JP2006012740A - 雌側端子金具 - Google Patents

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Abstract


【課題】 材料のロスを少なくすることが可能な雌側端子金具を提供する。
【解決手段】 雌側端子金具1は、角筒部7を備え、後部にバレル部9を備えて構成されている。さらに、角筒7内部には、弾性接触部材としての板バネ11が組み込まれている。角筒7は、底壁17と一対の側壁19と天壁21とを備え、天板21の幅方向中央付近には、雌側端子金具1の前後方向(長手方向)に角筒部7の全長に亘って開口する開口部23が設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、雌側端子金具に関する。
一般的な雌側端子金具100として、図11に示すように、前部に相手側の雄側端子金具が挿入される角筒101を備え、その角筒101の内部に相手側雄側端子金具に弾性的に接触可能な弾性接触片を設けたものがある(例えば特許文献1参照)。
このような端子金具100を製造するときには、図10に示すように、まず複数の端子金具の展開形状をなす板片103を幅方向に並べて帯状のキャリア105を介して連結した形状のものを金属板材から打ち抜き、次に各板片105を端子金具100の形状に折り曲げてから、キャリア105より切り離すことで雌側端子金具100を形成する。
特開2003−338334号公報(第1図)
近年、雌側端子金具100の更なるコスト削減が求められているが、図11のものでは図10の展開状態に示されるように、角筒形成領域の幅寸法W11がワイヤバレル形成領域の幅寸法W12や、インシュレーションバレル形成領域の幅寸法W13よりも大きくなって材料のロス領域107が大きくなってしまうという問題点があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、材料のロスを少なくすることが可能な雌側端子金具を提供するところにある。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、導電性の金属板からなり前後方向に延びて相手側の雄側端子金具のタブを挿入可能な角筒部を一端に備え、この角筒部の内部に前記タブに弾性的に接触可能な弾性接触部を設けた雌側端子金具において、前記角筒部は、底壁、一対の側壁、天壁を順に折り曲げて形成されており、前記天壁には、開口が前記角筒部の全長に亘って形成されていることを特徴とする雌側端子金具である。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記開口は、別体とされた蓋材によって閉止されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のものにおいて、前記蓋材は、前記角筒部内に組み込まれるとともに、この蓋材は前記底壁側に向けて湾曲する前記弾性接触部を備え、かつ、この弾性接触部と前記底壁との間が前記タブの進入空間とされる一方、前記天壁は、前記蓋材の上側において、前記両側壁から対向するように張り出して、前記蓋材を係止させることにより、前記蓋材の浮き上がりを規制可能としたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、
前記開口の幅は、前記角筒部の全幅の1/5以上の幅を有することを特徴とする。
<請求項1の発明>
本請求項の発明によれば、天壁には、開口が角筒部の全長に亘って形成されている。従って、この開口分だけ展開状態では角筒部形成領域の幅寸法を短くすることができ材料を節約することができる。
特に板片を横並び状態にしてキャリアで連結したものから雌側端子金具を作製する場合には、材料のロス領域が小さくなり歩留まりがよくなる。
<請求項2の発明>
本請求項の発明によれば、開口は、蓋材によって閉止されているから、雌側端子金具内への異物の侵入を防止することができる。
<請求項3の発明>
本請求項の発明によれば、タブの進入空間内にタブが進入した場合に、両側壁から対向するように張り出した天壁が蓋材を係止させることにより、蓋材の浮き上がりが規制される。
<請求項4の発明>
本請求項の発明によれば、開口の幅は、角筒部の全幅の1/5以上の幅を有するから、歩留まりが更に向上する。
本発明の一実施形態について図1から図9を参照して説明する。
