JP2006012254A - 光ディスク装置および記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 出射波長のシフトによってもパワー設定を円滑かつ適正に行い得る光ディスク装置およびそれに必要な記録媒体の構造を提案する。
【解決手段】 レーザ波長と補償係数を対応づけた波長補償テーブルをウォブルやピット等にてディスクに記録しておく。コントローラ111は、ディスク装着時に波長補償テーブルをディスクから読み出し内蔵メモリに保持する。
OPC時に温度センサー112から供給される温度情報をもとに出射レーザ光の波長λ1を判定し、この波長λ1と基準波長λ0にそれぞれ対応する補償係数α1、α0を波長補償テーブルから取得する。そして、初期パワーPw0と補償係数α1、α0から、Pw1=Pw0×(α1/α0)を演算し、OPC時の初期パワーPw1を設定する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、光ディスク装置および記録媒体に関し、特に、レーザパワーを調整する際に用いて好適なものである。
CD−R(Compact Disc - Recordable)やDVD−R(Digital Versatile Disc - Recordable)等のディスクに記録再生を行う光ディスク装置においては、予め設定されたレーザパワー調整エリアに試し書きを行って、記録レーザパワーを最適パワーに設定する処理が行われる。かかるパワー設定は、通常、β法に従って行われる(特許文献1)。すなわち、レーザパワー調整エリアに所定パワーにて試し書きを行い、その再生RF信号(アシンメトリ)からβ値を求め、このβ値と、当該ディスクにて要求される目標β値とを比較して、記録レーザパワーを設定する。
図6にβ値の算出方法を示す。図示の如く、β値は、基準電位Irefに対するアシンメトリの振幅値Itop、Ibtmから、β=(Itop+Ibtm)/(Itop−Ibtm)を演算して求められる。記録レーザパワーの設定は、たとえば、異なるレーザパワーにて試し書きを行ってβ値を複数取得し、これらβ値を直線近似したときに目標β値を与えるレーザパワーを求め、求めたレーザパワーを記録レーザパワーに設定するようにして行われる。
ここで、試し書き時のレーザパワーは、ディスクのリードインに記録されている初期パワー、あるいは、ドライブ側にて予め設定しておいた初期パワーに設定される。ずなわち、最初に、この初期パワーPw1にて試し書きを行ってβ値を取得し、取得したβ値と目標β値を比較して、次に行う試し書きのレーザパワーPw2を設定する。そして、パワーPw2にて再度試し書きを行ってβ値を取得し、試し書き回数が2回の場合には、これら2つのβ値を直線近似し、この近似直線上、目標β値を与えるレーザパワーを記録レーザパワーとして設定する。
特開2002−260230号公報
ここで、上述の初期パワーは、通常、半導体レーザの雰囲気温度(CAN温度、等)が常温程度である状態で設定される。このため、記録パワー設定時の雰囲気温度が常温からかけ離れていると、出射レーザ光の波長が、初期設定時の波長に対してシフトすることとなってしまう。なお、DVD−R用の半導体レーザ(波長:約650nm)の場合、CAN温度が10度上昇すると波長が2nm程度長くなることが知られている。
また、出射レーザ光の波長は、あるメーカ製の半導体レーザは650nmであり、他のメーカ製の半導体レーザは655nmである等、半導体レーザ毎にばらつきが見られる。このため、同じ雰囲気温度でも、出射波長が異なる場合が生じ、これによっても、記録パワー設定時の出射波長が、初期パワー設定時の出射波長に対してシフトすることが起こり得る。
しかし、このように出射波長がシフトすると、それに応じて記録層の感度特性(反射率、光吸収率)が相違し、初期設定されたパワーをそのまま用いると、パワー不足またはパワー過剰となってしまうこととなり得る。そして、パワー不足やパワー過剰の程度が大きいと、再生RF信号のアシンメトリに乱れが生じ、最悪の場合、β値を取得できない事態が起こり得る。この場合には、β値が取得できるまで、初期パワーを変化させながら試し書きを繰り替えし行う処理が必要となる。しかし、こうなると、パワー設定に長時間が掛かり、さらには、試し書き領域を無駄に浪費する結果ともなる。
