、所定期間毎にVOIPゲートウェイ装置11−受付
台PC14bとの間で応答があるか否かや、受付台PC14bがウイルスに感染しているか否か等、どのような障害検出手法によるものでも良い。
また、本実施形態では、前記VOIPゲートウェイ装置11のGW制御部40が、あふれ呼検出部の機能を備え、前記通報に係る呼が受付台の数を越えているか否かを判別し、該受付台の数以上の呼をあふれ呼として検出する。
例えば、電話局側の回線が100回線で、受付台数が30台であった場合、同時に30件以上の通報があると、30を越えた通報は、受付台14と繋がらずに待たされることになるので、この場合のあふれ呼を検出して非常時受付電話Tに振り替えるように構成している。
例えば、電話局側の回線が100回線で、受付台数が30台であった場合、同時に30件以上の通報があると、30を越えた通報は、受付台14と繋がらずに待たされることになるので、この場合のあふれ呼を検出して非常時受付電話Tに振り替えるように構成している。
即ち、VOIPゲートウェイ装置11のGW制御部40が、切替部としての機能により、あふれ呼の通信経路を非常用回線に切り替え、ゲートウェイ制御装置12が、VOIPゲートウェイ装置11からの前記あふれ呼に係る音声/制御信号を前記非常時受付電話Tへ送信すると共に、当該非常時受付電話Tから受信した前記あふれ呼の音声/制御信号をVOIPゲートウェイ装置11へ送信する。
これによりあふれ呼が発生した場合には、冗長化構成とした非常時受付電話を有効に利用してあふれ呼に係る通報を受け付けることができる。
〈その他の実施形態〉
本発明は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、以下に付記した構成であっても上述の実施形態と同様の効果が得られる。また、これらの構成要素は可能な限り組み合わせることができる。
本発明は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、以下に付記した構成であっても上述の実施形態と同様の効果が得られる。また、これらの構成要素は可能な限り組み合わせることができる。
(付記1)
公衆回線を介した通報を受ける受話システムであり、
公衆回線側の外部装置との間で前記通報の呼を確立し、該外部装置から前記呼に係る音声/制御信号を受信すると共に該外部装置へ前記呼に係る音声/制御信号を送信するインタフェース装置と、
前記インタフェース装置から前記音声/制御信号を受信し、パケット化して後段の装置宛てに送信すると共に、該後段の装置から受信したパケットから前記呼に係る音声/制御信号を抽出して前記インタフェース装置へ送信する第1のゲートウェイ装置と、
前記第1のゲートウェイ装置及び後段の装置を接続し、少なくともこれら第1のゲートウェイ装置及び後段間のパケットを伝送する回線網と、
前記後段の装置として前記パケットによる通信を行い、前記ゲートウェイ装置との間で前記通報の応答を行うための常用回線を構成する受付装置と、
前記インタフェース装置及び受付装置と接続して前記常用回線の障害発生時に前記通報の応答を行うための非常用回線を構成し、前記インタフェース装置からの前記呼に係る音声/制御信号を前記常用回線と異なる通信方式で前記受付装置へ送信すると共に、当該通信方式で受付装置から受信した前記呼の音声/制御信号を前記インタフェース回路へ送信する第2のゲートウェイ装置と、
を備えた受話システム。(1)
公衆回線を介した通報を受ける受話システムであり、
公衆回線側の外部装置との間で前記通報の呼を確立し、該外部装置から前記呼に係る音声/制御信号を受信すると共に該外部装置へ前記呼に係る音声/制御信号を送信するインタフェース装置と、
前記インタフェース装置から前記音声/制御信号を受信し、パケット化して後段の装置宛てに送信すると共に、該後段の装置から受信したパケットから前記呼に係る音声/制御信号を抽出して前記インタフェース装置へ送信する第1のゲートウェイ装置と、
前記第1のゲートウェイ装置及び後段の装置を接続し、少なくともこれら第1のゲートウェイ装置及び後段間のパケットを伝送する回線網と、
前記後段の装置として前記パケットによる通信を行い、前記ゲートウェイ装置との間で前記通報の応答を行うための常用回線を構成する受付装置と、
前記インタフェース装置及び受付装置と接続して前記常用回線の障害発生時に前記通報の応答を行うための非常用回線を構成し、前記インタフェース装置からの前記呼に係る音声/制御信号を前記常用回線と異なる通信方式で前記受付装置へ送信すると共に、当該通信方式で受付装置から受信した前記呼の音声/制御信号を前記インタフェース回路へ送信する第2のゲートウェイ装置と、
を備えた受話システム。(1)
(付記2)