雌側端子金具1は、前後方向に細長い形状をなしており、前部に相手側の雄側端子金具のタブ5を挿入可能な角筒部7を備え、後部に図示しない電線の端末を接続可能なバレル部9を備えて構成されている。さらに、角筒部7内部には、蓋材としての板バネ11が組み込まれ、タブ5は、図6に示されるように、板バネ11と角筒部7の底壁17から内側に突出した突起部(ビード)17Aとの間に挟持されるようになっている。
バレル部9には、電線の芯線をかしめるワイヤバレル9Aと、電線の被覆をかしめるインシュレーションバレル9Bとが前後に順次に設けられており、それぞれ雌側端子金具1の全長に亘って設けられた底壁の幅方向両端を上方へ折り立てるようにして断面略U字形に形成されている。
板バネ11は、全体として湾曲形状とされ、角筒部7の内幅寸法とほぼ同等の幅寸法を持つ。詳細には、板バネ11は、底壁17側に向けて湾曲した(タブ5の進入方向に向かって勾配をもつ)バネ部11B(本発明の弾性接触部に相当)の両脇に翼状の保持部11Cが一体に形成されている。また、バネ部11Bのほぼ中央の頂部は、接触部11Aとされている。
各保持部11Cには左右両方向に突出する突片11Dが設けられている。この突片11Dが角筒部7のバネ保持部7Aに嵌合された状態で、板バネ11は角筒部7内に固定されている。バネ部11Bとこれに対向する後述の底壁17との間がタブ5の進入空間12とされている(図5参照)。
なお、板バネ11は、角筒部7の内側から天壁21間の開口部23を閉止し、雌側端子金具1内に異物が侵入することを防止している(図2参照)。
角筒部7は、展開形状から板片15(図9参照)を幅方向に折り曲げることにより略角筒状に形成されており、前端には雄側端子金具のタブ5の挿入されるタブ挿入口7Bが開口している。
詳細には、角筒部7は、底壁17と一対の側壁19と天壁21とを備え、天壁21の幅方向中央付近には、雌側端子金具1の前後方向(長手方向)に角筒部7の全長に亘って開口する開口部23が設けられている。この開口部23は、図8に示すように、角筒部7の全幅W1の1/5以上の幅W2とされている。
なお、天壁21,21は、板バネ11の上側において、両側壁19,19から互いに対向するように張り出して板バネ11を係止させることにより、板バネ11の浮き上がりを規制可能としている。
また、天壁21の開口部23の縁部の長手方向のほぼ中央位置には、角筒部7内部に向かって(板バネ11部に向かって)突出する一対の過度撓み規制部25が形成されている。この過度撓み規制部25は、図5に示されるように、板バネ11のバネ部11Bの接触部11A付近上方に位置し、雄側端子金具のタブ5が挿入されたときに、これによってバネ部11Bが上方に過度に撓まないように規制している。
この過度撓み規制部25の突出寸法は、図6に示されるように雄側端子金具のタブ5が正規の位置で挿入された場合に、バネ部11Bの接触部11Aに当接しない程度に設定されている。つまり、雄側端子金具のタブ5が斜めに挿入される等して接触部11Aが大きく撓んだ場合に過度撓み規制部25の下面に当接するように設定されている。
また、角筒部7の底壁17のほぼ中央位置には、略矩形状のランス孔27が貫通して形成され、進入空間12と連通している。ランス孔27の大きさは、後述する弾性力測定治具29が挿入可能な大きさとされている。
ランス孔27の位置は、バネ部11Bに対して、その撓み方向(図5において上方向)と反対方向(図5において下方向)に対向した位置で、かつ、バネ部11Bの接触部11Aにほぼ対向する位置に設けられており、図7に示すように、雌側端子金具1を上下反転させた状態で、ランス孔27から板バネ11の弾性力測定治具29を略垂直に挿入すると、これがバネ部11Bの接触部11Aに略垂直に接触するようにされている。従って、ランス孔27は、弾性力測定用(板バネ11の接圧測定用)の検査孔としてとしても機能する。
このように、弾性力測定治具29が接触部11Aと当接するから、接触部11Aの弾性力を的確に把握することができる。
図6に示すように、ランス孔27には、雄側端子金具の撓み変形可能な樹脂製のランス31の係止突部31Aが弾性的に嵌合されるようになっている。ここで、雄側端子金具の樹脂ランス31について説明すると、ランス31は、後方側で支持され、前方側に片持ち状に突出していて図6の下側への弾性撓みが可能となっている。ランス31の上面には雌側端子金具1に係合される係止突部31Aが突出して形成されている。ランス31の係止突部31Aは、ランス31の基端側から緩やかな登り勾配をなし、その前端において略垂直に下る形状をしている。