そこで、本発明は、かかる不都合を解消し、出射波長のシフトによってもパワー設定を円滑かつ適正に行い得る光ディスク装置およびそれに必要な記録媒体の構造を新たに提案することを課題とする。
第1の発明は、レーザ光を用いてディスク上に情報を記録再生する光ディスク装置において、レーザ波長と記録特性の関係を規定する波長特性規定手段と、出射レーザ光の波長を判定する波長判定手段と、前記波長判定手段にて判定された波長を前記波長特性規定手段に適用して当該波長に対する記録特性を取得する記録特性取得手段と、前記記録特性取得手段にて取得された記録特性に基づいてレーザパワーを調整するレーザパワー調整手段とを有することを特徴とする。
ここで、前記波長特性規定手段は、レーザ波長とレーザパワーの補正値とを関係付けたテーブルを含むよう構成することができる。この場合、前記記録特性取得手段は、前記判定された波長に対する補正値をこのテーブルから取得し、前記レーザパワー調整手段は、テーブルから取得した補正値をもとにレーザパワーの設定値を補正するようにする。
また、前記波長判定手段は、半導体レーザの雰囲気温度を取得する温度取得手段を含むよう構成し、この温度取得手段にて取得した温度と、雰囲気温度に対するレーザ波長の変化特性の関係から、出射レーザ光の波長を判定するよう構成することができる。ここで、前記雰囲気温度に対するレーザ波長の変化特性は、関係式またはテーブルにて規定することができる。
なお、「雰囲気温度」とは、半導体レーザ(レーザ素子)の直近周囲の温度のことをいい、半導体レーザ(レーザ素子)を収容するCANの温度や、半導体レーザデバイスが装着される放熱フィンの温度等、半導体レーザ(レーザ素子)自身の温度と密接に関連する温度のことを意味する。
これら第1の発明において、前記レーザパワー調整手段は、記録レーザパワーの設定時に試し書き用として使用する初期レーザパワーを、前記記録特性取得手段にて取得された記録特性に基づいて調整するものとして構成することができる。この構成は、以下の実施の形態では、OPC(Optical Power Control)時の初期パワーを調整するものとして具体化されている。
また、前記レーザパワー調整手段は、既設定の記録レーザパワーを、前記記録特性取得手段にて取得された記録特性に基づいて調整するものとして構成することもできる。この構成は、以下の実施の形態では、OPCにて設定された記録レーザパワーを、その後の温度変化に応じて、R−OPC(Running-OPC)前に調整するものとして具体化されている。
第2の発明は、記録媒体に関するものであって、レーザ波長と記録特性の関係を規定する波長特性情報が物理的性状の設定をもって記録されていることを特徴とする。ここで、波長特性情報は、ピットあるいはウォブルによって光ディスク上に記録することができる。あるいは、記録層に対して予めデータ書き込みを行うことで、光ディスク上に記録することができる。
なお、前記波長特性情報は、レーザ波長とレーザパワーの補正値とを関係付けたテーブルを含むよう構成することができる。また、レーザ波長と記録層の光反射率または光吸収率とを関係付けたテーブルを含むよう構成することもできる。なお、補正値と光反射率または光吸収率は、何れか一方をテーブル上に規定する他、両方を同時にテーブル上に規定するようにしてもよい。
本発明によれば、出射レーザ光の波長を判定し、判定した波長に対応する記録特性を取得し、取得した記録特性に基づいてレーザパワーを調整するようにしたことから、温度変化や半導体レーザのばらつき等によって波長シフトが生じても、レーザパワーを適正なものとすることができる。よって、本発明を、β法によるレーザパワー設定に適用した場合には、初期パワーを適宜補正した適正パワーにて試し書きが行われることとなり、もって、パワー設定を円滑に行うことができる。
本発明の特徴は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。但し、以下の実施の形態は、本発明の一つの実施形態であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以下の実施の形態に記載されたものに制限されるものではない。