前記インタフェース装置、前記第1のゲートウェイ装置、前記受付装置、又はこれら装置の何れかと接続した装置のうち少なくとも1つに、
前記常用回線の通信状態を監視し、通信の障害を検知する検知部と、
前記検知部で障害を検知した場合に、前記呼の通信経路を前記常用回線から前記非常用
回線に切り替える切替部と、
を備えた付記1に記載の受話システム。(2)
前記インタフェース装置、前記第1のゲートウェイ装置、前記受付装置、又はこれら装置の何れかと接続した装置のうち少なくとも1つに、
前記常用回線の通信状態を監視し、通信の障害を検知する検知部と、
前記検知部で障害を検知した場合に、前記呼の通信経路を前記常用回線から前記非常用
回線に切り替える切替部と、
を備えた付記1に記載の受話システム。(2)
(付記3)
前記第1のゲートウェイ装置を複数備え、前記常用回線が複数構成された場合に、
前記検知部が、前記複数の常用回線のそれぞれについて障害を検出し、
前記切替部が前記検知部で障害が検知された常用回線の呼の通信経路のみを非常用回線に切り替える付記2に記載の受話システム。(3)
前記第1のゲートウェイ装置を複数備え、前記常用回線が複数構成された場合に、
前記検知部が、前記複数の常用回線のそれぞれについて障害を検出し、
前記切替部が前記検知部で障害が検知された常用回線の呼の通信経路のみを非常用回線に切り替える付記2に記載の受話システム。(3)
(付記4)
前記受付装置を複数備え、何れかの受付装置の呼を非常用回線に切り替えた場合に、当該呼に係る通信を切り替え前と同じ受付装置と前記第2のゲートウェイ装置との間で行う付記3に記載の受話システム。(4)
前記受付装置を複数備え、何れかの受付装置の呼を非常用回線に切り替えた場合に、当該呼に係る通信を切り替え前と同じ受付装置と前記第2のゲートウェイ装置との間で行う付記3に記載の受話システム。(4)
(付記5)
前記第1のゲートウェイが、インターネットプロトコル(IP)によりローカルエリアネットワークを介して前記受付装置との通信を行い、
前記第2のゲートウェイが、複数の呼の音声/制御信号を時分割多重(TDM)し、この時分割多重した音声/制御信号を呼毎に対応する受付装置へ分配し、前記受付装置からの音声/制御信号を時分割多重し、この時分割多重した音声/制御信号を呼毎に前記インタフェース装置へ送信する付記4に記載の受話システム。
前記第1のゲートウェイが、インターネットプロトコル(IP)によりローカルエリアネットワークを介して前記受付装置との通信を行い、
前記第2のゲートウェイが、複数の呼の音声/制御信号を時分割多重(TDM)し、この時分割多重した音声/制御信号を呼毎に対応する受付装置へ分配し、前記受付装置からの音声/制御信号を時分割多重し、この時分割多重した音声/制御信号を呼毎に前記インタフェース装置へ送信する付記4に記載の受話システム。
(付記6)
前記受付台とは別に前記第2のゲートウェイとの間で非常用回線を構成する非常用受付台を備え、
前記検知部が、前記受付台の障害の有無を検知し、該受付台の障害発生が検知された場合に、前記切替部が、前記呼の通信経路を前記常用回線から前記非常用回線に切り替え、前記第2のゲートウェイ装置が、前記インタフェース装置からの前記呼に係る音声/制御信号を前記非常用受付装置へ送信すると共に、当該非常用受付装置から受信した前記呼の音声/制御信号を前記インタフェース回路へ送信する付記2から5の何れかに記載の受話システム。
前記受付台とは別に前記第2のゲートウェイとの間で非常用回線を構成する非常用受付台を備え、
前記検知部が、前記受付台の障害の有無を検知し、該受付台の障害発生が検知された場合に、前記切替部が、前記呼の通信経路を前記常用回線から前記非常用回線に切り替え、前記第2のゲートウェイ装置が、前記インタフェース装置からの前記呼に係る音声/制御信号を前記非常用受付装置へ送信すると共に、当該非常用受付装置から受信した前記呼の音声/制御信号を前記インタフェース回路へ送信する付記2から5の何れかに記載の受話システム。
(付記7)
前記インタフェース装置、前記第1のゲートウェイ装置、前記受付装置、又はこれら装置の何れかと接続した装置のうち少なくとも1つに、前記通報に係る呼が受付台数を越えているか否かを判別し、該受付台数を越えた呼をあふれ呼として検出するあふれ呼検出部を備え、
前記切替部が、あふれ呼の通信経路を非常用回線とし、前記第2のゲートウェイ装置が、前記インタフェース装置からの前記あふれ呼に係る音声/制御信号を前記非常用受付装置へ送信すると共に、当該非常用受付装置から受信した前記あふれ呼の音声/制御信号を前記インタフェース回路へ送信する付記2から6の何れかに記載の受話システム。