ランス孔27の前縁27Aをなす底壁17は、外側へ(図6において下側へ)向かって隆起する隆起部33とされている。雄側端子金具の挿入途中においては、隆起部33がランス31の係止突部31Aの傾斜面31Bに当接してこのランス31を押し下げ、これにより、ランス31は先端側を下げて弾性変形する。雄側端子金具が雌側端子金具1の正規挿入位置に達すると、係止突部31Aにランス孔27が整合するため、ランス31はその弾性復元力により上動してランス孔27に係止突部31Aを係合され、雄側端子金具が抜け止め状態に保持される。この際に、図6に示すように、隆起部33とランスの係止突部31Aとが当接するから、係止代が大きくとれ、抜け止め保持力が向上する。
さて、ここで、本実施形態の雌側端子金具1 の製造方法について、簡単に説明すると、まず、導電性の金属板材35を図9に示した形状に打ち抜く。これは、雌側端子金具1の展開形状をなす板片15を複数個幅方向(図9の左右方向)に並べたものをその下端(図9の下側)において帯状のキャリア37を介して一体に連結したものである。続いて、各板片15を所定形状に折り曲げ加工しつつ(即ち、底壁17、側壁19、天壁21を順に折り曲げ加工しつつ)、板バネ11を組み付けた後、キャリア37を切り離して形成される。
本実施形態の雌側端子金具1によれば、天壁21には、開口部23が角筒部7の全長に亘って形成されている。従って、この開口部23分だけ展開状態では角筒部7の形成領域の幅寸法を短くすることができ材料を節約することができる。
特に板片15を横並び状態にしてキャリア37で連結したものから雌側端子金具1を作製する場合には、材料のロス領域35Dが小さくなり歩留まりがよくなる。
また、本実施形態の雌側端子金具1によれば、開口部23は、板バネ11によって閉止されているから、雌側端子金具1内への異物の侵入を防止することができる。
また、本実施形態の雌側端子金具1によれば、タブ5の進入空間12内にタブ5が進入した場合に、両側壁19から対向するように張り出した天壁21が板バネ11を係止させることにより、板バネ11の浮き上がりが規制される。
また、本実施形態の雌側端子金具1によれば、開口部23の幅は、角筒部の全幅の1/5以上の幅を有するから、歩留まりが更に向上する。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
上記実施形態によれば、板バネ11は、角筒部7とは別体に構成されているが一体としてもよい。
雌側端子金具の斜視図 角筒部の拡大斜視図 板バネの斜視図 雌側端子金具の裏側からみた斜視図 雌側端子金具の断面図 雌側端子金具の断面図 雌側端子金具の断面図 雌側端子金具の正面図 雌側端子金具を製造する際の展開形状を示す平面図 従来の雌側端子金具を製造する際の展開形状を示す平面図 従来の雌側端子金具を示す斜視図
符号の説明
1…雌側端子金具
7…角筒部
11B…バネ部(弾性接触部)
17…底壁
19…側壁
21…天壁
23…開口部

Claims (4)

  1. 導電性の金属板からなり前後方向に延びて相手側の雄側端子金具のタブを挿入可能な角筒部を一端に備え、この角筒部の内部に前記タブに弾性的に接触可能な弾性接触部を設けた雌側端子金具において、
    前記角筒部は、底壁、一対の側壁、天壁を順に折り曲げて形成されており、前記天壁には、開口が前記角筒部の全長に亘って形成されていることを特徴とする雌側端子金具。
  2. 前記開口は、別体とされた蓋材によって閉止されていることを特徴とする請求項1に記載の雌側端子金具。
  3. 前記蓋材は、前記角筒部内に組み込まれるとともに、この蓋材は前記底壁側に向けて湾曲する前記弾性接触部を備え、かつ、この弾性接触部と前記底壁との間が前記タブの進入空間とされる一方、
    前記天壁は、前記蓋材の上側において、前記両側壁から対向するように張り出して、前記蓋材を係止させることにより、前記蓋材の浮き上がりを規制可能としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の雌側端子金具。
  4. 前記開口の幅は、前記角筒部の全幅の1/5以上の幅を有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の雌側端子金具。
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