以下、本発明の実施の形態につき図面を参照して説明する。なお、本実施の形態は、青紫レーザ光を用いた高密度DVD−R(HDDVD−R)の記録再生装置に本発明を適用したものである。
まず、図1に実施の形態に係るディスク(HDDVD−R)の構成を示す。図示の如く、ディスク100は、その径方向に、インナードライブエリア、リードインエリア、データエリア、リードアウトエリア、アウタードライブエリアに領域分割されている。さらに、インナードライブエリアとアウタードライブエリアは種々のゾーンに区分されており、このうち、インナーディスクテストゾーンおよびアウターディスクテストゾーンを用いて、レーザパワーの初期設定(OPC:Optimum Write Power Control)が行われる。
また、ディスク100には、内周から外周に向かって螺旋状のグルーブが形成されており、このグルーブに対してデータの記録が行われる。ここで、グルーブは、径方向に蛇行(ウォブル)しており、このウォブルによってアドレス情報が保持されている。すなわち、ADIP(Address in pre-groove)と呼ばれる位相変調区間が、単調蛇行区間中に一定周期で挿入されており、かかる位相変調区間をビームが走査するとき、その反射光強度の変化からグルーブ上のアドレス情報が読み取られ再生される。また、リードイン領域のADIPには、当該ディスクに対する種々の制御データが位相変調によって記録されており、その中に、当該ディスクを製造したディスク製造業者の識別情報(マニュファクチャID)が含まれている。
なお、後述する波長補償テーブル(図3参照)は、かかるADIP情報中に含まれている。かかる波長補償テーブルは、当該ディスクの波長特性(波長と反射率の関係)からOPC時の初期パワーを補正するためのものである。
図2に、実施の形態に係る光ディスク装置の構成を示す。
図示の如く、光ディスク装置は、エンコーダ101と、変調回路102と、レーザ駆動回路103と、レーザパワー調整回路104と、光ピックアップ105と、信号増幅回路106と、復調回路107と、デコーダ108と、サーボ回路109と、ADIP再生回路110と、コントローラ111と、温度センサー112から構成されている。
エンコーダ101は、入力された記録データに対し誤り訂正符号の付加等のエンコード処理を施し、変調回路102へと出力する。変調回路102は、入力された記録データに所定の変調を施し、さらに記録信号を生成してレーザ駆動回路103に出力する。レーザ駆動回路103は、記録時には変調回路102からの記録信号に応じた駆動信号を半導体レーザ105aに出力し、再生時には一定強度のレーザ光を出射するための駆動信号を半導体レーザ105aに出力する。ここで、レーザパワーは、レーザパワー調整回路104によって調整・設定されたレーザパワーに設定される。
レーザパワー調整回路104は、コントローラ111からの設定値に応じて、記録および再生時のレーザパワーを初期設定するとともに、設定したレーザパワーを、コントローラ111から供給される調整値に応じて適宜調整し、これをレーザ駆動回路103に供給する。ここで、レーザパワーの設定(OPC)は、たとえばβ法に従って行われる。すなわち、コントローラ111から当該ディスクのβ値(βtarget)を取得し、取得したβtargetをもとに、当該ディスクに対する記録レーザパワーを最適パワーに設定する。なお、OPCの詳細については後述する。
光ピックアップ105は、半導体レーザ105aおよび光検出器105bを備え、レーザ光をグルーブ上に収束させることにより、ディスクに対するデータの書き込み/読み出しを行う。なお、光ピックアップ105は、この他、グルーブに対するレーザ光の照射状態を調整するための対物レンズアクチュエータと、半導体レーザ105aから出射されたレーザ光を対物レンズに導き、且つ、ディスク100からの反射光を光検出器105bに導くための光学系等を備えている。
信号増幅回路106は、光検出器105bから受信した信号を増幅および演算処理して各種信号を生成し、これを対応する回路に出力する。復調回路107は、信号増幅回路106から入力された再生RF信号を復調して再生データを生成し、デコーダ108に出力する。デコーダ108は、復調回路107から入力されたデータに対し誤り訂正等のデコード処理を施し、後段回路に出力する。