前記インタフェース装置、前記第1のゲートウェイ装置、前記受付装置、又はこれら装置の何れかと接続した装置のうち少なくとも1つに、前記通報に係る呼が受付台数を越えているか否かを判別し、該受付台数を越えた呼をあふれ呼として検出するあふれ呼検出部を備え、
前記切替部が、あふれ呼の通信経路を非常用回線とし、前記第2のゲートウェイ装置が、前記インタフェース装置からの前記あふれ呼に係る音声/制御信号を前記非常用受付装置へ送信すると共に、当該非常用受付装置から受信した前記あふれ呼の音声/制御信号を前記インタフェース回路へ送信する付記2から6の何れかに記載の受話システム。
(付記8)
インタフェース装置が、公衆回線側の外部装置との間で前記通報の呼を確立し、該外部装置から前記呼に係る音声/制御信号を受信すると共に該外部装置へ前記呼に係る音声/制御信号を送信するステップと、
第1のゲートウェイ装置が、前記インタフェース装置から前記音声/制御信号を受信し
、パケット化して後段の装置宛てに送信すると共に、該後段の装置から受信したパケットから前記呼に係る音声/制御信号を抽出して前記インタフェース装置へ送信するステップと、
前記後段の装置としての受付装置が、前記パケットによる通信を行い、前記ゲートウェイ装置との間で前記通報の応答を行うための常用回線を構成するステップと、
第2のゲートウェイ装置が、前記インタフェース装置及び受付装置と接続して前記常用回線の障害発生時に前記通報の応答を行うための非常用回線を構成し、前記インタフェース装置からの前記呼に係る音声/制御信号を前記常用回線と異なる通信方式で前記受付装置へ送信すると共に、当該通信方式で受付装置から受信した前記呼の音声/制御信号を前記インタフェース回路へ送信するステップと、
を行う受話方法。(5)
インタフェース装置が、公衆回線側の外部装置との間で前記通報の呼を確立し、該外部装置から前記呼に係る音声/制御信号を受信すると共に該外部装置へ前記呼に係る音声/制御信号を送信するステップと、
第1のゲートウェイ装置が、前記インタフェース装置から前記音声/制御信号を受信し
、パケット化して後段の装置宛てに送信すると共に、該後段の装置から受信したパケットから前記呼に係る音声/制御信号を抽出して前記インタフェース装置へ送信するステップと、
前記後段の装置としての受付装置が、前記パケットによる通信を行い、前記ゲートウェイ装置との間で前記通報の応答を行うための常用回線を構成するステップと、
第2のゲートウェイ装置が、前記インタフェース装置及び受付装置と接続して前記常用回線の障害発生時に前記通報の応答を行うための非常用回線を構成し、前記インタフェース装置からの前記呼に係る音声/制御信号を前記常用回線と異なる通信方式で前記受付装置へ送信すると共に、当該通信方式で受付装置から受信した前記呼の音声/制御信号を前記インタフェース回路へ送信するステップと、
を行う受話方法。(5)
(付記9)
前記インタフェース装置、前記第1のゲートウェイ装置、前記受付装置、又はこれら装置の何れかと接続した装置のうち少なくとも1つが、
前記常用回線の通信状態を監視し、通信の障害を検知するステップと、
前記障害を検知した場合に、前記呼の通信経路を前記常用回線から前記非常用回線に切り替えるステップと、
を行う付記8に記載の受話方法。
前記インタフェース装置、前記第1のゲートウェイ装置、前記受付装置、又はこれら装置の何れかと接続した装置のうち少なくとも1つが、
前記常用回線の通信状態を監視し、通信の障害を検知するステップと、
前記障害を検知した場合に、前記呼の通信経路を前記常用回線から前記非常用回線に切り替えるステップと、
を行う付記8に記載の受話方法。
(付記10)
前記第1のゲートウェイ装置を複数備え、前記常用回線が複数構成された場合に、
前記複数の常用回線のそれぞれについて障害を検出し、
前記障害が検知された常用回線の呼の通信経路のみを非常用回線に切り替える付記9に記載の受話方法。
前記第1のゲートウェイ装置を複数備え、前記常用回線が複数構成された場合に、
前記複数の常用回線のそれぞれについて障害を検出し、
前記障害が検知された常用回線の呼の通信経路のみを非常用回線に切り替える付記9に記載の受話方法。
(付記11)
前記受付装置を複数備え、何れかの受付装置の呼を非常用回線に切り替えた場合に、当該呼に係る通信を切り替え前と同じ受付装置と前記第2のゲートウェイ装置との間で行う付記10に記載の受話方法。
前記受付装置を複数備え、何れかの受付装置の呼を非常用回線に切り替えた場合に、当該呼に係る通信を切り替え前と同じ受付装置と前記第2のゲートウェイ装置との間で行う付記10に記載の受話方法。
(付記12)
前記第1のゲートウェイが、インターネットプロトコル(IP)によりローカルエリアネットワークを介して前記受付装置との通信を行い、