サーボ回路109は、信号増幅回路106から入力されたフォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号からフォーカスサーボ信号およびトラッキングサーボ信号を生成し、光ピックアップ105の対物レンズアクチュエータに出力する。また、信号増幅回路106から入力されたウォブル信号からモータサーボ信号を生成し、ディスク駆動モータに出力する。
ADIP再生回路110は、信号増幅回路106から入力されたウォブル信号からアドレス情報および各種コントロール情報を再生し、これらをコントローラ111に出力する。
コントローラ111は、内蔵メモリに各種データを格納するとともに、あらかじめ設定されたプログラムに従って、各部を制御する。
なお、コントローラ111には、マニュファクチャIDと目標β値(βtarget)とを対応付けたβ値テーブルが保持されている。コントローラ111は、当該ディスクのリードイン領域(ADIP)から取得したマニュファクチャIDと、上記β値テーブルとを比較し、対応するβtargetを読み出してレーザパワー調整回路104に出力する。これをもとに、レーザパワー調整回路104は、記録レーザパワーの初期設定を行う。
また、コントローラ111には、半導体レーザ105aの雰囲気温度が常温(T0=25℃)であるときの出射レーザ光の波長(基準波長:λ0)に関する情報が保持されている。さらに、コントローラ111には、OPC時に使用するレーザパワーの初期値Pw0に関する情報が保持されている。コントローラ111は、OPC時に温度センサー112から入力される半導体レーザ105aの雰囲気温度Tをもとに、現時点における出射レーザ光の波長λを判定する。そして、判定した波長λから、レーザパワーの初期値Pw0を補正し、補正後のパワーをもとにOPCを行う。なお、OPC時の処理動作については、追って詳述する。
温度センサー112は、半導体レーザ105aの雰囲気温度を検出し、検出結果をコントローラ111に出力する。かかる温度センサー112は、たとえば、半導体レーザ105aを収容するCANにサーミスタを固着して構成されている。この場合、サーミスタからの検出値がコントローラ111に入力される。コントローラ111は、入力された検出値をもとに、半導体レーザ105aの雰囲気温度を取得する。
図3に、ディスク100の波長特性(レーザ波長とディスク反射率の関係)と波長補償テーブルの構成例を示す。
同図上段の波長特性のうち実線は、記録マークの形成によって反射率が低下する、いわゆるHigh-to-Lowディスクの波長特性の一般的傾向を示し、また、点線は、記録マークの形成によって反射率が上昇する、いわゆるLow-to-Highディスクの波長特性の一般的傾向を示すものである。
High-to-Lowディスクの場合、レーザ波長が406nmのときの反射率を70%とすると、これよりもレーザ波長が大きくなれば反射率が増加し、逆に、レーザ波長が小さくなれば反射率は減少する。ここで、反射率が増加すると、それに応じて光吸収率が低下するため、記録マークの形成にはその分大きなパワーが必要となる。逆に、反射率が減少すると、光吸収率が増加するため、小さなパワーで記録マークを形成できる。
同図下段に示す波長補償テーブルは、レーザ波長406nmを基準波長としたときに、各波長における必要パワー強度を係数として関係付けたものである。すなわち、波長408nmの場合には、406nmのときのレーザパワーの1.02倍のパワーが必要となり、また、波長404nmの場合には、406nmのときのレーザパワーの0.96倍のパワーが必要となる。なお、同図は一例であって、補償係数の値は、各ディスクの波長特性に応じて適宜修正される。同様に、Low-to-Highディスクの場合にも、当該ディスクの波長特性に応じて、補償係数が適宜設定される。
なお、上記の如く本実施例では、波長補償テーブルは、リードイン領域のADIPに含まれている。この他、ディスク上にピットの形態で波長補償テーブルを記録しておく形態や、記録レーザを用いたデータ記録の形態で波長テーブルを予め記録しておく形態とすることもできる。
図4に、OPC時における処理動作フローを示す。
ディスクが装着されると、リードイン領域のADIPが読み取られ、コントローラ111の内蔵メモリに格納される(S101)。しかる後、OPCが開始されると(S102:Y)、コントローラ111は、温度センサー112から現時点の温度T1を取得し(S103)、取得した温度T1と、出射レーザ光の波長が基準波長λ0であるときの半導体レーザ105aの雰囲気温度T0との差ΔTを求める(S104)。そして、求めた温度差ΔTから、基準波長λ0に対するシフト量Δλを算出し(S105)、算出したシフト量Δλを基準波長λ0に加算して、現時点の波長λ1を算出する(S106)。
なお、シフト量Δλの算出は、青紫レーザ光を出射する半導体レーザの雰囲気温度対波長シフトの関係式をもとに算出する。たとえば、赤色レーザ光の場合、雰囲気温度が10℃変化すると波長が2nmシフトする。これと同様に、青紫レーザ光を出射する半導体レーザの雰囲気温度対波長シフトの一般的傾向を統計的または実験的手法等をもとに把握し、この一般的傾向を示す関係式から、温度差ΔTから波長のシフト量Δλを算出する。
なお、関係式から算出する手法に代えて、雰囲気温度対波長シフトの一般的傾向をテーブルにて規定しておき、このテーブルをもとに、温度差ΔTに対する波長シフト量Δλを取得するようにしても良い。あるいは、温度差ΔTではなく、温度T1から直接、現在温度T1における波長λ1を取得するようにしても良い。この場合、上記関係式とテーブルは、波長λ1と温度T1との関係を示すものに修正される。
しかして、現時点における出射レーザ波長λ1を取得すると、次にコントローラ111は、S101にて保持されたADIP情報から波長補償テーブル(図3下段)を読み出し、読み出した波長補償テーブルから、基準波長λ0と現時点の波長λ1の補償係数α0、α1を取得する(S107)。そして、レーザパワーの初期値Pw0に補償係数α0、α1の比(α1/α0)を乗算し、その結果算出したレーザパワーPw1を、当該OPC時の初期パワーに設定する(S108)。
このようにして初期パワーPw1を設定した後、コントローラ111は、初期パワーPw1にて、インナードライブエリアまたはアウタードライブエリアの何れかに試し書きを行い、さらにこれを再生して、β値(=β1)を取得する(S109)。そして、取得したβ値と、ADIP情報から取得したマニュファクチャIDをもとにβ値テーブルから取得した目標β値(βtarget)とを比較し、比較結果をもとに、たとえば、βtarget−β1をβtargetに加算して、次の試し書き時に用いるレーザパワーPw2を設定する(S110)。
しかる後、コントローラ111は、初期パワーPw2にて、インナードライブエリアまたはアウタードライブエリアの何れかに試し書きを行い、さらにこれを再生して、β値(=β2)を取得する(S111)。そして、β1、β2から近似直線を算出し(S112)、この近似直線上、目標β値(βtarget)を与えるパワーPpを取得する(S113)。
しかして、パワーPpを取得すると、コントローラ111は、パワーPpにて、インナードライブエリアまたはアウタードライブエリアの何れかに試し書きを行い(S114)、さらにこれを再生して、デコーダ108からエラーレートErを取得する。そして、このエラーレートErと閾値Esを比較し、エラーレートErが閾値Es未満であれば(S115:Y)、パワーPpを記録パワーに設定する(S116)。他方、エラーレートErが閾値Es以上であれば(S115:N)、S109に戻り、以降の処理を繰り返す。
以上、本実施の形態によれば、温度から波長シフトを検出し、その検出結果に応じて、OPC時の初期パワーを調整するようにしたことから、適正な初期パワーにて円滑にOPCを行うことができる。特に、ディスクがHigh-to-Lowディスクであるか、Low-to-Highディスクであるかに関係なく、当該ディスクに予め記録されている波長補償テーブルをもとに初期パワーPw0を補償するのみで、それぞれのディスクに対し、OPC時の初期パワーを円滑に調整することができる。
上記実施の形態では、OPC時の初期パワーPw0を、波長補償テーブルをもとに補正するようにしたが、OPCにて設定された記録レーザパワーPpを調整する際に、波長補償テーブルを用いるようにすることもできる。