前記第2のゲートウェイが、複数の呼の音声/制御信号を時分割多重(TDM)し、この時分割多重した音声/制御信号を呼毎に対応する受付装置へ分配し、前記受付装置からの音声/制御信号を時分割多重し、この時分割多重した音声/制御信号を呼毎に前記インタフェース装置へ送信する付記11に記載の受話方法。
前記第1のゲートウェイが、インターネットプロトコル(IP)によりローカルエリアネットワークを介して前記受付装置との通信を行い、
前記第2のゲートウェイが、複数の呼の音声/制御信号を時分割多重(TDM)し、この時分割多重した音声/制御信号を呼毎に対応する受付装置へ分配し、前記受付装置からの音声/制御信号を時分割多重し、この時分割多重した音声/制御信号を呼毎に前記インタフェース装置へ送信する付記11に記載の受話方法。
(付記13)
前記受付台の障害の有無を検知するステップと、
前記ステップで前記受付台の障害発生が検知された場合に、前記呼の通信経路を前記常用回線から前記非常用回線に切り替え、前記第2のゲートウェイ装置が、前記インタフェース装置からの前記呼に係る音声/制御信号を前記非常用受付装置へ送信すると共に、当該非常用受付装置から受信した前記呼の音声/制御信号を前記インタフェース回路へ送信するステップとを行う付記9から12の何れかに記載の受話方法。
前記受付台の障害の有無を検知するステップと、
前記ステップで前記受付台の障害発生が検知された場合に、前記呼の通信経路を前記常用回線から前記非常用回線に切り替え、前記第2のゲートウェイ装置が、前記インタフェース装置からの前記呼に係る音声/制御信号を前記非常用受付装置へ送信すると共に、当該非常用受付装置から受信した前記呼の音声/制御信号を前記インタフェース回路へ送信するステップとを行う付記9から12の何れかに記載の受話方法。
(付記14)
前記インタフェース装置、前記第1のゲートウェイ装置、前記受付装置、又はこれら装置の何れかと接続した装置のうち少なくとも1つが、
前記通報に係る呼が受付台数を越えているか否かを判別して該受付台数を越えた呼をあふれ呼として検出し、該あふれ呼の通信経路を非常用回線とするステップを行い、
前記第2のゲートウェイ装置が、前記インタフェース装置からの前記あふれ呼に係る音
声/制御信号を前記非常用受付装置へ送信すると共に、当該非常用受付装置から受信した前記あふれ呼の音声/制御信号を前記インタフェース回路へ送信するステップを行う付記9から13の何れかに記載の受話方法。
前記インタフェース装置、前記第1のゲートウェイ装置、前記受付装置、又はこれら装置の何れかと接続した装置のうち少なくとも1つが、
前記通報に係る呼が受付台数を越えているか否かを判別して該受付台数を越えた呼をあふれ呼として検出し、該あふれ呼の通信経路を非常用回線とするステップを行い、
前記第2のゲートウェイ装置が、前記インタフェース装置からの前記あふれ呼に係る音
声/制御信号を前記非常用受付装置へ送信すると共に、当該非常用受付装置から受信した前記あふれ呼の音声/制御信号を前記インタフェース回路へ送信するステップを行う付記9から13の何れかに記載の受話方法。
本発明は、サポートセンターにおける電話でのサポートを行うシステムや、電話アンケートを行うシステム、テレフォンショッピングといった電話での注文を受けるシステム等に利用可能である。
1 局側インタフェース
2 LAN側インタフェース
11 VOIPゲートウェイ装置
12 ゲートウェイ制御装置
13 非常用切替装置
14 受付台
14a インタフェース装置
14b 受付台PC
14c ヘッドセット
14d 表示装置
2 LAN側インタフェース
11 VOIPゲートウェイ装置
12 ゲートウェイ制御装置
13 非常用切替装置
14 受付台
14a インタフェース装置
14b 受付台PC
14c ヘッドセット
14d 表示装置
Claims (5)
- 公衆回線を介した通報を受ける受話システムであり、
公衆回線側の外部装置との間で前記通報の呼を確立し、該外部装置から前記呼に係る音声/制御信号を受信すると共に該外部装置へ前記呼に係る音声/制御信号を送信するインタフェース装置と、
前記インタフェース装置から前記音声/制御信号を受信し、パケット化して後段の装置宛てに送信すると共に、該後段の装置から受信したパケットから前記呼に係る音声/制御信号を抽出して前記インタフェース装置へ送信する第1のゲートウェイ装置と、
前記第1のゲートウェイ装置及び後段の装置を接続し、少なくともこれら第1のゲートウェイ装置及び後段間のパケットを伝送する回線網と、
前記後段の装置として前記パケットによる通信を行い、前記ゲートウェイ装置との間で前記通報の応答を行うための常用回線を構成する受付装置と、