たとえば、OPCにて記録レーザパワーを設定した後、長時間そのまま放置し、再度、記録動作を行うような場合に、現時点の雰囲気温度と波長補償テーブルをもとに、記録レーザパワーPpを調整する。
図5は、この場合の処理フローを示す。この場合、コントローラ111は、まず、温度センサー112から現時点の温度T1を取得し(S201)、取得した温度T1と、出射レーザ光の波長が基準波長λ0であるときの半導体レーザ105aの雰囲気温度T0(本実施の形態では常温:25℃)との差ΔTを求める(S202)。次に、求めた温度差ΔTから、基準波長λ0に対するシフト量Δλを算出し(S203)、算出したシフト量Δλを基準波長λ0に加算して、現時点の波長λ1を算出する(S204)。そして、内蔵メモリに保持してあるADIP情報から波長補償テーブルを読み出し、読み出した波長補償テーブルから、現時点の波長λ1の補償係数α1を取得する(S205)。
しかる後、コントローラ111は、基準波長λ0と、記録レーザパワーPpおよび初期パワーPw0からλ2=λ0×(Pp/Pw0)を演算し、波長λ2を取得する(S206)。この波長λ2は、記録レーザパワー設定時(OPC時)のレーザ波長を与える。そして、波長補償テーブルから、波長λ2に対する補償係数α2を取得する(S207)。
しかして、補償係数α1、α2を取得すると、コントローラ111は、先に設定されている記録レーザパワーPpに補償係数α1、α2の比(α1/α2)を乗算し(S208)、その結果算出したレーザパワーPpを、当該記録時の記録レーザパワーPpに設定する(S209)。そして、設定した記録レーザパワーPpにて順次記録を行い(S210)、その後、記録レーザパワーの調整タイミング(R−OPC:Running-OPC)となる毎に、たとえば、再生RF信号の変調度がレーザパワー設定時(OPC時)の変調度に追従するようにして、レーザパワー調整を行う(S211)。かかるS210とS211に処理は、記録データが終了するまで繰り返し行われる(S212)。そして、記録データが終了すると(S212:Y)、当該記録動作が終了される。
本実施の形態によれば、記録動作の再開時に、再度の試し書きによって記録レーザパワーを設定(OPC)しなくとも、記録レーザパワーを適正パワーに設定することができる。よって、インナードライブエリアまたはアウタードライブエリアを消費することなく、円滑かつ迅速に、記録動作に移行することができる。
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明は、かかる実施の形態に限定されるものではなく、他に種々の変更が可能であることは言うまでもない。
たとえば、上記実施の形態では、OPC時の初期パワーPw0として、コントローラ111の内蔵メモリに保持されている初期パワーを用いるようにしたが、ディスクのADIP情報中に含まれている初期パワーを用いるようにしても良い。
また、上記実施の形態では、波長補償テーブルに補償係数を記述するようにしたが、これに代えて、反射率や光吸収率などの波長特性値を記述するようにしても良い。なお、この場合には、波長補償テーブルの記述内容に応じて、OPC時の初期パワーPw0の補正処理(実施例1)ないし記録動作再開時の記録レーザパワーPpの補正処理(実施例2)を適宜変更する必要がある。
たとえば、波長補償テーブルに反射率が記述されている場合には、実施例1においては、S107にて、基準波長λ0と現時点の波長λ1にそれぞれ対応する反射率r0とr1を波長補償テーブルから取得し、S108にて、Pw1=Pw0×(r1/r0)×γを演算してOPC時の初期パワーPw1を設定する。なお、γは、反射率比を必要パワー比に変換する補正係数である。同様に、実施例2においては、S205とS207にて、現時点の波長λ1とOPC時の波長λ2にそれぞれ対応する反射率r1とr2を波長補償テーブルから取得し、S208にて、Pp=Pp×(r1/r2)×γを演算して当該記録時の記録レーザパワーPpを設定する。
なお、波長補償テーブルに光吸収率が記述されている場合には、反射率+光吸収率=100%の関係から、反射率=100−光吸収率として、上記反射率における算出式を光吸収率による算出式に変更すれば良い。すなわち、実施例1においては、S107にて、基準波長λ0と現時点の波長λ1にそれぞれ対応する光吸収率a0とa1を波長補償テーブルから取得し、S108にて、Pw1=Pw0×{(100−a1)/(100−a0)}×γを演算してOPC時の初期パワーPw1を設定する。また、実施例2においては、S205とS207にて、現時点の波長λ1とOPC時の波長λ2にそれぞれ対応する光吸収率a1とa2を波長補償テーブルから取得し、S208にて、Pp=Pp×{(100−a1)/(100−a2)}×γを演算して当該記録時の記録レーザパワーPpを設定する。
この他、上記実施の形態では、β法にて記録レーザパワーを設定(OPC)するようにしたが、これ以外の設定手法を用いるものであっても良い。さらに、本発明は、HDDVD−Rの記録再生装置に限らず、他の光ディスク装置にも適宜適用可能なものである。
本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
実施の形態に係る光ディスクの構成を示す図 実施の形態に係る光ディスク装置の構成を示す図 実施の形態に係る波長補償テーブルの構成を示す図 実施の形態に係るOPC処理を示すフローチャート 実施の形態に係るレーザパワー調整処理を示すフローチャート β法によるレーザパワーの設定方法を説明する図
符号の説明
100 ディスク
103 レーザ駆動回路
104 レーザパワー調整回路
105 光ピックアップ
106 信号増幅回路
110 ADIP再生回路
111 コントローラ
112 温度センサー

Claims (8)

  1. レーザ光を用いてディスクに情報を記録再生する光ディスク装置において、
    レーザ波長と記録特性の関係を規定する波長特性規定手段と、
    出射レーザ光の波長を判定する波長判定手段と、
    前記波長判定手段にて判定された波長を前記波長特性規定手段に適用して当該波長に対する記録特性を取得する記録特性取得手段と、
    前記記録特性取得手段にて取得された記録特性に基づいてレーザパワーを調整するレーザパワー調整手段と、
    を有することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 請求項1において、
    前記波長特性規定手段は、レーザ波長とレーザパワーの補正値とを関係付けたテーブルを含み、前記記録特性取得手段は、前記判定された波長に対する補正値を前記テーブルから取得し、前記レーザパワー調整手段は、前記テーブルから取得した補正値をもとにレーザパワーの設定値を補正する、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記波長判定手段は、半導体レーザの雰囲気温度を取得する温度取得手段を含み、該温度取得手段にて取得した温度と、雰囲気温度に対するレーザ波長の変化特性の関係から、出射レーザ光の波長を判定する、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  4. 請求項1ないし3の何れかにおいて、
    前記レーザパワー調整手段は、記録レーザパワーの設定時に試し書き用として使用する初期レーザパワーを、前記記録特性取得手段にて取得された記録特性に基づいて調整する、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  5. 請求項1ないし4の何れかにおいて、
    前記レーザパワー調整手段は、既設定の記録レーザパワーを、前記記録特性取得手段にて取得された記録特性に基づいて調整する、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  6. レーザ波長と記録特性の関係を規定する波長特性情報が物理的性状の設定にて記録されている記録媒体。
  7. 請求項6において、
    前記波長特性情報は、レーザ波長とレーザパワーの補正値とを関係付けたテーブルを含む、記録媒体。
  8. 請求項6または7において、
    前記波長特性情報は、レーザ波長と記録層の光反射率または光吸収率とを関係付けたテーブルを含む、記録媒体。
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