前記インタフェース装置及び受付装置と接続して前記常用回線の障害発生時に前記通報の応答を行うための非常用回線を構成し、前記インタフェース装置からの前記呼に係る音声/制御信号を前記常用回線と異なる通信方式で前記受付装置へ送信すると共に、当該通信方式で受付装置から受信した前記呼の音声/制御信号を前記インタフェース回路へ送信する第2のゲートウェイ装置と、
を備えた受話システム。 - 前記インタフェース装置、前記第1のゲートウェイ装置、前記受付装置、又はこれら装置の何れかと接続した装置のうち少なくとも1つに、
前記常用回線の通信状態を監視し、通信の障害を検知する検知部と、
前記検知部で障害を検知した場合に、前記呼の通信経路を前記常用回線から前記非常用回線に切り替える切替部と、
を備えた請求項1に記載の受話システム。 - 前記第1のゲートウェイ装置を複数備え、前記常用回線が複数構成された場合に、
前記検知部が、前記複数の常用回線のそれぞれについて障害を検出し、
前記切替部が前記検知部で障害が検知された常用回線の呼の通信経路のみを非常用回線に切り替える請求項2に記載の受話システム。 - 前記受付装置を複数備え、何れかの受付装置の呼を非常用回線に切り替えた場合に、当該呼に係る通信を切り替え前と同じ受付装置と前記第2のゲートウェイ装置との間で行う請求項3に記載の受話システム。
- インタフェース装置が、公衆回線側の外部装置との間で前記通報の呼を確立し、該外部装置から前記呼に係る音声/制御信号を受信すると共に該外部装置へ前記呼に係る音声/制御信号を送信するステップと、
第1のゲートウェイ装置が、前記インタフェース装置から前記音声/制御信号を受信し
、パケット化して後段の装置宛てに送信すると共に、該後段の装置から受信したパケットから前記呼に係る音声/制御信号を抽出して前記インタフェース装置へ送信するステップと、
前記後段の装置としての受付装置が、前記パケットによる通信を行い、前記ゲートウェイ装置との間で前記通報の応答を行うための常用回線を構成するステップと、
第2のゲートウェイ装置が、前記インタフェース装置及び受付装置と接続して前記常用回線の障害発生時に前記通報の応答を行うための非常用回線を構成し、前記インタフェース装置からの前記呼に係る音声/制御信号を前記常用回線と異なる通信方式で前記受付装置へ送信すると共に、当該通信方式で受付装置から受信した前記呼の音声/制御信号を前記インタフェース回路へ送信するステップと、
を行う受話方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004186720A JP2006013793A (ja) | 2004-06-24 | 2004-06-24 | 受話システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004186720A JP2006013793A (ja) | 2004-06-24 | 2004-06-24 | 受話システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006013793A true JP2006013793A (ja) | 2006-01-12 |
Family
ID=35780513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004186720A Withdrawn JP2006013793A (ja) | 2004-06-24 | 2004-06-24 | 受話システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006013793A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8488445B2 (en) | 2007-06-01 | 2013-07-16 | Hitachi, Ltd. | Gateway device, optical network terminal, and passive optical network system |
-
2004
- 2004-06-24 JP JP2004186720A patent/JP2006013793A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8488445B2 (en) | 2007-06-01 | 2013-07-16 | Hitachi, Ltd. | Gateway device, optical network terminal, and passive optical network system |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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